JP2770319B2 - 楽音制御装置 - Google Patents

楽音制御装置

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JP2770319B2
JP2770319B2 JP63121494A JP12149488A JP2770319B2 JP 2770319 B2 JP2770319 B2 JP 2770319B2 JP 63121494 A JP63121494 A JP 63121494A JP 12149488 A JP12149488 A JP 12149488A JP 2770319 B2 JP2770319 B2 JP 2770319B2
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秀雄 鈴木
俊一 松島
雅彦 小幡
真雄 坂間
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、人体各部の関節の曲げ角度に応じて楽音
を制御することができる楽音制御装置に関するものであ
る。
「従来の技術」 従来、楽音の発生は、ピアノ,バイオリン等の楽器を
演奏するか、声帯によるかのいずれかによって行なわ
れ、リズム体操等における人間の動作、すなわち人体各
部の関節の曲げ角度を楽音に変換することは全く行なわ
れていなかった。
「発明が解決しようとする課題」 そこでこの発明は、人体各部の関節の曲げ角度を確実
に検出することができ、検出した角度に応じて楽音を制
御することができる楽音制御用サポータを提供すること
を目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、人体の関節部に装着される装着具と、関
節の曲げ角度に対応した信号を楽音を制御するための楽
音制御信号として出力する長尺状に構成された角度検出
手段であって、前記装着具に対して、一端側が固定され
るとともに他端側が該手段の長手方向にスライド可能と
したものとを具備することを特徴としている。また、他
の発明は、さらに、前記装着具に対して、前記角度検出
手段を着脱自在に装着する繋止手段を具備することを特
徴としている。
「作用」 上記の構成によれば、人体各部の関節の曲げ角度を確
実に検出することができ、検出した角度に応じて楽音を
制御することができるので、リズム体操等における人間
の動作を楽音に変換することが可能となり、また、さら
に、装着具に対して角度検出手段を着脱自在に装着する
繋止手段を具備することによって、リズム体操等に伴う
発汗によって装着具が汚れた場合、角度検出手段を取り
外して自由に洗濯することができ、さらにリズム体操等
の激しい動きによって、角度検出手段が故障した場合、
これを即座に交換することができる。
「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明
する。
第1図はこの発明の一実施例による右肘用サポータ2R
の構成を示す正面図、第2図(イ)および(ロ)は同実
施例による角度検出器8Rの一部切欠側面図および正面
図、第3図は同実施例による角度検出器8Rの部分構成を
示す分解斜視図、第4図はこの同実施例を適用した楽音
制御装置の構成を示す正面図である。
まず、第1図〜第3図を参照して、右肘用サポータ2R
の構成について説明する。この右肘用サポータ2Rは、装
着具7Rと、角度検出器8Rとから構成される。装着具7Rは
演奏者の右腕の肘関節の部分に装着されているもので、
伸縮性を有する素材、例えば、ナイロン84%,ポリウレ
タン16%からなるエネル8000(商品名)によって構成さ
れている。また、角度検出器8Rは以下のように構成され
ている。
角度検出器8Rにおいて、31,32はそれらの端部31a,32a
同士がピン33によって互いに回動自在に連結された板体
であり、ホック34,35,36によって装着具7Rに着脱自在に
取り付けられている。これらの板体31,32は、ほぼ同一
寸法の長尺状のプラスチック板等によって構成されてい
る。板体31の裏面にはホック34,35の雄側34a,35aが取り
付けられており、また、装着具7Rには、これらの雄側34
a,35aがはめ込まれ雌側34b,35bが取り付けられている。
また、板体32にはその長手方向に沿って長孔32bが形成
されており、この長孔32bには、可動部材37が移動自在
にはめ込まれている。可動部材37の裏面にはホック36の
雄側36aが取り付けられており、装着具7Rには、この雄
側36aがはめ込まれる雌側36bが取り付けられている。
また、板体31,32の各端部31a,32aの、互いに対向する
各面には、第3図に示すように、ポテンショメータとし
ての機能を担う抵抗体38および固定接点39と、摺動接点
40とが各々設けられている。この場合、板体31の端部31
aには、ピン33が挿入された上で固着される孔31bが形成
されており、この孔31bの周囲には固定接点39が設けら
れ、また孔31bを中心とする仮想円周上には略円弧状の
抵抗体38が設けられている。一方、板体32の端部32aに
は、ピン33が回動自在に挿入される孔32cが形成されて
おり、この孔32cの周囲には、抵抗体38と固定接点39に
接触する摺動接点40が設けられている。この摺動接点40
は、固定接点39に常に接触する環状部40aと、板体31,32
が相対的に回動するのに伴って、抵抗体38に接触しつつ
摺動する凸部40bとからなる。また、抵抗体38の端部に
設けられた端子38aにはリード線42が接続され、固定接
点39の端部に設けられた端子39aにはリード線43が接続
され、これらのリード線42,43は第1図に示すケーブル4
4Rを介してコネクタ45Rに接続されている。
以上のように構成された右肘用サポータ2Rを、第1図
に示すように右腕に装着し、その右腕を同図に2点鎖線
Aで示すように曲げ、もしくは2点鎖線Bで示すように
伸ばすと、この腕の動きに伴って板体32がピン33を軸と
して回動する。この回動に伴って、摺動接点40の凸部40
bが抵抗体38上を摺動し、これにより、抵抗体38の端子3
8aと、固定接点39の端子39a間の抵抗値が、摺動接点40
の位置、すなわち右腕の曲げ角度に応じて変化する。こ
の場合、腕の曲げ伸ばしにより板体31,32が回動するの
に伴って、可動部材37が長孔32bに沿って移動するの
で、腕の動きが妨げられることがない。
次に、左肘用サポータ2Lは、第4図に示すように、演
奏者の左腕の肘関節の部分に装着される装着具7Lとこの
装着具7Lに着脱自在に取り付けられた角度検出器8Lとか
ら構成されており、また、右手用サポータ2Hは、伸縮性
を有する素材によって構成された手袋状の装着具7Hと、
この装着具7Hの手首関節を覆う部分に着脱自在に取り付
けられた角度検出器8Hと、装着具7Hの各指先端部の内面
に各々設けられた感圧素子17a〜17dとから構成されてい
る。それら角度検出器8L,8Hは上述した角度検出器8Rと
同様の構成なので、その説明は省略する。
なお、感圧素子17a〜17dは、各指先から受ける押圧力
に応じて固有抵抗値が変化するもので、指を伸ばした状
態においては、各感圧素子17a〜17dに押圧力が作用せ
ず、指を曲げた状態において、各指先の曲げ角度に応じ
た押圧力が各感圧素子17a〜17dに作用して、その固有抵
抗値が変化するようになっている。
そして、上述した構成の右肘用サポータ2Rと、左肘用
サポータ2Lと、右手用サポータ2Hは、ケーブル44R,44L,
44Hおよびコネクタ45R,45L,45Hを各々介して楽音制御装
置本体1に接続されており、この装置本体1はベルト5
によって演奏者の腰に装着されるようになっている。
次に、装置本体1は、第5図に示すように構成されて
いる。この図において、20は7チャンネルのアナログ・
マルチプレクサであり、そのセレクト端子に供給される
チャンネル・セレクト信号CSに基づいて、角度検出器8
R,8L,8Hおよび感圧素子17a〜17dから各々供給される検
出信号(電圧信号)のいずれかひとつを択一選択して出
力する。21はアナログ・マルチプレクサ20から供給され
た検出信号を、所定ビットのディジタル検出データに変
換するA/Dコンバータである。また、22はCPU(中央処理
装置)、23はCPU22で用いられるプログラムが記憶され
たROM(リードオンリメモリ)、24はワークエリアとし
て用いられるRAM(ランダムアクセスメモリ)である。C
PU22は、アナログ・マルチプレクサ20に順次変化するチ
ャンネル・セレクト信号CSを供給し、角度検出器8R,8L,
8Hおよび感圧素子17a〜17dの出力を高速でスキャンす
る。また、このCPU22は、角度検出器8Rおよび8Lから各
々供給され、A/Dコンバータ21で変換された検出データ
に基づいて、右肘および左肘の各曲げ角度を4段階で判
別し、この判別結果に基づいて、右肘と左肘の各曲げ角
度の組み合わせに応じて所定の音高を指示するキーコー
ドデータKCを作成する。また、角度検出器8Hから供給さ
れ、A/Dコンバータ21で変換された検出データに基づい
て、右手首の曲げ角度を3段階で判別し、この判別結果
に基づいて、右手首の曲げ角度に応じた音量(大,中,
小)を指定する音量データVOLを作成する。さらに、感
圧素子17a〜17dから供給され、A/Dコンバータ21で変換
された検出データに基づいて、人差し指、中指、薬指お
よび小指の各々が曲げられているか否かを判別し、この
判別結果に基づいて、曲げられた指の組み合わせに応じ
た所定の音色(例えば、ピアノ,オルガン,フルート,
サックス,クラリネット等)を指定する音色指定データ
TDを作成する。これらCPU22で作成されたキーコードデ
ータKC、音量データVOL、音色指定データTDは、バスラ
イン25を介して楽音信号形成回路26へ供給される。楽音
信号形成回路26は、供給されたキーコードデータKCに対
応した音高で、音量データVOLに対応した音量であっ
て、かつ音色指定データTDで指定された音色の楽音信号
を形成する。この楽音信号形成回路26から出力された楽
音信号はスピーカ27から楽音として発せられる。また、
符号28は楽音信号形成回路26から出力された楽音信号を
無線によって送信する送信回路である。
しかして、上述した装置によれば、演奏者の右肘関節
と左肘関節の曲げ角度の組み合わせに応じて、装置本体
1のスピーカ27から発せられる楽音の音高を変化させる
ことができ、また、演奏者の右手首関節の曲げ角度に応
じて楽音の音量を3段階に変化させることができ、さら
に、演奏者の右手人差し指、中指、薬指および小指の各
指の内、曲げた指の組み合わせに応じて楽音の音色を変
化させることができる。すなわち、演奏者の体の動きに
応じて楽音を制御することができる。
なお、装着具7R(7L,7H)の素材としては、薄膜状の
高分子ゴムで構成され、高い防水透湿性と高伸縮性を有
する人工皮膚のような素材、例えば、バイオン2(商品
名)を用い、角度検出器8Rの可動性向上を図るようにし
ても構わない。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、人体の関節
部に装着される装着具に、関節の曲げ角度に対応した信
号を出力する長尺状に構成された角度検出手段を、装着
具に対して一端側が固定されるとともに他端側が該手段
の長手方向にスライド可能となるようにしたので、人体
各部の関節の曲げ角度を確実に検出することができ、こ
の検出結果に応じて楽音を制御することができ、これに
より、リズム体操等における人間の動作を楽音に変換す
ることが可能となる。また角度検出手段を装着具に対し
て着脱自在に取り付ける際に、一端側の取り付け箇所を
装着具に対して固定するとともに、他端側の取り付け箇
所をスライド可能に取り付けるようにしたので、腕の曲
げ伸ばしに応じて角度検出手段をスライドさせることが
でき、腕の動きを妨げないようにすることができる。さ
らに、装着具に対して角度検出手段を着脱自在に装着す
る繋止手段を具備することによって、リズム体操等に伴
う発汗によって装着具が汚れた場合、角度検出手段を取
り外して自由に洗濯することができ、さらにリズム体操
等の激しい動きによって、角度検出手段が故障した場
合、これを即座に交換できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による右肘用サポータ2Rの
構成を示す正面図、第2図(イ)および(ロ)は同実施
例による角度検出器8Rの一部切欠側面図および正面図、
第3図は同実施例の部分構成を示す分解斜視図、第4図
は同実施例を適用した楽音制御装置の全体構成を示す正
面図、第5図は同楽音制御装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。 7R,7L,7H……装着具、8R,8L,8H……角度検出器(角度検
出手段)。
フロントページの続き (72)発明者 坂間 真雄 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−135993(JP,A) 米国特許4635516(US,A) 米国特許4436099(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10H 1/34 G10H 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体の関節部に装着される装着具と、 関節の曲げ角度に対応した信号を楽音を制御するための
    楽音制御信号として出力する長尺状に構成された角度検
    出手段であって、前記装着具に対して、一端側が固定さ
    れるとともに他端側が該手段の長手方向にスライド可能
    としたものと を具備することを特徴とする楽音制御装置。
  2. 【請求項2】さらに、前記装着具に対して、前記角度検
    出手段を着脱自在に装着する繋止手段 を具備することを特徴とする請求項1記載の楽音制御装
    置。
JP63121494A 1988-05-18 1988-05-18 楽音制御装置 Expired - Lifetime JP2770319B2 (ja)

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JP63121494A JP2770319B2 (ja) 1988-05-18 1988-05-18 楽音制御装置
US07/352,104 US5027688A (en) 1988-05-18 1989-05-15 Brace type angle-detecting device for musical tone control

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JP63121494A JP2770319B2 (ja) 1988-05-18 1988-05-18 楽音制御装置

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JPH01291297A JPH01291297A (ja) 1989-11-22
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4436099A (en) 1981-08-14 1984-03-13 The University Of Toledo Instrument for measuring the range of motion associated with a human body joint
US4635516A (en) 1984-09-17 1987-01-13 Giancarlo Giannini Tone generating glove and associated switches

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57135993A (en) * 1981-02-16 1982-08-21 Fuaasuto Denshi Kk Electronic musical instrument

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