JP2760943B2 - ケレンがけ機 - Google Patents
ケレンがけ機Info
- Publication number
- JP2760943B2 JP2760943B2 JP6013800A JP1380094A JP2760943B2 JP 2760943 B2 JP2760943 B2 JP 2760943B2 JP 6013800 A JP6013800 A JP 6013800A JP 1380094 A JP1380094 A JP 1380094A JP 2760943 B2 JP2760943 B2 JP 2760943B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheels
- engine body
- height
- target surface
- leg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装する前に塗装面の
準備作業として、錆や残っている塗装を除去するために
ケレンがけするときに使用する機械に関するものであ
る。
準備作業として、錆や残っている塗装を除去するために
ケレンがけするときに使用する機械に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】塗装する前に塗装面の錆や残っている塗
装を除去しないで塗装すると、塗装がすぐ剥げたりして
寿命が短くなる。そこでこれを防止する目的で、塗装す
る前に塗装面の準備作業として、錆や残っている塗装を
除去するためにワイヤーブラシを取り付けたハンドグラ
インダーを手に持って、このワイヤーブラシを回転させ
ながら対象面に押しつけて作業をする。これをケレンが
け作業と称している。
装を除去しないで塗装すると、塗装がすぐ剥げたりして
寿命が短くなる。そこでこれを防止する目的で、塗装す
る前に塗装面の準備作業として、錆や残っている塗装を
除去するためにワイヤーブラシを取り付けたハンドグラ
インダーを手に持って、このワイヤーブラシを回転させ
ながら対象面に押しつけて作業をする。これをケレンが
け作業と称している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、広い屋
根の上や床面に対してハンドグラインダーを手に持って
ケレンがけ作業をすることは、大変な労働となる。この
ハンドグラインダーは重量が3〜4Kgあり、また、中
腰の悪い姿勢で作業するので腰痛の恐れもあり、1時間
以上の継続作業は出来ず、屋根の上での作業は危険を伴
う。さらに、屋根の上で作業するためにはハンドグライ
ンダーの回転動力である電気またはエアーの供給用とし
て、長い配線またはホースを引く必要があり大変に不便
であり、これらの配線またはホースに足をとられるおそ
れもある。
根の上や床面に対してハンドグラインダーを手に持って
ケレンがけ作業をすることは、大変な労働となる。この
ハンドグラインダーは重量が3〜4Kgあり、また、中
腰の悪い姿勢で作業するので腰痛の恐れもあり、1時間
以上の継続作業は出来ず、屋根の上での作業は危険を伴
う。さらに、屋根の上で作業するためにはハンドグライ
ンダーの回転動力である電気またはエアーの供給用とし
て、長い配線またはホースを引く必要があり大変に不便
であり、これらの配線またはホースに足をとられるおそ
れもある。
【0004】そこで、本発明の目的は、これらの問題を
解決して楽な姿勢で、軽労作業として長時間作業がで
き、しかも安全に作業が行えるケレンがけ機を提供する
ことにある。
解決して楽な姿勢で、軽労作業として長時間作業がで
き、しかも安全に作業が行えるケレンがけ機を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】これら前述した問題は、
エンジン本体と、このエンジン本体から前方に延びる出
力軸の先端に回転連結部を介して取り付けられた取り替
え可能な回転ブラシと、前記エンジン本体の下方に取り
付けられた脚の高さを調節できる2つの車輪付きの脚部
と、前記エンジン本体から後方に延び途中で略U字型に
別れて末端部には握り手部がある操作ハンドルとを具備
して成り、前記回転ブラシと前記2つの車輪とによって
全体がケレンがけ対象面上に3点支持されるが、全体重
の大部分は前記2つの車輪により支持され、記操作ハン
ドルは、基端部と略U字型に分岐する部分との間に屈曲
部を設けて、操作ハンドルを上下方向に屈曲の程度を変
えられるようにし、これによりケレンがけ対象面から握
り手部までの高さおよび同ケレンがけ対象面に対する握
り手部の角度を調節可能としたことを特徴とするケレン
がけ機を採用することにより解決する。
エンジン本体と、このエンジン本体から前方に延びる出
力軸の先端に回転連結部を介して取り付けられた取り替
え可能な回転ブラシと、前記エンジン本体の下方に取り
付けられた脚の高さを調節できる2つの車輪付きの脚部
と、前記エンジン本体から後方に延び途中で略U字型に
別れて末端部には握り手部がある操作ハンドルとを具備
して成り、前記回転ブラシと前記2つの車輪とによって
全体がケレンがけ対象面上に3点支持されるが、全体重
の大部分は前記2つの車輪により支持され、記操作ハン
ドルは、基端部と略U字型に分岐する部分との間に屈曲
部を設けて、操作ハンドルを上下方向に屈曲の程度を変
えられるようにし、これによりケレンがけ対象面から握
り手部までの高さおよび同ケレンがけ対象面に対する握
り手部の角度を調節可能としたことを特徴とするケレン
がけ機を採用することにより解決する。
【0006】
【作用】次に、本発明の作用を以下に説明する。回転ブ
ラシをケレンがけ対象面に押し付けた状態で、エンジン
を駆動させると、エンジンの出力が出力軸から回転連結
部を介して回転ブラシに伝達される。回転ブラシの回転
によりケレンがけ対象面上の錆や残留塗装が除去され
る。 (1)本発明は、回転ブラシと2つの車輪とによって全
体がケレンがけ対象面上に3点支持される簡単な支持構
造である。エンジン本体下方の2つの車輪が全体重の大
部分を支持するので、操作ハンドルを手で持ちケレンが
け機を楽に移動させたり、方向転換を行うことができ
る。操作ハンドルを手で上下させれば、2つの車輪が支
点となって回転ブラシを簡単に上下出来て、ケレンがけ
対象面に回転ブラシを押しつける力を簡単に調節でき
る。 (2)本発明は、駆動源をエンジンとしたので、広い床
面や屋根の上でケレンがけ作業をする場合にも、長い配
線やホースを不要とし、足を取られる心配がない。 (3)本発明は、高さの変わる回転ブラシと取り替えた
時は脚の高さを調節することにより、回転ブラシをケレ
ンがけ対象面と常に平行に保つことができる。 (4)本発明は、操作ハンドルを上下方向に屈曲の程度
を変えることにより、操作ハンドルの握り手部の高さを
作業者の身長に応じて最適な高さに保つことができる。
また、屋根のような地面に対して傾斜する傾斜面にケレ
ンがけ作業する時は、操作ハンドルを上下方向に屈曲の
程度を変えることにより、操作ハンドルの握り手部を地
面と常に平行に保つことができる。
ラシをケレンがけ対象面に押し付けた状態で、エンジン
を駆動させると、エンジンの出力が出力軸から回転連結
部を介して回転ブラシに伝達される。回転ブラシの回転
によりケレンがけ対象面上の錆や残留塗装が除去され
る。 (1)本発明は、回転ブラシと2つの車輪とによって全
体がケレンがけ対象面上に3点支持される簡単な支持構
造である。エンジン本体下方の2つの車輪が全体重の大
部分を支持するので、操作ハンドルを手で持ちケレンが
け機を楽に移動させたり、方向転換を行うことができ
る。操作ハンドルを手で上下させれば、2つの車輪が支
点となって回転ブラシを簡単に上下出来て、ケレンがけ
対象面に回転ブラシを押しつける力を簡単に調節でき
る。 (2)本発明は、駆動源をエンジンとしたので、広い床
面や屋根の上でケレンがけ作業をする場合にも、長い配
線やホースを不要とし、足を取られる心配がない。 (3)本発明は、高さの変わる回転ブラシと取り替えた
時は脚の高さを調節することにより、回転ブラシをケレ
ンがけ対象面と常に平行に保つことができる。 (4)本発明は、操作ハンドルを上下方向に屈曲の程度
を変えることにより、操作ハンドルの握り手部の高さを
作業者の身長に応じて最適な高さに保つことができる。
また、屋根のような地面に対して傾斜する傾斜面にケレ
ンがけ作業する時は、操作ハンドルを上下方向に屈曲の
程度を変えることにより、操作ハンドルの握り手部を地
面と常に平行に保つことができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例について、図1、図
2、図3を参照しながら説明する。符号1はエンジン本
体であり、前方に出力軸ケース2の一端が前記エンジン
本体1にボルト止めされて延びている。この出力軸ケー
ス2は厚肉の中空となっており図示していない内部には
エンジン本体1から前方に延びる出力回転軸がベアリン
グで回転出来るように支持されている。また、前記出力
軸ケース2の他端は、くの字型に屈曲して形成された中
空の回転連結部3の一端と一体的に接続している。そし
て、前記回転連結部3の他端は断面が管状になって下方
に向いている。前記中空の回転連結部3の内部には、前
記エンジン本体1からの出力回転軸の回転を前記回転連
結部3の他端側に伝えるために、公知の傘歯車の噛み合
わせ等を設けている。従って、この傘歯車の噛み合わせ
により、前記回転連結部3の他端側の内部に回転自由に
支持して設けている他の出力回転軸に回転が伝わる。符
号4は円盤状の回転ブラシで例えば円盤状のワイヤーブ
ラシ等を使用しており、前記回転連結部3の他端側の内
部に回転自由に支持して設けている他の出力回転軸と取
付部5でボルト等を使用して固定している。従って、回
転ブラシ4を取り替え出来る構造となっている。例え
ば、回転ブラシ4として、サンドペーパーブラシや回転
砥石等も使用出来る。また、回転ブラシ4の替わりに回
転刃を取り付ければ芝刈り機としても使用できる。
2、図3を参照しながら説明する。符号1はエンジン本
体であり、前方に出力軸ケース2の一端が前記エンジン
本体1にボルト止めされて延びている。この出力軸ケー
ス2は厚肉の中空となっており図示していない内部には
エンジン本体1から前方に延びる出力回転軸がベアリン
グで回転出来るように支持されている。また、前記出力
軸ケース2の他端は、くの字型に屈曲して形成された中
空の回転連結部3の一端と一体的に接続している。そし
て、前記回転連結部3の他端は断面が管状になって下方
に向いている。前記中空の回転連結部3の内部には、前
記エンジン本体1からの出力回転軸の回転を前記回転連
結部3の他端側に伝えるために、公知の傘歯車の噛み合
わせ等を設けている。従って、この傘歯車の噛み合わせ
により、前記回転連結部3の他端側の内部に回転自由に
支持して設けている他の出力回転軸に回転が伝わる。符
号4は円盤状の回転ブラシで例えば円盤状のワイヤーブ
ラシ等を使用しており、前記回転連結部3の他端側の内
部に回転自由に支持して設けている他の出力回転軸と取
付部5でボルト等を使用して固定している。従って、回
転ブラシ4を取り替え出来る構造となっている。例え
ば、回転ブラシ4として、サンドペーパーブラシや回転
砥石等も使用出来る。また、回転ブラシ4の替わりに回
転刃を取り付ければ芝刈り機としても使用できる。
【0008】エンジン本体1の下方には脚6を取り付け
てある。この脚6は逆T字型に形成されており、その水
平部である脚部分6aの両端部にはキャスター型自由車
輪である車輪8を左右に一個づつ取り付けてある。これ
らの脚6と車輪8とで脚部9を構成している。そして、
この脚部9の2つの車輪8,8と、前記の回転ブラシ4
とでケレンがけ機全体がケレンがけ対象面20上に3点
支持され、これによりケレンがけ機はケレンがけ対象面
20上に自立姿勢となっている。また脚6は丸または角
型の外径の異なるパイプを組み合わせて上下に高さを調
節出来るようにしている。すなわち、ボルト7を弛めて
車輪8側の脚部分6aを引き出せば高さが高くなり、逆
に前記車輪8側の脚部分6aを押し込むと高さは低くな
るので、丁度よい所で前記ボルト7を締めることで、脚
6の高さを調節できる。また前記車輪8を固定車輪とす
ることも出来る。
てある。この脚6は逆T字型に形成されており、その水
平部である脚部分6aの両端部にはキャスター型自由車
輪である車輪8を左右に一個づつ取り付けてある。これ
らの脚6と車輪8とで脚部9を構成している。そして、
この脚部9の2つの車輪8,8と、前記の回転ブラシ4
とでケレンがけ機全体がケレンがけ対象面20上に3点
支持され、これによりケレンがけ機はケレンがけ対象面
20上に自立姿勢となっている。また脚6は丸または角
型の外径の異なるパイプを組み合わせて上下に高さを調
節出来るようにしている。すなわち、ボルト7を弛めて
車輪8側の脚部分6aを引き出せば高さが高くなり、逆
に前記車輪8側の脚部分6aを押し込むと高さは低くな
るので、丁度よい所で前記ボルト7を締めることで、脚
6の高さを調節できる。また前記車輪8を固定車輪とす
ることも出来る。
【0009】エンジン本体1または出力軸ケース2から
は後方に操作ハンドル10が延びている。この操作ハン
ドル10は、途中で略U型に別れて自転車のハンドルと
同じような形をしている。そして略U型に別れた操作ハ
ンドル10の末端部には握り手部11があり、その握り
手部11の近くには、前記エンジン本体1のエンジン回
転数を加減速するためのスロットルレバー12を配置し
ている。前記操作ハンドル10にはその基端部と略U字
型に分岐する部分との間に屈曲部13を設けて、操作ハ
ンドル10を上下方向に屈曲の程度を変えられるように
し、これによりケレンがけ対象面20から前記握り手部
11までの高さを調節可能としている。更に、屈曲部1
3は、ケレンがけ対象面20に対する操作ハンドル10
の握り手部11の角度をも調整可能としている。
は後方に操作ハンドル10が延びている。この操作ハン
ドル10は、途中で略U型に別れて自転車のハンドルと
同じような形をしている。そして略U型に別れた操作ハ
ンドル10の末端部には握り手部11があり、その握り
手部11の近くには、前記エンジン本体1のエンジン回
転数を加減速するためのスロットルレバー12を配置し
ている。前記操作ハンドル10にはその基端部と略U字
型に分岐する部分との間に屈曲部13を設けて、操作ハ
ンドル10を上下方向に屈曲の程度を変えられるように
し、これによりケレンがけ対象面20から前記握り手部
11までの高さを調節可能としている。更に、屈曲部1
3は、ケレンがけ対象面20に対する操作ハンドル10
の握り手部11の角度をも調整可能としている。
【0010】なお、エンジン本体1は汎用の小型可搬式
で公知のものを使用しており、燃料は混合油を使用して
いるので燃料費が安くて、燃費もよい。なお、ガソリン
エンジンを使用することも出来る。
で公知のものを使用しており、燃料は混合油を使用して
いるので燃料費が安くて、燃費もよい。なお、ガソリン
エンジンを使用することも出来る。
【0011】次に、前述の一実施例の作用について述べ
る。エンジン本体1の下方に取り付けられた脚部9は、
全体重量の大部分を支持する作用をするので、操作ハン
ドル10の握り手部11を手で上下させれば、脚6の下
端部にある車輪8とケレンがけ対象面20の接点が支点
となって回転ブラシ4を簡単に上下出来て、ケレンがけ
対象面20に回転ブラシ4を押しつける力を簡単に調節
出来る。しかも、キャスター型自由車輪である車輪8の
作用によって、軽く移動しながらケレンがけ作業が出来
る、と同時に方向転換も軽く出来る。従って、高齢者や
女子でもケレンがけ作業が出来るようになった。また、
回転ブラシ4を取り替えて回転ブラシ4の高さが変わっ
た時に、出力軸ケース2の軸線が傾斜しているので、回
転ブラシ4のケレンがけ対象面20に接する面が、傾い
てケレンがけ対象面20と平行でなくなる。しかし、脚
6を上下に高さ調節することにより、平行にすることが
出来る。
る。エンジン本体1の下方に取り付けられた脚部9は、
全体重量の大部分を支持する作用をするので、操作ハン
ドル10の握り手部11を手で上下させれば、脚6の下
端部にある車輪8とケレンがけ対象面20の接点が支点
となって回転ブラシ4を簡単に上下出来て、ケレンがけ
対象面20に回転ブラシ4を押しつける力を簡単に調節
出来る。しかも、キャスター型自由車輪である車輪8の
作用によって、軽く移動しながらケレンがけ作業が出来
る、と同時に方向転換も軽く出来る。従って、高齢者や
女子でもケレンがけ作業が出来るようになった。また、
回転ブラシ4を取り替えて回転ブラシ4の高さが変わっ
た時に、出力軸ケース2の軸線が傾斜しているので、回
転ブラシ4のケレンがけ対象面20に接する面が、傾い
てケレンがけ対象面20と平行でなくなる。しかし、脚
6を上下に高さ調節することにより、平行にすることが
出来る。
【0012】そして、操作ハンドル10を取り付け、し
かもケレンがけ対象面20から握り手部11までの高さ
を調節出来るようにした屈曲部13の作用により、この
ケレンがけ機を使用する人の身長に合わせ、従来のよう
に中腰でなく立ったままの楽な姿勢でケレンがけ作業が
出来る。更に、屋根などの傾斜面にケレンがけ作業をす
る場合においても、屈曲部13の作用により、握り手部
13の角度を地面と水平に保つことにより、安全な姿勢
でケレンがけ作業を行うことができ、危険作業をなくす
ことができる。また、錆や除去すべき塗装が強固に付着
している場合は、回転ブラシ4を強く押える必要があ
り、このとき同時にエンジン出力への負荷が増大するの
で、エンジンが停止しないようにスロットルレバー12
を操作して、エンジンの出力を増す必要がある。このと
き、スロットルレバー12を握り手部11のすぐ近くに
配置したので、エンジン本体1まで作業者が手を伸ばす
必要がなく、ケレンがけ作業を中断することなくエンジ
ンの出力を増大出来、エンジンの出力の可変を容易に行
うことができる。また、全体としてコンパクトにしたの
で全体の重量が6.5Kgしかなく軽く出来ているの
で、人力で運搬出来る。このように、優れた点が多いの
で、従来のハンドグラインダーによるケレンがけ作業で
は1時間当たり3.25m2しか出来なかったが、本発
明のケレンがけ機を使用すると同じ条件で1時間当たり
32.5m2出来るようになった。また、長い電源コー
ドを準備、持ち運びする必要がないので準備、後始末が
大変楽になった。
かもケレンがけ対象面20から握り手部11までの高さ
を調節出来るようにした屈曲部13の作用により、この
ケレンがけ機を使用する人の身長に合わせ、従来のよう
に中腰でなく立ったままの楽な姿勢でケレンがけ作業が
出来る。更に、屋根などの傾斜面にケレンがけ作業をす
る場合においても、屈曲部13の作用により、握り手部
13の角度を地面と水平に保つことにより、安全な姿勢
でケレンがけ作業を行うことができ、危険作業をなくす
ことができる。また、錆や除去すべき塗装が強固に付着
している場合は、回転ブラシ4を強く押える必要があ
り、このとき同時にエンジン出力への負荷が増大するの
で、エンジンが停止しないようにスロットルレバー12
を操作して、エンジンの出力を増す必要がある。このと
き、スロットルレバー12を握り手部11のすぐ近くに
配置したので、エンジン本体1まで作業者が手を伸ばす
必要がなく、ケレンがけ作業を中断することなくエンジ
ンの出力を増大出来、エンジンの出力の可変を容易に行
うことができる。また、全体としてコンパクトにしたの
で全体の重量が6.5Kgしかなく軽く出来ているの
で、人力で運搬出来る。このように、優れた点が多いの
で、従来のハンドグラインダーによるケレンがけ作業で
は1時間当たり3.25m2しか出来なかったが、本発
明のケレンがけ機を使用すると同じ条件で1時間当たり
32.5m2出来るようになった。また、長い電源コー
ドを準備、持ち運びする必要がないので準備、後始末が
大変楽になった。
【0013】
【効果】本発明は、以下の効果を奏する。 (1)作業者がコンパクトなケレンがけ機を楽に移動さ
せたり方向転換させたりしながら楽な姿勢でケレンがけ
作業をすることができ、作業能率が大幅に向上する。 (2)高さの変わる回転ブラシと取り替えた時も脚の高
さを調節することにより対応することができる。 (3)ケレンがけ作業者の身長に合わせて操作ハンドル
の握り手部の高さを調節することができる。 (4)屋根などの傾斜面に対してケレンがけ作業する場
合には、操作ハンドルの握り手部を地面と平行に保つこ
とができ、安全な姿勢で傾斜面のケレンがけ作業をする
ことができる。
せたり方向転換させたりしながら楽な姿勢でケレンがけ
作業をすることができ、作業能率が大幅に向上する。 (2)高さの変わる回転ブラシと取り替えた時も脚の高
さを調節することにより対応することができる。 (3)ケレンがけ作業者の身長に合わせて操作ハンドル
の握り手部の高さを調節することができる。 (4)屋根などの傾斜面に対してケレンがけ作業する場
合には、操作ハンドルの握り手部を地面と平行に保つこ
とができ、安全な姿勢で傾斜面のケレンがけ作業をする
ことができる。
【図1】本発明に係る全体側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
1:エンジン本体 2:出力軸ケース 3:回転連結部 4:回転ブラシ 5:取付部 6:脚 6
a:脚部分 7:ボルト 8:車輪 9:脚部 10:操作ハンドル 11:握り手部 12:スロットル
レバー 20:ケレンがけ対象面
a:脚部分 7:ボルト 8:車輪 9:脚部 10:操作ハンドル 11:握り手部 12:スロットル
レバー 20:ケレンがけ対象面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 鈴木 充 (56)参考文献 特開 平2−279268(JP,A) 特開 昭62−41199(JP,A) 実開 昭59−34949(JP,U) 実開 昭59−97852(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 27/00 B24B 7/18 B44D 3/16
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン本体(1)と、このエンジン本体
(1)から前方に延びる出力軸(2)の先端に回転連結
部(3)を介して取り付けられた取り替え可能な回転ブ
ラシ(4)と、前記エンジン本体(1)の下方に取り付
けられた脚の高さを調節できる2つの車輪付きの脚部
(9)と、前記エンジン本体(1)から後方に延び途中
で略U字型に別れて末端部には握り手部(11)がある
操作ハンドル(10)とを具備して成り、前記回転ブラ
シ(4)と前記2つの車輪(8)とによって全体がケレ
ンがけ対象面上に3点支持されるが、全体重の大部分は
前記2つの車輪(8)により支持され、前記操作ハンド
ル(10)は、基端部と略U字型に分岐する部分との間
に屈曲部(13)を設けて、操作ハンドル(10)を上
下方向に屈曲の程度を変えられるようにし、これにより
ケレンがけ対象面から握り手部(11)までの高さおよ
び同ケレンがけ対象面に対する握り手部(11)の角度
を調節可能としたことを特徴とするケレンがけ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6013800A JP2760943B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | ケレンがけ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6013800A JP2760943B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | ケレンがけ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07213976A JPH07213976A (ja) | 1995-08-15 |
JP2760943B2 true JP2760943B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=11843338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6013800A Expired - Lifetime JP2760943B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | ケレンがけ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2760943B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101755174B1 (ko) * | 2016-12-22 | 2017-07-19 | 이수희 | 석재 잔다듬기용 지지장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101105026B1 (ko) * | 2009-04-06 | 2012-01-16 | 김기영 | 다방향 굴절형 핸드 그라인더 |
JP7394697B2 (ja) * | 2020-04-30 | 2023-12-08 | 鹿島建設株式会社 | 研磨装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5997852U (ja) * | 1982-12-20 | 1984-07-03 | 日本国有鉄道 | レ−ル研磨機の台枠傾倒装置 |
JPH01156850U (ja) * | 1988-04-21 | 1989-10-27 | ||
JPH0274227A (ja) * | 1988-09-10 | 1990-03-14 | Kumaki Nobuyoshi | 回転ブラシ装置 |
JP2513504B2 (ja) * | 1989-04-21 | 1996-07-03 | 克 丸山 | ケレン装置 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP6013800A patent/JP2760943B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101755174B1 (ko) * | 2016-12-22 | 2017-07-19 | 이수희 | 석재 잔다듬기용 지지장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07213976A (ja) | 1995-08-15 |
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