JP2762660B2 - 三方電磁弁 - Google Patents

三方電磁弁

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JP2762660B2
JP2762660B2 JP6359990A JP6359990A JP2762660B2 JP 2762660 B2 JP2762660 B2 JP 2762660B2 JP 6359990 A JP6359990 A JP 6359990A JP 6359990 A JP6359990 A JP 6359990A JP 2762660 B2 JP2762660 B2 JP 2762660B2
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piston
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康一 樺井
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はディーゼルエンジン用燃料噴射弁に使用さ
れる三方電磁弁に関するものである。
[従来技術] 従来、ディーゼルエンジン用燃料噴射弁に使用される
三方電磁弁30は第2図に示すように、弁ボデー31の上下
方向(第2図において)の弁孔31a内に、アーマチャ33
と上下方向の内部孔32aとを内蔵するムービングピスト
ン32が摺動可能に収容され、内部孔32a内にはフリーピ
ストン34が摺動可能に収容されている。弁ボデー31の上
端には電磁コイル収容部35が取り付けられ、ここに電磁
コイル36が収容されている。アーマチャ33の上端面は電
磁コイル収容部35の環状溝35a内に配置した圧縮スプリ
ング37により通常は下方に付勢されている。電磁コイル
収容部35の下面はフリーピストン34のストッパ35bとな
っており、フリーピストン34は油圧付勢力により常にス
トッパ35bに当接している。
ムービングピストン32の下端は円錐形の当接部32bと
なっていて、弁ボデー31に設けた円錐形のアウターシー
ト31bを開閉するようになっている。又フリーピストン3
4の下端も円錐形の当接部34aとなっていて、ムービング
ピストン32の円錐形のインナーシート32cを開閉するよ
うになっている。なお、38は燃料噴射装置、39,40は燃
料通路である。
[発明が解決しようとする課題] この様な従来の三方電磁弁30では、アーマチャ33への
非通電時には第4図(イ)に示すようにフリーピストン
34の当接部34aがインナーシート32cを開き、ムービング
ピストン32の当接部32bがアウターシート31bを閉じるの
でムービングピストン32に作用する油圧力は π(d2−d0 2).Pc/4 となり、又通電時には第3図に示すようにフリーピスト
ン34の当接部34aがインナーシート32cを閉じ、ムービン
グピストン32の当接部32bがアウターシート31bを開くの
で、ムービングピストン32に作用する油圧力は π(d2−di 2).Pc/4 となり、着磁力との関係により弁の応答性が決る。な
お、Pcは燃料噴射圧である。
ところでムービングピストン32はフリーピストン34の
当接部34aとアウターシート31bとの間を往復し、当接部
34a、アウターシート31bに対し衝突を繰り返す。当接部
34aはムービングピストン32のインナーシート32cに線接
触で衝突するので当接部34aは摩耗し線接触が面接触に
変化する。又当接部32bは弁ボデー31のアウターシート3
1bに線接触で衝突するので当接部32bは摩耗し、線接触
が面接触に変化する。この変化の過程においてインナー
シート32cの実シート径diは変化しないがアウターシー
ト31bの実シート径d0はd0′に変化して小さくなり、非
通電時においてムービングピストン32に作用する下向き
の油圧力が増大し、ムービングピストン32の応答性が遅
くなり、燃料噴射量の減少、あるいは無噴射の原因とな
る。
この発明はムービングピストンの当接部が摩耗してア
ウターシートに対して面接触することになっても非通電
時においてムービングピストンに作用する油圧力が常に
一定となり、応答性も安定する三方電磁弁の提供を課題
とする。なお、本願の先行技術資料として特開昭59-165
858号公報がある。
[課題を解決するための技術的手段] 上記の課題を解決するためこの発明は弁ボデーの弁孔
内にアーマチャを一体化したムービングピストンが収容
され、ムービングピストンの内部孔内にムービングピス
トンと同方向のフリーピストンが収容され、弁ボデー上
部のコイル収容部に設けた電磁コイルのオン、オフによ
りムービングピストンが前記弁孔内を移動してムービン
グピストン及びフリーピストンの当接部がそれぞれ前記
弁孔に設けた円錐形のアウターシート及び前記内部孔に
設けたインナーシートを開閉する三方電磁弁において前
記アウターシートを開閉するムービングピストンの当接
部の形状を、当接部の先端側に位置する円錐面と、この
先端側円錐面と同軸の、先端側円錐面より小さな円錐角
の円錐面との合成円錐面とした構成を有している。
[作用] アウターシートを開閉するムービングピストンの当接
部の形状が、当接部の先端側に位置する円錐面と、この
先端側円錐面と同軸の、先端側円錐面より小さな円錐角
の円錐面との合成円錐面であるので当接部が摩耗して面
接触となっても当接部の実質的な直径は変化しない。こ
のためムービングピストンに作用する非通電時の油圧力
は常に一定となる。従って非通電から通電にした際のム
ービングピストンの応答性が安定する。
[実施例] 以下実施例を示す第1図(イ)、(ロ)によりこの発
明の三方電磁弁10を説明する。なお、従来の三方電磁弁
30と同じ構成要素に対しては同じ符号を付し、その説明
を省く。三方電磁弁10においてはムービングピストン12
の下端の当接部12bは円錐角β1、β2の円錐面を同軸
に連接した合成円錐面に形成されている。β2>B1であ
る。すなわち弁ボデー11のアウターシート11bの円錐角
をαとすると、β°1=α°−(0.5°〜5°)、β°2
=α°+(10°以上)である。この両円錐角β1、β2
交差部の直径はd0である。この直径d0が当接部12bの
実質的の直径となる。そして当接部12bがアウターシー
ト11bに衝突して摩耗しても実質直径d0は変化しない。
そのため非通電時にムービングピストン12に作用する油
圧力は常にπ(d2−d0 2).Pc/4となり一定である。又
通電時は油圧力はπ(d2−di 2).Pc/4となり、非通電
時とは別の一定値となる。なお、第1図(イ)、(ロ)
において11aは弁ボデー11の弁孔を、12aはムービングピ
ストン12の内部孔を、12cはインナーシートを、14はフ
リーピストンを、14aはフリーピストン14の当接部をそ
れぞれ示す。
[効果] この発明は上述のようにアウターシートを開閉するム
ービングピストンの当接部の形状を合成円錐面としたの
で次のような優れた効果を有する。
(イ) ムービングピストンの当接部がアウターシート
に繰り返し衝突することにより摩耗しても当接部の実質
的な直径は変化しないので非通電時にムービングピスト
ンに作用する油圧力は常に一定である。
(ロ) ムービングピストンの当接部の形状が合成円錐
面となっているため当接部の耐久性か増大する。
(ハ) ムービングピストンに作用する油圧力は通電
時、非通電時においてそれぞれ常に一定であるため安定
した応答性が得られ、燃料噴射量の減少あるいは無噴射
などの不具合がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は一実施例の使用初期における非通電時の
縦断正面図を示す。第1図(ロ)は前記一実施例の長期
使用後における非通電時の縦断正面図を示す。第2図は
従来の三方電磁弁の縦断正面図を示す。第3図は従来の
三方電磁弁の通電時のアウターシート及びインナーシー
トとムービングピストン及びフリーピストンとの位置関
係を示した縦断正面図である。第4図(イ)は従来の三
方電磁弁の使用初期における非通電時の縦断正面図を示
す。第4図(ロ)は従来の三方電磁弁の長期使用後にお
ける非通電時の縦断正面図を示す。 10……三方電磁弁 11……弁ボデー 11a……弁孔 11b……アウターシート 12……ムービングピストン 12a……内部孔 12b……当接部 12c……インナーシート 14……フリーピストン 14a……当接部 33……アーマチャ 36……電磁コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/06 F02F 51/00 - 51/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁ボデーの弁孔内にアーマチャを一体化し
    たムービングピストンが収容され、ムービングピストン
    の内部孔内にムービングピストンと同方向のフリーピス
    トンが収容され、弁ボデー上部のコイル収容部に設けた
    電磁コイルのオン、オフによりムービングピストンが前
    記弁孔内を移動してムービングピストン及びフリーピス
    トンの当接部がそれぞれ前記弁孔に設けた円錐形のアウ
    ターシート及び前記内部孔に設けたインナーシートを開
    閉する三方電磁弁であって、前記アウターシートを開閉
    するムービングピストンの当接部の形状を、当接部の先
    端側に位置する円錐面と、この先端側円錐面と同軸の、
    先端側円錐面より小さな円錐角の円錐面との合成円錐面
    としたことを特徴とする三方電磁弁。
JP6359990A 1990-03-14 1990-03-14 三方電磁弁 Expired - Lifetime JP2762660B2 (ja)

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JPH03265775A JPH03265775A (ja) 1991-11-26
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