JP2755858B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP2755858B2
JP2755858B2 JP4015344A JP1534492A JP2755858B2 JP 2755858 B2 JP2755858 B2 JP 2755858B2 JP 4015344 A JP4015344 A JP 4015344A JP 1534492 A JP1534492 A JP 1534492A JP 2755858 B2 JP2755858 B2 JP 2755858B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
unit
management device
operation state
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4015344A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05211583A (ja
Inventor
義晴 藤井
貴子 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Original Assignee
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC filed Critical Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority to JP4015344A priority Critical patent/JP2755858B2/ja
Priority to US08/005,362 priority patent/US5477338A/en
Priority to EP93100822A priority patent/EP0552746B1/en
Priority to DE69317583T priority patent/DE69317583T2/de
Publication of JPH05211583A publication Critical patent/JPH05211583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2755858B2 publication Critical patent/JP2755858B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばオフィスなど
に設置されるファクシミリ装置や複写機などの電子機器
の保守管理に必要な種々の情報の伝達を一般公衆回線を
利用して行うファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置には、近年、複写プロ
セスを用いて普通紙に画像形成のできるものが普及しつ
つあり、このような複写プロセスを用いる機構から、ト
ラブルの発生する割合も高く、さらに、性能維持のため
の定期的なオーバホールの必要性から、保守管理のサー
ビス態勢の充実が望まれ、特に、トラブルからの回復が
早期に行われるように、迅速かつ正確な対応が強く望ま
れている。
【0003】従来の保守管理方法としては、一般に、フ
ァクシミリ装置自身が自己の状態を検知し、ディスプレ
イなどによって、トラブル内容や特定部品の交換時期が
迫ったことを表示したり、あるいは、消耗品のニアリィ
エンプティ表示(消耗品切れが近いことを表す表示)を
したりして、ユーザにその旨を知らせ、ユーザがそれを
認識し、いわゆるサービスマンを呼寄せる必要があると
判断すれば、当該ファクシミリ装置の保守管理を委ねて
ある保守サービス局に電話などの手段で連絡を取るとい
うのが通例となっている。
【0004】しかしながら、このように電話などで連絡
を取る場合には、以下のような問題を招来する。
【0005】(1)ユーザは、トラブル内容の説明のた
めに自己の仕事を行うことができず、時間のロスを余儀
なくされる。
【0006】(2)トラブル表示内容をユーザが誤って
認識し、保守サービス局に実際のトラブル内容と異なる
内容を伝えるおそれがある。
【0007】(3)ディスプレイによるトラブル表示が
あってもユーザが気付かずに放置されるおそれもあり、
このような場合には、軽度のトラブルが重度のトラブル
に進展するおそれがある。
【0008】(4)保守サービス局では、ユーザから連
絡を受けた後にそのトラブル内容に基づいて必要なパー
ツなどを用意してユーザの所に出向くことになるため、
迅速な対応が図れない。
【0009】そこで、近年ではユーザ側のファクシミリ
装置が自己の動作状態を検知し、この検知した内容を通
信情報に変換し、自動的にあるいは保守サービス局の送
信要求に応じて送信し、保守サービス局では送信されて
きた通信情報を受信し、これをたとえば文字情報に変換
して印字出力することによって、ユーザ側のファクシミ
リ装置の動作状態を認識し、保守管理を行う方法が提案
されている(特願平1−302749)。
【0010】上述の保守管理方法を実施する場合には、
まず、上述の動作状態の送信機能を備えるファクシミリ
装置をユーザ側が設置する必要がある。その後、いわゆ
るサービスマンが契約しようとするユーザのオフィスな
どに出向き、ユーザとの間で当該ファクシミリ装置の保
守管理の契約内容を相談する。契約が成立した時点で、
サービスマンが上述の動作状態の自動送信機能を備える
ファクシミリ装置に対して、該機能を能動化するための
開設情報を設定する。
【0011】開設情報とは、どのようなメンテナンス機
能を選択するか、すなわちどのような種類の情報を保守
サービス局に送信するか、また契約対象であるファクシ
ミリ装置に関する情報としてたとえば機種名、契約者の
名前および契約番号、さらに情報の送信先である保守サ
ービス局の電話番号などが含まれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のファクシミリ装
置においては、開設情報によって選択設定した機能に基
づいて検知された該装置の動作状態に関する情報のみ
が、保守サービス局に自動送信される。このため、保守
サービス局に自動送信されないトラブルや、保守管理サ
ービスの対象外のトラブルが発生した場合には、従来の
ように、操作者が保守サービス局に電話などの手段で連
絡を取る必要があり、前述した問題を生じる。
【0013】したがって本発明の目的は、管理装置に、
動作状態に関する情報を手動で送信することができるフ
ァクシミリ装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、公衆回線を介
して画像データを含む種々の信号の送受信を行う通信手
段と、画像データを記録紙に記録する記録手段と、原稿
を光学的に読取って画像データに変換する読取手段と、
少なくとも前記通信手段、記録手段および読取手段の動
作状態を検知する動作状態検知手段と、動作状態を管理
するための管理装置に対して、検知した動作状態に関す
る情報を公衆回線を介して送信する動作状態送信手段と
を備え、動作状態が検知されると自動的に検知した動作
状態に関する情報を前記管理装置に送信するファクシミ
リ装置において、管理装置に送信すべき情報を入力する
情報入力手段と、前記情報入力手段によって入力された
情報を管理装置に送信する入力情報送信手段と、前記入
力情報送信手段による情報の送信後に、通信手段を除く
他の手段を非能動化する制御手段とを含むことを特徴と
するファクシミリ装置である。
【0015】また本発明は、前記制御手段は、通信手段
によって管理装置からの予め定める解除信号を受信する
と、前記非能動化されている手段を能動化することを特
徴とする。
【0016】さらに本発明は、前記制御手段は、管理装
置からの前記解除信号を受信したことを示す情報を記憶
することを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明に従えば、情報入力手段によって入力さ
れた情報は、入力情報送信手段によって管理装置に送信
される。すなわち、管理装置には、動作状態検知手段に
よって検知されない情報や、自動送信されない情報であ
っても送信することができる。このとき、制御手段は、
管理装置に情報が送信された後に、通信手段を除く他の
手段を非能動化させる。これによって、たとえば管理装
置に送信された前記情報が、たとえばファクシミリ装置
の種々の手段の故障に関する情報であるような場合に、
制御手段によって欠陥が生じたファクシミリ装置を使用
不可とすることによって、新たなトラブルを生じさせた
りするといった問題をなくすことができる。
【0018】また本発明に従えば、制御手段によって非
能動化した手段は、通信手段によって、管理装置からの
予め定める解除信号を受信することによって能動化され
る。これによって、たとえば前述した故障などによっ
て、ファクシミリ装置が使用不可となっている場合に、
制御手段によって再び使用可とすることで、管理装置か
らのいわゆるリモート診断や修理といった動作状態の管
理を効率よく行うことができる。
【0019】さらにまた本発明に従えば、制御手段は、
管理装置から解除信号を受信すると、該解除信号を受信
したことを示す情報を記憶しておく。これによって、操
作者は、非能動化され、さらにその後、能動化されると
いったファクシミリ装置における一連の動作の経過を、
たとえば記録手段によって印字出力することができ、容
易に確認することができる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるファクシミ
リ装置1の基本的構成を示すブロック図である。ファク
シミリ装置1は、電話回線2に接続され、他のファクシ
ミリ装置との間で画像データの送受信を行うとともに、
電話回線2を介して後述する管理装置3との間で種々の
情報の送受信を行うことができる。ファクシミリ装置1
は、帯電像を形成して記録紙に記録(転写)する静電式
複写プロセスを実行する。
【0021】ファクシミリ装置1は、マイクロコンピュ
ータなどで実現される制御部11を備え、制御部11に
は、通信制御部12と、読取部13と、記録部14と、
操作部15と、表示部16と、検知部17と、メモリ1
8とが接続される。通信制御部12は、着信検出回路や
モデムなどを含み、受信した画像データを復調して制御
部11に与え、また、送信すべき画像データを変調して
電話回線2に出力する。読取部13は、後述するCCD
(電荷結合素子)、レンズ、露光装置などを含み、原稿
送信時では原稿を光学的に読取り、電気信号(画像デー
タ)に変換して制御部11に与える。原稿複写時には原
稿を露光して後述する記録部14が備える感光体表面に
原稿像を結像させる。
【0022】記録部14は、感光体や現像装置、帯電
器、定着装置などを含み、前述の静電式複写プロセスに
よって記録紙に画像を転写する。
【0023】操作部15は、後述する置数キーや各種機
能設定キーなどが配置される。表示部16は、液晶表示
装置などで実現され、操作部15からの入力データ、フ
ァクシミリ装置1の動作状態、たとえばエラー情報や消
耗品切れを示す情報などを表示する。
【0024】検知部17は、ファクシミリ装置1の動作
状態、詳しくは異常状態を検知し、検知した動作状態に
関する情報を制御部11に与える。制御部11内には、
図示しないトラブル内容判別手段、トラブル種類判別手
段、通信情報変換手段が備えられ、これらの各手段は検
知部17からの制御に基づいて動作する。
【0025】トラブル内容判別手段は、検知部17によ
って検知された情報に基づき、発生したトラブルなどが
どのような内容のものであるのかを判別する。トラブル
種類判別手段は、前記トラブル内容判別手段によって判
別されたトラブルなどが、いわゆるサービスマンコール
を要する種類のものかどうかを判断する。サービスマン
コールを要しない種類のトラブルとは、たとえば、紙詰
まりや記録紙切れなど、ユーザが自分自身で比較的簡単
に対処できるトラブルである。サービスマンコールを要
する種類のトラブルとは、たとえば、記録部14の感光
体の寿命超過などのように、ユーザが自分自身では対処
できないトラブルである。
【0026】メモリ18は、ROM(リードオンリメモ
リ)やRAM(ランダムアクセスメモリ)を含んで構成
され、ROMにはファクシミリ装置1の各種動作を制御
するためのプログラムなどが格納され、RAMには管理
装置3から送信される開設情報の登録領域、さらに制御
部11による処理動作に使用される作業領域などが設定
される。また、メモリ18には、操作部15によって管
理装置3に送信される情報がストアされる。
【0027】電話回路19は、ハンドセット20を含ん
で構成されており、通信制御部12に接続されて、管理
装置3および他の電話機などと通話を実現するための回
路である。
【0028】管理装置3は、いわゆるパーソナルコンピ
ュータを基本構成とする装置であり、電話回線2を介し
てファクシミリ装置1や他の端末装置との間でデータの
送受信を行う。管理装置3は、CPU(中央演算処理装
置)などを含む制御部31を備え、制御部31にはモデ
ム32と、記録部33と、表示部34と、操作部35と
が接続される。
【0029】モデム32は、受信データを復調して制御
部31に与え、また、制御部31から与えられる送信す
べきデータを変調して電話回線2に出力する。記録部3
3は、サーマルプリンタなどで実現され、電話回線2を
介して受信した画像データや各種の受信情報、あるいは
操作部35から入力された情報を感熱記録紙などの記録
紙に記録する。表示部34は、液晶表示装置やCRT
(陰極線管)などで実現され、電話回線2を介して受信
した各種の情報や操作部35から入力された情報を表示
する。操作部35は、置数キーなどの複数のキースイッ
チや管理装置3の動作状態を指定するための各種機能設
定キーなどが配置される。
【0030】図2は、上述の操作部15の平面図であ
る。操作部15は、発呼時に相手先の電話番号などを入
力する置数キー15a、画像データの送信の開始あるい
は記録部14による通信結果表などの印字を行うための
スタート/コピーキー15b、画像データの送信を停止
させる停止キー15c、および各種機能を選択するたと
えば画像データを受信するためのモード(以下、FAX
モードという)や音声信号を受信するためのモード(以
下、電話モードという)を選択するためのモード切換キ
ー15dとを含んで構成される。なお、本実施例におい
ては、管理装置3に送信される種々の情報のうち、検知
部17によって検知される動作状態に関する情報以外の
情報、すなわち設定された開設情報に基づく保守サービ
ス以外のトラブルに関する情報は、操作者がたとえばモ
ード切換キー15dおよび置数キー15aのうちの
「*」キーを押すことによって、任意に送信できるもの
とする。
【0031】図3は、ファクシミリ装置1の構成を示す
断面図である。ファクシミリ装置1は、概ね、読取部1
3と記録部14と原稿搬送部19とに大別される。原稿
41が原稿挿入口42に挿入されると、マイクロスイッ
チなどで実現される原稿検知センサ43によって原稿4
1がセットされたことが検出される。その後、操作者に
よって図示しない複写キーあるいは画像データの送信を
開始すべく前述したスタート/コピーキー15bが操作
されると、原稿41の搬送動作が開始される。
【0032】原稿送信時には、原稿41は、ローラ44
と押圧部材45とによって挟圧搬送され、さらに一対の
搬送ローラ46によって透明ガラス47が設置される露
光領域に搬送される。露光領域において原稿41の原稿
面には光源48からの光が照射され、その反射光がミラ
ー49およびレンズ50を介してCCD51に入射され
る。CCD51によって入射光は電気信号(画像デー
タ)に変換され、前記制御部11に与えられる。露光後
の原稿41は、一対の排紙ローラ52によって搬送さ
れ、原稿トレイ53上に排紙される。
【0033】ミラー49の図3の下方側には、露光ヘッ
ド54が配置され、原稿41の複写時には、上述の原稿
搬送動作とともに静電式複写プロセスが実行される。露
光ヘッド54によって露光された原稿像は、レンズ55
およびミラー56,57を介して感光体ドラム58上に
結像される。
【0034】感光体ドラム58は、矢符59方向に回転
される。感光体ドラム58表面はコロナ帯電器60によ
って均一に帯電される。次に、露光ヘッド54によって
原稿像以外の部分に光を当て、光の当った部分の帯電電
荷を除去し、原稿像部分に電荷を残した静電潜像を形成
する。現像部61では、静電潜像と逆極性に帯電した着
色微粒子であるトナーをトナーカートリッジ62から供
給し、前記静電潜像に付着させてトナー像を形成する。
次に、記録紙をこのトナー像に重ね、記録紙の感光体ド
ラム58とは反対側表面から転写器63によってトナー
の帯電極性とは逆極性の電荷を記録紙に与え、静電力に
よってトナー像を記録紙に転写する。
【0035】記録紙は、記録紙カセット64に収納され
ており、図示しない給紙ローラなどによって搬送経路に
搬送され、給紙ローラ65によって転写器63が配置さ
れる転写領域に供給される。
【0036】記録紙上に転写されたトナー像は、定着器
66によって熱あるいは圧力を加えることによって、記
録紙に定着させる。一方、転写後の感光体ドラム58上
の潜像電荷は除電器70によって除電される。また、転
写されずに感光体ドラム58上に残った残留トナーは、
図示しないクリーナで除去される。この帯電からクリー
ニングに至る一連のプロセスを繰返すことによって、連
続的に記録紙に対する原稿像の複写を行う。
【0037】トナー像が定着された記録紙は、排紙ロー
ラ67によって搬送され、排紙トレイ68に排紙され
る。
【0038】露光ヘッド54の近傍には、露光ヘッド5
4の熱を冷却するための冷却ファン69が配置される。
【0039】図4は、ファクシミリ装置1の情報送信時
の動作を説明するためのフローチャートである。ステッ
プa1において、検知部17によって動作状態(異常状
態)が検知されると、ステップa2では、制御部11に
おいて、検知した異常状態が自動送信する必要があるも
のかどうかが判断される。ステップa2で、検知した異
常状態が設定された開設情報に基づく保守サービスに含
まれないようなものである場合には、ステップa3で、
前述の操作部15の情報送信のためのキー入力操作が行
われているかどうかを判断する。情報送信のためのキー
入力操作が行われている場合には、ステップa4で、管
理装置3に発呼動作を行い、ステップa5で、該トラブ
ルを表す信号などの情報を送信する。ステップa3で、
キー入力操作が行われていないときは、動作を終了す
る。
【0040】ステップa2で、たとえば検知した異常状
態が設定された開設情報に基づく保守サービスである、
たとえば感光体ドラム58の寿命切れなどのトラブルで
あるような場合には、ステップa8で、管理装置3に発
呼動作を行い、ステップa9において検知した異常状
態、すなわち感光体ドラム58の交換が必要であること
を表す情報などを送信し、動作を終了する。
【0041】ステップa6では、記録部14が使用可能
であるかどうかを判断する。使用可能であるときは、ス
テップa7において、ステップa5で送信した情報を記
録紙に印字して動作を終了し、使用できないとき、たと
えば、ステップa1で検知された異常状態が、記録部1
4に関するものであるときなどは、ステップa10で送
信した情報をメモリ18にストアする。ステップa11
では、ストアした情報を表示部16に表示出力し、動作
を終了する。
【0042】図5は、前述した情報の送信後の動作を説
明するためのフローチャートである。なお、管理装置3
に送信される情報とは、前述のキー入力操作によって送
信される情報に限られず、検知部17において検知され
た動作状態に関する情報をも含む。
【0043】ステップb1で、ファクシミリ装置1から
管理装置3へ情報の送信が終了すると、ステップb2で
は、制御部11によって、ファクシミリ装置1の種々の
機能のうち、制御部11および通信制御部12以外の機
能すなわちファクシミリ機能が停止される。これによっ
て、たとえば操作者による操作部15からのキー入力操
作が不可となる。なお、機能停止後であっても、回線2
から、画像データ信号、図示しない他の電話機からの音
声信号、管理装置3からの後述する解除信号などの制御
信号は、通信制御部12によって受信され、このうち画
像データ信号以外の信号は、受信した信号に基づいて動
作が行われる。
【0044】ステップb3で、信号を着信すると、ステ
ップb4において、該信号が管理装置3から送信された
信号であるかどうかを判断する。管理装置3から送信さ
れた信号である場合には、さらにステップb5で、通話
を要求するための音声信号であるかどうかを判断する。
音声信号でない場合には、ステップb6において、制御
部11は、受信信号が前記機能停止を解除させる制御信
号である解除信号であるとして、ステップb2における
停止機能を解除する。ステップb7では、前述の解除信
号を受信したことを示す情報をデータとしてメモリ18
にストアし、ステップb8において、ストアしたデータ
に基づき、いわゆる解除結果表として記録部14によっ
て印字出力する。
【0045】ステップb4において、着信した信号が管
理装置3からのものでないときは、ステップb9へ進
み、音声信号であるかどうかを判断する。音声信号でな
いときは、ステップb2へ戻り、音声信号のときはステ
ップb10で、電話機能が有効かどうかを判断する。な
お、本実施例においては、ステップb2において停止す
る機能は、ファクシミリ機能に関するものであるが、た
とえば停止させる機能はモード切換スイッチ15dによ
って選択可能であるため、電話機能が有効であるかどう
かの判断をステップb2において行う。
【0046】ステップb10において、電話機能が有効
である場合には、ステップb11において、呼出音を送
出し、ステップb12で通話を行い、通話後、再びステ
ップb2へ戻る。
【0047】ステップb10で、電話機能が停止してい
る場合には、ステップb13において回線を切断し、ス
テップb2へ戻る。また、ステップb5において、音声
信号でない場合には、ステップb14で、電話機能が有
効かどうかを判断する。電話機能が有効である場合に
は、ステップb15へ進み、また、電話機能が停止して
いる場合でも、後述する管理装置3からの電話機能を回
復させるための切換信号を受信することによって、ステ
ップb17において電話機能を回復させ、ステップb1
5へ進んで呼出音を送出し、通話を行う。このように、
着信した信号が管理装置3からの音声信号である場合に
は、電話機能が有効であるか無効であるかを問わず、強
制的に管理装置3からの制御信号によって通話可能な状
態とされる。
【0048】図6は、管理装置3の動作を説明するため
のフローチャートである。なお、図6は、前述の図5の
ステップb17における電話機能回復のために、管理装
置3において行われる動作を示す。
【0049】ステップc1において、ファクシミリ装置
1からの情報の受信が終了すると、ステップc2で、フ
ァクシミリ装置1に返答(アンサーコール)を行うため
に発呼を行う。ステップc3では、モード切換スイッチ
15dによって、ファクシミリ装置1がFAXモードに
選択されているかどうかを判断する。FAXモードのと
きは、ステップc4においてモード切換信号を送出し、
制御部11によって強制的に電話モードに選択し、ファ
クシミリ装置1との間で通話が行われる。ステップc3
においてFAXモードでないときすなわち電話モードの
ときは、ステップc4の処理を行うことなく通話が行わ
れる。
【0050】以上のように本実施例によれば、たとえば
読取部13が故障し、該故障が検知部17によって検知
される動作状態以外の場合であっても、該故障に関する
情報を操作部15によるキー入力操作によって、管理装
置3へ送信することができる。このとき、情報の送信
後、制御部11によってファクシミリ機能が停止するの
で、新たなトラブルを発生したりすることをなくすこと
ができる。また、前述の故障によってファクシミリ装置
1が使用不可となっている場合に、管理装置3から受信
する解除信号によって、装置は再び使用可能な状態とな
る。したがって、管理装置3からのいわゆるリモート診
断や修理などの保守管理を効率よく行うことができる。
【0051】また、制御部11は、管理装置3から解除
信号を受信したことを示す情報をメモリ18にストアし
ておくため、たとえばその情報を記録部14によって印
字出力させることによって、経過確認を容易に行うこと
ができる。
【0052】また本実施例によれば、情報の送信後、管
理装置3から回線を切換えるための制御信号を通信制御
部12において受信すると、制御部11は、強制的に電
話回線2を電話回路19に接続するので、モード切換ス
イッチ15dによって前もってFAXモードが選択され
ているような場合であっても、アンサーコールを常に適
確に行うことができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、動作検知
手段によっては検知されない動作状態であっても、動作
状態に関する情報を管理装置に送信することができる。
これによって、たとえばファクシミリ装置において、保
守管理サービスの対象外のトラブルが発生したような場
合であっても、該トラブルに関する情報を管理装置に送
信することができるので、従来のように操作者が電話な
どによって保守サービス局に連絡を取ったりするといっ
た煩わしさをなくすことができる。
【0054】また、前述のようなトラブルの発生後、す
なわち動作状態に関する情報の送信後に、当該ファクシ
ミリ装置の通信手段を除く他の手段、すなわちファクシ
ミリ機能を非能動化することができる。これによって、
トラブルを有するファクシミリ装置が、さらに操作者に
よって操作されることによって、トラブルを増加させる
といった不都合を避けることができる。これと同時に、
間違いあるいはいたずらなどによって、管理装置に続け
て情報が送信されるといったことをなくすことができ
る。
【0055】また本発明によれば、ファクシミリ装置に
おける前述の非能動化された機能を管理装置によって解
除すなわち能動化することができる。これによって、た
とえば前述のようなトラブルの発生後に、保守サービス
局から該トラブルの発生したファクシミリ装置に対して
電話等によって連絡が行われると同時に、管理装置から
のいわゆるリモート診断などの処理を容易にしかも効率
よく行うことができる。このように、管理装置は、ファ
クシミリ装置から送信された情報がどのような種類のも
のであるのかを即座に判断できるので、情報が間違いあ
るいはいたずらによる送信であるといったことを容易に
判断することができる。
【0056】さらにまた本発明に従えば、管理装置から
受信した解除信号などの情報は、たとえば操作者による
任意のキー操作などによって読出され、容易に操作者に
示される。これによって、たとえばファクシミリ装置に
おけるトラブル発生以降の一連の経過を、結果表として
印字出力したりすることによって、後日においても容易
に確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置1の
基本的構成を示すブロック図である。
【図2】操作部15の平面図である。
【図3】ファクシミリ装置1の構成を示す断面図であ
る。
【図4】ファクシミリ装置1の情報送信時の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図5】ファクシミリ装置1の情報送信後の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】管理装置3の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 電話回線 3 管理装置 11 制御部 12 通信制御部 13 読取部 14 記録部 17 検知部 18 メモリ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線を介して画像データを含む種々
    の信号の送受信を行う通信手段と、 画像データを記録紙に記録する記録手段と、 原稿を光学的に読取って画像データに変換する読取手段
    と、 少なくとも前記通信手段、記録手段および読取手段の動
    作状態を検知する動作状態検知手段と、 動作状態を管理するための管理装置に対して、検知した
    動作状態に関する情報を公衆回線を介して送信する動作
    状態送信手段とを備え、 動作状態が検知されると自動的に検知した動作状態に関
    する情報を前記管理装置に送信するファクシミリ装置に
    おいて、 管理装置に送信すべき情報を入力する情報入力手段と、 前記情報入力手段によって入力された情報を管理装置に
    送信する入力情報送信手段と、 前記入力情報送信手段による情報の送信後に、通信手段
    を除く他の手段を非能動化する制御手段とを含むことを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、通信手段によって管理
    装置からの予め定める解除信号を受信すると、前記非能
    動化されている手段を能動化することを特徴とする請求
    項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、管理装置からの前記解
    除信号を受信したことを示す情報を記憶することを特徴
    とする請求項2記載のファクシミリ装置。
JP4015344A 1992-01-21 1992-01-30 ファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP2755858B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4015344A JP2755858B2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 ファクシミリ装置
US08/005,362 US5477338A (en) 1992-01-21 1993-01-19 Facsimile apparatus
EP93100822A EP0552746B1 (en) 1992-01-21 1993-01-20 Facsimile apparatus
DE69317583T DE69317583T2 (de) 1992-01-21 1993-01-20 Faksimilegerät

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4015344A JP2755858B2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 ファクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05211583A JPH05211583A (ja) 1993-08-20
JP2755858B2 true JP2755858B2 (ja) 1998-05-25

Family

ID=11886179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4015344A Expired - Fee Related JP2755858B2 (ja) 1992-01-21 1992-01-30 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2755858B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7139733B2 (ja) * 2018-07-06 2022-09-21 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像処理装置、情報処理装置、画像処理システム、画像処理プログラム、及び情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05211583A (ja) 1993-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5434650A (en) System for transmitting a message including user request from image forming unit to management unit
JP4362578B2 (ja) 操作手順表示システム
US5459552A (en) Image forming apparatus communicable with a centralized control apparatus
JPH0990825A (ja) 画像形成装置
JP3125505B2 (ja) 事務機管理システム
EP0554826B1 (en) Facsimile apparatus and its maintenance charge control apparatus
EP0429048B1 (en) Facsimile device
US6064915A (en) Equipment control apparatus
US5477338A (en) Facsimile apparatus
JP2755858B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2755859B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2001237997A (ja) 電気機器
JP2858603B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2798542B2 (ja) ファクシミリ装置およびその保守料金管理装置
JPH08220946A (ja) 画像形成装置の管理システム
JP2732963B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2695311B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2695312B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2006184826A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の帯電器の汚れ検知方法
EP0525745B1 (en) Facsimile apparatus with telemonitoring
JP2798544B2 (ja) ファクシミリ装置
JP4365203B2 (ja) 画像形成装置
JPH0430177A (ja) 画像形成装置と外部装置のネットワークシステム
JP2004361866A (ja) 複写装置管理システム
JPH0537752A (ja) フアクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080306

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090306

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees