JP2764692B2 - 桧のチップを原料とする芳香薬理材の製法 - Google Patents
桧のチップを原料とする芳香薬理材の製法Info
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- JP2764692B2 JP2764692B2 JP6182770A JP18277094A JP2764692B2 JP 2764692 B2 JP2764692 B2 JP 2764692B2 JP 6182770 A JP6182770 A JP 6182770A JP 18277094 A JP18277094 A JP 18277094A JP 2764692 B2 JP2764692 B2 JP 2764692B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、桧のチップを原料と
し、入浴用素材、芳香材、枕素材などに適した芳香薬理
材の製法に関する。
し、入浴用素材、芳香材、枕素材などに適した芳香薬理
材の製法に関する。
【0002】
【従来技術】桧が特有の芳香を放ち、またヒノキニン、
ヒノキオ−ル等の森林浴効果の濃い成分を含有して、殺
菌性、抗菌性に優れていることはこれまでに認知されて
いる。細片化して入浴用素材に使用する提案も見られる
(実開平1−58629)。しかし、桧であればどの部
分でもよいとか、単に細片とすればよいとか、そんな単
純な発想では、桧の成分の持続的且つ効果的抽出は得ら
れない。そのためか、一時的に使用されても長続きしな
い現状のようである。
ヒノキオ−ル等の森林浴効果の濃い成分を含有して、殺
菌性、抗菌性に優れていることはこれまでに認知されて
いる。細片化して入浴用素材に使用する提案も見られる
(実開平1−58629)。しかし、桧であればどの部
分でもよいとか、単に細片とすればよいとか、そんな単
純な発想では、桧の成分の持続的且つ効果的抽出は得ら
れない。そのためか、一時的に使用されても長続きしな
い現状のようである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、木材業、製
材業に永年携わってきた発明者が、桧の中で特に上記成
分を濃厚に含み、しかも木材産出には影響を与えないで
利用できる桧とその部分を見出し、これを特別に加工処
理して、入浴用素材、芳香材、枕素材などに適した芳香
薬理材を得ようとするものである。
材業に永年携わってきた発明者が、桧の中で特に上記成
分を濃厚に含み、しかも木材産出には影響を与えないで
利用できる桧とその部分を見出し、これを特別に加工処
理して、入浴用素材、芳香材、枕素材などに適した芳香
薬理材を得ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、山間傾斜地
などに基幹がへし曲って成長した、木材に不向きの80
年〜100年樹齢の桧1(俗に「カガミザイ」という)
の地上から2メ−トルぐらいまでの幹部2が、その芯材
部3に濃厚な桧成分を含有していることを見出し、この
幹部2を切取って、さらにその芯材部3(俗称「アカ
ミ」部分)を取り出し、これをチップ状4に細破し、さ
らにその導管方向断面4aに亀裂5を入れて成分の徐出
を促進させるようにし、最後に常温にて室内乾燥させ
て、桧のチップを原料とする芳香薬理材を得たものであ
る。
などに基幹がへし曲って成長した、木材に不向きの80
年〜100年樹齢の桧1(俗に「カガミザイ」という)
の地上から2メ−トルぐらいまでの幹部2が、その芯材
部3に濃厚な桧成分を含有していることを見出し、この
幹部2を切取って、さらにその芯材部3(俗称「アカ
ミ」部分)を取り出し、これをチップ状4に細破し、さ
らにその導管方向断面4aに亀裂5を入れて成分の徐出
を促進させるようにし、最後に常温にて室内乾燥させ
て、桧のチップを原料とする芳香薬理材を得たものであ
る。
【0005】
【使用例】今、これを網袋に入れ、浴槽の縁特に湯口直
下に浮べることにより入浴材となる。即ちこれにより桧
の芳香が漂って入浴を楽しめるとともに、桧成分が機能
して血行が促進され、美肌に健康保持に顕著な効果を発
揮する(図5)。また、これを網袋に入れ、枕カバ−を
掛けることにより、枕となる(図6)。即ちこれにより
芳香とともに桧成分が、精神安定、血圧の平常維持に役
立ち、深い眠りを約束する。このほか、小袋に入れて、
部屋の隅に置けば芳香、脱臭材としても使用できる。
なお、使用後は、袋類から取り出して庭先の植樹又は盆
栽の根元に敷きならしたり洋蘭の植込材料などにすれ
ば、肥料効果をもたらすとともに環境美化にも役立つ。
下に浮べることにより入浴材となる。即ちこれにより桧
の芳香が漂って入浴を楽しめるとともに、桧成分が機能
して血行が促進され、美肌に健康保持に顕著な効果を発
揮する(図5)。また、これを網袋に入れ、枕カバ−を
掛けることにより、枕となる(図6)。即ちこれにより
芳香とともに桧成分が、精神安定、血圧の平常維持に役
立ち、深い眠りを約束する。このほか、小袋に入れて、
部屋の隅に置けば芳香、脱臭材としても使用できる。
なお、使用後は、袋類から取り出して庭先の植樹又は盆
栽の根元に敷きならしたり洋蘭の植込材料などにすれ
ば、肥料効果をもたらすとともに環境美化にも役立つ。
【0006】
【実施例】山間傾斜地などに日照の関係あついは雪圧な
どで基幹がへし曲って成長した、木材に不向きの80年
〜100年樹齢の桧1の地上から2メ−トルぐらいまで
の幹部2を切取る(図2)。その幹部2の芯材部3(俗
称「アカミ」部分)をチップ状4に細破し、さらにその
導管方向断面4aに亀裂5を入れて、桧成分の徐出を促
進させる。最後に、風化作用を極力避けるため、常温に
て室内乾燥させて、多用途の芳香薬理材を得る。
どで基幹がへし曲って成長した、木材に不向きの80年
〜100年樹齢の桧1の地上から2メ−トルぐらいまで
の幹部2を切取る(図2)。その幹部2の芯材部3(俗
称「アカミ」部分)をチップ状4に細破し、さらにその
導管方向断面4aに亀裂5を入れて、桧成分の徐出を促
進させる。最後に、風化作用を極力避けるため、常温に
て室内乾燥させて、多用途の芳香薬理材を得る。
【0007】
【作用効果】本発明は以上のようで、桧の中で特に上記
成分を濃厚に含み、しかも木材産出には影響を与えない
で利用できる桧を原料とするから価値的且つ経済性を確
保することができる。そして単なる細片化でなく、上記
のようにこれを特別に加工処理したから、芳香、成分の
徐出促進により効果的且つ永続的使用が可能となる。入
浴用素材、芳香材、枕素材、その他植込み材など用途範
囲は広く、まことに有利なものである。
成分を濃厚に含み、しかも木材産出には影響を与えない
で利用できる桧を原料とするから価値的且つ経済性を確
保することができる。そして単なる細片化でなく、上記
のようにこれを特別に加工処理したから、芳香、成分の
徐出促進により効果的且つ永続的使用が可能となる。入
浴用素材、芳香材、枕素材、その他植込み材など用途範
囲は広く、まことに有利なものである。
【図1】本発明によって得た桧のチップ状芳香薬理材の
斜視図
斜視図
【図2】山間傾斜地などに基幹がへし曲って成長した高
樹齢の桧の側面図
樹齢の桧の側面図
【図3】同上桧の幹部の斜視図
【図4】同上芯材部の斜視図
【図5】入浴素材として使用している状態の側面図
【図6】枕素材として使用している状態の斜視図
1 山間傾斜地などに基幹がへし曲って成長した、
木材に不向きの高樹齢の桧 2 その幹部 3 その芯材部 4 チップ状 4a その導管方向断面 5 亀裂
木材に不向きの高樹齢の桧 2 その幹部 3 その芯材部 4 チップ状 4a その導管方向断面 5 亀裂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/50 A61L 9/01
Claims (1)
- 【請求項1】 山間傾斜地などに基幹がへし曲って成長
した、木材に不向きの高樹齢の桧(1)の幹部(2)を
切取って、その芯材部(3)をチップ状(4)に細破
し、さらにその導管方向断面(4a)に亀裂(5)を入
れて成分の徐出を促進させるようにし、最後に常温にて
室内乾燥させて得ることを特徴とする桧のチップを原料
とする芳香薬理材の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6182770A JP2764692B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 桧のチップを原料とする芳香薬理材の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6182770A JP2764692B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 桧のチップを原料とする芳香薬理材の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0826973A JPH0826973A (ja) | 1996-01-30 |
JP2764692B2 true JP2764692B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=16124120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6182770A Expired - Fee Related JP2764692B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 桧のチップを原料とする芳香薬理材の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764692B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP6182770A patent/JP2764692B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0826973A (ja) | 1996-01-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |