JP2761308B2 - 記録データ制御装置 - Google Patents

記録データ制御装置

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JP2761308B2
JP2761308B2 JP20543791A JP20543791A JP2761308B2 JP 2761308 B2 JP2761308 B2 JP 2761308B2 JP 20543791 A JP20543791 A JP 20543791A JP 20543791 A JP20543791 A JP 20543791A JP 2761308 B2 JP2761308 B2 JP 2761308B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホスト側及びドライブ
側にそれぞれMPUを設け、各MPUが独立して制御を
行う磁気テープ制御装置に利用される記録データ制御
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜図7は、従来例を示した図であ
り、図5は磁気テープ制御装置の構成図、図6はデータ
記録時の処理フローチャート、図7はオートブロッキン
グ機構で用いるデータフォーマット説明図である。
【0003】図中、1はホスト、2は磁気テープ制御装
置、3はMTU(磁気テープ装置)、4はホスト側MP
U、5はドライブ側MPU、6はチャネルインターフェ
イス、7はCRC(Cyclic Redundancy Chech)作成部、
8,9はインターナルバスアダプタ(IBA)、10は
バッファ、11はCRCチェック部、12はドライブイ
ンターフェイスを示す。
【0004】従来、例えば磁気テープサブシステムは、
磁気テープ制御装置と、磁気テープ装置とで構成されて
いた。このような磁気テープサブシステムにおいて、磁
気テープ制御装置を1つのMPUで制御する方式と、2
つのMPUで制御する方式が知られていた。
【0005】前記の2つのMPUで制御する方式の場
合、ホスト側とドライブ(磁気テープ装置内)側それぞ
れにMPUを持ち、それぞれのMPUが独立して制御を
行う。このような2つのMPUで制御する方式の磁気テ
ープ制御装置の例を図5,図6に基づいて説明する。
【0006】図5に示したように、磁気テープ制御装置
2は、MTU(磁気テープ装置)3とホスト1に接続さ
れている。そして、磁気テープ制御装置2内には、ホス
ト側MPU4、ドライブ側MPU5、のMPUを設ける
と共に、チャネルインターフェイス6、CRC作成部
7、インターナルバスアダプター(IBA)8,9、C
RCチェック部11、ドライブインターフェイス12、
バッファ10を設ける。
【0007】この磁気テープ制御装置2では、ホスト側
MPU4によるホスト側の処理と、ドライブ側MPU5
によるドライブ側の処理とを、それぞれ独立して行う。
またデータ転送を行う場合は、バッファ10を介して行
う。
【0008】次に、図5に示した装置におけるデータ記
録時の処理を、図6の処理フローチャートに基づいて説
明する。なお、図6の各処理番号はカッコ内に示す。ま
た、各処理に対応した転送データフォーマットを右側に
示す。磁気テープ制御装置2では、ホスト1から転送さ
れたデータを、MTU3へ記録(書き込み)する際、次
のようにして処理を行う。
【0009】先ずホスト1からのデータ転送があると
(S1)、ホスト側MPU4では、チャネルインターフ
ェイス6を介してデータを取り込み、CRC作成部7に
指示してCRC(誤り訂正コード)を作成(S2)し、
データに付加する。その後、ホスト側MPU4では、イ
ンターナルバスアダプタ(IBA)8を介してバッファ
10にデータを格納(S3)する。
【0010】また、ドライブ側MPU5では、インター
ナルバスアダプタ(IBA)9を介してバッファ10内
のデータを取り出した後、CRCチェック部11でCR
Cのチェックを行う(S4)。次に、ドライブインター
フェイス12で、MTU3内のテープへ書き込むための
フォーマットを作成(S5)し、ドライブへデータを書
き込む(S6)。
【0011】前記フォーマットは、データブロックの後
にブロックIDを付与し、更にその後にその他の付加情
報を付加したものである。上記のような2つのMPUで
制御する方式では、それぞれのMPUが別々に制御等を
行うため、制御待ちの時間が無く、効率良く制御ができ
る。
【0012】ところで、磁気テープの制御において、オ
ートブロッキング(Autoblocking)機能というものが知
られていた。このオートブロッキング機能は、データの
圧縮技術であり、圧縮された小さいデータを幾つかまと
めて1つのブロックとして書き込む機能である。
【0013】前記オートブロッキング機構で用いるデー
タフォーマットは、図7のようになっている。図示のよ
うに、生データ(ホストから送られてきたデータ)を圧
縮し、圧縮されたデータの先頭にパケットヘッダーPH
を付け、データの後にパケットトレーラーPTを付けて
パケットとする。
【0014】このパケットを幾つか集め、その後にカウ
ントフィールド(COUNT FIELD)を付加して
データブロックとする。このデータブロックには、物理
ブロックIDとその他付加情報を付加する。
【0015】前記パケットヘッダーPH及びパケットト
レーラーPTは、データの記録時に付加すると共に、記
録したデータを再生する際に使用する。上記のようなオ
ートブロッキング機構を用いることにより、データとデ
ータの間にあったIBG(Inter Block G
ape)を少なくすることができ、実質的に記録容量
(テープ1巻当りに記録できる情報量)を増加させるこ
とができる。すなわち、前記オートブロッキング機能を
使用せず、データ圧縮を行わない場合の処理では、MT
U3内の磁気テープ媒体上には、データが複数の物理ブ
ロックに分割されて格納される。この場合、1物理ブロ
ックは可変長であるが、その最大長は予め決められてい
る。そして、ホスト1からのデータは、一度の転送量が
前記最大値を超えない量で送出され、一度に送出された
データが1つの物理ブロック内の「データブロック」に
格納される。 前記データ圧縮が行われない場合における
ホスト1からのデータの書き込み方法は前記の通りであ
り、前記データは1物理ブロックに、「データブロッ
ク」と、「物理ブロックID」と、「その他の付加情
報」を付加したフォーマットで磁気テープ媒体上に記録
される。 また、前記オートブロッキング機能を使用した
データ圧縮時の処理は次の通りである。前記データ圧縮
を行った場合は、データ圧縮を行わなかった場合に1物
理ブロックに格納されるはずだったデータを1パケット
に圧縮し、物理ブロックの「データブロック」領域内に
格納する。この場合の1物理ブロックの大きさは、予め
決められている最大値を超えない範囲で磁気テープ制御
装置2が任意に決定し、1物理ブロックの「データブロ
ック」領域内には、複数のパケットが格納される。 ここ
で、ホスト1は、対象のデータが圧縮されているか否か
は意識しないので、ドライブ制御上、各パケット内に
は、データ圧縮を行わなかった場合に与えられるべき情
報、例えば、データ圧縮を行わなかった場合に、当該デ
ータが書かれるべきはずだった物理ブロックに対応する
「物理ブロックID」を含んでいなければならない。こ
のため、各バケット毎にパケットヘッダー(PH)を設
けて、 この中に当該情報を格納する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。磁気テープ制
御装置を2つのMPUで制御する方式は、データ処理が
効率良くできて有利である。また、オートブロッキング
機能を用いれば、データ記録容量を大きくできる。
【0017】従って、2つのMPUで制御する磁気テー
プ制御装置で、オートブロッキング機能によるデータの
記録を行いたいが、実現できなかった。その理由は次の
とおりである。すなわち、パケットヘッダーPHはホス
ト側MPUにより付加されるが、PH情報の中の物理ブ
ロックIDはドライブ側で認識されるものである。
【0018】この場合、1つのMPUで制御を行う方式
の装置ならば、ホスト側とドライブ側のMPUが一緒で
あるため問題は起こらないが、2つのMPUで制御を行
う方式の装置では、パケットヘッダーPHの付加時に、
物理ブロックIDを付加することが出来ない。以下、更
に詳しく説明する。 ところで、前記のようにデータ圧縮
を行う場合、データの圧縮率は対象データの内容によっ
て異なるので、各々のパケットの大きさ、各々の物理ブ
ロックの大きさ、及び1物理ブロックに格納されるパケ
ットの数は一定ではない。従って、各物理ブロックの先
頭に格納されているパケットと、当該パケットのテープ
先頭からの位置との間には規則性はない(例えば、4つ
おきであるとかの規則性はない)から、各パケットに設
けられているパケットヘッダー(PH)に格納する「デ
ータ圧縮を行わなかった場合に当該データが書かれてい
るはずだった物理ブロックに対応する物理ブロックI
D」は計算では求められず、実際の磁気テープ媒体の状
態を認識する必要がある。 ところが、本発明で前提とし
ている磁気テープ装置においては、処理を高速化するた
めに、マルチMPU構成としている。すなわち、ホスト
側MPU4がホスト1とのやり取りを開始すると同時
に、ドライブ側MPU5において、磁気テープの位置付
けを開始し、並列動作を行うことによって、処理時間を
短縮するものである。 従って、ホスト側MPU4がホス
ト1からのデータを受け取り、圧縮してバッファ10に
転送する時点では、ドライブ側MPU5の位置付けが完
了している保証はなく、この時点でデータの書き込みを
開始するテープ位置を把握することはできない。 このた
め、ホスト側MPU4は、ホスト1から送られてくるデ
ータを圧縮してパケット本体を作成し、1物理ブロック
イメージに割り振ることはできたとしても、パケットヘ
ッダー(PH)内に格納すべき「データ圧縮を行わなか
った場合に当該データが書かれるべきはずだった物理ブ
ロックに対応する物理ブロックID」を作り込むことは
不可能である。従って、マルチMPU構成の磁気テープ
装置においては、データ圧縮後の完全な1物理ブロック
を作成することは実現でき なかった。
【0019】従って、2つのMPUで制御する方式の装
置では、オートブロッキング機能によりデータの記録を
行うことはできない。本発明は、このような従来の課題
を解決し、2つのMPUで制御する方式の磁気テープ制
御装置において、オートブロッキング機能によるデータ
記録ができるようにすることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、図中、図5と同符号は同一のものを示す。また1
3は圧縮回路、14はパケットトレーラー(PT)作成
回路、15はセクタID変更部、16はパケットヘッダ
ーCRC(誤り訂正コード)作成回路、17はパケット
ヘッダー/パケットトレーラーチェック回路を示す。
【0021】本発明は上記の目的を達成するため、次の
ように構成した。すなわち、マルチMPU構成の磁気テ
ープ装置においては、ホストからのデータ受け取り時に
テープ媒体に書き込むべき全てのデータを準備できな
い。そこで本発明は、書き込みと同時に準備できない当
該情報は書き込み終了後に補う、という技術思想に基づ
いてなされたものである。マルチMPU構成の磁気テー
プ装置においては、両MPU4、5間でのデータ転送は
非同期に行われるため、制御上、緩衝用のバッファ10
は必須である。本発明では、制御上必須のバッファ10
を、単なる緩衝用としてだけではなく、データ加工作業
のための一時記憶領域として使用することにより、前記
課題を解決したものである。 つまり、ホスト側MPU4
は、ホストから受け取ったデータを圧縮し、パケットヘ
ッダー(PH)及びその他の付加情報を格納すべき領域
を確保しつつ、バッファ10上に1物理ブロックイメー
ジのデータを展開する。この時、バッファ10上に展開
された1物理ブロックイメージは、各パケット内のデー
タだけが正しいものであり、パケットヘッダー(P
H)、物理ブロック及びその他の情報が格納されるべき
領域には信頼できない値が格納されている、歯抜け状態
のデータである。 一方、ドライブ側MPU5は、データ
をドライブ(MTU)へ転送するに先立って、テープの
位置付けを行っているため、テープ状態を把握してい
る。従って、最後にアクセスした、或いは位置付けの対
象となった物理ブロック及び当該ブロックに格納されて
いるパケットヘッダー(PH)の内容等を確認できるの
で、次に書き込むべき物理ブロックIDを確定すること
ができる。 そして、ドライブ側MPU5は、ホスト側M
PU4がバッファ10に展開した1物理ブロックイメー
ジをドライブ(MTU)に転送する前に、認識している
情報からパケットヘッダー(PH)や付加情報として格
納すべきデータを算出し、この結果を用いてバッファ1
0上の1物理ブロックイメージ内を完成させ、その後、
バッファ10上の1物理ブロックイメージを一括して転
送するようにした。
【0022】このため、本発明は、ホスト側及びドライ
ブ側に、ぞれぞれプロセッサを持ち、ホスト側プロセッ
サ(ホスト側MPU4)とドライブ側プロセッサ(ドラ
イブ側MPU5)がそれぞれ独立して制御を行い、オー
トブロッキング機能により、データの記録制御を行う記
録データ制御装置(磁気テープ制御装置2)において、
ホスト側には、データを記録する際、ホスト側プロセッ
サの制御により、ホストから転送されたデータを圧縮す
る圧縮手段(圧縮回路13)と、前記圧縮したデータに
対し、データの復元時に必要とする結合情報であるパケ
ットヘッダー(PH)及びパケットトレーラー(PT)
を付加してパケットを作成するパケット作成手段(ホス
ト側MPU4、及びPT作成回路14)を備え、前記ド
ライブ側には、ドライブ側プロセッサの情報に基づき、
前記パケットヘッダー(PH)内の物理ブロックIDに
対応した物理セクタIDを書き換える書き換え手段(セ
クタID変更部15)を備えている。 また、前記記録デ
ータ制御装置において、ドライブ側に、前記書き換え手
段により書き換えられた物理セクタIDに対し、パケッ
トヘッダー(PH)内のCRC(誤り訂正コード)を再
計算して作成するCRC作成手段(PHCRC作成回路
16)を備えている。
【0023】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1を参照
しながら説明する。磁気テープ制御装置2は、バッファ
10を介して、ホスト側MPU(プロセッサ)4とドラ
イブ側MPU(プロセッサ)5とが独立して制御を行
う。
【0024】データの記録時には、ホストから転送され
たデータを、圧縮回路13で圧縮してバッファ10に格
納すると同時に、PT作成回路14により、圧縮データ
からパケットトレーラー(PT)を作成し、バッファ1
0に格納する。また、ホスト側MPU4からのパケット
ヘッダー(PH)をバッファ10に送り、バッファ10
内にパケット(PH+データ+PT)を格納する。
【0025】その後、ドライブ側MPU5の制御によ
り、ドライブ側の制御を行う。先ず、セクタID変更部
15では、ドライブ側MPU5の情報(MTUからの情
報等)を用いてパケットヘッダー内の物理セクタID
(物理ブロックIDに対応)を書き換える。
【0026】次に、パケットヘッダーCRC作成回路1
6により、パケットヘッダー(PH)内のCRC(誤り
訂正コード)を再計算して作成する。その後、PH/P
Tチェック回路17により、パケットヘッダーとパケッ
トトレーラーのチェックを行い、データの記録を行う。
【0027】このようにすれば、ドライブ側で物理ブロ
ックに対応した物理セクタIDを書き換えることができ
るので、2つのMPUにより制御を行う磁気テープ制御
装置においても、オートブロッキング機能によるデータ
記録制御を行うことができる。従って、記録容量を大き
くできると共に、効率のよい記録データの制御が可能と
なる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例の説明)図2〜図4は、本発明の実施例を示し
た図であり、図2は磁気テープ制御装置の構成図、図3
はデータフォーマットの説明図、図4は、データ記録時
の処理フローチャートである。図中、図1,図5と同符
号は同一のものを示す。
【0029】先ず、本実施例における磁気テープ制御装
置の構成を、図2に基づいて説明する。図2に示したよ
うに、磁気テープ制御装置2のホスト側にはホスト側M
PU4を設け、ドライブ側にはドライブ側MPU5を設
ける。
【0030】また、ホスト側にはチャネルインターフェ
イス(CH I/F)6、圧縮回路13、パケットトレ
ーラ作成回路14、インターナルバスアダプタ(IB
A)8を設け、ドライブ側には、インターナルバスアダ
プタ(IBA)9、セクタID変更部15、パケットヘ
ッダーCRC作成回路16、パケットヘッダー/パケッ
トトレーラー(PH/PT)チェック回路17、ドライ
ブインターフェイス(DV I/F)12を設ける。
【0031】更に、ホスト側とドライブ側の間には、バ
ッファ10を設ける。なお、磁気テープ制御装置2のチ
ャネルインターフェイス6は、ホスト1に接続され、ド
ライブインターフェイス12はMTU(磁気テープ装
置)3に接続する。
【0032】上記チャネルインターフェイス6、圧縮回
路13、パケットトレーラー作成回路14、インターナ
ルバスアダプタ8は、ホスト側MPU4によって制御さ
れ、インターナルバスアダプタ9、セクタID変更部1
5、パケットヘッダーCRC作成回路16、パケットヘ
ッダチェック回路17、ドライブインターフェイス12
は、ドライブ側MPU5によって制御される。
【0033】圧縮回路13はホスト1から送られてきた
データを圧縮処理する回路であり、パケットトレーラー
作成回路14は、圧縮したデータを用いてパケットトレ
ーPTを作成する回路である。
【0034】セクタID変更部15は、ドライブ側MP
U5の情報に基づいて、物理ブロックIDに対応したパ
ケットヘッダー内の物理セクタIDを書き換えする回路
であり、PHCRC作成回路16は、パケットヘッダー
PH(7)CRC(誤り訂正コード)を再計算して作成
する回路である。
【0035】パケットヘッダー/パケットトレーラーチ
ェック回路17は、データに付与されたパケットヘッダ
ーPHとパケットトレーラーPTのチェックを行う回路
である。
【0036】次に、オートブロッキング機能によるデー
タフォーマットを、図3に基づいて説明する。1物理ブ
ロックには、「データブロック」と「物理ブロックI
D」と「その他付加情報」が付加されており、前記「デ
ータブロック」は複数の「パケット」と「カウントフィ
ールド」とで構成されている。
【0037】「物理ブロックID」は、データ転送の物
理的な単位である物理ブロックのID(識別コード)で
あり、その内部には「セクタID」がある。各パケット
は、パケットヘッダー「PH」と「データ」とパケット
トレーラー「PT」とで構成され、パケットヘッダー
「PH」は、その先頭に「ブロックID」があり、末尾
に「CRC」がある。
【0038】また、ブロックIDの内部には、「セクタ
ID」がある。この「セクタID」は、オートブロッキ
ング用のデータフォーマットに合わせて、ドライブ側で
書き換えを行うものである(物理ブロックIDに対応し
た物理セクタID)。
【0039】なお、ブロックIDの中には、「セクタI
D」と「ホストレコードID」(ホストから送られてく
るデータのシリアルNO)とがある。通常は「セクタI
D」と「ホストレコードID」とは等しいが、オートブ
ロッキング時には両者は等しくならない。
【0040】以下、上記構成による磁気テープ制御装置
において、データの記録を行う際の処理を、図4の処理
フローチャートに基づいて説明する。なお、図4の各処
理番号は、カッコ内に示す。
【0041】磁気テープへのデータ記録時には、ホスト
1のチャネルから磁気テープ制御装置2に対してデータ
転送を行う(S10)。転送データはチャネルインター
フェイス6を介して受け取るが、この時の転送データ
を、「生データ1」、「生データ2」、(図4参照)と
する。
【0042】前記の「生データ1」、「生データ2」
は、チャネルインターフェンス6から圧縮回路13へ送
られ、ここでデータの圧縮処理を行う(S11)。圧縮
されたデータを「DATA1」,「DATA2」とす
る。
【0043】次に、圧縮回路13で圧縮された前記の
「DATA1」,「DATA2」は、インターナルバス
アダプター8を介してバッファ10へ転送すると同時
に、パケットトレーラー作成回路14へも転送する。
【0044】パケットトレーラー作成回路14では、受
け取ったデータからパケットトレーラーPTを作成し、
インターナルバスアダプター8を介してバッファ10へ
送り、前記データにセットする(S12)。すなわち、
バッファ10内で「データ」+「PT」のフォーマット
にする。続いて、ホスト側MPU4では、パケットヘッ
ダーPHをバッファ10へ送り、バッファ10内のデー
タにセットする(S13)。
【0045】前記のパケットヘッダーPHのセットによ
り、バッファ10内では、「PH」+「データ」+「P
T」のフォーマットにする。以下順次、ホスト側MPU
4の制御により、ホスト1から転送されたデータを処理
しながらバッファ10内にセットしていく。なお,「P
H」+「データ」+「PT」の組み合わせで1パケット
となる。
【0046】従って、N個のデータに対して、N個のパ
ケットをバッファ10にセットすると、「PH」「DA
TA1」「PT」「PH」「DATA2」「PT」・・
・「PH」「DATA N」「PT」のように並ぶ。
【0047】次に、バッファ10内にセットされた各パ
ケットは、ドライブ側MPU5によりインターナルバス
アダプタ9を介して取り出し、先ずセクタID変更部1
5によりセクタIDの変更を行う(S14)
【0048】このセクタIDの変更は、バッファ10か
ら送られてきたパケットのパケットヘッダーPHに含ま
れているセクタIDを、ドライブ側MPU5の情報によ
り、物理ブロックIDに対応した物理セクタIDに書き
換える処理である。
【0049】その後、パケットヘッダーCRC作成回路
16では、前記のようにして書き換えられたセクタID
を含めて、パケットヘッダーのCRC(誤り訂正コー
ド)を再計算し、CRCを書き換える(S15)。
【0050】次に、パケットヘッダー/パケットトレー
ラーチェック回路17により、パケットヘッダーPHと
パケットトレーラーPTのチェックを行う(S16)。
この処理が終了すると、ドライブインターフェイス12
により、データにフォーマット情報を付加して、磁気テ
ープへのデータ書き込みフォーマットにする(S1
7)。その後、書き込みデータをMTU3へ送り、磁気
テープ上へのデータ記録を行う(S18)。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。(1) パケットヘッダー情報中の物
理セクタIDを、ドライブ側で書き換えできるので、2
つのMPUで制御する方式の磁気テープ制御装置におい
て、オートブロッキング機能による記録データの制御が
可能になる。
【0052】(2) 2つのMPUで制御する方式の磁気テ
ープ制御装置において、オートブロッキング機能が採用
できるのでデータの記録容量を大きくすることができる
と共に、ホスト側MPUとドライブ側MPUは、それぞ
れ独立して制御を行うので、制御待ちの時間が無く、効
率よく処理ができる。
【0053】すなわち、オートブロッキング機能を用い
ると、幾つかの小さいデータブロックを1つにすること
ができ、ブロックとブロックの間にあったIBG(Inte
r Block Gap)を減らすことができる。
【0054】従って、IBGの減った分だけ、テープ1
巻当たりに記録できる情報量を増加させることができ
る。なお、この機能は、ブロックサイズの小さなデータ
が大量に転送された場合や、データ圧縮時のデータ圧縮
効率が良ければ良いほど、有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例における磁気テープ装置の構成
図である。
【図3】実施例におけるデータフォーマットの説明図で
ある。
【図4】実施例におけるデータ記録時の処理フローチャ
ートである。
【図5】従来例における磁気テープ制御装置の構成図で
ある。
【図6】従来例におけるデータ記録時の処理フローチャ
ートである。
【図7】オートブロッキング機構で用いるデータフォー
マット説明図である。
【符号の説明】
2 磁気テープ制御装置 4 ホスト側MPU 5 ドライブ側MPU 10 バッファ 13 圧縮回路 14 パケットトレーラ作成回路 15 セクタID変更部 16 パケットヘッダー、CRC作成回路 17 パケットヘッダー/パケットトレーラーチェック
回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト側及びドライブ側に、ぞれぞれプ
    ロセッサを持ち、ホスト側プロセッサとドライブ側プロ
    セッサがそれぞれ独立して制御を行い、オートブロッキ
    ング機能により、データの記録制御を行う記録データ制
    御装置において、 前記ホスト側には、データを記録する際、ホスト側プロ
    セッサの制御により、ホストから転送されたデータを圧
    縮する圧縮手段と、前記圧縮したデータに対し、データ
    の復元時に必要とする結合情報であるパケットヘッダー
    (PH)及びパケットトレーラー(PT)を付加してパ
    ケットを作成するパケット作成手段を備え、 前記ドライブ側には、ドライブ側プロセッサの情報に基
    づき、前記パケットヘッダー(PH)内の物理ブロック
    IDに対応した物理セクタIDを書き換える書き換え手
    段を備えていることを特徴とした記録データ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記記録データ制御装置のドライブ側
    に、前記書き換え手段により書き換えられた物理セクタ
    IDに対し、パケットヘッダー(PH)内のCRC(誤
    り訂正コード)を再計算して作成するCRC作成手段を
    備えていることを特徴とした請求項1記載の記録データ
    制御装置。
JP20543791A 1991-07-22 1991-07-22 記録データ制御装置 Expired - Fee Related JP2761308B2 (ja)

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