JP2764703B2 - ガス直火型かまどの排気構造 - Google Patents
ガス直火型かまどの排気構造Info
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ける排気構造の改良に係り、殊更ガスバーナーの熱効率
を低下させることなく、その排気ガスを自づと確実に冷
却できるように工夫したものである。
て、先に実開平3−103028号を提案し、その実施
事業化により大きな成果を収めることができた。その理
由は、かまど本体(1)内に熱しやすく冷めやすいセラ
ミツクフアイバー製の断熱材内箇(13)を設置するこ
とにより、鍋(10)の底面にガスの炎が当らぬ間隔距
離を保って、食品の焦げ付きを防止しつつも、高い熱効
率を得られた点にあるものと考えられる。
意研究を重ねてきた結果、上記公知考案の場合かまど本
体(1)がガスバーナー(9)に対する空気取り入れ口
の開口する中心部分を除き、底板を具備することによっ
て、その断熱材内筒(13)に分布する排気孔(14)
から煙突(7)の出口部に至る排気経路の全体が密閉状
態にある。
口部において、約400〜500℃の高温となり、ガス
かまど自身の据付け場所や環境、その他の使用条件次第
によっては、火災事故を起すおそれなしとしない。
の解決を企図しており、そのための構成上剛性なかまど
本体壁の内部空間に、セラミツクフアイバーなどの非蓄
熱性断熱材から成る鍋包囲壁を介在させることにより、
その鍋包囲壁の内部空間を燃焼室とし、同じく鍋包囲壁
と上記かまど本体壁との内外相互間を排気ジヤケツトと
して各別に区分し、その排気ジヤケツトに連通する煙突
を、上記かまど本体壁から一体的に立設する一方、上記
鍋包囲壁により包囲された鍋の直下位置へガスバーナー
を、その燃焼ガスの炎が鍋の底面へ直かに当らぬ離隔状
態に据付けると共に、上記鍋包囲壁の胴面に多数の排気
孔を開口分布させることにより、上記ガスバーナーの排
気ガスをその燃焼室から排気ジヤケツト並びに煙突を経
由して外部へ導出するガスの直火型かまどにおいて、
する底板に、燃焼室への2次空気とは別異の新鮮な排気
ガス用冷却空気を吸入する多数の冷却空気吸入孔を開口
分布させて、上記燃焼室から排気ジヤケツトを経由して
煙突へ吸引される排気ガスを、その底板の冷却空気吸入
孔から排気ジヤケツトへ追加的に吸引・混入される外 部
の新鮮な冷却空気により、自づと効率良く冷却し得るよ
うに定めたことを特徴とし、
の2次空気とは別異の新鮮な排気ガス用冷却空気を吸入
する1個の冷却空気吸入孔として全開状態に解放させ、
上記燃焼室から排気ジヤケツトを経由して煙突へ吸引さ
れる排気ガスを、その冷却空気吸入孔から排気ジヤケツ
トへ追加的に吸引・混入される外部の新鮮な冷却空気に
より、自づと効率良く冷却し得るように定めたことを特
徴とし、
って閉塞させると共に、上記かまど本体壁の胴面に燃焼
室への2次空気とは別異の新鮮な排気ガス用冷却空気を
吸入する冷却空気吸入孔を開口形成して、上記燃焼室か
ら排気ジヤケツトを経由して煙突へ吸引される排気ガス
を、そのかまど本体壁の冷却空気吸入孔から排気ジヤケ
ツトへ追加的に吸引・混入される外部の新鮮な冷却空気
により、自づと効率良く冷却し得るように定めたことを
特徴とするものである。
気ガスを、その燃焼室から煙突への排気中において、排
気ジヤケツトへ吸入される外部の新鮮な冷却空気によっ
て自づと確実に効率良く冷却することができ、その煙突
の出口部に到達する時点での低温化を図れる結果、火災
事故を起すおそれがなく、消防上の安全なガス直火型か
まどとして、場所的な制約を受けることなく使用し得る
のである。
述すると、図1〜9はそのガス直火型かまどの第1実施
例を示しており、(11)は剛性なかまど本体壁であっ
て、金属板(好ましくはステンレス鋼板)やその他の耐
火材から、図4、5のような断面ほぼ倒立U字型に造形
されている。
面中央部に開設された鍋受け止め口であるが、その開口
縁部が煮こぼれ防止フランジ(13)として曲げ起され
ることにより、かまど本体壁(11)と鍋(14)との
相互間隙から食品の煮汁などが流下しないようになって
いる。
おける胴面の上部位置から一体的に導出された煙突接続
用口金であり、ここに後述の煙突がかまど本体壁(1
1)内との連通接続状態として立設されることになる。
(16)はその口金(15)の上面に曲げ起された煙突
受け止めフランジである。
ける胴面の下部途中から内向き一体的に張り出された支
持リングであり、これには下方から複数の据付けスタン
ド(18)が取付けられている。但し、上記かまど本体
壁(11)の下面から後述の燃焼室に臨むガスバーナー
へ2次空気を取り入れることができるならば、その据付
けスタンド(18)の設置を省略してもさしつかえな
い。
の内部空間へ固定状態に介挿設置されたセラミツクフア
イバーなどの非蓄熱性断熱材から成る鍋包囲壁であり、
その内部が燃焼室(R)として機能する。これは図6、
7から明白なように、好ましくはその下半部が鍋(1
4)の底面とほぼ対応する下すぼまりの円錐型に造形さ
れ、後述するガスバーナーからの輻射伝熱を、その円錐
胴面(19a)によって鍋(14)の底面へロスなく指
向反射させ、ガスの熱効率をますます昂めることができ
るようになっている。
就中上半部の円筒胴面(19b)に開口分布された多数
の排気孔であり、悉く同一の開口径を備えているが、そ
の開口分布状態は図8の展開図から示唆される通り、上
記煙突接続用口金(15)の開口部に臨む位置では荒い
ピツチとして、又その口金(15)の開口位置から遠ざ
かる程徐々に細かいピツチとして、順次相違変化されて
いる。鍋(14)に作 用する有効な燃焼ガスが、後述の
煙突へいたづらに早く吸引されてしまうことを防ぎ、そ
のガスの熱効率を昂めることに役立てる趣旨である。
胴面(19a)に付与されたスリーブ受け入れ切欠、
(22)はこれと対応位置するように、上記かまど本体
壁(11)の胴面に開口形成された覗き窓であり、その
覗き窓(22)と上記スリーブ受け入れ切欠(21)と
の相互間には、セラミツクフアイバーなどの非蓄熱性断
熱材から角筒型をなす覗き窓用スリーブ(23)が、貫
通状態に固定設置されている。外部からガスの燃焼状況
などを目視点検できるようになっているのである。
まど本体壁(11)との内外相互間に区画された排気ジ
ヤケツトであり、上記燃焼室(R)を包囲している。
(25)はその排気ジヤケツト(24)の下面を閉塞す
る底板であって、上記かまど本体壁(11)と同様な耐
火材から成り、そのかまど本体壁(11)の上記支持リ
ング(17)へ下方からボルト(図示省略)などによっ
て取付け固定されている。
設された比較的大きなガスバーナー受け入れ口であっ
て、ここから燃焼室(R)への2次空気が導入されるこ
とになるが、その開口縁部は位置決めフランジ(27)
として曲げ起されており、上記鍋包囲壁(19)の下端
部を安定・確固に支持している。
ガスバーナーであり、言うまでもなく鍋(14)の直下
位置に据付けられているが、その鍋(14)とガスバー
ナー(28)とは一定の間隔距離(S)だけ離隔される
ことにより、燃焼ガスの炎が鍋(14)の底面へ直かに
当らぬようになっている。
の高さの約2〜3倍に相当する80 mm程度が好まし
い。つまり、ガスバーナー(28)から立ち上がる炎
は、その先端部での温度が通例約1600℃であるた
め、これとの関係から鍋(14)の底面での温度を、約
700〜1000℃となる程度に設定するのである。
尚、ガスバーナー(28)へのガス供給管路は図示省略
してある。
体壁(11)の内面とその口金(15)の内面並びに底
板(25)の上面(内面)へ、各々裏打ち一体化された
断熱用ライニングであり、これらもセラミツクフアイバ
ーなどの非蓄熱性断熱材から成る。そのライニング(2
9)(30)(31)の裏打ちによって、ガスバーナー
(28)の火力を止めた場合に、上記かまど本体壁(1
1)や口金(15)などを速やかに冷ますことができ、
その表面の清掃上火傷を負う危険をなくせるのである。
1)は上記鍋包囲壁(19)と接着剤などにより固定一
体化されている。又、上記燃焼室(R)からの排気ガス
は、高温により上昇する関係上、図1〜3から示唆され
るように、かまど本体壁(11)とその口金(15)の
上部位置では、上記ライニング(29)(30)を比較
的厚肉な状態として裏打ちすることが望ましい。
めフランジ(16)へ接続一体化されることにより、そ
の口金(15)の上面から起立する煙突であって、ステ
ンレス鋼管やその他の耐火材から成る。(33)はその
煙突(32)の内部に一定の断熱空気層(34)を保っ
て挿入設置された断熱用スリーブであり、やはりセラミ
ツクフアイバーなどの非蓄熱性断熱材から成形されてい
る。
3に抽出する通り、上記口金(15)のライニング(3
0)と接続する差し込み固定状態にあって、上記排気ジ
ヤケツト(24)と煙突(32)との連通路(煙道)
(35)を画定している。(36)は上記断熱空気層
(34)の開口上端部を閉塞する綿状キヤツプである。
(14)とガスバーナー(28)とが一定の間隔距離
(S)だけ離隔され、その燃焼ガスの炎が鍋(14)の
底面へ直かに当らぬようになっているため、鍋(14)
に収納した食品の煮炊きや攪拌中、その食品を焦がした
り、ガスの不完全燃焼を起したりするおそれがない。
らぬ一定間隔距離(S)を保ったとしても、上記かまど
本体壁(11)の内部には非蓄熱性の断熱材から成る鍋
包囲壁(19)が介在されているため、その断熱材のア
スベストから成るものに比して、上記ガスバーナー(2
8)から鍋(14)に向かう輻射伝熱を奪い取り吸収せ
ず、その熱を鍋包囲壁(19)によって積極的に反射さ
せる如く、そのガスバーナー(28)と鍋(14)との
輻射による熱移動を促進させることができ、優れた熱効
率を得られることになる。
金(15)の内面には、非蓄熱性断熱材のライニング
(29)(30)が裏打ちされているほか、煙突(3
2)の内部にも同じく非蓄熱性断熱材から成るスリーブ
(33)が挿入設置されているため、ガスバーナー(2
8)の火力を止めた場合、そのかまど本体壁(11)や
口金(15)並びに煙突(32)の表面に触れても、火
傷を負うおそれがなく、その表面の清掃作業上著しく有
益である。但し、上記断熱用のライニング(29)(3
0)(31)やスリーブ(33)としては、アスベスト
やその他のありふれた断熱材を採用しても良く、又その
設置すること自体を省略することもあり得る。
排気ガスは、図1〜3の点線矢印(A)で示す流動系統
から明白なように、その燃焼室(R)から鍋包囲壁(1
9)の排気孔(20)、排気ジヤケツト(24)並びに
連通路(35)を経由して、煙突(32)の内部を自づ
と上昇するように吸引作用され、その煙突(32)の出
口部から導出されることになるが、その出口部での温度
は冒頭に述べたように 、約400〜500℃に達するこ
ともある。
の多数であって、図9から明白なように、上記底板(2
5)が排気ジヤケツト(24)の下面を閉塞する周縁部
に、一定の間隔ピッチをおいて開口分布されており、そ
の中央部に開口する上記ガスバーナー受け入れ口(2
6)と別個独立している。(38)はその底板(25)
の上記ライニング(31)に開口分布された多数の連通
孔であり、上記冷却空気吸入孔(37)と対応合致して
いる。
(R)への2次空気取り入れ用となる中央部のガスバー
ナー受け入れ口(26)と別異な排気ガス用冷却空気吸
入孔(37)の多数が、その排気ジヤケツト(24)の
下面を閉塞する周縁部に開口分布されており、ここから
外部の新鮮な冷却空気を上記排気ジヤケツト(24)へ
吸入できるようになっているのである。
づと上昇することになる排気ガスが、上記点線矢印
(A)で示す流動系統に沿って、煙突(32)の内部へ
積極的に吸引作用される過程では、その煙突(32)に
向かう連通路(35)の入口部と、底板(25)の平面
に開口する冷却空気吸入孔(37)との相互間に、前者
の高く後者の低い一定の高低差(H)が与えられている
こととも相俟って、外部の新鮮な冷却空気が上記吸引作
用の勢力により、図1〜3の実線矢印(B)から示唆さ
れるように、その冷却空気吸入孔(37)から排気ジヤ
ケツト(24)へ自づと吸引されて、上記流動系統の排
気ガスへ追加的に混入されることとなる。その結果、排
気ガスを自働での確実に冷却することができる。
室(R)を包囲する状態として、鍋包囲壁(19)を介
して燃焼室(R)と各別に区分されており、その排気ジ
ヤケツト(24)の下面を閉塞する底板(25)の周縁
部に、上記排気ガス用冷却空気吸入孔(37)の多数が
開口分布されているため、外部の新鮮な冷却空気はガ ス
バーナー(28)の2次空気と異なって、その燃焼室
(R)を全然通過せず、排気ジヤケツト(24)へ吸入
されることになる。
孔(20)を通じて、排気ジヤケツト(24)に排出さ
れた時点での排気ガスへ、外部の新鮮な冷却空気が追加
的に吸引・混入されるため、これをそのまま活用して、
排気ガスを効率良く冷却できるのであり、その冷却空気
が燃焼室(R)へ吸入されることによるガスの熱効率損
失も防止し得ることとなる。
かまど本体壁(11)の口金(15)から垂直の姿勢状
態に立設しているが、上記一定の高低差(H)を有する
限り、その煙突(32)を斜め上向きに立設してもさし
つかえない。その太さや長さなども使用条件との関係か
ら自由に選定することができる。
(31)に排気ガス用の冷却空気吸孔(37)及び連通
孔(38)を開口分布させることに加えて、図1〜3に
併記する如く、上記煙突(32)の直下位置に臨む口金
(15)の底面に冷却空気吸入孔(39)と、そのライ
ニング(30)に連通孔(40)を開口形成したり、煙
突(32)の中途高さ位置に同様な排気ガス用冷却空気
吸入孔(41)と、その断熱用スリーブ(33)に連通
孔(42)を、好ましくは斜め上向きに開口分布させた
りしても良い。
ため、次の比較テストを行なった。即ち、排気ガス用冷
却空気吸入孔(37)を全然具備しない底板(25)に
よって、排気ジヤケツト(24)の下面を閉塞させた
上、鍋(14)に約25kgの水を収納して、その水を
当初の約7.5〜8.0℃から約95℃の湯になるまで
炊き上げた結果、その所要時間は約33分52秒、煙突
(32)における出口部での排気ガス温度は約470℃
であった。
7)と連通孔(38)とが合計11個づつ開口分布され
た底板(25)とそのライニング(31)によって、排
気ジヤケツト(24)の下面を閉塞させ、上記と同じく
鍋(14)に約25kgの水を収納して、その水をやは
り約7.5〜8.0℃から約95℃の湯になるまで炊き
上げた結果、その所要時間は約25分13秒に短縮し、
煙突(32)における出口部での排気ガス温度は約27
3℃に低下した。
金(15)の底面とそのライニング(30)にも、1個
づつの冷却空気吸入孔(39)と連通孔(40)を開口
形成して、上記と同じ条件のもとに水を炊き上げた結
果、その所要時間が約24分10秒まで短縮し、煙突
(32)における出口部での排気ガス温度が約246.
7℃まで一層低下した。
(31)に開口する冷却空気吸入孔(37)と連通孔
(38)の個数を、合計13個づつに増加して、上記と
同じ条件のもとに水を炊き上げた結果、その所要時間は
約23分01秒に短縮し、煙突(32)におけ出口部で
の排気ガス温度は約215.7℃であった。
口する冷却空気吸入孔(37)の個数が増加すればする
程、ガスの熱効率が向上すると同時に、排気ガスの温度
も低下することが明白である。上記口金(15)の底面
に開口する冷却空気吸入孔(39)や煙突(32)に開
口する冷却空気吸入孔(41)も併用して、その個数を
増加すれば、一層効果的であると考えられる。
く、上記鍋包囲壁(19)を底板(25)に代る通気枠
(43)などによって下方から支持し、その底板(2
5)の設置を省略して、上記排気ジヤケツト(24)の
下面を全開する1個の排気ガス用冷却空気吸入孔(37
a)として解放することにより、ここから追加的に煙突
(32)へ吸引・混入される外部の新鮮な空気を排気ガ
スの冷却用に供しても良い。
ように、上記排気ジヤケツト(24)の下面を底板(2
5)による閉塞状態に保つ一方、かまど本体壁(11)
の胴面に排気ジヤケツト(24)と連通する排気ガス用
冷却空気吸入孔(37b)を開口分布させて、ここから
追加的に煙突(32)へ吸引・混入される外部の新鮮な
空気により、排気ガスを冷却することも可能である。上
記のように、煙突(32)に向かう連通路(35)の入
口部と、かまど本体壁(11)に開口する冷却空気吸入
孔(37b)との相互間に、一定の高低差(H)が与え
られるならば、その吸入孔(37b)から煙突(32)
へ排気ガスと一緒に、外部の新鮮な空気が吸引・混入さ
れることになるからである。
(25)を初め、その口金(15)の底面や煙突(3
2)の途中へ排気ガス用冷却空気吸入孔(37)(3
9)(41)を開口形成することに加えて、図13、1
4の第4、5実施例に示す如く、煙突(32)の内部へ
冷却水の流通管路(44)を言わば横断状態に介挿設置
して、その流通管路(44)へ常時新鮮な冷却水を流し
込むことにより、その冷却水を排気ガスの冷却用として
供することも考えられる。
煙突(32)を太く形成すると共に、上記流通管路(4
4)を図15のような渦巻き螺旋形態やコルゲート形態
などの屈曲形態に造形して、その排気ガスとの接触表面
積を大きく定めることにより、冷却効率を昂めることが
望ましい。
ーを臨ませて、これにより排気ガスの温度を検知し、そ
の流通管路(44)に流し込まれる冷却水の冷却性能が
低下した時には、ガスバーナー(28)に対するガスの
供給を停止する如く、その自動制御することも考えられ
る。
まれる冷却水は、その煙突(32)を通過するや昇温す
ることになるため、これを捨て去ることなく、例えば鍋
(14)や食品容器の清掃湯などとして活用することが
でき、大変便利でもある。
は、上記第1実施例と実質的に同一であるため、その図
10〜15に図1〜9との対応符号を記入するにとどめ
て、その詳細な説明を省略する。
本体壁(11)の内部空間に、セラミツクフアイバーな
どの非蓄熱性断熱材から成る鍋包囲壁(19)を介在さ
せることにより、その鍋包囲壁(19)の内部空間を燃
焼室(R)とし、同じく鍋包囲壁(19)と上記かまど
本体壁(11)との内外相互間を排気ジヤケツト(2
4)として各別に区分し、その排気ジヤケツト(24)
に連通する煙突(32)を、上記かまど本体壁(11)
から一体的に立設する一方、上記鍋包匪壁(19)によ
り包囲された鍋(14)の直下位置へガスバーナー(2
8)を、その燃焼ガスの炎が鍋(14)の底面へ直かに
当らぬ離隔状態に据付けると共に、上記鍋包囲壁(1
9)の胴面に多数の排気孔(20)を開口分布させるこ
とにより、上記ガスバーナー(28)の排気ガスをその
燃焼室(R)から排気ジヤケツト(24)並びに煙突
(32)を経由して外部へ導出するガスの直火型かまど
において、
する底板(25)に、燃焼室(R)への2次空気とは別
異の新鮮な排気ガス用冷却空気を吸入する多数の冷却空
気吸入孔(37)を開口分布させて、上記燃焼室(R)
から排気ジヤケツト(24)を経由して煙突(32)へ
吸引される排気ガスを、その底板(25)の冷却空気吸
入孔(37)から排気ジヤケツト(24)へ追加的に吸
引・混入される外部の新鮮な冷却空気により、自づと効
率良く冷却し得るように定めてあるため、冒頭に述べた
従来技術の課題を頗る簡素な必要構成のもとで、確実に
改良できる効果がある。
ヤケツト(24)の下面を閉塞する底板(25)に、燃
焼室(R)への2次空気とは別異の新鮮な排気ガス用冷
却空気を吸入する多数の冷却空気吸入孔(37)が開口
分布されており、上記燃焼室(R)から排気ジヤケツト
(24)を経由して煙突(32)の内部へ、図1〜3の
点線矢印(A)で示すように吸引流動される排気ガス
を、その底板(25)の冷却空気吸入孔(37)から排
気ジヤケツト(24)へ追加的に吸引・混入される外部
の新鮮な冷却空気により、自づと冷却し得るようになっ
ているため、上記煙突(32)の出口部での排気ガス温
度が確実に低下し、その冷却空気を強制的に送風する特
別なブロワーや、いたづらに長く大型の煙突(32)を
要しないこととも相俟って、据付け使用場所や環境など
に制約を受けない便利なガス直火型かまどとして提供で
きるのである。
燃焼室(R)を包囲する状態として、非蓄熱性断熱材か
ら成る鍋包囲壁(19)を介して燃焼室(R)と各別に
区分されており、その排気ジヤケツト(24)の下面を
閉塞する底板(25)に、上記冷却空気吸入孔(37)
の多数が開口分布されている関係上、ガスの燃焼のため
に燃焼室(R)へ吸入される2次空気と異なって、外部
の新鮮な冷却空気は排気ジヤケツト(24)へ吸入され
ることとなり、燃焼室(R)を全然通過しない。
白なように、燃焼室(R)から鍋包囲壁(19)の排気
孔(20)を通じ、これを包囲する排気ジヤケツト(2
4)へ排出された時点での排気ガスに対して、外部の新
鮮な冷却空気が追加的に吸引・混入されるため、その燃
焼室(R)への2次空気と別異な新鮮さを保った外部の
冷却空気により、排気ガスを確実に効率良く冷却できる
わけであり、これがガスの燃焼用2次空気と一緒に燃焼
室(R)へ吸入されるものと異なって、上記テスト結果
の説明から明白なように、そのガスの熱効率も著しく向
上し、ガスの浪費を防止できる効果がある。
記載に構成を採用するも、ほぼ同等に達成することがで
き、殊更請求項4に記載の構成を採用するならば、その
排気ガス用冷却空気吸入孔(37)(37a)(37
b)(39)の個数増加により、その排気ガスの冷却効
果をますます昂めることができることになる。
記排気ガスの冷却効果を確保しつつも、鍋(14)に作
用する有効な燃焼ガスが、いたづらに早く煙突(32)
へ吸引・排気されてしまうことを防止でき、そのガスの
熱効率をますます昂め得ると共に、そのための必要構成
としても図8の展開図から示唆される通り、排気孔(2
0)の開口径を一定として、その間隔ピッチを相違変化
させるだけで足りるので、鍋包囲壁(19)の量産効果
を最大限に発揮させることができる。
排気構造を示す側断面図である。
る。
断面図である。
る。
る。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】剛性なかまど本体壁(11)の内部空間
に、セラミツクフアイバーなどの非蓄熱性断熱材から成
る鍋包囲壁(19)を介在させることにより、その鍋包
囲壁(19)の内部空間を燃焼室(R)とし、同じく鍋
包囲壁(19)と上記かまど本体壁(11)との内外相
互間を排気ジヤケツト(24)として各別に区分し、 その排気ジヤケツト(24)に連通する煙突(32)
を、上記かまど本体壁(11)から一体的に立設する一
方、上記鍋包囲壁(19)により包囲された鍋(14)
の直下位置へガスバーナー(28)を、その燃焼ガスの
炎が鍋(14)の底面へ直かに当らぬ離隔状態に据付け
ると共に、上記鍋包囲壁(19)の胴面に多数の排気孔(20)を
開口分布させることにより、上記 ガスバーナー(28)
の排気ガスをその燃焼室(R)から排気ジヤケツト(2
4)並びに煙突(32)を経由して外部へ導出するガス
の直火型かまどにおいて、 上記排気ジヤケツト(24)の下面を閉塞する底板(2
5)に、燃焼室(R)への2次空気とは別異の新鮮な排
気ガス用冷却空気を吸入する多数の冷却空気吸入孔(3
7)を開口分布させて、 上記燃焼室(R)から排気ジヤケツト(24)を経由し
て煙突(32)へ吸引される排気ガスを、その底板(2
5)の冷却空気吸入孔(37)から排気ジヤケツト(2
4)へ追加的に吸引・混入される外部の新鮮な冷却空気
により、自づと効率良く冷却し得る ように定めたことを
特徴とするガス直火型かまどの排気構造。 - 【請求項2】剛性なかまど本体壁(11)の内部空間
に、セラミツクフアイバーなどの非蓄熱性断熱材から成
る鍋包囲壁(19)を介在させることにより、その鍋包
囲壁(19)の内部空間を燃焼室(R)とし、同じく鍋
包囲壁(19)と上記かまど本体壁(11)との内外相
互間を排気ジヤケツト(24)として各別に区分し、 その排気ジヤケツト(24)に連通する煙突(32)
を、上記かまど本体壁(11)から一体的に立設する一
方、上記鍋包囲壁(19)により包囲された鍋(14)
の直下位置へガスバーナー(28)を、その燃焼ガスの
炎が鍋(14)の底面へ直かに当らぬ離隔状態に据付け
ると共に、上記鍋包囲壁(19)の胴面に多数の排気孔(20)を
開口分布させることにより、上記 ガスバーナー(28)
の排気ガスをその燃焼室(R)から排気ジヤケツト(2
4)並びに煙突(32)を経由して外部へ導出するガス
の直火型かまどにおいて、 排気ジヤケツト(24)の下面を燃焼室(R)への2次
空気とは別異の新鮮な排気ガス用冷却空気を吸入する1
個の冷却空気吸入孔(37a)として全開状態に解放さ
せ、上記燃焼室(R)から排気ジヤケツト(24)を経由し
て煙突(32)へ吸引される排気ガスを、その冷却空気
吸入孔(37a)から排気ジヤケツト(24)へ追加的
に吸引・混入される外部の新鮮な冷却空気により、自づ
と効率良く冷却し得る ように定めたことを特徴とするガ
ス直火型かまどの排気構造。 - 【請求項3】剛性なかまど本体壁(11)の内部空間
に、セラミツクフアイバーなどの非蓄熱性断熱材から成
る鍋包囲壁(19)を介在させることにより、その鍋包
囲壁(19)の内部空間を燃焼室(R)とし、同じく鍋
包囲壁(19)と上記かまど本体壁(11)との内外相
互間を排気ジヤケツト(24)として各別に区分し、 その排気ジヤケツト(24)に連通する煙突(32)
を、上記かまど本体壁(11)から一体的に立設する一
方、上記鍋包囲壁(19)により包囲された鍋(14)
の直下位置へガスバーナー(28)を、その燃焼ガスの
炎が鍋(14)の底面へ直かに当らぬ離隔状態に据付け
ると共に、上記鍋包囲壁(19)の胴面に多数の排気孔(20)を
開口分布させることにより、上記 ガスバーナー(28)
の排気ガスをその燃焼室(R)から排気ジヤケツト(2
4)並びに煙突(32)を経由して外部へ導出するガス
の直火型かまどにおいて、 排気ジヤケツト(24)の下面を底板(25)によって
閉塞させると共に、上 記かまど本体壁(11)の胴面に
燃焼室(R)への2次空気とは別異の新鮮な排気ガス用
冷却空気を吸入する冷却空気吸入孔(37b)を開口形
成して、上記燃焼室(R)から排気ジヤケツト(24)を経由し
て煙突(32)へ吸引される排気ガスを、そのかまど本
体壁(11)の冷却空気吸入孔(37b)から排気ジヤ
ケツト(24)へ追加的に吸引・混入される外部の新鮮
な冷却空気により、自づと効率良く冷却し得る ように定
めたことを特徴とするガス直火型かまどの排気構造。 - 【請求項4】排気ジヤケツト(24)から煙突(32)
への連通路(35)にも、燃焼室(R)への2次空気と
は別異の新鮮な排気ガス用冷却空気を吸入する冷却空気
吸入孔(39)を開口形成したことを特徴とする請求項
1、2又は3記載のガス直火型かまどの排気構造。 - 【請求項5】鍋包囲壁(19)の胴面に開口分布する多
数の排気孔(20)を悉く同一の開口径として、そのピ
ッチを煙突(32)と対応する位置では荒く、煙突(3
2)から遠ざかる程徐々に細かく相違変化させたこと特
徴とする請求項1、2、3又は4記載のガス直火型かま
どの排気構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7081748A JP2764703B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | ガス直火型かまどの排気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7081748A JP2764703B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | ガス直火型かまどの排気構造 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08247437A JPH08247437A (ja) | 1996-09-27 |
JP2764703B2 true JP2764703B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=13755066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7081748A Expired - Lifetime JP2764703B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | ガス直火型かまどの排気構造 |
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DE3844081A1 (de) * | 1988-12-28 | 1990-07-05 | Cramer Gmbh & Co Kg | Kochapparat mit zumindest einem kochfeld |
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-
1995
- 1995-03-13 JP JP7081748A patent/JP2764703B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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