JP2767578B2 - シュ−クリ−ムなどの菓子の製造方法 - Google Patents
シュ−クリ−ムなどの菓子の製造方法Info
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Description
子の製造方法に係り、詳しくは、焼成された菓子、例え
ば、シュ−皮種、スポンジケ−キの容器に、内容物、例
えば、カスタ−ドクリ−ム、アイスクリ−ム、チョコレ
−ト、あん等を注入し、シュ−クリ−ムなどの菓子の製
造方法に係る。
クリ−ムの製造を中心として説明するが、これ以外に、
菓子一般に適用できる。
ム(以下、単にクリ−ムという。)などを用いる菓子、
なかでも、シュ−クリ−ムやスポンジケ−キの容器にク
リ−ムなどを充填した菓子の需要がきわめて多い。例え
ば、シュ−クリ−ムでは、小麦粉、卵その他の原料の生
地を焼いてシュ−皮種を作り、このシュ−皮種の略々中
央をカットして、そこからクリ−ムなどを入れて製造さ
れている。
て製造されるシュ−クリ−ムは、その製造過程が手作業
であるほか、クリ−ム注入のための切り口が解放された
ままであるため、製造時に相当食品衛生上の考慮をはら
っても、バクテリアその他の雑菌が切り口から侵入し、
なかでも、時間をおくと、大巾に品質が劣化し、ついに
は、中毒その他の問題も生じている。
如く、シュ−皮種の切り口からクリ−ムを注入する方法
に代って注入針を用いてクリ−ムなどの内容物の注入方
法を提案し、これに伴って、例えば、特公昭59−32
098号公報に示す如く、焼き上げたシュ−皮種に注入
針を差込み、なかでも、その注入部をロ−ラで押圧して
クリ−ムを自動的に注入する方法を提案した。
ら内容物の注入までの全ラインを自動的な流れとして構
成でき、しかも、このラインを例えば、無殺菌ル−ム内
に収納すると、従来の手作業と異なって大気中からのバ
クテリアなどの侵入が完全に防止でき、日持ちのよいシ
ュ−クリ−ムが量産できる。
シュ−皮種などをベルトコンベアなどの搬送移動帯の上
にのせて、搬送する一方、この移動帯の上方に注入針を
有する注入装置を設けるか、側部に注入装置を設け、こ
の注入装置、なかでも、少なくとも注入針が下降又は横
移動できるよう構成されている。
れる菓子に、その上方又は側方から注入針を接近させて
菓子にクリ−ムを注入し、その後は、注入針を上方又は
側方に遠ざけて菓子から抜き取って注入を完了する。
を菓子に接近させて注入を行なう場合、搬送移動帯上の
菓子が移動し易く、このため、注入が必ずしも良好に行
なわれない。
て、このときに菓子が移動し、注入針と共に菓子が上方
又は側方に移動する。注入装置を移動帯の上方に設ける
場合には、大型で重い注入装置自体を昇降する昇降機構
が必要になり、昇降機構がきわめて大型化するため、構
造上の改善が求められている。
入針を搬送移動帯の先端附近に配置し、一つのラインと
して構成することも考えられる。
動帯の先端部が注入装置によって閉塞されることになっ
て、内容物注入後の菓子が連続的に排出できず、自動化
ラインとしての目的が達成できない。
決を目的とし、具体的には、搬送移動帯上にのせられる
菓子に対して注入針を差込んで内容物が注入してシュ−
クリ−ムなどの菓子を製造する際に、搬送移動帯の先端
部に近接して注入針を有する注入装置を設けるのにも拘
らず、注入後の菓子が円滑に排出でき、しかも、この排
出には、別に何んらの排出装置を設ける必要がないシュ
−クリ−ムなどの製造方法を提案する。
方法は間欠的に移動する搬送移動帯の少なくとも先端部
を、この搬送移動帯に隣接する送り移動帯の後端部と略
々一致するところまで、下降させることにより、送り移
動帯と搬送移動帯とを互いに連絡して、送り移動帯なら
びに搬送移動帯の上に菓子をのせて移動させ、搬送移動
帯上において、搬送移動帯の先端部附近に設けた注入針
に向って菓子を接近させ、この注入針に菓子を差込んで
内容物を注入し、その後、菓子を注入針から離脱するこ
とを特徴とする。
作用について図面によって更に具体的に説明すると、次
の通りである。
一例の一部を断面で示す正面図である。
である。
である。
である。
の一部を断面で示す説明図である。
搬送移動帯を示し、この搬送移動帯1は例えばベルトコ
ンベヤの如く無終端状に構成され、この搬送移動帯1は
間欠的に移動する。すなわち、搬送移動帯1は所定周期
で移動しかつ停止する。
が設けられている。搬送移動帯1の少なくとも先端部は
送り移動帯9の後端部と略々一致するところまで下降さ
れ、搬送移動帯1と送り移動帯9に連絡される。
に送り移動帯9上にはシュ−皮種2などの菓子がのせら
れて移動し、搬送移動帯1の先端部においてシュ−皮種
2などの菓子に内容物2aが注入される。
2の如き菓子がのせられ、このシュ−皮種2は矢印方向
に間欠的に搬送される。
少なくとも1つの注入針3が設けられている。
入針3の後端部は注入ノズル4を介して注入装置5に接
続され、上部には注入ホッパ6が連結されている。
内容物2aは注入ノズル4を通って注入針3に押出さ
れ、シュ−皮種2に注入される。また、注入装置5はク
リ−ムなどの内容物2aを押出すことができればいずれ
の型式にも構成できるが、図1に示す如く、ピストン式
に構成するのが好ましい。
設けられ、菓子移動装置8は搬送移動帯1に沿って往復
動する。
たって停止しているときに、搬送移動帯1の先端部にお
いて、菓子移動装置8は、搬送移動帯1によってシュ−
皮種2が注入針3に向って押されて移動し、シュ−皮種
2は注入針3に突きささる。
く、側板8aと上板8bとをアングル状に組合わせて構
成する。
が上から押さえられて把持され、側板8aによって後押
してシュ−皮種2が注入針3に向って上から押さえられ
て前進する。
端部と送り移動帯9の後端部と略々一致するよう、両移
動帯1、9を互いに連絡させるのには、先端部附近に注
入針3が設けられた搬送移動帯1の先端部を昇降装置1
4によって下降させ、搬送移動帯1の先端部を、図1で
点線で示す通り、下降させる。搬送移動帯1の先端部
は、下降位置において、送り移動帯9の後端部と略々一
致させる。このように構成すると、搬送移動帯1の先端
部と送り移動帯9の後端部とは互いに連絡され、送り移
動帯9ならびに搬送移動帯1にわたってシュ−皮種2な
どの菓子は移動させ、容易に搬入搬出できる。
端ロ−ラ10の附近には昇降装置14が取付けられて、
昇降装置14は、図5に示すように、油圧シリンダ又は
液圧シリンダとして構成することもできるが、図1に示
す例では、昇降棒141、作動ア−ム15、伸縮シリン
ダ16から構成されている。
動帯1の先端ロ−ラ10の近傍に、昇降ロ−ラ12が設
けられ、昇降ロ−ラ12は、支持片13を介して先端ロ
−ラ10に連結され、昇降ロ−ラ12には昇降棒141
の先端部が接続され、昇降棒141の後端部に作動ア−
ム15が回転自在に連結されている。したがって、作動
ア−ム15の先端部に連結する伸縮シリンダ16を伸縮
すると、伸縮シリンダ16の伸縮により、作動ア−ム1
5は一端15aを中心として旋回し、これに伴って昇降
棒141が上下に昇降する。
す通り、上昇位置にあるときは、搬送移動帯1の上にの
せられたシュ−皮種2は注入針3に接近するよう、移動
して差込まれ、内容物2aが注入される。
の上にのせられたシュ−皮種2は、搬送移動帯1が所定
周期にわたって停止している間に、搬送移動帯1の先端
部に対向して配置される注入針3に対し近接するよう、
シュ−皮種2は、菓子移動装置8によって、移動され
て、注入針3に差込まれる。差込まれたのちには、注入
装置5からクリ−ム2aなどが送られて、シュ−皮種2
の中にクリ−ム2aが注入される。
は、菓子移動装置8が作動してシュ−皮種2は注入針3
から遠ざかり、注入針3からぬける。
き、図1に示すように、送り移動帯9を排出用とする場
合には、昇降装置14が駆動され、これに伴って、昇降
ロ−ラ12ならびに先端ロ−ラ10が下降し、図3に示
す状態になる。この状態においては、搬送移動帯1の先
端部は、隣接する送り移動帯9の後端部と略々一致し、
シュ−皮種2には、クリ−ム2aなどの内容物が充填さ
れて、シュ−クリ−ムとして送られ、送り移動帯9によ
って排出される。
動帯1の先端部を成す先端ロ−ラ10を上昇させて搬送
移動帯1を上昇位置に戻す。
る場合には、注入すべき菓子が送り移動帯9の後端部に
達したときに、搬送移動帯1の少なくとも先端部が下降
する。
帯1の先端部を昇降させて、内容物を注入したシュ−皮
種2を送り移動帯9から排出するが、図5に示すよう
に、搬送移動帯1の全体を傾斜させ、先端部を下向きに
下降させ、この下降位置で送り移動帯9によって連続的
に送られるシュ−皮種2を受け、その後、搬送移動帯1
の先端で内容物を注入してから搬出することができる。
油圧シリンダなどから成る昇降装置14が取付けられて
いる。この昇降装置14によって搬送移動帯1が後端ロ
−ラ1aを中心として旋回され、先端部の先端ロ−ラ1
2が下降する。
置され、注入すべきシュ−皮種2などを連続的に搬入す
る。したがって、送り移動帯9の後端部にまでシュ−皮
種2が達したときには、搬送移動帯1の先端部が下降
し、このときには、送り移動帯9の後端部と搬送移動帯
1の先端部とが一致し、互いに連絡されるため、送り移
動帯9からシュ−皮種2などは搬送移動帯1の先端部に
移される。
示す例と相違して一対の支片から構成され、これら支片
によってシュ−皮種2などの菓子が注入針3に接近また
は遠ざけるよう構成され、この菓子移動装置8によって
シュ−皮種2などは注入針3に向けて接近され、クリ−
ムなどの内容物が注入される。注入後は、菓子移動装置
8によってシュ−皮種2は注入針3から遠ざけられ、そ
の後は、搬送移動帯1によって矢印方向に排出される。
は、間欠的に移動する搬送移動帯とこの搬送移動帯に隣
接する送り移動帯とを連絡させ、しかも、搬送移動帯の
先端部附近に設けられた注入針によって、搬送移動帯上
のシュー皮種などの菓子にクリームなどの内容物を注入
して、シュ−クリ−ムなどの菓子を製造する方法であ
る。
に並べられて搬送する菓子に対して注入針を差込んで内
容物を充填する場合、従来例では、注入針を具える注入
装置は搬送移動帯の上方や側方に設ける。しかし、注入
装置を上方や側方に設けると機械設備が複雑になり、と
くに、注入装置などをラインの側方に設ける場合には、
これら装置などが側方から突出し、工場スペ−スも多く
なり好ましくない。
入装置の注入針を設けると、注入装置の注入針は搬送移
動帯の先端から相当はなして配設するか、相当後退でき
るよう構成しないと、注入後に菓子の排出スペ−スがな
く、排出するのがきわめてむづかしい。
なスペースをとる場合には、注入針を、例えば、長さ、
大きさ、その他で特殊な構造に構成する必要がある。
端になるべく近接させて設けて、内容物の注入を正確に
行なうようにするのが好ましいが、注入針の近接によっ
て、注入後の菓子の排出がきわめてむづかしくなり、極
端なことにはこれを排出するために別な装置が必要にも
なる。
の少なくとも先端部を下向きに下降できるよう構成す
る。このため、送り移動帯を排出用又は搬入用の何れに
使用しても、菓子の排出スペ−ス又は搬入スペ−スが充
分に確保でき、上記の通りの問題がない。
で示す正面図である。
面で示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 間欠的に移動する搬送移動帯の少なくと
も先端部を、この搬送移動帯に隣接する送り移動帯の後
端部と略々一致するところまで、下降させることによ
り、前記送り移動帯と前記搬送移動帯とを互いに連絡し
て、前記送り移動帯ならびに前記搬送移動帯の上に菓子
をのせて移動させ、前記搬送移動帯上において、前記搬
送移動帯の先端部附近に設けた注入針に向って菓子を接
近させ、この注入針に菓子を差込んで内容物を注入し、
その後、菓子を前記注入針から離脱することを特徴とす
るシュ−クリ−ムなどの菓子の製造方法。 - 【請求項2】 前記菓子は、焼成されたシュ−皮種また
はスポンジケ−キシ−トを容器状に成型したものとする
ことを特徴とする請求項1記載のシュ−クリ−ムなどの
菓子の製造方法。 - 【請求項3】 前記内容物はカスタ−ドクリ−ム、チョ
コレ−ト、あん、アイスクリ−ムとすることを特徴とす
る請求項1記載のシュ−クリ−ムなどの菓子の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5838396A JP2767578B2 (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | シュ−クリ−ムなどの菓子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5838396A JP2767578B2 (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | シュ−クリ−ムなどの菓子の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4273189A Division JP2757001B2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 菓子の内容物注入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09238618A JPH09238618A (ja) | 1997-09-16 |
JP2767578B2 true JP2767578B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=13082819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5838396A Expired - Fee Related JP2767578B2 (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | シュ−クリ−ムなどの菓子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2767578B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3258788B1 (en) | 2015-02-20 | 2020-08-05 | Alimec S.R.L. | Apparatus and method for the production and filling of filled baked products made with batter dough |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101030664B1 (ko) * | 2010-07-30 | 2011-04-21 | 최재복 | 기능성 호두과자 및 그 제조방법 |
-
1996
- 1996-02-21 JP JP5838396A patent/JP2767578B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3258788B1 (en) | 2015-02-20 | 2020-08-05 | Alimec S.R.L. | Apparatus and method for the production and filling of filled baked products made with batter dough |
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---|---|
JPH09238618A (ja) | 1997-09-16 |
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