JP2760532B2 - 回転式圧縮機 - Google Patents
回転式圧縮機Info
- Publication number
- JP2760532B2 JP2760532B2 JP63321091A JP32109188A JP2760532B2 JP 2760532 B2 JP2760532 B2 JP 2760532B2 JP 63321091 A JP63321091 A JP 63321091A JP 32109188 A JP32109188 A JP 32109188A JP 2760532 B2 JP2760532 B2 JP 2760532B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- rotating roller
- rotary compressor
- roller
- electromagnetic coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/0042—Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
- F04C29/0085—Prime movers
Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、回転軸に回転ローラを設け、該回転ローラ
をシリンダの内部で偏芯回転させてなる回転式圧縮機に
関する。
をシリンダの内部で偏芯回転させてなる回転式圧縮機に
関する。
(ロ) 従来の技術 本出願人が特願昭63−172400号で出願した従来の回転
式圧縮機では、第3図に示すように、電動要素(1)の
ステータ(2)の磁界によりロータ(3)を回転させる
と共に、該ロータ(3)に軸着した回転軸(4)を圧縮
要素(5)の軸受け部(6)で片持ち支持している。
式圧縮機では、第3図に示すように、電動要素(1)の
ステータ(2)の磁界によりロータ(3)を回転させる
と共に、該ロータ(3)に軸着した回転軸(4)を圧縮
要素(5)の軸受け部(6)で片持ち支持している。
しかしながらこの種従来の回転式圧縮機では、電動要
素(1)にロータ(3)を設けた分だけ部品点数がアッ
プして回転圧縮機が大型化する欠点、回転軸(4)は軸
受け部(6)で片持ち支持されるためこの回転軸(4)
の遊端部(4a)において変形等による位置ずれが生じる
と共にこの位置ずれ故に軸受け部(6)が偏倚力によっ
て摩耗し、圧縮効率の低下する等の欠点がある。
素(1)にロータ(3)を設けた分だけ部品点数がアッ
プして回転圧縮機が大型化する欠点、回転軸(4)は軸
受け部(6)で片持ち支持されるためこの回転軸(4)
の遊端部(4a)において変形等による位置ずれが生じる
と共にこの位置ずれ故に軸受け部(6)が偏倚力によっ
て摩耗し、圧縮効率の低下する等の欠点がある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明は前述の欠点を解消し、部品点数が少なく小型
で且つ圧縮効率の高い回転式圧縮機を提供するものであ
る。
で且つ圧縮効率の高い回転式圧縮機を提供するものであ
る。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、シリンダと、該シリンダ内を偏心回転する
回転ローラと、前記シリンダ内壁面に形成された空洞部
に収容されて該シリンダ内壁面に対して進退すると共に
その一端が前記回転ローラ外周面に当接して摺動するベ
ーンとを含んでなる回転式圧縮機において、少なくとも
前記回転ローラの最大半径側の一部を磁性体で形成する
と共に、該回転ローラ外周面が転接する前記シリンダ内
壁面の周囲に電磁コイルを配設し、該電磁コイルの移動
磁界によって前記磁性体を付勢することで前記回転ロー
ラを駆動するものである。
回転ローラと、前記シリンダ内壁面に形成された空洞部
に収容されて該シリンダ内壁面に対して進退すると共に
その一端が前記回転ローラ外周面に当接して摺動するベ
ーンとを含んでなる回転式圧縮機において、少なくとも
前記回転ローラの最大半径側の一部を磁性体で形成する
と共に、該回転ローラ外周面が転接する前記シリンダ内
壁面の周囲に電磁コイルを配設し、該電磁コイルの移動
磁界によって前記磁性体を付勢することで前記回転ロー
ラを駆動するものである。
(ホ) 作用 本発明によれば、シリンダの内部の回転ローラは電磁
コイルによって磁気駆動されるため、電動要素の要素の
ロータが不要となり、このロータの省略分だけ部品点数
が減少して回転式圧縮機が小型化すると共に回転軸の方
持ち構造も省略されこの省略にともなって軸受け部の摩
耗及び圧縮効率の低下が防止されるようになる。
コイルによって磁気駆動されるため、電動要素の要素の
ロータが不要となり、このロータの省略分だけ部品点数
が減少して回転式圧縮機が小型化すると共に回転軸の方
持ち構造も省略されこの省略にともなって軸受け部の摩
耗及び圧縮効率の低下が防止されるようになる。
(ヘ) 実施例 次に本発明の一実施例について説明する。
第1図及び第2図において、(7)は密閉容器(8)
の内部に配設した圧縮要素、(9)は圧縮要素(7)の
一部を構成するシリンダで、円筒状に形成されている。
(10)(11)は一対の軸受兼用端板で、シリンダ(9)
の上部開口及び下部開口を閉塞することでシリンダ室
(12)を画成している。(13)はシリンダ室(12)に配
設した回転ローラで、回転軸(14)に偏芯状態で設けて
ある。(15)は密閉容器(8)に貫設した吸込パイプ
で、密閉容器(8)の外部から冷凍サイクルのガス状冷
媒を吸込んで吸込通路部(15a)を経てシリンダ室(1
2)に供給する。(16)はシリンダ室(12)を吸込側(1
2a)と吐出側(12b)に区画形成する摺動ベーンで、そ
の背後から圧縮スプリング(17)にて付勢され回転ロー
ラ(13)に圧接してる。(18)はシリンダ室(12)の吐
出口で、吐出弁(19)を有して上部の軸受兼用端板(1
0)に形成されている。(20)は軸受兼用端板(10)の
上部に設けたマフラー室で、吐出口(18)が臨設されて
いる。(21)はマフラー室(20)を画成するカップ状吐
出マフラーで、その周縁部において軸受兼用端板(10)
に取り付けられている。マフラー室(20)の吐出口(2
2)から吐出したガス状冷媒は、密閉容器(8)の内部
空間を経て吐出パイプ(23)から密閉容器(8)の外部
へ吐出される。(24)は回転ローラ(13)を駆動する駆
動手段で、その詳細は後述する。
の内部に配設した圧縮要素、(9)は圧縮要素(7)の
一部を構成するシリンダで、円筒状に形成されている。
(10)(11)は一対の軸受兼用端板で、シリンダ(9)
の上部開口及び下部開口を閉塞することでシリンダ室
(12)を画成している。(13)はシリンダ室(12)に配
設した回転ローラで、回転軸(14)に偏芯状態で設けて
ある。(15)は密閉容器(8)に貫設した吸込パイプ
で、密閉容器(8)の外部から冷凍サイクルのガス状冷
媒を吸込んで吸込通路部(15a)を経てシリンダ室(1
2)に供給する。(16)はシリンダ室(12)を吸込側(1
2a)と吐出側(12b)に区画形成する摺動ベーンで、そ
の背後から圧縮スプリング(17)にて付勢され回転ロー
ラ(13)に圧接してる。(18)はシリンダ室(12)の吐
出口で、吐出弁(19)を有して上部の軸受兼用端板(1
0)に形成されている。(20)は軸受兼用端板(10)の
上部に設けたマフラー室で、吐出口(18)が臨設されて
いる。(21)はマフラー室(20)を画成するカップ状吐
出マフラーで、その周縁部において軸受兼用端板(10)
に取り付けられている。マフラー室(20)の吐出口(2
2)から吐出したガス状冷媒は、密閉容器(8)の内部
空間を経て吐出パイプ(23)から密閉容器(8)の外部
へ吐出される。(24)は回転ローラ(13)を駆動する駆
動手段で、その詳細は後述する。
而して前記回転ローラ(13)は、その一部を磁性体
(13a)にて形成してある。この磁性体(13a)は、外部
磁界によって磁化される磁性素材又は永久磁石等によっ
て形成される。
(13a)にて形成してある。この磁性体(13a)は、外部
磁界によって磁化される磁性素材又は永久磁石等によっ
て形成される。
また前記駆動手段(24)はシリンダ(9)の周囲に配
設した電磁コイル(25)(25)…と、該電磁コイル(2
5)(25)…の移動磁界によって順次磁化される複数の
磁極(26)(26)…等から構成してある。複数の磁極
(26)(26)…は、シリンダ(9)の外周壁に沿って配
設され、これら磁極(26)(26)…が順次、矢印A方向
に磁化されることで、シリンダ(9)の内部の回転ロー
ラ(13)を偏芯回転させるように機能する。
設した電磁コイル(25)(25)…と、該電磁コイル(2
5)(25)…の移動磁界によって順次磁化される複数の
磁極(26)(26)…等から構成してある。複数の磁極
(26)(26)…は、シリンダ(9)の外周壁に沿って配
設され、これら磁極(26)(26)…が順次、矢印A方向
に磁化されることで、シリンダ(9)の内部の回転ロー
ラ(13)を偏芯回転させるように機能する。
前記回転式圧縮機では、その動作時においては、電磁
コイル(25)(25)…の磁界が矢印A方向に回転し、こ
の回転磁界によって磁極(26)(26)…が順次磁化され
ることで同期型リニヤモータと同様の原理により回転ロ
ーラ(13)が偏芯回転するようになる。また回転ローラ
(13)の偏芯回転により、密閉容器(8)の外部から冷
凍サイクルのガス状冷媒を吸込んでシリンダ(9)の吸
込通路部(15a)を経てシリンダ室(12)に供給し、そ
の後、シリンダ室(12)で圧縮した冷媒を、吐出口(1
8)、マフラー室(20)及び吐出口(22)を経てカップ
状吐出マフラー(21)から吐出し密閉容器(8)の内部
空間を経て吐出パイプ(23)から密閉容器の外部へ吐出
するようになる。
コイル(25)(25)…の磁界が矢印A方向に回転し、こ
の回転磁界によって磁極(26)(26)…が順次磁化され
ることで同期型リニヤモータと同様の原理により回転ロ
ーラ(13)が偏芯回転するようになる。また回転ローラ
(13)の偏芯回転により、密閉容器(8)の外部から冷
凍サイクルのガス状冷媒を吸込んでシリンダ(9)の吸
込通路部(15a)を経てシリンダ室(12)に供給し、そ
の後、シリンダ室(12)で圧縮した冷媒を、吐出口(1
8)、マフラー室(20)及び吐出口(22)を経てカップ
状吐出マフラー(21)から吐出し密閉容器(8)の内部
空間を経て吐出パイプ(23)から密閉容器の外部へ吐出
するようになる。
(ト) 発明の効果 以上述べた通り本発明によれば、シリンダの内部の回
転ローラを駆動するための電動要素の専用ロータが不要
となり、この専用ロータの省略分だけ部品点数を減少し
て回転式圧縮機を小型化できると共に、回転ローラの回
転軸の片持ち構造も省略され、この省略に伴って軸受け
部の摩耗及び圧縮効率の低下を防止できる。
転ローラを駆動するための電動要素の専用ロータが不要
となり、この専用ロータの省略分だけ部品点数を減少し
て回転式圧縮機を小型化できると共に、回転ローラの回
転軸の片持ち構造も省略され、この省略に伴って軸受け
部の摩耗及び圧縮効率の低下を防止できる。
更に、偏心回転する回転ローラを電磁コイルの移動磁
界によって効率よく回転させることが可能となる。
界によって効率よく回転させることが可能となる。
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
におけるA−A線断面図、第3図は従来例の縦断面図で
ある。 (9)……シリンダ、(13)……回転ローラ、(13a)
……磁性体、(14)……回転軸、(25)……電磁コイ
ル。
におけるA−A線断面図、第3図は従来例の縦断面図で
ある。 (9)……シリンダ、(13)……回転ローラ、(13a)
……磁性体、(14)……回転軸、(25)……電磁コイ
ル。
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダと、該シリンダ内を偏心回転する
回転ローラと、前記シリンダ内壁面に形成された空洞部
に収容されて該シリンダ内壁面に対して進退すると共に
その一端が前記回転ローラ外周面に当接して摺動するベ
ーンとを含んでなる回転式圧縮機において、 少なくとも前記回転ローラの最大半径側の一部を磁性体
で形成すると共に、該回転ローラ外周面が転接する前記
シリンダ内壁面の周囲に電磁コイルを配設し、該電磁コ
イルの移動磁界によって前記磁性体を付勢することで前
記回転ローラを駆動することを特徴とする回転式圧縮
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63321091A JP2760532B2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | 回転式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63321091A JP2760532B2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | 回転式圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02169889A JPH02169889A (ja) | 1990-06-29 |
JP2760532B2 true JP2760532B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=18128714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63321091A Expired - Lifetime JP2760532B2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | 回転式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2760532B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2703406B1 (fr) * | 1993-04-02 | 1995-05-12 | Cit Alcatel | Machine volumétrique à mouvement planétaire. |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6051780B2 (ja) * | 1977-10-13 | 1985-11-15 | ヤ−ドニイ・エレクトリツク・コ−ポレ−シヨン | 水銀を含まないアルカリ二次電池および該電池用の負中間セパレ−タ |
JPS6354925A (ja) * | 1986-08-26 | 1988-03-09 | Satake Kagaku Kikai Kogyo Kk | 撹拌装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6051780U (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-11 | 株式会社 今村製作所 | 回転、往復可能な電動機 |
JPS6097991U (ja) * | 1983-12-13 | 1985-07-04 | 石川島播磨重工業株式会社 | 舶用旋回窓 |
-
1988
- 1988-12-20 JP JP63321091A patent/JP2760532B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6051780B2 (ja) * | 1977-10-13 | 1985-11-15 | ヤ−ドニイ・エレクトリツク・コ−ポレ−シヨン | 水銀を含まないアルカリ二次電池および該電池用の負中間セパレ−タ |
JPS6354925A (ja) * | 1986-08-26 | 1988-03-09 | Satake Kagaku Kikai Kogyo Kk | 撹拌装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02169889A (ja) | 1990-06-29 |
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