JP2762836B2 - 干渉波除去装置 - Google Patents
干渉波除去装置Info
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- JP2762836B2 JP2762836B2 JP4089061A JP8906192A JP2762836B2 JP 2762836 B2 JP2762836 B2 JP 2762836B2 JP 4089061 A JP4089061 A JP 4089061A JP 8906192 A JP8906192 A JP 8906192A JP 2762836 B2 JP2762836 B2 JP 2762836B2
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/10—Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
- H04B1/12—Neutralising, balancing, or compensation arrangements
- H04B1/123—Neutralising, balancing, or compensation arrangements using adaptive balancing or compensation means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信の干渉波除去
装置に利用する。特に、マルチパスフェージング回線で
広帯域干渉波が存在する場合に干渉波の除去およびマル
チパス歪の適応等化を行う干渉波除去装置に関するもの
である。
装置に利用する。特に、マルチパスフェージング回線で
広帯域干渉波が存在する場合に干渉波の除去およびマル
チパス歪の適応等化を行う干渉波除去装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例の干渉波除去装置のブロッ
ク構成図である。図5は従来例の干渉波除去装置の動作
を示す図である。
ク構成図である。図5は従来例の干渉波除去装置の動作
を示す図である。
【0003】従来、干渉波除去装置は、図4に示すよう
にマルチパス歪を除去する判定帰還形等化器(DEF、
Decision Feedback Equaliz
er)で補助入力を利用して干渉波除去を行っていた。
にマルチパス歪を除去する判定帰還形等化器(DEF、
Decision Feedback Equaliz
er)で補助入力を利用して干渉波除去を行っていた。
【0004】図4において、101Aはトランスバーサ
ルフィルタで構成された前方フィルタ、102はトラン
スバーサルフィルタで構成された後方フィルタ、104
は判定器、106、105、407および408は減算
器、406はトランスバーサルフィルタで構成された線
型フィルタならびに409は基準信号発生回路である。
ルフィルタで構成された前方フィルタ、102はトラン
スバーサルフィルタで構成された後方フィルタ、104
は判定器、106、105、407および408は減算
器、406はトランスバーサルフィルタで構成された線
型フィルタならびに409は基準信号発生回路である。
【0005】前方フィルタ101Aの入力までの構成要
素である線型フィルタ406、減算器407、408お
よび基準信号発生回路409からなる部分は、アダプテ
ィブノイズキャンセラとしてしられており、バーナード
・ウィドロー、サミュエル・ディ・スターン著の「アダ
プティブ・シグナル・プロセッシング」(プレンティス
・ホール出版1985年)に詳細に記述されている。
素である線型フィルタ406、減算器407、408お
よび基準信号発生回路409からなる部分は、アダプテ
ィブノイズキャンセラとしてしられており、バーナード
・ウィドロー、サミュエル・ディ・スターン著の「アダ
プティブ・シグナル・プロセッシング」(プレンティス
・ホール出版1985年)に詳細に記述されている。
【0006】図5において、スペクトラム501は主ア
ンテナで受信された希望波Sおよび広帯域干渉波Jのス
ペクトラムを示す。スペクトラム502は補助アンテナ
で受信された広帯域干渉波J′のスペクトラムを示す。
ここで、主入力と補助入力とにおける広帯域干渉波J、
J′とはともに1つの干渉波源によるものとし、伝搬経
路の相違により互いに独立なマルチパス歪を受けて広帯
域干渉波J、J′のように異なるスペクトラムとなって
いる。
ンテナで受信された希望波Sおよび広帯域干渉波Jのス
ペクトラムを示す。スペクトラム502は補助アンテナ
で受信された広帯域干渉波J′のスペクトラムを示す。
ここで、主入力と補助入力とにおける広帯域干渉波J、
J′とはともに1つの干渉波源によるものとし、伝搬経
路の相違により互いに独立なマルチパス歪を受けて広帯
域干渉波J、J′のように異なるスペクトラムとなって
いる。
【0007】線形フィルタ406は広帯域干渉波J′を
トランスバーサルフィルタリングしスペクトラム501
の広帯域干渉波Jの推定値としてスペクトラムPJを出
力する。スペクトラムPJを減算器407により主入力
から減算することで、干渉波Jを除去する。除去後、ス
ペクトラム504の希望波Sは前方フィルタ101A、
後方フィルタ102、判定器104および減算器10
6、407で構成される判定帰還形等化器で適応等化さ
れる。
トランスバーサルフィルタリングしスペクトラム501
の広帯域干渉波Jの推定値としてスペクトラムPJを出
力する。スペクトラムPJを減算器407により主入力
から減算することで、干渉波Jを除去する。除去後、ス
ペクトラム504の希望波Sは前方フィルタ101A、
後方フィルタ102、判定器104および減算器10
6、407で構成される判定帰還形等化器で適応等化さ
れる。
【0008】線形フィルタ406のタップ係数修正に
は、通常データ中にバースト的に配置された既知の基準
信号(トレーニング信号)を用いて行われる。基準信号
発生回路409の出力信号と減算器407の出力信号と
の誤差信号を減算器408で求め、この誤差信号と線形
フィルタ406の各タップ信号とに基づきLMSアルゴ
リズム(最小2乗平均アルゴリズム)などによりタップ
修正を行い、干渉除去のためのタップ係数を求める。す
なわち、誤差信号の2乗平均を最小化する適応フィルタ
動作は、補助入力の広帯域干渉波J′に対して行われ、
主アンテナの広帯域干渉波Jの推定を目的としている。
は、通常データ中にバースト的に配置された既知の基準
信号(トレーニング信号)を用いて行われる。基準信号
発生回路409の出力信号と減算器407の出力信号と
の誤差信号を減算器408で求め、この誤差信号と線形
フィルタ406の各タップ信号とに基づきLMSアルゴ
リズム(最小2乗平均アルゴリズム)などによりタップ
修正を行い、干渉除去のためのタップ係数を求める。す
なわち、誤差信号の2乗平均を最小化する適応フィルタ
動作は、補助入力の広帯域干渉波J′に対して行われ、
主アンテナの広帯域干渉波Jの推定を目的としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例の干渉波除去装置では、補助アンテナに希望波が受
信されていないことを前提としており、もし補助入力に
も希望波成分が含まれている場合には、希望波信号成分
に不要なマルチパス歪を与え、または、主入力と補助入
力との間での希望波成分どうしがキャンセルしあう可能
性がある問題点があった。また、補助入力に対する線形
フィルタを用いているために、線形フィルタの各タップ
に分布する受信機雑音が主入力に加えられ、その雑音増
幅効果により十分な干渉除去を行うタップ係数に収束し
ない問題点があった。さらに、干渉除去用線形フィルタ
のタップ修正にトレーニング信号をバースト周期で用い
ているために、干渉波のマルチパルス変動がトレーニン
グ周期より速い場合には、線形フィルタのタップ修正が
追従できない問題点があった。
来例の干渉波除去装置では、補助アンテナに希望波が受
信されていないことを前提としており、もし補助入力に
も希望波成分が含まれている場合には、希望波信号成分
に不要なマルチパス歪を与え、または、主入力と補助入
力との間での希望波成分どうしがキャンセルしあう可能
性がある問題点があった。また、補助入力に対する線形
フィルタを用いているために、線形フィルタの各タップ
に分布する受信機雑音が主入力に加えられ、その雑音増
幅効果により十分な干渉除去を行うタップ係数に収束し
ない問題点があった。さらに、干渉除去用線形フィルタ
のタップ修正にトレーニング信号をバースト周期で用い
ているために、干渉波のマルチパルス変動がトレーニン
グ周期より速い場合には、線形フィルタのタップ修正が
追従できない問題点があった。
【0010】本発明は上記の問題点を解決するもので、
干渉波除去にともなう希望波どうしのキャンセルを防
ぎ、また雑音増幅効果による影響を受けず、さらに干渉
波除去用のトレーニング信号を用いることなくマルチパ
ルス歪を受けた広帯域干渉波を除去できる干渉波除去装
置を提供することを目的とする。
干渉波除去にともなう希望波どうしのキャンセルを防
ぎ、また雑音増幅効果による影響を受けず、さらに干渉
波除去用のトレーニング信号を用いることなくマルチパ
ルス歪を受けた広帯域干渉波を除去できる干渉波除去装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、主アンテナか
らの受信信号を通過する前方フィルタと、入力する判定
信号を入力する誤差信号に基づきフィルタリイグを行う
後方フィルタと、上記前方フィルタの出力信号からこの
後方フィルタの出力信号を減算する第一の減算器と、こ
の第一の減算器の出力信号を判定して上記誤差信号およ
び上記判定信号を出力する判定手段とを備え、上記前方
フィルタおよび上記後方フィルタはトランスバーサルフ
ィルタで構成された干渉波除去装置において、上記前方
フィルタは入力する制御信号に基づきタップ数を1タッ
プに切替える手段を含み、上記判定信号を入力する推定
干渉波信号に基づき非線形フィルタリングを行って推定
希望波信号を出力するレプリカフィルタと、上記前方フ
ィルタからの出力信号からこのレプリカフィルタの出力
信号を減算し上記推定干渉波を出力する第二の減算器
と、上記制御信号に基づきこの第二の減算器の出力信号
を出力するゲート回路と、上記前方フィルタと上記第一
の減算器との間に挿入され上記前方フィルタの出力信号
からこの第二の減算器の出力信号を減算してこの第一の
減算器に与える第三の減算器と、上記制御信号を出力す
る制御回路とを備えたことを特徴とする。
らの受信信号を通過する前方フィルタと、入力する判定
信号を入力する誤差信号に基づきフィルタリイグを行う
後方フィルタと、上記前方フィルタの出力信号からこの
後方フィルタの出力信号を減算する第一の減算器と、こ
の第一の減算器の出力信号を判定して上記誤差信号およ
び上記判定信号を出力する判定手段とを備え、上記前方
フィルタおよび上記後方フィルタはトランスバーサルフ
ィルタで構成された干渉波除去装置において、上記前方
フィルタは入力する制御信号に基づきタップ数を1タッ
プに切替える手段を含み、上記判定信号を入力する推定
干渉波信号に基づき非線形フィルタリングを行って推定
希望波信号を出力するレプリカフィルタと、上記前方フ
ィルタからの出力信号からこのレプリカフィルタの出力
信号を減算し上記推定干渉波を出力する第二の減算器
と、上記制御信号に基づきこの第二の減算器の出力信号
を出力するゲート回路と、上記前方フィルタと上記第一
の減算器との間に挿入され上記前方フィルタの出力信号
からこの第二の減算器の出力信号を減算してこの第一の
減算器に与える第三の減算器と、上記制御信号を出力す
る制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】前方フィルタは制御回路からの制御信号に基づ
きタップ数を1タップに切替える。レプリカフィルタは
判定手段からの判定信号を推定干渉波信号に基づき非線
形フィルタリングを行って推定希望波信号を出力する。
第二の減算器は前方フィルタからの出力信号からこのレ
プリカフィルタの出力信号を減算し上記推定干渉波をレ
プリカフィルタに出力する。ゲート回路は上記制御信号
に基づき第二の減算器の出力信号を出力する。前方フィ
ルタと第一の減算器との間に挿入された第三の減算器は
前方フィルタの出力信号からこの第二の減算器の出力信
号を減算して第一の減算器に与える。
きタップ数を1タップに切替える。レプリカフィルタは
判定手段からの判定信号を推定干渉波信号に基づき非線
形フィルタリングを行って推定希望波信号を出力する。
第二の減算器は前方フィルタからの出力信号からこのレ
プリカフィルタの出力信号を減算し上記推定干渉波をレ
プリカフィルタに出力する。ゲート回路は上記制御信号
に基づき第二の減算器の出力信号を出力する。前方フィ
ルタと第一の減算器との間に挿入された第三の減算器は
前方フィルタの出力信号からこの第二の減算器の出力信
号を減算して第一の減算器に与える。
【0013】以上により干渉波除去にともなう希望波ど
うしのキャンセルを防ぎ、また雑音増幅効果による影響
を受けず、さらに干渉波除去用のトレーニング信号を用
いることなくマルチパルス歪を受けた広帯域干渉波を除
去できる。
うしのキャンセルを防ぎ、また雑音増幅効果による影響
を受けず、さらに干渉波除去用のトレーニング信号を用
いることなくマルチパルス歪を受けた広帯域干渉波を除
去できる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は本発明一実施例干渉波除去装置のブロック
構成図である。図2は本発明の干渉波除去装置の前方フ
ィルタ、後方フィルタおよびレプリカフィルタのブロッ
ク構成図である。
する。図1は本発明一実施例干渉波除去装置のブロック
構成図である。図2は本発明の干渉波除去装置の前方フ
ィルタ、後方フィルタおよびレプリカフィルタのブロッ
ク構成図である。
【0015】図1および図2において、干渉波除去装置
は、主アンテナからの受信信号を通過する前方フィルタ
101と、入力する判定信号を入力する誤差信号に基づ
きフィルタリングを行う後方フィルタ102と、前方フ
ィルタ101の出力信号から後方フィルタ102の出力
信号を減算する第一の減算器として減算器106と、減
算器106の出力信号を判定して上記誤差信号および上
記判定信号を出力する判定手段として判定器104およ
び減算器105とを備え、前方フィルタ101および後
方フィルタ102はトランスバーサルフィルタで構成さ
れる。
は、主アンテナからの受信信号を通過する前方フィルタ
101と、入力する判定信号を入力する誤差信号に基づ
きフィルタリングを行う後方フィルタ102と、前方フ
ィルタ101の出力信号から後方フィルタ102の出力
信号を減算する第一の減算器として減算器106と、減
算器106の出力信号を判定して上記誤差信号および上
記判定信号を出力する判定手段として判定器104およ
び減算器105とを備え、前方フィルタ101および後
方フィルタ102はトランスバーサルフィルタで構成さ
れる。
【0016】ここで本発明の特徴とするところは、前方
フィルタ101は入力する制御信号に基づきタップ数を
1タップに切替える手段を含み、上記判定信号を入力す
る推定干渉波信号に基づき非線形フィルタリングを行っ
て推定希望波信号を出力するレプリカフィルタ103
と、前方フィルタ101からの出力信号からレプリカフ
ィルタ103の出力信号を減算し上記推定干渉波を出力
する第二の減算器として減算器108と、上記制御信号
に基づき減算器108の出力信号を出力するゲート回路
109と、前方フィルタ101と減算器106との間に
挿入され前方フィルタ101の出力信号から減算器10
8の出力信号を減算して減算器106に与える第三の減
算器として減算器107と、上記制御信号を出力する制
御回路110とを備えたことにある。
フィルタ101は入力する制御信号に基づきタップ数を
1タップに切替える手段を含み、上記判定信号を入力す
る推定干渉波信号に基づき非線形フィルタリングを行っ
て推定希望波信号を出力するレプリカフィルタ103
と、前方フィルタ101からの出力信号からレプリカフ
ィルタ103の出力信号を減算し上記推定干渉波を出力
する第二の減算器として減算器108と、上記制御信号
に基づき減算器108の出力信号を出力するゲート回路
109と、前方フィルタ101と減算器106との間に
挿入され前方フィルタ101の出力信号から減算器10
8の出力信号を減算して減算器106に与える第三の減
算器として減算器107と、上記制御信号を出力する制
御回路110とを備えたことにある。
【0017】また、前方フィルタ101、後方フィルタ
102およびレプリカフィルタ103はトランスバーサ
ルフィルタで構成さる。
102およびレプリカフィルタ103はトランスバーサ
ルフィルタで構成さる。
【0018】このような構成の干渉波除去装置の動作に
ついて説明する。図3は本発明の干渉波除去装置の動作
を示す図である。
ついて説明する。図3は本発明の干渉波除去装置の動作
を示す図である。
【0019】図2において、送信シンボル列{an}は
インパルス応答201を有する伝搬路を経由して前方フ
ィルタ101に入力される。インパルス応答201のサ
ンプリング値をhiとすると、希望波のi番目サンフリ
ング値は Si=Σhmai-m ここで、Σはmが「0」から「+∞」までの総和であ
る。と示される。ここでは、最小位相推移フェージング
を取扱う。したがって、プレカーソルはなく、ポストカ
ーソルのみ存在するために、式にて、mを「0」から
総和を求めている。この最小位相推移フェージングの場
合に、伝搬路インパルス応答ではプレカーソルが存在し
ないが、受信機側での再生クロック位相がマルチパス状
態によりずれるために、相対的に多少プレカーソルが生
じる。したがって、マルチパス波が主波より遅れる最小
位相推移フェージング伝搬路でも、判定帰還形等化器に
おいて前方フィルタが用いられる。この場合に、プレカ
ーソルがポストカーソルに比べて非常に小さいために、
実際には前方フィルタを省略しても多少のプレカーソル
による符号間干渉は除去できないが実用上問題ない。
インパルス応答201を有する伝搬路を経由して前方フ
ィルタ101に入力される。インパルス応答201のサ
ンプリング値をhiとすると、希望波のi番目サンフリ
ング値は Si=Σhmai-m ここで、Σはmが「0」から「+∞」までの総和であ
る。と示される。ここでは、最小位相推移フェージング
を取扱う。したがって、プレカーソルはなく、ポストカ
ーソルのみ存在するために、式にて、mを「0」から
総和を求めている。この最小位相推移フェージングの場
合に、伝搬路インパルス応答ではプレカーソルが存在し
ないが、受信機側での再生クロック位相がマルチパス状
態によりずれるために、相対的に多少プレカーソルが生
じる。したがって、マルチパス波が主波より遅れる最小
位相推移フェージング伝搬路でも、判定帰還形等化器に
おいて前方フィルタが用いられる。この場合に、プレカ
ーソルがポストカーソルに比べて非常に小さいために、
実際には前方フィルタを省略しても多少のプレカーソル
による符号間干渉は除去できないが実用上問題ない。
【0020】広帯域干渉波をJとし、シンボル間隔Tで
サンプリングされた値をSn とする。前方フィルタ10
1の入力での受信信号サンプル値rn は rn =Sn +Jn で示され、そのスペクトラムは図3に示すスペクトラム
301のようになっているとする。すなわち希望波Sと
干渉波Jは互いに独立なマルチパス歪を受けているもの
とする。
サンプリングされた値をSn とする。前方フィルタ10
1の入力での受信信号サンプル値rn は rn =Sn +Jn で示され、そのスペクトラムは図3に示すスペクトラム
301のようになっているとする。すなわち希望波Sと
干渉波Jは互いに独立なマルチパス歪を受けているもの
とする。
【0021】干渉除去動作を行うときには、前方フィル
タ101を基準タップC0 の1タップに切替える。この
1タップに切替える理由については後述する。1タップ
に切替える手段としては、図1に示す制御回路110か
らの制御信号により図2に示す開閉器101cを開放す
る方法、または複素乗算器101bのタップ係数C1、
C2 を零とする方法などが考えられる。また干渉除去を
行うときには、制御回路110からの制御信号によりゲ
ート回路109を短絡する。
タ101を基準タップC0 の1タップに切替える。この
1タップに切替える理由については後述する。1タップ
に切替える手段としては、図1に示す制御回路110か
らの制御信号により図2に示す開閉器101cを開放す
る方法、または複素乗算器101bのタップ係数C1、
C2 を零とする方法などが考えられる。また干渉除去を
行うときには、制御回路110からの制御信号によりゲ
ート回路109を短絡する。
【0022】前方フィルタ101では式に示す受信信
号rn にタップ係数C0 が乗じられるために、図3に示
すスペクトラム302に示す希望波Sa ′および干渉波
J′のi番目サンプル値は、 Si ′=ΣC0 hm ai-m ここで、Σはmが「0」から「−∞」までの総和を示
す。
号rn にタップ係数C0 が乗じられるために、図3に示
すスペクトラム302に示す希望波Sa ′および干渉波
J′のi番目サンプル値は、 Si ′=ΣC0 hm ai-m ここで、Σはmが「0」から「−∞」までの総和を示
す。
【0023】Ji ′=C0 Ji となっている。伝搬路のインパルス応答が図2に示すイ
ンパルス応答201のように3T遅れ波までで近似でき
る場合に、レプリカフィルタ103のタップ数として4
タップ用意する。判定器出力がPa0 の場合に、レプリ
カフィルタ103の出力は、 PS0 ′=ΣWm Pa0-m ここで、Σはmが「0」から「+3」までの総和であ
る。と示される。判定出力が正しいと仮定した場合に、
Pai ≒ai であるから、式、、から減算器10
8出力の誤差信号ε2は次式で示される。
ンパルス応答201のように3T遅れ波までで近似でき
る場合に、レプリカフィルタ103のタップ数として4
タップ用意する。判定器出力がPa0 の場合に、レプリ
カフィルタ103の出力は、 PS0 ′=ΣWm Pa0-m ここで、Σはmが「0」から「+3」までの総和であ
る。と示される。判定出力が正しいと仮定した場合に、
Pai ≒ai であるから、式、、から減算器10
8出力の誤差信号ε2は次式で示される。
【0024】 ε2=Σ(C0 hm −Wm )a0-m +C0 Ji ここで、Σはmが「0」から「+3」までの総和であ
る。
る。
【0025】式に示す誤差信号ε2の2乗平均を最小
とするレプリカフィルタタップ係数Wm は一般にウィー
ナー・ホップ方程式から求めることができるが、タップ
係数が複素数の場合には、直交原理を用いると容易にそ
の正規方程式を求めることができる。すなわち、 Ε[ε2・Pai ]=0 ここで、Εは期待値を示す。から下記正規方程式を得
る。
とするレプリカフィルタタップ係数Wm は一般にウィー
ナー・ホップ方程式から求めることができるが、タップ
係数が複素数の場合には、直交原理を用いると容易にそ
の正規方程式を求めることができる。すなわち、 Ε[ε2・Pai ]=0 ここで、Εは期待値を示す。から下記正規方程式を得
る。
【0026】C0 hm =Wm ここで、m=0、1、2、3 この場合に、すでに正規方程式はレプリカフィルタタッ
プ係数の解そのもののとなっている。すなわちその解
は、インパルス応答201のサンプル値に前方フィルタ
101の基準タップ係数C0 を乗じたものとなってい
る。式を式に代入すると、 ε2=C0 Ji となり、図3において干渉波J′の推定干渉波PJのス
ペクトラム304はスペクトラム302における干渉波
J′のスペクトラムと一致する。この減算器108の出
力推定干渉波PJ′のスペクトラム304を前方フィル
タ101の出力スペクトラム305(希望波Sa ′+干
渉波J′)から減算器107で減じることで干渉波J′
を除去できる。ここで干渉波J′から推定干渉波PJ′
を求める手段における処理時間は干渉波の信号変化速度
に比べて無視できるくらい小さいために、遅延時間がな
い干渉除去が可能である。すなわち広帯域干渉波の除去
が可能となる。
プ係数の解そのもののとなっている。すなわちその解
は、インパルス応答201のサンプル値に前方フィルタ
101の基準タップ係数C0 を乗じたものとなってい
る。式を式に代入すると、 ε2=C0 Ji となり、図3において干渉波J′の推定干渉波PJのス
ペクトラム304はスペクトラム302における干渉波
J′のスペクトラムと一致する。この減算器108の出
力推定干渉波PJ′のスペクトラム304を前方フィル
タ101の出力スペクトラム305(希望波Sa ′+干
渉波J′)から減算器107で減じることで干渉波J′
を除去できる。ここで干渉波J′から推定干渉波PJ′
を求める手段における処理時間は干渉波の信号変化速度
に比べて無視できるくらい小さいために、遅延時間がな
い干渉除去が可能である。すなわち広帯域干渉波の除去
が可能となる。
【0027】上述したように、伝搬路がたとえ最小位相
推移性であっても多少のプレカーソルが存在する。この
場合に、上記干渉除去において判定帰還形等化器の前方
フィルタのタップ数を3とした場合に、シンボルa0 よ
り先行して送信されたシンボルa-1、a-2の成分にタッ
プ係数C1 、C2 およびプレカーソルを乗じたものが前
方フィルタの出力に含まれることになる。
推移性であっても多少のプレカーソルが存在する。この
場合に、上記干渉除去において判定帰還形等化器の前方
フィルタのタップ数を3とした場合に、シンボルa0 よ
り先行して送信されたシンボルa-1、a-2の成分にタッ
プ係数C1 、C2 およびプレカーソルを乗じたものが前
方フィルタの出力に含まれることになる。
【0028】一方、レプリカフィルタ103の各タップ
シンボルa0 より先行しているシンボルa-1、a-2の成
分が存在しない。したがって前方フィルタ101が1タ
ップでない限り正しい推定希望波信号PS′(スペクト
ラム303)を作り出せない。この場合に、スペクトラ
ム302中の希望波信号Sa ′と推定希望波信号Ps′
との誤差が判定器にまで入力され、伝搬路マルチパス歪
以外に不要な歪を作り出す。したがって、多少プレカー
ソルが存在してもこの場合に、前方フィルタ101を1
タップに切替えて干渉除去を行った方がマルチパス歪の
除去と広帯域干渉波の除去を効率良く行える。また、干
渉波が存在しない場合には、ゲート回路109を開放
し、開閉器101cを短絡し、通常の判定帰還形等化器
として動作させる。以上述べた理由により干渉除去動作
時のみ前方フィルタ101のタップ数を1タップに切替
る制御を行う。
シンボルa0 より先行しているシンボルa-1、a-2の成
分が存在しない。したがって前方フィルタ101が1タ
ップでない限り正しい推定希望波信号PS′(スペクト
ラム303)を作り出せない。この場合に、スペクトラ
ム302中の希望波信号Sa ′と推定希望波信号Ps′
との誤差が判定器にまで入力され、伝搬路マルチパス歪
以外に不要な歪を作り出す。したがって、多少プレカー
ソルが存在してもこの場合に、前方フィルタ101を1
タップに切替えて干渉除去を行った方がマルチパス歪の
除去と広帯域干渉波の除去を効率良く行える。また、干
渉波が存在しない場合には、ゲート回路109を開放
し、開閉器101cを短絡し、通常の判定帰還形等化器
として動作させる。以上述べた理由により干渉除去動作
時のみ前方フィルタ101のタップ数を1タップに切替
る制御を行う。
【0029】図3に示すスペクラム305に示す広帯域
干渉が除去された後の希望波Sa ′は後方フィルタ10
2が出力するスペクトラム306を減じられて適応等化
されたスペクトラム307(希望波SC ′)となり、干
渉除去とは独立にマルチパス伝搬による符号間干渉も判
定帰還形等化器により除去される。
干渉が除去された後の希望波Sa ′は後方フィルタ10
2が出力するスペクトラム306を減じられて適応等化
されたスペクトラム307(希望波SC ′)となり、干
渉除去とは独立にマルチパス伝搬による符号間干渉も判
定帰還形等化器により除去される。
【0030】上述のように、本実施例は、補助アンテナ
またはダイバーシティアンテナなどからの受信信号を用
いずに、主アンテナ1本からの信号のみで干渉除去を行
うために、希望波どうしでキャンセルしあうことは無
い。また雑音も符号間干渉も含まない判定信号をレプリ
カフィルタにより非線形フィルタリング処理を行ってお
り、ノイズキャンセラーのような線形フィルタリングを
行っていないので、干渉除去に伴う雑音増幅効果による
劣化が生じない。さらに干渉除去用のトレーニング信号
を用いることが無いので伝送効率を向上できる。また特
に最小位相推移フェージング回線では広帯域干渉の除去
とマルチパスによる符号間干渉の適応等化とが効率良く
両立させることができる。
またはダイバーシティアンテナなどからの受信信号を用
いずに、主アンテナ1本からの信号のみで干渉除去を行
うために、希望波どうしでキャンセルしあうことは無
い。また雑音も符号間干渉も含まない判定信号をレプリ
カフィルタにより非線形フィルタリング処理を行ってお
り、ノイズキャンセラーのような線形フィルタリングを
行っていないので、干渉除去に伴う雑音増幅効果による
劣化が生じない。さらに干渉除去用のトレーニング信号
を用いることが無いので伝送効率を向上できる。また特
に最小位相推移フェージング回線では広帯域干渉の除去
とマルチパスによる符号間干渉の適応等化とが効率良く
両立させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、干渉波
除去にともなう希望波どうしのキャンセルを防ぎ、また
雑音増幅効果による影響を受けず、さらに干渉波除去用
のトレーニング信号を用いることなくマルチパルス歪を
受けた広帯域干渉波を除去できる優れた効果がある。
除去にともなう希望波どうしのキャンセルを防ぎ、また
雑音増幅効果による影響を受けず、さらに干渉波除去用
のトレーニング信号を用いることなくマルチパルス歪を
受けた広帯域干渉波を除去できる優れた効果がある。
【図1】本発明一実施例干渉波除去装置のブロック構成
図。
図。
【図2】本発明の干渉波除去装置の前方フィルタ、後方
フィルタおよびレプリカフィルタのブロック構成図。
フィルタおよびレプリカフィルタのブロック構成図。
【図3】本発明の干渉波除去装置の動作を示す図。
【図4】従来例の干渉波除去装置のブロック構成図。
【図5】従来例の干渉波除去装置の動作を示す図。
101、101A 前方フィルタ 102 後方フィルタ 103 レプリカフィルタ 104 判定器 105〜108、407、408 減算器 109 ゲート回路 110 制御回路 301〜307、501〜504 スペクトラム
Claims (1)
- 【請求項1】 主アンテナからの受信信号が通過する前
方フィルタと、入力する判定信号を入力する誤差信号に
基づきフィルタリングを行う後方フィルタと、上記前方
フィルタの出力信号からこの後方フィルタの出力信号を
減算する第一の減算器と、この第一の減算器の出力信号
を判定して上記誤差信号および上記判定信号を出力する
判定手段とを備え、上記前方フィルタおよび上記後方フ
ィルタはトランスバーサルフィルタで構成された干渉波
除去装置において、 上記前方フィルタは入力する制御信号に基づきタップ数
を1タップに切替える手段を含み、 上記判定信号を入力する推定干渉波信号に基づき非線形
フィルタリングを行って推定希望波信号を出力するレプ
リカフィルタと、上記前方フィルタからの出力信号から
このレプリカフィルタの出力信号を減算し上記推定干渉
波を出力する第二の減算器と、上記制御信号に基づきこ
の第二の減算器の出力信号を出力するゲート回路と、上
記前方フィルタと上記第一の減算器との間に挿入され上
記前方フィルタの出力信号からこの第二の減算器の出力
信号を減算してこの第一の減算器に与える第三の減算器
と、上記制御信号を出力する制御回路とを備えたことを
特徴とする干渉波除去装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4089061A JP2762836B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 干渉波除去装置 |
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EP93105821A EP0565104B1 (en) | 1992-04-09 | 1993-04-08 | Interference canceller with feedforward transversal filter having switched tap-gain coefficients |
US08/045,555 US5345476A (en) | 1992-04-09 | 1993-04-09 | Interference canceller with feedforward transversal filter having switched tap-gain coefficients |
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05291972A JPH05291972A (ja) | 1993-11-05 |
JP2762836B2 true JP2762836B2 (ja) | 1998-06-04 |
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ID=13960343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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EP (1) | EP0565104B1 (ja) |
JP (1) | JP2762836B2 (ja) |
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- 1992-04-09 JP JP4089061A patent/JP2762836B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-04-08 DE DE69316065T patent/DE69316065T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-04-08 EP EP93105821A patent/EP0565104B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-04-09 US US08/045,555 patent/US5345476A/en not_active Expired - Fee Related
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DE69316065D1 (de) | 1998-02-12 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |