JP2763086B2 - 低空間杭打工事に用いる杭打装置 - Google Patents

低空間杭打工事に用いる杭打装置

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JP2763086B2
JP2763086B2 JP13215494A JP13215494A JP2763086B2 JP 2763086 B2 JP2763086 B2 JP 2763086B2 JP 13215494 A JP13215494 A JP 13215494A JP 13215494 A JP13215494 A JP 13215494A JP 2763086 B2 JP2763086 B2 JP 2763086B2
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pile driving
turning
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low space
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允温 高田
賢治 鈴木
松志 宇羅
正 阿部
森幸 嶋井
正敏 川田
政明 植田
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HIGASHINIPPON RYOKAKU TETSUDO KK
Kajima Corp
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HIGASHINIPPON RYOKAKU TETSUDO KK
Kajima Corp
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低空間杭打工事に用い
る杭打装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、低空間杭打工事において杭を杭打
装置に建入れる方法としては、 (1) 小型クレーンによる方法。
【0003】(2) 杭打装置自体によるワイヤによる
方法。
【0004】(3) 入力による方法。
【0005】などがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の(1)の小型ク
レーンによる方法においては、吊りフック及び玉掛けワ
イヤなどのデットスペースがあり、一本当りの杭長を長
くすることができなく、結果的に所定の根入れを確保す
るためには、継杭回数が多くなり、作業能率及び能力が
ともに低下する。
【0007】また、(2)の杭打装置自体の釣込みワイ
ヤによる方法及び(3)の入力による方法においては、
杭一本当りの重量が制限され、(1)の方法と同じく作
業能率及び能力がともに低下し、近年の他作業の機械
化、ロボット化に比べると、改善の余地及び必要性があ
った。
【0008】これに対し本出願人は特願平5−1788
84号において、従来方法の欠点をすべてカバーし、安
全かつ能率的に限られた上部空間での最大杭長の建入れ
が可能な低空間杭打工事における杭建入れ方法及びその
装置を提案している。
【0009】上記提案自体は有効なものであるが、しか
し、杭を所定位置に正確に位置決めするのに難点があ
る。
【0010】本発明は、従来方法の欠点をすべてカバー
し、所定位置に正確に安全かつ能率的に限られた上部空
間での最大杭長打込みを可能にする低空間杭打工事に用
いる杭打装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ベース
マシンに位置決め手段を介して線間杭打機を設け、該位
置決め手段を、旋回装置と、該旋回装置をベースマシン
に対し左右にシフトするサイドシフトシリンダ及び前後
動させる前後スライド装置とから構成し、前記線間杭打
機を、前記旋回ベースに設けられた水平な回動軸と、該
回動軸を回動する回動装置と、前記回動軸に一端が固定
された一対のアームと、該一対のアームの他端に設けら
れ杭を所定位置で横掴み保持する保持装置と、該保持装
置の駆動手段とから構成している。
【0012】
【作用】上記のように構成された低空間杭打装置に用い
杭打装置においては、位置決め手段により線間杭打機の
位置を決めたのち、杭を横掴みにして立てるので、従来
のクレーン等が不要で低く狭い空間でも長い杭を所定位
置に正確に打込むことができる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0014】図1ないし図4おいて、ベースマシンであ
るフォークリフト1の1対のチルトシリンダ2により起
伏されるマスト3には、1対のフォーク4が昇降自在に
設けられ、サイドシフトシリンダ5により左右にシフト
されるようになっている。そのフォーク4、4に前後方
向にスライド自在なフレーム6が設けられ、このフレー
ム6とフォーク4、4との間には、前後スライドシリン
ダ7、7が介装されている。そして、フレーム6の上に
は、全体を符号10で示す旋回装置が設けられ、これら
の部材5、7及び10により位置決め手段Aが構成され
る。なお、図中の符号8、8aはアウトリガである。
【0015】図5及び図6おいて、旋回装置10は、フ
レームに固設された外歯のリングギヤ11と、このリン
グギヤ11の内周に旋回ベアリング12を介して旋回自
在に支持された旋回ベース13と、旋回ベース13に立
設された旋回用油圧モータ14と、そのモータの出力軸
に固設され、リングギヤ11と噛み合うピニオン15と
から構成されている。そして、この旋回ベース13の上
には、全体を符号20で示す線間杭打機が設けられてい
る。
【0016】図1ないし図4に戻り、旋回ベース13に
は、杭打機20の2対の昇降用油圧ジャッキ21が立設
されている。これらの油圧ジャッキ21の間には、防振
23aを介して起振機22が支持され、その起振機22
の下部には、チャック24が設けられている。ジャッキ
21、21を連結する一対のベースフレーム26が設け
られている。
【0017】このベースフレーム26には、フォークリ
フト1の中心線上に、水平な回動軸28が回動自在に支
持されている。この回動軸28の対向する上下側方に延
びるアーム29が突設され、そのアーム29の両端部と
ベースフレーム26に突設されたブラケット27との間
には、一対の油圧シリンダ30a、30bがそれぞれ水
平に介装されている。
【0018】前記一対の回動軸28、28の側方には、
それぞれL字状の回動アーム31、31の一端が固設さ
れ、それらアーム31、31の他端には、全体を符号3
2で示す保持装置が固設されている。
【0019】その保持装置32の本体33は、フォーク
リフト1の側方から見て方形の枠体で形成されている。
この本体33内には、左右方向から例えばH鋼杭Bを保
持する一対のクランプ34a、34bが設けられてい
る。その一方のクランプ34aは、本体33に固設さ
れ、他方のクランプ34bは、アーム31内に設けられ
た図示しない油圧シリンダにより移動されるようになっ
ている。
【0020】図7において、コントロールバルブユニッ
ト35が設けられ、このユニット35には、チルト用コ
ントロールバルブ36、サイドシフト用コントロールバ
ルブ37、昇降用コントロールバルブ38及びリリーフ
バルブ39が設けられている。そして、チルトシリンダ
2、2とサイドシフトシリンダ5とは、それぞれ油圧回
路L1、L2によりコントロールバルブ36、37を介
してポンプP2はタンクTに選択的に接続されるように
なっている。また、昇降用油圧ジャッキ21、21は、
ダウンセーフティバルブ40を介し油圧回路L3により
ダウンコントロールバルブ41及びリフト用コントロー
ルバルブ38を介して選択的にポンブP又はタンクTに
接続されるようになっている。
【0021】(1) 位置決め工程 位置決め手段Aのサイドシフトシリンダ5、前後スライ
ドシリンダ7、7及び旋回装置20を作動して、杭Bの
打込み位置を位置決めする。
【0022】(2) 杭横掴み工程 回動アーム31、31を水平状態にしておき、H鋼杭B
を水平にして保持装置32の本体33に側方から挿入
し、油圧シリンダを伸長してクランプ34a、34bで
横掴みに保持する。
【0023】(3) 杭立て工程 油圧シリンダ30aを収縮すると共に、油圧シリンダ3
0bを伸長と、回動軸28の回りに回動アーム31、3
1を上方に90度回動し、H鋼杭Bを垂直に立て、チャ
ック24の真上に図示しない手段により固定する。
【0024】(4) 杭挿入工程 油圧シリンダを収縮してチャック24を開いておき、油
圧シリンダを徐々に収縮してクランプ34a、34bで
開くことで、自重によりH鋼杭Aを少しづつ降下させ、
杭Bの下部をチャック24に挿入し杭Bの杭打機20へ
の建入れを終る。
【0025】その後は、チャック24を開閉し、起振機
22を作動し垂直度を保ちながら杭Bを打込む。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果が期待できる。
【0027】(1) 杭吊込み用クレーンが不要で、こ
れにより機械費が節減できる、また、クレーンスペース
の確保も不要になり、低くて狭い場所でも長い杭を所定
位置に正確に打込むことができる。
【0028】(2) 一連の作業を自動化し、安全で、
かつ、省力化、省人化を図ることができる。
【0029】(3) 保持装置を交換することにより、
シートパイル、交換杭等にも実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフォークリフトの側面
図。
【図2】図1の上面図。
【図3】図1の正面図。
【図4】図1の斜視図。
【図5】旋回装置の上面図。
【図6】図5の側断面図。
【図7】油圧回路図。
【符号の説明】
A・・・位置決め手段 B・・・H鋼杭 1・・・フォークリフト 2・・・チルトシリンダ 3・・・マスト 4・・・フォーク 5・・・サイドシフトシリンダ 6・・・フレーム 7・・・前後シフトシリンダ 8、8a・・・アウトリガ 10・・・旋回装置 11・・リングギヤ 12・・・旋回ベアリング 13・・・旋回ベース 14・・・旋回油圧モータ 20・・・線間杭打機 21・・・昇降用油圧ジャッキ 22・・・起振機 23・・・防振ゴム 24・・・チャック 26・・・ベースフレーム 27・・・ブラケット 28・・・回動軸 29・・・アーム 30a、30b・・・油圧シリンダ 31・・・回動アーム 32・・・保持装置 33・・・本体 34a、34b・・・クランプ 35・・・コントロールバルブユニット 36・・・チルト用コントロールバルブ 37・・・サイスドシフト用コントロールバルブ 38・・・昇降用コントロールバルブ 39・・・リリーフバルブ 40・・・ダウンセーフティバルブ 41・・・ダウンコントロールバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇羅 松志 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 阿部 正 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 嶋井 森幸 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 川田 正敏 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 植田 政明 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−38623(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 7/06 E02D 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースマシンに位置決め手段を介して線
    間杭打機を設け、該位置決め手段を、旋回装置と、該旋
    回装置をベースマシンに対し左右にシフトするサイドシ
    フトシリンダ及び前後動させる前後スライド装置とから
    構成し、前記線間杭打機を、前記旋回ベースに設けられ
    た水平な回動軸と、該回動軸を回動する回動装置と、前
    記回動軸に一端が固定された一対のアームと、該一対の
    アームの他端に設けられ杭を所定位置で横掴み保持する
    保持装置と、該保持装置の駆動手段とから構成したこと
    を特徴とする低空間杭打工事に用いる杭打装置。
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CN108677947A (zh) * 2018-04-28 2018-10-19 嘉兴涌锦服饰有限公司 打桩机的桩架总成
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CN112962598A (zh) * 2021-02-24 2021-06-15 安徽同方工程咨询有限公司 一种环保水利设施

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