JP2756759B2 - 掘削機のロッド連結装置におけるロック検出装置 - Google Patents

掘削機のロッド連結装置におけるロック検出装置

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JP2756759B2
JP2756759B2 JP24743494A JP24743494A JP2756759B2 JP 2756759 B2 JP2756759 B2 JP 2756759B2 JP 24743494 A JP24743494 A JP 24743494A JP 24743494 A JP24743494 A JP 24743494A JP 2756759 B2 JP2756759 B2 JP 2756759B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アースオーガ、ボーリ
ング機、撹拌機、横掘り管埋設機等の掘削機の出力軸に
設けた雌継手に、スクリュー、掘削ロッド、撹拌ロッド
等のロッドの雄継手を連結するロッド連結装置における
ロック検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のロッド連結装置におけるロック
検出装置としては、例えば、実公昭63−23512号
公報に示されるように、出力軸に設けた雌継手にロッド
の雄継手を挿入し、該雄継手のロック溝に係脱するロッ
ク部材を前記雌継手の半径方向に進退可能に設け、該ロ
ック部材をシリンダにて進退させると共に、ロック部材
の進退に伴って雌継手の外部に突出したロック表示棒を
揺動させ、固定した比較棒と揺動したロック表示棒の相
対的な対比を地上作業者が目視することによりロック状
態を確認するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の構造の
ロッド連結装置は、シリンダが継手部と一体に回転する
ため、シリンダへの圧力油の給排に関しては複雑な構造
で高価なスイベル方式が採られている。
【0004】また、ロック表示棒がロック部材を進退さ
せるシリンダや、シリンダとロック部材間を連結するリ
ンク機構によって揺動するため、リンク機構等に磨耗が
生ずると確実に作動しない虞がある。さらに、ロック表
示棒と対比する比較棒を設ける必要がある。また、ロッ
ク表示棒がロッド連結装置と一体に回転するので、ロッ
ク表示棒の停止位置が一定しないから見にくい場合があ
り、しかも、ロッド連結の際に雌継手は高い所に位置す
るので、ロック表示棒の目視は、地上から仰ぎ見ること
になるため、ロック状態の判断を誤ることがある。
【0005】さらに、ロック状態の確認作業は、地上作
業者がロック表示棒の揺動位置を目視してロック状態に
なったことを判断した後、掘削機のオペレータに合図
し、次の作業に進むが、地上作業者とオペレータ間の連
携ミス等からおきる事故につながりりやすい欠点を是非
とも回避する必要がある。
【0006】そこで本発明は、ロッド連結装置の構造を
簡略化すると共に、ロック検出装置が確実に作動して、
ロック状態を容易に確認することができる掘削機のロッ
ド連結装置におけるロック検出装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発
明は、請求項1の発明では、出力軸の先端に出力軸と同
心的に雌継手を設け、該雌継手の継手孔に挿入されるロ
ッドの雄継手に形成されたロック溝に係脱するロック部
材を、前記雌継手の半径方向に進退可能に設け、該ロッ
ク部材をシリンダにて進退させる掘削機のロッド連結装
置において、前記雌継手の外周に、雌継手の軸線方向へ
移動可能でかつ雌継手と一体に回転し、移動に伴って前
記ロック部材を進退させるロック用リングを設けると共
に、該雌継手の先端に、雌継手の軸線方向へ移動可能で
かつ雌継手と一体に回転する円板を設け、該円板に、前
記雌継手の継手孔に対応して前記雄継手よりも大径で雄
継手基部のロッド径よりは小径の挿通孔を形成し、前記
シリンダを非回転部に雌継手の軸線方向に設け、該シリ
ンダに、ロッドの伸長により前記ロック用リングを雌継
手先端側へ移動させて前記ロック部材を前記ロック溝に
係合させる非回転のロック係脱用リングを雌継手の軸線
方向に移動可能に支持し、該ロック係脱用リングに前記
円板の近接を検知するセンサを設けたことを特徴として
いる。
【0008】また、請求項2の発明では、前記ロッド連
結装置に、前記センサの作動を表示する表示器を設ける
と共に、前記掘削機の運転台に、前記センサの作動を知
らせる報知装置を設けたことを特徴としている。
【0009】
【作 用】このように構成することにより、円板の挿通
孔を貫通して雄継手を雌継手の継手孔に完全に挿入する
と、円板はロッドに押されて雌継手の先端面に当接す
る。この状態でシリンダのロッドを伸長させてロック係
脱用リングを雌継手先端側へ移動させると、前記ロック
用リングが雌継手先端側へ移動して前記ロック部材が前
記雄継手のロック溝に係合したロック状態となる。この
際に、ロック係脱用リングに設けたセンサと円板の距離
が縮まってセンサが円板の近接を検知し、ロック状態の
電気信号を発する。
【0010】そして、ロック解除の場合は、シリンダの
ロッドを縮小してロック係脱用リングを出力軸側へ移動
させると、前記ロック用リングが出力軸側へ移動して前
記ロック部材が後退し、前記雄継手のロック溝との係合
を解除する。この際に、前記センサは、ロック係脱用リ
ングと共に出力軸側へ移動しているので、円板と離れる
から円板の近接を検知できず、ロック状態の電気信号を
発することができない。このロック解除状態で、雌継手
の継手孔から雄継手を引き離すと、円板は雌継手の先端
面から離間する。
【0011】したがって、センサの電気信号によってロ
ッド連結装置の表示器にロック状態を表示させることに
より地上作業者に目視確認させることができ、また、セ
ンサの電気信号を運転台に導いて報知装置の報知によ
り、ロッドのロック状態をオペレータが確実に把握でき
るから、地上作業者とオペレータ間のロック確認の連絡
をする事なく、両者が確実にロック状態を把握できる。
さらに、センサの電気信号によってロック状態を捕らえ
るので、出力軸の駆動装置を制御する信号にも使用する
こともできる。
【0012】
【実施例】以下、本発明をアースオーガのロッド連結装
置に適用した第1実施例を図1乃至図6に基づいて説明
する。
【0013】アースオーガ1は、クローラ走行体2に立
設されたリーダ3の上部のトップシーブ4からワイヤ5
にて回転駆動装置6を昇降可能に吊持している。
【0014】回転駆動装置6には、駆動モータ7と減速
機8が設けられ、該減速機8の出力軸9の先端に設けら
れたロッド連結装置10にスクリュー11のロッド12
を連結する。
【0015】ロッド連結装置10は、出力軸9先端に同
心的に固設される雌継手13と、該雌継手13に、雌継
手13の半径方向に進退可能に設けられる一対のロック
部材14,14と、雌継手13の外周に、雌継手13の
軸線方向である上下方向に移動可能に、かつ、雌継手1
3と一体回転可能に設けられるロック用リング15と、
非回転部である減速機8のケース16に雌継手13の軸
線方向に下向きに設けられるシリンダ17,17と、該
シリンダ17,17のロッド17a,17aの先端に雌
継手13の軸線方向である上下方向に移動可能に支持さ
れるロック係脱用リング18とで構成され、さらに、ロ
ック検出装置19として、雌継手13の先端に、雌継手
13の軸線方向である上下方向に移動可能に、かつ、雌
継手13と一体回転可能に設けられる円板20と、ロッ
ク係脱用リング18に設けられるセンサ21とを備えて
いる。
【0016】雌継手13は、中央部に、前記ロッド12
の雄継手12aが挿入される六角形の継手孔13aを下
面に開口して形成し、下端外周にロック用リング15の
下降を規制するストッパ13bを設けている。
【0017】また、雌継手13の外周に対向してかつ高
さ方向の位相をずらして形成された凹部13c,13c
には、それぞれレバー22,22が中間部を軸支されて
揺動可能に設けられ、該レバー22,22の下端にそれ
ぞれ前記ロック部材14,14が雌継手13の半径方向
に進退可能に設けられている。
【0018】該ロック部材14,14は、それぞれ後端
14aを押されると前進して先端を継手孔13a内に突
出して、雄継手12aに形成されたロック溝12b,1
2bに先端を係合し、それぞれレバー22の上端を押さ
れると後退してロック溝12b,12bとの係合を解除
する。
【0019】ロック用リング15は、内周にロック部材
14,14をそれぞれ進退させる凸部15a,15aを
設け、最下端15b外周を上部よりも小径として最下端
15b上部に出力軸側段部15cを形成し、最下端15
b先端に最下端15bよりも大径で出力軸側段部15c
よりもやや小径のリングを固設して先端側段部15dを
形成している。
【0020】凸部15aは、中央部を高く、上下両端を
内壁側へ傾斜するテーパ面に形成されており、ロック用
リング15が下降すると中央部がロック部材14の後端
14aに当接してロック部材14を前進させ、ロック用
リング15が上昇すると中央部がレバー22の上端に当
接してロック部材14を後退させる。
【0021】また、ロック用リング15の上部と雌継手
13の上部フランジ13dとの間には、ロック用リング
15を雌継手13の先端側へ付勢するコイルスプリング
23が縮設されている。
【0022】ロック係脱用リング18は、出力軸側段部
15cと先端側段部15dの間隔よりも薄く形成され、
また、その内径を最下端15b外周よりも大径で、出力
軸側段部15cと先端側段部15dの外周よりも小径に
形成されており、前記シリンダ17,17のロッド17
a,17aの先端にカバー24を介して吊持されて出力
軸側段部15cと先端側段部15dの間に配置されてい
る。
【0023】円板20は、雌継手13のストッパ13b
に遊嵌されるボルト25に吊持されて雌継手13の軸線
方向である上下方向に移動可能に、かつ、雌継手13と
一体回転可能に設けられ、雌継手13との間に縮設した
スプリング26により雌継手13の先端面から離間する
ように付勢されており、中央部に、雌継手13の継手孔
13aに対応して前記雄継手12aよりも大径で雄継手
12a基部のロッド12に形成された鍔12cの径より
は小径の挿通孔20aを形成している。
【0024】センサ21は、カバー24に設けられて円
板20の近接を検知して、円板20との間が適切な間隙
になると電気信号をクローラ走行体2の制御盤27のラ
ンプ等駆動回路28へ送る。
【0025】ロッド連結装置10には、ランプ等駆動回
路28にセンサ21からの電気信号が送られていない状
態では赤色点灯し、センサ21からの電気信号が送られ
ると消灯する表示灯29が設けられている。
【0026】この表示灯29は、ロッド連結装置10の
シリンダ17,17を保護するためのプロテクタ30の
下部に設けられたブラケット31内に斜め下方へ向けて
設置されており、該ブラケット31には、表示灯29を
外部の障害物と雨等から保護しつつ、地上作業者からも
見易くするための長円形のカバー付窓32が設けられて
いる。
【0027】また、アースオーガ1の運転台33の操作
盤34には、センサ21の作動を知らせる報知装置とし
て、ランプ等駆動回路28にセンサ21からの電気信号
が送られていない状態では赤色点灯し、センサ21から
の電気信号が送られると消灯する表示灯35と、センサ
21からの電気信号が送られていない状態では警報を発
し、センサ21からの電気信号が送られると警報を止め
る警報器36とが設けられている。
【0028】尚、センサ21は、保護の意味からカバー
24内やブラケット31内に設けても良く、また、直接
ロック係脱用リング18に設けても良い。さらに、運転
台33の警報器36は無くても良い。
【0029】次に、このように構成されたロッド連結装
置10の作用を説明する。
【0030】シリンダ17,17のロッド17a,17
aを縮小してロック係脱用リング18を上昇させると、
ロック係脱用リング18がロック用リング15の出力軸
側段部15cに係合してロック用リング15を引き上
げ、ロック用リング15の凸部15a,15aが上昇し
てレバー22,22の上端に当接してロック部材14,
14を後退させる。
【0031】この状態で、円板20の挿通孔20aを貫
通してロッド12の雄継手12aを雌継手13の継手孔
13aに挿入し、雄継手12aが継手孔13aに完全に
挿入されると、円板20はロッド12に押されて雌継手
13の先端面に当接する。
【0032】次いで、シリンダ17,17のロッド17
a,17aを伸長してロック係脱用リング18を下降さ
せると、ロック用リング15は、自重とコイルスプリン
グ23の付勢力及びロック係脱用リング18がロック用
リング15の先端側段部15dに係合することにより発
生する各種の押す力によって下降し、ストッパ13bに
当接して下降を規制される。
【0033】これにより、ロック用リング15の凸部1
5a,15aがロック部材14,14の後端14a,1
4aにそれぞれ当接してロック部材14,14を前進さ
せ、ロック部材14,14の先端を継手孔13a内に突
出して、雄継手12aのロック溝12b,12bに係合
させてロック状態とする。尚、ロック係脱用リング18
は、シリンダ17,17のロッド17a,17aがスト
ロークエンドまで伸長した後は、コイルスプリング23
の付勢力によって下降し、ロック係脱用リング18と、
出力軸側段部15cと先端側段部15dとの間にそれぞ
れ間隙を生じさせる。
【0034】この際に、ロック係脱用リング18のカバ
ー24に設けたセンサ21と円板20の距離が縮まり、
センサ21が円板20の近接を検知し、ロック状態の電
気信号を発し、クローラ走行体2の制御盤27のランプ
等駆動回路28へ伝達してロッド連結装置10の表示灯
29と、運転台33の操作盤34の表示灯35を消灯す
ると共に、運転台33の操作盤34の警報器36の警報
を止める。
【0035】ロック状態を解除するには、前記のよう
に、シリンダ17,17のロッド17a,17aを縮小
してロック係脱用リング18を上昇させ、ロック用リン
グ15を引き上げてロック用リング15の凸部15a,
15aをレバー19,19の上端に当接させてロック部
材14,14を後退させる。この際に、前記センサ21
は、ロック係脱用リング18と共に出力軸9側へ移動し
ているので、円板20と離れるから円板20の近接を検
知できず、ロック状態の電気信号を発しないから、表示
灯29,35が赤色点灯すると共に、警報器36の警報
が鳴る。
【0036】これにより、ロック状態が解除され、回転
駆動装置6を上昇させることにより雌継手13の継手孔
13aからロッド12の雄継手12aを引き離すことが
でき、ロッド12の雄継手12aが離れると、円板20
が自重とスプリング26の付勢力により雌継手13の先
端面から離間する。
【0037】尚、本実施例のアースオーガ等の縦型掘削
機の場合は、ロッド12の雄継手12aを雌継手13の
継手孔13aから引き離すと、円板20は自重で雌継手
13の先端面から離間するが、掘削作業では円板20の
周辺に泥や地盤改良剤等が付着して、円板20の下降に
支障を来すことがあるため、スプリング26の付勢力に
より雌継手13の先端面からの円板20の離間を確実に
している。また、横掘り管埋設機等の場合は、スプリン
グ26の付勢力によって円板20を雌継手13の先端面
から離間させる。
【0038】このように構成されたロッド連結装置10
は、シリンダ17,17が非回転部である減速機8のケ
ース16に設けられているので、シリンダ17,17へ
の圧力油の配管は一般的な圧力配管が可能となり、従来
のようにシリンダへの圧力油の給排に関して複雑で高価
なスイベル方式を必要としないので、構造を簡略化でき
るとともに、シリンダ17,17の信頼性も高く作動も
確実である。
【0039】また、掘削機運転中は、ロック係脱用リン
グ18が出力軸側段部15cと先端側段部15dとにそ
れぞれ間隙を確保しているので、回転するロック用リン
グ15と非回転部であるロック係脱用リング18とが非
接触状態になるため、軸受等の部品を用いなくて済み、
構造を簡略化できる。
【0040】さらに、ロック状態では、ロック用リング
15が下降して、該ロック用リング15の凸部15a,
15aがロック部材14,14の後端14a,14aに
それぞれ当接して覆っているので、ロック部材14,1
4が雄継手12aのロック溝12b,12bから抜け出
すことがない。
【0041】しかも、ロック検出装置19は、ロッド1
2の雄継手12aを雌継手13の継手孔13aに完全に
挿入し、シリンダ17,17のロッド17a,17aを
ストロークエンドまで伸長してロック部材14,14の
先端を雄継手12aのロック溝12b,12bに係合さ
せたロック状態の場合に、センサ21と円板20との距
離が縮まり、センサ21が円板20の近接を検知し、ロ
ック状態の電気信号を発し、クローラ走行体2の制御盤
27のランプ等駆動回路28へ伝達して表示灯29,3
5を消灯すると共に、警報器36の警報を止める。
【0042】また、完全なロック状態でないときには、
センサ21が円板20の近接を検知できず、ロック状態
の電気信号を発しないから、表示灯29,35が赤色点
灯すると共に、警報器36の警報が鳴る。
【0043】したがって、地上作業者は、ロッド連結装
置10の表示灯29を目視確認することにより、また、
オペレータは、運転台33の操作盤34の表示器35と
警報器36とにより、それぞれ単独にロック状態を確実
に把握できるから、両者は相互の連絡無くしてロック状
態を容易に確認できる。さらに、オペレータは、作業に
伴う騒音、降雨、冷暖房等に伴う運転台33の窓の開閉
に関係なく確実でかつ安全に運転ができるばかりでな
く、地上作業者との連絡ミスもなくなるので安全作業が
できる。
【0044】また、センサ21の電気信号によってロッ
ク状態を捕らえるので、回転駆動装置6の運転を制御す
る信号にも使用できる。さらに、センサ21は、非回転
部に配設されているので、電気配線が容易である。
【0045】尚、センサ21は、円板20との間隙が適
切である場合に反応する、例えば、磁気センサ、近接セ
ンサ、リミットスイッチ等のセンサであればタイプを限
定するものではない。
【0046】図7は、回転するロック用リング15と非
回転のロック係脱用リング40との間に軸受41を介在
させた本発明の第2実施例を示すもので、ロック検出装
置19は、前記第1実施例と同様に、雌継手13の先端
に設けられる円板20と、ロック係脱用リング19に設
けられるセンサ21とで構成され、前記第1実施例と同
様に作動する。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の掘削機のロッド
連結装置におけるロック検出装置は、出力軸の先端に出
力軸と同心的に雌継手を設け、該雌継手の継手孔に挿入
されるロッドの雄継手に形成されたロック溝に係脱する
ロック部材を、前記雌継手の半径方向に進退可能に設
け、前記雌継手の外周に、雌継手の軸線方向へ移動可能
でかつ雌継手と一体に回転し、移動に伴って前記ロック
部材を進退させるロック用リングを設けると共に、該雌
継手の先端に、雌継手の軸線方向へ移動可能でかつ雌継
手と一体に回転する円板を設け、該円板に、前記雌継手
の継手孔に対応して前記雄継手よりも大径で雄継手基部
のロッド径よりは小径の挿通孔を形成し、前記シリンダ
を非回転部に雌継手の軸線方向に設け、該シリンダに、
ロッドの伸長により前記ロック用リングを雌継手先端側
へ移動させて前記ロック部材を前記ロック溝に係合させ
る非回転のロック係脱用リングを雌継手の軸線方向に移
動可能に支持し、該ロック係脱用リングに前記円板の近
接を検知するセンサを設けたので、円板の挿通孔を貫通
して雄継手を雌継手の継手孔に完全に挿入すると、円板
はロッドに押されて雌継手の先端面に当接する。この状
態でシリンダのロッドを伸長させてロック係脱用リング
を雌継手先端側へ移動させると、前記ロック用リングが
雌継手先端側へ移動して前記ロック部材が前記雄継手の
ロック溝に係合したロック状態となる。この際に、ロッ
ク係脱用リングに設けたセンサと円板の距離が縮まって
センサが円板の近接を検知し、ロック状態の電気信号を
発する。
【0048】そして、ロック解除の場合は、シリンダの
ロッドを縮小してロック係脱用リングを出力軸側へ移動
させると、前記ロック用リングが出力軸側へ移動して前
記ロック部材が後退し、前記雄継手のロック溝との係合
を解除する。この際に、前記センサは、ロック係脱用リ
ングと共に出力軸側へ移動しているので、円板と離れる
から円板の近接を検知できない。このロック解除状態
で、雌継手の継手孔から雄継手を引き離すと、円板は雌
継手の先端面から離間し、センサが円板の近接を検知で
きず、ロック状態の電気信号を発しない。
【0049】したがって、ロッド連結装置は、シリンダ
が非回転部に設けられているので、シリンダへの圧力油
の配管は一般的な圧力配管が可能となり、従来のように
シリンダへの圧力油の給排に関して複雑で高価なスイベ
ル方式を必要としないので、構造が簡略化でき経済効果
が大きい上、信頼性も高く作動も確実である。
【0050】また、ロック状態では、ロック用リングが
ロック部材の後端を覆っているので、ロック部材が雄継
手のロック溝から抜け出すことがない。
【0051】また、ロッド連結装置に、センサの作動を
表示する表示器を設けると共に、掘削機の運転台に、前
記センサの作動を知らせる報知装置を設けたから、地上
作業者は、ロッド連結装置の表示灯を目視確認すること
により、また、オペレータは、運転台の報知装置によ
り、それぞれ単独にロック状態を確実に把握できるか
ら、両者は相互の連絡無くしてロック状態を容易に確認
できる。さらに、オペレータは、作業に伴う騒音、降
雨、冷暖房等に伴う運転台の窓の開閉に関係なく確実で
かつ安全に運転ができるばかりでなく、地上作業者との
連絡ミスもなくなるので安全作業ができる。
【0052】また、センサの電気信号によってロック状
態を捕らえるので、出力軸の駆動装置の運転を制御する
信号に使用できる。さらに、センサは、非回転部に配設
されているので、電気配線が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示すロッド連結装置の
ロック状態を示す断面図である。
【図2】 同じくロック解除状態を示す断面図である。
【図3】 アースオーガの概略図である。
【図4】 センサと表示器及び報知装置の回路図であ
る。
【図5】 ロッド連結装置の表示灯を示す正面図であ
る。
【図6】 ロッド連結装置の表示灯を示す断面図であ
る。
【図7】 本発明の第2実施例を示すロッド連結装置の
ロック状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…アースオーガ、6…回転駆動装置、7…駆動モー
タ、8…減速機、9…出力軸、10…ロッド連結装置、
11…スクリュ、12…ロッド、12a…雄継手、12
b…雄継手のロック溝、13…雌継手、14…ロック部
材、14a…ロック部材後端、15…ロック用リング、
15a…ロック用リングの凸部、15b…ロック用リン
グの最下端、15c…ロック用リングの出力軸側段部、
15d…ロック用リングの先端側段部、16…減速機の
ケース、17…シリンダ、17a…シリンダのロッド、
18,40…ロック係脱用リング、19…ロック検出装
置、20…円板、21…センサ、29,35…表示灯、
36…警報器、41…軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴山 養一 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 (72)発明者 磯貝 隆明 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸の先端に出力軸と同心的に雌継手
    を設け、該雌継手の継手孔に挿入されるロッドの雄継手
    に形成されたロック溝に係脱するロック部材を、前記雌
    継手の半径方向に進退可能に設け、該ロック部材をシリ
    ンダにて進退させる掘削機のロッド連結装置において、
    前記雌継手の外周に、雌継手の軸線方向へ移動可能でか
    つ雌継手と一体に回転し、移動に伴って前記ロック部材
    を進退させるロック用リングを設けると共に、該雌継手
    の先端に、雌継手の軸線方向へ移動可能でかつ雌継手と
    一体に回転する円板を設け、該円板に、前記雌継手の継
    手孔に対応して前記雄継手よりも大径で雄継手基部のロ
    ッド径よりは小径の挿通孔を形成し、前記シリンダを非
    回転部に雌継手の軸線方向に設け、該シリンダに、ロッ
    ドの伸長により前記ロック用リングを雌継手先端側へ移
    動させて前記ロック部材を前記ロック溝に係合させる非
    回転のロック係脱用リングを雌継手の軸線方向に移動可
    能に支持し、該ロック係脱用リングに前記円板の近接を
    検知するセンサを設けたことを特徴とする掘削機のロッ
    ド連結装置におけるロック検出装置。
  2. 【請求項2】 前記ロッド連結装置に、前記センサの作
    動を表示する表示器を設けると共に、前記掘削機の運転
    台に、前記センサの作動を知らせる報知装置を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の掘削機のロッド連結装置
    におけるロック検出装置。
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