JPH06292146A - テレビジョン信号処理回路 - Google Patents

テレビジョン信号処理回路

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JPH06292146A
JPH06292146A JP5075469A JP7546993A JPH06292146A JP H06292146 A JPH06292146 A JP H06292146A JP 5075469 A JP5075469 A JP 5075469A JP 7546993 A JP7546993 A JP 7546993A JP H06292146 A JPH06292146 A JP H06292146A
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Application number
JP5075469A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Hayashi
健一郎 林
Teiji Kageyama
定司 影山
Koji Handa
宏治 半田
Hideyo Uehata
秀世 上畠
Akira Kisoda
晃 木曽田
Takaya Hayashi
貴也 林
Yasuyo Ogata
康世 小方
Yoshio Yasumoto
吉雄 安本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP5075469A priority Critical patent/JPH06292146A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レターボックス方式と呼ばれるテレビジョン
放送方式において、送信側でオフセットを付加され伝送
される付加情報信号から、共に伝送される基準信号を用
いて、受信側でそのオフセットを除去し元の付加情報信
号を誤差なく正確に再生する。 【構成】 入力テレビジョン信号中の所定の走査線に含
まれるオフセット基準値及びその走査線の直流レベル基
準値と、付加情報信号を含む各走査線の直流レベルをレ
ベル検出回路2により検出し、ホールド回路3、4、5
により保持したオフセット基準値、直流レベル基準値、
及び各走査線の直流レベルに対し、加算器6により加減
算を施すことにより、直流レベル変動の影響を各走査線
毎に補正したオフセット値が得られる。このオフセット
値に対し誤差除去回路7により誤差除去処理を施し、加
算器8によりその信号を入力テレビジョン信号から減じ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NTSC(National T
elevision System Committee)方式やPAL(Phase Al
ternation by Line)方式などアスペクト比が4:3で
ある現行のテレビジョン放送方式と両立性を保ちなが
ら、4:3より大きなアスペクト比を有し高画質な画像
を伝送できる、ワイドテレビジョン放送方式に準拠した
テレビジョン信号の処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現行のテレビジョン放送方式と両立性を
保つワイドテレビジョン放送方式の中にレターボックス
方式と呼ばれる方式がある。これは例えばNTSC方式
の場合、有効走査線(1フィールドあたり約240本)
の内、約180本を用いてアスペクト比16:9の映像
信号を伝送するものである。この時生じる残りの走査線
(1フィールドあたり約60本)を用いて、何らかの付
加情報信号を伝送することが提案されている。このよう
な付加情報として例えば、画像の水平周波数高域成分、
垂直周波数高域成分、垂直−時間周波数高域成分などが
考えられる。これらの信号は正負の極性を有する信号で
あるので、現行のテレビジョン放送方式で伝送可能な信
号レベルに収まるように、送信側で何らかのオフセット
が加えられる。
【0003】このようにして伝送された付加情報信号を
受信側で処理する際には、付加情報信号に加えられてい
るオフセットを除去して元の付加情報信号を再生する必
要がある。そのため、オフセット値の基準信号を伝送す
ることが考えられている(例えば、テレビジョン学会技
術報告 Vol.14.No.20,第19頁から第2
4頁、あるいは、テレビジョン学会技術報告 Vol.
14.No.28,第19頁から第24頁など)。受信
側では、この基準信号を用いてオフセット基準値を検出
した後、この値を次の基準信号が来るまで保持し、伝送
された信号からこの値を減じることで元の付加情報信号
を再生する。
【0004】一般にテレビジョン受像機では、クランプ
回路により信号の直流レベルを固定しているが、クラン
プ回路の性能によっては、出力された信号の直流レベル
が変動している場合がある。このように直流レベルが変
動している信号から、一定の値に保持されたオフセット
基準値を減じると付加情報信号に不要なオフセット値が
残る。そこで、直流レベル変動に応じてオフセット基準
値を各走査線毎に補正するような回路が提案されている
(例えば、特願平4−100827号)。
【0005】以下に、そのようなテレビジョン信号処理
回路の従来例の構成と動作について、図面を用いて説明
する。
【0006】図6は、そのような従来例の構成を示すブ
ロック図である。図6において、入力端子1はレベル検
出回路2の入力、及び加算回路10の第一の入力に接続
される。レベル検出回路2の出力は、オフセット基準値
ホールド回路3の入力、直流レベル基準値ホールド回路
4の入力、及び直流レベルホールド回路5の入力に接続
される。オフセット基準値ホールド回路3の出力は、加
算回路10の第二の入力に接続される。直流レベル基準
値ホールド回路4の出力は、加算回路10の第三の入力
に接続される。直流レベルホールド回路5の出力は、加
算回路10の第四の入力に接続される。加算回路10の
出力は出力端子9に接続される。
【0007】次に、図6の従来例の動作について説明す
る。図6におけるレベル検出回路2は、入力テレビジョ
ン信号中の、図7(a)に示すような基準信号を伝送し
ている走査線の直流レベル基準値として、例えばバック
ポーチ部713のレベル715、及びオフセット基準値
としてオフセット基準値部714のレベル716、さら
に図7(b)に示すような付加情報信号を伝送している
走査線の直流レベルとして、バックポーチ部723のレ
ベル725を出力する。この際、レベルのある期間にお
ける平均値をとることにより、レベル検出の誤差を低減
することができるが、簡単な構成では省略することも可
能である。また、直流レベル基準値として、バックポー
チ部713の他、フロントポーチ部711、あるいはシ
ンクチップ部712なども用いることができる。同様
に、直流レベルとして、バックポーチ部723の他、フ
ロントポーチ部721、あるいはシンクチップ部722
なども用いることができる。ただし、直流レベル基準値
と直流レベルとでは、同じ部分を用いなければならな
い。
【0008】図6におけるレベル検出回路2は、入力信
号がA−D変換されたデジタル信号である場合、例えば
図2に示すような構成で実現できる。図2におけるアキ
ュムレータ210は、加算器211とラッチ212から
なり、入力された信号の所望の期間を累積加算する。パ
ルス発生回路220は累積期間制御信号221とクロッ
ク222を発生し、アキュムレータ210を制御する。
アキュムレータ210は累積期間制御信号221が”
1”の期間だけ、入力信号を累積加算するならば、図8
(a)に示すような入力信号に対し、累積期間制御信号
221は、例えば図8(b)に示すようになる。除算器
230はレベルの平均値を求めるため、アキュムレータ
210の出力を累積期間に応じた数で割る。ただし、累
積期間をクロック周期の2n倍(nは整数)に選べば、
この除算はビットシフトにより実現されるため、省略す
ることも可能である。
【0009】図6におけるオフセット基準値ホールド回
路3は、レベル検出回路2が出力するオフセット基準値
716を、次に基準信号が来るまで保持する。同様に図
6における直流レベル基準値ホールド回路4は、レベル
検出回路2が出力する直流レベル基準値715を、次に
基準信号が来るまで保持する。また、図6における直流
レベルホールド回路5は、レベル検出回路2が出力する
直流レベル725を、1水平走査期間保持する。
【0010】図6におけるオフセット基準値ホールド回
路3、直流レベル基準値ホールド回路4、及び直流レベ
ルホールド回路5は、入力信号がA−D変換されたデジ
タル信号である場合、例えば図3に示すような構成で実
現できる。図3におけるラッチ310は、パルス発生回
路320が発生するホールド期間制御信号321によ
り、入力された信号をそれぞれの回路に応じた期間保持
する。ポジティブエッジトリガのラッチを用いた場合、
図8(a)に示すような入力信号に対し、図6における
オフセット基準値ホールド回路3、直流レベル基準値ホ
ールド回路4、及び直流レベルホールド回路5のホール
ド期間制御信号321は、それぞれ図8(c)、図8
(d)及び図8(e)に示すようになる。
【0011】図6における加算回路10は、入力テレビ
ジョン信号の内、図7(b)に示すような伝送された付
加情報信号724から、オフセット基準値ホールド回路
3が出力するオフセット基準値716を減じ、直流レベ
ル基準値ホールド回路4が出力する直流レベル基準値7
15を加え、直流レベルホールド回路5が出力する直流
レベル725を減じることにより、元の付加情報信号7
31を出力する。この演算は、図7(b)に示すような
直流レベル変動727の影響を補正したオフセット値7
26を、伝送された付加情報信号724から減じること
と等価であるので、図7(c)に示すように元の付加情
報信号731を、不要なオフセットを残すことなく正確
に再生することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図6の従来例では、理
想的には図9(a)に示すようになるはずのオフセット
値が、A−D変換の際の量子化誤差、レベル検出回路の
検出精度及び除算による丸め誤差等により、図9(b)
に示すようになることがある。そのように誤差を含んだ
オフセット値を、伝送された付加情報信号から減じる
と、元の付加情報信号を正確に再生することができな
い。そして、付加情報信号が前記のような画像の水平周
波数高域成分、垂直周波数高域成分、垂直−時間周波数
高域成分などである場合、誤差を含んだ信号を画像に付
加することになり、横線状のノイズとなって現れるので
画質を劣化させることがある。
【0013】本発明は、前記のような従来例の問題点を
解消するためになされたもので、元の付加情報信号をオ
フセットの誤差なく正確に再生する、テレビジョン信号
処理回路を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力テレビジョン信号中の基準信号に含
まれるオフセット基準値及び各走査線の直流レベルを検
出するレベル検出回路と、前記レベル検出回路が出力す
るオフセット基準値を次の基準信号が入力されるまで保
持する第一のホールド回路と、前記レベル検出回路が出
力する基準信号を含む走査線の直流レベルを、直流レベ
ル基準値として、次の基準信号が入力されるまで保持す
る第二のホールド回路と、前記レベル検出回路が出力す
る各走査線の直流レベルを、1水平走査期間保持する第
三のホールド回路と、前記第一のホールド回路が出力す
るオフセット基準値から、前記第二のホールド回路が出
力する直流レベル基準値を減じ、前記第三のホールド回
路が出力する直流レベルを加える第一の加算回路と、前
記第一の加算回路が出力する信号からオフセットの誤差
成分を除去する誤差除去回路と、前記入力テレビジョン
信号から、前記誤差除去回路が出力する信号を減じる第
二の加算回路とからなる。
【0015】
【作用】本発明は上記構成により、入力テレビジョン信
号中の基準信号に含まれるオフセット基準値及び各走査
線の直流レベルをレベル検出回路により検出し、ホール
ド回路により保持したオフセット基準値、直流レベル基
準値、及び各走査線の直流レベルに対し、加算器により
加減算を施すことにより、直流レベル変動の影響を各走
査線毎に補正したオフセット値が得られる。このオフセ
ット値に対し誤差除去回路により誤差除去処理を施し、
加算器によりその信号を入力テレビジョン信号から減じ
ることにより、元の付加情報信号を誤差なく正確に再生
することができる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を用い
て説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図1において、図6と同一の符号を付
した構成要素は、従来例と同じ構成要素及び動作を表
す。
【0018】図1において、入力端子1はレベル検出回
路2の入力、及び加算器8の第一の入力に接続される。
レベル検出回路2の出力は、オフセット基準値ホールド
回路3の入力、直流レベル基準値ホールド回路4の入
力、及び直流レベルホールド回路5の入力に接続され
る。オフセット基準値ホールド回路3の出力は、加算回
路6の第一の入力に接続される。直流レベル基準値ホー
ルド回路4の出力は、加算回路6の第二の入力に接続さ
れる。直流レベルホールド回路5の出力は、加算回路6
の第三の入力に接続される。加算回路6の出力は誤差除
去回路7の入力に接続される。誤差除去回路7の出力は
加算器8の第二の入力に接続される。加算器8の出力は
出力端子9に接続される。
【0019】次に、図1の実施例の動作について説明す
る。図1におけるレベル検出回路2は、入力テレビジョ
ン信号中の、図7(a)に示すような基準信号を伝送し
ている走査線の直流レベル基準値として、例えばバック
ポーチ部713のレベル715、及びオフセット基準値
としてオフセット基準値部714のレベル716、さら
に図7(b)に示すような付加情報信号を伝送している
走査線の直流レベルとして、バックポーチ部723のレ
ベル725を出力する。この際、レベルのある期間にお
ける平均値をとることにより、レベル検出の誤差を低減
することができるが、簡単な構成では省略することも可
能である。また、直流レベル基準値として、バックポー
チ部713の他、フロントポーチ部711、あるいはシ
ンクチップ部712なども用いることができる。同様
に、直流レベルとして、バックポーチ部723の他、フ
ロントポーチ部721、あるいはシンクチップ部722
なども用いることができる。ただし、直流レベル基準値
と直流レベルとでは、同じ部分を用いなければならな
い。
【0020】図1におけるオフセット基準値ホールド回
路3は、レベル検出回路2が出力するオフセット基準値
716を、次に基準信号が来るまでホールドする。同様
に図1における直流レベル基準値ホールド回路4は、レ
ベル検出回路2が出力する直流レベル基準値715を、
次に基準信号が来るまでホールドする。また、図1にお
ける直流レベルホールド回路5は、レベル検出回路2が
出力する直流レベル725を、1水平走査期間ホールド
する。
【0021】図1における加算回路6は、オフセット基
準値ホールド回路3が出力するオフセット基準値716
から、直流レベル基準値ホールド回路4が出力する直流
レベル基準値715を減じ、こらに直流レベルホールド
回路5が出力する直流レベル725を加えることによ
り、直流レベル変動727の影響を補正したオフセット
レベル726を出力する。
【0022】図1における誤差除去回路7は、加算回路
6が出力するオフセット値726から不要な誤差を除去
する。
【0023】図1における誤差除去回路7の構成例を図
4に示す。図4の構成例では、図1における誤差除去回
路7は、オフセット値遅延回路410と多数決回路42
0とからなる。オフセット値遅延回路410は少なくと
も二つの遅延器からなり、垂直軸方向あるいは時間軸方
向に隣接する少なくとも三本の走査線に対応するオフセ
ット値を組にして出力する。
【0024】図4の構成例では、オフセット値遅延回路
410は二つの1ライン期間遅延器411と412から
なり、垂直軸方向に隣接する3本の走査線に対応するオ
フセット値を出力する。また、多数決回路420は入力
信号の数に対応した比較器と、切り替え器、及び切り替
え器を制御する信号を生成するための組み合わせ回路か
らなり、入力された少なくとも三つのオフセット値を比
較し、最も出現数の多いものを出力する。オフセット値
は垂直軸方向及び時間軸方向に大きな相関を持っている
ので、この多数決処理により、ある走査線で孤立して発
生する誤差を除去することができる。図4の構成例で
は、多数決回路420は二つの比較器421と422、
一つの切り替え器423、及び論理否定器424と論理
積器425からなり、垂直軸方向に隣接する三本の走査
線に対応するオフセット値のうち、最も上の走査線に対
応するオフセット値と最も下の走査線に対応するオフセ
ット値が等しく、かつ、中央の走査線に対応するオフセ
ット値がそれらの値と異なる場合のみ上下の走査線に対
応するオフセット値を出力し、その他の場合は中央の走
査線に対応するオフセット値を出力する。
【0025】なお図4の構成例では、オフセット値遅延
回路410は二つの1ライン期間遅延器からなり、垂直
軸方向に隣接する三本の走査線に対応するオフセット値
を出力するが、この本数はそれ以上の数であってもかま
わない。また、1ライン期間遅延器の代わりに1フレー
ム期間遅延器を用い、時間軸方向に隣接する少なくとも
三本の走査線に対応するオフセット値を出力してもかま
わない。
【0026】図1における誤差除去回路7の別の構成例
を図5に示す。図5の構成例では、図1における誤差除
去回路7は、重み付け加算回路510と1フレーム期間
遅延器520とからなる。重み付け加算回路510は二
つの係数器511と512、及び加算器513からな
り、入力されるオフセット値と1フレーム期間遅延器5
20により遅延された出力信号の重み付け加算を行う。
ここで図5におけるkは0以上1以下の数である。図5
の構成例は再帰型のフィルターを構成しており、その伝
達関数は1フレーム期間遅延演算子をu-1とすると、 H(u)=(1−k)/(1−ku-1) =(1−k)(1+ku-1+k2-2+k3-3+…) となり、過去の値の加算となっている。図9(a)に示
すように、直流レベル変動を補正したオフセット値はフ
ィールド毎にほぼ同じ値を示す、つまり時間軸方向に非
常に大きな相関を持つのに対し、誤差は一般に、図9
(b)に示すように垂直軸方向、及び時間軸方向にも無
相関に発生する。従って、過去の値を加算すると誤差は
相殺され減少するが、オフセット値は保存される。ま
た、一般画像に対する雑音低減回路の場合と異なり、オ
フセット値の時間軸方向の相関が非常に大きいので、定
数kを大きく設定することにより、大きな誤差低減効果
を得ることができる。
【0027】なお、オフセット値は垂直軸方向にもかな
り相関があるので、図5における1フレーム期間遅延器
の代わりに1ライン期間遅延器を用いてもかまわない。
【0028】図1における加算器8は、入力テレビジョ
ン信号の内、図7(b)に示すような伝送された付加情
報信号724から、誤差除去回路7が出力する、誤差を
除去したオフセット値726を減じ出力する。これによ
り元の付加情報信号731を誤差なく正確に再生するこ
とができる。
【0029】なお、オフセット値は1水平走査期間保持
されているため、入力信号がA−D変換されたデジタル
信号である場合、実施例における1ライン期間遅延器は
ラッチを用いて、1フレーム期間遅延器は1フレームあ
たりの走査線数に等しい段数のシフトレジスタを用いて
それぞれ実現することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、直流レベ
ル変動の影響を補正したオフセット値に対し、誤差除去
処理を施すことにより、元の付加情報信号を誤差なく正
確に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョン信号処理回路の一実施例
の構成を示すブロック図
【図2】本発明に係るレベル検出回路の構成例を示すブ
ロック図
【図3】本発明に係るオフセット基準値ホールド回路、
直流レベル基準値ホールド回路、及び直流レベルホール
ド回路の構成例を示すブロック図
【図4】本発明に係る誤差除去回路の一実施例を示すブ
ロック図
【図5】本発明に係る誤差除去回路の他の実施例を示す
ブロック図
【図6】本発明に関わるテレビジョン信号処理回路の従
来例の構成を示すブロック図
【図7】(a)は本発明に係る基準信号を伝送している
走査線信号の例を示す波形図 (b)は本発明に係る付加情報信号を伝送している走査
線信号の例を示す波形図 (c)は本発明に係る付加情報信号の例を示す波形図
【図8】(a)は本発明に係るテレビジョン信号の例を
示す波形図 (b)は本発明に係るレベル検出回路の累積期間制御信
号の例を示す波形図 (c)は本発明に係るオフセット基準値ホールド回路の
ホールド期間制御信号の例を示す波形図 (d)は本発明に係る直流レベル基準値ホールド回路の
ホールド期間制御信号の例を示す波形図 (e)は本発明に係る直流レベルホールド回路のホール
ド期間制御信号の例を示す波形図
【図9】(a)は本発明の実施例において、理想的に直
流レベル変動を補正したオフセット値の例を示す波形図 (b)は本発明の従来例において、誤差を含んで直流レ
ベル変動を補正したオフセット値の例を示す波形図
【符号の説明】
1 入力端子 2 レベル検出回路 3 オフセット基準値ホールド回路 4 直流レベル基準値ホールド回路 5 直流レベルホールド回路 6 加算回路 7 誤差除去回路 8 加算器 9 出力端子 10 加算回路 210 アキュムレータ 211 加算器 212 ラッチ 220 パルス発生回路 230 除算器 310 ラッチ 320 パルス発生回路 410 オフセット値遅延回路 411〜412 1ライン期間遅延器 420 多数決回路 421〜422 比較器 423 切り替え器 424 論理否定器 425 論理積器 510 重み付け加算回路 511〜512 係数器 513 加算器 520 1フレーム遅延器
フロントページの続き (72)発明者 上畠 秀世 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 木曽田 晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 林 貴也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小方 康世 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安本 吉雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力テレビジョン信号中の所定の走査線に
    含まれるオフセット基準値及びその走査線の直流レベル
    基準値と、付加情報信号を含む各走査線の直流レベルを
    検出するレベル検出回路と、前記レベル検出回路が出力
    するオフセット基準値を次のオフセット基準値が入力さ
    れるまで保持する第一のホールド回路と、前記レベル検
    出回路が出力する直流レベル基準値を次のオフセット基
    準値が入力されるまで保持する第二のホールド回路と、
    前記レベル検出回路が出力する直流レベルを1水平走査
    期間保持する第三のホールド回路と、前記第一のホール
    ド回路が出力するオフセット基準値から、前記第二のホ
    ールド回路が出力する直流レベル基準値を減じ、前記第
    三のホールド回路が出力する直流レベルを加える第一の
    加算回路と、前記第一の加算回路が出力する信号からオ
    フセットの誤差成分を除去する誤差除去回路と、前記入
    力テレビジョン信号から、前記誤差除去回路が出力する
    信号を減じる第二の加算回路とからなるテレビジョン信
    号処理回路。
  2. 【請求項2】レベル検出回路は、オフセット基準値、直
    流レベル基準値、及び直流レベルの時間平均値を求める
    平均値回路であることを特徴とする請求項1記載のテレ
    ビジョン信号処理回路。
  3. 【請求項3】平均値回路は、入力信号を一定期間累積加
    算する累積加算器と、前記累積加算器の出力を前記期間
    に応じた値で除する除算手段とからなる請求項2記載の
    テレビジョン信号処理回路。
  4. 【請求項4】誤差除去回路は、垂直軸方向あるいは時間
    軸方向に隣接する少なくとも三本の走査線に対応するオ
    フセット値を出力するオフセット値遅延回路と、前記オ
    フセット値遅延回路が出力する少なくとも三つのオフセ
    ット値のうち、最も出現数の多いものを出力する多数決
    回路とからなる請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のテレビジョン信号処理回路。
  5. 【請求項5】オフセット値遅延回路は少なくとも二つの
    遅延器からなる請求項4記載のテレビジョン信号処理回
    路。
  6. 【請求項6】多数決回路は、少なくとも三つのオフセッ
    ト値を比較する比較回路と、前記比較回路が出力する比
    較結果を用いて少なくとも三つの前記オフセット値のう
    ちの一つを選択し出力する選択回路とからなる請求項4
    または請求項5記載のテレビジョン信号処理回路。
  7. 【請求項7】誤差除去回路は、重み付け加算回路と遅延
    器とからなり、前記重み付け加算回路は入力信号と、遅
    延器により遅延した出力信号との重み付け加算を行うこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のテレビジョン信号処理回路。
  8. 【請求項8】重み付け加算回路は、入力信号、及び遅延
    器により遅延した出力信号にそれぞれ係数を乗じる二つ
    の係数器と、前記二つの係数器の出力を加算する加算器
    とからなる請求項7記載のテレビジョン信号処理回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0716540A2 (en) * 1994-12-07 1996-06-12 Lg Electronics Inc. Direct current offset compensation circuit for pal plus television
EP0716540A3 (en) * 1994-12-07 1996-12-18 Lg Electronics Inc DC component offset compensation circuit for pal-plus television

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