JP2764803B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ蓄積機
能およびポーリング機能を備えたファクシミリ装置に関
する。 【０００２】 【従来の技術】近年、画像データの蓄積、ポーリング
（自動応答送信）、代行受信、画像データの転送および
時刻指定自動送信等の多様な機能が付加されたファクシ
ミリ装置が実用化されている。 【０００３】このファクシミリ装置では、蓄積機能とポ
ーリング機能とを組合せ、１つの画像情報を複数の局が
ポーリング受信するという新しい通信形態（以後、複ポ
ーリング受信という）が可能になっている。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】ところが従来、この複
ポーリング受信を行なっていると蓄積機能を用いた他の
通信形態が実行不能になり、また、あまり長い時間同じ
画像情報を保持することはメモリの有効活用という観点
から考えると好ましくないという問題を生じていた。 【０００５】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、長時間画像情報を保持することを防止できる
ファクシミリ装置を提供することを目的としている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】 本発明は、画像データ
ファイルを蓄積するメモリおよびポーリング送信機能を
備えたファクシミリ装置において、時計回路と、上記画
像データファイルを有効保持する期限情報を記憶する期
限情報保持手段と、上記メモリに蓄積された画像データ
の各ページを管理するとともに、同一画像データファイ
ルにおけるページ間のつながりの態様を記憶するページ
管理テーブルと、上記メモリに蓄積された画像データフ
ァイルをファイル単位にその有効性を含めて管理すると
ともに当該画像データファイルの最初のページを管理す
る上記ページ管理テーブルを登録するファイル管理テー
ブルと、上記期限情報保持手段に記憶された有効保持期
限になると対応する画像データファイルを管理する上記
ファイル管理テーブルに当該画像データファイルの無効
を設定するとともに、そのファイル管理テーブルに登録
されている上記最初のページのページ管理テーブルおよ
びそのページ管理テーブルが管理するページに順次連続
する後続ページを管理する全ての上記ページ管理テーブ
ルを登録無効に状態を設定して、上記画像データファイ
ルを無効にする制御手段を備えたものである。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施例を詳細に説明する。 【０００８】図１は、本発明に係るファクシミリ装置Ｆ
ＡＸの一実施例を示している。このファクシミリ装置Ｆ
ＡＸは、自動送受信（ポーリングを含む）機能を備えた
ファクシミリ部１に蓄積再生部２を付加した構成をも
ち、上記した複ポーリング受信を実施できるものであ
る。 【０００９】ファクシミリ部１において、１ａは送信原
稿を平面走査して光電変換し、送信画信号を形成するス
キャナ、１ｂはドットパターンを印刷するプリンタおよ
び１ｃはスキャナ１ａの出力信号を８ビットのパラレル
信号に変換するとともに符号圧縮伸張回賂（ＤＣＲ）１
ｄの出力をシリアル信号に変換してプリンタ１ｂに出力
するバッファであり、符号圧縮伸張回路１ｄはバッファ
１ｃから加えられるデータを符号化してデータ圧縮しモ
デム１ｅに出力するとともに、モデム１ｅから加えられ
る受信データを復号してデータ伸張しバッファ１ｃに出
力する。 【００１０】１ｆは電話回線縄等の伝送路網を制御して
伝送回線を確立、切断するための網制御装置、１ｇは時
計回路、１ｈは上記したスキャナ１ａ、プリンタ１ｂ、
バッファ１ｃ、符号圧縮伸張回路１ｄ、モデム１ｅ、網
制御装置１ｆおよび時計回路１ｇをそれぞれ制御するＣ
ＰＵ（中央処理装置）、１ｉはＣＰＵ１ｈが実行するプ
ログラムを記憶したＲＯＭ（リード・オンリ・メモ
リ）、１ｊはＣＰＵ１ｈのワークエリア等をなすＲＡＭ
（ランダム・アクセス・メモリ）、１ｋはファクシミリ
部１と蓄積再生部２間のデータ授受をなすＳＡＦインタ
ーフェース回路および１ｌはファクシミリ装置ＦＡＸを
操作するための操作入力部である。 【００１１】また、ＳＢは、上記したファクシミリ部１
の各要素１ａ〜１ｌ間を接続するシステムバスラインで
ある。 【００１２】蓄積再生部２において、２ａは上記したＳ
ＡＦインターフェース回路１ｋと接続してファクシミリ
部１と蓄積再生部２との間のデータ授受をなすファクシ
ミリインターフェース回路、２ｂは画像メモリ２ｃの容
量を抑制するためにファクシミリインターフェース回路
２ａを介して加わる画像データを符号圧縮するとともに
画像メモリ２ｃに記憶したデータを復号伸張してもとの
画像データを復元する符号圧縮伸張回路である。 【００１３】２ｅはファクシミリインターフェース回路
２ａ、符号圧縮伸張回路２ｂおよび画像メモリ２ｃをそ
れぞれ制御するＣＰＵ、２ｆはＣＰＵ２ｅが実行するプ
ログラムを記憶したＲＯＭおよび２ｇはＣＰＵ２ｅのワ
ークエリアをなすとともに後述するメモリ管理情報等を
記憶するためのＲＡＭである。 【００１４】また、ファクシミリインターフェース回路
２ａ、符号圧縮伸張回賂２ｂ、画像メモリ２ｃ、ＣＰＵ
２ｅ、ＲＯＭ２ｆおよびＲＡＭ２ｇは、内部バスライン
２ｄに接続されている。 【００１５】図２は、上記した操作入力部１ｌの部分を
詳細に示している。同図において、ＯＰは操作パネル、
Ｋ１は自動送信キー、Ｋ２は時刻指定送信キー、Ｋ３は
ポーリング送信キー、Ｋ４はコピーキー、１ＯＫは置数
および時刻等を入力するためのテンキー、ＳＫはスター
トキーおよびＣＫはストツプノクリアーキ一である。こ
れらのキーの接点出力が上記ＣＰＵ１ｈで判断されてモ
ードの設定等がなされる。なお、操作パネルＯＰには他
の操作キーおよび各種表示器が配設されているが、本発
明に直接関係しないので説明を省略する。 【００１６】図３は、画像メモリ２ｃに記憶した画像デ
ータを管理するファイル管理テーブルＦＭＴを示し、図
４は、１つの画像データファイルを形成する各ページを
管理するためのページ管理テーブルＰＭＴを示し、図５
（ａ）は、画像メモリ２ｃの各ブロック（後述）に有効
なデータが記憶されていることを示すメモリ管理テーブ
ルＭＭＴを示している。 【００１７】これらのテーブルのうち、ファイル管理テ
ーブルＦＭＴおよびページ管理テーブルＰＭＴは、それ
ぞれ画像メモリ２ｃに記憶できるファイルの数およびペ
ージの数（原稿枚数）に応じた個数がＲＡＭ２ｇに設定
され、メモリ管理テーブルＭＭＴは画像メモリ２ｃの個
数（この場合は１個）と同数がＲＡＭ２ｇに設定され
る。 【００１８】また、図５（ｂ）に示したように、画像メ
モリ２ｃの記憶領域は２Ｋ（キロ）バイト（１バイトは
８ビットからなる）のブロックに分割されており、個々
のブロックにブロックアドレスが付されてその記憶内容
が管理されている。なお、このブロックの大きさは２Ｋ
バイトに限らない。 【００１９】ファイル管理テーブルＦＭＴは、７バイト
のデータからなり、その第１バイトの第８、第７、第６
ビットには自動送信、時刻指定送信、ポーリング送信の
いずれのモードが選択されたかをおのおの示す自動送信
フラグＦＡＴ、時刻指定送信フラグＦＴＴ、ポーリング
送信フラグＦＰＴがそれぞれ設定され、第１バイトの第
１ビットには当該ファイルの画像データが、送信される
べき有効なデータであることを示す有効ファイルフラグ
ＦＥＦが設定されている。 【００２０】また、第２，第３バイトには索引のための
ファイルナンバ（ＢＣＤ（２進化１０進数）４桁）が、
第４バイトにはポーリング蓄積保持時刻のうち「日」デ
ータ（ＢＣＤ２桁）が、第５バイトには同「時」データ
（ＢＣＤ２桁）が、第６バイトには同「分」データ（Ｂ
ＣＤ２桁）がそれぞれ記憶され、第７バイトには当該フ
ァイルの１ページ目に対応したページ管理テーブルナン
バＴＮ１が記憶されている。なお、送信モードが時刻指
定送信の場合は、上記第４，第５，第６バイトに送信指
定時刻が記憶される。 【００２１】ページ管理テーブルＰＭＴは１０バイトの
データからなり、その第１バイトの第１ビットには当該
ページに記憶した画像データが送信されるべき有効なナ
ータであることを示す有効ページフラグＦＥＰが設定さ
れ、第２バイトには画像データの線密度を示すデータ
が、第３バイトには紙サイズを示すデータが記憶され
る。 【００２２】また、第４，第５および第６バイトには、
画像メモリ２ｃにおいて、当該ページが記憶される記憶
領域のはじめをあらわす開始アドレス（ブロックアドレ
ス）が記憶され、第７バイト，第８バイトおよび第９バ
イトには上記した記憶領域の終了アドレス（ブロックア
ドレス）が記憶され、第１０バイトには当該ページに続
くページに対応したページ管理ナーブルナンバＴＮ２が
記憶される。なお、当該ページがファイルの最終ページ
である場合は、ページ管理テーブルナンバＴＮ２に最終
ページをあらわすＦＦＨ（Ｈは１６進数を示す）が記憶
される。 【００２３】メモリ管理テーブルＭＭＴは、上記したよ
うに画像メモリ２ｃの各ブロックにデータが記憶されて
いることを示す１バイトのデータをブロックの数だけ備
えている。おのおののバイトは各ブロックに対応づけら
れており、対応するブロックにデータが記憶されている
場合にはＦＦＨが、記憶されていない場合には０ＯＨが
それぞれの場合を示すデータとして記憶される。 【００２４】このメモリ管理テーブルＭＭＴの大きさＬ
（バイト）は、画像メモリ２ｃの記憶容量をＭバイト、
ブロックの長さをＢ（バイト）とすると、次式であらわ
される。 【００２５】Ｌ＝Ｍ／Ｂ 【００２６】したがって、画像メモリ２ｃの記憶容量を
１Ｍ（メガ）バイト、ブロック長を２Ｋバイトとした場
合は、メモリ管理テーブルＭＭＴの大きさは５００バイ
トになる。 【００２７】以上の構成で、ポーリング送信を実施する
手順を以下に述べる。 【００２８】図６はいずれかの操作キーがオンされたこ
とを検出する操作キースキャンフローを示し、図７はポ
ーリング送信に用いる画像データを画像メモリ２ｃに蓄
積するポーリング送信蓄積フローを示し、図８は蓄積デ
ータの送信および無効化を実行するための送信フローを
示す。なお、ＣＰＵ１ｈとＣＰＵ２ｅは相互に協調して
作動するため、以下の説明ではＣＰＵ１ｈとＣＰＵ２ｅ
間のデータのやりとりの説明を省く。 【００２９】オペレータがポーリング送信キーＫ３をオ
ンすると、操作キースキャンフローの判断１０および判
断１１の結果がＹＥＳとなり、制御がポーリング送信蓄
積フローへと移動する。 【００３０】ポーリング送信蓄積フローでは、ＣＰＵ２
ｅは空いているファイル管理テーブルＦＭＴを１つ探索
し（判断１２）、このファイル管理テーブルＦＭＴのフ
ラグＦＰＴをオンする（処理１３）。次いで、オペレー
タがテンキー１ＯＫを操作して蓄積指定時刻を入力する
とその時刻データをファイル管理テーブルＦＭＴの４，
５，６バイトに記憶する（判断１４，処理１５）。 【００３１】そして、オペレータがスキャナ１ａに原稿
をセットしてスタートキーをオンすると（判断１６の結
果ＹＥＳ）、ＣＰＵ２ｅは空いているページ管理テーブ
ルＰＭＴを探索し（判断１７）、このページ管理テーブ
ルＰＭＴのナンバをファイル管理テーブルＦＭＴのテー
ブルナンバＴＮ１に入力して（処理１８）、ファクシミ
リ部１の原稿モードをページ管理テーブルＰＭＴの第
２，３バイトにセットする（処理１９）。 【００３２】次に、ＣＰＵ２ｅは画像メモリ２ｃの空エ
リアを探索し（判断２０）、その空エリアのブロックア
ドレスを開始アドレスとしてページ管理テーブルＰＭＴ
の第４，５，６バイトに記憶し（処理２１）、この後Ｃ
ＰＵ１ｈがスキャナ１ａを作動して原稿の画像を読み取
り、この画像データがＣＰＵ２ｅによって画像メモリ２
ｃに記憶される（処理２２）。 【００３３】原稿１ページ分の画像読取が終ると（判断
２３）、ＣＰＵ２ｅはこのときの画像メモリ２ｃのブロ
ックアドレスを終了アドレスとしてページ管理テーブル
ＰＭＴの第７，８，９バイトに記憶し（処理２４）、次
いで、ページ管理テーブルＰＭＴのフラグＦＥＰをオン
する（処理２５）。そして、画像データを記憶したブロ
ックに対応して、メモリ管理テーブルＭＭＴにＦＦＨを
セットする（処理２６）。 【００３４】次の原稿がある場合、判断２７の結果がＹ
ＥＳとなるので、ＣＰＵ２ｅは次ページ用の空いている
ページ管理テーブルＰＭＴをサーチし（判断３０）、サ
ーチしたページ管理テーブルＰＭＴのテーブルナンバ
を、記憶を終了したページのページ管理テーブルＰＭＴ
のテーブルナンバＴＮ２にセットし（処理３１）、処理
１９に戻って次のページについての処理を行なう。 【００３５】全原稿が終ると判断２７の結果がＮＯにな
るので、ＣＰＵ２ｅは最後のページ管理テーブルＰＭＴ
のテーブルナンバＴＮ２にＦＦＨをセットし（処理２
８）、フラグＦＥＦをオンして（処理２９）画像の蓄積
を終了する。 【００３６】この後、ファクシミリ装置ＦＡＸはポーリ
ング送信の要求を待つ待機状態にはいる。 【００３７】ポーリング送信の要求があると、送信フロ
ーの判断４１の結果がＹＥＳとなり、ＣＰＵ２ｅは処理
４２、判断４３、判断４４、判断４５のループによって
フラグＦＰＴとＦＥＦがオンになっているファイル管理
テーブルＦＭＴをサーチする。そして、このファイル管
理テーブルＦＭＴのテーブルナンバＴＮ１で示されたペ
ージ管理テーブルＰＭＴのフラグＦＥＰがオンになって
いる場合（判断４６）、ＣＰＵ２ｅはこのページ管理テ
ーブルＰＭＴに対応する１ページ分の画像データを画像
メモリから読み出してＣＰＵ１ｈに転送し、これによっ
て１ページ分の画像データが受信局に送信される（処理
４７、判断４８のループ）。 【００３８】全ページ分の画像データ転送が終了する
と、判断４９の結果がＹＥＳとなり、通常は判断５０の
結果がＮＯであるので、１つの受信局へのポーリング送
信を終了すると、判断４１へ戻って次の受信局からのポ
ーリング送信要求を持つ持機状態に入る。 【００３９】さて、この持機状態で蓄積保持時刻になっ
た場合を考えると、このとき判断５１および判断５２の
結果がともにＹＥＳとなるので、ＣＰＵ２ｅはフラグＦ
ＰＴがオンになっているファイル管理テーブルＦＭＴの
フラグＦＰＴとＦＥＦをオフし（処理５３）、このファ
イル管理テーブルＦＭＴのテーブルナンバＴＮ１が示す
ページ管理テーブルＰＭＴの、フラグＦＥＰをオフする
（処理５４）とともに、このページ管理テーブルＰＭＴ
が管理するブロックに対応したメモリ管理テーブルＭＭ
ＴのデータをＦＦＨから０ＯＨにリセットし（処理５
５）、これを当該ファイルの全ページについて実行する
（判断５６のループ）。 【００４０】このようにして、オペレータが指定した時
刻に達すると、ポーリング送信の蓄積データが無効化さ
れ、したがって、そのデータが記憶されていた領域を、
他の目的で使用できるようになり、メモリの活用効率が
向上する。 【００４１】上述の実施例では、図７の判断１４と処理
１５によってオペレータが蓄積保持時刻データを入力で
きるようにしているが、もし、オペレータが蓄積保持時
刻データを入力し忘れた場合は判断１４のループから抜
け出れなくなる。そこで、このような不都合を解決する
他の実施例を次に述べる。 【００４２】この他の実施例では、図９に示したように
判断１４のループがある時間Ｔ１（例えば１０秒）続い
てキー入力がないことを判断６０で判別し、この判断６
０の結果がＹＥＳになった場合は、その時点での時計回
路１ｇの出力値に所定時間Ｔ２（例えば１２時間）を加
えた値を蓄積保持時刻とし（処理６１）、この値に基づ
き、ファイル管理テーブルＦＭＴの第４，５，６バイト
のデータを処理１５で設定する。 【００４３】このようにすれば、オペレータが蓄積保持
時刻の設定を忘れた場合でも、蓄積保持時刻データがフ
ァイル管理テーブルＦＭＴに記憶される。 【００４４】なお、さらに蓄積保持時刻を一義的にある
時刻（例えば０：００）に定めた実施例も可能である。
この場合には、ファイル管理テーブルＦＭＴの第４，第
５，第６バイトが不要となり、また、図７における判断
１４，処理１５も不要となる。 【００４５】ところで、以上説明した実施例では、おの
おのＣＰＵからなる制御手段を持つファクシミリ部１と
蓄積再生部２からファクシミリ装置ＦＡＸを構成してい
るが、これに限ることはなく、装置構成を図１０のよう
にしたファクシミリ装置ＦＡＸ′で上述したと同じ処理
を行なうことができる。なお、この場合のＣＰＵ１ｈ′
は上述したＣＰＵ１ｈおよびＣＰＵ２ｅと同様のもので
あり、ＲＯＭ１ｉ′は記憶内容としてＲＯＭ１ｉとＲＯ
Ｍ２ｆの内容をともにもつものであり、ＲＡＭ１ｊ′は
記憶容量としてＲＡＭ１ｊとＲＡＭ２ｇを合わせた程度
の容量をもつものである。また、画像メモリＰＤは画像
メモリ２ｃと同じものでよい。 【００４６】 【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、画像データファイルを蓄積するメモリおよびポーリ
ング送信機能を備えたファクシミリ装置において、時計
回路と、上記画像データファイルを有効保持する期限情
報を記憶する期限情報保持手段と、上記メモリに蓄積さ
れた画像データの各ページを管理するとともに、同一画
像データファイルにおけるページ間のつながりの態様を
記憶するページ管理テーブルと、上記メモリに蓄積され
た画像データファイルをファイル単位にその有効性を含
めて管理するとともに当該画像データファイルの最初の
ページを管理する上記ページ管理テーブルを登録するフ
ァイル管理テーブルと、上記期限情報保持手段に記憶さ
れた有効保持期限になると対応する画像データファイル
を管理する上記ファイル管理テーブルに当該画像データ
ファイルの無効を設定するとともに、そのファイル管理
テーブルに登録されている上記最初のページのページ管
理テーブルおよびそのページ管理テーブルが管理するペ
ージに順次連続する後続ページを管理する全ての上記ペ
ージ管理テーブルを登録無効に状態を設定して、上記画
像データファイルを無効にする制御手段を備えたので、
ポーリング送信のために記憶している画像データファイ
ルを、あらかじめ指定された日時等に自動的に無効化す
ることができ、それにより、ユーザが不要な画像データ
ファイルを手操作で無効化する手間を省くことができる
とともに、画像蓄積メモリを有効に活用できるという効
果を得る。また、ページ管理テーブルおよびファイル管
理テーブルを用いて画像データファイルの蓄積管理を階
層的に行うので、そのための制御処理を階層的に構成す
ることができ、処理内容を簡潔にすることができるとと
もに、画像蓄積メモリを有効活用できるという効果も得
る。
能およびポーリング機能を備えたファクシミリ装置に関
する。 【０００２】 【従来の技術】近年、画像データの蓄積、ポーリング
（自動応答送信）、代行受信、画像データの転送および
時刻指定自動送信等の多様な機能が付加されたファクシ
ミリ装置が実用化されている。 【０００３】このファクシミリ装置では、蓄積機能とポ
ーリング機能とを組合せ、１つの画像情報を複数の局が
ポーリング受信するという新しい通信形態（以後、複ポ
ーリング受信という）が可能になっている。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】ところが従来、この複
ポーリング受信を行なっていると蓄積機能を用いた他の
通信形態が実行不能になり、また、あまり長い時間同じ
画像情報を保持することはメモリの有効活用という観点
から考えると好ましくないという問題を生じていた。 【０００５】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、長時間画像情報を保持することを防止できる
ファクシミリ装置を提供することを目的としている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】 本発明は、画像データ
ファイルを蓄積するメモリおよびポーリング送信機能を
備えたファクシミリ装置において、時計回路と、上記画
像データファイルを有効保持する期限情報を記憶する期
限情報保持手段と、上記メモリに蓄積された画像データ
の各ページを管理するとともに、同一画像データファイ
ルにおけるページ間のつながりの態様を記憶するページ
管理テーブルと、上記メモリに蓄積された画像データフ
ァイルをファイル単位にその有効性を含めて管理すると
ともに当該画像データファイルの最初のページを管理す
る上記ページ管理テーブルを登録するファイル管理テー
ブルと、上記期限情報保持手段に記憶された有効保持期
限になると対応する画像データファイルを管理する上記
ファイル管理テーブルに当該画像データファイルの無効
を設定するとともに、そのファイル管理テーブルに登録
されている上記最初のページのページ管理テーブルおよ
びそのページ管理テーブルが管理するページに順次連続
する後続ページを管理する全ての上記ページ管理テーブ
ルを登録無効に状態を設定して、上記画像データファイ
ルを無効にする制御手段を備えたものである。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施例を詳細に説明する。 【０００８】図１は、本発明に係るファクシミリ装置Ｆ
ＡＸの一実施例を示している。このファクシミリ装置Ｆ
ＡＸは、自動送受信（ポーリングを含む）機能を備えた
ファクシミリ部１に蓄積再生部２を付加した構成をも
ち、上記した複ポーリング受信を実施できるものであ
る。 【０００９】ファクシミリ部１において、１ａは送信原
稿を平面走査して光電変換し、送信画信号を形成するス
キャナ、１ｂはドットパターンを印刷するプリンタおよ
び１ｃはスキャナ１ａの出力信号を８ビットのパラレル
信号に変換するとともに符号圧縮伸張回賂（ＤＣＲ）１
ｄの出力をシリアル信号に変換してプリンタ１ｂに出力
するバッファであり、符号圧縮伸張回路１ｄはバッファ
１ｃから加えられるデータを符号化してデータ圧縮しモ
デム１ｅに出力するとともに、モデム１ｅから加えられ
る受信データを復号してデータ伸張しバッファ１ｃに出
力する。 【００１０】１ｆは電話回線縄等の伝送路網を制御して
伝送回線を確立、切断するための網制御装置、１ｇは時
計回路、１ｈは上記したスキャナ１ａ、プリンタ１ｂ、
バッファ１ｃ、符号圧縮伸張回路１ｄ、モデム１ｅ、網
制御装置１ｆおよび時計回路１ｇをそれぞれ制御するＣ
ＰＵ（中央処理装置）、１ｉはＣＰＵ１ｈが実行するプ
ログラムを記憶したＲＯＭ（リード・オンリ・メモ
リ）、１ｊはＣＰＵ１ｈのワークエリア等をなすＲＡＭ
（ランダム・アクセス・メモリ）、１ｋはファクシミリ
部１と蓄積再生部２間のデータ授受をなすＳＡＦインタ
ーフェース回路および１ｌはファクシミリ装置ＦＡＸを
操作するための操作入力部である。 【００１１】また、ＳＢは、上記したファクシミリ部１
の各要素１ａ〜１ｌ間を接続するシステムバスラインで
ある。 【００１２】蓄積再生部２において、２ａは上記したＳ
ＡＦインターフェース回路１ｋと接続してファクシミリ
部１と蓄積再生部２との間のデータ授受をなすファクシ
ミリインターフェース回路、２ｂは画像メモリ２ｃの容
量を抑制するためにファクシミリインターフェース回路
２ａを介して加わる画像データを符号圧縮するとともに
画像メモリ２ｃに記憶したデータを復号伸張してもとの
画像データを復元する符号圧縮伸張回路である。 【００１３】２ｅはファクシミリインターフェース回路
２ａ、符号圧縮伸張回路２ｂおよび画像メモリ２ｃをそ
れぞれ制御するＣＰＵ、２ｆはＣＰＵ２ｅが実行するプ
ログラムを記憶したＲＯＭおよび２ｇはＣＰＵ２ｅのワ
ークエリアをなすとともに後述するメモリ管理情報等を
記憶するためのＲＡＭである。 【００１４】また、ファクシミリインターフェース回路
２ａ、符号圧縮伸張回賂２ｂ、画像メモリ２ｃ、ＣＰＵ
２ｅ、ＲＯＭ２ｆおよびＲＡＭ２ｇは、内部バスライン
２ｄに接続されている。 【００１５】図２は、上記した操作入力部１ｌの部分を
詳細に示している。同図において、ＯＰは操作パネル、
Ｋ１は自動送信キー、Ｋ２は時刻指定送信キー、Ｋ３は
ポーリング送信キー、Ｋ４はコピーキー、１ＯＫは置数
および時刻等を入力するためのテンキー、ＳＫはスター
トキーおよびＣＫはストツプノクリアーキ一である。こ
れらのキーの接点出力が上記ＣＰＵ１ｈで判断されてモ
ードの設定等がなされる。なお、操作パネルＯＰには他
の操作キーおよび各種表示器が配設されているが、本発
明に直接関係しないので説明を省略する。 【００１６】図３は、画像メモリ２ｃに記憶した画像デ
ータを管理するファイル管理テーブルＦＭＴを示し、図
４は、１つの画像データファイルを形成する各ページを
管理するためのページ管理テーブルＰＭＴを示し、図５
（ａ）は、画像メモリ２ｃの各ブロック（後述）に有効
なデータが記憶されていることを示すメモリ管理テーブ
ルＭＭＴを示している。 【００１７】これらのテーブルのうち、ファイル管理テ
ーブルＦＭＴおよびページ管理テーブルＰＭＴは、それ
ぞれ画像メモリ２ｃに記憶できるファイルの数およびペ
ージの数（原稿枚数）に応じた個数がＲＡＭ２ｇに設定
され、メモリ管理テーブルＭＭＴは画像メモリ２ｃの個
数（この場合は１個）と同数がＲＡＭ２ｇに設定され
る。 【００１８】また、図５（ｂ）に示したように、画像メ
モリ２ｃの記憶領域は２Ｋ（キロ）バイト（１バイトは
８ビットからなる）のブロックに分割されており、個々
のブロックにブロックアドレスが付されてその記憶内容
が管理されている。なお、このブロックの大きさは２Ｋ
バイトに限らない。 【００１９】ファイル管理テーブルＦＭＴは、７バイト
のデータからなり、その第１バイトの第８、第７、第６
ビットには自動送信、時刻指定送信、ポーリング送信の
いずれのモードが選択されたかをおのおの示す自動送信
フラグＦＡＴ、時刻指定送信フラグＦＴＴ、ポーリング
送信フラグＦＰＴがそれぞれ設定され、第１バイトの第
１ビットには当該ファイルの画像データが、送信される
べき有効なデータであることを示す有効ファイルフラグ
ＦＥＦが設定されている。 【００２０】また、第２，第３バイトには索引のための
ファイルナンバ（ＢＣＤ（２進化１０進数）４桁）が、
第４バイトにはポーリング蓄積保持時刻のうち「日」デ
ータ（ＢＣＤ２桁）が、第５バイトには同「時」データ
（ＢＣＤ２桁）が、第６バイトには同「分」データ（Ｂ
ＣＤ２桁）がそれぞれ記憶され、第７バイトには当該フ
ァイルの１ページ目に対応したページ管理テーブルナン
バＴＮ１が記憶されている。なお、送信モードが時刻指
定送信の場合は、上記第４，第５，第６バイトに送信指
定時刻が記憶される。 【００２１】ページ管理テーブルＰＭＴは１０バイトの
データからなり、その第１バイトの第１ビットには当該
ページに記憶した画像データが送信されるべき有効なナ
ータであることを示す有効ページフラグＦＥＰが設定さ
れ、第２バイトには画像データの線密度を示すデータ
が、第３バイトには紙サイズを示すデータが記憶され
る。 【００２２】また、第４，第５および第６バイトには、
画像メモリ２ｃにおいて、当該ページが記憶される記憶
領域のはじめをあらわす開始アドレス（ブロックアドレ
ス）が記憶され、第７バイト，第８バイトおよび第９バ
イトには上記した記憶領域の終了アドレス（ブロックア
ドレス）が記憶され、第１０バイトには当該ページに続
くページに対応したページ管理ナーブルナンバＴＮ２が
記憶される。なお、当該ページがファイルの最終ページ
である場合は、ページ管理テーブルナンバＴＮ２に最終
ページをあらわすＦＦＨ（Ｈは１６進数を示す）が記憶
される。 【００２３】メモリ管理テーブルＭＭＴは、上記したよ
うに画像メモリ２ｃの各ブロックにデータが記憶されて
いることを示す１バイトのデータをブロックの数だけ備
えている。おのおののバイトは各ブロックに対応づけら
れており、対応するブロックにデータが記憶されている
場合にはＦＦＨが、記憶されていない場合には０ＯＨが
それぞれの場合を示すデータとして記憶される。 【００２４】このメモリ管理テーブルＭＭＴの大きさＬ
（バイト）は、画像メモリ２ｃの記憶容量をＭバイト、
ブロックの長さをＢ（バイト）とすると、次式であらわ
される。 【００２５】Ｌ＝Ｍ／Ｂ 【００２６】したがって、画像メモリ２ｃの記憶容量を
１Ｍ（メガ）バイト、ブロック長を２Ｋバイトとした場
合は、メモリ管理テーブルＭＭＴの大きさは５００バイ
トになる。 【００２７】以上の構成で、ポーリング送信を実施する
手順を以下に述べる。 【００２８】図６はいずれかの操作キーがオンされたこ
とを検出する操作キースキャンフローを示し、図７はポ
ーリング送信に用いる画像データを画像メモリ２ｃに蓄
積するポーリング送信蓄積フローを示し、図８は蓄積デ
ータの送信および無効化を実行するための送信フローを
示す。なお、ＣＰＵ１ｈとＣＰＵ２ｅは相互に協調して
作動するため、以下の説明ではＣＰＵ１ｈとＣＰＵ２ｅ
間のデータのやりとりの説明を省く。 【００２９】オペレータがポーリング送信キーＫ３をオ
ンすると、操作キースキャンフローの判断１０および判
断１１の結果がＹＥＳとなり、制御がポーリング送信蓄
積フローへと移動する。 【００３０】ポーリング送信蓄積フローでは、ＣＰＵ２
ｅは空いているファイル管理テーブルＦＭＴを１つ探索
し（判断１２）、このファイル管理テーブルＦＭＴのフ
ラグＦＰＴをオンする（処理１３）。次いで、オペレー
タがテンキー１ＯＫを操作して蓄積指定時刻を入力する
とその時刻データをファイル管理テーブルＦＭＴの４，
５，６バイトに記憶する（判断１４，処理１５）。 【００３１】そして、オペレータがスキャナ１ａに原稿
をセットしてスタートキーをオンすると（判断１６の結
果ＹＥＳ）、ＣＰＵ２ｅは空いているページ管理テーブ
ルＰＭＴを探索し（判断１７）、このページ管理テーブ
ルＰＭＴのナンバをファイル管理テーブルＦＭＴのテー
ブルナンバＴＮ１に入力して（処理１８）、ファクシミ
リ部１の原稿モードをページ管理テーブルＰＭＴの第
２，３バイトにセットする（処理１９）。 【００３２】次に、ＣＰＵ２ｅは画像メモリ２ｃの空エ
リアを探索し（判断２０）、その空エリアのブロックア
ドレスを開始アドレスとしてページ管理テーブルＰＭＴ
の第４，５，６バイトに記憶し（処理２１）、この後Ｃ
ＰＵ１ｈがスキャナ１ａを作動して原稿の画像を読み取
り、この画像データがＣＰＵ２ｅによって画像メモリ２
ｃに記憶される（処理２２）。 【００３３】原稿１ページ分の画像読取が終ると（判断
２３）、ＣＰＵ２ｅはこのときの画像メモリ２ｃのブロ
ックアドレスを終了アドレスとしてページ管理テーブル
ＰＭＴの第７，８，９バイトに記憶し（処理２４）、次
いで、ページ管理テーブルＰＭＴのフラグＦＥＰをオン
する（処理２５）。そして、画像データを記憶したブロ
ックに対応して、メモリ管理テーブルＭＭＴにＦＦＨを
セットする（処理２６）。 【００３４】次の原稿がある場合、判断２７の結果がＹ
ＥＳとなるので、ＣＰＵ２ｅは次ページ用の空いている
ページ管理テーブルＰＭＴをサーチし（判断３０）、サ
ーチしたページ管理テーブルＰＭＴのテーブルナンバ
を、記憶を終了したページのページ管理テーブルＰＭＴ
のテーブルナンバＴＮ２にセットし（処理３１）、処理
１９に戻って次のページについての処理を行なう。 【００３５】全原稿が終ると判断２７の結果がＮＯにな
るので、ＣＰＵ２ｅは最後のページ管理テーブルＰＭＴ
のテーブルナンバＴＮ２にＦＦＨをセットし（処理２
８）、フラグＦＥＦをオンして（処理２９）画像の蓄積
を終了する。 【００３６】この後、ファクシミリ装置ＦＡＸはポーリ
ング送信の要求を待つ待機状態にはいる。 【００３７】ポーリング送信の要求があると、送信フロ
ーの判断４１の結果がＹＥＳとなり、ＣＰＵ２ｅは処理
４２、判断４３、判断４４、判断４５のループによって
フラグＦＰＴとＦＥＦがオンになっているファイル管理
テーブルＦＭＴをサーチする。そして、このファイル管
理テーブルＦＭＴのテーブルナンバＴＮ１で示されたペ
ージ管理テーブルＰＭＴのフラグＦＥＰがオンになって
いる場合（判断４６）、ＣＰＵ２ｅはこのページ管理テ
ーブルＰＭＴに対応する１ページ分の画像データを画像
メモリから読み出してＣＰＵ１ｈに転送し、これによっ
て１ページ分の画像データが受信局に送信される（処理
４７、判断４８のループ）。 【００３８】全ページ分の画像データ転送が終了する
と、判断４９の結果がＹＥＳとなり、通常は判断５０の
結果がＮＯであるので、１つの受信局へのポーリング送
信を終了すると、判断４１へ戻って次の受信局からのポ
ーリング送信要求を持つ持機状態に入る。 【００３９】さて、この持機状態で蓄積保持時刻になっ
た場合を考えると、このとき判断５１および判断５２の
結果がともにＹＥＳとなるので、ＣＰＵ２ｅはフラグＦ
ＰＴがオンになっているファイル管理テーブルＦＭＴの
フラグＦＰＴとＦＥＦをオフし（処理５３）、このファ
イル管理テーブルＦＭＴのテーブルナンバＴＮ１が示す
ページ管理テーブルＰＭＴの、フラグＦＥＰをオフする
（処理５４）とともに、このページ管理テーブルＰＭＴ
が管理するブロックに対応したメモリ管理テーブルＭＭ
ＴのデータをＦＦＨから０ＯＨにリセットし（処理５
５）、これを当該ファイルの全ページについて実行する
（判断５６のループ）。 【００４０】このようにして、オペレータが指定した時
刻に達すると、ポーリング送信の蓄積データが無効化さ
れ、したがって、そのデータが記憶されていた領域を、
他の目的で使用できるようになり、メモリの活用効率が
向上する。 【００４１】上述の実施例では、図７の判断１４と処理
１５によってオペレータが蓄積保持時刻データを入力で
きるようにしているが、もし、オペレータが蓄積保持時
刻データを入力し忘れた場合は判断１４のループから抜
け出れなくなる。そこで、このような不都合を解決する
他の実施例を次に述べる。 【００４２】この他の実施例では、図９に示したように
判断１４のループがある時間Ｔ１（例えば１０秒）続い
てキー入力がないことを判断６０で判別し、この判断６
０の結果がＹＥＳになった場合は、その時点での時計回
路１ｇの出力値に所定時間Ｔ２（例えば１２時間）を加
えた値を蓄積保持時刻とし（処理６１）、この値に基づ
き、ファイル管理テーブルＦＭＴの第４，５，６バイト
のデータを処理１５で設定する。 【００４３】このようにすれば、オペレータが蓄積保持
時刻の設定を忘れた場合でも、蓄積保持時刻データがフ
ァイル管理テーブルＦＭＴに記憶される。 【００４４】なお、さらに蓄積保持時刻を一義的にある
時刻（例えば０：００）に定めた実施例も可能である。
この場合には、ファイル管理テーブルＦＭＴの第４，第
５，第６バイトが不要となり、また、図７における判断
１４，処理１５も不要となる。 【００４５】ところで、以上説明した実施例では、おの
おのＣＰＵからなる制御手段を持つファクシミリ部１と
蓄積再生部２からファクシミリ装置ＦＡＸを構成してい
るが、これに限ることはなく、装置構成を図１０のよう
にしたファクシミリ装置ＦＡＸ′で上述したと同じ処理
を行なうことができる。なお、この場合のＣＰＵ１ｈ′
は上述したＣＰＵ１ｈおよびＣＰＵ２ｅと同様のもので
あり、ＲＯＭ１ｉ′は記憶内容としてＲＯＭ１ｉとＲＯ
Ｍ２ｆの内容をともにもつものであり、ＲＡＭ１ｊ′は
記憶容量としてＲＡＭ１ｊとＲＡＭ２ｇを合わせた程度
の容量をもつものである。また、画像メモリＰＤは画像
メモリ２ｃと同じものでよい。 【００４６】 【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、画像データファイルを蓄積するメモリおよびポーリ
ング送信機能を備えたファクシミリ装置において、時計
回路と、上記画像データファイルを有効保持する期限情
報を記憶する期限情報保持手段と、上記メモリに蓄積さ
れた画像データの各ページを管理するとともに、同一画
像データファイルにおけるページ間のつながりの態様を
記憶するページ管理テーブルと、上記メモリに蓄積され
た画像データファイルをファイル単位にその有効性を含
めて管理するとともに当該画像データファイルの最初の
ページを管理する上記ページ管理テーブルを登録するフ
ァイル管理テーブルと、上記期限情報保持手段に記憶さ
れた有効保持期限になると対応する画像データファイル
を管理する上記ファイル管理テーブルに当該画像データ
ファイルの無効を設定するとともに、そのファイル管理
テーブルに登録されている上記最初のページのページ管
理テーブルおよびそのページ管理テーブルが管理するペ
ージに順次連続する後続ページを管理する全ての上記ペ
ージ管理テーブルを登録無効に状態を設定して、上記画
像データファイルを無効にする制御手段を備えたので、
ポーリング送信のために記憶している画像データファイ
ルを、あらかじめ指定された日時等に自動的に無効化す
ることができ、それにより、ユーザが不要な画像データ
ファイルを手操作で無効化する手間を省くことができる
とともに、画像蓄積メモリを有効に活用できるという効
果を得る。また、ページ管理テーブルおよびファイル管
理テーブルを用いて画像データファイルの蓄積管理を階
層的に行うので、そのための制御処理を階層的に構成す
ることができ、処理内容を簡潔にすることができるとと
もに、画像蓄積メモリを有効活用できるという効果も得
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を示
すブロック図。 【図２】操作パネルを例示した部分図。 【図３】ファイル管理テーブルを例示したメモリマッ
プ。 【図４】ページ管理テーブルを例示したメモリマップ。 【図５】それぞれメモリ管理テーブル，画像メモリのブ
ロック区分を示したメモリマップ。 【図６】キースキャンフローを示したフローチャート。 【図７】ポーリング送信蓄積フローを例示したフローチ
ャート。 【図８】送信フローの一部を示したフローチャート。 【図９】ポーリング送信蓄積フローの他の例を示したフ
ローチャート。 【図１０】他の実施例を示すブロック図。 【符号の説明】 １ｈ，１ｈ′，２ｅ ＣＰＵ（中央処理装置） １ｉ，１ｉ′，２ｆ ＲＯＭ（リード・オンリ・メモ
リ） １ｋ，１ｋ′，２ｇ ＲＡＭ（ランダム・アクセス．メ
モリ） １ｌ 操作入力部 Ｋ３ ポーリング送信キー １ＯＫ テンキー
すブロック図。 【図２】操作パネルを例示した部分図。 【図３】ファイル管理テーブルを例示したメモリマッ
プ。 【図４】ページ管理テーブルを例示したメモリマップ。 【図５】それぞれメモリ管理テーブル，画像メモリのブ
ロック区分を示したメモリマップ。 【図６】キースキャンフローを示したフローチャート。 【図７】ポーリング送信蓄積フローを例示したフローチ
ャート。 【図８】送信フローの一部を示したフローチャート。 【図９】ポーリング送信蓄積フローの他の例を示したフ
ローチャート。 【図１０】他の実施例を示すブロック図。 【符号の説明】 １ｈ，１ｈ′，２ｅ ＣＰＵ（中央処理装置） １ｉ，１ｉ′，２ｆ ＲＯＭ（リード・オンリ・メモ
リ） １ｋ，１ｋ′，２ｇ ＲＡＭ（ランダム・アクセス．メ
モリ） １ｌ 操作入力部 Ｋ３ ポーリング送信キー １ＯＫ テンキー
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名)
H04N 1/32 - 1/36
H04N 1/21
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．画像データファイルを蓄積するメモリおよびポーリ
ング送信機能を備えたファクシミリ装置において、 時計回路と、 上記画像データファイルを有効保持する期限情報を記憶
する期限情報保持手段と、 上記メモリに蓄積された画像データの各ページを管理す
るとともに、同一画像データファイルにおけるページ間
のつながりの態様を記憶するページ管理テーブルと、 上記メモリに蓄積された画像データファイルをファイル
単位にその有効性を含めて管理するとともに当該画像デ
ータファイルの最初のページを管理する上記ページ管理
テーブルを登録するファイル管理テーブルと、 上記期限情報保持手段に記憶された有効保持期限になる
と対応する画像データファイルを管理する上記ファイル
管理テーブルに当該画像データファイルの無効を設定す
るとともに、そのファイル管理テーブルに登録されてい
る上記最初のページのページ管理テーブルおよびそのペ
ージ管理テーブルが管理するページに順次連続する後続
ページを管理する全ての上記ページ管理テーブルを登録
無効に状態を設定して、上記画像データファイルを無効
にする制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリ
装置。 ２．前記期限情報を設定入力する操作入力手段をさらに
備えたことを特徴とする請求項１記載のファクシミリ装
置。 ３．前記期限情報は、予め設定された固定的な値である
ことを特徴とする請求項１記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7298795A JP2764803B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7298795A JP2764803B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ファクシミリ装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58061549A Division JPS59188272A (ja) | 1983-04-09 | 1983-04-09 | フアクシミリ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08214140A JPH08214140A (ja) | 1996-08-20 |
| JP2764803B2 true JP2764803B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=17864325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7298795A Expired - Lifetime JP2764803B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2764803B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5835640A (ja) * | 1981-08-25 | 1983-03-02 | Fujitsu Ltd | フアイル情報の消去方法 |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP7298795A patent/JP2764803B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 電子通信学会技術報告 Ｖｏｌ．８１ （１９８２） ＳＥ８１−１０５ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08214140A (ja) | 1996-08-20 |
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