JP2763816B2 - ミシンのチェーンカッタ装置 - Google Patents

ミシンのチェーンカッタ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ミシンによって縫製された加工布の空環を
切断するチェーンカッタ装置に関する。
(従来の技術) 従来より、ミシンのチェーンカッタ装置としては移動
刃の駆動源として空気式モータを用いたものが供されて
いる(特開昭63-31697号公報)。
(発明が解決しようとする課題) 従来のものでは、空気式モータを用いているために大
形且つ高価になる不具合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、小形且つ安価なミシンのチェーンカッタ装置を提供
するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のミシンのチェーンカッタ装置は、ミシンフレ
ーム内にミシン主軸の回転に応じて直線往復移動される
針案内駆動軸及びこの駆動軸により駆動されて加工布を
貫通して下降する針を正規位置に案内する針案内部材を
備えたミシンにおいて、前記ミシンフレームに取付けら
れ縫製終了後の加工布の空環を吸込む通路を有する基体
及びこの基体に固定された固定刃並びに前記基体に往復
移動可能に設けられその移動により前記固定刃と協働し
て前記通路に吸込まれた空環を切断する移動刃を備えた
カッタ装置本体と、このカッタ装置本体の移動刃と前記
針案内駆動軸とを連結し該針案内駆動軸の直線往復移動
を前記移動刃に伝達する伝動機構とを設ける構成に特徴
を有する。
(作用) 本発明のミシンのチェーンカッタ装置によれば、カッ
タ装置本体の移動刃の駆動源としてミシン主軸の回転に
応じて直線往復移動される既存の針案内駆動軸を用いる
ので、安価であり、又、カッタ装置本体とその移動刃を
前記針案内駆動軸に連結する伝動機構とから構成される
ので、全体として構成が簡単で小形になし得る。
(実施例) 以下本発明を二重環縫腕ミシンに適用した一実施例に
つき図面を参照しながら説明する。
先ず、第2図において、ミシンフレーム1は基台2を
備えている。基台2には支柱部3が立設され、支柱部3
にはあご部4aを有する腕部4が水平方向に延設されてい
る。又、基台2には腕部4と直交する方向に腕部5が延
設されており、その先端部があご部4aに下方から対向す
るようになっている。更に、図示はしないが、腕部4内
にはミシン主軸(上軸)によって駆動される針棒駆動機
構が配設されており、この針棒駆動機構によって上下運
動される針棒6に例えば3本の針7が取付けられてい
る。そして、これも図示はしないが、腕部5内にはミシ
ン主軸(下軸)8によって駆動される布送り機構が配設
されており、この布送り機構によって送り歯9(第1図
参照)が矢印A方向に布送り運動を行なうようになって
いる。
次に、第1図及び第3図において、針案内装置10は針
案内駆動軸11を備えている。この針案内駆動軸11は、腕
部5内に軸受12,13により矢印A方向及びこれとは反対
方向(矢印B方向)に直線往復移動可能に支持されてい
る。又、ミシン主軸8にはこれと一体回転するように偏
心輪14が取付けられており、この偏心輪14にリンク15が
嵌合されていて、このリンク15が調節レバー16の下端部
に回動可能に連結されている。調節レバー16の中間部は
腕部5の基端部に固定された軸17に矢印C方向及びこれ
とは反対方向(矢印D方向)に回動可能に支承されてい
る。そして、調節レバー16の上端部は調節リンク18及び
連結部材19を介して針案内駆動軸11の基端部に連結され
ており、以て、ミシン主軸8の矢印E方向への回転にと
もなう調節レバー16の矢印D方向及びC方向の往復回動
により針案内駆動軸11を矢印B方向及びA方向に直線往
復移動せるようになっている。更に、針案内駆動軸11の
先端部には案内ホルダ20が固定されており、この針案内
ホルダ20には送り歯9の下方に位置するようにして針案
内部材21が固定されている。この結果、針案内部材21も
針案内駆動軸11の直線往復移動により送り歯9の下方位
置で矢印A方向及びB方向に直線往復移動されるように
なる。そして、針案内部材21には、3本の針7に夫々対
応する垂直面部21aとこれらの上方に位置する傾斜面部2
1bとが形成されている。(第4図参照)。
さて、第1図,第4図,第5図及び第7図において、
チェーンカッタ装置22は、カッタ装置本体23と伝動機構
24とから構成されている。
先ず、カッタ装置本体23において、基体25は腕部5の
先端部端面にねじ26によって取付けられるもので、その
中央部には通路27が形成されている。又、基体25の上面
部には、案内板28が通路27を跨ぐようにして取付けられ
ているとともに、移動刃板29が案内板28に沿って矢印F
方向及びこれとは反対方向に移動可能に配設されてい
る。この移動刃板29には通路27に上方から臨むようにし
て移動刃30が形成されている。更に、基体25の上面部に
は案内板28及び移動刃板29を覆うようにして固定刃板31
が固定されており、この固定刃板31にはU字溝状をなす
固定刃32が移動刃30に上方から対応するようにして形成
されている。そして、基体25の上面部には全体を覆うよ
うにしてカバー33(第9図参照)が装着されており、こ
のカバー33には通路27と対応するようにU字形の切欠孔
部34が形成されている。
而して、伝動機構24において、カッタレバー35は略く
字形をなすもので、その中央部が基体25の裏面部にピン
36により矢印G方向及びこれとは反対方向に回動可能に
枢設されている。このカッタレバー35の両端部には切欠
状の溝部35a,35bが形成されている。そして、移動刃板2
9の一端部29aは基体25の裏面部側まで延長されており、
その一端部29aの裏面部に駒37が突設されていて、この
駒37がカッタレバー35の一方の溝部35aに嵌合されてい
る。カッタレバー35の他方の溝部35bには駒38が嵌合さ
れており、この駒38と一体の軸39の下端部は連結レバー
40に連結されている。そして、連結レバー40には連結軸
41の一端部が連結され、その連結軸41の他端部は前記針
案内駆動軸11の先端部にねじ込みにより連結されてい
る。
尚、チェーンカッタ装置22において、通路27はエアホ
ースを介してブロー(いずれも図示せず)に連結されて
いる。
次に、本実施例の作用につき説明する。
まず、チェーンカッタ装置22をミシンフレーム1の腕
部5に取付ける手順について述べる。最初に、連結軸41
を腕部5内にその孔42を介して挿入して針案内駆動軸11
の先端部にねじ込み連結し、この連結軸41に連結レバー
40を連結固定する。次いで、カッタ装置本体23を腕部5
の先端部にねじ26により取付け、カッタレバー35の溝部
35bに駒38を嵌合させ、その軸39を前記連結レバー40に
連結固定する。
而して、ミシン主軸8が回転されると、周知のよう
に、針7、ルーパ(図示せず)及び送り歯9等により加
工布43の二重環縫いが行なわれるようになる。この加工
布43の縫製中は、針案内駆動軸11は、ミシン主軸8の回
転に応じて直線往復移動されるので、針棒6即ち針7の
上下運動と同期関係にある。従って、針7が下降運動を
開始した時には、針案内駆動軸11により駆動される針案
内部材21は布送り出し側から矢印A方向と反対方向たる
矢印B方向に移動を開始する。そして、針7が加工布43
を貫通する際に布送り出し側に曲がったとしても(第6
図参照)、その曲がった針7の側部に針案内部材21の対
応する垂直面部21aが当接して該針7を矢印B方向に押
戻すようになり、従って、その針7は鉛直状態となる正
規位置に案内矯正されることになる。尚、針7が上昇運
動を開始した時には、針案内部材21は矢印A方向に移動
を開始する。
さて、加工布43の縫製が終了すると、加工布43の終端
は腕部5の先端部から外れ、その空環43aが比較的長く
延びるようになる(第9図参照)。そして、この時には
ブローが作動されていてチェーンカッタ装置22の通路に
吸引力が作用しているので、加工布43の空環43aがカバ
ー33の切欠孔部34に達すると、その空環43aは切欠孔部3
4を介して通路27に吸込まれるようになり、その一部が
移動刃30及び固定刃32に掛かる。一方、ミシン主軸8の
回転中は針案内駆動軸11は矢印A方向及びこれとは反対
方向に直線往復移動されるので、カッタレバー35は針案
内駆動軸11が矢印A方向及びこれとは反対方向に移動さ
れた時には連結軸41,連結レバー40,軸39及び駒38を介し
て矢印G方向及びこれとは反対方向に回動され、これに
ともなって、移動刃板29はカッタレバー35及び駒37を介
して矢印F方向及びこれ反対方向に直線往復移動され
る。従って、移動刃板29が第7図に示す状態から矢印F
方向に移動されて第8図に示す状態になると、加工布43
の空環43aは移動刃30と固定刃によって切断されるよう
になる。
このような本実施例によれば、次のような効果を得る
ことができる。即ち、カッタ装置本体23をミシンフレー
ム1の腕部5に取付け、このカッタ装置本体23の移動刃
30を有する移動刃板29を伝動機構24を介して針案内駆動
軸11に連絡するようにしたので、ミシン主軸8の回転に
応じて直線往復移動する既存の針案内駆動軸11を移動刃
30の駆動源とすることができ、従って、空気式モータを
駆動源とした従来に比し、構成が簡単で小形化を図り
得、安価に製作することができる。更に、針案内駆動軸
11はミシン主軸8により直線往復移動されて安定した動
きとなるので、移動刃板29を安定したストロークで直線
往復移動させることができ、加工布43の空環43aを確実
に切断することができる。しかも、前述したように、チ
ェーンカッタ装置22はカッタ装置本体23及びこれを針案
内駆動軸11に連結する伝動機構24から構成されているの
で、このチェーンカッタ装置22をアタッチメントにして
チェーンカッタ仕様でないミシンにも簡単に装着するこ
とができる。
[発明の効果] 本発明のミシンのチェーンカッタ装置は以上説明した
ように、カッタ装置本体とミシンフレーム内の既存の針
案内駆動軸とを伝動機構により連結する構成としたの
で、簡単な構成で小形且つ安価に製作することができる
とともに、加工布の空環を確実に切断することができる
という優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はミシンフレー
ムの腕部の縦断面図、第2図は二重環縫腕ミシンの斜視
図、第3図は針と針案内部材との関係を示す斜視図、第
4図はカッタ装置本体におけるカバーを取外した状態の
上面図、第5図はカッタ装置本体の下面図、第6図は送
り刃部分の縦断面図、第7図及び第8図はカッタ装置本
体における固定刃板を取外した状態の夫々異なる作用状
態の上面図、第9図は加工布の空環の切断状態を説明す
るための斜視図である。 図面中、1はミシンフレーム、5は腕部、7は針、8は
ミシン主軸、10は針案内装置、11は針案内駆動軸、21は
針案内部材、22はチェーンカッタ装置、23はカッタ装置
本体、24は伝動機構、25は基体、27は通路、29は移動刃
板、30は移動刃、31は固定刃板、33は固定刃、41は連結
軸、43は加工布、43aは空環を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンフレーム内にミシン主軸の回転に応
    じて直線往復移動される針案内駆動軸及びこの駆動軸に
    より駆動されて加工布を貫通して下降する針を正規位置
    に案内する針案内部材を備えたミシンにおいて、前記ミ
    シンフレームに取付けられ縫製終了後の加工布の空環を
    吸込む通路を有する基体及びこの基体に固定された固定
    刃並びに前記基体に往復移動可能に設けられその移動に
    より前記固定刃と協働して前記通路に吸込まれた空環を
    切断する移動刃を備えたカッタ装置本体と、このカッタ
    装置本体の移動刃と前記針案内駆動軸とを連結し該針案
    内駆動軸の直線往復移動を前記移動刃に伝達する伝動機
    構とを具備してなるミシンのチェーンカッタ装置。
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