JP2767354B2 - 転炉出鋼口スリーブれんが - Google Patents

転炉出鋼口スリーブれんが

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転炉出鋼口スリーブれ
んがに関し、特に耐蝕性を低下させることなく、耐熱衝
撃性および耐酸化性を向上させ、それによって耐摩耗性
を高め、耐用向上ができる転炉出鋼口スリーブれんがに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マグネシア・カーボンれんがは耐
食性および耐熱衝撃性に優れていることから、転炉出鋼
口スリーブれんがに広く使用されるようになった。
【0003】しかし、マグネシア・カーボンれんがは、
酸化雰囲気の下ではカーボンが消失してしまう欠点の他
に、その主要なカーボン源である黒鉛の性質が原因とな
って機械的強度や耐摩耗性を高める上では不利であり、
転炉の出鋼口においては、特に酸化損傷が大きく、溶鋼
流による摩耗が生じ易く、寿命も短くする一因となって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、マグネシアー
カーボンの耐摩耗性を高めるために、アルミニウム,珪
素,マグネシア,カルシウム等の金属粉末がカーボンフ
ァイバーなどを添加することが提案されているが、金属
粉末では加熱後にそれによってれんがが硬直化して耐熱
衝撃性が低下するとともに、目地部の先行損耗を生じや
すいことがある。
【0005】また、カーボンファイバーでは、製造する
ときファイバーの分散がむずかしく、また製造出来たと
しても機械的強度が低いことが課題としてあげられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
した結果、マグネシアーカーボン質転炉出鋼口スリーブ
れんがの耐摩耗性を向上させ、耐用を高めるためには、
耐熱衝撃性を低下させず、耐酸化性を向上する酸化防止
剤を金属粉末等にかわって、添加する必要があることが
わかった。
【0007】そして、種々の開発研究を行い、実施例1
に示すような配合を考え、酸化試験を行なった結果、ク
ロム合金鋼ファイバーを使用した配合が耐酸化性に非常
にすぐれていることがわかった。
【0008】ただし、クロム合金鋼ファイバー中の金属
Cr重量%が9%以下だと、錆が生じやすくなり酸化防
止の効果が小となる。また、クロム合金鋼ファイバーの
径が0.4mm以上となると、マトリックス中のファイ
バーの体積比率が小さくなり、酸化防止効果が減少して
しまうとともに、耐熱衝撃性も低下する。反対に、クロ
ム合金鋼ファイバーの径が0.1mm未満と小さくなる
と、酸化防止効果は向上するが、金属粉末と同じく耐熱
衝撃性の低下をまねいてしまう。断面形状は三角形,短
形等多角形又は円、楕円でもよい。添加量については2
0%以上を超えるとマトリックス中のファイバーの比率
が大きくなりすぎ、耐火物としての性能の低下が生じ、
耐熱衝撃性の向上も顕著でない。したがって、請求項2
の特徴により、耐熱衝撃性(耐スポーリング性)が向上
する。
【0009】さらに、ファイバーの長さについては2mm
未満では耐熱衝撃性が低下し、30mm以上では混練作業
が困難となり、良好な品質が得られない。
【0010】
【実施例】表1に本発明の実施例1〜3の配合組成と比
較例4〜10を示す。いずれも各組成の配合物を混合及
び混練し、これを静水圧プレスにより成形し、40mm×4
0mm×200mmの形状に加工し試料を作成した。
【0011】その評価試験結果は表2に表わす。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【発明の効果】以上の様にマグネシア60〜90重量
%,黒鉛5〜35重量%,Al粉末1〜10重量%,に
クロム合金鋼ファイバー断面0.1〜0.4mm,長さ2
〜30mmを0.1〜20重量%添加し、有機バインダー
3〜5重量%添加し、混練,成形して製造したマグネシ
アー黒鉛質転炉出鋼口スリーブれんがは、耐スポーリン
グ性,耐酸化性耐食性が大巾に改善され、表2に示され
ている様に従来品(比較例10)に比べ溶損比で0.
5,耐酸化比で0.7となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21C 5/46 103 C21C 5/44 F27D 1/00 F27D 3/14 C04B 35/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネシアー黒鉛質転炉出鋼口スリーブ
    れんがにおいて、マグネシア60〜90重量%,黒鉛5
    〜35重量%,Al粉末1〜10重量%に金属Crを9
    重量%以上含むクロム合金鋼ファイバー0.1〜20重
    量%を添加し、有機バインダー又はタール.ピッチ3〜
    5重量%を添加し、混練成形して製造したことを特徴と
    する転炉出鋼口スリーブれんが。
  2. 【請求項2】 クロム合金鋼ファイバーは、断面が一辺
    の長さ0.1〜0.4mmの多角形又は0.1〜0.4
    mm径の円、楕円で長さ2〜24mmであることを特徴
    とする請求項1の転炉出鋼口スリーブれんが。
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