JP2767479B2 - 経糸糊付機 - Google Patents

経糸糊付機

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JP2767479B2
JP2767479B2 JP2021183A JP2118390A JP2767479B2 JP 2767479 B2 JP2767479 B2 JP 2767479B2 JP 2021183 A JP2021183 A JP 2021183A JP 2118390 A JP2118390 A JP 2118390A JP 2767479 B2 JP2767479 B2 JP 2767479B2
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祐伸 長田
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Tsudakoma Corp
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、経糸糊付機、殊に、複数組のサイズボッ
クスを備えたマルチサイズボックス形の経糸糊付機に関
する。
従来技術 織布工程における糊付作業は重要な工程であり、その
良否は織機の運転能率や製品の品質に重要な影響を及ぼ
す。特に、エアジェットルームに仕掛けるめの経糸は、
毛羽立ちを極度に嫌うため、入念な糊付作業が必須であ
る。
一方、経糸に対して、高品質の糊付を効率よく行なう
ために、近年、糊付部と予備乾燥部とを複数系統に配列
してなるマルチサイズボックス形の経糸糊付機が提案さ
れるに至っている。
このものは、糊付部SZ、SZ…と予備乾燥部PD、PD…と
を組にして複数系列儲けるものである(第6図)。すな
わち、系列数に見合った複数枚の糸シートS1、S1…を機
械に導入し、各糸シートS1を、各糊付部SZと予備乾燥部
PDとにおいて、それぞれ個別に糊付して予備乾燥し、そ
の後、1枚の糸シートSにまとめて合体し、ワープビー
ムBに巻き取ることによって、いわゆる多層分割による
糊付乾燥を行なうことができる。糊付の際の経糸間隔を
広くとれるので、均一な糊付性能が得られる上、糊液に
よる経糸相互の接着が少なく、したがって、糸シートS
を各経糸に分割する際にも毛羽立ちの発生を低く抑える
ことができる。なお、糸シートS1、S1…は、ガイドロー
ラGR、GR…上において合体され、ガイドローラGR、GR…
とワープビームBとの間には、仕上げ乾燥部FDと、分割
ロッドDR、DR…とが配設されている。
発明が解決しようとする課題 かかる従来技術によるときは、予備乾燥部からの複数
の糸シートは、一挙に1枚の糸シートに合体されて仕上
げ乾燥部を通過するから、仕上げ乾燥部における乾燥む
らの発生が避けられないという問題があった。すなわ
ち、仕上げ乾燥部における糸シートは、乾燥シリンダに
直接接続する表層部分のものと、乾燥シリンダに直接接
触しない内層部分のものとの集合であるから、前者は、
後者に対して乾燥の進行が早く、したがって、仕上げ乾
燥部の出口における糸シートは、その乾燥度を均一にす
ることが至難であるからである。
なお、このような糸シートの乾燥度の不均一性を排す
るためには、仕上げ乾燥部の乾燥シリンダの表面温度を
高くするとともに、仕上げ乾燥部の通過速度を遅くする
ことが有効であるが、前者は、経糸が高温度に曝される
ために、経糸品質の低下を来すおそれがあり、後者は、
機械の運転速度の低下をもたらすから、いずれも、万全
な解決策とは云い難い。
また、仕上げ乾燥部を廃止し、予備乾燥部のみによっ
て糸シートの乾燥度を所定値に到達せしめることも考え
られるが、一般に、かかる条件設定は、予備乾燥部の加
熱温度が過大となり、また、その通過速度が低くなり過
ぎるために、全く実用的でないことがわかっている。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題と
実情とに鑑み、予備乾燥部と仕上げ乾燥部との間に中間
乾燥部を介装し、糸シートを段階的に合体することによ
って、機械の運転速度を低下させずに、糸シートの乾燥
度を十分均一にすることができる経糸糊付機を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、複数
の糊付部と、糊付部からの糸シートを個別に予備乾燥す
る予備乾燥部と、予備乾燥部の下流側で糸シートを合体
するごとに中間乾燥する複数の中間乾燥部と、中間乾燥
部からの糸シートを合体して仕上げ乾燥する仕上げ乾燥
部とを備えることをその要旨とする。
作 用 かかる構成によるときは、まず、予備乾燥部は、糊付
部において所定量の糊液を付着された糸シートを個別に
予備乾燥する。その後、中間乾燥部は、予備乾燥部の下
流側で糸シートを合体するごとに、これを中間乾燥し、
仕上げ乾燥部は、中間乾燥部からの糸シートをさらに合
体して仕上げ乾燥し、最終的な1枚の糸シートを形成す
る。このとき、中間乾燥部は、上下2枚程度の糸シート
を乾燥すれば足るので、その乾燥度は、容易に均一にす
ることができ、また、仕上げ乾燥部は、中間乾燥部が存
在するために、極く小幅の水分除去率を達成すればよい
ので、得られる最終の糸シートは、その表層部分と内層
部分とにおける乾燥度の差は少なく、良好な均一性を実
現することができる。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
経糸糊付機は、複数の糊付部10、10…と、糊付部10、
10…と同数の予備乾燥部20、20…と、中間乾燥部30、30
と、仕上げ乾燥部40とを備えてなる(第1図)。
各糊付部10は、糊液を調整貯留するサイズボックス11
と、サイジングローラ12、スクイジングローラ13とを備
えてなり、また、各予備乾燥部20は、乾燥シリンダ21、
21を備えてなり、糊付部10、10…に対応して配設されて
いる。
中間乾燥部30、30は、それぞれ、乾燥シリンダ31、31
を備え、2台の予備乾燥部20、20ごとに対応して配設さ
れている。また、仕上げ乾燥部40は、乾燥シリンダ41、
41を備え、1台のみが配設されている。
仕上げ乾燥部40に後続して、分割ロッド51、51…と、
巻取りローラ52と、ワープビームBを装着するためのビ
ームスタンド53とが配設されている。
予備乾燥部20、20…の出口側、中間乾燥部30、30の入
口側と出口側、仕上げ乾燥部40の入口側には、ガイドロ
ーラ20a、20a…、30a、30a…、30b、30b、40a、40aが設
けてある。
図示しない整経クリールから供給される糸シートS1、
S1…は、それぞれ、糊付部10において所定量の糊液が付
着され、予備乾燥部20において予備乾燥された後、その
2枚づつが中間乾燥部30の入口部で合体されて糸シート
S2、S2となり、中間乾燥部30、30において中間乾燥され
る。糸シートS2、S2は、仕上げ乾燥部40の入口部におい
て合体され、最終的な1枚の糸シートSになり、仕上げ
乾燥部40によって仕上げ乾燥される。
糸シートSは、分割ロッド51、51…によって各経糸ご
とに分割され、巻取りローラ52を経て、ワープビームB
として巻き取ることができる。
ここで、予備乾燥部20における糸シートS1の水分除去
率は約40〜50%にとり、中間乾燥部30における糸シート
S2の水分除去率は約50%程度にとり、仕上げ乾燥部40に
おける糸シートSの水分除去率は、10数%程度以下の小
幅に留めるのがよい。中間乾燥部部30、30からの糸シー
トS2、S2は、それぞれ2枚の糸シートS1、S1からなるか
ら、全体としての乾燥度は十分均一であり、また、仕上
げ乾燥部40からの糸シートSは、多数枚の糸シートS1、
S1…を合体したものであるが、その水分除去率は小幅で
あるので、乾燥度の不均一性は極く少なくすることがで
きる。
以上の説明において、整経クリールから供給する糸シ
ートS1、S1…の枚数と、それに対応して設ける糊付部1
0、10…、予備乾燥部20、20…の系列数は、4以上の任
意の数であってもよいものとする。このときは、中間乾
燥部30、30…も、予備乾燥部20、20…の数に応じて増設
すればよい。
また、仕上げ乾燥部40に導入する糸シートS2、S2…
は、仕上げ乾燥部40において表層部分となるものと内層
部分となるものとについて、その乾燥度を変えるように
してもよい。たとえば、内層部分となるものは、表層部
分となるものよりも乾燥度を高めることにより、糸シー
トSの乾燥度を一層均一にすることが可能である。
かかる基本的構造に基づいて具体化する経糸糊付機
は、種々の変形が可能である(第2図ないし第5図)。
8個の整経クリールC、C…を前後2群に分割し(第
2図)、その各2個からの糸シートS1、S1…を、前後2
群に分割して配設した糊付部10、10…に導く。各糊付部
10の上方に予備乾燥部20を配設し、ガイドローラ30a、3
0aによって糸シートS2、S2を形成した上、これを中間部
上方に配設した中間乾燥部30、30に導入する。ただし、
予備乾燥部20、20…は、それぞれ4個の乾燥シリンダ2
1、21…を組み合わせてなり、各糊付部10からの糸シー
トS1は、ウェットデバイディングロッド10aにより糸シ
ートS1a、S1aに2分割された上、各2個ずつの乾燥シリ
ンダ21、21に巻き掛けられている。糸シートS1a、S1a…
は、ガイドローラ30aによって合体されて糸シートS2と
なり、糸シートS2、S2は、中間乾燥部30、30の出口側の
ガイドローラ40aによって合体され、糸シートSを形成
する。
糸シートSは、補助ガイドローラ40a1を経て、前方の
仕上げ乾燥部40に導き、ダンサローラ54、54…、ガイド
ローラ54a、55a、ワキシング装置55、ガイドローラ55b
を介して分割ロッド51、51…に導き、その後、ガイドロ
ーラ52a、巻取りローラ52、ガイドローラ52b、52cを経
て、ビームスタンド53上のワープビームBに巻き取る。
また、予備乾燥部20、20…、中間乾燥部30、30、仕上げ
乾燥部40の上方には、大形の排気フード56を設けてあ
る。
予備乾燥部20、20…から中間乾燥部30、30を経て、最
終的な糸シートSを形成するためのガイドローラ40aに
至る糸シートS1、S1…、S2、S2の走行経路を完全に同一
にすることができるので、糸シートSの乾燥度は、極め
て均一にすることが可能である。
糊付部10、10…を各2個ずつ相対向して配設し(第3
図)、その各々に、2個宛の整経クリールC、Cを配置
してもよい。整経クリールC、C…と糊付部10、10…と
の相対距離を最短にすることができ、両者間に配設する
ガイドローラを最少にすることができる。
整経クリールC、C…は、一括して最後方側に配置す
ることもできる(第4図)。機械全体の実質的な全長を
短くすることができる。また、予備乾燥部20、20…から
の糸シートS1a、S1a…は、複数のガイドローラ20a、20a
…により段階的に合体し、ガイドローラ30a、30aによっ
て糸シートS2、S2を作ることにより、機械の高さも低く
することが可能である。
中間乾燥部30、30は、機械の前方の仕上げ乾燥部40の
上部に配設してもよい(第5図)。中間乾燥部30、30と
仕上げ乾燥部40との距離が最短であるから、前者から糸
シートS2、S2の乾燥度を厳密にコントロールし、糸シー
トSの最終乾燥度の均一性を一層良好にすることができ
る。
以上の説明において、中間乾燥部30、30…は、2枚の
糸シートS1、S1を合体して中間乾燥するに代え、3枚以
上の少数枚の糸シートS1、S1…を処理するようにしても
よい。また、中間乾燥部30、30…は、機械に導入する糸
シートS1、S1…が4枚以上の多数枚であるときは、予備
乾燥部20、20…と仕上げ乾燥部40との間に2段階以上に
配設し、第1段目の中間乾燥部からの糸シートを合体し
て第2段目の中間乾燥部に導入し、第2段目からの糸シ
ートをさらに合体して第3段目の中間乾燥部に導入し、
以下同様にして、最終的に仕上げ乾燥部40の入口側にお
いて糸シートSを作るようにしてもよい。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、予備乾燥部
と仕上げ乾燥部との間に中間乾燥部を介装し、予備乾燥
部の下流側で糸シートを合体するごとに中間乾燥した
上、仕上げ乾燥部に導くようにすることによって、仕上
げ乾燥部に導入される各糸シートの乾燥度は均一にする
ことができ、しかも、仕上げ乾燥部における糸シートの
水分除去率は小幅に留めることができるから、最終的に
仕上げ乾燥部の出口側に得られる糸シートの乾燥度は、
その均一性が極めて良好であり、さらに、糸シートは、
予備乾燥部、中間乾燥部、仕上げ乾燥部により、多段階
に乾燥されるから、経糸品質を損うことがなく、機械の
高速運転を実現することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例を示す全体構成概念図である。 第2図ないし第5図は、それぞれ別の実施例を示す全体
構成説明図である。 第6図は従来例を示す第1図相当図である。 S、S1、S1a、S2……糸シート 10……糊付部 20……予備乾燥部 30……中間乾燥部 40……仕上げ乾燥部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の糊付部と、該糊付部からの糸シート
    を個別に予備乾燥する予備乾燥部と、該予備乾燥部の下
    流側で糸シートを合体するごとに中間乾燥する複数の中
    間乾燥部と、該中間乾燥部からの糸シートを合体して仕
    上げ乾燥する仕上げ乾燥部とを備えてなる経糸糊付機。
JP2021183A 1990-01-31 1990-01-31 経糸糊付機 Expired - Lifetime JP2767479B2 (ja)

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DE3724751A1 (de) * 1987-07-25 1989-02-09 Rhodia Ag Verfahren zur herstellung von auf zettelbaeumen oder teilkettbaeumen aufgewickelten teilketten oder auf kettbaeumen aufgewickelten ketten aus synthetischen filamentgarnen

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