JP2758872B2 - 縦型cvd装置 - Google Patents

縦型cvd装置

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JP2758872B2 JP30535895A JP30535895A JP2758872B2 JP 2758872 B2 JP2758872 B2 JP 2758872B2 JP 30535895 A JP30535895 A JP 30535895A JP 30535895 A JP30535895 A JP 30535895A JP 2758872 B2 JP2758872 B2 JP 2758872B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造工
程で用いられる縦型CVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の縦型CVD装置は、図3に示すよ
うに、ガス導入管10が設けられたマニホールド7上に
円筒状のインナーチューブ2と上部がふさがれたアウタ
ーチューブ1とをシール固定し、その内部にステージ9
に支持されウェーハ5を搭載したボート4を挿入するよ
うに構成されていた。そして、反応ガスはキャップ8で
気密状態にし、減圧したのちガス導入管10より内部に
導入される。反応ガスは矢印で示したように、インナー
チューブ2の内側を通り、ウェーハ5上で反応して膜を
形成したのち上部に達し、次でアウターチューブ1とイ
ンナーチューブ2とで構成される流出経路を通って下降
し排気管11より外部に排出されていた。
【0003】又第2の従来例として図4に示すように、
インナーチューブ2の内壁に添ってガスの導入吹出しノ
ズルであるインジェクターノズル13を1〜2本配置
し、モーター14によりステージ10を回転させること
により、その上のボート4及びウェーハ5を回転しなが
ら成膜する構造のものも用いられている。
【0004】更に特開昭60−200531号公報には
多孔チューブを用いたものが提案されている。このCV
D装置は図5に示すように、アウターチューブ1の内側
に多孔チューブ3Bを設けるものであり、反応ガスはア
ウターチューブ1の内壁に添って導入され、排気(OU
T)側へと流れる途中で内側の多孔チューブ3Bの小孔
からボート4及びウェーハ5側へと入っていく構造とな
っている。そしてボート4及びウェーハ5は、回転する
ように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3で
説明した第1の従来例では、反応ガスの濃度が上に行く
に従って低くなる為、上下のウェーハ間で濃度差による
膜の成長速度が異なり膜厚にばらつきを生じるという欠
点がある。
【0006】又図4で説明した第2の従来例では、ボー
トを回転させる為の回転機構が不可欠となり、装置が大
型化しコスト高になると共に、回転構造上からくるシー
ル性の維持や振動によるパーティクルの発生防止策が必
要となる。
【0007】更に図5で説明した第3の従来例では、第
2の従来例と同様の欠点の他に、多孔チューブの中に入
る反応ガスの出口がない為、アウターチューブ1の内壁
に添って反応ガスが流れることから、成膜速度が遅いと
いう欠点がある。
【0008】本発明の目的は、回転機構がなくても効率
良くしかも均一な膜形成が可能な縦型CVD装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の縦型CVD装置
は、反応部のプロセスチューブとして、密閉式のアウタ
ーチューブとその内側に反応ガスの流れ方向を上部まで
仕切る円筒状のインナーチューブと、さらに内側に反応
ガスを全周から吹き出す小孔を有する多孔チューブをそ
れぞれ同心円上に配置する。また、ガスの流入経路にお
いて、反応ガスはインナーチューブと多孔状のチューブ
の間の下方から導入する。上部の両者隙間には円板の仕
切り(フランジ)を設けて直接、反応ガスが上方のアウ
ターチューブ側に出ないようにする。また、反応ガスを
導入または排気するマニホールドを2分割し、特に反応
生成物が出来やすい多孔チューブとインナーチューブ
は、反応ガスの導入,排気部を外すことなく脱着出来る
構造とする。
【0010】
【作用】反応部のチューブ下部から導入した反応ガス
は、インナーチューブとその内側にある多孔チューブの
間を通って上方に流れ、多孔チューブの全外周面の小孔
から内側に流れ込む。内側に挿入されたウェーハに成膜
し、残ったガスは上方のアウターチューブへと流れてい
き、アウターチューブの内壁に添って下方の排気側へ導
かれる。
【0011】多孔チューブの内側には、常に一定濃度の
反応ガスが全周均一に流れ込み残ったガスと置換が行わ
れる。従ってウェーハに形成される膜厚は均一なものと
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を説明す
る為の縦型CVD装置の断面図である。
【0013】図1において縦型CVD装置は、上部に内
側に向いた幅の広い第1のフランジ12Aを有する円筒
状の第1のマニホールド7Aと、この第1のマニホール
ド7A上に設けられガス導入管10と排気管11とを備
えかつガス導入管10より上部に内側に向いた幅の狭い
第2のフランジ12Bを有する円筒状の第2のマニホー
ルド7Bと、第1のフランジ12Aにシール固定され複
数の小孔を有し上端部に第3のフランジ12Cを備えた
円筒状の多孔チューブ3と、この多孔チューブ3の周囲
を覆うように前記第2のフランジ12Bにシール固定さ
れ、多孔チューブ3と共に、ガス導入管10より導入さ
れる反応ガスの流入経路を構成しかつ上端部で多孔チュ
ーブ3に接する円筒状のインナーチューブ2と、このイ
ンナーチューブ2の周囲を覆うように第2のマニホール
ド7B上にシール固定されインナーチューブ2と共に導
入された反応ガスを排気管11より排出する為の流出経
路を構成する密閉式のアウターチューブ1と、ウェーハ
5を水平に搭載し多孔チューブ3の反応室内に搬入する
為のボート4と、アウターチューブ1の外側に設けられ
たヒータ6とから主に構成されている。
【0014】多孔チューブ3は、全周に小孔を分散させ
ており、その小孔の大きさは直径3〜5mm程度、上下
方向のピッチはボート4に搭載したウェーハ5のピッチ
と同じまたは等倍が好ましい。また、周方向ピッチに関
しては、多孔チューブ3とウェーハ5との距離や小孔の
径、さらには供給ガスの流量によっても変動するが、反
応ガスがウェーハ5に到達するまでに均等な濃度になる
よう短いピッチが良い。また小孔は千鳥配列でもよく形
も丸だけでなく、周方向に横長のスリット状のもの等、
特に限定しない。
【0015】また、アウターチューブ1とインナーチュ
ーブ2を0リングにより固定する第2のマニホールド
は、ガスの導入管10及び排気管11等を備えている
が、多孔チューブ3を固定する第1のマニホールドに
は、これらの管は接続されていない。尚、図1において
8はキャップ、9はステージである。
【0016】次にこのように構成されたCVD装置の動
作について図1を参照して説明する。反応ガスは第2の
マニホールド7Bに設けられたガス導入管10からイン
ナーチューブ2と多孔チューブ3の間に導入される。導
入された反応ガスは両者のチューブの間を上昇するが、
多孔チューブ3の上部に設けられた仕切り部の第3のフ
ランジ12Cにより、この間の上昇はここで止まり、反
応ガスのほとんどは、多孔チューブ3に設けられた小孔
を通じてウェーハ5の入っている多孔チューブ3の内側
へと流れる。ここでウェーハ5への成膜が行われるが、
残ったガスは、上部のアウターチューブ1側に上昇し、
さらにアウターチューブ1の内壁に添って下方の排気管
11側へと流れる。多孔チューブ3の小孔から内側に流
入する反応ガスは、小孔の形状や配列によりウェーハ5
の全周及び上下間ともに均一な濃度で拡散する為、均一
な膜形成を行うことができる。
【0017】また、特に反応生成物が出来やすい多孔チ
ューブ3は、他のアウターチューブ1やインナーチュー
ブ2や第2のマニホールド7B等を外すことなく、第1
のマニホールド7Aを外すだけで脱着が可能であり、イ
ンナーチューブ2も同じ状態で脱着が可能である。
【0018】図2は本発明の第2の実施の形態を説明す
る為の縦型CVD装置の断面図であり、図1に示したも
のと異なる所は、反応ガスの入口部にガスの分散板を、
又多孔チューブの上端部に天板を設けたことである。
【0019】すなわち、図2におけるA部拡大図に示し
たように、多孔チューブ3とインナーチューブ2とで構
成するガス流入経路の入口の位置に、ガスの流入経路全
周にわたり小孔を有するドーナツ状の分散板15を設
け、またB部拡大図に示したように、多孔チューブ3A
の端部にも複数の小孔を有する円板状の天板16を設け
ている。
【0020】第2のマニホールド7Bに設けられたガス
導入管10から導入された反応ガスは、インナーチュー
ブ2と多孔チューブ3Aの間に流入する前に多孔状の分
散板15により全周に均一な濃度に分散して供給され
る。また、ウェーハ5上で成膜後の残ったガスは、アウ
ターチューブ1の上部に上昇し、その内壁に添って下降
し排気されるが、上部に流れ出るガスの分布を天板16
の小孔にて調節し、全周均一な状態でアウターチューブ
1側に排出するようにしている。
【0021】これら、下部の分散板15部及び上部の天
板16部は、反応生成物が出来やすい為、多孔チューブ
3Aと一体化して同時に脱着できるように構成してあ
り、清掃は容易である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、インナー
チューブの内側に多孔チューブを設け、この多孔チュー
ブの上部を開放するか又は複数の小孔を有する天板で覆
い、インナーチューブと多孔チューブとで構成する流入
経路より反応ガスを導入することにより、反応ガスを均
一にウェーハ上に導入できる為、回転機構がなくても効
率良くしかも均一な膜形成が可能な縦型CVD装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明する為の縦型
CVD装置の断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を説明する為の縦型
CVD装置の断面図。
【図3】従来例を説明する為の断面図。
【図4】他の従来例を説明する為の断面図。
【図5】他の従来例を説明する為の断面図。
【符号の説明】
1 アウターチューブ 2 インナーチューブ 3,3A,3B 多孔チューブ 4 ボート 5 ウェーハ 6 ヒーター 7,7A,7B マニホールド 8 キャップ 9 ステージ 10 ガス導入管 11 排気管 12A〜12C フランジ 13 インジェクターノズル 14 モーター 15 分散板 16 天板

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に内側に向いた幅の広い第1のフラ
    ンジを有する円筒状の第1のマニホールドと、この第1
    のマニホールド上に設けられガス導入管と排気管とを備
    えかつガス導入管より上部に内側に向いた幅の狭い第2
    のフランジを有する円筒状の第2のマニホールドと、前
    記第1のフランジにシール固定され複数の孔を有する円
    筒状の多孔チューブと、この多孔チューブの周囲を覆う
    ように前記第2のフランジにシール固定され前記多孔チ
    ューブと共に前記ガス導入管より導入される反応ガスの
    流入経路を構成しかつ上端部で前記多孔チューブに接す
    る円筒状のインナーチューブと、このインナーチューブ
    の周囲を覆うように前記第2のマニホールド上にシール
    固定され前記インナーチューブと共に導入された反応ガ
    スを前記排気管より排出する為の流出経路を構成する密
    閉式のアウターチューブと、ウェーハを水平に搭載し前
    記多孔チューブの反応室内に搬入する為のボートとを含
    むことを特徴とする縦型CVD装置。
  2. 【請求項2】 多孔チューブとインナーチューブの上端
    部は、この多孔チューブ又はインナーチューブに接続さ
    れたフランジにより接している請求項1記載の縦型CV
    D装置。
  3. 【請求項3】 多孔チューブの上端部には複数の孔が設
    けられた円板状の天板が設けられている請求項1又は請
    求項2記載の縦型CVD装置。
  4. 【請求項4】 多孔チューブとインナーチューブで構成
    するガス流入経路の入口部には複数の孔を有するドーナ
    ツ状の分散板が設けられている請求項1又は請求項2又
    は請求項3記載の縦型CVD装置。
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KR100339846B1 (ko) * 1999-05-13 2002-06-07 윤종용 반도체소자 제조용 공정튜브
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