JP2765718B2 - 油圧回路 - Google Patents
油圧回路Info
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- JP2765718B2 JP2765718B2 JP1032885A JP3288589A JP2765718B2 JP 2765718 B2 JP2765718 B2 JP 2765718B2 JP 1032885 A JP1032885 A JP 1032885A JP 3288589 A JP3288589 A JP 3288589A JP 2765718 B2 JP2765718 B2 JP 2765718B2
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- JP
- Japan
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- actuator
- hydraulic circuit
- valve
- line
- pressure
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/4061—Control related to directional control valves, e.g. change-over valves, for crossing the feeding conduits
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧駆動型アクチュエータ、殊に建設機械
などに用いられる慣性負荷の大きなアクチュエータの駆
動を制御する油圧回路に係り、更に詳細には、この種の
油圧回路においてアクチュエータの急停止時に発生され
るキャビテーションを防止すると共に、更に油圧回路を
構成する制御弁本体を寒冷地においても容易にヒートア
ップすることができる油圧回路に関する。
などに用いられる慣性負荷の大きなアクチュエータの駆
動を制御する油圧回路に係り、更に詳細には、この種の
油圧回路においてアクチュエータの急停止時に発生され
るキャビテーションを防止すると共に、更に油圧回路を
構成する制御弁本体を寒冷地においても容易にヒートア
ップすることができる油圧回路に関する。
従来のこの種の油圧回路は、一般に第２図に示すよう
に、アクチュエータ10の駆動を制御するクローズドセン
タ型切換弁12（以降単に切換弁と称する）を有する制御
弁14と、アクチュエータ10に圧油を供給するロードセン
シング型駆動ポンプ16と、切換弁12の切換やその他の油
圧源として用いられる定容量型パイロットポンプ18とか
ら構成されている。そして、駆動ポンプ16からの吐出圧
油は供給ライン20から切換弁12を介してアクチュエータ
10に供給され、タンクライン22、戻りライン24を経てタ
ンク26内へ戻される。なお、供給ライン20には油圧回路
内の異常高圧を防止するためのメインリリーフ弁28が設
けられている。一方パイロットポンプ18からの吐出圧油
は、吐出側ライン30から切換弁12の切換を行うパイロッ
トバルブ（図示せず）並びにその他の用途に用いられる
駆動源に供給される。なお、パイロットポンプ18の吐出
圧力は、圧力設定用リリープ弁32により通常30〜40kg/c
m2程度の所定圧力に保持され、余剰油は常時排出側ライ
ン34を経てタンク26内へ排出されている。また、駆動ポ
ンプ16並びにパイロットポンプ18は共通の原動機（図示
せず）によって駆動される。
に、アクチュエータ10の駆動を制御するクローズドセン
タ型切換弁12（以降単に切換弁と称する）を有する制御
弁14と、アクチュエータ10に圧油を供給するロードセン
シング型駆動ポンプ16と、切換弁12の切換やその他の油
圧源として用いられる定容量型パイロットポンプ18とか
ら構成されている。そして、駆動ポンプ16からの吐出圧
油は供給ライン20から切換弁12を介してアクチュエータ
10に供給され、タンクライン22、戻りライン24を経てタ
ンク26内へ戻される。なお、供給ライン20には油圧回路
内の異常高圧を防止するためのメインリリーフ弁28が設
けられている。一方パイロットポンプ18からの吐出圧油
は、吐出側ライン30から切換弁12の切換を行うパイロッ
トバルブ（図示せず）並びにその他の用途に用いられる
駆動源に供給される。なお、パイロットポンプ18の吐出
圧力は、圧力設定用リリープ弁32により通常30〜40kg/c
m2程度の所定圧力に保持され、余剰油は常時排出側ライ
ン34を経てタンク26内へ排出されている。また、駆動ポ
ンプ16並びにパイロットポンプ18は共通の原動機（図示
せず）によって駆動される。
このような構成において、パイロットポンプ18からの
吐出圧油によって、パイロットバルブ（図示せず）を介
して切換弁12が切換えられると、この切換弁12によって
駆動されるアクチュエータ10の負荷に対応した圧油が、
駆動ポンプ16から前記切換弁12を介してアクチュエータ
10へ供給され、これによりアクチュエータ10が所定の速
度で駆動される。なお、この場合、アクチュエータ10の
停止時に切換弁12を切換えた状態から急激に中立状態へ
戻すと、切換弁12とアクチュエータ10との間における作
動油の供給通路36（38）並びに排出通路38（36）が急激
にブロックされ、アクチュエータ10が急停止されると共
に、これと同時に駆動ポンプ16から切換弁12、すなわち
制御弁14への圧油供給も停止される。従って、このアク
チュエータ10の急停止時には、アクチュエータ10に衝撃
が発生する。このため、前記両通路36,38にはオーバー
ロードリリーフ弁40並びにメイクアップ弁42を設けて、
前記衝撃によって排出通路38内に所定値以上の圧力が発
生すると、内部作動油を前記オーバーロードリリーフ弁
40を介してタンクライン22内へ放出する。また、供給通
路36内に負圧が発生すると、タンクライン22内の作動油
を、前記メイクアップ弁42を介して逆に供給通路36内へ
導入し、これにより前記衝撃を解消してアクチューエー
タ10の損傷を防止するようそれぞれ構成されている。な
お、戻りライン24には、更に背圧チェック弁44が設けら
れていて、タンクライン22内の背圧を上昇し、前記負圧
時におけるタンクライン22からメイクアップ弁42への作
動油導入機能を増大するよう構成されている。
吐出圧油によって、パイロットバルブ（図示せず）を介
して切換弁12が切換えられると、この切換弁12によって
駆動されるアクチュエータ10の負荷に対応した圧油が、
駆動ポンプ16から前記切換弁12を介してアクチュエータ
10へ供給され、これによりアクチュエータ10が所定の速
度で駆動される。なお、この場合、アクチュエータ10の
停止時に切換弁12を切換えた状態から急激に中立状態へ
戻すと、切換弁12とアクチュエータ10との間における作
動油の供給通路36（38）並びに排出通路38（36）が急激
にブロックされ、アクチュエータ10が急停止されると共
に、これと同時に駆動ポンプ16から切換弁12、すなわち
制御弁14への圧油供給も停止される。従って、このアク
チュエータ10の急停止時には、アクチュエータ10に衝撃
が発生する。このため、前記両通路36,38にはオーバー
ロードリリーフ弁40並びにメイクアップ弁42を設けて、
前記衝撃によって排出通路38内に所定値以上の圧力が発
生すると、内部作動油を前記オーバーロードリリーフ弁
40を介してタンクライン22内へ放出する。また、供給通
路36内に負圧が発生すると、タンクライン22内の作動油
を、前記メイクアップ弁42を介して逆に供給通路36内へ
導入し、これにより前記衝撃を解消してアクチューエー
タ10の損傷を防止するようそれぞれ構成されている。な
お、戻りライン24には、更に背圧チェック弁44が設けら
れていて、タンクライン22内の背圧を上昇し、前記負圧
時におけるタンクライン22からメイクアップ弁42への作
動油導入機能を増大するよう構成されている。
しかるに、従来のこの種の油圧回路においては、次に
述べるような基本的な難点があった。
述べるような基本的な難点があった。
先ず初めに、従来の油圧回路においては、アクチュエ
ータの慣性負荷が大きい場合には、前述のアクチュエー
タの急停止時にキャビテーションが発生する。すなわ
ち、アクチュエータ10の慣性負荷が大きいと、このアク
チュエータ10の急停止時には、その排出通路38内に異常
な高圧が発生し、内部の作動油がオーバーロードリリー
フ弁40を作動させてタンクライン22内へ放出される。し
かるに、この内部作動油のタンクライン22内への放出
は、アクチュエータ10が大きな慣性負荷を有して慣性的
に移行され急停止されないので、一時的に継続される。
従って、供給通路36内には、次いで大きな負圧が発生さ
れるが、この場合タンクライン22内の作動油がメイクア
ップ弁42を介して供給通路36内へ導入されたとしても、
このタンクライン22内への作動油の補給はオーバーロー
ドリリーフ弁40からの前記放出圧油だけである（駆動ポ
ンプ16からは補給されない）ので、供給通路36内への圧
油の導入量が限定される。従って、供給通路36内の前記
大きな負圧は実質的に解消されない。このようにして、
キャビテーションが発生する。なお、この場合、タンク
26を常時加圧しタンクライン22内の背圧を高く保持する
ようにすれば、前記キャビテーションを抑制ないし防止
することができるが、このようにすれば、タンク26が重
構造となり且つ加圧装置が必要となって、製品コストが
上昇する。
ータの慣性負荷が大きい場合には、前述のアクチュエー
タの急停止時にキャビテーションが発生する。すなわ
ち、アクチュエータ10の慣性負荷が大きいと、このアク
チュエータ10の急停止時には、その排出通路38内に異常
な高圧が発生し、内部の作動油がオーバーロードリリー
フ弁40を作動させてタンクライン22内へ放出される。し
かるに、この内部作動油のタンクライン22内への放出
は、アクチュエータ10が大きな慣性負荷を有して慣性的
に移行され急停止されないので、一時的に継続される。
従って、供給通路36内には、次いで大きな負圧が発生さ
れるが、この場合タンクライン22内の作動油がメイクア
ップ弁42を介して供給通路36内へ導入されたとしても、
このタンクライン22内への作動油の補給はオーバーロー
ドリリーフ弁40からの前記放出圧油だけである（駆動ポ
ンプ16からは補給されない）ので、供給通路36内への圧
油の導入量が限定される。従って、供給通路36内の前記
大きな負圧は実質的に解消されない。このようにして、
キャビテーションが発生する。なお、この場合、タンク
26を常時加圧しタンクライン22内の背圧を高く保持する
ようにすれば、前記キャビテーションを抑制ないし防止
することができるが、このようにすれば、タンク26が重
構造となり且つ加圧装置が必要となって、製品コストが
上昇する。
次に、従来の油圧回路においては、アクチュエータを
駆動する制御弁を効率的にヒートアップすることができ
ず、このため寒冷地における操作性に難点があった。す
なわち、クローズドセンタ型切換弁12を有する制御弁14
とロードセンシング型駆動ポンプ16を用いるこの種の油
圧回路では、切換弁12の中立状態（アクチュエータ非作
動状態）では駆動ポンプ16が原動機によって駆動されて
も、駆動ポンプ16からの吐出圧油は制御弁14内に循環さ
れない。従って、制御弁14本体のヒートアップが不可能
である。なお、パイロットポンプ18の吐出圧油は、排出
側ライン34を介してタンク26内に循環されるので、前記
吐出圧油すなわち作動油はヒートアップ可能であるが、
制御弁14本体は前述のようにヒートアップ不可能である
ので、この種の油圧回路においてはヒートショックを免
れない。またなお、この種の油圧回路において、切換弁
12を切換状態（アクチュエータ作動状態）で且つリリー
フ状態に保持すれば、駆動ポンプ16の吐出圧油が制御弁
12内を循環するので、そのヒートアップを行うことがで
きるが、この場合にはポンプ駆動原動機に高負荷が負荷
されるので、省エネ的に問題が発生する。
駆動する制御弁を効率的にヒートアップすることができ
ず、このため寒冷地における操作性に難点があった。す
なわち、クローズドセンタ型切換弁12を有する制御弁14
とロードセンシング型駆動ポンプ16を用いるこの種の油
圧回路では、切換弁12の中立状態（アクチュエータ非作
動状態）では駆動ポンプ16が原動機によって駆動されて
も、駆動ポンプ16からの吐出圧油は制御弁14内に循環さ
れない。従って、制御弁14本体のヒートアップが不可能
である。なお、パイロットポンプ18の吐出圧油は、排出
側ライン34を介してタンク26内に循環されるので、前記
吐出圧油すなわち作動油はヒートアップ可能であるが、
制御弁14本体は前述のようにヒートアップ不可能である
ので、この種の油圧回路においてはヒートショックを免
れない。またなお、この種の油圧回路において、切換弁
12を切換状態（アクチュエータ作動状態）で且つリリー
フ状態に保持すれば、駆動ポンプ16の吐出圧油が制御弁
12内を循環するので、そのヒートアップを行うことがで
きるが、この場合にはポンプ駆動原動機に高負荷が負荷
されるので、省エネ的に問題が発生する。
そこで、本発明の目的は、クローズドセンタ型切換弁
を有する制御弁とロードセンシング型駆動ポンプと定容
量型パイロットポンプとからなるロードセンシング型油
圧回路において、アクチュエータの急停止時にキャビテ
ーションを発生することがなく、更に制御弁本体を効率
的且つ容易にヒートアップすることができる油圧回路を
提供することにある。
を有する制御弁とロードセンシング型駆動ポンプと定容
量型パイロットポンプとからなるロードセンシング型油
圧回路において、アクチュエータの急停止時にキャビテ
ーションを発生することがなく、更に制御弁本体を効率
的且つ容易にヒートアップすることができる油圧回路を
提供することにある。
先の目的を達成するために、本発明に係る油圧回路
は、アクチュエータの駆動を制御するクローズドセンタ
型切換弁を有する制御弁と、前記アクチュエータに圧油
を供給するロードセンシング型駆動ポンプと、前記クロ
ーズドセンタ型切換弁の切換並びにその他の油圧源とし
て用いられる定容量型パイロットポンプとからなるロー
ドセンシング型油圧回路において、 パイロットポンプの吐出側ラインに設けられる圧力設
定用リリーフ弁の排出側ラインを前記制御弁のタンクラ
インに接続することを特徴とする。
は、アクチュエータの駆動を制御するクローズドセンタ
型切換弁を有する制御弁と、前記アクチュエータに圧油
を供給するロードセンシング型駆動ポンプと、前記クロ
ーズドセンタ型切換弁の切換並びにその他の油圧源とし
て用いられる定容量型パイロットポンプとからなるロー
ドセンシング型油圧回路において、 パイロットポンプの吐出側ラインに設けられる圧力設
定用リリーフ弁の排出側ラインを前記制御弁のタンクラ
インに接続することを特徴とする。
本発明の油圧回路によれば、制御弁のタンクラインに
パイロットポンプの排出側ラインが接続され、タンクラ
インにはパイロットポンプの所定圧の余剰油が常時循環
される。従って、アクチュエータの急停止時に多量の作
動油がタンクライン内に放出されて、アクチュエータの
作動油通路内に大きな負圧が発生することがあっても、
この負圧は、タンクラインからアクチュエータ通路内に
導入される充分な容量と圧力を有する排出側ラインから
の作動油によって、解消される。従って、油圧回路内に
キャビテーションが発生することがない。また、油圧回
路の始動時には、制御弁はパイロットポンプの前記循環
液によって加熱されるので、作動油と共に効率的且つ容
易にヒートアップされる。
パイロットポンプの排出側ラインが接続され、タンクラ
インにはパイロットポンプの所定圧の余剰油が常時循環
される。従って、アクチュエータの急停止時に多量の作
動油がタンクライン内に放出されて、アクチュエータの
作動油通路内に大きな負圧が発生することがあっても、
この負圧は、タンクラインからアクチュエータ通路内に
導入される充分な容量と圧力を有する排出側ラインから
の作動油によって、解消される。従って、油圧回路内に
キャビテーションが発生することがない。また、油圧回
路の始動時には、制御弁はパイロットポンプの前記循環
液によって加熱されるので、作動油と共に効率的且つ容
易にヒートアップされる。
次に、本発明に係る油圧回路の一実施例につき添付図
面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、説明の便
宜上、第２図に示す従来の構造と同一の構成成分につい
ては同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、説明の便
宜上、第２図に示す従来の構造と同一の構成成分につい
ては同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
第１図において、本発明に係る油圧回路の基本的構成
は、第２図に示す従来の油圧回路の構成と同一である。
すなわち、油圧回路は、アクチュエータ10の駆動を制御
するクローズドセンタ型切換弁12を有する制御弁14と、
アクチュエータ10に圧油を供給するロードセンシング型
駆動ポンプ16と、切換弁12の切換やその他の油圧源とし
て用いられる定容量型パイロットポンプ18とから構成さ
れる。そして、駆動ポンプ16からの吐出圧油は、供給ラ
イン20から切換弁12を介してアクチュエータ10に供給さ
れ、タンクライン22、戻りライン24を経てタンク26内へ
戻される。なお、供給ライン20には油圧回路内の異常高
圧を防止するためのメインリリーフ弁28が設けられる。
一方、パイロットポンプ18からの吐出圧油は、吐出側ラ
イン30から切換弁12の切換を行うパイロットバルブ（図
示せず）並びにその他の用途に用いられる駆動源に供給
される。なお、駆動ポンプ16並びにパイロットポンプ18
は共通の原動機（図示せず）によって駆動される。そし
て、切換弁12とアクチュエータ10との間における作動油
の供給通路36（38）並びに排出通路38（36）には、アク
チュエータに衝撃が発生して前記通路36,38内の発生圧
力が予め定められた値以上になると作動油をタンクライ
ン22内へ放出するオーバーロードリリーフ弁40と、前記
作動油の放出により前記通路36,38内に発生される負圧
を解消するためにタンクライン22から前記通路36,38内
へ作動油を逆に導入するためのメイクアップ弁42が設け
られる。更に、戻りライン24には、タンクライン22内の
背圧を所定の圧力に保持し、タンクライン22からメイク
アップ弁42への前記作動油の導入機能を増大するための
背圧チェック弁44が設けられる。
は、第２図に示す従来の油圧回路の構成と同一である。
すなわち、油圧回路は、アクチュエータ10の駆動を制御
するクローズドセンタ型切換弁12を有する制御弁14と、
アクチュエータ10に圧油を供給するロードセンシング型
駆動ポンプ16と、切換弁12の切換やその他の油圧源とし
て用いられる定容量型パイロットポンプ18とから構成さ
れる。そして、駆動ポンプ16からの吐出圧油は、供給ラ
イン20から切換弁12を介してアクチュエータ10に供給さ
れ、タンクライン22、戻りライン24を経てタンク26内へ
戻される。なお、供給ライン20には油圧回路内の異常高
圧を防止するためのメインリリーフ弁28が設けられる。
一方、パイロットポンプ18からの吐出圧油は、吐出側ラ
イン30から切換弁12の切換を行うパイロットバルブ（図
示せず）並びにその他の用途に用いられる駆動源に供給
される。なお、駆動ポンプ16並びにパイロットポンプ18
は共通の原動機（図示せず）によって駆動される。そし
て、切換弁12とアクチュエータ10との間における作動油
の供給通路36（38）並びに排出通路38（36）には、アク
チュエータに衝撃が発生して前記通路36,38内の発生圧
力が予め定められた値以上になると作動油をタンクライ
ン22内へ放出するオーバーロードリリーフ弁40と、前記
作動油の放出により前記通路36,38内に発生される負圧
を解消するためにタンクライン22から前記通路36,38内
へ作動油を逆に導入するためのメイクアップ弁42が設け
られる。更に、戻りライン24には、タンクライン22内の
背圧を所定の圧力に保持し、タンクライン22からメイク
アップ弁42への前記作動油の導入機能を増大するための
背圧チェック弁44が設けられる。
しかるに、本発明の油圧回路においては、パイロット
ポンプ18の圧力を設定するリリーフ弁32に接続される排
出側ライン34を制御弁14内のタンクライン22に接続し
て、両ポンプ16,18ライン間の連通路46を形成し、パイ
ロットポンプ18の余剰油を常時タンクライン22、戻りラ
イン24を経由してタンク26内へ循環するよう構成する。
パイロットポンプ18は定容量型であり、その吐出容量は
種々の用途に用いられている際にも30〜40kg/cm2の吐出
圧力が保持されるよう充分大きな容量に設定されている
ので、この余剰油が導入されるタンクライン22内の背圧
は、背圧チェック弁44によって充分高い所定の設定圧に
常時維持される。
ポンプ18の圧力を設定するリリーフ弁32に接続される排
出側ライン34を制御弁14内のタンクライン22に接続し
て、両ポンプ16,18ライン間の連通路46を形成し、パイ
ロットポンプ18の余剰油を常時タンクライン22、戻りラ
イン24を経由してタンク26内へ循環するよう構成する。
パイロットポンプ18は定容量型であり、その吐出容量は
種々の用途に用いられている際にも30〜40kg/cm2の吐出
圧力が保持されるよう充分大きな容量に設定されている
ので、この余剰油が導入されるタンクライン22内の背圧
は、背圧チェック弁44によって充分高い所定の設定圧に
常時維持される。
従って、このような構成になる本発明の油圧回路にお
いては、アクチュエータ10が急停止され、しかもこの場
合にアクチュエータの慣性負荷が大きくて排出通路38内
に異常な高圧が発生し、排出通路38内の作動油がオーバ
ーロードリリーフ弁40から多量にタンクライン22内へ放
出され、このため供給通路36内に大きな負圧が発生して
も、この大きな負圧は、パイロットポンプ18から連通路
46を経由して充分な余剰油が補給され且つ常時所定の背
圧に維持されているタンクライン22からメイクアップ弁
24を介して導入される作動油によって、容易に解消され
る。従って、キャビテーションが発生することはない。
いては、アクチュエータ10が急停止され、しかもこの場
合にアクチュエータの慣性負荷が大きくて排出通路38内
に異常な高圧が発生し、排出通路38内の作動油がオーバ
ーロードリリーフ弁40から多量にタンクライン22内へ放
出され、このため供給通路36内に大きな負圧が発生して
も、この大きな負圧は、パイロットポンプ18から連通路
46を経由して充分な余剰油が補給され且つ常時所定の背
圧に維持されているタンクライン22からメイクアップ弁
24を介して導入される作動油によって、容易に解消され
る。従って、キャビテーションが発生することはない。
また、油圧回路の始動時に、原動機が発動されてポン
プ16,18が駆動されると、駆動ポンプ16からは圧油は吐
出されないが、パイロットポンプ18からの吐出圧油は連
通管46を経由してタンクライン22内に導入され、そして
戻りライン24を介してタンク26内へ循環される。従っ
て、作動油並びに制御弁14本体が容易にしかも効率的に
ヒートアップされる。従って、寒冷地においてもヒート
ショックを被ることがない。
プ16,18が駆動されると、駆動ポンプ16からは圧油は吐
出されないが、パイロットポンプ18からの吐出圧油は連
通管46を経由してタンクライン22内に導入され、そして
戻りライン24を介してタンク26内へ循環される。従っ
て、作動油並びに制御弁14本体が容易にしかも効率的に
ヒートアップされる。従って、寒冷地においてもヒート
ショックを被ることがない。
以上、本発明を好適な実施例について説明したが、本
発明はその精神を逸脱することなく多くの設計変更をな
し得ることは勿論である。
発明はその精神を逸脱することなく多くの設計変更をな
し得ることは勿論である。
以上説明したように、本発明に係る油圧回路は、クロ
ーズドセンタ型切換弁を有する制御弁とロードセンシン
グ型駆動ポンプと定容量型パイロットポンプとからなる
ロードセンシング型油圧回路において、パイロットポン
プの排出側ラインを制御弁内のタンクラインに接続する
よう構成したので、タンクライン内はパイロットポンプ
の吐出圧油によって常時循環されると共に所定の内圧に
保持される。
ーズドセンタ型切換弁を有する制御弁とロードセンシン
グ型駆動ポンプと定容量型パイロットポンプとからなる
ロードセンシング型油圧回路において、パイロットポン
プの排出側ラインを制御弁内のタンクラインに接続する
よう構成したので、タンクライン内はパイロットポンプ
の吐出圧油によって常時循環されると共に所定の内圧に
保持される。
従って、慣性負荷が大きいアクチュエータが急停止し
てアクチュエータに衝撃による大きな負圧が発生して
も、この負圧はタンクラインから導入される作動油によ
って解消され、キャビテーションが発生することはな
い。また、油圧回路の始動時においては、パイロットポ
ンプの前記循環吐出圧油によって制御弁本体並びに作動
油が容易且つ効率的にヒートアップされ、寒冷地におけ
るヒートショックを被ることがない。
てアクチュエータに衝撃による大きな負圧が発生して
も、この負圧はタンクラインから導入される作動油によ
って解消され、キャビテーションが発生することはな
い。また、油圧回路の始動時においては、パイロットポ
ンプの前記循環吐出圧油によって制御弁本体並びに作動
油が容易且つ効率的にヒートアップされ、寒冷地におけ
るヒートショックを被ることがない。
第１図は本発明に係る油圧回路の一実施例を示す油圧回
路図、第２図は従来の油圧回路を示す油圧回路図であ
る。 10……アクチュエータ 12……クローズドセンタ型切換弁 14……制御弁 16……ロードセンシング型駆動ポンプ 18……定容量型パイロットポンプ 20……供給ライン、22……タンクライン 24……戻りライン、26……タンク 28……メインリリーフ弁 30……吐出側ライン 32……圧力設定用リリーフ弁 34……排出側ライン 36（38）……供給通路 38（36）……排出通路 40……オーバーロードリリーフ弁 42……メイクアップ弁、44……背圧チェック弁 46……連通路
路図、第２図は従来の油圧回路を示す油圧回路図であ
る。 10……アクチュエータ 12……クローズドセンタ型切換弁 14……制御弁 16……ロードセンシング型駆動ポンプ 18……定容量型パイロットポンプ 20……供給ライン、22……タンクライン 24……戻りライン、26……タンク 28……メインリリーフ弁 30……吐出側ライン 32……圧力設定用リリーフ弁 34……排出側ライン 36（38）……供給通路 38（36）……排出通路 40……オーバーロードリリーフ弁 42……メイクアップ弁、44……背圧チェック弁 46……連通路
フロントページの続き (72)発明者 月本 年明 神奈川県座間市ひばりが丘４丁目5676番 地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 阿部 一 神奈川県座間市ひばりが丘４丁目5676番 地 東芝機械株式会社相模事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−110007（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−112068（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F15B 11/00 - 11/02 F15B 21/04 E02F 9/22
Claims (1)
- 【請求項１】アクチュエータの駆動を制御するクローズ
ドセンタ型切換弁を有する制御弁と、前記アクチュエー
タに圧油を供給するロードセンシング型駆動ポンプと、
前記クローズドセンタ型切換弁の切換並びにその他の油
圧源として用いられる定容量型パイロットポンプとから
なるロードセンシング型油圧回路において、 パイロットポンプの吐出側ラインに設けられる圧力設定
用リリーフ弁の排出側ラインを前記制御弁のタンクライ
ンに接続することを特徴とする油圧回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1032885A JP2765718B2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | 油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1032885A JP2765718B2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | 油圧回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02212603A JPH02212603A (ja) | 1990-08-23 |
| JP2765718B2 true JP2765718B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=12371332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1032885A Expired - Lifetime JP2765718B2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | 油圧回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2765718B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013060233A1 (zh) * | 2011-10-24 | 2013-05-02 | 中联重科股份有限公司 | 泵送设备及其分配液压系统和加热方法 |
| US20160160885A1 (en) * | 2014-12-03 | 2016-06-09 | Kubota Corporation | Hydraulic circuit for an actuator |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5277269A (en) * | 1991-02-05 | 1994-01-11 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Engine revolution speed control device for a hydraulically driven vehicle |
| US6422804B1 (en) * | 2000-02-18 | 2002-07-23 | Deere & Company | Inertia load dampening hydraulic system |
| JP5707287B2 (ja) * | 2011-09-26 | 2015-04-30 | 株式会社神戸製鋼所 | 作業機械の油圧駆動装置 |
| US9394929B2 (en) * | 2013-08-01 | 2016-07-19 | Caterpillar Inc. | Reducing dig force in hydraulic implements |
| JP2015206420A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-11-19 | 日立建機株式会社 | 建設機械の油圧駆動装置 |
-
1989
- 1989-02-14 JP JP1032885A patent/JP2765718B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013060233A1 (zh) * | 2011-10-24 | 2013-05-02 | 中联重科股份有限公司 | 泵送设备及其分配液压系统和加热方法 |
| US20160160885A1 (en) * | 2014-12-03 | 2016-06-09 | Kubota Corporation | Hydraulic circuit for an actuator |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02212603A (ja) | 1990-08-23 |
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