JP2769256B2 - モータの平面形コミュテータの表面加工方法 - Google Patents

モータの平面形コミュテータの表面加工方法

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JP2769256B2
JP2769256B2 JP3321699A JP32169991A JP2769256B2 JP 2769256 B2 JP2769256 B2 JP 2769256B2 JP 3321699 A JP3321699 A JP 3321699A JP 32169991 A JP32169991 A JP 32169991A JP 2769256 B2 JP2769256 B2 JP 2769256B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータの平面形コミュテ
ータの表面加工方法、特に、自動車の燃料供給ポンプに
用いられるモータの平面形コミュテータの端面のうち、
ブラシと接触する側の端面を表面加工するために適用し
て効果のある技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のモータ用の平面形コミュテータ
の表面加工技術においては、ブラシと接触する側の平面
形コミュテータ端面を表面加工する場合、たとえばワイ
ヤブラシにより表面仕上げを行うことが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
表面仕上げ技術では、平面形コミュテータのブラシ摺動
端面の面粗度を所望通りに確保することが困難であり、
特に、平面形コミュテータのブラシ摺動端面の面粗度を
均一にするよう表面加工することは従来の表面加工技術
では十分に行うことができないことが本発明者によって
明らかにされた。
【0004】本発明の1つの目的は、平面形コミュテー
タのブラシ摺動端面の面粗度を所望通りに確保すること
ができる技術を提供することにある。
【0005】本発明の他の1つの目的は、平面形コミュ
テータのブラシ摺動端面の面粗度の確保を常に保証する
ことのできる技術を提供することにあるる本発明の前記
ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述
および添付図面から明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0007】すなわち、本発明のモータの平面形コミュ
テータの表面加工方法は、軸と、この軸に設けられたコ
アと、このコアの回りに巻かれたコイルと、前記軸に嵌
装されかつ前記コイルが接続された平面形コミュテータ
とよりなるモータにおける、前記平面形コミュテータの
端面の表面加工方法であって、未加工状態の前記平面形
コミュテータの前記端面とその未加工状態の端面とは反
対側の該平面形コミュテータの軸端との間の長手方向の
距離を予め測定し、前記距離測定結果に基づいて、前記
平面形コミュテータの前記端面を所定量だけ表面切削ま
たは施削した後、研摩材入り樹脂よりなる研摩部材と前
記平面形コミュテータとを相対的に回転させることによ
り、前記研摩部材で前記平面形コミュテータの前記端面
をバフ加工するものである。
【0008】
【作用】前記した本発明のモータの平面形コミュテータ
の表面加工方法によれば、研摩部材に混入された研摩材
は表面加工が進むにつれて常に新しい面で被加工面を研
摩できるので、平面形コミュテータのブラシ摺動端面で
ある被加工面を常に所望の面粗度に表面加工することが
できる。
【0009】
【実施例】本発明に適用されるモータの平面形コミュテ
ータは図1に示される構造を有している。
【0010】すなわち、平面形コミュテータ1は複数の
扇形状のセグメント1Bを周方向に配設して一体樹脂成
形され、アマチュア組立体2の中心軸線に沿って延びる
軸3の一端、すなわち図1の右端に圧入することによっ
て配設されている。そしてこの圧入位置がばらついてい
る。
【0011】アマチュア組立体2は、軸3の周囲に設け
た積層形のアマチュアコア4にコイル5を巻装した構造
よりなり、アマチュアコア4の両端にはサイドインシュ
レータ6が配置されている。
【0012】また、軸3の他端、すなわち図1の左端に
は、駆動フィンガ7が取り付けられている。この駆動フ
ィンガ7は図示しない燃料供給ポンプの駆動部に伝動連
結される。
【0013】本発明の表面加工方法は、前記平面形コミ
ュテータ1のブラシ(図示せず)との摺接面である被加
工面1Aに表面加工を施すものである。
【0014】ここで本発明の表面加工方法をさらに具体
的に説明すると、まず図3に示す距離測定機構は、平面
形コミュテータ1とアマチュア組立体2の中心の軸3の
各端部を軸方向から支持する支持構造を有している。こ
の支持構造の一方は、平面形コミュテータ1の被加工面
1Aの外側に突出する軸3の端部を支持する支持軸8
と、この支持軸8に結合された移動台9と、これらの支
持軸8および移動台9を平面形コミュテータ1およびア
マチュア組立体2の軸に対して軸方向に接近および離反
するよう直線移動させるエアシリンダ10とよりなる。
【0015】また、他方の支持構造は、平面形コミュテ
ータ1とは反対側における軸3の端部を駆動フィンガ7
の内部において当接支持する支持軸11と、この支持軸
11を支持および案内するガイド12と、これらの支持
軸11およびガイド12を軸3に対して軸方向に接近お
よび離反させるよう直線移動させるエアシリンダ13と
よりなる。
【0016】さらに、本実施例では、移動台9には、距
離測定手段の一例としてのリニアスケール14が取り付
けられている。このリニアスケール14は、図1にLで
示すように、平面形コミュテータ1の被加工面1Aと軸
3の平面形コミュテータ1とは反対側の端面との間の距
離を測定するものである。
【0017】リニアスケール14による距離測定結果は
次工程以降において平面形コミュテータ1の被加工面1
Aを旋削ないし切削、さらにはバフ加工する際に加工用
のデータとして利用される。そのため、リニアスケール
14は図4の制御回路に示すように、マイクロコンピュ
ータの中央処理装置(CPU)15に対し、インターフ
ェイス16、コントローラ17を介して接続されてい
る。これにより、中央処理装置15はリニアスケール1
4による距離測定データを格納し、その測定データに基
づいて次工程以降の加工処理の制御を行うことが可能と
なる。
【0018】次に、図5〜図7に基づいて本発明の旋削
機構を説明する。
【0019】この旋削機構においては、平面形コミュテ
ータ1およびアマチュア組立体2は、軸3の両端をスピ
ンドル18と19とにより回転可能に支持される。スピ
ンドル18,19は軸方向への直線移動が可能であり、
図5では一方のスピンドル18を直線移動させるための
モータ20と、プーリ21と、ベルト22と、プーリ2
3と、ねじ軸24と、移動テーブル25とよりなる直線
移動機構が示されている。図示していないが、他方のス
ピンドル19についても移動テーブル26を介して直線
移動させる直線移動機構が設けられており、これらの直
線移動機構によって平面形コミュテータ1およびアマチ
ュア組立体2の中心の軸3を両端側から支持したり、解
放したりすることができる。
【0020】前記2つのスピンドル18と19とは、そ
れらのスピンドル18と19とを互いに同一の速度で回
転させるための等速回転機構を備えている。すなわち、
この等速回転機構は、1つのモータ27と、プーリ28
と、ベルト29と、プーリ30と、カウンターシャフト
31と、該カウンターシャフト31上のプーリ32と、
このプーリ32を前記スピンドル18と伝動連結するベ
ルト33と、前記カウンターシャフト31上のプーリ3
4と、このプーリ34を前記スピンドル19と伝動連結
するベルト35とよりなる。この等速回転機構により、
両スピンドル18と19とが互いに異なる速度で回転す
ることによって軸3の支持部分が傷付けられることを防
止できる。
【0021】一方、平面形コミュテータ1の被加工面1
Aを旋削加工するための旋削手段であるバイト36は被
加工面1Aと対向する位置に刃先が面するように保持部
材37で上下移動可能に保持されている。
【0022】バイト36の上下移動を行うため、保持部
材37の上下方向には、ねじ軸38が螺入され、このね
じ軸38をモータ39によりプーリ40、ベルト41、
プーリ42を介して回転駆動することによって、保持部
材37およびバイト36を上下方向に移動できる。
【0023】このバイト36の上下移動を制御するた
め、保持部材37には、ポテンショメータ43が配設さ
れている。このポテンショメータ43はバイト36の刃
先の位置によって変動する抵抗率の変化を利用してバイ
ト36の上下方向の位置を検出する。それにより、平面
形コミュテータ1の被加工面1Aとバイト36の刃先と
の接触位置が該被加工面1Aの中心部か外周部かに依存
して、該被加工面1Aの回転の周速度を変化させ、バイ
ト36の上下移動の速度は一定のままにし、被加工面1
Aの回転の線速度を一定とすることによって、バイト3
6による被加工面1Aの旋削を安定して実行することが
でき、バリの発生を防止できる。
【0024】なお、平面形コミュテータ1の被加工面1
Aの回転速度N(rpm)と軸3の中心からバイト36の刃
先までの寸法S(mm)との相関関係は図7に示されてい
る。
【0025】また、前記した平面形コミュテータ1の被
加工面1Aから軸3の反対端までの距離Lと、被加工面
1Aの回転の周速度と、バイト36の上下移動の速度な
いし距離とを相互に関連づけて制御するため、モータ2
0はドライブ回路44およびインターフェイス45を介
して前記中央処理装置15に接続され、さらにモータ2
7もドライブ回路46およびインターフェイス47を介
して前記中央処理装置15に接続され、かつポテンショ
メータ43も該インターフェイス47を介して前記中央
処理装置15に接続されている。
【0026】次に、図8および図9を参照しながら、本
発明のバフ加工機構の一例を説明する。
【0027】このバフ加工機構は、平面形コミュテータ
1およびアマチュア組立体2の軸3の各端を支持する支
持カバー48および支持軸49と、この支持カバー48
を取り付ける取付台50と、この支持カバー48および
取付台50を軸3の軸線方向に直線移動させるエアシリ
ンダ51と、前記支持軸49を軸3の軸線方向に直線移
動させるエアシリンダ52と、前記支持軸49を回転さ
せるモータ53と、プーリ54と、ベルト55と、プー
リ56と、平面形コミュテータ1の被加工面1Aをバフ
加工するよう該被加工面1Aに対して直角方向に配設さ
れた研摩バフ57と、この研摩バフ57を回転させるた
めのモータ58と、該モータ58の回転を研摩バフ57
に伝達する歯車ボックス59とを備えている。
【0028】本実施例の研摩バフ57は、研摩材入り樹
脂よりなる研摩ホイール構造を有し、その具体的材料は
いわゆるカーボランダム(米国カーボランダム社の商品
名)よりなるアルミナ入りナイロンバフで作られてい
る。
【0029】研摩バフ57は平面形コミュテータ1の被
加工面1Aと直角方向から接触して回転されるので、被
加工面1Aに対して図2に示すような直線状のバフ加工
ラインを与える。そして、このバフ加工パターンはモー
タ53で平面形コミュテータ1を回転させることによ
り、図2の一部に符号60で示す如く、直線状バフ加工
ラインが略メッシュ状に交錯したバフ加工パターンを被
加工面1Aに与え、該被加工面1Aを粗面化する。これ
により、被加工面1Aのブラシ(図示せず)との馴染み
性が良好となる。
【0030】また、本実施例においては、図9に示すよ
うに、支持カバー48の内部にガス供給孔61が穿設さ
れ、このガス供給孔61は軸3の被支持端部を覆う空間
62に連通している。したがって、このガス供給孔61
を経て圧縮空気などのガスを空間62の中に圧送するこ
とにより、研摩バフ57によるバフ加工で発生した加工
粉が空間62の中に侵入して軸3を傷付けるなどの不具
合を解消できる。
【0031】次に、本実施例における表面加工操作につ
いて説明する。
【0032】まず、最初の工程すなわち距離測定工程に
おいては、図3に示すように、2つのエアシリンダ1
0,13により、支持軸8および移動台9と、支持軸1
1およびガイド12とを、平面形コミュテータ1および
アマチュア組立体2の軸3の軸線方向に互いに接近する
よう直線移動させる。それにより、軸3の各端を支持軸
8,11の各々によりそれぞれ支持する。
【0033】そして、この時、リニアスケール14によ
り、平面形コミュテータの被加工面1Aと軸3の反対
端、すなわち図1に示す如く、駆動フィンガ7内に延び
た端面との間の距離Lを測定する。この距離Lの測定結
果は、次工程である被加工面1Aの旋削工程やバフ加工
工程において加工データとして利用するため、図4に示
す如く、マイクロコンピュータの中央処理装置15内に
格納する。
【0034】この距離測定およびその測定データの後工
程での利用により、後工程における旋削やバフ加工の加
工条件、たとえばバイト36による旋削の切込み量を調
整して表面加工を行うことができ、均一な表面加工が可
能となる。
【0035】その後、ワークである平面形コミュテータ
1およびアマチュア組立体2を次工程である旋削工程に
送る。
【0036】この旋削工程では、図5および図6に示す
ように、平面形コミュテータ1およびアマチュア組立体
2を軸3の各端においてスピンドル18,19でそれぞ
れ支持する。その時、スピンドル18,19はモータ2
0、ねじ軸24、移動テーブル25,26などで軸方向
に互いに接近するよう直線移動させることにより、軸3
を両端で支持する。
【0037】そして、モータ27でベルト29、カウン
ターシャフト31、ベルト33,35、プーリ28,3
0,32,34を介してスピンドル18,19を等速で
回転させ、モータ39およびねじ軸38、ベルト41、
プーリ40,42により保持部材37およびバイト36
を上下方向に調整し、該バイト36の刃先を平面形コミ
ュテータ1の被加工面1Aの中心側に押し当てる。
【0038】平面形コミュテータ1の被加工面1Aはバ
イト36の刃先によって測定データに基づいて中央処理
装置15の演算結果から所定量旋削される。その時、旋
削が進むにつれてバイト36はモータ39やねじ軸38
などで保持部材37と共に上方向に一定の速度で上昇さ
せられる。それにより、平面形コミュテータ1の被加工
面1Aは中心側から外周側に向けて順次所定量一定に旋
削される。
【0039】この時、本実施例においては、前工程にお
いて平面形コミュテータ1の被加工面1Aから軸3の反
対端までの距離Lがリニアスケール14で予め測定さ
れ、中央処理装置15に格納されているので、この測定
データを用いて演算し、モータ20などを制御すること
により、バイト36による被加工面1Aの旋削量を所要
の値に制御してすべての平面形コミュテータ1について
セグメント1Bの厚さを一定量にすることが可能となる
というメリットが得られる。
【0040】すなわち、平面形コミュテータ1の圧入位
置のバラツキによって変化する平面形コミュテータ1の
被加工面1Aを測定することによってバイト36の切込
みを制御し、平面形コミュテータ1のセグメント1Bの
厚さを一定の厚さに仕上げることができる。
【0041】また、バイト36による旋削が被加工面1
Aの中心側から外側に移行するにつれて、被加工面1A
の回転の周速度が速くなるので、本実施例では、モータ
27の回転速度を、ポテンショメータ43による軸3の
中心からバイト36の刃先までの寸法S(図6)の検出
結果に基づいて制御する。
【0042】すなわち、具体的には、図7のグラフに示
されるように、寸法Sが小さい時にはモータ27、すな
わち被加工面1Aの回転速度Nを大きくし、寸法Sが大
きくなるにつれて回転速度Nを小さくする。それによ
り、被加工面1Aの線速度が常に一定に保たれ、安定し
た旋削加工を行うことができる。
【0043】さらに、本実施例においては、2つのスピ
ンドル18,19を1つのモータ27およびカウンター
シャフト31などの働きで等速回転させるので、両スピ
ンドル18,19の回転速度に差がある場合のように該
スピンドル18,19で支持された軸3の被支持部に傷
が付くような欠点を排除できる。
【0044】以上の如くして被加工面1Aを旋削加工さ
れた平面形コミュテータ1はそのまま使用することもで
きるが、本実施例ではさらに被加工面1Aに対して、仕
上げ加工の一例としてバフ加工が施される。
【0045】ここで、このバフ加工工程について説明す
ると、図8および図9に示すように、平面形コミュテー
タ1およびアマチュア組立体2の軸3の各端を支持カバ
ー48と支持軸9とで支持し、その回転軸57Aが軸3
と直交する研摩バフ57を平面形コミュテータ1の被加
工面1Aに対して直角方向から接触させた状態で該研摩
バフ57をモータ58で高速回転させる。
【0046】それにより、被加工面1Aは図2に示すよ
うに、直線状にバフ加工ラインを描いて仕上げ加工さ
れ、またモータ53で支持軸49を介して平面形コミュ
テータ1を所要速度で連続的または断続的に回転させる
ことにより、被加工面1Aは図2に符号60で示す如く
直線をメッシュ状に交錯させたバフ加工パターンで仕上
げ加工される。
【0047】それにより、被加工面1Aは所望の面粗度
の粗面加工を施され、その後の使用時にブラシ(図示せ
ず)との馴染み性がその初期特性においても良好とな
る。
【0048】しかも、本実施例においては、バフ加工中
にガス供給孔61を経て軸3の被支持部の周囲の空間6
2の中に清浄なガスを圧送するので、バフ加工で発生し
た切粉が空間62内に侵入して軸3に傷を付けるという
問題を排除できる。
【0049】以上、本発明を好ましい実施例について詳
細に説明したが、本発明は前記実施例にのみ限定される
ものではなく、他の様々な変形が可能である。
【0050】たとえば、距離測定手段としてのリニアス
ケール14はダイヤルゲージ、差動トランス、レーザ測
長器などに代えてもよい。
【0051】また、距離測定の基準位置のとり方は他の
位置でもよい。
【0052】さらに、表面加工の旋削加工をバイトの回
転とワークの移動による旋削加工に代えることなども可
能である。
【0053】また、前記実施例では、平面形コミュテー
タの支持をその中心軸である軸3の両端で行っているの
で、支持および回転などの精度が良いという利点が得ら
れるが、他の支持方式としてもよい。
【0054】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0055】すなわち、以上説明したように、本発明に
よれば、研摩部材が研摩材入り樹脂よりなることによ
り、研摩部材は被加工面である平面形コミュテータの端
面の加工につれて徐々に摩滅するので、被加工面は研摩
部材の常に新しい加工面で研摩され、研摩部材の全体に
わたって常に所望の面粗度を確保でき、また研摩の品質
の均一性を確保できる。また、被加工面の表面切削また
は施削に先立って、未加工状態の平面形コミュテータの
端面とその反対側の軸端との間の長手方向の距離を予め
測定し、その距離測定結果に基づいて被加工面の表面切
削または施削、さらにはその後の研摩部材によるバフ加
工を行うので、被加工面は一定の加工処理をされ、平面
形コミュテータのセグメントの厚さを一定量にすること
ができるなど、安定した加工処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用できるモータの平面形コミュテー
タの一例を示す正面図である。
【図2】本発明の表面加工方法によりバフ加工された平
面形コミュテータの被加工面の加工パターンを示す図で
ある。
【図3】本発明における距離測定機構を示す概略的斜視
図である。
【図4】本発明における制御回路のブロック図である。
【図5】本発明における旋削機構の概略的斜視図であ
る。
【図6】図5の旋削機構の要部の正面図である。
【図7】図5と図6の旋削機構における平面形コミュテ
ータの回転速度の変化を示す図である。
【図8】本発明におけるバフ加工機構の概略的斜視図で
ある。
【図9】図8のバフ加工機構の要部を部分的に断面して
示す図である。
【符号の説明】
1 平面形コミュテータ 1A 被加工面 1B セグメント 2 アマチュア組立体 3 軸 4 アマチュアコア 5 コイル 6 サイドインシュレータ 7 駆動フィンガ 8 支持軸 9 移動台 10 エアシリンダ 11 支持軸 12 ガイド 13 エアシリンダ 14 リニアスケール 15 中央処理装置(CPU) 16 インターフェイス 17 コントローラ 18 スピンドル 19 スピンドル 20 モータ 21 プーリ 22 ベルト 23 プーリ 24 ねじ軸 25 移動テーブル 26 移動テーブル 27 モータ 28 プーリ 29 ベルト 30 プーリ 31 カウンターシャフト 32 プーリ 33 ベルト 34 プーリ 35 ベルト 36 バイト 37 保持部材 38 ねじ軸 39 モータ 40 プーリ 41 ベルト 42 プーリ 43 ポテンショメータ 44 ドライブ回路 45 インターフェイス 46 ドライブ回路 47 インターフェイス 48 支持カバー 49 支持軸 50 取付台 51 エアシリンダ 52 エアシリンダ 53 モータ 54 プーリ 55 ベルト 56 プーリ 57 研摩バフ 57A 回転軸 58 モータ 59 歯車ボックス 60 バフ加工パターン 61 ガス供給孔 62 空間 N 回転速度 L 距離 S 寸法

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と、この軸に設けられたコアと、この
    コアの回りに巻かれたコイルと、前記軸に嵌装されかつ
    前記コイルが接続された平面形コミュテータとよりなる
    モータにおける、前記平面形コミュテータの端面の表面
    加工方法であって、 未加工状態の前記平面形コミュテータの前記端面とその
    未加工状態の端面とは反対側の該平面形コミュテータの
    軸端との間の長手方向の距離を予め測定し、 前記距離測定結果に基づいて、前記平面形コミュテータ
    の前記端面を所定量だけ表面切削または施削した後、研
    摩材入り樹脂よりなる研摩部材と前記平面形コミュテー
    タとを相対的に回転させることにより、前記研摩部材で
    前記平面形コミュテータの前記端面をバフ加工する こと
    を特徴とするモータの平面形コミュテータの表面加工方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62185536A (ja) * 1986-02-07 1987-08-13 Hitachi Chem Co Ltd クリ−ニングブラシ

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