JP2762303B2 - f・θレンズ - Google Patents

f・θレンズ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザープリンターや製版などにおいてレ
ーザー光などを一定速度で走査するために使用するf・
θレンズに関するものである。
〔従来の技術〕
レーザープリンターや製版などにおいては、レーザー
光などの光線を一定速度で走査する平面走査光学系が使
用されるが、この光学系としては、第6図に示すような
光学系が用いられる。この光学系では、光源(コリメー
ティングレンズ、ビームエキスパンダ等の光学系を含む
場合がある)1からの光束2は回転多面鏡(またはガル
バノミラー等の光偏向器)3の面で反射され、結像レン
ズ4を屈折通過して走査面5上に結像される。いま、回
転多面鏡3は第6図の矢印Aの方向に回転しているとす
れば、走査面5上の結像点は矢印Bの方向に走査され
る。この平面走査光学系においては、結像点が走査面5
上を一定速度にて走査することが必要であり、この手段
としては回転多面鏡3の回転速度を制御する手段も提案
されてはいるが、その制御は極めて困難である。
そこで、実際には、結像レンズ4にf・θレンズを使
用して結像点が走査面5上を一定速度で走査する手段が
主として採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この手段においては、f・θレンズの歪曲収
差の補正に各種の制約が生じ、これを満足するために
は、構成枚数の多い光学系を必要とするという欠点があ
り、しかもこのレンズにおいて重要な特性である明るさ
の点でも充分とはいえなかった。
本発明は構成枚数が比較的少ない4枚であって、明る
くて、しかも良好に諸収差が補正されている高性能のf
・θレンズを提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成させるために、本発明に係るf・θ
レンズは、光束入射側から順に光束入射側に凹面を向け
た正のメニスカスレンズの第1レンズL1と、光束入射側
に凹面を向けた負のレンズの第2レンズL2と、光束入射
側に凹面を向けた正のメニスカスレンズの第3レンズL3
と、光束出射側に凸面を向けた正のレンズの第4レンズ
L4とよりなる4枚構成で、 f:全系の合成焦点距離 f2:第2レンズL2の焦点距離 f3:第3レンズL3の焦点距離 f4:第4レンズL4の焦点距離 fI:第1レンズL3と第2レンズL2の合成焦点距離 fII:第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離 としたとき、 (1)−0.31<f2/f<−0.23 (2)0.83<f3/f4<2.1 (3)−1.07<fI/fII<−0.99 なる各条件式を満足する如くなしたることを特徴とする
ものである。
〔作用〕
本発明においては、光束入射側から順に光束入射側に
凹面を向けた正のメニスカスレンズの第1レンズL1と、
光束入射側に凹面を向けた負のレンズの第2レンズL
2と、光束入射側に凹面を向けた正のメニスカスレンズ
の第3レンズL3と、光束出射側に凸面を向けた正のレン
ズの第4レンズL4とよりなる比較的レンズ枚数の少ない
4枚構成であって、しかも条件式(1)、(2)、
(3)を満足することにより、明るくて、しかも良好に
諸収差が補正されている高性能のf・θレンズを得るこ
とが可能となる。
以下、各条件の持つ意義について説明することとす
る。
条件(1)は第2レンズL2と全系の合成焦点距離との
比を規定するものであり、条件(2)は第3レンズL3
第4レンズL4との比を規定するものであり、これらの条
件式は像面湾曲と球面収差に関する条件である。さらに
条件(3)は第1レンズL1と第2レンズL2の合成焦点距
離fIと第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離fII
との比を規定するもので、この条件は像面湾曲に関する
ものである。
先ず、球面収差については、条件(1)、(2)を満
足するかどうかが問題となる。条件(1)、(2の下限
を越えると、球面収差が補正不足(アンダー)となり、
条件(1)、(2)の上限を越えると、球面収差が補正
過剰(オーバー)となり、上限、下限を越えると、回析
限界に近いスポット形状が得られにくくなる。
次に、像面湾曲についてはすべての条件(1)、
(2)、(3)を満足するかどうかが問題となる。すな
わち、条件(1)または(2)または(3)の上限を越
えると、メリジオナル像面が画面周辺部でレンズから遠
ざかる方向に急激に大きく彎曲し、また下限を越える
と、同メリジオナル像面が画面周辺部でレンズ方向に急
激に大きく彎曲し、その結果どちらの場合にも画面周辺
部での非点収差が大きくなり、全走査面にわたって均質
な結像点を得ることが困難となる。
〔実施例〕
以下、第1図に示したレンズ構成基本形を備えた本発
明の第1〜第4実施例を詳述することとする。第1〜第
4実施例は光束入射側から順に光束入射側に凹面を向け
た正のメニスカスレンズの第1レンズL1と、光束入射側
に凹面を向けた負のメニスカスレンズL2と、光束入射側
に凹面を向けた正のメニスカスレンズL3と、両凸のレン
ズL4とからなり、 以下の説明において、 L1ないしL4:第1レンズないし第4レンズ m:物体側より順次数えた面番号 r1,r2・・・r8:各レンズ面の曲率半径 d1,d2・・・d7:各レンズの厚みまたは空気間隔 n1,n2,n3,n4:各レンズのd線に対する屈折率 とする。
第1実施例の具体的構成は、下表のとおりである。
m r d n 1 −14.657 2.661 1.61308 2 −14.210 3.850 3 −15.998 1.839 1.62762 4 −163.140 0.451 5 −86.177 4.250 1.61308 6 −24.146 0.106 7 368.900 4.497 1.61308 8 −42.736 焦点距離f=100 Fナンバー=16.1 半画角θ=21.1° 波長λ=790nm f2/f=−0.2840 f3/f4=0.8501 fI/fII=−1.0434 この具体的構成による収差曲線は第2図の如くなる。
なお、歪曲収差Yは次式によって表される。
ただし、 y′:像高 f:焦点距離 θ:半画角 また、第2実施例の具体的構成は、下表のとおりであ
る。
m r d n 1 −21.875 2.661 1.61308 2 −18.992 3.850 3 −16.085 1.839 1.62762 4 316.460 1.406 5 −71.720 2.750 1.61308 6 −29.768 0.106 7 306.510 5.997 1.61308 8 −26.821 焦点距離f=100 Fナンバー=16.1 半画角θ=21.1° 波長λ=790nm f2/f=−0.2434 f3/f4=1.9996 fI/fII=−0.9996 この具体的構成による収差曲線は第3図の如くなる。
さらに、第3実施例の具体的構成は、下表のとおりで
ある。
m r d n 1 −15.010 2.661 1.61308 2 −14.827 3.850 3 −17.427 1.839 1.62762 4 −207.390 0.582 5 −84.168 3.750 1.61308 6 −24.777 0.106 7 225.490 4.997 1.61308 8 −45.741 焦点距離f=100 Fナンバー=16.1 半画角θ=21.1° 波長λ=790nm f2/f=−0.3043 f3/f4=0.8954 fI/fII=−1.0639 この具体的構成による収差曲線は第4図の如くなる。
さらに、第4実施例の具体的構成は、下表のとおりで
ある。
m r d n 1 −15.584 2.661 1.61308 2 −14.612 3.850 3 −15.200 1.839 1.62762 4 −228.540 0.545 5 −90.899 3.750 1.61308 6 −25.844 0.106 7 ∞ 4.997 1.61308 8 −32.301 焦点距離f=100 FナンバーF=16.1 半画角θ=21.1° 波長λ=790nm f2/f=−0.2603 f3/f4=1.0940 fI/fII=−1.0224 この具体的構成による収差曲線は第5図の如くなる。
上記第1ないし第4の各実施例の収差曲線図である第
2,3,4,5図における球面収差などの諸収差は、良好に補
正されている。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、レ
ンズ構成と条件(1)〜(4)の各条件を満足させるよ
うにしたので、f・θレンズとして諸特性を備えるほ
か、球面収差、倍率色収差などを良好に補正して、解像
力を改善することができ、前記観察、診断機能を向上さ
せるとともに、軽量で、操作性の良好f・θレンズの提
供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図はf・θレンズのレンズ構成図、第2図は第1実
施例の収差曲線図、第3図は第2実施例の収差曲線図、
第4図は第3実施例の収差曲線図、第5図は第4実施例
の収差曲線図、第6図はf・θレンズを使用した平面走
査光学系の概略構成図である。 L1ないしL4:第1レンズないし第4レンズ X:光軸 r1,r2・・・r8:各レンズ面の曲率半径 d1,d2・・・d7:各レンズの厚みまたは空気間隔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光束入射側から順に光束入射側に凹面を向
    けた正のメニスカスレンズの第1レンズL1と、光束入射
    側に凹面を向けた負のレンズの第2レンズL2と、光束入
    射側に凹面を向けた正のメニスカスレンズの第3レンズ
    L3と、光束出射側に凸面を向けた正のレンズの第4レン
    ズL4とよりなる4枚構成で、 f:全系の合成焦点距離 f2:第2レンズL2の焦点距離 f3:第3レンズL3の焦点距離 f4:第4レンズL4の焦点距離 fI:第1レンズL3と第2レンズL2の合成焦点距離 fII:第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離 としたとき、 (1)−0.31<f2/f<−0.23 (2)0.83<f3/f4<2.1 (3)−1.07<fI/fII<−0.99 なる各条件式を満足する如くなしたることを特徴とする
    f・θレンズ。
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