JP2769758B2 - 刷版誤装着検出装置 - Google Patents

刷版誤装着検出装置

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JP2769758B2
JP2769758B2 JP3357348A JP35734891A JP2769758B2 JP 2769758 B2 JP2769758 B2 JP 2769758B2 JP 3357348 A JP3357348 A JP 3357348A JP 35734891 A JP35734891 A JP 35734891A JP 2769758 B2 JP2769758 B2 JP 2769758B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つまたは複数の刷版
が装着される印刷機に係わり、版胴に装着された刷版の
誤装着を検出するための刷版誤装着検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】新聞印刷では、1乃至2台の折機と、8
乃至10台程度の輪転機が連結組み合わされて、1単位
(通常、1セットという)の輪転機列が構成されてい
る。大規模な印刷工場にあっては、複数セットの輪転機
列が設備され、1乃至複数の異なる紙面編成の新聞を新
聞配布地域別に印刷部数に応じてセット数が割当られ
る。1セット内の各輪転機に装着する刷版の装着位置
は、新聞の頁数、1セットの輪転機台数、輪転機の種類
などの輪転機稼動条件により決まる。例えば、32頁の
新聞を印刷するのに、4台の輪転機を用いるならば、1
つの版胴に8種類の刷版が装着される。さらに、同一紙
面の刷版が、同一版胴に2頁分づつ装着される。する
と、32頁の新聞を印刷するのに、計64枚の刷版が必
要となる。そこで、これらの多数枚の刷版を作業員が輪
転機別に装着する際に、刷版を誤装着する虞れがあっ
た。
【0003】かかる刷版の誤装着を防ぐためには、従来
は装着の際の作業員の注意力と、印刷開始直後の作業員
の目視による検紙に依存している。最近は、要員合理化
により1人の作業員の作業量が増加し作業密度が高くな
っているとともに、新聞頁数の増加および印刷速度の向
上等によって、検紙作業も限界に達した状況にある。し
かも、この検紙作業によって刷版の誤装着が発見されれ
ば、直ちに輪転機列を停止させて誤装着された刷版の再
装着作業が必要であり、極めて煩雑な作業であった。こ
の刷版の誤装着の検出を作業員の判断により行なう方法
にあっては、作業員の勘違い等により誤装着の可能性を
零とすることができない。また、検紙作業自体が煩雑で
あるとともに、検紙作業により発見された誤装着された
刷版の再装着はより煩雑である。このために、作業員の
判断に依存せずに、しかも印刷開始前に刷版の誤装着を
確実に検出できることが強く望まれていた。そこで、刷
版の誤装着を作業員の判断なしで検出する技術として、
特開平3−227243号公報で提案されたものがあ
る。この技術は、刷版に設けられた刷版識別記号を撮像
する撮像装置を、版胴に沿って機械的に移動可能に配設
し、この撮像装置が位置制御装置で移動されるとともに
その位置が判別される。そして、位置制御装置から得ら
れる位置データと刷版識別記号から得られる刷版のデー
タとから誤装着を判別するものである。作業員による判
断をなくす点で優れた技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記特開平
3−227243号公報で提案された技術は、撮像装置
を版胴に沿って移動させるための機構が必要であり、こ
の機構にインク等が付着して撮像装置を確実に移動でき
ない虞がある。また、1つの撮像装置を複数の版胴にわ
たって移動させるには、そのための機構が極めて複雑と
なる。そこで、版胴毎に撮像装置が必要となり、装置全
体として高価なものとなる。
【0005】本発明は、上述のごとき事情に鑑みてなさ
れたもので、作業員の判断を省いて刷版の誤装着検出を
自動化するとともに、検知装置を移動させる機構を必要
としない刷版誤装着検出装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成させる
ために本発明の刷版誤装着検出装置は、刷版の非印刷部
分である端縁部に当該刷版の装着位置に関する版位置情
報を含む刷版識別記号を設けるとともに、1つまたは複
数の刷版を版胴に前記刷版識別記号が外部から視認でき
るように取り付け、前記版胴に前記1つまたは複数の刷
版が取り付けられた場合に前記刷版識別記号が位置する
前記版胴の所定位置に向けて版胴位置をそれぞれに示す
胴位置情報を含む光線を位置情報発光手段より照射し、
検知手段に、前記刷版識別記号を読み込む識別記号読取
手段と、前記刷版識別記号から前記版位置情報を読み出
す版位置情報検出手段と、前記位置情報発光手段から照
射された前記光線を受光する受光手段と、受光された前
記光線から前記胴位置情報を読み出す胴位置情報検出手
段と、読み出された前記版位置情報と胴位置情報を照合
判定する判定手段と、を設け、前記検知手段で前記刷版
識別記号を読み込むとともに前記胴位置情報を含む光線
を受光して前記判定手段による判定結果から刷版が版胴
の正しい位置に装着されているか否かを検出するように
構成されている。
【0007】また、本発明の刷版誤装着検出装置を、刷
版の非印刷部分である端縁部に当該刷版に関する情報を
示す刷版識別記号を設けるとともに、1つまたは複数の
刷版を版胴に前記刷版識別記号が外部から視認できるよ
うに取り付け、前記版胴に前記1つまたは複数の刷版が
取り付けられた場合に前記刷版識別記号が位置する前記
版胴の所定位置に向けて版胴位置をそれぞれに示す胴位
置情報を含む光線を位置情報発光手段より照射し、検知
手段に、前記刷版識別記号を読み込む識別記号読取手段
と、前記位置情報発光手段から照射された前記光線を受
光する受光手段と、受光された前記光線から前記胴位置
情報を読み出す胴位置情報検出手段と、読み出された前
記胴位置情報と前記刷版識別記号から読み出された情報
とを上流制御装置に伝送する伝送手段と、を設け、前記
検知手段で前記刷版識別記号を読み込むとともに前記胴
位置情報を含む光線を受光して前記刷版識別記号から得
られた情報と前記胴位置情報を前記上流制御装置に伝送
し、前記上流制御装置で前記刷版識別記号から得られた
情報と前記胴位置情報とから刷版が版胴の正しい位置に
装着されているか否かを検出するように構成しても良
い。
【0008】
【作用】検知手段により、識別記号読取手段を介して刷
版の刷版識別記号から版位置情報を得るとともに、位置
情報発光手段から照射される光線から胴位置情報を得
て、両情報を判定手段で照合判定することで、刷版が版
胴の正しい位置に装着されているか否かを自動的に判別
し得る。しかも、位置情報発光手段から照射される光線
を受光して検知手段は胴位置情報を得るので、検知手段
を版胴に沿って移動させるとともにその位置情報を得る
ための機械的な位置制御装置が不用であり、検知手段を
手動により移動させるものであっても良い。
【0009】また、検知手段により、識別記号読取手段
を介して刷版に関する情報を得るとともに、位置情報発
光手段から照射される光線から胴位置情報を得て、両情
報を上流制御装置に伝送することで、上流制御装置は刷
版に関する情報から刷版の位置情報を判断し、刷版が版
胴の正しい位置に装着されているか否かを自動的に判別
し得る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2を
参照して説明する。図1は、本発明の刷版誤装着検出装
置の一実施例のブロック回路図であり、図2は、図1の
装置の概略構造図である。
【0011】まず、図2により本発明装置の概略構造に
つき説明する。輪転機の版胴10には、複数の刷版12
a,12b,12c,12dが装着される。これらの刷
版12a,12b,12c,12dの非印刷部分である
端縁部には装着された状態で外部から視認できる位置に
刷版識別記号としてのバーコード14a,14b,14
c,14dがそれぞれ設けられる。このバーコード14
a,14b,14c,14dにより当該刷版12の紙面
欄外情報や輪転機稼動条件および印刷割付情報等の情
報、すなわちノンブル情報とともに、またはノンブル情
報に含まれて装着位置に関する版位置情報が記載され
る。また、版胴10に刷版12a,12b,12c,1
2dが取り付けられた場合に個々の刷版12a,12
b,12c,12dの刷版識別記号が位置するそれぞれ
の版胴10の所定位置に向けて、離れて設置された位置
情報発光手段16a,16b,16c,16dからそれ
ぞれ異なる周波数f1,f2,f3,f4の版胴位置を
示す胴位置情報を含む光線が照射される。さらに、それ
ぞれのバーコード14a,14b,14c,14d上を
作業員の手動操作により検知手段としての手動走査器1
8が走査され、対応する1つのバーコード14を読み込
むとともに、これと対応した版胴10の所定位置に向け
て照射されている1つの位置情報発光手段16からの光
線を受光手段20で受光する。そしてまた、手動走査器
18は、読み込んだバーコード14から得たノンブル
報を伝送手段22で上流制御装置に連なる上流側受光手
段24に光伝送を行なう。
【0012】次に、図1に基づいてより詳細に説明す
る。位置情報発光手段16は、発振器30とLED等の
発光手段32と、発振器30の出力に応じて発光手段3
2より所定周波数の光線を照射させる制御回路34とか
らなる。ここで、それぞれの位置情報発光手段16a,
16b,16c,16dから、f1,f2,f3,f4
と版胴位置によってそれぞれ周波数の異なる胴位置情報
を含む光線を照射すべく、発振器30をそれぞれ異なる
発振周波数に設定しても良く、また制御回路34で適宜
に分周等によって周波数を相違させるようにしても良
い。
【0013】また、手動走査器18は、位置情報発光手
段16からの光線を、フォトダイオード等の受光手段2
0で受光して光線の周波数に応じた電気信号を胴位置情
報検出手段36に与える。この胴位置情報検出手段36
は、一例として周波数−電圧変換器とA/D変換器等か
らなり、光線の周波数に対応する胴位置情報を判定手段
38に与える。さらに、バーコード14が識別記号読取
手段としてのバーコードリーダー40により読み込ま
れ、このバーコード14から得られた情報より版位置情
報検出手段42で版位置情報を検出して判定手段38に
与える。なお、バーコード14から得られる他のノンブ
ル情報は、伝送手段22に与えられる。判定手段38
は、版位置情報と胴位置情報を照合判定し、両情報が一
致すると判別すると、その一致信号が伝送手段22に与
えられ、これによって伝送手段22はLED等の伝送用
発光手段を介してバーコード14から得られたノンブル
情報を上流側受光手段24に光で伝送する。また、判定
手段38が両情報が一致しないと判別すると、その不一
致信号がブザー等の警告手段46に与えられて駆動さ
れ、警告音等が発せられる。この不一致のときは、伝送
手段22からノンブル情報等が光伝送されない。上流側
制御装置44は、ホストコンピュータであり、上流側受
光手段24を介して得られたノンブル情報から刷版12
が版胴10の正しい位置に装着されたことを判別すると
ともに、適宜に紙面IDチェックを行なう。
【0014】ここで、判定手段38から出力される一致
信号および不一致信号がともに伝送手段22に与えら
れ、いずれの場合でもこれらの一致信号または不一致信
号とノンブル情報を伝送手段22から伝送し、上流制御
装置44でこれらの信号および情報を処理しても良い。
また、上記実施例の説明において、図2の版胴構造で刷
版装着機構を設けた溝は軸方向に1本であるが、新聞輪
転機等にあっては、版胴10の中央で軸方向左右で軸回
りに90度位相をずらして設けられることもある。刷版
識別記号が外部から視認できれば良く、版胴10に設け
られた刷版装着機構はいかなる構造であっても良い。ま
た、バーコード14等の刷版識別記号が設けられる位置
は、刷版12上の印刷不可能な部分に限られず、商業印
刷等にあっては化粧断ちにより切り落される部分であれ
ば結果的に非印刷部分であり、刷版12上の印刷可能な
部分に設けられても良い。
【0015】かかる構成にあっては、刷版12を版胴1
0に装着する作業員が、手動走査器18を当該刷版12
のバーコード14上を手動走査することにより、バーコ
ード14が読み込まれると同時に位置情報発光手段16
からの光線が受光され、手動走査器18内の判定手段3
8により、刷版12が版胴10の正しい位置に装着され
たか否かが自動的に判別される。この結果、作業員の判
断に依存することなしに、確実に刷版誤装着の検出が可
能である。しかも、手動走査器18を用いることで、バ
ーコード14等の刷版識別記号を読み取るための手段を
版胴10に対向させて固定して設ける装置に比べて、バ
ーコードリーダー40等にインキが付着して使用できな
くなる等の不具合がない。
【0016】図3は、本発明の刷版誤装着検出装置の他
の実施例のブロック回路図である。図3において、図1
と同じブロック回路には同一符号を付けて重複する説明
を省略する。
【0017】図3における手動走査器50が、図1の手
動走査器18と相違するところは、手動走査器18に設
けられた判定手段38と版位置情報検出手段42および
警告手段46が省かれ、伝送手段52により胴位置情報
検出手段42から出力される胴位置情報とバーコードリ
ーダー40で読み込まれた情報がともに上流側受光手段
24に伝送されることにある。
【0018】かかる構成の他の実施例にあっては、刷版
12に設けたバーコード14に刷版12の装着位置に関
する版位置情報が含まれていない場合であっても、バー
コード14の情報内容から版位置情報をホストコンピュ
ータとしての上流制御装置44で判別し、これと胴位置
情報を照合判別することで、上流制御装置44内で、刷
版12が版胴10の正しい位置に装着されているか否か
が自動的に判別される。この図3に示す他の実施例にお
いて、バーコード14に版位置情報が含まれていれば、
この版位置情報と胴位置情報検出手段36から出力され
た胴位置情報を上流制御装置44で照合判定すれば良い
ことは勿論である。
【0019】なお、刷版識別記号は、ノンブル情報等の
多量の情報が必要とされる場合は、上記実施例のごと
く、バーコード14が好適であるが、バーコード14に
代えて、数字や文字や図形等であっても良い。ここで、
刷版識別記号がバーコード14であれば、識別記号読取
手段はバーコードリーダー40を用いるが、刷版識別記
号が数字や文字や図形であるならば、これらを適宜に読
み取ることのできる手段を用いることは勿論である。そ
して、検知手段は、手動走査器18を用いることで、装
着された刷版の刷版識別記号を作業員の手動による走査
で簡単に読み込むことができるが、これを自動制御され
るアーム機構等を用いて装着された刷版12の刷版識別
記号を無人操作で読み込むようにしても良い。さらに、
上記2つの実施例において手動走査器18,50は、電
池等の電源を内蔵した携帯用が望ましいが、ケーブル等
で接続されていて外部から給電されるものであつても良
い。また、伝送手段22,52から上流制御装置44へ
の情報の伝送は、実施例のごとく光通信によるものに限
られず、無線通信であっても良く、さらにはケーブル等
による有線通信であっても良い。そして、位置情報発光
手段16は、版胴位置を示す胴位置情報を含む光線を
版胴10に刷版12が取り付けられた場合に刷版識別記
号が位置する版胴10の所定位置に向けて照射できれば
良く、それぞれ周波数の異なる光線に限られず、所定周
波数の搬送波が胴位置情報に応じた低周波数信号でAM
またはFM変調された光線、または胴位置情報に応じた
デジタル信号でA1変調された光線等であっても良い。
そしてさらに、版胴10に取り付けられる刷版12は、
複数に限られず1つであっても良く、位置情報発光手段
16が1つであっても良い。そしてまた、位置情報発光
手段16および伝送手段22,52から照射される光線
は、可視光線に限られず赤外線等であっても良い。さら
に、識別記号読取手段で読み取られた刷版識別記号の一
部分が欠損していても、この欠落した情報を復元する信
号復元手段を、判定手段38の前段または上流制御装置
44に設けても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の刷版誤装
着検出装置は構成されているので、以下に記載するよう
な格別な効果を奏する。
【0021】請求項1記載のものにあっては、版胴に装
着された刷版の刷版識別記号上を、検知手段を走査させ
ることで、その刷版が版胴の正しい位置に装着されてい
るか否かが自動的に判別され、作業員の判断に依存する
ことがないので、誤装着を確実に検出することができ
る。しかも、刷版を装着した際に検知手段を刷版の刷版
識別記号に沿って走査させるのみであり、従来のこの種
の装置のごとき検知手段の位置情報を検知手段自体から
発する必要がなく、手動により移動させても良い。そし
て、検知手段を版胴に沿って移動させるための機構等に
固定する必要がなく、刷版誤装着の判別時にのみ版胴に
検知手段を近づければ良く、検知手段にインク等が付着
することがなく、インクの付着等により使用できなくな
るような不具合が生じない。
【0022】また、請求項2記載のものにあっては、刷
版に当該刷版の装着位置に関する版位置情報が設けられ
ていなくても、刷版識別記号に設けたノンブル情報から
上流制御装置は版位置情報を判別でき、この上流制御装
置で胴位置情報と照合判別することで、作業員の判断に
依存することなしに、自動的に刷版が版胴の正しい位置
に装着されているか否かを判別することができる。しか
も、請求項1記載のものと同様に、検知手段は手動で操
作されても良い。
【0023】請求項3記載のものにあっては、胴位置情
報としてそれぞれ異なる周波数の光線を発光する構造で
あり、光線を発光させる構造が比較的に簡単であるとと
もに、周波数の相違する光線から胴位置情報を簡単な構
造で検出でき、装置全体の構造が簡単なものとなり、実
用上有益である。
【0024】請求項4記載のものにあっては、刷版識別
記号上を、作業員が手動走査器を走査させれば良く、刷
版識別記号を読み取るための機構が簡単であり、刷版の
装着が終了した毎に簡単に誤装着検出を行なうことがで
きる。しかも、印刷開始前に誤装着検出を行なえば良
く、版胴と対向して固定されていないのでインク等が付
着することがない。
【0025】請求項5記載のものにあっては、刷版識別
記号をバーコードとしたので、版位置情報と、容量の大
きなノンブル情報を同じ記号で表記できる。しかも、こ
のバーコードを現状で技術的完成度の高いバーコードリ
ーダーを用いて読み取ることができ、読み取り精度が優
れているとともに、安価に部品が入手できて装置全体を
安価に製造することができる。
【0026】請求項6記載のものにあっては、版位置情
報と胴位置情報を判定手段で照合判定し、一致しないと
きに警告手段が駆動されるので、この警告手段の駆動に
より作業員は刷版の誤装着を直ちに知ることができ、刷
版を正しい位置に装着し直すことができる。
【0027】請求項7記載のものにあっては、版位置情
報と胴位置情報を判定手段で照合判定し、一致したとき
に刷版識別記号に含まれるノンブル情報を上流制御装置
に伝送するので、上流制御装置には不適当な情報が与え
られることがなく、それだけ上流制御装置における情報
の処理が容易である。
【0028】請求項8記載のものにあっては、検知手段
から上流制御装置に情報を光で伝送するので、雑音の影
響が少なくて正確に情報の伝達が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の刷版誤装着検出装置の一実施例のブロ
ック回路図である。
【図2】図1の装置の概略構造図である。
【図3】本発明の刷版誤装着検出装置の他の実施例のブ
ロック回路図である。
【符号の説明】
10 版胴 12 刷版 14 バーコード 16 位置情報発光手段 18 手動走査器 20 受光手段 22,52 伝送手段 24 上流側受光手段 36 胴位置情報検出手段 38 判定手段 40 バーコードリーダー 42 版位置情報検出手段 44 上流制御装置 46 警告手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 時乗 方宣 東京都田無市芝久保町2−6−12 電測 精工株式会社内 (72)発明者 柏田 実 埼玉県川口市安行領根岸1155の4 株式 会社アペレ内 (56)参考文献 特開 平4−308754(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 33/14 B41F 27/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刷版の非印刷部分である端縁部に当該刷版
    の装着位置に関する版位置情報を含む刷版識別記号を設
    けるとともに、1つまたは複数の刷版を版胴に前記刷版
    識別記号が外部から視認できるように取り付け、前記版
    胴に前記1つまたは複数の刷版が取り付けられた場合に
    前記刷版識別記号が位置する前記版胴の所定位置に向け
    版胴位置をそれぞれに示す胴位置情報を含む光線を位
    置情報発光手段より照射し、検知手段に、前記刷版識別
    記号を読み込む識別記号読取手段と、前記刷版識別記号
    から前記版位置情報を読み出す版位置情報検出手段と、
    前記位置情報発光手段から照射された前記光線を受光す
    る受光手段と、受光された前記光線から前記胴位置情報
    を読み出す胴位置情報検出手段と、読み出された前記版
    位置情報と胴位置情報を照合判定する判定手段と、を設
    け、前記検知手段で前記刷版識別記号を読み込むととも
    に前記胴位置情報を含む光線を受光して前記判定手段に
    よる判定結果から刷版が版胴の正しい位置に装着されて
    いるか否かを検出するように構成したことを特徴とする
    刷版誤装着検出装置。
  2. 【請求項2】 刷版の非印刷部分である端縁部に当該刷
    版に関する情報を示す刷版識別記号を設けるとともに、
    1つまたは複数の刷版を版胴に前記刷版識別記号が外部
    から視認できるように取り付け、前記版胴に前記1つま
    たは複数の刷版が取り付けられた場合に前記刷版識別記
    号が位置する前記版胴の所定位置に向けて版胴位置をそ
    れぞれに示す胴位置情報を含む光線を位置情報発光手段
    より照射し、検知手段に、前記刷版識別記号を読み込む
    識別記号読取手段と、前記位置情報発光手段から照射さ
    れた前記光線を受光する受光手段と、受光された前記光
    線から前記胴位置情報を読み出す胴位置情報検出手段
    と、読み出された前記胴位置情報と前記刷版識別記号か
    ら読み出された情報とを上流制御装置に伝送する伝送手
    段と、を設け、前記検知手段で前記刷版識別記号を読み
    込むとともに前記胴位置情報を含む光線を受光して前記
    刷版識別記号から得られた情報と前記胴位置情報を前記
    上流制御装置に伝送し、前記上流制御装置で前記刷版識
    別記号から得られた情報と前記胴位置情報とから刷版が
    版胴の正しい位置に装着されているか否かを検出するよ
    うに構成したことを特徴とする刷版誤装着検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の刷版誤装着検出
    装置において、前記位置情報発光手段は胴位置情報とし
    てそれぞれ異なる周波数の光線を発光し、前記胴位置情
    報検出手段は前記周波数に応じて前記胴位置情報を読み
    出すように構成したことを特徴とする刷版誤装着検出装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の刷版誤装着検出
    装置において、前記検知手段が、作業員が手動により前
    記刷版識別記号上を走査させる手動走査器であることを
    特徴とする刷版誤装着検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の刷版誤装着検出
    装置において、前記刷版識別記号がバーコードであり、
    前記識別記号読取手段がバーコードリーダーであること
    を特徴とする刷版誤装着検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の刷版誤装着検出装置にお
    いて、前記検知手段に、前記判定手段で前記版位置情報
    と胴位置情報が一致しないときに駆動される警告手段を
    設けたことを特徴とする刷版誤装着検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の刷版誤装着検出装置にお
    いて、前記検知手段に、前記判定手段で前記版位置情報
    と胴位置情報が一致したときに前記刷版識別記号から得
    られた情報を上流制御装置に伝送する伝送手段を設けた
    ことを特徴とする刷版誤装着検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項2または7記載の刷版誤装着検出
    装置において、前記伝送手段は情報を光で送信するため
    の伝送用発光手段を含み、前記上流制御装置は上流側受
    光手段を含んで構成したことを特徴とする刷版誤装着検
    出装置。
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