JP2766663B2 - 外囲体 - Google Patents

外囲体

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JP2766663B2
JP2766663B2 JP1066100A JP6610089A JP2766663B2 JP 2766663 B2 JP2766663 B2 JP 2766663B2 JP 1066100 A JP1066100 A JP 1066100A JP 6610089 A JP6610089 A JP 6610089A JP 2766663 B2 JP2766663 B2 JP 2766663B2
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五男 上薗
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、雨水処理が良好で、強度にも優れ、さら
に、自然光によって、その外観の色彩が種々に変化する
外囲体に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
近年、大型建築物において、長手方向に長尺な金属建
築用板よりなる屋根又は壁が多用されている。それらの
多くは、強度,耐久性に優れており、しかも、種々の形
状のものがそろっている。しかし、雨水処理は勿論要求
されるが、近時、一般の建築物にも審美性が要求される
ようになっており、屋根、壁等の外囲体においてその傾
向が強まっているが、多くの建築用板は単一の色で統一
されている等の理由で、その色彩感覚が乏しく、審美性
の点で劣っていた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで発明者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究
を重ねた結果、その発明を、半円状山形部と底部とが交
互に連続し、且つ半円状山形部の外周面は、その長手方
向に沿って複数の単位面よりなる多面形状とし、その両
最外端の一方の半円状山形部の外端且つ下端より内方
に、水平状片とこの内端より下方に屈曲して被係止部を
形成し、該被係止部の下端より外方に平坦状の下部連結
部を形成し、該下部連結部の外端には上向き突起片を形
成し、他方の半円状山形部の外端且つ下端より外方に、
前記被係止部と下部連結部との間に挿入可能で且つ被係
止部に係止する上部連結部を形成し、該上部連結部の先
端には下向き突起片を形成し、これらをアルミニュウム
製で引き抜き加工してなる建築用板とし、該建築用板を
下地材上に載置し、その下部連結部を下地材に固着し、
隣接の建築用板の上部連結部の先端を、上側より前位の
建築用板の被係止部に挿入係止し、前記下部連結部,上
向き突起片,上部連結部,下向き突起片とで空隙部を形
成し、これらを繰返して葺成した外囲体としたことによ
り、単一の色彩であっても、豊富多彩な色彩感覚を得る
ことができ、しかも強度的に優れたものにすることがで
き、上記課題を解決したものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第8図に基づいて
説明する。
Aは本発明の建築用板であって、金属製のアルミニュ
ウムよりなり、具体的には、引き抜き加工にて形成され
ている。該建築用板Aは、真円の約半分の半円状山形部
1及び底部2が交互に連続して形成されている。その半
円状山形部1の外周面は、その外面が複数の単位面1a,1
a,…よりなる断面略半円状の多角形に形成されている。
具体的には、半円状山形部1の長手方向(建築用板Aの
長手方向と同一方向)に沿うようにして、その単位面1
a,1a,…が半円状山形部1を構成している。
その単位面1a,1a,…は、半円状山形部1の幅方向(第
5図の左右方向)の断面の外面にて等分され、全て同一
幅の単位面1a,1a,…となっていたり、或いはその単位面
1a,1a,…の幅がそれぞれ異なったものであってもよい。
そして、その単位面1a,1a,…は平坦状に形成されたり
(第5図参照)、または断面凹状の円弧に形成されてい
る(第6図参照)。さらに、その単位面1aは、第7図に
示すように断面V字状に形成されることもある。
その単位面1aの断面形状は、全体として多角形状をな
していれば、上記実施例に限定されず、その単位面1a,1
a,…は半円状山形部1になるべく多く形成されることが
好ましい。
底部2は、平坦状に形成されているが、その平坦状面
に小形の山形部又はリブ等が形成されることもある。
また、アルミニュウム引き抜き加工によって形成され
る建築用板Aでは、第1図乃至第8図に示すように、底
部2の下面側の幅方向両端に小脚片1b,1bが形成されて
いる。その複数の半円状山形部1,1,…と、複数の底部2,
2,…とが交互に連続し、第3図に示すように、その建築
用板Aの幅方向の両外端は半円状山形部1,1が存在する
ように形成されている。
その最外端の一方(第3図において右側)の半円状山
形部1には、溝状の被係止部3を介して下部連結部4
が、また他方(第3図において左側)の半円状山形部1
には上部連結部5がそれぞれ形成されている。
その被係止部3は、最外端の半円状山形部1の外端且
つ下端より内方に、水平状部とこの内端より下方に僅か
の高さ屈曲形成されて構成されている。この下端より外
方に、下部連結部4が設けられている。該下部連結部4
は平坦状片と該外端より上向き突起片4aとで形成されて
いる。
特に、前記被係止部3の水平状箇所と、前記下部連結
部4の一部とで開放側が外側となるコ字状溝が形成され
ている。また、前記被係止部3の溝状の突き当たりの屈
曲片は、その建築用板Aがアルミニュウム引き抜き加工
によるものでは、第3図に示すように略垂直に形成され
ている。
上部連結部5は、他方(第3図において左側)の最外
端の半円状山形部1のさらに外端且つ下端より、外方に
向かって平坦状に形成され、その上部連結部5の外端に
は、下向き突起片5aが形成されている。その上部連結部
5は、建築用板A全体を平面的にみて下部連結部4より
僅かに(具体的には、板厚分より多くの間隔)上方位置
に形成されている(第1図,第2図,第4図参照)。
その上部連結部5は、前記下部連結部4と略同等長さ
であって、下部連結部4の上に上部連結部5が重なる構
成である。具体的には隣接する建築用板A,Aの連結にて
下地材に固着された建築用板Aに隣接の建築用板Aが連
結されるときに、固着済の建築用板Aの被係止部3に、
上側より、隣接の建築用板Aの上部連結部5の先端が挿
入されつつ、その上部連結部5を下部連結部4に重合す
るものである。
図中Bは下地材であって、母屋,胴縁等の構造材6と
木毛板等の下地板7よりなるものであるが、構造材6の
みにて構成される場合もある。
先ず、建築用板Aが下地材Bの下地板7上に載置され
(構造材6のみからなる場合には、該構造材6上に載置
する)、その下部連結部4が釘、ドリルビス等の固着具
8にて固着される。次いで隣接の建築用板Aの上部連結
部5の先端が、前位の建築用板A(既に下地材Bに固着
済の建築用板A)の被係止部3内に、下部連結部4上側
位置より挿入され、上部連結部5が下部連結部4に重合
され、これらが順次繰り返されて屋根、壁等の外囲体が
形成されている。
図中9はシール材である。
〔発明の効果〕
請求項1の発明においては、真円の約半分の半円状山
形部1と底部2とが交互に連続し、且つ前記半円状山形
部1の外周面は、その長手方向に沿って複数の単位面1
a,1a,…よりなる多面形状とし、その両最外端の一方の
半円状山形部1の外端且つ下端より内方に、水平状片と
この内端より下方に屈曲して被係止部3を形成し、該被
係止部3の下端より外方に平坦状の下部連結部4を形成
し、該下部連結部4の外端には上向き突起片4aを形成
し、他方の半円状山形部1の外端且つ下端より外方に、
前記被係止部3と下部連結部4との間に挿入可能で且つ
被係止部3に係止する上部連結部5を形成し、該上部連
結部5の先端には下向き突起片5aを形成し、これらをア
ルミニュウム製で引き抜き加工してなる建築用板Aと
し、該建築用板Aを下地材B上に載置し、その下部連結
部4を下地材Bに固着し、隣接の建築用板Aの上部連結
部5の先端を、上側より前位の建築用板Aの被係止部3
に挿入係止し、前記下部連結部4,上向き突起片4a,上部
連結部5,下向き突起片5aとで空隙部を形成し、これらを
繰返して葺成した外囲体としたことにより、第1に雨水
処理に適し、第2に力学的強度が優れ、第3に熱伸縮に
も良好に対応でき、第4に葺成すると円筒葺きとなり、
その円筒部の色彩的感覚をも良好にできる等の効果を奏
する。
これらの効果について詳述すると、まず、真円の約半
分の半円状山形部1と底部2とが交互に連続し、且つ前
記半円状山形部1の外周面は、その長手方向に沿って複
数の単位面1a,1a,…よりなる多面形状としたので、その
半円状山形部1は多面形状のため、その面と面との間に
稜線が現れ、これが、雨水の流れる路ともなり、特に、
壁等にした場合に効果的な雨水処理ができる利点があ
る。また、その多面形状のため、その半円状山形部1の
断面係数が増加することにもなり、さらには、約半分で
真円ゆえに、強度を増加できる効果もある。
また、被係止部3は、水平状片とこの内端より下方に
屈曲形成されており、上部連結部5は、被係止部3と下
部連結部4との間に挿入可能で且つ被係止部3に係止で
きるように構成されているため、建築用板Aがアルミニ
ュウム製で熱伸縮率が長手方向のみならず、幅方向にも
大きくても、その挿入箇所が水平状であり、外れること
なく、しかも熱伸縮にも良好に対応できる利点がある。
さらに、その半円状山形部1は円筒部となって審美性
の良好なものにでき、特に、その半円状山形部1(円筒
部)の複数の単位面1a,1a,…より、半円状山形部1の外
面に自然光が当たると反射光が散乱し、その半円状山形
部1の外面の陰影が略直線的に表現され、虹状に発する
こともあり、その外観の色彩的な感覚が優れたものにで
きる。特に、真円の約半分の半円状山形部1に形成され
ているゆえに、少し角度が変われば確実にその反射箇所
は変化し、その審美性を増加させうる。
また、屋根又は壁等を施工するのに、被係止部3に、
上部連結部5を係止することで簡単に連結ができる。即
ち、外囲体を施工するのに、下地材Bに下部連結部4を
固着し、この外には、相互間の連結は、被係止部3に、
上部連結部5を係止することのみで施工ができ、極めて
簡易且つ迅速にできる。
また、その前記下部連結部4,上向き突起片4a,上部連
結部5,下向き突起片5aとで空隙部を形成したので、該空
隙部の存在にて雨水が浸入を遮断して雨仕舞を良好にで
きる。
また、特に、一旦施工すると、その被係止部3と上部
連結部5先端との係止は、建築用板Aが熱伸縮しても、
その被係止部3が水平状ゆえに、強い負圧(風圧)が加
わっても、外れるようなこともなく強固な外囲体を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、その第1図
は屋根として施工した本発明の斜視図、第2図は第1図
の断面図、第3図は建築用板の斜視図、第4図は施工状
態を示す要部断面図、第5図は建築用板の要部断面図、
第6図,第7図は第5図とは別の実施例の一部断面図、
第8図は建築用板の要部を示す一部側面図である。 1……半円状山形部、1a……単位面、 2……底部、3……被係止部、 4……下部連結部、4a……上向き突起片、 5……上部連結部、5a……下向き突起片、 A……建築用板、B……下地材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真円の約半分の半円状山形部と底部とが交
    互に連続し、且つ前記半円状山形部の外周面は、その長
    手方向に沿って複数の単位面よりなる多面形状とし、そ
    の両最外端の一方の半円状山形部の外端且つ下端より内
    方に、水平状片とこの内端より下方に屈曲して被係止部
    を形成し、該被係止部の下端より外方に平坦状の下部連
    結部を形成し、該下部連結部の外端には上向き突起片を
    形成し、他方の半円状山形部の外端且つ下端より外方
    に、前記被係止部と下部連結部との間に挿入可能で且つ
    被係止部に係止する上部連結部を形成し、該上部連結部
    の先端には下向き突起片を形成し、これらをアルミニュ
    ウム製で引き抜き加工してなる建築用板とし、該建築用
    板を下地材上に載置し、その下部連結部を下地材に固着
    し、隣接の建築用板の上部連結部の先端を、上側より前
    位の建築用板の被係止部に挿入係止し、前記下部連結
    部,上向き突起片,上部連結部,下向き突起片とで空隙
    部を形成し、これらを繰返して葺成したことを特徴とし
    た外囲体。
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