JP2759123B2 - かな漢字変換装置 - Google Patents

かな漢字変換装置

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JP2759123B2
JP2759123B2 JP2214124A JP21412490A JP2759123B2 JP 2759123 B2 JP2759123 B2 JP 2759123B2 JP 2214124 A JP2214124 A JP 2214124A JP 21412490 A JP21412490 A JP 21412490A JP 2759123 B2 JP2759123 B2 JP 2759123B2
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、入力される表音文字列(平仮名(ローマ
字)文字列)を、仮名漢字変換して出力する、あるい
は、変換候補文字を出力するかな漢字変換装置に関す
る。
「従来の技術」 日本語ワードプロセッサや日本語フロントエンド等で
採用されている従来の仮名漢字変換装置における漢字変
換と候補選択とは、最初に変換対象である文字列を入力
すると、最初の変換候補が現われ、ユーザは次候補キイ
の押下により次々と候補を出力して所望の変換結果を得
る方式か、入力後に仮名漢字変換候補が羅列的に表示さ
れ、ユーザは番号等によってその中の一つを選択するこ
とによって変換結果を確定する方式のものであった。
「発明が解決しようとする課題」 単語/熟語の中で姓名のように1つの表記(読み)に
対して漢字の組み合わせが多数考えられる場合がある。
例えば、「ひでお」の仮名漢字変換候補は、「ひで」の
部分の漢字表記として「秀」「英」「栄」「日出」、
「お」の部分の漢字表記として「雄」「夫」「男」
「生」等があり、この組み合わせとして漢字変換候補が
得られるので、少なくとも16の候補が存在する。
このように候補の数が多くなると、次候補キイの押下
回数が増えたり、候補の全てを画面に表示できないとい
う問題により、スムーズな候補選択ができないという問
題があった。
また、電話などを利用した音声による会話を通して説
明される、姓名の漢字表記を入力しようとした場合、姓
名は「つちへんのさかい」「きょうとのきょうこ」「く
さかんむりのひでお」の様に、その候補を絞り込む絞り
込み情報と共に述べられることが多いが、従来の仮名漢
字変換装置では、この絞り込み情報を利用するものはな
かった。更に、得られた漢字候補から変換結果を確定す
る場合でも、電話を通じた会話では「ゆうしゅうのしゅ
う」「おとこ」等のように漢字が説明されるが、従来の
仮名漢字変換装置はこのような情報を利用できず、その
説明を受けた投入者が、その説明を基にどのような漢字
であるかを推測し、選択する必要があるという問題があ
った。
「課題を解決するための手段」 この発明によれば、単語/熟語の読みに該当する単語
/熟語候補の中で、文字数が最小となる候補の各文字の
読みに合わせて、前記出力された全ての単語/熟語候補
の文字列を区切り、区切られた各列にある文字のうち既
に同列にある文字を除去した文字群を該列の漢字候補と
して各列毎に出力する漢字候補表作成手段を設けた。こ
れにより、各文字位置に応じた漢字候補を排他的に出力
できるため、漢字の組み合わせによる候補数の増大を抑
止できる。
さらに、単語/熟語の読みと表示文字の特徴を分離す
る手段と、該入力された漢字の特徴を解析した結果に基
づき漢字候補を絞り込む手段を設け、変換目標となる漢
字の特徴が入力された場合に、この情報を有効に処理で
きるようにした。
「作用」 この発明によれば、姓名や地名等の固有名詞を含めた
単語/熟語について、その読みを表す表音文字列が入力
されると、漢字表記の単語/熟語候補について、使用さ
れている漢字種類を文字位置ごとに整理して文字候補と
して出力される。
また、上記の表音文字列に加えて、出力されるべき漢
字についての別の読み方や使用されている部首名等の絞
り込み条件文字列が併せて入力されると、該条件に合致
する漢字候補のみを文字候補として出力する。又は、絞
り込み条件との適合性を各文字候補上に表示して文字候
補が出力される。
漢字候補表作成手段は、単語/熟語検索部から渡され
た漢字変換候補の集合を文字数によってソートし、文字
数の少ないものから順に並べる。最も短い単語/熟語候
補文字列の文字数を表の列数とする。次に、最少文字数
の変換候補の各文字をそれぞれの列について重複するも
のを除去して表の対応列にデータとして割り当てる。こ
の後、それ以外の候補文字列について、既に格納された
データとの一致を調べながら、同一仮名に対する列に割
り当てることで、表を作成する。
漢字候補表作成手段によって作成された表と、先の絞
り込み条件文字列を引数に絞り込み処理部が呼び出され
る。絞り込み処理部は絞り込み条件文字列を解析して、
それが部首名を表現するものであるか、漢字を表現する
ものであるか、熟語を表現するものであるかを判定す
る。この判定には、それぞれ、部首辞書の検索、単漢字
変換部の呼び出し、仮名漢字変換部の呼び出しが利用さ
れる。これによって得られた部首、漢字を用いて、与え
られた表を絞り込み、得られた部首を含んだ漢字を含ん
だ文字列や、得られた漢字を含んだ文字列だけをマーク
する。
この絞り込み処理よって得られた表に、現在の状態、
注目されている列や行の情報を付与して、漢字変換候補
表を表示する。
ここで、ユーザからのコマンドを持ち、コマンドが入
力されるとそれが、絞り込み条件を表わす文字列である
か、注目行や列を変更したり、漢字変換結果を確定する
状態変更のコマンドであるかを判定する。
入力が絞り込み条件を表わす文字列である場合は、そ
の文字列と現在の注目列を引数として絞り込み処理が呼
び出され、先と同様に絞り込み処理が行なわれ、絞り込
み結果に応じて表が更新される。状態更新コマンドの場
合は、それが状態管理部に渡され、注目行や列の変更
や、漢字変換結果の確定が行なわれる。全ての列につい
て漢字の確定が行なわれた時点で、最初に入力された文
字列に関する仮名漢字変換結果が得られ、この得られた
漢字文字例を出力して処理を終了する。
このように漢字変換候補は表形式で表示されるため、
先の「ひでお」の例では、変換候補は、(「秀」「英」
「栄」「日出」)と、(「雄」「夫」「男」「生」)と
の2列からなる表として表示される。ユーザは、それぞ
れの列からの変換結果を選択するため、候補の組み合わ
せ的爆発を避けることができる。
また、漢字変換の入力として、単語/熟語の読みだけ
ではなく、それに適当な絞り込み情報を付与したものを
受理できる。つまり、「くさかんむりのひでお」という
文字列をそのまま投入することができ、変換候補とし
て、この絞り込み情報を用いて絞り込まれた結果だけが
表示される。このため、電話等を通じた変換候補の絞り
込み内容に関する説明から得られる情報を充分に活用す
ることができる。
更に、漢字候補からの選択確定においても、「ゆうし
ゅうのしゅう」「おっと」等のような熟語や単語による
漢字の説明を受理できる。このため、候補絞り込みのた
めには電話等を通じた説明で得られる情報をそのまま投
入すればよく、投入者の負担が軽減され、かな入力か
ら、単語/熟語への迅速な変換が可能となる。
「実施例」 以下に、単語/熟語として姓名を扱う場合について、
より具体的な例によってこの発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明の構成を示す。この装置は、全体
の制御と入出力をつかさどる主制御部1と、文字列を入
力とし、それを姓名と見做して仮名漢字変換を行なう姓
名検索部2と、姓名検索部2が検索する、姓名の読みと
漢字表記を記述した姓名辞書3と、得られた漢字候補を
表形式とする表作成部4と、絞り込み条件となる文字列
と変換候補の集合を入力として絞り込みを行なう漢字候
補絞り込み処理部5とよりなる。漢字候補絞り込み処理
部5は絞り込み条件となる文字列を解析する条件解析部
6と、それを用いて実際に絞り込みを行なう絞り込み処
理部11と、形状や熟語に関する指定から漢字変換を行な
う単漢字変換部7と、部首情報を記述した部首辞書8
と、ある漢字がどのような部首からなるかを記述した漢
字情報辞書9と、一般のワードプロセッサ等で利用され
る仮名漢字変換部10とからなる。更にこの装置には、表
示された表の注目行や列などの状態を変更する状態管理
部12が設けられている。
第2図は主制御部1における処理の流れを示したもの
である。以下この第2図に従って、この発明装置におけ
る処理の流れを説明する。入力文字列のシンタクスは、
以下の通りである。
(絞り込み条件文字列{の|区切り信号})姓/名の 読み 絞り込み条件文字列={部首名|単漢字変換の入力| 熟語} ここで、()は省略可能、{|}はいずれかの選択を
示す。単漢字変換の入力は、例えば「英」を「くさかん
むりにちゅうおうのおう」と指定し、同様に「英」を
「えいごのえい」と指定し、「生」を「うまれる」と指
定し、「男」を「おとこ」等と指定するなど、形状や熟
語や訓読みや単語による漢字の指定である。
入力された文字列が区切り記号を含まない場合、まず
全体を姓名の読みであると見做し、それを引数として姓
名検索部2を呼び出す。姓名検索部2は姓名辞書3を検
索して、文字列が姓名の読みであるかを検査し、もしそ
うであればその漢字表記を集まりを取得する。ここで、
姓名辞書3は、第3図に示すような姓名の読みとその漢
字表記が対になったレコードからなる辞書である。入力
文字列全体を姓名の読みとして姓名検索部2を呼び出し
て漢字候補集合が得られた場合は、それを漢字候補集合
とし、絞り込み条件を無しとする。
姓名検索部2で漢字候補集合が得られなかった場合、
もしくは入力文字列が区切り記号を含んでいる場合は、
入力文字列を{の|区切り記号}の前後の文字列に分割
し、後方の部分文字列を引数として先と同様に姓名検索
部2を呼び出す。この結果漢字候補集合が得られれば、
それを漢字候補集合とし、前方の文字列を絞り込み条件
文字列とする。漢字候補集合が得られなかった場合は、
分割を変更して上記の処理を繰り返す。
次に、得られた漢字候補集合から表作成部4を用いて
候補表を生成する。漢字候補集合とそれから得られる漢
字候補表との例を第4図に示す。表作成部4の内部の動
作については後述する。
漢字候補表と条件文字列とを引数として漢字候補絞り
込み処理部5を呼び出す。絞り込み条件が無しの場合、
漢字候補絞り込み処理部5は何も行なわず、入力である
漢字候補表をそのまま返す。そうでない場合、漢字候補
絞り込み処理部5は、まず条件解析部6を呼び出す。条
件解析部6はまず、部首辞書8を検索して条件文字列が
部首名であるかを検査する。ここで部首辞書8は第5図
に示すような部首の名称を列挙した辞書である。条件文
字列が部首名であれば条件解析部6は、絞り込み条件が
部首名であるという情報とその部首名を出力とする。部
首名でなかった場合、つまり、条件文字列と一致する文
字列が部首辞書8中に存在しなかった場合は、単漢字変
換部7を呼び出す。単漢字変換部7は、入力文字列を解
析し、それが単漢字変換の入力のシンタクスを満たして
いれば、絞り込み条件が漢字であるという情報と、入力
に対する単漢字変換の結果である漢字集合を出力とす
る。入力文字列が単漢字変換の入力のシンタクスを満た
していない場合、条件解析部6は仮名漢字変換部10を呼
び出し、条件文字列を単語と見做して仮名漢字変換が行
なわれる。その結果漢字熟語が得られれば、絞り込み条
件が漢字であるという情報と、その熟語に含まれる漢字
の集合を出力とする。これらの処理によって条件文字列
から絞り込み条件である部首や漢字が得られなかった場
合、条件解析部6はその旨を出力とし、これを受けた主
制御部1は、最初に戻り、入力文字列の分割を変更して
これまでの処理を繰り返す。
絞り込み条件が得られると、漢字候補絞り込み条件処
理部5は絞り込み処理部11を呼び出し、それを用いて漢
字候補表の絞り込みを行なう。漢字候補表が絞り込み対
象となった場合、実際の処理はその第1列を対象に行な
われる。絞り込み条件が部首名であった場合、漢字候補
表第1列のデータである各文字列について、それを構成
する漢字がどのような部首を含んでいるかを漢字情報辞
書9を検索することで取得する。ここで、漢字情報辞書
9は第6図に示すような構成を持つ辞書であり、ここで
はその形項目が利用される。あるデータ文字列に含まれ
る漢字の少なくとも一つが絞り込み条件である部首を含
んでいた場合、そのデータは絞り込み条件を満足し、残
される。それ以外のもの、つまり、絞り込み条件で示さ
れている部首名を含む漢字を一つも含まない文字列であ
るようなデータは削除される。絞り込み条件が漢字であ
る場合、絞り込み条件と漢字候補表第1列のデータであ
る各文字列とに共通する文字を求め、それが存在する場
合にそのデータが残される。それ以外のもの、つまり、
絞り込み条件で示される漢字列と共通の文字をひとつも
含まないデータは削除される。
次に、主制御部1は、絞り込み結果である候補表を出
力する。この時、各候補に識別のための番号を振り、第
1列を注目列、第1行を注目行として強調する。出力さ
れた候補表の例を第7図に示す。
この後、主制御部1はユーザからのコマンドが入力さ
れるのを待つ。ユーザからのコマンドは大きく分けて2
種類である。第一は文字列であり、これは絞り込み条件
と見做されて解析される。第二は数値や特殊な制御コー
ドであり、これは注目列や注目行の変更や漢字候補の確
定のための入力である。ここで後者を状態変更コマンド
と呼ぶ。コマンドが入力されると、主制御部1はそれが
状態変更コマンドであるかを調べ、そうでなければ、コ
マンドとして投入された文字列を絞り込み条件、漢字候
補表の現在の注目列の内容絞り込み対象として漢字候補
絞り込み処理部5を呼び出す。先と同様の漢字候補絞り
込みが行なわれ、得られた結果にしたがって出力される
表が更新される。状態変更コマンドの場合は、状態管理
部12が呼び出され、漢字候補の確定処理、注目列注目行
の変更処理等が行なわれる。このコマンド入力−処理の
ループを繰り返し、全ての列の漢字候補が確定された時
点で処理が終了する。
先に省略した表作成部4の動作について述べる。第8
図は、表作成部4の処理の流れを示した図である。この
図にしたがって表作成部4の動作を説明する。まず、漢
字候補文字列の集まりを文字数の昇順にソートする。同
時に、最も短い候補文字列の文字数を得て、これをMIN
とする。候補表の列数をMINとし、文字数がMINである候
補の各文字を、N文字目がN列のデータとなるように割
り当ててゆく。この時、重複した文字は表に入れない。
それ以外の候補文字列についてそれぞれ以下の処理を繰
り返す。前述したように候補文字列はソートされている
ので、この処理は文字数の少ないものから実施されるこ
とになる。まず、文字列の末尾と、最右列に含まれるデ
ータとの一致を検査し、一致すれば、候補文字列から一
致した部分を削除して新しい候補文字列とし、それと先
の列の左側の列との比較を行なう。これを繰り返して一
致するデータが存在しない列(第I列とする)まで来た
時、I=1であれば、そのときの候補文字列を第1例の
新しいデータとして加える。それ以外の場合、文字列の
先頭と、最左列に含まれるデータとの一致を検査し、一
致すれば、候補文字列から一致した部分を削除して新し
い候補文字列とし、それと先の列の右側の列との比較を
行なう。これを繰り返して一致するデータが存在しない
列(第J列とする)まで来た時、J=Iであれば、その
ときの候補文字列を第I列の新しいデータとして加え
る。そうでない場合は、そのときの候補文字列を第J列
の新しいデータとして加え、第J+1列から第I列まで
のデータとして空文字列を加える。以上の処理を全ての
候補文字列に関して行なうことにより候補表が作成され
る。
次に「くさかんむりのひでお」を例にこの装置の動作
を具体的に説明する。入力文字列は区切り記号を含まな
いので、この文字列全体を引数として姓名検索部2が呼
び出されるが、姓名辞書3には「くさかんむりのひで
お」という姓名は登録されていないため、これは失敗す
る。主制御部1は次に、「の」に着目してその前後の文
字列、つまり、「くさかんむり」「ひでお」に入力文字
列を分割する。そして、「ひでお」を引数に姓名検索部
2を呼び出し、候補文字列の集合として第9図Aに示し
たような候補集合を得る。この候補集合を引数に表作成
部4が呼び出される。
表作成部4は、与えられた候補集合をソートし(第9
図B)、表の列数として最少文字数2を得る。まず、文
字数2の文字の候補が、第1列目より順に表の対応列に
一文字ずつ重複を除去して割り当てられる(第9図
C)。残った候補「日出男」「日出夫」について、以下
の様に処理がなされる。まず、候補文字列「日出男」
と、第2列のデータとが比較され、一致する文字列
「男」があるため、候補文字列は「日出」となる。次に
第1列のデータとの比較がなされるが、ここには一致す
る文字列が存在しない。現在比較している行が第1行で
あるから候補文字列「日出」を第1列のデータとして新
たに付け加える。この状態を第9図Dに示す。次に「日
出夫」について処理がなされるが、第2列のデータとし
て「夫」が、第1列のデータとして「日出」が既に存在
するので、新しいデータの追加は行なわれない。以上で
全ての候補文字列についての処理が終了し、第9図Eに
示す候補表が作成される。
以上の処理で得られた候補表と先の絞り込み条件文字
列「くさかんむり」とを引数に漢字候補絞り込み処理部
5が呼び出される。漢字候補絞り込み処理部5は、最初
に絞り込み条件文字列「くさかんむり」の解析を行な
う。まず、部首辞書8が検索され、「くさかんむり」が
部首名であることがわかる。この条件で、与えられた候
補表の第1列が絞り込まれる。漢字情報辞書9の検索に
より、第1列の候補を構成する漢字の内、くさかんむり
を含むものは「英」だけであることがわかるので、この
例では、「英」だけが候補として残される。
主制御部1は、この絞り込み結果に番号を振り、第1
列第1行を注目行列として強調して第10図に示すような
表を表示した後、コマンド待ちとなる。コマンドとし
て、「確定」が入力されたとする。これは状態変更コマ
ンドであると解析され、状態管理部12が呼び出され、一
列目が「英」に確定され、注目行列が第2列第1行とな
る。次に、コマンドとして、「おとこ」が入力されたと
する。主制御部1は、これを状態変更コマンドではない
として、現在の注目列である第2列の文字列集合と入力
された文字列「おとこ」を引数に漢字候補絞り込み処理
部5を呼び出す。
漢字候補絞り込み処理部5は、先と同様に条件文字列
「おとこ」の解析を行なう。まず、部首名であるかが調
べられるがこれは失敗する。次に単漢字変換部7が呼び
出され、「おとこ」の単漢字変換結果として「男」が得
られる。これを条件に候補表の第2列が絞り込まれ、
「男」が残される。
次に、「確定」のコマンドが入力されると、全ての列
が確定し、最終的な変換結果として「英男」が得られて
処理が終了する。
請求項1の発明と請求項2の発明との関係を第11図に
示す。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、(1)漢字
変換候補は最小列数に分けられた表形式で表示され、本
装置の利用者は、それぞれの列から変換結果を選択すれ
ばよいため、漢字候補の組み合わせによる候補数の爆発
的増加を避けることができる。本発明はこのように、姓
名や地名のように、単語/熟語を構成する漢字の有意な
組み合わせが多数在る場合、特に顕著な効果を示す。
(2)は漢字変換の入力として、単語/熟語の読みだけ
でなく、候補の絞り込み情報が付与して入力されると、
該絞り込み情報により絞り込まれた候補が出力される。
これにより、電話等を通じて得られた、変換対象漢字に
関する情報を充分に活用することができるようになっ
た。また、(3)漢字候補からの選択の確定において
も、「ゆうしゅうのしゅう」「おとこ」等のような単語
や熟語による漢字の説明を受理することがきるため、操
作者は、変換対象の漢字に関する説明をそのまま投入す
ればよく、操作者の負担が軽減され、迅速な単語/熟語
変換が可能となる。さらに加えて、(4)読みに対する
漢字表記を決定する場合(例えば、命名時に使用する漢
字を決めるような場合)、読み位置毎に漢字が一覧表示
(出力)されるため、漢字を選定しやすいという効果も
生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す構成図、第2図は第1
図の装置の処理の流れを示す流れ図、第3図は姓名辞書
3の内容例を示す図、第4図は漢字候補集合の例と、そ
れから作成された漢字候補表の例を示す図、第5図は部
首辞書8の内容例を示す図、第6図は漢字情報辞書9の
内容例を示す図、第7図は主制御部1によって表示され
る漢字候補表の例を示す図、第8図は表作成部4の処理
の流れを示す流れ図、第9図は表作成処理において候補
表が作成される手順の例を示す図、第10図は出力される
候補表の例を示す図、第11図は請求項1の発明と請求項
2の発明との関係を示す図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−162132(JP,A) 特開 昭62−272354(JP,A) 特開 平1−321556(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単語/熟語の読みを表す表音文字列とその
    漢字表記とを対にして保持している単語/熟語辞書と、 複数の漢字を含む単語/熟語の表音文字列を入力する入
    力手段と、 前記単語/熟語辞書を検索して、前記入力手段により入
    力された表音文字列に対応する全ての漢字表記を単語/
    熟語候補として出力する単語/熟語検索部と、 前記単語/熟語候補の中で、文字数が最小となる候補各
    文字の読みに合わせて、前記出力された全ての単語/熟
    語候補の文字列を区切り、その区切られた各列にある文
    字のうち既に同列にある文字を除去した文字群をその列
    の漢字候補として各列毎に出力する漢字候補表作成手段
    と、 を具備し、前記入力された表音文字列に対応する漢字表
    記の候補を出力するかな漢字変換装置。
  2. 【請求項2】単語/熟語の読みを表す表音文字列とその
    漢字表記とを対にして保持している単語/熟語辞書と、 複数の漢字を含む単語/熟語の表音文字列、又は後記漢
    字候補の絞り込み条件を構成する条件文字列、もしくは
    その両方を含むような文字列を入力する入力手段と、 その入力手段により入力された文字列から、表音文字列
    部分と条件文字列部分を抽出する条件分離手段と、 前記単語/熟語辞書を検索して、前記分離された表音文
    字列に対応する全ての漢字表記を単語/熟語候補として
    出力する単語/熟語検索部と、 前記単語/熟語候補の中で、文字数が最小となる候補の
    各文字に合わせて、前記出力された全ての単語/熟語候
    補の文字列を区切り、その区切られた各列にある文字の
    うち既に同列にある文字を除去した文字群をその列の漢
    字候補として各列毎に出力する漢字候補表作成手段と、 前記抽出された条件文字列を解析し、部首であるという
    情報とその部首名、熟語であるという情報とその熟語に
    含まれる漢字の集合、単漢字であるという情報とその単
    漢字の集合のいずれかを内容とする絞り込み条件を抽出
    する条件解析手段と、 前記抽出された絞り込み条件を用いて、前記漢字候補表
    の漢字候補を絞り込み、得られた結果を新たにその列の
    漢字候補とし、それ以外の列については、以前のものを
    そのまま漢字候補とする絞り込み処理手段と、 を具備し、前記入力された表音文字列に対応する漢字表
    記の候補を出力するかな漢字変換装置。
  3. 【請求項3】請求項(2)記載のかな漢字変換装置にお
    いて、前記絞り込み処理手段は、前記出力された漢字候
    補で前記絞り込み条件が設定されていると判定された文
    字列にある各漢字候補について、前記絞り込み条件に合
    致するか否かの情報を付加して絞り込み漢字候補とし、
    絞り込み条件が設定されてない列についてはその列の漢
    字候補を絞り込み漢字候補として出力する、 ことを特徴とするかな漢字変換装置。
  4. 【請求項4】請求項(2)又は(3)記載のかな漢字変
    換装置において、前記漢字候補の絞り込み条件として、 ・漢字の構造/形状 ・漢字を構成している部首名 ・該漢字が用いられる熟語 ・入力文字列の読みとは異なる読み方 のいずれかが指定されることを特徴とするかな漢字変換
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102676182B (zh) * 2012-05-08 2013-10-16 吴小杰 卧式制动力矩自增摆线-齿条推焦装置

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