JP2766454B2 - ベルトサンダー - Google Patents

ベルトサンダー

Info

Publication number
JP2766454B2
JP2766454B2 JP6142671A JP14267194A JP2766454B2 JP 2766454 B2 JP2766454 B2 JP 2766454B2 JP 6142671 A JP6142671 A JP 6142671A JP 14267194 A JP14267194 A JP 14267194A JP 2766454 B2 JP2766454 B2 JP 2766454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
work
belt
pressing member
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6142671A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07328912A (ja
Inventor
敬一 近藤
育郎 家崎
嘉祐 杉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amitec Corp
Original Assignee
Amitec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amitec Corp filed Critical Amitec Corp
Priority to JP6142671A priority Critical patent/JP2766454B2/ja
Publication of JPH07328912A publication Critical patent/JPH07328912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2766454B2 publication Critical patent/JP2766454B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークを搬送コンベア
上に押圧しながらサンディングベルトによって研削する
ベルトサンダーに関し、特に、搬送方向の寸法の短いワ
ークを研削できるようにしたベルトサンダーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来公知のベルトサンダーの一例とし
て、図7に示すものがある。これは、ワークWを載置し
て搬送する搬送コンベア1の上方にサンディングベルト
2を複数のロール間に掛け渡して設け、搬送コンベア1
で搬送されたワークWの上面に踏圧パッド3の押圧力に
よってサンディングベルト2を押し付けることによりそ
のワークWを研削するようになっている。また、踏圧パ
ッド3をワークの搬送方向に関して前後両側から挟む位
置には2つのワーク押圧部材4,4が配置されており、
ワークWの研削を行うときには、踏圧パッド3と一方の
ワーク押圧部材4又は踏圧パッド3と両ワーク押圧部材
4,4によってワークWを搬送コンベア1上に押し付け
ることによりそのワークWの浮き上がりを防止し、もっ
て、研削が搬送方向において均一に行われるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなベルトサ
ンダーにおいて、転向ローラ5には、サンディングベル
ト2に付与されている緊張力のために大きな荷重が作用
することから、この荷重に起因する転向ロール5の撓み
や寿命低下を防止する必要がある。そのため、従来のベ
ルトサンダーでは、外径寸法の大きい転向ローラ5を用
いてその剛性と耐久性を確保するようになっていた。し
かし、転向ローラ5の外径寸法が大きくなると、転向ロ
ーラ5,5同士の干渉回避や踏圧パッド3との干渉回避
等の理由から、搬送方向における転向ローラ5の踏圧パ
ッド3からの距離が長くなってしまう。その結果、転向
ロール5よりも踏圧パッド3から離して配置しなければ
ならないワーク押圧部材4の位置も、必然的に踏圧パッ
ド3から遠くならざるを得なくなる。
【0004】一方、ワークWはワーク押圧部材4と踏圧
パッド3の両方によって押圧されなければならないこと
から、研削可能なワークWの最小長さ寸法は、ワーク押
圧部材4の踏圧パッド3からの距離が長くなるほど、即
ち、転向ローラ5の外径が大きくなるほど大きくなって
しまう。ところが、従来のベルトサンダーでは、上述し
た理由のため、転向ローラ5の外径を小さくしてワーク
押圧部材4を踏圧パッド3に接近させることができない
ため、研削可能なワークWの最小寸法を小さくするには
大きな制約があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、ワークが搬送される搬送コン
ベアに対して、サンディングベルトと、そのサンディン
グベルトをワーク表面に押圧するベルト押圧部材と、そ
のベルト押圧部材を前記ワークの搬送方向に関して前後
両側から挟む位置に配置されて前記サンディングベルト
を前記ワークから離れる方向へ転向させる転向部材と、
前記ベルト押圧部材を前記ワークの搬送方向に関して両
側から挟む位置に配置されてワークを前記搬送コンベア
上に押圧するワーク押圧部材とが備えられ、ワークを前
記ワーク押圧部材により前記搬送コンベア上に押圧しつ
つ前記サンディングベルトにより研削するベルトサンダ
ーにおいて、前記ベルト押圧部材の両側における各転向
部材が、前記ワークに近い位置から遠い位置に向かって
斜めに並べた複数本の転向ローラによって構成され、そ
の複数本の転向ロールのうち前記ベルト押圧部材に近い
側の転向ロールによる転向角度が遠い側の転向ロールよ
りも小さく設定されているとともに、前記ベルト押圧部
材から遠い側の転向ロールの外径が近い側の転向ロール
よりも大きく設定されているところに特徴を有する。
【0006】
【作用】サンディングベルトに付与された緊張力によっ
て転向部材に作用する荷重は複数の転向ローラで分担さ
れるため、1つの転向ローラに作用する荷重は小さくて
済む。その結果、転向ローラの外径寸法を小さくして
も、転向ローラの撓みに起因してサンディングベルトが
皺寄ったり振動したりするということがなく、また、各
転向ローラの高い耐久性が確保される。また、複数の転
向ロールはワークに近い位置から遠い位置に斜めに配置
されているから、ベルト押圧部材から離れた位置の転向
ローラと搬送コンベアで搬送されるワークとの間には大
きな空間が空き、この空間内にはワーク押圧部材を配置
することができる。さらに、ベルト押圧部材に近い領域
即ちサンディングベルトがワークに接触する領域では、
サンディングベルトの転向角度が小さいのでサンディン
グベルトの走行状態が安定する。一方、ベルト押圧部材
から遠い領域では、サンディングベルトは急角度でワー
クから離間する方向へ転向し、ワークに沿った方向へ広
がらずに済む。また、転向角度の大きい転向ロールには
大きな荷重がかかるが、その転向ロールの外径は荷重に
耐えるべく大きい寸法とされている。
【0007】
【発明の効果】本発明は、転向部材を複数の転向ローラ
で構成すると共にこれらの転向ローラをその外径寸法を
小さくしてベルト押圧部材に接近して配置することがで
きるようにしたから、転向部材が外径寸法の大きい単一
の転向ローラで構成されている従来のベルトサンダーに
比べて、ワーク押圧部材とベルト押圧部材との距離を短
くすることができ、これによって、研削可能なワークの
最小長さ寸法が短くなり、短尺のワークでも確実に搬送
コンベアに押圧して良好な研削を施すことができるとい
う効果がある。また、サンディングベルトがワークに接
触する領域では転向角度を小さくして走行の安定化を図
っているので、良好な研磨を行うことができる。さら
に、ワークへの接触領域の外ではサンディングベルトが
急角度で転向するので、ワーク搬送方向における装置の
幅を小さくすることができる。また、ベルト押圧部材か
ら遠い転向ロールには大きな荷重がかかるが、この転向
ロールは外径を大きくしているので、荷重に耐える高い
剛性と耐久性を発揮することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1乃
至図6を参照して説明する。本実施例のベルトサンダー
は、ワークWを載置して水平方向に搬送する搬送コンベ
ア10と、この搬送コンベア10の上方に設けられてワ
ークWを研削する研削機構20とから構成されている。
搬送コンベア10は、その搬送方向においてその搬送方
向始端側の位置に配置した始端側コンベア11Aと、終
端側の位置に配置した終端側コンベア11Bと、この両
コンベア11A,11Bの間の研削位置に配置したテー
ブル12とからなる。始端側コンベア11Aと終端側コ
ンベア11Bは、図示しないモータによって回転駆動さ
れる2つのロール13a,13bの間に無端状のコンベ
アベルト14を掛け回し、このコンベアベルト14を両
ロール13,13の間に差し渡すように設けたガイドフ
レーム15の上面に沿わせて走行させることによって搬
送面を構成したものである。各コンベア11A,11B
は、そのテーブル12に近い端部側のロール13aを中
心としてこれと反対側の端部が上下動するように傾動変
位可能に基台16に軸支されていると共に、基台16と
ガイドフレーム15の両側面との間に設けた上下方向の
伸縮駆動機構17によって傾動角度を調節されるように
なっている。なお、この伸縮駆動機構17は、ハンドル
17aを回転させると、図示しないウォームとウォーム
ホイールとの噛み合いを介してスライダ17bが昇降し
て、その昇降変位がリンク17cを介してガイドフレー
ム15に伝達されるようにしたものである。かかる始端
側コンベア11Aと終端側コンベア11Bとのいずれか
一方又は両方を適当な傾斜角度に傾動させることによ
り、反りの生じているワークWの湾曲に合った搬送経路
を形成することができ、もって、反りの生じたワークW
をその前端から後端に亘って均一に研削することができ
るようになっている。また、テーブル12は、基台16
に軸18によって傾動可能に支持されたものであって、
このテーブル12の上方に進入したワークWの前端縁が
後述する踏圧パッド22に強く当たったときにはそのワ
ークWの前端部がテーブル12を押すことによってテー
ブル12が下向きに傾動し、これと同時に、図示しない
エアシリンダのロッド19の上方伸長力による元姿勢へ
の復元力がテーブル12に作用してワークWの前端部が
踏圧パッド22側へ押し上げられるようになっており、
これによって、ワークWの前端部がサンディングベルト
21に適当な力で押圧されることになり、ワークWの前
端縁の研削の程度が過剰又は過少になるのが防止される
ようになっている。
【0009】次に、研削機構20について説明する。研
削機構20は、複数のロール間に掛け渡された無端状の
サンディングベルト21と、このサンディングベルト2
1を前記テーブル12の真上位置において搬送コンベア
10上のワークWの上面に押圧する踏圧パッド(本発明
の構成要件の1つであるベルト押圧部材)22と、踏圧
パッド22をワークWの搬送方向前後両側(図3におい
て左右両側)から挟むような位置に配置されてワークW
を搬送コンベア10上に押圧する2つのワーク押圧部材
23A,23Bとから構成される。
【0010】サンディングベルト21が掛け渡されてい
るロール群は、踏圧パッド22の上方に配置した駆動ロ
ール24と、踏圧パッド22の左右両側に2つずつ配置
した転向ローラ25A,25Bとからなる。駆動ロール
24は、サンディングベルト21に緊張力を付与するた
めのテンションロールを兼ねていると共に図示しないモ
ータによって回転駆動されるようにっており、この駆動
ロール24によってサンディングベルト21が高速で循
環走行し、踏圧パッド22の押圧力によってサンディン
グベルト21がワークWの上面を適当な圧力で擦って研
削するようになっている。
【0011】次に、転向ローラ25について説明する。
踏圧パッド22の搬送方向両側の夫々において、踏圧パ
ッド22に近い位置には第1転向ローラ25Aが配置さ
れていると共に、この第1転向ローラ25Aよりも踏圧
パッド22から遠い位置には第2転向ローラ25Bが配
置されており、これらの転向ローラ25A,25Bは踏
圧パッド22に関して対称的に配置されている。第1転
向ローラ25Aは、その下端の高さが踏圧パッド22の
下端位置よりも僅かに上の位置となるようにすると共
に、踏圧パッド22に対して干渉しない範囲内で最大限
接近して配置されている。このように第1転向ローラ2
5Aが配置されることにより、踏圧パッド22の搬送方
向両側におけるサンディングベルト21の転向方向が水
平に近い緩やかな角度になり、これによって、サンディ
ングベルト21の走行安定性が図られている。なお、こ
の第1転向ローラ25Aの支持構造は、図5に示すよう
に、その両端の軸部26Aをハウジング30に取り付け
た軸受ブラケット27Aにベアリング28Aを介して嵌
装した構成になる。第2転向ローラ25Bは、第1転向
ローラ25Aよりも外径寸法が大きく、第1転向ローラ
25Aよりも上方の位置であって、搬送方向における踏
圧パッド22との距離が第1転向ローラ25Aよりも離
れた位置に配置されている。このように第2転向ローラ
25Bが配置されることにより、サンディングベルト2
1は、第1転向ローラ25Aと第2転向ローラ25Bと
の間では踏圧パッド22と第1転向ローラ25Aとの間
の傾斜角度よりも大きい角度で傾斜していると共に、第
2転向ローラ25Bと前記駆動ロール24との間ではほ
ぼ垂直に近い急な角度をなしている。なお、この第2転
向ローラ25Bの支持構造は、図4に示すように、その
両端の軸部26Bをハウジング30に取り付けた軸受ブ
ラケット27Bにベアリング28Bを介して嵌装した構
成になる。
【0012】上記のように両転向ローラ25A,25B
が配置されていることにより、踏圧パッド22のと第1
転向ローラ25Aとの間の範囲では、サンディングベル
ト21の下面(研削面)と搬送コンベア10上のワーク
Wの上面との間には殆ど間隙がなく、また、第1転向ロ
ーラ25Aと第2転向ローラ25Bとの間の範囲では、
サンディングベルト21の下面と搬送コンベア10上の
ワークWの上面との間に大きな三角形状の空間が形成さ
れており、この空間中にはワーク押圧部材23A,23
Bが配置されている。
【0013】また、第1転向ローラ25Aと第2転向ロ
ーラ25Bにはサンディングベルト21に付与された緊
張力によって荷重が作用するが、踏圧パッド22と駆動
ロール24との間において受ける荷重はその両転向ロー
ラ25A,25Bによって分担されるため、荷重を1つ
の転向ローラだけで受ける場合に比べると、各々の転向
ローラ25A,25Bに作用する荷重の大きさは小さく
なっている。このため、本実施例のベルトサンダーで
は、1つの転向ローラで荷重を受ける場合に比べて各転
向ローラの外径寸法が小さくなっているのであるが、両
転向ローラ25A,25Bには十分な剛性が確保されて
いる。したがって、両転向ローラ25A,25Bが撓み
を生じることに起因してサンディングベルト21が皺寄
ったり振動したりするという虞はなく、また、両転向ロ
ーラ25A,25Bは十分に長い耐用寿命を有する。な
お、第1転向ローラ25Aにおけるサンディングベルト
21の転向角度に比べると第2転向ローラ25Bにおけ
る転向角度が大きいことから、この第2転向ローラ25
Bの方に大きい荷重が作用することになるが、上記のよ
うに第2転向ローラ25Bの外径は第1転向ローラ25
Aよりも大きくなっているため、荷重に対して充分に耐
えられる高い剛性と耐久性を有している。
【0014】次に、ワーク押圧部材23A,23Bにつ
いて説明する。ワーク押圧部材23A,23Bは、ワー
クWが研削されるときにそのワークWを踏圧パッド22
と共に押圧して搬送コンベア10から浮き上がらないよ
うに保持するためのものであって、踏圧パッド22に対
して搬送方向始端側に始端側ワーク押圧部材23Aが配
置され、搬送方向終端側に終端側ワーク押圧部材23B
が配置されている。各ワーク押圧部材23A,23Bの
支持構造は、図3及び図6に示すように、ワークWの搬
送経路の両側においてハウジング31に固定した一対ず
つのブラケット32に調節ボルト33を取り付けて、そ
の調節ボルト33の下端部を昇降支持体34に螺合する
と共にその昇降支持体34を固定ボルト35によりハウ
ジング31に位置決めし、その昇降支持体34の内側に
突出する一対ずつのアーム36の下面に各ワーク押圧部
材23A,23Bを搬送方向と直交する方向に差し渡す
ように取付けボルト37で固定した構成になる。ワーク
押圧部材23A,23Bの高さ調節は、固定ボルト35
を緩めて調節ボルト33を回転させることにより昇降支
持体34を上下動させることによって行うことができ
る。
【0015】始端側ワーク押圧部材23Aの先端縁には
厚さの薄い押圧板38Aが踏圧パッド22側へ延出させ
て固着されており、この始端側ワーク押圧部材23A及
び押圧板28Aの上面は、第1転向ローラ25Aと第2
転向ローラ25Bとの間におけるサンディングベルト2
1の傾斜した研削面に対応させて踏圧パッド22側へ向
かって下がる方向に傾斜している。かかる始端側ワーク
押圧部材23Aは、第1転向ローラ25Aと第2転向ロ
ーラ25Bとの間においてサンディングベルト21の研
削面と搬送コンベア10上のワークWとの間に形成され
る三角形状の空間内に配置されており、その押圧板38
Aの先端は第1転向ローラ25Aの回転中心のほぼ真下
の位置まで踏圧パッド22に接近している。一方、終端
側ワーク押圧部材23Bも、始端側ワーク押圧部材23
Aと同様に、先端縁には押圧板38Bが踏圧パッド22
側へ延出させて固着されており、この始端側ワーク押圧
部材23A及び押圧板38Bの上面は、第1転向ローラ
25Aと第2転向ローラ25Bとの間におけるサンディ
ングベルト21の傾斜した研削面に対応させて踏圧パッ
ド22側へ向かって下がる方向に傾斜している。かかる
終端側ワーク押圧部材23Bも、第1転向ローラ25A
と第2転向ローラ25Bとの間においてサンディングベ
ルト21の研削面と搬送コンベア10上のワークWとの
間に形成される三角形状の空間内に配置されており、そ
の押圧板38Bの先端は第1転向ローラ25Aの回転中
心のほぼ真下に近い位置まで踏圧パッド22に接近して
いる。
【0016】かかる本実施例のベルトサンダーでは、前
後両端が踏圧パッド22と両ワーク押圧部材23A,2
3Bのうちのいずれか一方とで押圧される長さを有する
ワークWであれば、そのワークWを搬送コンベア10上
に浮き上がらないように押圧保持して研削を行うことが
できる。
【0017】上記のように、本実施例では、サンディン
グベルト21の走行経路が、踏圧パッド22から第1転
向ローラ25Aまでの水平に近い角度で延びる範囲が短
くてその外側の第2転向ローラ25Bに至るまでの範囲
を急角度で立ち上がるようになっているため、外径寸法
の大きい単一の転向ローラを用いた従来のベルトサンダ
ーと比べると、ワーク押圧部材23A,23Bと踏圧パ
ッド22との間の距離が短くなっている。よって、本実
施例のベルトサンダーによって研削可能なワークWの最
小長さ寸法は、外径寸法の大きい単一の転向ローラを用
いた従来の場合よりも短くなっており、短尺のワークW
に対しても良好な研削を施すことができる。
【0018】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0019】(1)上記実施例では、踏圧パッド22の
搬送方向両側に配置される転向部材が2本の転向ローラ
25A,25Bによって構成されている場合について説
明したが、本発明によれば、3本以上の転向ローラによ
って構成されるようにしてもよい。
【0020】(2)上記実施例では、サンディングベル
ト21をワークWに押圧するためのベルト押圧部材とし
て踏圧パッド22を用いた場合について説明したが、本
発明は、ベルト押圧部材としてロールを用いた場合にも
適用することができる。
【0021】(3)上記実施例では搬送コンベア10を
横形とするとともに、サンディングベルト21を上下に
延びる形態で配置したが、これに限らず、搬送コンベア
10を搬送面が縦形となるように設け、サンディングベ
ルト21を横形に配置した構成のベルトサンダーに適用
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかるベルトサンダーの全体正
面図
【図2】全体側面図
【図3】研削機構の一部切欠拡大正面図
【図4】第2転向ローラの断面図
【図5】第1転向ローラの断面図
【図6】ワーク押圧部材の左側面図
【図7】従来例の正面図
【符号の説明】
W…ワーク 10…搬送コンベア 21…サンディングベルト 22…踏圧パッド(ベルト押圧部材) 25A…第1転向ローラ(転向部材) 25B…第2転向ローラ(転向部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−132453(JP,A) 特開 昭62−84966(JP,A) 実開 昭59−171058(JP,U) 実開 平2−66(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 21/18 B24B 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークが搬送される搬送コンベアに対し
    て、サンディングベルトと、そのサンディングベルトを
    ワーク表面に押圧するベルト押圧部材と、そのベルト押
    圧部材を前記ワークの搬送方向に関して前後両側から挟
    む位置に配置されて前記サンディングベルトを前記ワー
    クから離れる方向へ転向させる転向部材と、前記ベルト
    押圧部材を前記ワークの搬送方向に関して両側から挟む
    位置に配置されてワークを前記搬送コンベア上に押圧す
    るワーク押圧部材とが備えられ、ワークを前記ワーク押
    圧部材により前記搬送コンベア上に押圧しつつ前記サン
    ディングベルトにより研削するベルトサンダーにおい
    て、 前記ベルト押圧部材の両側における各転向部材が、前記
    ワークに近い位置から遠い位置に向かって斜めに並べた
    複数本の転向ローラによって構成され、その複数本の転
    向ロールのうち前記ベルト押圧部材に近い側の転向ロー
    ルによる転向角度が遠い側の転向ロールよりも小さく設
    定されているとともに、前記ベルト押圧部材から遠い側
    の転向ロールの外径が近い側の転向ロールよりも大きく
    設定されていることを特徴とするベルトサンダー。
JP6142671A 1994-05-31 1994-05-31 ベルトサンダー Expired - Fee Related JP2766454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6142671A JP2766454B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 ベルトサンダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6142671A JP2766454B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 ベルトサンダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07328912A JPH07328912A (ja) 1995-12-19
JP2766454B2 true JP2766454B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=15320801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6142671A Expired - Fee Related JP2766454B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 ベルトサンダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2766454B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59171058U (ja) * 1983-03-31 1984-11-15 竹川鉄工株式会社 ベルトサンダ−機の研削装置
JPH07132453A (ja) * 1993-11-09 1995-05-23 Seiwa Kogyo Kk 研磨装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07328912A (ja) 1995-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7255226B2 (en) Conveyor system load transfer devices
US5358098A (en) Belt conveyor training idlers
US6427828B1 (en) Cam-lock segmental impact idler
JP2766454B2 (ja) ベルトサンダー
US3939962A (en) Stow roller train for storage and conveyance of cargo
KR890003967B1 (ko) 판유리 연삭장치
JP3258638B2 (ja) 板材面取装置
KR100870759B1 (ko) 중심 축 이동방식 벨트컨베어 사행조정 장치
US4258506A (en) Apparatus for scale and slag removal
JP2793775B2 (ja) 面取り用研削装置
US6283353B1 (en) Press roll device
CA2135001A1 (en) Return pipe conveyer
JP3269254B2 (ja) 急傾斜コンベヤのベルト挟持装置
JP2532452Y2 (ja) コンベアベルトの蛇行修正及び張力の調整装置
JP2514193Y2 (ja) ベルトサンダ―
JP3534515B2 (ja) 捺印装置
JP2728635B2 (ja) ベルトサンダー
JPH0627734U (ja) ベルトローラーの受け台
JP3127423B2 (ja) ベルト研磨装置
JPS6026518A (ja) ベルトコンベヤのベルト自動調心装置
KR20010095559A (ko) 트리퍼 부상부에서의 벨트콘베이어 뒤틀림 방지장치
JP3044441B2 (ja) 両面研削式ベルトサンダー機
JP3194337B2 (ja) 急傾斜コンベヤ設備
JPH092278A (ja) 搬送物支持装置
JP2576899Y2 (ja) ベルトサンダー機の研削装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees