JP2769578B2 - バソプレシン拮抗剤 - Google Patents

バソプレシン拮抗剤

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JP2769578B2
JP2769578B2 JP1267292A JP26729289A JP2769578B2 JP 2769578 B2 JP2769578 B2 JP 2769578B2 JP 1267292 A JP1267292 A JP 1267292A JP 26729289 A JP26729289 A JP 26729289A JP 2769578 B2 JP2769578 B2 JP 2769578B2
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邦昭 松井
重晴 玉田
英則 小川
修二 寺本
宰 米光
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、バソプレシン拮抗剤、詳しくは特定のイン
ドール誘導体又はその塩を有効成分として含有すること
を特徴とするバソプレシン拮抗剤に関する。
従来の技術 本発明者らは、後記する一般式(1)で表わされる一
連の化合物が、従来知られていないバソプレシン拮抗作
用を有するという事実を発見した。
発明が解決しようとする問題点 従って、本発明の目的は、新しいバスプレシン拮抗剤
を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、一般式 〔式中R1は水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル
基、フェニル低級アルキル基テトラヒドロフリル基、低
級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニル
低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基又は低級ア
ルカノイル基を示す。R2は水素原子、水酸基、低級アル
コキシ基、フェニル低級アルキル基、低級アルキル基、
フェニル低級アルコキシ基又はハロゲン原子を示す。R3
は水酸基、低級アルコキシ基、基−NR6R7(R6及びR7
同一又は異なって水素原子、置換基としてハロゲン原子
の1〜3個を有しもしくは有さない低級アルキル基、フ
ェニル低級アルキル基、低級アルケニル基又はシクロア
ルキル基を示すか、或いは両者が結合する窒素原子と共
に、窒素原子又は酸素原子を介しもしくは介することな
く、置換基としてフェニル基、低級アルキル基又は水酸
基を有することのある5員又は6員の飽和複素環基を示
す。)、又は該R3の結合しているCO基とアミド結合を形
成し得るアミノ酸残基を示し、該アミノ酸残基上に存在
するカルボキシル基はフェニル低級アルコキシカルボニ
ル基、置換基として低級アルコキシカルボニル基を有す
ることのある1−ピロリジニルカルボニル基、低級アル
コキシカルボニル基又はカルバモイル基に変換されてい
てもよい。R4は水素原子、低級アルキル基又はフェニル
低級アルキル基を示す。R5はフェニル環上に置換基とし
てハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、低級アルコキシ
基、フェニル基及び置換基としてハロゲン原子の1〜3
個を有しもしくは有さない低級アルキル基からなる群か
ら選ばれた基の1〜3個を有することのあるベンゾイル
基、フェニル環上に置換基としてニトロ基を有すること
のあるフェニル低級アルケニルカルボニル基、チエニル
カルボニル基又はフェニル環上に置換基として低級アル
キル基を有することのあるフェニルスルホニル基を示
す。またインドール骨格の側鎖 (以下、単に側鎖という)における1,2位の結合は一重
結合又は二重結合を示す。〕 で表わされるインドール誘導体又はその塩を有効成分と
して含有することを特徴とするバソプレシン拮抗剤が提
供される。
本発明者らの研究によれば、上記一般式(1)で表わ
されるインドール誘導体及びその塩は、いずれも優れた
バソプレシン拮抗作用を有することが見出された。
本発明のバソプレシン拮抗剤は、例えば血管拡張作
用、血圧降下作用、利尿作用、血小板凝集抑制作用等を
有し、血管拡張剤、降圧剤、利尿剤、血小板凝集抑制剤
等として有用であり、高血圧、浮腫、腹水、心不全、腎
機能障害、バソプレシン不適応、分泌症候群(SIAP
H)、低ナトリウム血症、低カリウム血症、循環不全等
の予防及び治療に有効である。
本発明の有効成分化合物を表わす上記一般式(1)及
びその他の本明細書において、用いられる各基は、それ
ぞれ以下の通りである。
低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチ
ル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルキル基を例示できる。
低級アルケニル基としては、例えばビニル、アリル、
2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチルアリル、2−
ペンテニル、2−ヘキセニル基等の炭素数2〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルケニル基を例示できる。
フェニル低級アルキル基としては、例えばベンジル、
2−フェニルエチル、1−フェニルエチル、3−フェニ
ルプロピル、4−フェニルブチル、1,1−ジメチル−2
−フェニルエチル、5−フェニルペンチル、6−フェニ
ルヘキシル、2−メチル−3−フェニルプロピル基等の
アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキ
ル基であるフェニルアルキル基を例示できる。
低級アルコキシカルボニル基としては、例えばメトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボ
ニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニ
ル、イソブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニ
ル、ヘキシルオキシカルボニル基等の炭素数1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルコキシを有するカルボニル基を例示
できる。
低級アルコキシカルボニル低級アルキル基としては、
例えばメトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニル
メチル、プロポキシカルボニルメチル、イソプロポキシ
カルボニルメチル、ブトキシカルボニルメチル、イソブ
トキシカルボニルメチル、ペンチルオキシカルボニルメ
チル、ヘキシルオキシカルボニルメチル、2−メトキシ
カルボニルエチル、1−エトキシカルボニルエチル、3
−プロポキシカルボニルプロピル、4−イソプロポキシ
カルボニルブチル、1,1−ジメチル−2−ブトキシカル
ボニルエチル、5−イソブトキシカルボニルペンチル、
6−ペンチルオキシカルボニルヘキシル、2−メチル−
3−ヘキシルオキシカルボニルプロピル基等のアルキル
部分及びアルコキシ部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルキル又は同アルコキシ基であるアルコキシアル
ボニルアルキル基を例示できる。
カルボキシ低級アルキル基としては、例えばカルボキ
シメチル、1−カルボキシエチル、2−カルボキシエチ
ル、3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、
1,1−ジメチル−2−カルボキシエチル、5−カルボキ
シペンチル、6−カルボキシヘキシル、2−メチル−3
−カルボキシプロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるカルボキシアル
キル基を例示できる。
低級アルカノイル基としては、例えばホルミル、アセ
チル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタ
ノイル、ヘキサノイル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルカノイル基を例示できる。
低級アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブト
キシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等の炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を例示できる。
フェニル低級アルコキシ基としては、例えばベンジル
オキシ、2−フェニルエトキシ、1−フェニルエトキ
シ、3−フェニルプロポキシ、4−フェニルブトキシ、
1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシ、5−フェニル
ペンチルオキシ、6−フェニルヘキシルオキシ、2−メ
チル−3−フェニルプロポキシ基等のアルコキシ部分が
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるフ
ェニルアルコキシ基を例示できる。
ハロゲン原子としては、弗素、塩素、臭素及び沃素原
子が挙げられる。
シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチル、シクロオクチル基等の炭素数3〜8のシク
ロアルキル基を例示できる。
R4及びR5が之等の結合する窒素原子と共に、窒素原子
又は酸素原子を介しもしくは介することなく結合して形
成できる5員又は6員の飽和複素環基としては、例えば
ピロリジニル、ピペラジニル、ホルホリノ、ピペリジニ
ル基等を例示でき、または置換基としてフェニル基、低
級アルキル基又は水酸基を有する上記飽和複素環基とし
ては、例えば4−フェニルピペラジニル、4−フェニル
ピペリジニル、3−フェニルモルホリノ、2−又は3−
フェニルピロリジニル、3−フェニルピペリジニル、2
−フェニルピペラジニル、4−メチルピペラジニル、3
−エチルピペラジニル、2−プロピルピペラジニル、4
−ブチルピペリジニル、3−ヘキシルピペリジニル、2
−メチルピペリジニル、3−ペンチルピロリジニル、2
−イソプロピルピロリジニル、3−ヒドロキシピロリジ
ニル、2−ヒドロキシピロリジニル、3−ヒドロキシモ
ルホルノ、2−ヒドロキシモルホルノ、4−ヒドロキシ
ピペリジニル、3−ヒドロキシピペリジニル、4−ヒド
ロキシピペリジニル、3−ヒドロキシピペラジニル、2
−ヒドロキシピペラジニル、2−ヒドロキシピペラジニ
ル基等のフェニル基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基又は水酸基で置換された上記複素環基を例示
できる。
R3がその結合するCO基とアミド結合を形成し得るアミ
ノ酸残基としては、例えばアラニン残基、N2−アルギニ
ン残基、N5−アルギニン残基、N6−アルギニン残基、N4
−アスパラギン残基、アスパラギン酸残基、N5−グルタ
ミン残基、システイン残基、グルタミン酸残基、グリシ
ン残基、ヒスチジン残基、イソロイシン残基、ロイシン
残基、N2−リジン残基、N6−リジン残基、メチオニン残
基、フェニルアラニン残基、プロリン残基、セリン残
基、スレオニン残基、トリプトフアン残基、タイロシン
残基、バリン残基等を例示できる。また上記アミノ酸残
基上に存在するカルボキシル基がフェニル低級アルコキ
シカルボニル基、置換基として低級アルコキシカルボニ
ル基を有することのある1−ピロリジニルカルボニル
基、低級アルキルカルボニル基又はカルバモイル基に変
換されたものとしては、例えばアラニナミド、アルギナ
ミド、アスパラギナミド、アスパラテイツクα−アミ
ド、システイナミド、グルタミナミド、グルタミツクα
アミド、グリシナミド、ヒスチジナミド、イソロイシナ
ミド、ロイシナミド、リジナミド、メチオナミド、フエ
ニルアラニナミド、プロリナミド、セリナミド、スレオ
ニナミド、タイロシナミド、バリナミド、ジエチルグル
タメート、メチルシステイネート、α−エチルグルタメ
ート、メチルプロリネート、エチルグルタメート、メチ
ルトリプトフアメート、プロピルグリシネート、ブチル
バリネート、ペンチルセリネート、ヘキシルリジネー
ト、メチルアスパレート、エチルメチオネート、メチル
タイロシネート、エチルフエニルアラネート、(1−ピ
ロリジニル)−アラニナミド、(2−エトキシカルボニ
ル−1−ピロリジニル)−アルギナミド、(2−メトキ
シカルボニル−1−ピロリジニル)−アスパラギナミ
ド、(3−プロポキシカルボニル−1−ピロリジニル)
−アスパラテイツクα−アミド、(2−イソプロポキシ
カルボニル−1−ピロリジニル)−システイナミド、
(3−ブトキシカルボニル−1−ピロリジニル)−グル
タミナミド、(2−イソブトキシカルボニル−1−ピロ
リジニル)−グルタミツクαアミド、(3−ペンチルオ
キシカルボニル−1−ピロリジニル)−グリシナミド、
(2−ヘキシルオキシカルボニル−1−ピロリジニル)
−ヒスチジナミド、(2−メトキシカルボニル−1−ピ
ロリジニル)−イソロイシナミド、(2−エトキシカル
ボニル−1−ピロリジニル)−ロイシナミド、(2−エ
トキシカルボニル−1−ピロリジニル)−リジナミド、
(2−メトキシカルボニル−1−ピロリジニル)−メチ
オナミド、(2−メトキシカルボニル−1−ピロリジニ
ル)−フェニルアラニナミド、(3−プロポキシカルボ
ニル−1−ピロリジニル)−プロリナミド、(2−プロ
ポキシカルボニル−1−ピロリジニル)−セリナミド、
(2−メトキシカルボニル−1−ピロリジニル)−スレ
オニナミド、(3−エトキシカルボニル−1−ピロリジ
ニル)−タイロシナミド、(2−メトキシカルボニル−
1−ピロリジニル)−バリナミド、ベンジルグルタメー
ト、(2−フェニルエチル)システイネート、α−(1
−フェニルエチル)グルタメート、(3−フェニルプロ
ピル)プロリネート、(4−フェニルブチル)グルタメ
ート、(1,1−ジメチル−2−フェニル)トリプトフア
メート、(5−フェニルペンチル)グルシネート、(6
−フェニルヘキシル)バリネート、(2−メチル−3−
フェニルピロピル)セリネート、ベンジルリジネート、
ベンジルアスパレート、ベンジルメチオネート、ベンジ
ルタイロシネート、ベンジルフェニルアラネート等の、
アミノ酸残基のカルボキシル基が、炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基、アルコキシ部分
の炭素数が1〜6である直鎖又は分枝鎖状フェニルアル
コキシカルボニル基、置換基として炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基を有することのあ
る1−ピロリジニルカルボニル基又はカルバモイル基
に、変換されたアミノ酸残基を例示できる。
上記フェニル低級アルコキシカルボニル基としては、
例えばベンジルオキシカルボニル、2−フェニルエトキ
シカルボニル、1−フェニルエトキシカルボニル、3−
フェニルプロポキシカルボニル、4−フェニルブトキシ
カルボニル、1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシカ
ルボニル、5−フェニルペンチルオキシカルボニル、6
−フェニルヘキシルオキシカルボニル、2−メチル−3
−フェニルプロポキシカルボニル基等のアルコキシ部分
が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基である
フェニルアルコキシカルボニル基を例示できる。
置換基として低級アルコキシカルボニル基を有するこ
とのある1−ピロリジニルカルボニル基としては、例え
ば1−ピロリジニルカルボニル、2−メトキシカルボニ
ル−1−ピロリジニルカルボニル、2−エトキシカルボ
ニル−1−ピロリジニルカルボニル、3−プロポキシカ
ルボニル−1−ピロリジニルカルボニル、2−イソプロ
ポキシカルボニル−1−ピロリジニルカルボニル、3−
ブトキシカルボニル−1−ピロリジニルカルボニル、2
−イソブトキシカルボニル−1−ピロリジニルカルボニ
ル、3−ペンチルオキシカルボニル−1−ピロリジニル
カルボニル、2−ヘキシルオキシカルボニル−1−ピロ
リジニルカルボニル基等の、置換基として炭素数1〜6
の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基を有するこ
とのある1−ピロリジニルカルボニル基を例示できる。
置換基としてハロゲン原子の1〜3個を有しもしくは
有さない低級アルキル基としては、上記例示の無置換低
級アルキル基に加えて、例えばヨードメチル、トリフル
オロメチル、2,2−ジフルオロエチル、1,1−ジクロロエ
チル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、トリブロモ
メチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロ
ロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、1
−フルオロエチル、1,2−ジクロロエチル、3,3,3−トリ
クロロプロピル、3−フルオロプロピル、4−クロロブ
チル、3−クロロ−2−メチルエチル基等のハロゲン原
子を1〜3個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、低級アルコキシ基、フエニル基及び置換
基としてハロゲン原子の1〜3個を有しもしくは有さな
い低級アルキル基からなる群から選ばれた基の1〜3個
を有することのあるベンゾイル基としては、例えばベン
ゾイル基の他に、2−,3−もしくは4−クロロベンゾイ
ル、2−,3−もしくは4−フルオロベンゾイル、2−,3
−もしくは4−ブロモベンゾイル、2−,3−もしくは4
−ヨードベンゾイル、3,5−ジクロロベンゾイル、2,6−
ジクロロベンゾイル、3,4−ジクロロベンゾイル、3,4−
ジフルオロベンゾイル、3,5−ジブロムベンゾイル、2
−,3−もしくは4−メチルベンゾイル、2−,3−もしく
は4−エチルベンゾイル、3−イソプロピルベンゾイ
ル、4−ヘキシルベンゾイル、3,4−ジメチルベンゾイ
ル、2,5−ジメチルベンゾイル、2−,3−もしくは4−
メトキシベンゾイル、2−,3−もしくは4−エトキシベ
ンゾイル、4−イソプロポキシベンゾイル、4−ヘキシ
ルオキシベンゾイル、3,4−ジメトキシベンゾイル、3,4
−ジエトキシベンゾイル、2,5−ジメトキシベンゾイ
ル、2−,3−もしくは4−ニトロベンゾイル、2,4−ジ
ニトロベンゾイル、2−,3−もしくは4−シアノベンゾ
イル、2,4−ジシアノベンゾイル、3−メチル−4−ク
ロロベンゾイル、2−クロロ−6−メチルベンゾイル、
2−メトキシ−3−クロロベンゾイル、3,4,5−トリメ
トキシベンゾイル、3,4,5−トリメチルベンゾイル、3,
4,5−トリクロロベンゾイル、2−,3−もしくは4−フ
エニルベンゾイル、2−ヨードメチルベンゾイル、3−
トリフルオロメチルベンゾイル、4−(2,2−ジフルオ
ロエチル)ベンゾイル、2−(ジクロロメチル)ベンゾ
イル、3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゾイ
ル、4−(2−クロロエチル)ベンゾイル、2−(1,2
−ジブロモエチル)ベンゾイル、4−(3−クロロ−2
−メチルエチル)ベンゾイル、3−(3−フルオロプロ
ピル)ベンゾイル基等の、フエニル環上に置換基として
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数1〜6の直
鎖もしくは分枝鎖状アルコキシ基、フェニル基及び置換
基としてハロゲン原子の1〜3個を有しもしくは有さな
い炭素数1〜6個の直鎖もしくは分枝鎖状アルキル基か
らなる群から選ばれた基の1〜3個を有することのある
ベンゾイル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてニトロ基を有することの
あるフエニル低級アルケニルカルボニル基としては、例
えばシンナモイル、4−フエニル−3−ブテノイル、4
−フエニル−2−ブテノイル、5−フエニル−4−ペン
テノイル、5−フエニル−3−ペンテノイル、5−フエ
ニル−2−ペンテノイル、6−フエニル−5−ヘキセノ
イル、6−フエニル−4−ヘキセノイル、6−フエニル
−3−ヘキセノイル、6−フエニル−2−ヘキセノイ
ル、2−メチル−4−フエニル−3−ブテノイル、2−
メチル−シンナモイル、1−メチル−シンナモイル、3
−(4−ニトロフェニル)アクリロイル、(3−ニトロ
フェニル)−3−ブテノイル、5−(2−ニトロフェニ
ル)−4−ペンテノイル、6−(4−ニトロフェニル)
−4−ヘキセノイル基等のアルケニルカルボニル部分が
炭素数3〜6の直鎖もしくは分枝鎖状アルケニルカルボ
ニル基であり、フェニル環上に置換基としてニトロ基を
有することのあるフエニルアルケニルカルボニル基を例
示できる。
フエニル環上に置換基として低級アルキル基を有する
ことのあるフエニルスルホニル基としては、例えばフエ
ニルスルホニル、トルエンスルホニル、キシレンスルホ
ニル、トリメチルベンゼンスルホニル、エチルベンゼン
スルホニル、イソプロピルペンゼンスルホニル、ブチル
ベンゼンスルホニル、ヘキシルベンゼンスルホニル基等
のフエニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖もし
くは分枝鎖状アルキル基を有することのあるフエニルス
ルホニル基を例示できる。
本発明の有効成分化合物は、種々の方法により製造す
ることができる。そのひとつの具体的方法としては、例
えば以下の反応工程式−1に示す方法を例示できる。
〔式中R1、R2、R3、R4及び側鎖の1,2位の結合は前記に
同じ。R8はフェニル環上に置換基としてハロゲン原子、
ニトロ基、シアノ基、低級アルコキシ基、フェニル基及
び置換基としてハロゲン原子の1〜3個を有しもしくは
有さない低級アルキル基からなる群から選ばれた基の1
〜3個を有することのあるベンゾイル基、フェニル環上
に置換基としてニトロ基を有することのあるフェニル低
級アルケニルカルボニル基、チエニルカルボニル基、ピ
リジルカルボニル基またはイミダゾリルカルボニル基を
示す。〕 上記反応工程式−1に示す方法は、一般式(2)の化
合物又はそのアミノ基の活性化された化合物と、一般式
(3)の化合物又はそのカルボキシル基の活性化された
化合物とを、通常のアミド結合生成反応に従って反応さ
せることにより実施される。
ここでアミド結合生成反応は、公知の各種方法、例え
ば(イ)混合酸無水物法、例えば化合物(3)にアルキ
ルハロカルボン酸を反応させて混合酸無水物とし、これ
に化合物(2)を反応させる方法;(ロ)活性エステル
法、例えば化合物(3)をp−ニトロフエニルエステ
ル、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾールエステル等の活性エステルと
し、これに化合物(2)を反応させる方法;(ハ)カル
ボジイミド法、即ち化合物(3)に化合物(2)をジシ
クロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾー
ル等の活性化剤の存在下に縮合させる方法;(ニ)その
他の方法、例えば化合物(3)を無水酢酸等の脱水剤に
よりカルボン酸無水物とし、これに化合物(2)を反応
させる方法、化合物(3)と低級アルコールとのエステ
ルに化合物(2)を高圧、高温下に反応させる方法、化
合物(3)の酸ハロゲン化物、即ちカルボン酸ハライド
に化合物(2)を反応させる方法等により実施すること
ができる。また化合物(3)をトリフエニルホスフイ
ン、シアノリン酸ジエチル、ジフエニルホスフイニルク
ロリド、フエニルN−フエニルホスホラミドクロリデー
ト、ジエチルクロロホスフエート等のリン化合物で活性
化し、これに化合物(2)を反応させる方法等によるこ
ともできる。
上記(イ)に示す混合酸無水物法において、使用され
る混合酸無水物は、一般にはシヨツテン−バウマン反応
により得られ、これを通常単離することなく化合物
(2)と反応させることにより、目的とする本発明化合
物(1a)が製造される。上記シヨツテン−バウマン反応
は、通常シヨツテン−バウマン反応に慣用の塩基性化合
物、例えばトリエチルアミン、トリメチルアミン、ピリ
ジン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン、4−
ジメチルアミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,
0〕ノネン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウン
デセン−1(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オ
クタン(DABCO)等の有機塩基及び炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等
の無機塩基の存在下に、約−20〜100℃、好ましくは約
0〜50℃にて約5分〜10時間、好ましくは約5分〜2時
間を要して行なわれる。得られた混合酸無水物と化合物
(2)との反応は、約−20〜150℃、好ましくは約10〜5
0℃にて約5分〜10時間、好ましくは約5分〜5時間を
要して行なわれる。また上記混合酸無水物は、一般にこ
の種混合酸無水物法に慣用の溶媒、具体的には塩化メチ
レン、クロロホルム、ジクロルエタン等のハロゲン化炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
メトキシエタン等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチ
ル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミド(HMPA)等の非プロトン性極性溶媒等の
適当な溶媒中又は非存在下で行なわれる。尚、上記混合
酸無水物の製造において使用されるアルキルハロカルボ
ン酸としては、クロロ蟻酸メチル、ブロモ蟻酸エチル、
クロロ蟻酸イソブチル等を例示でき、これらは通常化合
物(3)に対し少なくとも等モル量、好ましくは約1〜
2倍モル量用いられる。また化合物(2)は、通常化合
物(3)に対して少なくとも等モル量、好ましくは約1
〜2倍モル用いられるのが適当である。
上記(ロ)に示す活性エステル法は、例えばN−ヒド
ロキシコハク酸イミドエステルを用いる場合を例にとれ
ば、反応に影響を与えない適当な溶媒中で行なわれる。
該溶媒としては、具体的には塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン類
のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類、DMF、DMSO、HMPA等の非プロトン性極性溶媒等が挙
げられる。反応は、約0〜150℃、好ましくは約10〜100
℃で約5〜30時間で終了する。化合物(2)とN−ヒド
ロキシコハク酸イミドエステルとの使用割合は、前者に
対して後者を通常少なくとも等モル、好ましくは等モル
〜2倍モルとするのが望ましい。
上記(ニ)に示すカルボン酸ハライドに化合物(2)
を反応させる方法を採用する場合、該反応は脱ハロゲン
化水素化剤の存在下適当な溶媒中で行なわれる。この脱
ハロゲン化水素剤としては、通常の塩基性化合物が用い
られる。塩基性化合物としては、公知のものを広く使用
でき、例えば上記した如きシヨツテン−バウマン反応に
用いられる塩基性化合物の他に、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭
酸銀、ナトリウムメチラート、ナトリウムエーテラート
等のアルコラート等を挙げることができる。尚、化合物
(2)を過剰量用いて脱ハロゲン化水素剤として兼用で
きる。溶媒としては前記混合酸無水物法に用いられる溶
媒の他、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、エチ
ルセロソルブ、メチルセロソルブ等のアルコール類、ピ
リジン、アセトン、アセトニトリル、水等又は上記溶媒
の二以上の混合溶媒等を挙げることができる。アミン
(2)とカルボン酸ハライドとの使用割合は、特に限定
されず広範囲内で適宜選択されるが、通常前者に対して
後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜2
倍モル量用いるのがよい。該反応は、通常−30〜180℃
程度、好ましくは約0〜150℃で行なわれ、一般に5分
〜30時間で反応は完結する。
また化合物(3)をトリフエニルホスフイン、ジフエ
ニルホスフイニルクロリド、フエニルN−フエニルホス
ホラミドクロリデート、ジエチルクロロホスフエート、
シアノリン酸ジエチル等のリン化合物で活性化し、これ
に化合物(2)を反応させる方法は、塩基性化合物の存
在下に、適当な溶媒中で行なうことができる。ここで溶
媒としては、反応に影響を与えないものならいずれでも
使用できるが、具体的には塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等
のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類、DMF、DMSO、HMPA等の非プロトン性極性溶媒等が挙
げられる。塩基性化合物としては、例えばトリエチルア
ミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリ
ン、N−メチルモルホリン、DBN、DBU、DABCO等の有機
塩基及び炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基を用いることが
できる。該反応は、約−20℃〜150℃、好ましくは約−2
0℃〜100℃において行なわれ、反応時間は約1〜30時間
である。化合物(2)に対するリン化合物及び化合物
(3)の使用量としては、それぞれ通常少なくとも等モ
ル量程度、好ましくは1〜3倍モル量とされる。
〔式中R1、R2、R3、R4及び側鎖の1,2位の結合は前記に
同じ。R9はフェニル環上に置換基として低級アルキル基
を有することのあるフェニルスルホニル基を示す。Xは
ハロゲン原子を示す。〕 上記反応工程式−2に示す方法によれば、化合物
(2)と化合物(4)とを反応させることにより、目的
とする本発明化合物(1b)を収得できる。上記化合物
(2)と化合物(4)との反応は、前記反応工程式−1
に示した方法における(ニ)のカルボン酸ハライドに化
合物(2)を反応させる方法と同様にして行なうことが
できる。
〔式中R1、R2、R4、R5及び側鎖の1,2位の結合は前記に
同じ。R3″は水酸基又は低級アルコキシ基を示す。R3
は基NR6R7(R6及びR7は前記に同じ)又は該R3′の結合
しているCO基とアミド結合を形成し得るアミノ酸残基を
示し、該アミノ酸残基上に存在するカルボキシル基は低
級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルコキシカ
ルボニル量、置換基として低級アルコキシカルボニル基
を有することのある1−ピロリジニルカルボニル基又は
カルバモイル基に変換されていてもよい。〕 上記反応工程式−3に示す方法によれば、化合物(1
c)と化合物(6)とを反応させることにより、化合物
(1d)を収得できる。上記化合物(1c)と化合物(6)
との反応は、前記反応工程式−1に示した化合物(2)
と化合物(3)との反応と同様にして行なうことができ
る。
また、化合物(1d)の加水分解反応は、後記反応工程
式−4に示す化合物(1e)の加水分解反応と同様にして
実施することができる。
〔式中R1、R2、R4、R5及び側鎖の1,2位の結合は前記に
同じ。R10は低級アルキル基を示す。〕 上記反応工程式−4によれば、化合物(1c)のエステ
ル化反応により、化合物(1e)を収得でき、また逆に化
合物(1e)の加水分解反応により化合物(1c)を収得で
きる。
上記化合物(1c)のエステル化反応は、通常の方法に
より実施できる。該方法としては、例えば適当な溶媒
中、脱水剤の存在下に行なう方法、適当な溶媒中、酸
又は塩基性化合物の存在下に行なう方法等を例示でき
る。
上記の方法において、使用される溶媒としては、例
えばジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、
四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジメトキシエタン等のエーテ
ル類、DMF、DMSO、HMPA、N,N−ジメチルアミノピリジン
等の非プロトン性極性溶媒等を例示できる。また脱水剤
としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、カ
ルボニルジイミダゾール等を例示できる。化合物(1c)
に対する化合物(7)の使用量は、通常少なくとも等モ
ル、好ましくは等モル〜1.5倍モルとするのがよい。脱
水剤の使用量は、化合物(1c)に対して、通常少なくと
も等モル、好ましくは等モル〜1.5倍モルとするのがよ
い。反応は、一般に室温〜約150℃、好ましくは室温〜
約100℃にて、約1〜15時間を要して実施される。
の方法において、使用される酸としては、例えば塩
酸ガス、硫酸、リン酸、ポリリン酸、三フツ化ホウ素、
過塩素酸等の無機酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロ
メタンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、エタンスルホン酸
等の有機酸、トリクロロメタンスルホン酸無水物、トリ
フルオロメタンスルホン酸無水物等の酸無水物、チオニ
ルクロライド、アセトンジメチルアセタール等を例示で
きる。更に酸性イオン交換樹脂も上記酸として使用する
ことができる。また塩基性化合物としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸銀等の無機塩基、ナトリ
ウムメチラート、ナトリウムエチラート等のアルコラー
ト類等を例示できる。反応は無溶媒でも行なうことがで
きるが、前記に示した各種の溶媒と同様の溶媒を用い
て、有利に実施できる。更に本反応は、無水塩化カルシ
ウム、無水硫酸銅、無水硫酸カルシウム、五酸化リン等
の乾燥剤を使用することにより、より有利に進行させ得
る。化合物(7)は化合物(1c)に対して、無溶媒系で
の反応の際には、通常大過剰量用いるのがよく、溶媒系
での反応の際には、通常約1〜5倍モル量、好ましくは
約1〜2倍モル量とするのが適当である。反応は通常約
−20℃〜200℃、好ましくは約0〜150℃程度にて、約1
〜20時間で終了する。
また化合物(1e)の加水分解反応は、通常の方法に従
い、例えば塩酸、臭化水素酸等のハロゲン化水素酸、硫
酸、リン酸等の鉱酸類、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属水酸化
物又は炭酸水素塩等の加水分解触媒の存在下に、適当な
溶媒中で又は無溶媒中で行なわれる。用いられる溶媒と
しては、例えば水、メタノール、エタノール等のアルコ
ール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のエーテル類、之等の混合溶媒等を例示でき
る。反応は、通常約50℃〜150℃、好ましくは約70〜100
℃にて、約1〜50時間で終了する。
〔式中R1、R2、R3、R4及びR5は前記に同じ。〕 上記反応工程式−4によれば、化合物(1f)の脱水素
化反応により、化合物(1g)を収得できる。
該脱水素反応は、通常の方法により適当な溶媒中、酸
化剤を用いて実施できる。ここで酸化剤としては、例え
ば2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン、クロラ
ニル(2,3,5,6−テトラクロロベンゾキノン)等のベン
ゾキノン類、N−ブロモコハク酸イミド、N−クロロコ
ハク酸イミド、臭素等のハロゲン化剤、二酸化セレン、
パラジウム炭素、パラジウム黒、酸化パラジウム、ラネ
ーニツケル等の水酸化触媒、硫黄、四酢酸鉛等を使用す
ることができる。酸化剤の使用量は、特に限定されず広
い範囲から適宜決定できるが、通常原料化合物(1f)に
対して約1〜5倍モル量、好ましくは約1〜2倍モル量
とするのが適当である。水素化触媒は、通常の触媒量で
利用できる。溶媒としては、例えばジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、メトキシエタノール、ジメトキシエタン
等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメ
ン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水
素類、ブタノール、アミルアルコール、ヘキサノール等
のアルコール類、酢酸等の極性プロトン溶媒、DMF、DMS
O、HMPA等の極性非プロトン溶媒類等を使用できる。反
応は通常約−20〜300℃、好ましくは約−20〜200℃にて
実施され、一般に約1〜40時間で終了する。
尚、上記反応条件下において、化合物(1f)のR1基が
水素原子の場合には、脱水素反応が起こらずに、化合物
(1f)のR1基がテトラヒドロフリル化された化合物が得
られることもあるが、この化合物は容易に反応系内より
分離できる。
〔式中、R2、R3、R4、R5、X及び側鎖の1,2位の結合は
前記に同じ。R1′は低級アルキル基、低級アルケニル
基、フェニル低級アルキル基、低級アルコキシカルボニ
ル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、カル
ボキシ低級アルキル基または低級アルカノイル基を示
す。〕 上記反応工程式−6に示す方法によれば、化合物(1
h)と化合物(8)とを反応させることにより化合物(1
i)を収得できる。
この反応は、塩基性化合物の存在下に、適当な溶媒中
で実施することができる。塩基性化合物としては、例え
ば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水素化ナトリウム、カリウム、ナトリ
ウム、ナトリウムアミド、カリウムアミド等の無機塩
基、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
ジメチルアミノピリジン等の有機塩基等を例示できる。
溶媒としては、例えば水、ジオキサン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハ
ロゲン化炭化水素類、DMF、DMSO、HMPA等の極性非プロ
トン溶媒類、アセトン、アセトニトリル、之等の混合溶
媒等を使用できる。化合物(1h)と化合物(8)との使
用割合は、特に限定はなく適宜選択できるが、通常前者
に対して後者を少なくとも約等モル以上、好ましくは等
モル〜2倍モル程度とするのがよい。反応は通常約0〜
70℃、好ましくは約0℃〜室温付近の温度条件下に実施
され、一般に約0.5〜12時間で終了する。
尚、上記反応条件下において、化合物(1h)のR4基が
水素原子の場合には、インドール骨格の1位と側鎖アミ
ンとが同時に化合物(8)と反応した化合物が得られる
ことがあるが、該化合物の容易に反応系内より分離可能
である。
また、R1′が低級アルカノイル基又は低級アルコキシ
カルボニル基である化合物(1i)は、上記の他に、例え
ば化合物(1h)に無水酢酸等の無水低級アルカル酸又は
ジ−tert−ブチルジカーボネート等のジ低級アルキルジ
カーボネート等を、ジメチルアミンピリジン、ピリジン
等の塩基性化合物の存在下に、通常室温〜150℃程度の
温度で、5〜80時間程度反応させることによっても、製
造することができる。
前記反応工程式−1に示した方法において、出発原料
として用いられる化合物(2)は、新規化合物を包含し
ており、かかる化合物(2)は、例えば下記反応工程式
−7及び−8に示す方法により製造することができる。
〈反応工程式−7〉 〈反応工程式−8〉 〔反応工程式−7及び−8に示される各式中R1及びR2
前記に同じ。R11は水酸基又は低級アルコキシ基を示
す。R12はフェニル基を示す。R13は水素原子又は低級ア
ルキル基を示す。
R14は低級アルキル基を示す。Aは低級アルキレン基
を示す。nは0又は1を示す。但し基 における炭素数は各々6を越えないものとする。〕 上記反応工程式−7に示す方法によれば、化合物(2
a)と化合物(9)とを反応させて化合物(2b)を得、
次いで該化合物(2b)を脱水素反応させることにより化
合物(2c)を誘導できる。
上記化合物(2a)と化合物(9)との反応は、適当な
還元剤の存在下、無溶媒又は適当な溶媒中、脱水剤の存
在下又は無存在下に行なれる。ここで使用される溶媒と
しては、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノ
ール等のアルコール類、テトラヒドロフラン、ジエチル
エーテル、グライム、ジグライム等のエーテル類、之等
の混合溶媒等を例示できる。使用される脱水剤として
は、前記反応工程式−1の(ニ)に示す方法、即ちカル
ボン酸ハライドに化合物(2)を反応させる方法におい
て例示したと同様の塩基性化合物をいずれも例示するこ
とができる。また用いられる還元剤としては、通常の各
種のものを例示できるが、好ましくは水素化還元剤が好
適に利用できる。この水素化還元剤としては、例えば水
素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム、
水素化シアノホウ素ナトリウム、ジボラン等を例示でき
る。その使用量は、通常化合物(2a)に対して約0.1倍
モル〜10倍モルの範囲とするのがよい。化合物(9)の
使用量は、化合物(2a)に対して少なくとも等モル、好
ましくは等モル〜約7倍モル量とするのがよい。反応
は、通常約−60℃〜50℃、好ましくは約−30℃〜室温の
温度条件にて、約10分間〜約10時間で行なうことができ
る。なお、還元剤として水素化アルミニウムリチウムや
ジボラン等を用いる場合には、溶媒として無水のジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジグライム、之等の
混合溶媒等の無水系溶媒を用いるのが好適である。
かくして得られる化合物(2b)の脱水素反応は、前記
反応工程式−5に示す化合物(1g)の脱水素反応と同様
にして行なうことができ、これにより化合物(2c)を収
得できる。
また、反応工程式−8に示す方法によれば、上記反応
工程式−7で得られる化合物(2b)と化合物(10)との
反応により、化合物(2d)を得、該化合物(2d)から化
合物(2e)を経て化合物(2f)を製造できる。
上記化合物(2b)と化合物(10)との反応は、前記反
応工程式−7に示す化合物(2a)と化合物(9)との反
応と同様にして行なうことができ、さらに反応系内には
酢酸やギ酸等の酸を添加することもできる。
上記で得られる化合物(2d)を化合物(2e)に導く反
応は、適当な溶媒、例えば水、メタノール、エタノー
ル、イソプロピノール等の低級アルコール類、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸等や之等
の混合溶媒中で、白金、パラジウム−炭素、パラジウム
−黒等の接触還元触媒の存在下に、約0〜100℃付近に
て、水素圧約1〜10気圧で、約0.5〜30時間を要して実
施することができる。また、該反応は、系内に塩酸、臭
化水素酸等の鉱酸を添加することにより、より有利に進
行する。
かくして、得られる化合物(2d)からの化合物(2e)
の製造は、前記反応工程式−5に示す化合物(1g)の脱
水素反応と同様にして、同様の条件下に行なうことがで
きる。
また、上記化合物(2a)〜化合物(2f)は、前記反応
工程式−4に示したと同様の反応により、その側鎖のCO
R11基を、カルボキシル基と低級アルコキシカルボニル
基とにそれぞれ相互変換させることができる。
更に、化合物(2a)〜化合物(2e)の内、R1が水素原
子であるものは、前記反応工程式−6に示した化合物
(1h)と化合物(8)との反応と同様にして、対応する
R1が低級アルキル基、低級アルケニル基、フェニル低級
アルキル基又は低級アルカノイル基に変換することがで
きる。
かくして、上記反応工程式−7及び−8により得られ
る化合物(2b)〜化合物(2f)は、本発明に用いる有効
成分化合物(1)の合成中間体として有用であることは
勿論のこと、之等各化合物自体、バソプレシン拮抗作用
を有しており、本発明の有効成分化合物と同様にバソプ
レシン拮抗剤として有用である。
また本発明に用いる有効成分化合物(1)は、以下に
示す各反応工程式に示す方法によっても製造することが
できる。
〔式中R1、R2、R4及びR5は前記に同じ。R15は低級アル
キル基を示す。R16及びR17はそれぞれ低級アルコキシ基
を示す。〕 化合物(11)と化合物(12)との反応は、適当な溶媒
中、リチウム、ジイソプロピルアミド等の塩基性化合物
の存在下に行なうことができる。ここで使用される溶媒
としては、例えばTHF、ジエチルエーテル、ジメトキシ
エタン等のエーテル類を例示できる。化合物(12)の使
用量は、通常化合物(11)に対して少なくとも等モル
量、好ましくは等モル量〜約2倍モル量程度とされるの
がよい。反応は、通常−80〜50℃程度、好ましくは−80
℃〜室温付近の温度下に、約1〜5時間を要して行なわ
れる。
また化合物(1j)の加水分解反応は、前記化合物(1
e)の加水分解反応と同様の条件下に行なわれる。
上記各反応工程式により得られる本発明の有効成分化
合物(1)において、R4が水素原子である化合物は、こ
れを原料として、前記した化合物(1h)と化合物(8)
との反応と同様にして、該原料化合物にR4′X(R4′は
低級アルキル基又はフェニル低級アルキル基を示す。X
は前記に同じ。)を反応させることにより、対応するR4
として低級アルキル基又はフェニル低級アルキル基を有
する所望化合物を誘導することができる。
また、R1が低級アルコキシカルボニル基である化合物
(1)は、これを原料として、ギ酸中、通常0〜100
℃、好ましくは0〜70℃付近の温度で、1〜30時間反応
させることにより、対応するR1が水素原子である所望化
合物(1)に導くことができる。
更に、化合物(1j)の加水分解反応において、R1が低
級アルコキシカルボニル基又は低級アルコキシカルボニ
ル低級アルキル基である化合物を用いる場合は、該化合
物の上記R1基も同時に加水分解されて、R1が水素原子又
はカルボキシ低級アルキル基である化合物(1k)が得ら
れる場合があるが、該化合物は容易に反応系内より分離
することができる。
〔式中R1、R2、X及びR4は前記に同じ。
R18、R19、R20、R21及びR22はそれぞれ低級アルキル
基を示す。R23は低級アルカノイル基を示す。〕 化合物(13)から化合物(14)を導く反応は、例えば
下記2種の方法により実施できる。
(R18及びR19は上記に同じ)及びホルムアルデヒドと
を、マンニッヒ反応させる。
(R18及びR19は上記に同じ)とを反応させる。
上記の方法は、酸の存在下、適当な溶媒中で行なわ
れる。溶媒としては、マンニッヒ反応に通常使用される
ものであれば、いずれでも使用可能であるが、例えば
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール類、酢酸、プロピオン酸等のアルカン酸類、無
水酢酸等の酸無水物、アセトン、DMF等の極性溶媒等、
及び之等の混合溶媒等を例示できる。また使用される酸
としては、塩酸、臭化水素酸等の鉱酸や酢酸等の有機酸
を例示できる。ホルムアルデヒドとしては、通常約20〜
40重量%ホルムアルデヒドを含む水溶液、三量体、ポリ
重合体(パラホルムアルデヒド)等を使用できる。
化合物(19)の使用量は、化合物(13)に対して少な
くとも等モル量、好ましくは等モル〜2倍モル量程度と
するのがよい。ホルムアルデヒドの使用量は、化合物
(13)に対して少なくとも等モル量、一般には大過剰量
とするのがよい。反応は、通常0〜200℃程度、好まし
くは室温〜150℃付近の温度条件下に好適に進行し、一
般に0.5〜15時間程度で終了する。
上記の方法は、酸の存在下、適当な溶媒中で又は無
溶媒下で実施できる。使用される酸としては、塩酸、臭
化水素酸、硫酸等の鉱酸や酢酸、無水酢酸等の有機酸を
例示でき、特に無水酢酸が好ましい。また溶媒として
は、前記に示したものと同様のものを使用できる。
化合物(19a)の使用量は、化合物(13)に対して少
なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量程度
使用するのがよい。反応は、通常0〜150℃程度、好ま
しくは室温〜100℃付近の温度条件下に進行し、一般に
0.5〜5時間程度で終了する。
化合物(14)と化合物(15)との反応は、適当な溶媒
中で実施できる。ここで使用される溶媒としては、前記
反応工程式−1に示した方法における(ニ)のカルボン
酸ハライドに化合物(2)を反応させる方法に例示した
ものと同様のものを使用できる。該反応は、通常0〜10
0℃程度、好ましくは室温付近の温度条件下に、1〜10
時間程度を要して行なわれる。
化合物(15)の使用量は、化合物(14)に対して少な
くとも等モル量、好ましくは等モル量〜1.5倍モル量程
度とするのがよい。
化合物(16)と化合物(17)との反応は、適当な溶媒
中、塩基性化合物の存在下に行ない得る。ここで使用さ
れる溶媒及び塩基性化合物としては、前記反応工程式−
1に示した方法における(ニ)のカルボン酸ハライドに
化合物(2)を反応させる際に例示したものと同様のも
のをいずれも使用できる。
化合物(17)の使用量は、化合物(16)に対して少な
くとも等モル量、好ましくは等モル量〜2倍モル量程度
とするのがよい。該反応は、通常0〜150℃程度、好ま
しくは0〜100℃付近の温度条件下に、1〜20時間程度
を要して行なわれる。
化合物(18)の加水分解反応は、前記化合物(1e)の
加水分解反応と同様の条件下に行なうことができる。
化合物(2g)を化合物(2h)に導く反応は、前記化合
物(1f)を化合物(1g)に導く反応と同様の条件下に実
施することができる。
前記反応工程式−9において、原料として用いられる
化合物(12)は、例えば下記反応工程式−11に示す方法
により製造できる。
〔式中R4、R5、R15、R16及びR17は前記に同じ。R24は低
級アルコキシ基を示す。〕 化合物(19)のハロゲン化反応は、適当な溶媒中、ハ
ロゲン化剤を用いて行なわれる。ここでハロゲン化剤と
しては、例えば臭化水素酸、塩酸等のハロゲン化水素
酸、臭素、塩素等のハロゲン分子又は一塩化ヨウ素、ス
ルフリルクロライド、N−ブロムコハク酸イミド、N−
クロルコハク酸イミド等のN−ハロゲノコハク酸イミ
ド、ジオキサン−臭化コンプレックス等のハロゲン化剤
を例示できる。之等ハロゲン化剤の使用量は、通常化合
物(20)に対して少なくとも等モル量、好ましくは等モ
ル量〜2倍モル量程度とするのがよい。また溶媒として
は、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホ
ルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸、プ
ロピオン酸等のアルカン酸類、水等を例示できる。該反
応において、反応温度は通常0℃〜反応溶媒の沸点範
囲、好ましくは約0〜120℃程度の範囲とするのがよ
く、通常0.5〜10時間程度で反応は終了する。また上記
反応は、可視光の波長の光を照射することにより、有利
に進行する。
かくして得られる化合物(21)は、通常反応系内より
分離することなく、引続く反応に利用できるが、勿論分
離してもよい。
化合物(21)と化合物(22)との反応は、適当な溶媒
中で実施できる。ここで使用される溶媒としては、前記
反応工程式−1に示した方法における(ニ)のカルボン
酸ハライドに化合物(2)を反応させる際に利用したも
のと同様のものを例示できる。
化合物(22)の使用量は、化合物(21)の原料である
化合物(20)に対して通常少なくとも等モル量、好まし
くは等モル〜2倍モル量程度とするのがよく、該反応
は、通常0〜100℃程度、好ましくは0〜70℃付近の温
度条件下に、1〜15時間程度を要して行なわれる。
更に上記反応工程式−11において、原料化合物として
用いられる化合物(20)は、例えば下記反応工程式−12
に示す方法により製造することができる。
〔式中R4、R8、R9、R15及びXは前記に同じ。〕 化合物(23)と化合物(3)との反応は、前記反応工
程式−1に示した化合物(2)と化合物(3)との反応
と同様の条件下に実施できる。
また、化合物(23)と化合物(4)との反応は、前記
反応工程式−2に示した化合物(2)と化合物(4)と
の反応と同様の条件下に実施できる。
なお、本発明の有効成分化合物(1)において、R
3が、該R3の結合しているCO基とアミド結合を形成し得
るアミノ酸残基を示し、且つ該アミノ酸残基上に存在す
るカルボキシル基が低級アルコキシカルボニル基である
場合には、該化合物を前記反応工程式−4に示した化合
物(1e)の加水分解反応と同様の加水分解反応に供する
ことにより、上記低級アルコキシカルボニル基を遊離の
カルボキシル基に交換することができる。
また、上記アミノ酸残基上に存在するカルボキシル基
が置換基として低級アルコキシカルボニル基を有するこ
とのある1−ピロリジニルカルボニル基である本発明の
有効成分化合物(1)は、対応するアミノ酸残基上にカ
ルボキシル基を有する化合物と、置換基として低級アル
コキシカルボニル基を有することのある1−ピロリジン
とを、前記反応工程式−1に示した化合物(2)と化合
物(3)との反応と同様にして反応させることにより製
造することができる。
本発明に有効成分として用いられる化合物(1)の
内、酸性基を有する化合物は、薬理的に許容し得る塩基
性化合物と塩を形成し得る。かかる塩基性化合物として
は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
リチウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、炭酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩
又は重炭酸塩、ナトリウムメチラート、カリウムエチラ
ート等のアルカリ金属アルコラート等を例示することが
できる。また、本発明において有効成分とする化合物
(1)中、塩基性を有する化合物は、通常の薬理的に許
容される酸と容易に塩を形成し得る。かかる酸として
は、例えば硫酸、硝酸、塩酸、臭化水素酸等の無機酸、
酢酸、p−トルエンスルホン酸、エタンスルホン酸、シ
ユウ酸、マレイン酸、コハク酸、安息香酸等の有機酸を
例示することができる。之等の塩もまた遊離形態の化合
物(1)と同様に本発明に有効成分化合物として用いる
ことができる。尚、上記化合物(1)には、立体異性
体、光学異性体が包含されるが、之等も同様に有効成分
化合物として用いることができる。
上記各反応工程式に示される方法により得られる目的
とする化合物は、通常の分離手段により反応系内より分
離され、更に精製することができる。この分離及び精製
手段としては、例えば蒸留法、再結晶法、カラムクロマ
トグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、ゲルク
ロマトグラフィー、親和クロマトグラフィー、プレパラ
ティブ薄層クロマトグラフィー、溶媒抽出法等を採用す
ることができる。
かくして得られる有効成分化合物は、バソプレシン拮
抗剤として有効であり、該拮抗剤は、一般的な医薬製剤
の形態で用いられる。製剤は通常使用される充填剤、増
量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤等
の希釈剤あるいは賦形剤を用いて調製される。この医薬
製剤としては各種の形態が治療目的に応じて選択でき、
その代表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁
剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、
懸濁剤等)等が挙げられる。錠剤の形態に成形するに際
しては、担体としてこの分野で従来よりよく知られてい
る各種のものを広く使用することができる。その例とし
ては、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、
尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セル
ロース、ケイ酸等の賦形剤、水、エタノール、プロパノ
ール、単シロツプ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン
溶液、カルボキシメチルセルロース、セラツク、メチル
セルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等
の結合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カン
テン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カル
シウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセ
リド、デンプン、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリン、
カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アン
モニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進
剤、グリセリン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳
糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸
着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエ
チレングリコール等の滑沢剤等を使用できる。さらに錠
剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣
錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フイルムコーテイング
錠あるいは二重錠、多層錠とすることができる。丸剤の
形態に成形するに際しては、担体としてこの分野で従来
公知のものを広く使用できる。その例としては、例えば
ブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カ
オリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴム末、トラガン
ト末、ゼラチン、エタノール等の結合剤、ラミナラン、
カンテン等の崩壊剤等を使用できる。坐剤の形態に成形
するに際しては、担体として従来公知のものを広く使用
できる。その例としては、例えばポリエチレングリコー
ル、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエス
テル類、ゼラチン、半合成グリセライド等を挙げること
ができる。カプセル剤は常法に従い通常有効成分化合物
を上記で例示した各種の担体と混合して硬質ゼラチンカ
プセル、軟質カプセル等に充填して調製される。注射剤
として調製される場合、液剤、乳剤及び懸濁剤は殺菌さ
れ、かつ血液と等張であるのが好ましく、これらの形態
に成形するに際しては、希釈剤としてこの分野において
慣用されているものをすべて使用でき、例えば水、エチ
ルアルコール、マクロゴール、プロピレングリコール、
エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イ
ソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル類等を使用できる。なお、この場合等
張性の溶液を調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖ある
いはグリセリンを医薬製剤中に含有せしめてもよく、ま
た通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加しても
よい。更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味
剤、甘味剤等や他の医薬品を医薬製剤中に含有させるこ
ともできる。
本発明のバソプレシン拮抗剤中に含有されるべき有効
成分化合物の量としては、特に限定されず広範囲から適
宜選択されるが、通常製剤組成物中に約1〜70重量%、
好ましくは約5〜50重量%とするのがよい。
本発明バソプレシン拮抗剤の投与方法は特に制限はな
く、各種製剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、疾
患の程度等に応じた方法で投与される。例えば錠剤、丸
剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤の場合
には、経口投与される。また注射剤の場合には単独で又
はブドウ糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内
投与され、更に必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下
もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投与
される。
本発明バソプレシン拮抗剤の投与量は、用法、患者の
年齢、性別その他の条件、疾患の程度等により適宜選択
されるが、通常有効成分化合物の量が、一日当り体重1k
g当り、約0.6〜50mg程度とするのが良い。また投与単位
形態の製剤中には、有効成分化合物が約10〜1000mgの範
囲で含有されるのが望ましい。
実施例 以下、本発明を更に詳細に説明するため、本発明バソ
プレシン拮抗剤の製剤例を挙げ、次いで該製剤に配合さ
れる有効成分化合物の製造のための原料化合物の製造例
を参考例として、また上記有効成分化合物の製造例を実
施例として挙げ、更に有効成分化合物の試験例を挙げ
る。
製剤例1 メチル2−〔N−メチル−N−(4−クロロベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリレート 150g アビセル(商標名,旭化成社製) 40g コーンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 10g ポリエチレングリコール−6000 3g ヒマシ脂 40g エタノール 40g 本発明有効成分化合物、アビセル、コーンスターチ及
びステアリン酸マグネシウムを混合研磨後、糖衣R10mm
のキネで打錠する。得られた錠剤をヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ポリエチレングリコール−6000、ヒ
マシ油及びエタノールからなるフイルムコーティング剤
で被覆を行ない、フイルムコーティング錠を製造する。
製剤例2 メチル2−〔N−メチル−N−(4−ブロモベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリレート 150g クエン酸 1.0g ラクトース 33.5g リン酸二カルシウム 70.0g プルロニックF−68 30.0g ラウリル硫酸ナトリウム 15.0g ポリビニルピロリドン 15.0g ポリエチレングリコール (カルボワックス1500) 4.5g ポリエチレングリコール (カルボワックス6000) 45.0g コーンスターチ 30.0g 乾燥ステアリン酸ナトリウム 3.0g 乾燥ステアリン酸マグネシウム 3.0g エタノール 適量 本発明有効成分化合物、クエン酸、ラクトース、リン
酸二カルシウム、プルロニックF−68及びラウリル硫酸
ナトリウムを混合する。
上記混合物をNo.60スクリーンでふるい、ポリビニル
ピロリドン、カルボワックス1500及び同6000を含むアル
コール製溶液で湿式粒状化する。必要に応じてアルコー
ルを添加して粉末をペースト状塊にする。コーンスター
チを添加し、均一な粒子がけいせいされるまで混合を続
ける。混合物をNo.10スクリーンを通過させ、トレイに
入れ、100℃のオーブンで12〜14時間乾燥する。乾燥粒
子をNo.16スクリーンでふるい、乾燥ラウリンル硫酸ナ
トリウム及び乾燥ステアリン酸マグネシウムを加えて混
合し、打錠機で所望の形状に圧縮する。
上記の芯部をワニスで処理し、タルクを散布し、湿気
の吸収を防止する。芯部の周囲に下塗り層を被覆する。
内服用のために充分な回数のワニス被覆を行なう。錠剤
を完全に丸く且つ平滑にするために更に下塗り層及び平
滑被覆が適用される。所望の色合がえられるまで着色被
覆を行なう。乾燥後、被覆錠剤を磨いて均一な光沢の錠
剤にする。
製剤例3 2−〔N−メチル−N−(4−クロロベンゾイル)アミ
ノ〕−3−(3−インドリル)アクリル(N−イソプロ
ピル)アミド 5g ポリエチレングリコール (分子量:4000) 0.3g 塩化ナトリウム 0.9g ポリオキシエチレン−ソルビタン モノオレエート 0.4g メタ重亜硫酸ナトリウム 0.1g メチル−パラベン 0.18g プロピル−パラベン 0.02g 注射用蒸留水 10.0ml 上記パラベン類、メタ重亜硫酸ナトリウム及び塩化ナ
トリウムを撹拌しながら80℃で上記の約半量の蒸留水に
溶解させる。得られた溶液を40℃まで冷却し、本発明の
有効成分化合物、次いでポリエチレングリコール及びポ
リオキシエチレンソルビタンモノオレエートを、上記溶
液中に溶解させる。次にその溶液に注射用蒸留水を加え
て最終の容量に調製し、適当なフイルターペーパーを用
いて滅菌過することにより滅菌して、注射剤を調製す
る。
参考例1 メチル L−トリプトフアネート・塩酸塩51.0gのメ
タノール溶液600mlに、トリエチルアミン33.5ml及びベ
ンズアルデヒド24.5mlを加え、更に0℃にて、水素化ホ
ウ素ナトリウム19gを30分間を要して加え、5時間撹拌
した。反応液を酢酸によりpH7とした後、減圧下に溶媒
を留去した。得られた残渣をジエチルエーテルに溶解さ
せ、10%炭酸ナトリウム水溶液、水及び飽和食塩水で順
次洗浄後、無水硫酸マグネシウム上で乾燥した。ジエチ
ルエーテルを一部留去し、n−ヘキサンを加えて結晶化
させ、ジエチルエーテル−n−ヘキサンより再結晶し
て、メチル Nα−ベンジル−L−トリプトフアネート
57.3gを得た。
融点:107.5〜109℃ 性状:無色針状結晶 NMR(CDCl3)δ: 3.05−3.30(2H,m) 3.62(3H,s) 3.60−3.71(2H,overlap) 3.82(1H,d,J=13.2Hz) 6.97(1H,d,J=2.1Hz) 7.01−7.32(8H,overlap) 7.56(1H,d,J=7.5Hz) 8.16(1H,brs) 参考例2 メチル Nα−ベンジルトリプトフアネート24.6gの
メタノ−ル溶液400mlに、37%ホルマリン32ml及び水素
化シアノホウ素ナトリウム3.5gを加え、室温にて15分間
撹拌した。酢酸を加えてpH7とした後、更に1時間撹拌
し、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をジエチルエ
ーテルに溶解させ、10%炭酸ナトリウム水溶液、水及び
飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウム上で乾
燥した。減圧下に濃縮して、メチル Nα−ベンジル−
α−メチルトリプトフアネート28.5gを得た。
参考例3 メチル Nα−ベンジル−Nα−メチルトリプトフア
ネート28.5gを1N塩酸−メタノール溶液500mlに溶解し、
10%パラジウム−炭素2.8gを加え、水素気流中、室温に
て1日接触還元反応を行なわせた。反応終了後、触媒を
去し、溶媒を留去した。得られた残渣をアルミナ及び
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;クロロ
ホルム−メタノール)にて精製後、濃塩酸−メタノール
にて塩酸塩とし、メタノール−ジエチルエーテルより再
結晶して、メチル Nα−メチルトリプトフアネート9g
を得た。
融点:164〜167℃ 性状:無色針状結晶 NMR(CDCl3)δ: 2.37(3H,s) 3.12(1H,dd,J=14.3Hz,7.3Hz) 3.20(1H,dd,J=14.3Hz,7.3Hz) 3.57(1H,t,J=7.3Hz) 3.66(3H,s) 7.04(1H,d,J=2.4Hz) 7.12(1H,t,J=8.1Hz) 7.19(1H,t,J=8.1Hz) 7.35(1H,d,J=8.1Hz) 7.60(1H,t,J=8.1Hz) 8.25(1H,brs) 参考例4 50%ジメチルアミン8.12gを0℃に冷却し、これに撹
拌しながら酢酸12gを徐々に加え、更に0℃に冷やした3
7%ホルマリン溶液6.96gをゆっくり加えた。この溶液を
5−クロロインドール13g中に室温で加え、時々撹拌し
て溶液を得た。このものを室温で一夜撹拌した後、水酸
化ナトリウム12gの水溶液86ml中に注いだ。得られる固
形物を過した後、水洗、乾燥(P2O5)し、メタノール
より再結晶して、5−クロログラミン9.01gを得た。
融点:143〜144℃ 性状:無色板状晶 参考例5 適当な出発原料を使用し、参考例4と同様にして、5
−ブロモグラミンを得た。
融点:150〜151℃ (メタノールより再結晶) 性状:無色板状晶 参考例6 5−メトキシグラミン4.97gを乾燥エタノール20mlに
加え、室温、アルゴン気流下、撹拌して溶液を得、これ
にヨードメタン1.68mlを加え、6時間撹拌した。反応混
合物を0℃に冷却し、過して固形物を得、ジエチルエ
ーテルで洗浄し、乾燥(P2O5)して、5−メトキシグラ
ミン・メチオダイド7.69gを得た。
IR(ヌジョール)cm-1: 3260、1622、1581、1252、1220、1067、1030、948、8
03 NMR(DMSO−d6)δ: 2.88、3.05、3.13(計9H,各s) 3.80、3.82(計3H,各s) 4.67、4.81(計2H,各s) 6.83(1H,dd,J=8.7Hz,2.1Hz) 7.38(1H,d,J=8.7Hz) 7.43(1H,d,J=2.1Hz) 7.62(d,J=2.6Hz) 7.68(d,J=2.6Hz) 11.50(1H,broad) 参考例7 参考例6と同様にして、適当な出発原料を用いて、以
下の化合物を得た。
5−クロログラミン・メチオダイド IR(ヌジョール)cm-1: 3275、1568、1535、1110、1050、947、892、880、86
3、792 NMR(DMSO−d6)δ: 2.93、3.12、3.22(計9H,各s) 4.76、4.86(計2H,各s) 7.15(1H,dt,J=8.5Hz,2.1Hz) 7.48(1H,dd,J=8.5Hz,2.1Hz) 7.72(1H,d,J=3.0Hz) 7.98(d,J=2.1Hz) 8.01(d,J=2.1Hz) 11.73(1H,broad) 5−ブロモグラミン・メチオダイド IR(ヌジョール)cm-1: 3250、1565、1536、1110、1048、975、946、882、81
2、792、759 NMR(DMSO−d6)δ: 2.88、3.06、3.15(計9H,各s) 4.69、4.80(計2H,各s) 7.29(1H,dt,J=8.5Hz,2.1Hz) 7.46(1H,dd,J=8.5Hz,2.1Hz) 7.73(d,J=2.6Hz) 7.77(d,J=2.6Hz) 8.10(d,J=1.7Hz) 8.16(d,J=1.7Hz) 11.82(1H,broad) 参考例8 5−メトキシグラミン・メチオダイド2.5g、ジエチル
(N−アセチル−N−メチル)アミノマロネート2.83g
及び水酸化ナトリウム粉末145mgを、乾燥トルエン10ml
中に加え、室温で6時間還流撹拌した。反応混合物を冷
却した後、酢酸エチルで2回抽出し、食塩水、1N HCl、
食塩水で順次洗浄後、乾燥(Na2SO4)し、減圧下に濃縮
して、油状物を得た。
このものをカラムクロマトグラフィー(ワコーC−20
0ゲル、300g、溶出液;クロロホルム:メタノール=20
0:1)で精製し、得られる結晶をメタノールから再結晶
して、エチル 2−(N−アセチル−N−メチル)アミノ
−2−カルボエトキシ−3−(5−メトキシインドリ
ル)プロピオネート1.90gを得た。
融点:128℃ 性状:無色立方体状晶 参考例9 メチルグリシネート・ハイドロクロライド25.11gをア
ルゴン気流下に乾燥ジクロロメタン500ml中に懸濁さ
せ、0℃に冷却後、乾燥トリエチルアミン92.0mlを加え
て30分間撹拌した。次いでp−ブロモベンゾイルクロラ
イド48.3gを4〜5回に分けて加えた後、室温で4時間
撹拌した。反応混合物に水を加え、水、1N HCl、水、Na
HCO3水、水の順で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、減圧下に
濃縮して結晶を得た。
このものをカラムクロマトグラフィー(ワコーC−20
0ゲル、1.1kg、溶出液;クロロホルム:アセトン=100:
1)で精製し、得られる結晶をクロロホルム−ヘキサン
から再結晶して、メチル N−p−ブロモベンゾイルグ
リシネート53.63gを得た。
IR(ヌジョール)cm-1: 3280、3095、1748、1642、1595、1562、1553、1208、
1014、852、766 NMR(CDCl3)δ: 3.81(3H,s) 4.23(2H,d,J=5.1Hz) 6.80(1H,broad) 7.57(2H,d,J=8.8Hz) 7.69(2H,d,J=8.8Hz) 参考例10 上記参考例9に記載のメチル N−p−ブロモベンゾ
イルグリシネートの合成法に従って、メチル N−メチ
ルグリシネート・ハイドロクロライド25.0g、乾燥ジク
ロロメタン500ml、乾燥トリエチルアミン82.4ml及びp
−ブロモベンゾイルクロライド43.23gを反応させて、油
状物を得、これをカラムクロマトグラフィー(ワコーC
−200ゲル、1.1kg、溶出液;クロロホルム:アセトン=
200:1)で精製して、メチル N−p−ブロモベンゾイ
ル−N−メチルグリシネート48.85gを得た。
IR(ニート)cm-1: 1744、1637、1591、1399、1213、1076、1012、838、7
60 NMR(CDCl3)δ(50℃): 3.05(3H,s) 3.77(3H,s) 4.22(2H,broad) 7.37(2H,d,J=8.4Hz) 7.55(2H,d,J=8.4Hz) MS(70eV)m/z: 288、286(M+)、284、228、226、185、183、157、15
5 参考例11 メチル N−p−ブロモベンゾイルグリシネート10.0
g、N−ブロモコハク酸イミド6.54gを乾燥四塩化炭素11
0ml中に懸濁させ、窒素気流下に還流させた。得られた
混合物に500Wのサンランプにて3時間光照射した後、室
温に冷やし、過して固形物を得た。このものを乾燥ジ
クロロメタン120mlに溶かし、トリメチルフォスファイ
ト4.77mlをアルゴン気流下に、撹拌しながら室温下に加
え、その後一夜撹拌した。反応混合物を水、NaHCO3水、
1N Na2S2O3、水の順で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、減圧
下に濃縮して固形物を得た。
このものをカラムクロマトグラフィー(ワコーC−20
0ゲル、1.1kg、溶出液;クロロホルム:メタノール=20
0:1)で精製し、得られる結晶を酢酸エチル−n−ヘキ
サンから再結晶して、メチル 2−(p−ブロモベンゾ
イル)アミノ−2−(ジメトキシフォスフィニル)アセ
テート11.1gを得た。
融点:156〜157.5℃ 性状:無色プリズム状晶 実施例1 メチル Nα−メチルトリプトフアネート1.0gを、乾
燥ジクロロメタン30mlに加え、0℃、アルゴン気流中、
撹拌しながら、これに乾燥トリエチルアミン1.63mlを加
えた。次に3,4,5−トリメトキシベンゾイルクロライド9
01mgを徐々に加えた後、室温にて40分間撹拌した。反応
混合物に氷を加え、酢酸エチルで2回抽出し、食塩水、
1N塩酸、食塩水、炭酸水素ナトリウム水溶液及び食塩水
で順次洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を減
圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液;クロロホルム:メタノール=200:
1)にて精製して、メチル Nα−メチル−Nα−(3,
4,5−トリメトキシベンゾイル)トリプトフアネート1.4
59gを得た。
IR(CDCl3,ν:cm-1) 3475、1738、1627、1585、1411、1238、1215、1128 NMR(CDCl3)δ: 7.32(d,J=8.4Hz) 7.65(broad)、8.42(broad) 8.44(broad)、2.82(broad s) 3.10(broad s) 3.50(3H,broad s) 3.63(3H,broad s) 3.78(3H,s)、3.84(3H,s) 3.1−3.7(2H,m) 4.90(m)、5.56(m) 6.07(broad)、6.22(broad) 6.93(m)、7.15(m) MS(マススペクトル、70eV):m/z 426(M+)、226、225、202、201、196、195、170、15
2、131、130 実施例2〜58 適当な出発原料を用いて、実施例1と同様にして、下
記第1表に示す各化合物を得た。
また得られた各化合物の性状(融点、NMR、IR、MS)
及び結晶形(再結晶溶媒)を第2表に示す。
尚、上記第2表の性状の項における(1)〜(30)
は、次の通りである。
実施例2:性状(1) IR(CDCl3)cm-1: 3475,1741,1630,1593,1400,1265,1212,1071,1012 NMR(CDCl3)δ: 2.74、3.07、3.53−3.33、3.81(3H,s) 4.63(dd,J=5.1Hz,10.8Hz) 5.45(dd,J=5.1Hz,10.8Hz) 6.40(d,J=7.5Hz) 6.82(s) 6.91(t,J=7.3Hz) 7.30−7.0、7.41(d,J=7.9Hz) 7.62(d,J=7.3Hz) 8.70、8.76 MS(70eV)m/z: 416,414(M+),357,355,202,201,185,170,157,155,13
1,130 実施例3:性状(2) IR(CDCl3)cm-1: 3475,1741,1627,1522,1264,1215,1071,1009 NMR(CDCl3)δ: 2.82(s)、3.11(s) 3.6−3.36(2H) 3.80(3H,s) 4.76(dd,J=3.3Hz,10.1Hz) 5.52 6.64、6.84(m)、7.55−7.02、7.65、8.77、8.92 MS(70eV)m/z: 412(M+),353,212,202,201,182,181,170,153,152,13
1,130 実施例5:性状(3) IR(CDCl3)cm-1: 3475,1741,1632,1536,1350 NMR(CDCl3)δ: 2.78(s)、3.11(s)、 3.14(s) 3.61−3.33、3.85(s) 3.90(s) 4.63(dd,J=3.3Hz,11.2Hz) 5.49(dd,J=5.2Hz,10.8Hz) 6.78(t,J=7.4Hz) 7.52−6.92 7.65(d,J=8.0Hz) 7.94、8.22、8.31 MS(70eV)m/z: 381(M+),322,251,202,201,172,170,150,143,131,13
0 実施例6:性状(4) IR(CDCl3)cm-1: 3475,1739,1638,1532,1348 NMR(CDCl3)δ: 2.71(s) 3.20−3.28(m) 3.41(dd,J=10.6Hz,15.3Hz) 3.60(dd,J=5.3Hz,14.3Hz) 3.72(s) 3.85(s) 4.15(s) 5.65(m) 6.66(m) 6.9−7.7(m) 8.02(d,J=8.2Hz) 8.16(d,J=8.1Hz) 8.15−8.4(broad) MS(70eV)m/z: 381(M+),322,201,170,150,130 実施例8:性状(5) IR(CDCl3)cm-1: 3475,1742,1625,1590,1265,1009 NMR(CDCl3)δ: 2.76(s) 3.07(s) 3.11(m) 3.35−3.61(m) 3.82(s) 4.65(m) 5.48(m) 6.30(d,J=7.5Hz) 6.86−7.36(m) 7.64(d,J=7.5Hz) 8.30(broad) 8.34(broad) MS(70eV)m/z: 462(M+),403,262,231,201,130 実施例9:性状(6) IR(CDCl3)cm-1: 3475,1737,1644,1603,1400,1112 NMR(CDCl3)δ: 2.98(s) 3.01(s) 3.15(dd,J=10.2Hz,14.6Hz) 3.33(dd,J=10.2Hz,15.3Hz) 3.46−3.63(m) 3.75(s) 3.79(s) 4.93(dd,J=3.5Hz,10.2Hz) 5.55(dd,J=5.4Hz,10.2Hz) 6.02(d,J=15.3Hz) 6.77(d,J=15.1Hz) 6.83−7.63(m) 7.70(d,J=15.3Hz) 8.35(broad) MS(70eV)m/z: 362(M+),303,202,201,131,130 実施例10:性状(7) IR(CDCl3)cm-1: 3475,1738,1610,1523,1220,1058 NMR(CDCl3)δ: 3.07(3H,s) 3.20−3.40(m) 3.51(dd,J=5.5Hz,15.3Hz) 3.78(3H,s) 5.33(1H,m) 6.85−7.55(8H,m) 8.31(1H,broad) MS(70eV)m/z: 342(M+),283,201,170,131,130,111 実施例11:性状(8) IR(CDCl3)cm-1: 3480,1740,1626,1600,1089,1015,838 NMR(CDCl3)δ: 2.77(s) 3.08(s) 3.05−3.18(m) 3.34−3.61(m) 3.83(3H,s) 4.65(dd,J=10.2Hz,3.8Hz) 5.49(dd,J=10.6Hz,5.5Hz) 6.50(d,J=7.8Hz) 6.86−7.38(m) 7.64(d,J=7.8Hz) 8.39(broad) 8.43(broad) MS(70eV)m/z: 370(M+),311,202,201,170,141,139,131,130,111 実施例12:性状(9) IR(CDCl3)cm-1: 3475,3500〜2400(broad),1712,1623,1595,1264,108
8,835 NMR(CDCl3)δ: 2.78(s) 3.09(s) 3.04−3.20(m) 3.33−3.60(m) 4.68(dd,J=11.4Hz,3.5Hz) 5.33(dd,J=8.9Hz,5.7Hz) 6.51(1H,d,J=7.6Hz) 6.86−7.49(m) 7.65(d,J=7.6Hz) 8.05(broad)、8.34 8.39(broad) MS(70eV)m/z: 404,402(M+),356,292,291,256,201,187,170,139,13
0 実施例13:性状(10) IR(CDCl3)cm-1: 3490,1625,1600,1230,1092,1015,838 NMR(CDCl3)δ: 2.60−3.17(4H,m) 2.99(3H,s) 3.32(1H,dd,J=14.3Hz,7.2Hz) 3.48(1H,dd,J=14.3Hz,7.8Hz) 3.55−3.90(4H,m) 6.01(1H,t,J=7.5Hz) 6.80−7.37(13H,m) 7.77(1H,dd,J=7.2Hz,1.4Hz) 8.27(1H,broad) MS(70eV)m/z: 502,500(M+),371,332,331,311,232,214,212,210,18
9,171,170,162,161 実施例14:性状(11) IR(CDCl3)cm-1: 3480,1624,1597,1114,1090,1015,837 NMR(CDCl3)δ: 3.00(3H,s) 3.31−3.63(10H,m) 5.93(1H,t,J=7.6Hz) 7.07−7.38(8H,m) 7.74(1H,d,J=7.3Hz) 8.27(1H,broad) MS(70eV)m/z: 427,425(M+),313,312,311,310,296,258,257,256,21
1,210,209,172,,171,170 実施例16:性状(12) IR(CDCl3)cm-1: 3480,1637,1622,1600,1090,1017,838 NMR(CDCl3)δ: 2.0−3.4(4H,m) 2.22(3H,s) 2.97(3H,s) 3.30(1H,dd,J=14.6Hz,7.6Hz) 3.44(1H,dd,J=14.6Hz,7.6Hz) 3.3−3.7(4H,m) 5.95(1H,t,J=7.6Hz) 7.07(2H,d.J=8.5Hz) 7.31(2H,d,J=8.5Hz) 7.05−7.4(4H,m) 7.75(1H,d,J=7.0Hz) 8.42(1H,broad) MS(70eV)m/z: 440,438(M+),339,311,270,269,212,210,186,171,17
0,141 実施例19:性状(13) NMR(CDCl3)δ: 2.77(s) 3.06(s) 3.05−3.20(m) 3.25−3.65(m) 3.75(s) 3.81(s) 4.25(m) 4.63(m) 5.42(m) 6.55(d,J=6.7Hz) 6.80−7.35(m) 7.63(d) MS(70eV)m/z: 384(M+),325,246,215,184,144,139 実施例20:性状(14) NMR(CDCl3)δ: 2.78(s) 3.07(s) 3.05−3.20(m) 3.25−3.60(m) 3.82(s) 4.69(d,J=5.3Hz) 5.0−5.3(m) 5.45(m) 5.95(m) 6.60(d,J=7.2Hz) 6.8−7.4(m) 7.64(d,J=7.5Hz) MS(70eV)m/z: 412,410(M+),353,351,241,210,170,139 実施例21:性状(15) NMR(CDCl3)δ: 2.76(s) 3.06(s) 3.05−3.25(m) 3.3−3.6(m) 3.82(s) 4.69(m) 5.28(s) 5.46(m) 6.54(d,J=8.1Hz) 6.8−7.4(m) 7.65(d,J=7.5Hz) 実施例29:性状(16) IR(CDCl3)cm-1: 3470,1710,1621,1522,1266 NMR(CDCl3)δ: 3.30(3H,s) 3.74(3H,s) 7.49−7.24(12H,m) 7.70(1H,dd,J=1.2Hz,6.6Hz) 7.86(1H,d,J=3.0Hz) 7.90(1H,s) 9.83(1H,broad) MS(70eV)m/z: 410(M+),393,351,229,194,188,181,170 実施例30:性状(17) IR(CDCl3)cm-1: 3450,1703,1650,1620,1545,1518,1345,1259,1237 NMR(CDCl3)δ: 3.37(3H,s) 3.88(3H,s) 7.23(1H,t,J=7.8Hz) 7.32(1H,t,J=7.5Hz) 7.48(1H,d,J=7.8Hz) 7.62(1H,d,J=7.5Hz) 7.74(1H,d,J=2.8Hz) 7.87(1H,s) 8.45(2H,d,J=2.0Hz) 8.89(1H,t,J=2.0Hz) 9.15(1H,broad) MS(70eV)m/z: 424(M+),365,229,208,197,188,170,160,155 実施例31:性状(18) IR(CDCl3)cm-1: 3460,1710,1642,1620,1538,1350,1263 NMR(CDCl3)δ: 3.33(3H,s) 3.81(3H,s) 7.20−7.34(3H,m) 7.47(1H,d,J=7.0Hz) 7.64(1H,d,J=8.1Hz) 7.70(1H,dt,J=7.7Hz,1.3Hz) 7.70(1H,d,J=7.0Hz) 7.80(1H,d,J=2.7Hz) 7.87(1H,s) 8.13(1H,dm,J=8.2Hz) 8.24(1H,t,J=1.8Hz) 9.30(1H,broad) MS(70eV)m/z: 379(M+),229,197,188,170,163,160,155,150 実施例36:性状(19) IR(CDCl3)cm-1: 3465,1707,1645,1610,1578,1520,1329,1241,1206,109
0 NMR(CDCl3)δ: 3.24(3H,s) 3.87(3H,s) 6.72(1H,d,J=15.7Hz) 7.21−7.33(7H,m) 7.56(1H,m) 7.59(1H,d,J=3.1Hz) 7.72(1H,d,J=15.7Hz) 7.87(1H,m) 8.24(1H,s) 10.48(1H,broad) MS(70eV)m/z: 360(M+),301,230,229,206,197,188,170,155 実施例39:性状(20) IR(CDCl3)cm-1: 3475,1620,1522,1413,1267,1115,1090,1015,837 NMR(CDCl3)δ: 3.10−3.92(8H,m) 3.36(3H,s) 6.85(1H,s) 7.20(2H,d,J=7.6Hz) 7.25(1H,t,J=8.0Hz) 7.31(1H,t,J=8.0Hz) 7.41(2H,d,J=7.6Hz) 7.48(1H,d,J=8.0Hz) 7.63(1H,d,J=8.0Hz) 7.74(1H,broad) 9.47(1H,broad) MS(70eV)m/z: 425,423(M+),337,284,268,243,215,197,170,169,15
5,154,152,139 実施例43:性状(21) IR(CDCl3)cm-1: 3470,1635,1618,1523,1088,1012,835 NMR(CDCl3)δ: 1.4−1.9(4H,m) 3.05−3.35(4H,m) 3.35(3H,s) 6.99(1H,s) 7.18(2H,d,J=8.2Hz) 7.37(2H,d,J=8.2Hz) 7.15−7.3(2H,m) 7.48(1H,d,J=8.5Hz) 7.64(1H,d,J=7.5Hz) 7.72(1H,d,J=2.4Hz) 9.79(1H,broad) MS(70eV)m/z: 409,408,407(M+),338,337,336,309,268,227,199,19
7,171,170,169,155,154,152,141 実施例47:性状(22) NMR(CDCl3)δ: 3.21(3H,s) 3.72(3H,s) 5.43(2H,s) 7.05−7.45(10H,m) 7.72(1H,s) 7.75−7.80(1H,m) 7.84(1H,s) MS(70eV)m/z: 460,458(M+),319,228,169,152,91 実施例40:性状(23) IR(ヌジョール)cm-1: 3350,3255,1656,1630,1607,1578,1513,1252,1135,109
2,1015,933,840,747 NMR(CDCl3)δ: 1.14(3H,d,J=6.7Hz) 1.18(3H,d,J=6.7Hz) 3.32(3H,s) 4.16(1H,m) 5.74(1H,d,J=8.6Hz) 7.11(2H,d,J=8.6Hz) 7.36(2H,d,J=8.6Hz) 7.17−7.45(3H,m) 7.56(1H,d,J=2.9Hz) 7.71(1H,d,J=7.3Hz) 7.78(1H,s) 9.22(1H,broad) MS(70eV)m/z: 397,396,395(M+),336,309,269,256,215,187,172,17
1,170,155,154 実施例42:性状(24) IR(ヌジョール)cm-1: 3325,3180,1650,1616,1597,1253,1148,1093,1010,745 NMR(CDCl3)δ: 3.30(3H,s) 4.43(1H,dd,J=14.6Hz,5.4Hz) 4.65(1H,dd,J=14.6Hz,6.0Hz) 6.71(1H,t,J=5.1Hz) 7.02(2H,d,J=8.6Hz) 7.24(2H,d,J=8.6Hz) 7.15−7.32(7H,m) 7.43(1H,dd,J=3.3Hz,1.7Hz) 7.56(1H,d,J=2.9Hz) 7.72(1H,d,J=7.3Hz) 7.86(1H,s) 9.12(1H,broad) MS(70eV)m/z: 445,444,443(M+),336,309,304,276,269,235,213,17
2,171,170,155,154 実施例22:性状(25) NMR(CDCl3)δ: 2.93(3H,broad s) 3.15−3.60(2H,m) 3.73(3H,s) 3.80(3H,s) 4.60−5.60(1H,m) 6.30−7.70(9H,m) 8.75(1H,broad S) 実施例23:性状(26) NMR(CDCl3)δ: 2.97(3H,broad s) 3.15−3.60(2H,m) 3.60(3H,s) 3.80(3H,s) 4.60−5.60(1H,m) 6.20−7.70(9H,m) 8.80(1H,broad S) 実施例24:性状(27) NMR(CDCl3)δ: 2.80(broad s) 3.07(broad s) 3.20−3.70(2H,m) 3.80(3H,s) 4.50−4.80(m) 5.30−5.70(m) 6.40−7.90(9H,m) 9.87(1H,broad s) 実施例25:性状(28) NMR(CDCl3)δ: 2.70(s) 3.10(s) 3.20−3.60(2H,m) 3.83(3H,s) 4.33−4.70(m) 5.33−5.55(m) 6.50−8.40(9H,m) 9.05(broad s) 9.15(broad s) 実施例26:性状(29) NMR(CDCl3)δ: 2.34(3H,s) 2.90(3H,s) 3.00−3.40(2H,m) 3.50(3H,s) 4.95(d,J=7Hz) 5.05(d,J=7Hz) 6.95−7.80(9H,m) 8.40(1H,broad s) 実施例39:性状(30) NMR(CDCl3)δ: 2.37(3H,s) 3.13(3H,s) 3.53(3H,s) 7.10−7.40(5H,m) 7.65−7.85(3H,m) 8.20(1H,s) 8.38(1H,d,J=3Hz) 8.20(1H,s) 8.38(1H,d,J=3Hz) 9.65(1H,broad s) 実施例59 2−(N−メチル−N−ベンゾイル)アミノ−3−
(3−インドリル)アクリル酸500mgを、乾燥ジクロロ
メタン10mlに加えて溶解させ、該溶液に、アルゴン気流
下、撹拌しながら乾燥トリエチルアミン222μlを室温
で加えた。20分間撹拌後、この溶液にフエニルN−フエ
ニルホスホリラミドクロリデート426mgを加え、10分間
撹拌した後、イソプロピルアミン140ml及びトリエチル
アミン228μlの乾燥ジクロロメタン3ml溶液を徐々に加
えた。2.5時間室温にて撹拌した後、減圧濃縮し、得ら
れた残渣を酢酸エチルで2回抽出し、食塩水、1N塩酸、
食塩水、炭酸水素ナトリウム水溶液及び食塩水で順次洗
浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液;クロロホルム:メタノール=50:1)にて精
製し、クロロホルム−n−ヘキサンより再結晶して、2
−(N−メチル−N−ベンゾイル)アミノ−3−(3−
インドリル)アクリル(N−イソプロピル)アミド383m
gを得た。
融点:214〜215℃ 性状:黄色プリズム状 実施例60 Nα−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイル)トリ
プトフアン900mgを、乾燥ジクロロメタン30mlに溶解さ
せ、該溶液をアルゴン気流下、撹拌しながら−10℃に冷
却し、これにトリエチルアミン369μlを加え、次にジ
フエニルホスフイニルクロリド529μlを10分間を要し
て徐々に加えた。−10℃にて15分間撹拌した後、乾燥ト
リエチルアミン369μl及びN−フエニルピペラジン405
μlを加え、−10℃にて30分間撹拌後、更に1時間室温
で撹拌した。反応混合物に水を加えた後、減圧濃縮し、
得られた残渣を酢酸エチルで2回抽出し、抽出液を食塩
水、炭酸水素ナトリウム水溶液及び食塩水で順次洗浄し
た。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;クロロホルム:メタノール=125:1)にて精製し
て、Nα−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイル)ト
リプトフアン−(4−フエニルー1ーピペラジニル)ア
ミド871mgを得た。
IR(CDCl3)cm-1: 3490,1625,1600,1230,1092,1015,838 NMR(CDCl3)δ: 2.60−3.17(4H,m) 2.99(3H,s) 3.32(1H,dd,J=14.3Hz,7.2Hz) 3.48(1H,dd,J=14.3Hz J=7.8Hz) 3.55−3.90(4H,m) 6.01(1H,t,J=7.5Hz) 6.80−7.37(13H,m) 7.77(1H,dd,J=7.2Hz,1.4Hz) 8.27(1H,broad) MS(70eV)m/z: 502,500(M+),371,332,331,311,232,214,212,210,18
9,171,170,162,161 上記実施例59及び60と同様にして、適当な出発原料を
用いて、実施例14〜18、39〜44、75〜95、101、119〜12
2、135〜139、144〜178、180〜184、186、187、190〜20
1、203及び204で得られた化合物と同一化合物を製造で
きる。
実施例61 メチル 2−〔N−メチル−N−(4−クロロベンゾ
イル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリレート
1.70gを、メタノール20ml及びテトラヒドロフラン20ml
の混合液に溶解させ、この溶液に1モルの水酸化カリウ
ム水溶液を加え、アルゴン気流下に、8時間加熱還流さ
せた。反応混合物を減圧濃縮後、得られた残渣に水を加
え、次に酢酸エチルで洗浄後、1N塩酸にて酸性とした。
酢酸エチルで2回抽出し、抽出液を食塩水で洗浄後、硫
酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮後に得られた残渣を、
シリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出液;クロロ
ホルム:メタノール:酢酸=1000:25:3.5)で精製後、
ベンゼン−ジクロロメタンより再結晶して、2−〔N−
メチル−N−(4−クロロベンゾイル)アミノ〕−3−
(3−インドリル)アクリル酸1.43gを得た。
融点:238〜240℃(分解) 実施例62 メチル Nα−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイ
ル)トリプトフアネート5.0gを、メタノール40mlに溶解
し、1M水酸化ナトリウム水溶液27mlを加え、室温でアル
ゴン気流下に4時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮
後、残渣に水を加え、次に6N塩酸を加えて酸性とした。
酢酸エチルで2回抽出し、抽出液を食塩水で洗浄後、硫
酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮後に得られた残渣を、
シリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出後;クロロ
ホルム:メタノール:酢酸=100:4:1)で精製して、N
α−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイル)トリプト
フアン4.5gを得た。
IR(CDCl3)cm-1: 3475,3500〜2400(broad),1712,1623,1595,1264,108
8,835 NMR(CDCl3)δ: 2.78(s) 3.09(s) 3.04−3.20(m) 3.33−3.60(m) 4.68(dd,J=11.4Hz,3.5Hz) 5.33(dd,J=8.9Hz,5.7Hz) 6.51(1H,d,J=7.6Hz) 6.80−7.49(m) 7.65(d,J=7.6Hz) 8.05(broad) 8.34 8.39(broad) MS(70e V)m/z: 404,402(M+),356,292,291,256,201,187,170,139,13
0 上記実施例61及び実施例62と同様にして、適当な出発
原料を用いて、実施例54、102、115、133、134、185及
び202で得られる化合物と同一化合物を製造できる。
実施例63 メチル Nα−メチル−Nα−(3,4,5−トリメトキ
シベンゾイル)アミノ−3−(3−インドリル)アクリ
レート1.30gのテトラヒドロフラン30ml溶液に、0℃下
に、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノ
ン(DDQ)0.91gの乾燥テトラヒドロフラン4ml溶液を、
8分間を要して滴下した。混合物を室温にて、3時間撹
拌後、これに1Nチオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて反応
を停止させ、次いで酢酸エチルにて抽出した。炭酸水素
ナトリウム水溶液及び食塩水で順次洗浄後、硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフイー(溶出液;クロロホル
ム:メタノール=200:1)にて精製し、ジクロロメタン
−n−ヘキサンより再結晶した。かくしてメチル 2−
〔N−メチル−N−(3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル〕アミノ−3−(3−インドリル)アクリレート1.11
gを得た。
融 点:140〜141℃ 性 状:白色針状晶 実施例64 メチル Nα−メチル−Nα−(4−フエニルベンゾ
イル)トリプトフアネート889mgの乾燥テトラヒドロフ
ラン30ml溶液に、室温下、アルゴン気流下に、DDQ636mg
の乾燥テトラヒドロフラン5ml溶液を、10分間を要して
滴下した。混合物を2時間室温で撹拌後、これに1Nチオ
硫酸ナトリウム水溶液を加えて反応を停止させ、次いで
酢酸エチルにて2回抽出した。炭酸水素ナトリウム水溶
液及び食塩水で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー(溶出液;クロロホルム:メタノ
ール=200:1)にて精製してメチル 2−〔N−メチル
−N−(4−フエニルベンゾイル)アミノ−3−(3−
インドリル)アクリレート900mgを得た。
IR(CDCl3)cm-1: 3470,1710,1621,1522,1266 NMR(CDCl3)δ: 3.30(3H,s) 3.74(3H,s) 7.49−7.24(12H,m) 7.70(1H,dd,J=1.2Hz,6.6Hz) 7.86(1H,d,J=3.0Hz) 7.90(1H,s) 9.83(1H,broad) MS(70e V)m/z: 410(M+),393,351,229,194,188,181,170 上記実施例63及び実施例64と同様にして、適当な出発
原料を用いて、実施例28、30〜58、75〜86、96〜133、1
35〜139、141〜148、163〜178、184、187、189〜191、1
97〜200、203及び204で得られる各化合物と同一化合物
を製造できる。
実施例65 メチル Nα−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイ
ル)トリプトフアネート561mgをジメチルホルムアミド5
mlに溶解し、この溶液に氷冷下に、水素化ナトリウム91
mgを加え、15分間撹拌後、更にヨウ化メチル14μlを加
え、氷冷下に1時間撹拌した。反応混合物を氷水中に注
ぎ、酢酸エチルにて抽出した。水及び飽和食塩水で順次
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を
留去して濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフイー(溶出液;ジクロロメタン:酢酸エチル
=9:1)にて精製して、メチル 1,Nα−ジメチル−Nα
−(4−クロロベンゾイル)トリプトフアネート500mg
を得た。
NMR(CDCl3)δ: 2.77(s) 3.06(s) 3.05−3.20(m) 3.25−3.65(m) 3.75(s) 3.81(s) 4.25(m) 4.63(m) 5.42(m) 6.55(d,J=6.7Hz) 6.80−7.35(m) 7.63(d) 上記実施例65と同様にして、適当な出発原料を用い
て、実施例20、21、45〜47、96、97、99、104〜109、11
3、123、124、126、127、129、131、135〜139、142〜14
8、179〜182、184及び204で得られる化合物と同一化合
物を製造できる。
実施例66 2−〔N−メチル−(4−クロロベンゾイル)アミ
ノ〕−3−(3−インドリル)アクリル酸6.1gを、メタ
ノール50mlに懸濁させた。これに氷冷下撹拌下に、塩化
チオニル5.3gを滴下し、室温にて一晩撹拌した。メタノ
ール及び塩化チオニルを減圧留去後、残渣をメタノール
−クロロホルムより再結晶して、メチル 2−〔N−メ
チル−N−(4−クロロベンゾイル)アミノ〕−3−
(3−インドリル)アクリレート3gを得た。
融 点:224℃ 性 状:白色プリズム状晶 上記実施例66と同様にして、適当な出発原料を用い
て、実施例1〜11、19〜34、36〜37、45〜53、56〜58、
96〜100、103〜114、123〜132、140〜143、179、188及
び189で得られる各化合物と同一化合物を製造できる。
実施例67 メチル Nα−メチルトリプトフアネート1.4g、DCC
1.3g及び3,4,5−トリメトキシ安息香酸1.35gをジオキサ
ン10mlに懸濁させ、60〜70℃で5時間撹拌した。反応終
了後、溶媒を留去し、ジエチルエーテルを加えて析出晶
を去した。液を濃縮後、残渣にクロロホルムを加え
て溶解させ、水及び飽和食塩水で順次洗浄した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出
液;クロロホルム:メタノール=200:1)にて精製し
て、メチル Nα−メチル−Nα−(3,4,5−トリメト
キシベンゾイル)トリプトフアネート300mgを得た。
IR(CDCl3)cm-1: 3475,1738,1627,1585,1411,1238,1215,1128 NMR(CDCl3)δ: 2.82(broad s) 3.10(broad s) 3.50(3H,broad s) 3.63(3H,broad s) 3.78(3H,s) 3.84(3H,s) 3.1−3.7(2H,m) 4.90(m) 5.56(m) 6.07(broad) 6.22(broad) 6.93(m) 7.13(m) 7.32(d,J=8.4Hz) 7.65(broad) 8.42(broad) 8.44(broad) MS(72e V)m/z: 426(M+),226,225,202,201,196,195,170,152,131,13
0 実施例68 メチル Nα−メチルトリプトフアネート1.4g及びト
リエチルアミン0.8mlをテトラヒドロフラン10mlに懸濁
させ、室温で撹拌下にジエチルクロロホスフエート1.0g
のテトラヒドロフラン10ml溶液を滴下し、3時間撹拌し
た。このものに3,4,5−トリメトキシ安息香酸1.35gのテ
トラヒドロフラン10ml溶液を滴下し、室温で更に10時間
撹拌した。反応終了後、析出晶を去し、液を濃縮し
て、残渣に飽和重炭酸ナトリウムを注ぎ、クロロホルム
で抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出液;ク
ロロホルム:メタノール=200:1)にて精製して、メチ
ル Nα−メチル−Nα−(3,4,5−トリメトキシベン
ゾイル)トリプトフアネート0.85gを得た。
IR(CDCl3)cm-1: 3475,1738,1627,1585,1411,1238,1215,1128 NMR(CDCl3)δ: 7.32(d,J=8.4Hz) 7.65(broad) 8.42(broad) 8.44(broad) 2.82(broad s) 3.10(broad s) 3.50(3H,broad s) 3.63(3H,broad s) 3.78(3H,s) 3.84(3H,s) 3.1−3.7(2H,m) 4.90(m) 5.56(m) 6.07(broad) 6.22(broad) 6.93(m) 7.13(m) MS(70e V)m/z: 426(M+),226,225,202,201,196,195,170,152,131,13
0 実施例69 3,4,5−トリメトキシ安息香酸6.56g及びトリエチルア
ミン4mlのジメチルホルムアミド50ml溶液に、イソブチ
ルクロロホルメート3.87gのジメチルホルムアミド2ml溶
液を滴下した。室温で30分間撹拌後、これにメチル N
α−メチル−トリプトフアネート7.08gのジメチルホル
ムアミド3ml溶液を滴下し、室温で30分間、次いで50〜6
0℃で1時間撹拌した。反応混合物を多量の飽和食塩水
に注ぎ込み、クロロホルムで抽出し、水洗後、乾燥し
た。溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイー(溶出液;クロロホルム:メタノール
=200:1)にて精製して、メチル Nα−メチル−Nα
−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)トリプトフアネ
ート3.8gを得た。
IR(CDCl3)cm-1: 3475,1738,1627,1585,1411,1238,1215,1128 NMR(CDCl3)δ: 7.32(d,J=8.4Hz) 7.65(broad) 8.42(broad) 8.44(broad) 2.82(broad s) 3.10(broad s) 3.50(3H,broad s) 3.63(3H,broad s) 3.78(3H,s) 3.84(3H,s) 3.1−3.7(2H,m) 4.90(m) 5.56(m) 6.07(broad) 6.22(broad) 6.93(m) 7.13(m) MS(70e V)m/z: 426(M+),226,225,202,201,196,195,170,152,131,13
0 実施例70 エタノール100mlにエチル 3,4,5−トリメトキシベン
ゾエート2.16g、ナトリウムエチラート0.5g及びメチル
α−メチルトリプトフアネート2.45gを加えてオー
トクレーブ中、110気圧、140〜150℃にて6時間反応さ
せた。冷却後、反応液を減圧濃縮し、残渣をクロロホル
ム200mlに溶解させ、1%炭酸カリウム水溶液、希塩酸
及び水で順次洗浄後、得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフイー(溶出液;クロロホルム:メタノー
ル=200:1)にて精製して、メチル Nα−メチル−N
α−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)トリプトフア
ネート320mgを得た。
IR(CDCl3)cm-1: 3475,1738,1627,1585,1411,1238,1215,1128 NMR(CDCl3)δ: 7.32(d,J=8.4Hz) 7.65(broad) 8.42(broad) 8.44(broad) 2.82(broad s) 3.10(broad s) 3.50(3H,broad s) 3.63(3H,broad s) 3.78(3H,s) 3.84(3H,s) 3.1−3.7(2H,m) 4.90(m) 5.56(m) 6.07(broad) 6.22(broad) 6.93(m) 7.13(m) MS(70e V)m/z: 426(M+),226,225,202,201,196,195,170,152,131,13
0 上記実施例66〜70と同様にして、適当な出発原料を用
いて、実施例2〜58及び75〜204で得られる各化合物と
同一化合物を製造できる。
実施例71 イソプロピルアミン0.41gと炭酸カリウム2.4gとをア
セトン60ml及び水30mlに溶解させた。これに氷冷撹拌下
に2−(N−メチル−N−ベンゾイル)アミノ−3−
(3−インドリル)アクリル酸クロライド2.32gのアセ
トン10ml溶液を適すした。氷冷下に2時間撹拌後、アセ
トンを留去し、クロロホルム−n−ヘキサンから再結晶
して、2−(N−メチル−N−ベンゾイル)アミノ−3
−(3−インドリル)アクリル(N−イソプロピル)ア
ミド1.4gを得た。
融 点:214〜215℃ 性 状:黄色プリズム状晶 実施例72 イソプロピルアミン0.36g、DCC1.3g及び2−(N−メ
チル−N−ベンゾイル)アミノ−3−(3−インドリ
ル)アクリル酸2.04gをジオキサン10mlに懸濁させ、60
〜70℃で5時間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去し、
ジエチルエーテルを加えて析出結晶を去し、液を濃
縮後、残渣にクロロホルムを加えて溶解させ、水及び飽
和食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
留去し、クロロホルム−n−ヘキサンから再結晶して、
2−(N−メチル−N−ベンゾイル)アミノ−3−(3
−インドリル)アクリル−(N−イソプロピル)アミド
340mgを得た。
融 点:214〜215℃ 性 状:黄色プリズム状晶 実施例73 2−(N−メチル−N−ベンゾイル)アミノ−3−
(3−インドリル)アクリル酸9.90g及びトリエチルア
ミン4mlのジメチルホルムアミド50ml溶液に、イソブチ
ルクロロホルメート3.87gのジメチルホルムアミド2ml溶
液を滴下した。室温で30分間撹拌後、イソプロピルアミ
ン1.82gのジメチルホルムアミド3ml溶液を滴下し、室温
で30分間、次いで50〜60℃で1時間撹拌した。反応混合
物を多量の飽和食塩水に注ぎ込み、クロロホルム抽出
し、水洗後、乾燥した。溶媒を留去して得られる粗結晶
をクロロホルム−n−ヘキサンから再結晶して、2−
(N−メチル−N−ベンゾイル)アミノ−3−(3−イ
ンドリル)アクリル−(N−イソプロピル)アミド3.6g
を得た。
融 点:214〜215℃ 性 状:黄色プリズム状晶 実施例74 エタノール100mlにメチル 2−(N−メチル−N−
ベンゾイル)アミノ−3−(3−インドリル)アクリレ
ート3.01g、ナトリウムエチラート0.5g及びイソプロピ
ルアミン0.63gを加えてオートクレーブ中、110気圧、14
0〜150℃にて6時間反応させた。冷却後、反応液を減圧
濃縮し、残渣をクロロホルム200mlに溶解させ、1%炭
酸カリウム水溶液、希塩酸及び水で順次洗浄後、硫酸ナ
トリウムで乾燥し、溶媒を留去し、クロロホルム−n−
ヘキサンから再結晶して、2−(N−メチル−N−ベン
ゾイル)アミノ−3−(3−インドリル)アクリル−
(N−イソプロピル)アミド280mgを得た。
融 点:214〜215℃ 性 状:黄色プリズム状晶 上記実施例71〜74と同様にして、適当な出発原料を用
いて、実施例14〜18、39〜44、60、75〜95、101、119〜
122、135〜139、144〜178、180〜184、186、187、190〜
201、203及び204で得られる化合物と同一化合物を製造
できる。
実施例75〜204 実施例1と同様にして、適当な出発原料を用いて、下
記第3表に示す各化合物を得た。
また得られた各化合物の性状(融点、NMR、IR、MS)
及び結晶形(再結晶溶媒)を第4表に示す。
尚、上記第4表の性状の項における(31)〜(92)
は、次の通りである。
性状(31) IR(CDCl3)cm-1: 3470,3280,1657,1637,1610,1500,1270,1222,1204,109
0,1013 NMR(CDCl3)δ: 1.33(9H,s)、3.31(3H,s) 5.69(1H,broads) 7.13(2H,d,J=8.5Hz) 7.37(2H,d,J=8.5Hz) 7.21−7.55(2H,m) 7.56(1H,d,J=2.6Hz) 7.71(1H,d,J=7.0Hz) 7.72(1H,s) 9.34(1H,broad) MS(70e V)m/z: 411,409(M+),309,269,240,229,198,197,171,170,15
5,152,145,141,139,130 性状(32) IR(CDCl3)cm-1: 3460,1653,1622,1600,1525,1490,1090,1067,1012,838 NMR(CDCl3)δ: 2.67(broad)、2.77(s) 2.94(s)、3.28(s) 3.36(s)、6.85(1H,s) 7.17(2H,d,J=8.2Hz) 7.36(2H,d,J=8.2Hz) 7.15−7.4(2H,m) 7.46(1H,d,J=8.2Hz) 7.61(1H,d,J=7.5Hz) 7.68(1H,d,J=2.4Hz 8.99(broad)、9.81(broad) 性状(33) IR(CDCl3)cm-1: 3470,1635,1618,1524,1377,1272,1089,1013 NMR(CDCl3)δ: 1.07(6H,t,J=6.8Hz) 2.93(2H,d,m,J=13.6Hz) 3.31(2H,dm,J=13.6Hz) 3.37(3H,s)、6.85(1H,s) 7.16(2H,d,J=8.2Hz) 7.2−7.35(2H,m) 7.38(1H,d,J=8.2Hz) 7.49(1H,d,J=8.2Hz) 7.60(1H,d,J=7.5Hz) 7.71(1H,d,J=2.7Hz) 9.79(1H,broad) MS(70e V)m/z: 411,409(M+),408,337,336,270,240,201,152,100 性状(34) IR(ヌジョール)cm-1: 3270,3075,1660,1617,1597,1555,1081,1070,1013,742 性状(35) IR(CDCl3)cm-1: 3480,1625,1091,1070,1018,740 NMR(CDCl3)δ: 1.62−1.86(2H,m) 2.97(s)、3.04(s) 3.06(s)、3.11(s) 3.2−3.65(m) 3.81(t,J=8.3Hz) 4.17(s)、4.24(s) 4.62(m)、5.64(m) 5.71(m)、7.01−7.4(m) 7.68(t,J=7.5Hz) 7.74(t,J=7.5Hz) 8.52(broad)、8.64(broad) MS(70e V)m/z: 426(M+1),408,342,339,313,311,256,209,171,17
0,157,141,140,130 性状(36) IR(ヌジョール)cm-1: 3410,1735,1717,1678,1629,1605,1587,1536,1288,126
5,1215,1081,812,745 NMR(CDCl3)δ: 1.50(9H,s)、3.86(3H,s) 3.90(3H,s) 6.96(1H,dd,J=9.1Hz,2.6Hz) 7.14(1H,d,J=2.6Hz) 7.37(1H,s) 7.63(2H,d,J=8.4Hz) 7.71(1H,broad) 7.77(1H,s) 7.80(2H,d,J=8.4Hz) 8.02(1H,d,J=9.1Hz) MS(70e V)m/z: 474,472(M+),430,428,398,396,245,185,183,157,15
5,105 性状(37) IR(ヌジョール)cm-1: 3275,1723,1645,1592,1551,1527,1370,1293,1275,125
4,1215,1154,893,857,761 NMR(CDCl3)δ: 1.69(9H,s)、3.85(3H,s) 3.88(3H,s) 6.96(1H,dd,J=8.8Hz,2.6Hz) 7.08(1H,d,J=2.6Hz) 7.77(2H,d,J=8.4Hz) 7.64(2H,d,J=8.4Hz) 8.03(1H,d,J=8.8Hz) 8.16(1H,s) 8.41(1H,broad) 8.43(1H,s) MS(70e V)m/z: 530,528(M+),474,472,431,430,429,428,398,396,24
5,213,185 性状(38) IR(CDCl3)cm-1: 1732,1710,1650,1621,1588,1534,1257,1213,1150,108
2,835 NMR(CDCl3)δ: 1.70(9H,s)、3.25(3H,s) 3.73(3H,s)、3.88(3H,s) 7.03(1H,dd,J=9.0Hz,2.2Hz) 7.11(1H,d,J=2.2Hz) 7.25(2H,d,J=8.8Hz) 7.34(2H,d,J=8.8Hz) 7.67(1H,s) 8.07(1H,d,J=9.0Hz) 8.08(1H,s) MS(70e V)m/z: 544,542(M+),444,442,259,200,198,196,185,109,9
7,95,86,84 性状(39) IR(CDCl3)cm-1: 3450,1703,1615,1587,1510,1294,1262,1207,1074,834 NMR(CDCl3)δ: 3.26(3H,s)、3.74(3H,s) 3.88(3H,s) 6.95(1H,dd,J=8.8Hz,2.2Hz) 7.16(1H,d,J=2.2Hz) 7.25(2H,d,J=8.8Hz) 7.29(2H,d,J=8.8Hz) 7.34(1H,d,J=8.8Hz) 7.74(1H,d,J=3.3Hz) 7.82(1H,s) 9.66(1H,broad) MS(70e V)m/z: 444,442(M+),260,259,228,227,218,200,199,198,19
6,190,186,185 性状(40) IR(CDCl3)cm-1: 3465,1655,1637,1606,1590,1502,1256,1213,835,803 NMR(CDCl3)δ: 1.15(3H,d,J=7.7Hz) 1.19(3H,d,J=6.9Hz) 3.30(3H,s)、3.81(3H,s) 4.17(1H,m) 5.80(1H,d,J=8.0Hz) 6.91(1H,dd,J=8.8Hz,2.2Hz) 7.10(1H,d,J=2.2Hz) 7.27(4H,s) 7.30(1H,d,J=8.8Hz) 7.50(1H,d,J=2.8Hz) 7.77(1H,s) 9.42(1H,broad) MS(70e V)m/z: 471,469(M+),385,383,345,343,286,245,217,202,20
1,200,198,196,185 性状(41) IR(ヌジョール)cm-1: 3600〜2400,1664,1628,1612,1587,1513,1225,1081,84
4,762,743 NMR(CDCl3+ピリジン−d5)δ: 3.34(3H,s) 6.5(1H,broad) 7.26(2H,d,J=8.4Hz) 7.41(2H,d,J=8.4Hz) 7.1−7.5(3H,m) 7.81(1H,m) 7.89(1H,d,J=2.9Hz) 8.02(1H,s) 12.24(1H,broad) MS(70e V)m/z: 400,398(M+),356,354,310,276,215,198,196,185,18
3,172,171,170,155 性状(42) IR(ヌジョール)cm-1: 3400,1736,1720,1676,1633,1585,1542,1272,1235,115
3,1065,810 NMR(CDCl3)δ: 1.50(9H,s)、3.90(3H,s) 7.29(1H,dd,J=8.8Hz,2.0Hz) 7.62(2H,d,J=8.6Hz) 7.69(1H,d,J=2.0Hz) 7.70(1H,s)、7.72(1H,s) 7.78(2H,d,J=8.6Hz) 7.83(1H,broad) 8.06(1H,d,J=8.8Hz) MS(70e V)m/z: 534,532(M+),478,476,446,444,434,432,402,400,24
9,189,185,183 性状(43) IR(ヌジョール)cm-1: 3230,1711,1642,1591,1552,1525,1364,1286,1213,115
5,1073,857,764 NMR(CDCl3)δ: 1.69(9H,s)、3.86(3H,s) 7.29(1H,dd,J=8.8Hz,2.0Hz) 7.59(1H,d,J=2.0Hz) 7.64(2H,d,J=8.6Hz) 7.75(2H,d,J=8.6Hz) 8.07(1H,d,J=8.8Hz) 8.20(1H,s) 8.40(1H,d,J=1.0Hz) 8.43(1H,broad) MS(70e V)m/z: 536,534,532(M+),477,475,445,443,433,431,401,39
9,251,249,185,183 性状(44) IR(ヌジョール)cm-1: 3425,1740,1723,1680,1635,1587,1570,1543,1275,123
8,1156,1094,1022,812 NMR(CDCl3)δ: 1.50(9H,s)、3.89(3H,s) 7.42(1H,dd,J=8.8Hz,1.9Hz) 7.61(2H,d,J=8.5H) 7.68(1H,s)、7.70(1H,s) 7.77(2H,d,J=8.5Hz) 7.83(1H,d,J=1.9Hz) 7.88(1H,broads) 8.01(1H,d,J=8.8Hz) MS(70e V)m/z: 578(M+),524,522,520,480,478,476,448,446,444,29
5,293,185,183 性状(45) IR(ヌジョール)cm-1: 3220,1722,1643,1590,1553,1526,1371,1284,1212,115
5,763 NMR(CDCl3)δ: 1.69(1H,s)、3.85(3H,s) 7.43(1H,dd,J=8.8Hz,2.0Hz) 7.64(2H,d,J=8.6Hz) 7.75(2H,d,J=8.6Hz) 7.75(1H,d,J=2.0Hz) 8.02(1H,d,J=8.8Hz) 8.17(1H,d,J=1.1Hz) 8.41(1H,d,J=1.1Hz) 8.42(1H,broads) MS(70e V)m/z: 578(M+),521,480,478,476,447,445,443,295,293,21
4,185,183 性状(46) IR(ヌジョール)cm-1: 3400,1732,1677,1633,1586,1541 NMR(CDCl3)δ: 1.50(9H,s)、3.88(3H,s) 5.07(2H,s) 7.02(1H,dd,J=9.0Hz,2.4Hz) 7.23(1H,d,J=2.4Hz) 7.3−7.47(5H,m) 7.59(2H,d,J=8.5Hz) 7.70(1H,s)、7.73(1H,s) 7.78(2H,d,J=8.5Hz) 8.02(1H,d,J=9.0Hz) MS(70e V)m/z: 506,504,474,472,383,381,355,353,321,261,213,185,
183,91 性状(47) IR(CDCl3)cm-1: 3390,1726,1670,1589,1516,1371,1275,1154 NMR(CDCl3)δ: 1.68(9H,s)、3.83(3H,s) 5.12(2H,s) 7.03(1H,dd,J=9.0Hz,2.4Hz) 7.18(1H,d,J=2.4Hz) 7.31−7.42(3H,m) 7.48(2H,m) 7.62(2H,d,J=8.7Hz) 7.75(2H,d,J=8.7Hz) 8.02(1H,d,J=9.0Hz) 8.16(1H,s) 8.40(1H,d,J=1.0Hz) 8.41(1H,s) MS(70e V)m/z: 606,604(M+),550,548,506,504,474,472,415,413,38
3,381,365,321 性状(48) IR(CDCl3)cm-1: 3410,1726,1670,1593,1519,1325,1264 NMR(CDCl3)δ: 1.70(9H,s)、2.57(3H,s) 3.54(3H,s) 7.11−7.31(3H,m) 7.63(2H,d,J=8.6Hz) 7.76(2H,d,J=8.6Hz) 8.11(1H,dd,J=7.1Hz,1.3Hz) 8.30(1H,d,J=0.9Hz) 8.53(1H,broad) MS(70e V)m/z: 514,512(M+),458,456,414,412,382,380,229,197,18
5,183,169 性状(49) IR(CDCl3)cm-1: 3460,1653,1633,1610,1588,1499 NMR(CDCl3)δ: 1.15(3H,d,J=6.8Hz) 1.18(3H,d,J=7.2Hz) 3.30(3H,s)、4.16(1H,m) 5.04(2H,s) 5.73(1H,d,J=8.0Hz) 7.00(1H,dd,J=8.9Hz,2.3Hz) 7.20(1H,d,J=2.3Hz) 7.25−7.52(1H,m) 7.73(1H,s) 9.10(1H,broad) MS(70e V)m/z: 547,545(M+),461,459,277,276,198,196,186,185,18
3 性状(50) IR(CDCl3)cm-1: 1727,1639,1592,1535,1370,1276,1215,1152 NMR(CDCl3)δ: 1.67(9H,s)、3.34(3H,s) 3.73(3H,s)、5.10(2H,s) 6.82(1H,broad) 6.86(1H,s) 7.02(1H,dd,J=9.0Hz,2.4Hz) 7.32−7.51(9H,m) 8.01(1H,d,J=9.0Hz) 8.37(1H,s) MS(70e V)m/z: 520,518,369,367,335,294,244,228,198,196,185,183 性状(51) IR(CDCl3)cm-1: 1725,1637,1590,1370,1354,1325,1144,1122 NMR(CDCl3)δ: 1.67(9H,s) 2.36(3H,broad) 3.35(3H,s)、3.52(3H,s) 6.79(1H,broad) 6.95(1H,broad) 7.13−7.26(2H,m) 7.48(4H,m) 8.05(1H,d,J=7.5Hz) MS(70e V)m/z: 528,526(M+),472,470,428,426,243,202,198,196,18
5,184,183,169 性状(52) IR(CDCl3)cm-1: 3465,1728,1626,1591,1153,1074,1013,835 NMR(CDCl3)δ: 1.52(9H,s)、2.74(s) 3.06(s)、3.0−3.6(2H,m) 4.50(dd,J=4.2H,10.7Hz) 5.41(m) 6.46(d,J=8.0Hz) 6.91−7.45(m) 7.65(d,J=7.2Hz) 8.35(1H,broad) MS(70e V)m/z: 458,456(M+),403,401,385,383,357,355,243,187,18
5,183,130 性状(53) IR(CDCl3)cm-1: 3460,1694,1617,1590,1519,1270,1248,1155 NMR(CDCl3)δ: 1.42(9H,s)、3.25(3H,s) 7.24−7.35(6H,m) 7.46(1H,m) 7.72−7.77(2H,m) 7,80(1H,s) 9.61(1H,broad) MS(70e V)m/z: 456,454(M+),400,398,383,381,215,198,196,185,18
3,171,170,155 性状(54) NMR(CDCl3)δ: 2.74(3H,s)、3.29(3H,s) 3.78(3H,s) 7.1−7.5(6H,m) 7.67(1H,d,J=7.3Hz) 7.71(1H,s) 7.91(1H,s) 8.49(1H,d,J=8.3Hz) 性状(55) NMR(CDCl3)δ: 1.51(3H,t,J=7.1Hz) 3.26(3H,s)、3.71(3H,s) 4.58(2H,q,J=7.1Hz) 7.1−7.5(6H,m) 7.65−7.75(2H,m) 8.14(1H,s) 8.28(1H,brd,J=7.6Hz) 性状(56) NMR(CDCl3)δ: 1.16(6H,d,J=6.3Hz) 3.36(3H,s)、3.93(3H,s) 4.14(1H,octet,J=6.3Hz) 5.67(1H,d,J=6.3Hz) 7.25(1H,td,J=8.3Hz,1.2Hz) 7.35(1H,td,J=8.3Hz,1.2Hz) 7.39(1H,brd,J=8.3Hz) 7.42(1H,s) 7.53(2H,d,J=8.7Hz) 7.71(1H,brd,J=8.3Hz) 7.72(1H,s) 8.00(2H,d,J=8.7Hz) MS(70e V)m/z: 420(M+),184,163,144 性状(57) NMR(CDCl3)δ: 1.03(6H,d,J=6.3Hz) 3.32(3H,s)、3.76(3H,s) 4.14(1H,octet,J=6.3Hz) 5.71(1H,d,J=6.3Hz) 6.61(1H,s) 7.16(1H,td,J=7.9Hz,1.6Hz) 7.24(1H,td,J=7.9Hz,1.6Hz) 7.28(1H,brd,J=7.9Hz) 7.40(1H,brd,J=7.9H) 7.65(1H,s) 7.90(2H,d,J=8.3Hz) 8.11(2H,d,J=8.3Hz) MS(70e V)m/z: 420(M+),184,163,144 性状(58) NMR(CDCl3−DMSO−d6)δ: 2.85(s)、3.07(s) 3.70(s)、3.74(s) 3.8−4.1(m)、4.43(brd) 5.55(t,J=7.3Hz) 6.53(d,J=7.9Hz) 6.81(t,J=7.4Hz) 6.9−7.2(m) 7.35(d,J=8.1Hz) 7.48(d,J=7.8Hz) 7.64(d,J=6.9Hz) 8.2(brs)、8.57(brs) 10.60(brs) MS(70e V)m/z: 473(M+),471,442,440,385,383,357,355,258,226,18
5,183,170,130,103 性状(59) NMR(CDCl3)δ: 0.90(3H,d,J=7.1Hz) 0.95(3H,d,J=7.1Hz) 2.21(1H,m)、2.85(s) 2.87(s)、3.13(s) 3.3−3.5(m)、3.70(s) 3.78(s)、4.47(m) 4.59(m)、5.58(m) 6.52(broad)、6.9−7.3(m) 7.38(d,J=7.7Hz) 7.49(d,J=8.2Hz) 7.59(d,J=7.7Hz) 8.15(1H,brs) MS(70e V)m/z: 513(M+),515,484,482,385,383,357,355,300,255,25
3,185,183,170,130 性状(60) NMR(CDCl3)δ: 2.55(s)、2.79(s) 2.9−3.5(m)、3.69(s) 3.75(s)、3.81(s) 4.45(broad)、4.85(m) 5.52(q,J=5.9Hz) 6.25(broad) 6.8−7.4(m) 7.45(d,J=8.3Hz) 7.65(brs)、8.13(1H,brs) 性状(61) NMR(CDCl3)δ: 2.65(s)、2.82(s) 2.8−3.5(overlap)、3.71(s) 3.74(s)、3.80(s) 4.46(broad)、4.83(1H,m) 5.50(m)、6.17(broad) 6.25(broad) 6.5−7.6(overlap) 7.62(d,J=6.8Hz) 8.24(brs)、8.29(brs) MS(70e V)m/z: 364,255,253,186,170,130 性状(62) NMR(CDCl3)δ: 2.89(s)、3.09(s) 2.2−2.6(m)、3.74(s) 3.77(s)、3.7−4.1(m) 4.62(m)、4.71(br) 5.35(t,J=8.2Hz) 6.30(d,J=7.3Hz) 6.8−7.2(m) 7.37(d,J=7.7Hz) 7.47(d,J=7.7Hz) 7.65(d,J=7.7Hz) 8.20(1H,brs) 性状(63) NMR(CDCl3)δ: 2.88(s)、3.08(s) 2.3−2.6(m)、3.75(s) 3.7−4.1(overlap(3.95,d) 4.59(br)、4.67(br) 5.38(t,J=7.9Hz) 6.44(br)、6.9−7.3(m) 7.38(d,J=7.7Hz) 7.46(d,J=8.2Hz) 7.66(d,J=7.3Hz) 8.19(1H,brs) 性状(64) NMR(CDCl3)δ: 1.9−2.2(5H,overlap,2.07(s)) 2.44(2H,m)、2.87(s) 3.0−3.2(m) 3.2−3.6(2H,m) 3.72(s)、3.74(s) 4.71(broad,1H)、5.35(m) 6.53(br)、6.9−7.2(m) 7.38(1H,d,J=7.3Hz) 7.48(1H,d,J=7.7Hz) 7.68(1H,t,J=7.3Hz) 8.20(brs) 性状(65) NMR(CDCl3)δ: 2.80(s)、2.87(s) 2.94(d,J=4.7Hz) 2.95−3.2(m) 3.2−3.5(m) 3.63(s)、3.69(s) 3.71(s)、3.76(s) 4.65(broad) 4.90(1H,m) 5.32(t,J=7.3Hz) 5.63(t,J=7.3Hz) 6.46(m)、6.9−7.5(m) 7.68(d,J=6.9Hz) 8.21(brs) 性状(66) NMR(CDCl3)δ: 1.41(3H,d,J=7.2Hz) 2.87(s)、3.08(s) 3.41(d,J=7.9Hz) 3.73(s)、3.79(s) 4.5−4.7(overlap) 4.52(t,J=7.9Hz) 6.50(d,J=7.6Hz) 6.65(brd,J=8.0Hz) 6.9−7.2(overlap) 7.38(d,J=7.9Hz) 7.47(d,J=8.3Hz) 7.68(d,J=8.2Hz) 8.22(brs) 性状(67) NMR(CDCl3)δ: 1.1−1.2(m) 1.3−1.7(overlap) 1.7−1.9(m) 2.93(3H,s) 3.0−3.3(3H,overlap) 3.51(2H,dd,J=14.6Hz,8.0Hz) 3.69(3H,s)、4.54(1H,m) 4.91(br)、5.12(2H,s) 5.51(t,J=8.0Hz) 6.8−7.4(overlap) 7.51(d,J=8.4Hz) 7.68(d,J=7.3Hz) 8.74(brs) 性状(68) NMR(CDCl3)δ: 1.15−1.25(m) 1.25−1.9(overlap) 2.88(s)、2.8−3.25(overlap) 3.41(d,J=7.5Hz) 3.71(s)、4.52(br) 4.63(brs)、4.93(brs) 5.07(s) 5.45(t,J=8.1Hz) 6.63(br)、6.9−7.6(overlap) 7.68(d,J=8.1Hz) 8.32(brs)、8.39(br) MS(70e V)m/z: 678,676(M+),463,385,383,355,185,183,170,130,10
8,91 性状(69) NMR(CDCl3)δ: 2.87(s)、3.06(s) 2.9−3.15(overlap) 3.18(dd,J=10.2Hz,7.8Hz) 3.50(dd,J=10.2Hz,5.1Hz) 3.67(s)、4.57(brd) 4.79(m) 5.47(dd,J=7.8Hz,5.1Hz) 6.52(d,J=7.7Hz) 6.60(s)、6.75(s) 6.9−7.2(overlap) 7.3−7.5(overlap) 7.56(s) 7.61(d,J=7.4Hz) 7.73(d,J=7.5Hz) 8.50(brs) 8.76(brd,J=7.0Hz) 9.02(brs) MS(70e V)m/z: 553,551(M+),338,186,185,183,170,154,130,117 性状(70) NMR(CDCl3)δ: 1.8−2.0(3H,overlap) 2.18(1H,m)、2.92(s) 2.97(s)、3.72(s) 3.19(dd,J=14.6Hz,6.9Hz) 3.39(d,J=7.7Hz) 3.3−3.6(overlap) 3.58(s)、3.73(s) 3.74(s)、4.4−4.6(overlap) 5.85(t,J=7.7Hz) 5.89(dd,J=8.4Hz,6.9Hz) 7.0−7.25(overlap) 7.3−7.5(overlap) 7.68(d,J=8.0Hz) 7.85(d,J=8.0Hz) 8.32(br) 性状(71) NMR(CDCl3)δ: 3.35(3H,s)、3.79(3H,s) 4.13(1H,dd,J=18.3Hz,5.5Hz) 4.25(1H,dd,J=18.3Hz,5.5Hz) 6.84(1H,t,J=5.5Hz) 7.15−7.43(7H,overlap) 7.55(1H,d,J=2.9Hz) 7.66(1H,brd,J=7.3Hz) 7.83(1H,s)、9.24(1H,brs) MS(70e V)m/z: 471,469(M+),384,381,355,353,315,313,286,245,21
7,197,185,183,171,155,130 性状(72) NMR(CDCl3)δ: 0.89(d,J=7.0Hz) 0.93(d,J=7.0Hz) 0.96(d,J=7.0Hz) 2.24(1H,m)、3.36(s) 3.39(s)、3.78(s) 3.79(s) 4.65(d,J=8.9Hz) 4.68(dd,J=8.9Hz,1.3Hz) 6.46(d,J=8.9Hz) 6.56(d,J=8.9Hz) 7.2−7.45(7H,overlap) 7.58(d,J=3.2Hz) 7.59(d,J=3.2Hz) 7.68(1H,brt,J=8.3Hz) 7.78(s)、7.88(s) 9.24(1H,brs) MS(70e V)m/z: 513,511(M+),383,381,355,353,315,313,198,196,18
5,183,171,155,130 性状(73) NMR(CDCl3)δ: 3.09(s) 3.11(dd,J=11Hz,7.7Hz) 3.15(dd,J=13.2Hz,6.3Hz) 3.26(dd,J=11Hz,4.2Hz) 3.28(s) 3.28(dd,J=13.2Hz,5.5Hz) 3.78(s)、3.80(s) 4.93(m)、4.98(m) 6.38(d,J=7.7Hz) 6.45(d,J=7.7Hz) 7.07(d,J=8.5Hz) 7.04−7.41(overlap) 7.50(d,J=2.8Hz) 7.51(d,J=2.8Hz) 7.62(t,J=7.5Hz) 7.70(s)、7.75(s) 9.03(d,J=2.8Hz) 9.06(d,J=2.8Hz) MS(70e V)m/z: 561,559(M+),383,381,376,315,313,198,196,185,18
3,171,155,130 性状(74) NMR(CDCl3)δ: 3.04(s)、3.25(s) 3.0−3.3(overlap) 3.775(s)、3.784(s) 4.86(m)、4.94(m) 6.41(d,J=7.7Hz) 6.51(d,J=8.0Hz) 6.77(d,J=6.2Hz) 6.81(d,J=6.2Hz) 6.9−7.5(overlap) 7.57(d,J=8.2Hz) 7.71(s)、7.75(s) 9.27(brs)、9.33(brs) MS(70e V)m/z: 577,575(M+),254,252,198,196,185,183,171,155,10
7 性状(75) IR(KBr)cm-1; 3350,1735,1625,1500,1425,1135,1070,1005,830,740 NMR(CDCl3)δ: 3.28(1.5H,s) 3.33(1.5H,s) 3.71(1.5H,s) 3.80(1.5H,s) 3.98(1H,dd,J=11.3Hz,2.9Hz) 4.4(0.5H,dd,J=11.3Hz,3.6Hz) 4.15(0.5H,dd,J=11.3Hz,3.6Hz) 4.83(1H,m) 7.1−7.8(10H,overlap) 7.79(0.5H,s) 7.83(0.5H,s) 9.40(1H,brs) MS(70e V)m/z: 501,499(M+),483,481,381,298,286,268,198,197,19
6,185,183,171,155,130 性状(76) NMR(CDCl3)δ: 1.93−2.32(overlap) 2.10(s)、2.13(s) 2.41(1H,m)、2.35(1H,m) 3.34(s)、3.38(s) 3.79(s)、3.80(s) 4.81(1H,m) 6.86(d,J=8.0Hz) 7.1−7.5(overlap) 7.59(m) 7.70(t,J=8.4Hz) 7.78(s)、7.87(s) 9.09(1H,brs) MS(70e V)m/z: 545,543(M+),383,381,360,355,353,315,314,313,31
2,197,185,183,171,155,130 性状(77) NMR(CDCl3)δ: 2.82(dd,J=17.2Hz,1.6Hz) 2.84(dd,J=17.2Hz,1.6Hz) 3.10(1H,dd,J=17.2Hz,4.5Hz) 3.30(s)、3.39(s) 3.72(s)、3.74(s) 3.79(s)、3.80(s) 4.95(1H,m) 7.09−7.41(overlap) 7.59(1H,m)、7.79(s) 7.84(s)、9.17(1H,brs) MS(70e V)m/z: 543,541(M+),383,381,330,315,312,198,197,196,18
5,183,171,155,130 性状(78) NMR(CDCl3)δ: 1.42(3/2H,d,J=7.3Hz) 1.46(3/2H,d,J=7.3Hz) 3.33(3/2H,s) 3.37(3/2H,s) 3.79(3/2H,s) 3.80(3/2H,s) 4.69(1/2H,m) 4.71(1/2H,m) 6.61(1/2H,d,J=7.7Hz) 6.69(1/2H,d,J=7.7Hz) 6.15−6.45(7H,overlap) 7.56(1/2H,d,J=2.9Hz) 7.59(1/2H,d,J=2.9Hz) 7.69(1H,brt,J=7.7Hz) 7.78(1/2H,s) 7.83(1/2H,s) 9.28(1H,brs) MS(70e V)m/z: 485,483(M+),383,381,355,353,315,313,300,198,19
7,196,185,183,171,155,130 性状(79) NMR(CDCl3)δ: 1.26(m)、1.4−1.9(overlap) 2.00(m)、3.19(m) 3.31(s)、3.32(s) 3.73(s)、3.74(s) 4.65(1H,m) 4.9−5.2(overlap) 5.06(s)、5.08(s) 6.80(m)、7.1−7.7(overlap) 7.76(s)、7.86(s) 9.48(brs)、9.88(brs) MS(70e V)m/z: 676,674(M+),568,566,383,381,355,353,313,315,19
8,197,196,171,170,108,91 性状(80) NMR(CDCl3+DMSO−d6)δ: 2.92(2H,m) 3.05(3/2H,s) 3.06(3/2H,s) 3.42(3/2H,s) 4.55(1H,m) 6.59(1/2H,s) 6.62(1/2H,s) 6.63−6.94(overlap) 7.06(1H,d,J=8.5Hz) 7.17(1H,brd,J=7.3Hz) 7.31(1H,overlap) 7.36(1H,s) 7.42(1H,overlap) 7.49(1H,s) 8.45(1/2H,d,J=7.7Hz) 8.65(1/2H,d,J=7.1Hz) MS(70e V)m/z: 551,549(M+),381,254,252,198,197,196,185,183,17
0 性状(81) NMR(CDCl3)δ: 1.75−2.05(overlap) 2.16(m)、3.07(1H,brt) 3.33(s)、3.37(s) 3.53(1H,m)、3.73(s) 3.77(s)、 4.31(t,J=7.7Hz) 7.05(s)、7.1−7.7(overlap) 9.67(1H,brs) MS(70e V)m/z: 511,509(M+),383,382,381,326,197,156,128 性状(82) NMR(CDCl3)δ: 0.89(d,J=6.8Hz) 0.93(d,J=6.7Hz) 0.96(d,J=6.6Hz) 2.24(1H,m) 3.36(3/2H,s) 3.39(3/2H,s) 3.77(3/2H,s) 3.79(3/2H,s) 4.67(1H,m) 6.45(1/2H,d,J=8.9Hz) 6.55(1/2H,d,J=8.7Hz) 7.1−7.45(overlap) 7.60(1H,m) 7.65(1/2H,d,J=7.6Hz) 7.70(1/2H,d,J=7.6Hz) 7.78(1/2H,s) 7.88(1/2H,s) 9.25(1H,brs) MS(70e V)m/z: 513,511(M+),383,381,355,353,328,315,313,198,19
6,171,170,130 性状(83) NMR(CDCl3+DMSO−d6)δ: 1.8−2.2(overlap) 1.99(3/2H,s) 2.00(3/2H,s) 2.41(2H,m)、2.8(overlap) 3.21(3/2H,s) 3.22(3/2H,s) 4.57(1H,m)、5.75(1H,brs) 6.62(1H,brs) 7.1−7.7(overlap) 7.68(1/2H,s) 7.73(1/2H,s) MS(70e V)m/z: 530,528(M+),383,381,328,197,185,183,171,170,15
5,130,61,44 性状(84) NMR(CDCl3)δ: 1.47(3H,m)、2.81(s) 3.06(s)、3.2−3.6(m) 3.84(3H,s)、4.49(2H,m) 4.75(dd,J=10.4Hz,4.8Hz) 5.32(dd,J=9.9Hz,5.5Hz) 6.69(1H,J=7.8Hz) 6.9−7.7(7H,m) 8.19(1H,d,J=8.2Hz) MS(70e V)m/z: 442(M+),383,273,202,158,139,130 性状(85) NMR(CDCl3)δ: 1.05−1.20(6H,overlap) 2.90(s)、3.08(s) 3.2−3.5(m)、3.74(s) 4.07(m)、4.68(m) 5.38(t,J=7.7Hz) 6.34(br)、6.55(br) 6.7−7.4(overlap) 7.68(d,J=7.7Hz) MS(70e V)m/z: 413,411(M+),327,325,242,185,157,144,139,111 性状(86) NMR(CDCl3)δ: 2.0−2.2(m)、2.2−2.5(m) 2.82(s)、2.85(s) 3.11(brs) 3.39(d,J=7.9Hz) 3.74(s)、3.7−4.3(overlap) 3.59(broad) 5.54(t,J=7.9Hz) 5.60(t,J=7.9Hz) 6.19(dd,J=6.3Hz,4.3Hz) 6.53(broad) 6.9−7.6(overlap) 7.65(d,J=7.9Hz) MS(70e V)m/z: 543,541(M+),455,453,357,355,328,248,200,130 性状(87) NMR(CDCl3)δ: 0.77(3H,t,J=6.8Hz) 2.80(1H,m)、3.12(1H,m) 3.42(1H,br)、3.62(1H,m) 3.81(1H,m)、4.35(1H,m) 4.96(br) 7.05−7.26(overlap) 7.40(1H,d,J=7.8Hz) 7.48(2H,d,J=7.8Hz) 7.65(1H,d,J=7.5Hz) 8.23(1H,s) MS(70e V)m/z: 416,414(M+),398,396,299,297,230,228,187,185,18
3,157,155,130 性状(88) MS(70e V)m/z: 457,455(M+),371,369,328,326,228,185,183,171,14
3,130 性状(89) NMR(CDCl3)δ: 1.08(3H,d,J=6.5Hz) 1.14(3H,d,J=6.5Hz) 1.30(3H,t,J=7.1Hz) 3.46(1H,m)、4.10(2H,m) 5.73(1H,d,J=8.2Hz) 7.20−7.35(4H,overlap) 7.43(2H,d,J=8.0Hz) 7.59(1H,d,J=2.8Hz) 7.74(1H,d,J=7.5Hz) 7.85(1H,s)、9.31(1H,brs) MS(70e V)m/z: 455,453(M+),315,313,270,212,210,184,155,130 性状(90) NMR(CDCl3)δ: 0.93(3H,t,J=7.3Hz) 1.06(3H,d,J=6.5Hz) 1.15(3H,d,J=6.5Hz) 1.90(1H,m)、3.29(1H,m) 4.08(2H,m) 5.71(1H,d,J=8.0Hz) 7.22−7.32(overlap) 7.45(1H,d,J=7.5Hz) 7.61(1H,s) 7.78(1H,d,J=7.5Hz) 7.85(1H,s)、9.02(1H,brs) MS(70e V)m/z: 469,467(M+),315,313,284,198,185,183,155,130 性状(91) NMR(CDCl3)δ: 1.09,1.96(計6H,d,J=6.5Hz) 3.29(3H,s)、3.67(3H,s) 3.97−4.33(1H,m) 5.76(1H,d,J=8.1Hz) 6.63(2H,d,J=8.9Hz) 7.06−7.83(7H,m) 7.85(1H,s)、9.64(1H,brs) 性状(92) NMR(CDCl3+DMSO−d6)δ: 0.88(d,J=6.7H) 0.94(d,J=6.7Hz) 0.95(d,J=6.6Hz) 2.01(3H,s)、2.12(1H,m) 3.31(s)、3.32(s) 4.41(1H,m)、6.02(1H,bers) 6.43(brs)、6.51(brs) 7.00(d,J=7.8Hz) 7.13−7.35(overlap) 7.45(1H,m) 7.63−7.71(2H,overlap) 7.77(s)、7.85(s) 9.54(brs)、9.61(brs) MS(70e V)m/z: 498,496(M+),296,198,197,196,170,130 性状(93) NMR(CDCl3)δ: 2.78(s)、3.09(s) 3.0−3.2(overlap) 4.40(dd,J=11.4Hz,3.5Hz) 3.56(m) 4.68(dd,J=10.8Hz,3.5Hz) 5.32(dd,J=9.2Hz,6.7Hz) 6.45(d,J=7.9Hz) 6.74(br) 6.9−7.5(verlap) 7.66(d,J=7.8Hz) 8.32(brs)、8.36(brs) 実施例205 アルゴン気流下に−78℃で調製したLDA[ジイソプロ
ピルアミン1.04ml、1.3Mn−ブチルリチウム5.46ml及び
乾燥テトラヒドロフラン7mlより調製]溶液に、メチル
2−(Nα−p−ブロモベンゾイル)アミノ−2−
(ジメトキシフォスフィニル)アセテート2.7gを乾燥テ
トラヒドロフラン13mlに溶かした溶液を滴下した後、−
10℃で20分間撹拌し、次いで−78℃に冷却した。これ
に、1−t−ブトキシカルボニル−5−メトキシ−3−
ホルミルインドール1.78gの乾燥テトラヒドロフラン10m
l溶液を徐々に加え、室温で2.5時間撹拌後、水を加えて
反応を停止させ、減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチル
で2回抽出し、NaHCO3及び食塩水で洗浄後、硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、濃縮して油状物を得た。
このものを、カラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200;300g:ベンゼン/酢酸エチル=50/1)で精製
し、ジクロロメタン−n−ヘキサンから再結晶して、メ
チル(Z)−2−(Nα−p−ブロモベンゾイル)アミ
ノ−3−〔3−(1−t−ブトキシカルボニル−5−メ
トキシ)インドリル〕アクリレート(化合物A)1.98g
(58%)を得た。
他方、上記精製物をベンゼン−n−ヘキサンから再結
晶して、メチル(E)−2−(Nα−p−ブロモベンゾ
イル)アミノ−3−〔3−(1−t−ブトキシカルボニ
ル−5−メトキシ)インドリル〕アクリレート(化合物
B)583mg(17%)を得た。
(化合物A) 融 点:171〜173℃(分解) 性 状:無色針状晶 IR(ヌジョール)cm-1: 3410,1735,1717,1678,1629,1605,1587,1536,1288,126
5,1215,1081,812,745 NMR(CDCl3)δ: 1.50(9H,s)、3.86(3H,s) 3.90(3H,s) 6.96(1H,dd,J=9.1Hz,2.6Hz) 7.14(1H,d,J=2.6Hz) 7.37(1H,s) 7.63(2H,d,J=8.4Hz) 7.71(1H,broad) 7.77(1H,s) 7.80(2H,d,J=8.4Hz) 8.02(1H,d,J=9.1Hz) MS(70e V)m/z: 474,472(M+),430,428,398,396,245,185,183,157,15
5,105 (化合物B) 融 点:188〜189℃(分解) 性 状:無色針状晶 IR(ヌジョール)cm-1: 3275,1723,1645,1592,1551,1527,1370,1293,1275,125
4,1215,1154,893,857,761 NMR(CDCl3)δ: 1.69(9H,s)、3.85(3H,s) 3.88(3H,s) 6.96(1H,dd,J=8.8Hz,2.6Hz) 7.08(1H,d,J=2.6Hz) 7.64(2H,d,J=8.4Hz) 7.77(2H,d,J=8.4Hz) 8.03(1H,d,J=8.8Hz) 8.16(1H,s) 8.41(1H,broad) 8.43(1H,s) MS(70e V)m/z: 530,528(M+),474,472,431,430,429,428,398,396,24
5,213,185 実施例205と同様にして、適当な出発原料を用いて、
前記実施例27〜58、75〜86、96〜133、135〜139、141〜
148、163〜178、184、187、189〜191、197〜200、203及
び204で得られる化合物と同一化合物を製造できる。
実施例206 メチル 2−(Nα−p−ブロモベンゾイル)アミノ
−3−〔3−(1−t−ブトキシカルボニル−5−メト
キシ)インドリル〕アクリレート1.0gと60%水素化ナト
リウム鉱油懸濁液68mgを、アルゴン気流下に乾燥ジメチ
ルホルムアミド8ml中で0℃下に撹拌した。気泡がでな
くなるまで撹拌を続けた後、ヨードメタン235μlを加
え、0℃で1.5時間、次に室温で0.5時間それぞれ撹拌し
た。反応混合物に水を加えて反応を停止させ、減圧下に
濃縮し、酢酸エチルで2回抽出し、NaHCO3及び食塩水で
順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して油状物
を得た。
このものをカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200;110g:クロロホルム/アセトン=200/1)で精製し
て、メチル 2−(Nα−p−ブロモベンゾイル−Nα
−メチル)アミノ−3−〔3−(1−t−ブトキシカル
ボニル−5−メトキシ)インドリル〕アクリレート934m
gを得た。
IR(CDCl3)cm-1: 1732,1710,1650,1621,1588,1534,1257,1213,1150,108
2,835 NMR(CDCl3)δ: 1.70(9H,s)、3.25(3H,s) 3.73(3H,s)、3.88(3H,s) 7.03(1H,dd,J=9.0Hz,2.2Hz) 7.11(1H,d,J=2.2Hz) 7.25(2H,d,J=8.8Hz) 7.34(2H,d,J=8.8Hz) 7.67(1H,s) 8.07(1H,d,J=9.0Hz) 8.08(1H,s) MS(70e V)m/z: 544,542(M+),444,442,259,200,198,196,185,109,9
7,95,86,84 実施例206と同様にして、適当な出発原料を用いて、
前記実施例1〜58、75〜95、99〜103、115〜204で得ら
れる化合物と同一化合物を製造できる。
実施例207 メチル 2−(Nα−4−ブロモベンゾイル−Nα
メチル)アミノ−3−〔3−t−ブトキシカルボニル−
(5−クロロインドリル)〕アクリレート1.82gを、ア
ルゴン気流下に蟻酸20mlとクロロホルム10mlとの混液中
に溶かし、約40℃で1日撹拌し、減圧濃縮後、クロロホ
ルムで2回抽出し、飽和NaHCO3溶液及び水で順次洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して固形物を得た。
このものをカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200;230g:クロロホルム/メタノール=100/1)で精製
し、更にジクロロメタン−n−ヘキサンから再結晶し
て、メチル 2−〔Nα−(4−ブロモベンゾイル)−
α−メチル〕アミノ−3−〕3−(5−クロロインド
リル)〕アクリレート1.45gを得た。
融 点:214〜215℃ 性 状:無色直方体状晶 実施例208 〔Nα−(p−ブロモベンゾイル)−Nα−メチルト
リプトファニル〕グリシンメチルエステル(化合物I)
133mgの乾燥テトラヒドロフラン溶液20mlに、室温、ア
ルゴン気流下に、DDQ1.5当量(化合物Iに対して)の乾
燥テトラヒドロフラン溶液5mlを加え、一夜撹拌した。
反応液より溶媒を留去後、アルミナのショートカラム
(20%酢酸エチルのクロロホルム溶液)でDDQを除去
し、次いで逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC、ER
C−ODS;80%CH3CN)で精製して、〔Nα−(p−ブロモ
ベンゾイル)−Nα−メチル−1−(2−テトラヒドロ
フリル)トリプトファニル〕グリシンメチルエステル51
mgを樹脂状物として得た。
NMR(CDCl3): 2.0−2.2(m)、2.2−2.5(m) 2.82(s)、2.85(s) 3.11(brs) 3.39(d,J=7.9Hz) 3.74(s)、3.7−4.3(overlap) 3.59(broad) 5.54(t,J=7.9Hz) 5.60(t,J=7.9Hz) 6.19(dd,J=6.3Hz,4.3Hz) 6.53(broad) 6.9−7.6(overlap) 7.65(d,J=7.9Hz) MS(70e V)m/z: 543,541(M+),455,453,357,355,328,248,200,130 実施例209 〔Nα−(p−ブロモベンゾイル)−Nα−メチル−
α,β−ジデヒドロトリプトファニル〕バリンメチルエ
ステル1.34gを、無水酢酸4ml及びピリジン4mlの混合溶
液とし、室温で3日間撹拌した。反応混合物に氷水を加
え、無水酢酸を分解させた後、酢酸エチル200mlで抽出
し、酢酸エチル層を1N塩酸、10%NaCO3、水及び飽和食
塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶
媒を留去した。
このものをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0.
2%メタノールのクロロホルム溶液)で精製し、酢酸エ
チル−n−ヘキサンから再結晶して、〔1−アセチル−
α−(p−ブロモベンゾイル)−Nα−メチル−α,
β−ジデヒドロトリプトファニル〕バリンメチルエステ
ル571mgを得た。
融 点:172〜173℃ 性 状:無色プリズム状晶 実施例209と同様にして、適当な出発原料を用いて、
前記実施例142及び145で得られる化合物と同一化合物を
製造できる。
<薬理試験例> 試験1)V1リセプター バインディング アッセイ(V1
recepter binding assay) イチハラ(Akira Ichihara)の方法〔J.Bio.Chem.,2
58,9283(1983)〕に準じて調製したラット肝臓の膜標
本を用いて、3〔H〕−Arg−バソプレシン(vasopressi
n)の100000dpm(10-6M)膜標本100ng試験薬(10-7〜10
-4M)を、5mMMgCl2、1mMEDTA及び0.1%BSAを含む100mM
トリス−塩酸緩衝液(pH=8.0)の総量250μl中で10分
間、37℃でインキュベーシヨンした。その後、ガラスフ
ィルター(GF/F)を用いて、バソプレシンと結合した膜
標本を分離するために過を3回行なった。このガラス
フィルターを取り出し、液体シンチレーション用カクテ
ルと混合し、液体シンチレーションカウンターにて膜と
結合した3〔H〕−バソプレシン量を測定し、阻害率を
次式により算出した。
C1;既知量の供試薬剤と3〔H〕−バソプレシンとの
共存下での3〔H〕−バソプレシンの膜に対する結合量 C0;供試薬剤を除いた時の3〔H〕−バソプレシンの
膜に対する結合量 B1;膜標本を除いて3〔H〕−バソプレシンガラスフ
ィルターに結合する量 上記で算出された阻害率が50%となる供試薬剤の濃度
を求め、これをIC50値とした。
結果を第5表に示す。
試験2)V2リセプター バインディング アッセイ(V2
receptor binding assay) ヘクター(Oscar Hechter)の方法〔J.Bio.Chem.,25
3,3219(1978)〕に準じて調製したウシ腎臓の膜標本を
用いて、3〔H〕−Arg−バソプレシンの100000dpm(10
-6M)膜標本0.1mg試験薬(10-7〜10-4M)を、5m MMg Cl
2、1 mM EDTA及び0.1%BSAを含む100 mMトリス−塩酸緩
衝液(pH=8.0)の総量250μl中で2時間4℃でインキ
ュベーシヨンした。その後、ガラスフィルター(GF/F)
を用いて、バソプレシンと結合した膜標本を分離するた
めに過を3回行なった。このガラスフィルターを取り
出し、液体シンチレーション用カクテルと混合し、液体
シンチレーションカウンターにて膜と結合した3〔H〕
−バソプレシン量を測定し、阻害率(%)を上記1)と
同様にして算出し、50%阻害率を奏する供試薬剤濃度
(IC50値)を求めた。
得られた結果を、下記第5表に示す。
尚、供試薬剤としては、以下の各化合物を用いた。
<供試薬剤> 1 メチル 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−クロロ
ベンゾイル)アミノ〕−3−(3−イミドリル)アクリ
レート 2 メチル 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ブロモ
ベンゾイル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリ
レート 3 メチル 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ヨード
ベンゾイル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリ
レート 4 メチル 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ニトロ
ベンゾイル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリ
レート 5 メチル 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−シアノ
ベンゾイル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリ
レート 6 メチル 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−クロロ
ベンゾイル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリ
レート 7 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリル(N−
イソプロピル)アミド 8 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ブロモベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリル(N−
イソプロピル)アミド 9 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ニトロベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリル(N−
イソプロピル)アミド 10 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリル〔N−
(2,2,2−トリフルオロエチル)〕アミド 11 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリル(N−
アリル)アミド 12 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリル(N−
ブチル)アミド 13 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリル(N−
t−ブチル)アミド 14 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ブロモベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(5−ブロモ−3−インドリル)ア
クリル(N−イソプロピル)アミド 15 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ブロモベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(1−メチル−3−インドリル)ア
クリル(N−イソプロピル)アミド 16 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ブロモベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(1−エチル−3−インドリル)ア
クリル(N−イソプロピル)アミド 17 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ブロモベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(1−プロピル−3−インドリル)
アクリル(N−イソプロピル)アミド 18 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ブロモベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(1−エトキシカルボニルメチル−
3−インドリル)アクリル(N−イソプロピル)アミド 19 メチル 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−クロロ
ベンゾイル)アミノ〕−3−(1−アセチル−3−イン
ドリル)アクリレート 20 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−クロロベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(1−メチル−3−インドリル)ア
クリル(N−イソプロピル)アミド 21 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ブロモベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(1−アセチル−3−インドリル)
アクリル(N−イソプロピル)アミド 22 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ニトロベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(1−メチル−3−インドリル)ア
クリル(N−メチル−N−イソプロピル)アミド[立体
異性体A] 23 2−〔Nα−メチル−Nα−(4−ニトロベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(1−メチル−3−インドリル)ア
クリル(N−メチル−N−イソプロピル)アミド[立体
異性体B] 24 〔Nα−(4−ブロモベンゾイル)−Nα−メチル
−α,β−ジデヒドロトリプトファニル〕グリシン メ
チルエステル 25 〔Nα−(4−ブロモベンゾイル)−Nα−メチル
−α,β−ジデヒドロトリプトファニル〕セリン メチ
ルエステル 26 〔Nα−(4−ブロモベンゾイル)−Nα−メチル
−α,β−ジデヒドロトリプトファニル〕メチオニン
メチルエステル 27 〔Nα−(4−ブロモベンゾイル)−Nα−メチル
−α,β−ジデヒドロトリプトファニル〕アスパラギン
酸 ジメチルエステル 28 〔Nα−(4−ブロモベンゾイル)−Nα−メチル
−α,β−ジデヒドロトリプトファニル〕アラニン メ
チルエステル 29 〔Nα−(4−ブロモベンゾイル)−Nα−メチル
−α,β−ジデヒドロトリプトファニル〕−D−メチオ
ニン メチルエステル 30 〔Nα−(4−ブロモベンゾイル)−Nα−メチル
−α,β−ジデヒドロトリプトファニル〕メチオニナミ
ド 31 2−〔Nα−エチル−Nα−(4−ブロモベンゾイ
ル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリル(N−
イソプロピル)アミド 32 2−〔Nα−n−プロピル−Nα−(4−ブロモベン
ゾイル)アミノ〕−3−(3−インドリル)アクリル
(N−イソプロピル)アミド 33 〔Nα−メチル−Nα−(4−ブロモベンゾイル)
−α,β−ジデヒドロトリプトファニル〕−D−バリン
メチルエステル 上記第5表より、供試薬剤は、いずれもバソプレシン拮
抗剤として有効であることが明らかである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07D 209/20 C07D 403/12 209 403/12 209 409/12 209 409/12 209 C07K 5/06 Z C07K 5/06 5/08 5/08 A61K 37/02 (72)発明者 米光 宰 北海道札幌市北区北7条西9丁目(番地 なし) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 209/20 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中R1は水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル
    基、フェニル低級アルキル基、テトラヒドロフリル基、
    低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニ
    ル低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基又は低級
    アルカノイル基を示す。R2は水素原子、水酸基、低級ア
    ルコキシ基、フェニル低級アルキル基、低級アルキル
    基、フェニル低級アルコキシ基又はハロゲン原子を示
    す。R3は水酸基、低級アルコキシ基、基−NR6R7(R6
    びR7は同一又は異なって水素原子、置換基としてハロゲ
    ン原子の1〜3個を有しもしくは有さない低級アルキル
    基、フェニル低級アルキル基、低級アルケニル基又はシ
    クロアルキル基を示すか、或いは両者が結合する窒素原
    子と共に、窒素原子又は酸素原子を介しもしくは介する
    ことなく、置換基としてフェニル基、低級アルキル基又
    は水酸基を有することのある5員又は6員の飽和複素環
    基を示す。)、又は該R3の結合しているCO基とアミド結
    合を形成し得るアミノ酸残基を示し、該アミノ酸残基上
    に存在するカルボキシル基はフェニル低級アルコキシカ
    ルボニル基、置換基として低級アルコキシカルボニル基
    を有することのある1−ピロリジニルカルボニル基、低
    級アルコキシカルボニル基又はカルバモイル基に変換さ
    れていてもよい。R4は水素原子、低級アルキル基又はフ
    ェニル低級アルキル基を示す。R5はフェニル環上に置換
    基としてハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、低級アル
    コキシ基、フエニル基及び置換基としてハロゲン原子の
    1〜3個を有しもしくは有さない低級アルキル基からな
    る群から選ばれた基の1〜3個を有することのあるベン
    ゾイル基、フェニル環上に置換基としてニトロ基を有す
    ることのあるフェニル低級アルケニルカルボニル基、チ
    エニルカルボニル基、フェニル基上に置換基として低級
    アルキル基を有することのあるフェニルスルホニル基、
    ピリジルカルボニル基又はイミダゾリルカルボニル基を
    示す。またインドール骨格の側鎖 における1,2位の結合は一重結合又は二重結合を示
    す。〕 で表わされるインドール誘導体又はその塩を有効成分と
    して含有することを特徴とするバソプレシン拮抗剤。
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