JP2756317B2 - 家畜用飼料 - Google Patents

家畜用飼料

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宏幸 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は家畜用飼料に関する。
〔従来の技術〕
従来、家畜用の飼料は、とうもろこし、マイロ、小
麦、大麦、えん麦、大豆、小麦粉、きな粉、とうもろこ
し粉等の穀類;米ぬか、ふすま等の糟糠類;大豆油粕、
あまに油粕、綿実油粕等の植物性油粕類;魚粉、肉粉、
肉骨粉、血粉、脱脂粉乳、乾燥ホエー等の動物性飼料;
ビタミン、ミネラル、糖分、食塩等のその他の材料のう
ちの数種を選択しその必要量を家畜の種類、体重、年令
等に応じて配合することによって調製されている。そし
て、近年消費者の高級志向とも相俟って柔らかく且つ風
味および食味のよい高品質の食肉が求められており、こ
の点からも高品質の食肉を提供できる家畜用飼料が色々
研究されている。
〔発明の内容〕
本発明者等は家畜の成育や家畜の肉質改善等にとって
より良好な家畜用飼料について長年研究を続けてきた。
その結果、従来、家畜用飼料には殆ど使用されていない
バターおよび卵を澱粉質材料や糖類とともに含有する原
料を加熱した生成物が、家畜による嗜好性が良好であり
かつ成長促進や体重増加に効果があること、しかも家畜
の肉質を柔らかくて風味および食味のよい良好なものに
することを見出した。
したがって、本発明は、穀粉、バター、糖類および卵
を主成分とする原料を加熱して得られる家畜用飼料であ
る。
本発明の飼料用原料における穀粉としては小麦粉、ラ
イ麦粉、米粉、殿粉類(コーンスターチ、馬鈴薯殿分、
甘薯殿粉、小麦殿粉、米殿粉、タピオカ殿粉、粉カタク
リ粉等)を、糖類としては砂糖、糖蜜、ブドウ等、異性
化糖等を、また卵としては鶏卵等を使用することができ
る。特に穀粉としては小麦粉または小麦粉とコーンスタ
ーチとの混合物が、糖類としては砂糖が、卵は鶏卵が好
ましい。
また本発明の家畜用飼料における各成分の割合は、通
常、穀粉約2〜20重量部(以後単に部という)、バター
約5〜30部、糖類薬10〜35部および卵約10〜40部である
のがよく、特に穀粉約5〜10部、バター約10〜20部、糖
類約20〜25部および卵約30〜35部であるのが家畜による
嗜好性、体重増加および肉質の点から好ましい。
また、本発明の家畜用飼料では、上記した成分以外
に、イースト、化学膨張剤、乳化剤、食塩、果汁、調味
料、香辛料、香料、乳製品、薬剤、アルコール、ビフィ
ズス菌、乳酸菌、ビタミン、ミネラル、アミノ酸等栄養
強化剤、酸化防止剤等の他の成分の1種または数種を必
要に応じて使用することができる。
本発明の家畜用飼料は、通常、穀粉、バター、糖類
および卵を主成分とする原料を撹拌起泡により泡立て、
その結果得られた起泡物をガスや電気等による加熱焼
成、蒸気加熱、高周波加熱、油揚げ等の適当な加熱方法
により加熱してスポンジ状の生成物とする方法、穀
粉、バター、糖類および卵を主成分とする原料からなる
生地をイースト及び/または化学膨張剤(重曹等)を使
用して膨張させ、膨張と同時または膨張後に上記と同
様に適当な加熱方法により加熱してスポンジ状の生成物
とする方法等によって製造することができる。上記の加
熱によって穀粉中の殿粉がα化しかつ卵が固化して固体
状の生成物となる。特に、加熱焼成を行うと生成物が香
ばしいものとなり家畜による嗜好性が向上する。
また、本発明の家畜用飼料は、家畜による嗜好性等の
点から粉粒状とするのが好ましい。
本発明の家畜用飼料は豚、牛、馬、羊、山羊等の家畜
に対して有効であり、豚、特に肉豚肥育用飼料として有
効である。
また、本発明の家畜用飼料は、任意の方法で家畜に給
与することができ、例えば、そのまま直接、従来の飼料
と混合して、従来の飼料の上に層状に重ねてまたは振り
かけて給与することができる。
適切な給与量は、家畜の種類、年令、体重等によって
当然異なるが、例えば、豚の場合は、通常、体重1kg当
たり1日約1〜30g、牛の場合は体重1kg当たり1日に約
4〜120gの割合で給与するとよい。
〔発明の効果〕
本発明の家畜用飼料は、従来の飼料に比べて家畜によ
る嗜好性が高く、その結果家畜に給与したときに飼料摂
取量が増加して家畜の成長を著しく促進させて体重の増
加をはかることができる。
さらに、本発明の家畜用飼料を家畜に給与した場合
に、特に肉豚肥育用とした場合には、家畜の肉質を、肉
中に脂肪が分散した脂肪分の多い、いわゆる霜降り状の
ものとすることができ、その結果柔らかく、こくおよび
甘みのある風味および食味の良好な肉質にすることがで
きる。
また、本発明の家畜用飼料は、その構成する成分の内
容からみても安全性が高くその結果、給与される家畜に
とって、ひいては家畜の肉を食する人間にとっても安全
である。
以下に例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本
発明はこれらの例に限定されない。
以下の例中、「%」および「部」は特別のことわりが
ない限り全て重量によるものである。
例 1 [家畜用飼料の製造] (1) バター1.35kgに砂糖2.5kgを加えて撹拌起泡さ
せて白色状の泡状物とし、これに卵黄1.0kg、レモン10
個分のおろし皮と搾り汁、ラム酒0.1kg、ナツメグ8gお
よびオールスパイス3gを加えた。
(2) 卵白2.5kgを固く起泡させた後、これに薄力小
麦粉1.0kgおよびコーンスターチ0.6kgを混ぜ合わせ、こ
れに上記(1)で調製した材料を混合して生地を製造し
た。
(3) ローラーの回りに上記(2)で調製した生地の
一部を巻付けた後、表面に焼き色がつく程度に加熱焼成
してスポンジ状の生成物を製造した。
(4) 上記(3)で得られた加熱焼成物の上に再度上
記(2)の生地を巻付けて(3)の工程と同じ加熱焼成
を繰り返した。この生地を巻付け/加熱焼成工程を20回
繰返して厚さ約5cmのロール状のスポンジ状の生成物を
製造した。
(5) この生成物を粉砕して家畜用飼料を製造した。
例 2 上記例1で製造した家畜用飼料を添加または添加せず
に下記の表−1に示した肉豚肥育用飼料を調製した。
130日令の豚を各群5頭づつ3群用意した(平均体重7
5kg/頭)。
上記の例2−1〜例2−3の飼料を各々を各群の豚に
給与して、6週間自由に摂取させた。6週間後の豚の体
重、1日当たりの増体重、1日当たりの飼料摂取量なら
びに飼料要求率〔1kgの増体重を得るのに対して摂取し
た総飼料量(kg)〕を調べた。
また、各々の群で得られた肥育豚のロース肉の脂質含
量を調査するとともに、該ロース肉を厚さ10mmにスライ
スして約200〜250℃の鉄板でその表裏を約1分ずつ焼い
たものを食味および風味の評価のために80名のパネラー
に食してもらい、選んだ人の割合(%)を求めた。
上記の結果を下記の表−2に示す。
上記表−2の結果から本発明の家畜用飼料は豚による
嗜好性が高くて増体重効果が大きく、しかも飼料要求率
が低いことがわかる。
その上、表−2の結果は、本発明の家畜用飼料を給与
した豚の肉は脂質含量が高く、それにも拘らずさっぱり
していてしつこくなく、こくおよび甘みがあり、豚肉臭
がなく、柔らかくて食味および風味のよい肉であること
を示している。
また、肉眼で観察したところ、例2−2および例2−
3の肉には、脂肪がいわゆる霜降り状に均一に分散して
いたのに対して、例2−1の肉ではそのようになってい
なかった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀粉、バター、糖類および卵を主成分とす
    る原料を加熱してなる家畜用飼料。
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KR100379061B1 (ko) * 2000-10-10 2003-04-08 주식회사 한예들 마블링과 저콜레스테롤을 증가시키는 육질개선 사료급여방법
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JP5998300B1 (ja) * 2016-03-10 2016-09-28 全国農業協同組合連合会 牛用飼料の製造方法

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