JP2763732B2 - 床パネル - Google Patents

床パネル

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JP2763732B2
JP2763732B2 JP8895893A JP8895893A JP2763732B2 JP 2763732 B2 JP2763732 B2 JP 2763732B2 JP 8895893 A JP8895893 A JP 8895893A JP 8895893 A JP8895893 A JP 8895893A JP 2763732 B2 JP2763732 B2 JP 2763732B2
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康利 久保田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床下地面より浮いた状
態で敷設され、下面側に形成される空間に配線が行われ
るフリーアクセスフロアと称される床構成に用いられる
床パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フリーアクセスフロアと称される
床構成に用いられる床パネルとしては特開昭62−18
5954号公報、実開昭58−186045号公報、実
開昭60−177215号公報等に示されるように種々
のものが提供されており、一般的に500mmまたは6
00mm角等の方形または三角形に形成され、床下地面
に直接敷設したり、床下地面上に支持脚によって所定の
高さに支持した状態で敷設され、下部スペースを配線ま
たは空調スペースとして利用できるようになっている。
【0003】この種の床パネルにおいては、高強度、軽
量化、耐久性、不燃性、低価格等の種々の品質が要望さ
れるものであり、アルミニウム合金製、スチール製、窯
業系(コンクリート,GRC,ケイカル製等)、無機質
系、プラスチック系、木質系等のものが提供されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、表1に示されるように種々の長所と
短所とを有している。つまり、アルミダイカスト製パネ
ルは強度、軽量化、不燃性、耐久性については問題はな
いが、コストが高く、歩行感が悪いという欠点がある。
また、スチール製パネルは軽量化、不燃性、耐久性につ
いては問題はないが、内部が中空となっているために局
部的な荷重に対して凹みが発生することがあり、また、
中空構造となっているために歩行感が悪いという欠点が
ある。また、GRCパネル(ガラス繊維強化コンクリー
トパネル)は強度、不燃性、コストについては問題はな
いが、重量が他の材質のパネルに比べて重い(40〜5
0kg/m2 )ものであり、欠けが発生しやすくて耐久
性が低いと共に経時的寸法変化が大きい等の欠点があ
る。また、ケイカル製パネル(ケイ酸カルシウムパネ
ル)はGRCパネルと同じく重量が大きいという欠点が
ある。また、プラスチック製パネルは軽量化、コストに
ついては問題はないが、不燃でないという欠点がある。
【0005】
【表1】
【0006】これらの各床パネルの欠点を解消するため
に本出願人は図6、図7に示されるような床パネルAを
考えるに至った。このものは、受け箱状に形成された金
属製の裏板2の表面側開口を閉じるように表面板3を設
け、裏板2と表面板3との間に複数個の膨出部4を形成
し、膨出部4を除く裏板2と表面板3との間に充填空間
5を形成し、充填空間5に充填材6を充填配置して構成
されている。ここで、裏板2及び表面板3の板厚は0.
6〜1.0mm程度である。しかしながら、この構成の
ものにおいても強度が十分満足できるものではなく、強
度を向上させるためには、床パネルA全体の厚み寸法
を大きくする、裏板2及び表面板3の板厚寸法を大き
くする、充填配置される充填材6としての軽量コンク
リートの比重を上げる、膨出部4の個数を増加させる
と共に径を小さくする等の方法が考えられる。しかし、
いずれも以下に説明する弊害が生じる。
【0007】図8に示されるようにを採用すると支持
脚10によって形成される床下地面9と床パネルAとの
間の空間aが狭くなって配線スペースが狭くなると共に
床パネルA自体の重量が増加し、コストも高くなる。
を採用すると床パネルAのコストが極端に高くなる。
を採用すると重量アップにつながる。を実現するため
には裏板2の材質を深絞り可能な特殊材質にする必要が
あり、プレス絞り時の破れを防止するためには板厚寸法
を大きくする必要があり、コストアップにつながるとい
う問題があり、いずれのものにあってもコストダウン、
軽量化を図りながら高強度を持たせるには十分満足でき
るものではなかった。
【0008】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、重量、パネルの厚み寸法、コスト、歩行感等
とのバランスを考慮しながら強度アップを図ることがで
きる床パネルを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、周端縁より立ち上げ片1を立設して受
け箱状に形成されたスティール製の裏板2の表面側開口
を閉じるようにスティール製の表面板3を設け、裏板2
の立ち上げ片1を除いた内面を内方に膨出させて裏板2
と表面板3との間に複数個の膨出部4を形成し、膨出部
4を除く裏板2と表面板3との間に充填空間5を形成
し、充填空間5に充填材6を充填配置して成る床パネル
において、隣合う膨出部4間の間隔とほぼ等しい間隔で
細い金属線材7aを格子状に結合して補強材7を形成
し、補強材7を形成する金属線材7aを充填空間5の底
部に位置するように隣合う膨出部7の端部間に配置した
ものである。
【0010】また、補強材7を形成する金属線材7aを
裏板2に結合するようにしてもよい。
【0011】
【作用】しかして、細い金属線材7aを格子状に結合し
て形成された補強材7の金属線材7aが充填空間5の底
部に位置するように隣合う膨出部7の端部間に配置され
ていることで重量、パネルの厚み寸法、コスト、歩行感
等とのバランスを考慮しながら床パネルAの強度アップ
を図ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。床パネルAは図1、図2に示されるようにス
ティール製の裏板2と、裏板2の表面側に配置されるス
ティール製の表面板3と、裏板2と表面板3とで中空状
に形成されるパネル本体8内に充填配置される充填材6
とで主体が構成されている。
【0013】裏板2は周端縁より立ち上げ片1を立設し
て受け箱状に形成されており、立ち上げ片1を除く部分
にはプレス成形によって凹凸状に複数の膨出部4が一体
に形成されている。偏平な表面板3は裏板2の立ち上げ
片1の上端に端縁を載置することで裏板2の表面側開口
を閉じるように配置されており、立ち上げ片1の箇所に
おいて周方向に適宜間隔をスポット溶接すると共に下面
に当接される膨出部4の上端をスポット溶接して裏板2
と一体化され、これによって中空のパネル本体8が形成
される。裏板2と表面板3との間には充填空間5が形成
されており、充填空間5には発泡コンクリートのような
充填材6が充填配置されている。
【0014】立ち上げ片1の周部の四辺のうち、いずれ
かには図示していないがパネル本体8内に形成された充
填空間5に連通する充填口及び空気抜孔が形成されてお
り、充填口から発泡コンクリートが注入充填され、かか
る充填に際して内部空気が空気抜孔から抜けるようにな
っている。充填空間5の底部に位置するように隣合う膨
出部4の端部間には補強材7が埋設されており、この補
強材7によって床パネルAの強度の向上を図っている。
この補強材7は図3に示されるように隣合う膨出部4間
の間隔とほぼ等しい間隔で細い金属線材7aを格子状に
結合して形成されており、図1(a)及び図2に示され
るように隣合う膨出部4間に位置するように配置される
ものである。ここで、直径2.6mmの金属線材7aを
50mm間隔で格子状に連結して形成された補強材7を
用いるようにすると補強材7が埋設されていない床パネ
ルAに比べて曲げ強度が約4倍になるものである。上記
補強材7は補強材7を形成する金属線材7aを裏板2に
結合するようにして裏板2への補強材7の取付強度を高
くするようにしてあってもよい。裏板2に金属線材7a
を結合する手段としては例えば、プレス成形による膨出
部4の形成時に金属線材7aを固定するための固定部
(図示せず)を裏板2に一体に形成してある。また、裏
板2への金属線材7aの固定は上記のものに限定される
ものではなく、溶接によって固定したり、接着剤によっ
て固定するようにしてあってもよい。
【0015】しかして、床パネルAは、図5に示される
ように床下地面9上に立設された支持脚10に隅部を載
置するようにして隣合うように複数枚設置されるもので
あり、支持脚10によって床パネルAと床下地面9との
間に形成される空間aは配線空間や空調空間として利用
されるものである。そして、床パネルA上には図示して
いないがタイルカーペット等の表面材が敷設される。こ
こで、図5において取付ける前の状態で示されている床
パネルAは裏返した状態で示されている。
【0016】図4は他の実施例を示すものであり、図
1、図2に示される実施例のものにあっては立ち上げ片
1を除く裏板2の全面に近接して隣合うように膨出部4
を設けるようにしたものが示されているが、このものに
あっては、所定間隔隔てるようにして隣合うように膨出
部4が形成されている。また、膨出部4の径は図1、図
2に示される実施例のものよりも少し大きく形成されて
おり、補強材7を形成する金属線材7aが膨出部4の端
縁に当接された状態で充填空間5内の底部に配置される
ようになっている。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のように、隣合う膨出部間
の間隔とほぼ等しい間隔で細い金属線材を格子状に結合
して補強材を形成し、補強材を形成する金属線材を充填
空間の底部に位置するように隣合う膨出部の端部間に配
置してあるので、細い金属線材を格子状に結合して形成
された補強材によって重量、パネルの厚み寸法、コス
ト、歩行感等とのバランスを考慮しながら強度アップを
図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、(a)は
下面図、(b)は(a)におけるイ−イ線断面図であ
る。
【図2】補強材の配置状態を示す斜視図である。
【図3】補強材の斜視図である。
【図4】他の実施例を示すものであり、(a)は下面
図、(b)は(a)におけるロ−ロ線断面図である。
【図5】設置状態を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】同上の一部省略した断面図である。
【図8】同上の設置状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 立ち上げ片 2 裏板 3 表面板 4 膨出部 5 充填空間 6 充填材 7 補強材 7a 金属線材 A 床パネル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周端縁より立ち上げ片を立設して受け箱
    状に形成されたスティール製の裏板の表面側開口を閉じ
    るようにスティール製の表面板を設け、裏板の立ち上げ
    片を除いた内面を内方に膨出させて裏板と表面板との間
    に複数個の膨出部を形成し、膨出部を除く裏板と表面板
    との間に充填空間を形成し、充填空間に充填材を充填配
    置して成る床パネルにおいて、隣合う膨出部間の間隔と
    ほぼ等しい間隔で細い金属線材を格子状に結合して補強
    材を形成し、補強材を形成する金属線材を充填空間の底
    部に位置するように隣合う膨出部の端部間に配置して成
    ることを特徴とする床パネル。
  2. 【請求項2】 補強材を形成する金属線材を裏板に結合
    して成ることを特徴とする請求項1記載の床パネル。
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