JP2754097B2 - 鉄骨構造体の仕口およびその製作法 - Google Patents

鉄骨構造体の仕口およびその製作法

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JP2754097B2 JP3072131A JP7213191A JP2754097B2 JP 2754097 B2 JP2754097 B2 JP 2754097B2 JP 3072131 A JP3072131 A JP 3072131A JP 7213191 A JP7213191 A JP 7213191A JP 2754097 B2 JP2754097 B2 JP 2754097B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄骨構造体の仕口、
特に、鋼管コンクリート構造柱にする鉄骨構造体の仕口
およびその製作法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の閉鎖型断面の鉄骨柱を使った鉄骨
構造体の仕口1には、たとえば、図11から図16に示
す構造のものがある。図11および図12に示すもの
は、横断面が円形の鋼管を切断して、建物の階高に等し
い長さの柱部2a、2aと、仕口の上下方向の長さ
に略等しい長さの短い柱体2bとを作り、鋼板を加工し
てダイヤフラム3A、3Bを作り、長い柱部2aの上
端をダイヤフラム3Aの下面に突合せ溶接し、短い柱体
2bの下端をダイヤフラム3Aの上面に突合せ溶接し、
短い柱体2bの上端をダイヤフラム3Bの下面に突合せ
溶接し、長い柱部2aの下端をダイヤフラム3Bの上
面に突合せ溶接し、各ダイヤフラム3A、3Bの所定の
辺3aに鉄骨梁4のフランジ4aを突合せ溶接し、梁4
のウェブ4bを短い柱体2bの周面に溶接して鉄骨構造
体の仕口1を形成するものである。図13および図14
に示すものは、図11および図12に示すものと同様
に、横断面が円形の鋼管を切断して、長い柱部2a
2aおよび短い柱体2bとし、かつ鋼材を鍛造して外
ダイヤフラム5A、5Bを形成し、長い柱部2aの上
端を外ダイヤフラム5Aの下面に突合せ溶接し、短い柱
体2bの下端を外ダイヤフラム5Aの上面に突合せ溶接
し、短い柱体2bの上端を外ダイヤフラム5Bの下面に
突合せ溶接し、長い柱部2aの下端を外ダイヤフラム
5Bの上面に突合せ溶接し、各外ダイヤフラム5A、5
Bの周囲の所望位置を切断して辺5aを形成し、この辺
5aに梁3のフランジ3aを突合せ溶接して、梁3のウ
ェブ3bを短い柱体2bの周面に溶接して鉄骨構造体の
仕口1を形成するものである。図15および図16に示
すものは、角形鋼管柱2の外形と略一致する形状の開口
を有する鋼製の短角筒状の補強板6A、6Bに水平ガセ
ットプレート7を水平に突設し、仕口の鉄骨梁3の上下
のフランジ3aに対応する角形鋼管柱2aの部分に、そ
れぞれ前記補強板6A、6Bを嵌めて溶接等により固定
し、上方の補強板6Bの水平ガセットプレート7と下方
の補強板6Aの水平ガセットプレート7との間に垂直ガ
セットプレート8を垂直に配し、垂直ガセットプレート
8の内側縁8aを角形鋼管柱2に溶接し、その上下縁8
bをそれぞれ上下の水平ガセットプレート7に溶接し、
水平ガセットプレート7に鉄骨梁3のフランジ3aを突
合せ溶接し、鉄骨梁3のウェブ3bを垂直ガセットプレ
ート8に溶接して鉄骨構造体の仕口1を形成するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図11および図12に
示すものは、鋼管の切断、鋼管とダイヤフラムとの突合
せ溶接等に多くの工数が必要なため、鋼管柱の仕口部の
生産効率の向上の障害になっており、鋼管柱の価格上昇
の要因になっている。そのうえ、鋼管柱の内部がダイヤ
フラムにより区切られているため、鋼管柱内にコンクリ
ートを充填する所謂鋼管コンクリート構造柱にすること
ができない欠点がある。図13および図14に示すもの
は、板状のダイヤフラムの代りに、鋼材を鍛造して造っ
た外ダイヤフラム5a、5bを使うから、鋼管柱内にコ
ンクリートを充填することができ、鋼管コンクリート構
造柱が可能であるが、図11および図12に示すものと
同様に、鋼管の切断、鋼管と外ダイヤフラムとの溶接等
に多く工数が必要であり、生産効率の向上の障害にな
り、鋼管柱の価格上昇の要因になっている。図15およ
び図16に示すものは、鋼管を切断しない点で生産効率
の向上に役立つが、短角筒状の補強板の製作、補強板へ
の水平ガセットプレートの突設等に多くの工数が必要で
あり、また、各水平ガセットプレートが補強板を介して
角形鋼管柱に連結されているだけであるから、各鉄骨梁
に作用する力が水平ガセットプレートをとおして仕口全
体に分散され難くなっている欠点がある。この発明の解
決しようとする課題は、前記のような従来技術が具有す
る欠点をもたない鉄骨構造体の仕口を提供すること、換
言すると、鋼材の切断工数が低減でき、簡単な溶接作業
で製作でき、鉄骨柱の生産性の向上に寄与し、応力の確
実な分散が可能な鉄骨構造体の仕口およびその製作法を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1に係
る発明の鉄骨構造体の仕口は、横断面が円形の鋼管材か
らなる鉄骨柱と横断面がH形の鋼材からなる鉄骨梁とを
結合してなる鉄骨構造体の仕口において、外ダイヤフラ
ムが鋼製の円形リング板からなり、その外周縁の部分の
厚さが鉄骨梁のフランジの厚さ程度にされ、前記外周縁
および該外周縁よりの部分を除く主要部分の厚さが鉄骨
梁のフランジの厚さよりも充分に厚くされ、その内径が
前記鋼管材の外径よりも少々大きくされ、その円形リン
グ板の外周部に直線状のフランジ取付部が形成され、こ
のフランジ取付部の厚さが鉄骨梁のフランジの厚さより
も厚くされ、二つの外ダイヤフラムが鉄骨梁の上側及び
下側のフランジの取付位置に対応する鋼管材の部分にそ
れぞれ嵌められ、各外ダイヤフラムの内周縁よりの上側
および下側の部分が各外ダイヤフラムの内周縁よりの鋼
管材の部分に隅肉溶接によりそれぞれ接合され、上側お
よび下側の外ダイヤフラム間の鉄骨梁のウェブに対応す
る位置に配されたガセットプレートの内側縁が鋼管材に
隅肉溶接により接合され、前記ガセットプレートの上側
縁および下側縁が上側の外ダイヤフラムの下側および下
側の外ダイヤフラムの上側に隅肉溶接により接合されて
鉄骨柱が製作され、鉄骨柱のガセットプレートに鉄骨梁
のウェブが接合され、鉄骨柱の外ダイヤフラムのフラン
ジ取付部に鉄骨梁のフランジが溶接されているものであ
る。また、請求項2に係る発明の鉄骨構造体の仕口は、
横断面が円形の鋼管材からなる鉄骨柱と横断面がH形の
鋼材からなる鉄骨梁とを結合してなる鉄骨構造体の仕口
において、外ダイヤフラムが鋼製の同じ厚さの円形リン
グ板からなり、前記厚さが鉄骨梁のフランジの厚さより
も充分に厚くされ、その内径が鋼管材の外径よりも少々
大きくされ、その円形リング板の外周部に直線状のフラ
ンジ取付部が形成され、二つの外ダイヤフラムが鉄骨梁
の上側および下側のフランジの取付位置に対応する鋼管
材の部分にそれぞれ嵌められ、各外ダイヤフラムの内周
縁よりの上側および下側の部分が各外ダイヤフラムの内
周縁よりの鋼管材の部分に隅肉溶接によりそれぞれ接合
され、上側および下側の外ダイヤフラム間の鉄骨梁のウ
ェブに対応する位置に配されたガセットプレートの内側
縁が鋼管材に隅肉溶接により接合され、前記ガセットプ
レートの上側縁および下側縁が上側の外ダイヤフラムの
下側および下側の外ダイヤフラムの上側に隅肉溶接によ
り接合されて鉄骨柱が製作され、鉄骨柱のガセットプレ
ートに鉄骨梁のウェブが接合され、鉄骨柱の外ダイヤフ
ラムのフランジ取付部に鉄骨梁のフランジが溶接されて
いるものである。
【0005】外ダイヤフラムは、例えば、鋼材の鍛造に
より製作し、或いは鋼板に切削等の加工を施して製作す
る。外ダイヤフラムの幅および厚さは、鉄骨梁に作用す
る力を外ダイヤフラムをとおして仕口全体に確実に分散
させることができる寸法とし、鉄骨梁等に作用する荷重
を効率的に支持し得るようにする。ガセットプレートの
上下方向の寸法をフランジ間の寸法と略同じにする。鉄
骨梁は、そのウェブをガセットプレートに接合してか
ら、そのフランジを外ダイヤフラムのフランジ取付部に
溶接する。鉄骨柱に固定したガセットプレートに鉄骨梁
のウェブを、例えば、ボルト接合により固定するように
すると、鉄骨梁の鉄骨柱への取付作業が容易になる。な
お、鉄骨梁のウェブとガセットプレートとのボルト接合
による接合は、ウェブとガセットプレートとを直接ボル
ト接合により接合してもよいし、または、ウェブとガセ
ットプレートとを添え板を介してボルト接合により接合
してもよい。
【0006】さらに、請求項3に係る発明の鉄骨構造体
の仕口の製作法は、横断面が円形の鋼管材からなる鉄骨
柱と横断面がH形の鋼材からなる鉄骨梁とを結合してな
る鉄骨構造体の仕口の製作法において、外ダイヤフラム
を、鋼材の鍛造又は鋼板の切削加工により、その円形リ
ング形の内径が鋼管材の外径よりも少々大きく、その円
形リング形の外周部にその厚さが鉄骨梁のフランジの厚
さよりも厚い直線状のフランジ取付部が形成されるよう
に、少なくともその円形リング形の外周縁および該外周
縁よりの部分を除く主要部分の厚さが鉄骨梁のフランジ
の厚さよりも充分に厚い一体物の円形リング板として製
作し、前記外ダイヤフラムを鋼管材に嵌め、その外ダイ
ヤフラムを鉄骨梁のフランジの取付位置に対応する鋼管
材の部分に位置させ、外ダイヤフラムの内周縁よりの一
方の側および他方の側の部分を各外ダイヤフラムの内周
縁よりの鋼管材の部分にそれぞれ隅肉溶接により接合
し、鉄骨梁の取付位置に二つの外ダイヤフラムを接合し
た鋼管材としてから、二つの外ダイヤフラム間の鉄骨梁
のウェブに対応する位置にガセットプレートを配し、該
ガセットプレートの内側縁を鋼管材に隅肉溶接により接
合し、前記ガセットプレートの一方および他方の外ダイ
ヤフラム側の端縁を一方および他方の外ダイヤフラムに
隅肉溶接により接合して、鉄骨柱を製作し、鉄骨柱のガ
セットプレートに鉄骨梁のウェブを接合し、鉄骨柱の外
ダイヤフラムのフランジ取付部に鉄骨梁のフランジを溶
接するものである。請求項3に係る発明における外ダイ
ヤフラムの外周縁および該外周縁よりの部分の厚さは、
鉄骨梁のフランジの厚さ程度またはそれ以上にする。こ
の発明の構造体の鉄骨柱は、横断面が円形の鋼管材で形
成され、その外周部に外ダイヤフラムを嵌めて固定した
ものであり、鉄骨柱内の空間をさえぎるものはなにもな
いから、鋼管コンクリート構造にしても、コンクリート
の充填の障害になるものはなにもない。
【0007】
【作 用】請求項1ないし3に係る発明は、鉄骨柱を横
断面が円形の鋼管材で形成し、外ダイヤフラムを、その
内径が鋼管材の外径よりも少々大きく、少なくともその
主要部分の厚さが鉄骨梁のフランジの厚さよりも充分に
厚い円形リング板の一体物として製作し、前記外ダイヤ
フラムを鉄骨梁のフランジの取付位置に対応する鋼管材
の部分に嵌めて、外ダイヤフラムの内周縁よりの一方の
側および他方の側の部分を外ダイヤフラムの内周縁より
の鋼管材の部分にそれぞれ隅肉溶接により接合し、鋼管
材の鉄骨梁の取付位置に二つの外ダイヤフラムを接合し
てから、二つの外ダイヤフラム間の鉄骨梁のウェブに対
応する位置にガセットプレートを配し、該ガセットプレ
ートの内側縁を鋼管材に隅肉溶接により接合し、前記ガ
セットプレートの一方および他方の外ダイヤフラム側の
端縁を一方および他方の外ダイヤフラムに隅肉溶接によ
り接合して、鉄骨柱を製作し、鉄骨梁のウェブを鉄骨柱
のガセットプレートに接合し、かつ鉄骨梁のフランジを
鉄骨柱の外ダイヤフラムのフランジ取付部に溶接するも
のであるから、隅肉溶接という比較的簡単な溶接作業で
外ダイヤフラムを鋼管材に固定して鉄骨柱を製作するこ
とができ、隅肉溶接はその正否の検査が不要である。そ
のうえ、鉄骨柱の外ダイヤフラムのフランジ取付部に梁
鉄骨のフランジを直接溶接するから、鉄骨梁に作用する
力を、その主要部分の厚さが鉄骨梁のフランジの厚さよ
りも充分に厚い一体物の円形リング板として製作された
外ダイヤフラムをとおして、仕口全体に確実に分散させ
ることができる。
【0008】
【実施例】第1実施例は、図1〜図8に示され、横断面
が円形の鋼管材を所定の長さに切断して鋼管柱11を作
り、鋼材を鍛造して外ダイヤフラム12A、12Bを作
る例である。図5および図6に示す外ダイヤフラム12
A、12Bは、円形リング板からなり、そのリング板の
外周縁と内周縁との間の幅wが厚さtよりも大きく、そ
の開口12aの直径dが鋼管柱11の直径より少々大
きく、直径dの外周縁12bの厚さtが直径d
内周縁12c等の厚さtより小さくなっており、その厚
さtの直径dの中途部12dと外周縁12bとの間に
円弧面12eが形成されている。すなわち、直径d
内周縁と直径dの中途部12dとの間の主要部分の厚
さtは、鉄骨梁13のフランジ13aの厚さよりも充分
に厚くなっており、直径dの外周縁と直径dの中途
部12dとの間の外周縁よりの部分の厚さは、主要部分
の厚さtからその径の増大にしたがって順次小さくなっ
ている。そして、外周縁12bの厚さtは、外ダイヤ
フラム12A、12Bに溶接する鉄骨梁13のフランジ
13aの厚さ程度になっている。そして、外ダイヤフラ
ム12A、12Bに、図7および図8に示すように、H
形鋼の鉄骨梁13の取付位置に対応する前記中途部12
dと外周縁12bとの間の部分を直線状に切断して、直
線状のフランジ取付部12fを形成する。したがって、
フランジ取付部12fの厚さは、ここに溶接される鉄骨
梁13のフランジ13aの厚さよりも厚くなっている。
二つの外ダイヤフラム12A、12Bを、鋼管柱11に
嵌めて、鉄骨梁13のH形鋼の上下のフランジ13aの
取付位置に対応する鋼管柱11の部分11a、11bに
それぞれ位置させて、それぞれ隅肉溶接fwにより固定
する。すなわち、図2に示すように、外ダイヤフラム1
2A、12Bの内周縁よりの上側および下側の部分と外
ダイヤフラム12A、12Bの内周縁よりの鋼管柱11
の部分とを隅肉溶接fwにより接合する。図1および図
2に示すように、下側の外ダイヤフラム12Aの上面と
上側の外ダイヤフラム12Bの下面との間に幅の広い矩
形状のガセットプレート14を配し、ガセットプレート
14の面がそれに取付ける鉄骨梁13のH形鋼のウエブ
13bの面と平行になるようにし、そのガセットプレー
ト14の内側縁14aを鋼管柱11の外周部に隅肉溶接
し、その上下の端縁部14bを外ダイヤフラム12B、
12Aの下面および上面に隅肉溶接して固定する。
【0009】次に、複数の鋼管柱11を所定位置に建
て、そのガセットプレート14にH形鋼の鉄骨梁13の
ウェブ13bをボルト・ナットbnにて固定し、外ダイ
ヤフラム12A、12Bのフランジ取付部12fに鉄骨
梁13のフランジ13aを突合せ溶接bwし、鉄骨構造
体の仕口10を完成する。なお、図3および図4に示す
ように、下側の外ダイヤフラム12Aの上面と上側の外
ダイヤフラム12Bの下面との間に幅の狭い矩形状のガ
セットプレート14’を配し、ガセットプレート14’
をその表面がそこに取付ける鉄骨梁13のウエブ13b
の表面と同じ面になるようにし、その内側縁14’aを
鋼管柱11に隅肉溶接し、その上下の端縁部14’bを
外ダイヤフラム12B、12Aの下側および上側に隅肉
溶接して固定し、そのガセットプレート14’の外側の
端縁にH形鋼の鉄骨梁13のウェブ13bの端縁を対向
させ、それらの端縁部の両側に添え板15を当て、添え
板15、ウエブ13bおよびガセットプレート14’を
それらに穿ったボルト孔に通したボルト・ナットbnに
て固定してから、外ダイヤフラム12A、12Bのフラ
ンジ取付部12fに鉄骨梁13のフランジ13aを突合
せ溶接bwするようにしてもよい。後述の第2実施例の
場合も同様である。第1実施例においては、外ダイヤフ
ラム12A、12Bと鋼管柱11とが隅肉溶接fwによ
り固定できるから、溶接作業が簡単になり、溶接の正否
の検査が不要になる。また、ガセットプレート14の鋼
管柱11や外ダイヤフラム12A、12Bへの固定も、
隅肉溶接fwによる固定が採用できるから、鉄骨柱等の
製作工数が低減でき、鉄骨工事費の低減、鉄骨の生産性
の向上を図ることができる。また、鉄骨柱11に溶接し
た外ダイヤフラム12A、12Bの周縁のフランジ取付
部12eにH形鋼の梁鉄骨13のフランジ13aを直接
突合せ溶接するから、鉄骨梁13に作用する力を外ダイ
ヤフラム12A、12Bをとおして仕口全体に確実に分
散させることができ、鉄骨梁13に作用する荷重を効率
的に支持することが可能になる。そのうえ、フランジ取
付部12fの厚さがここに接合する鉄骨梁13のフラン
ジ13aの厚さよりも厚くなっているから、鉄骨柱11
を所定位置に建て、その鉄骨柱11に鉄骨梁13を接合
する場合に、鉄骨柱11の外ダイヤフラム12A、12
Bのフランジ取付部12fと鉄骨梁13のフランジ13
aとが上下方向に少々ずれても、鉄骨梁13のフランジ
13aをフランジ取付部12fの厚さの範囲内に溶接に
より接合することができる。なお、鋼管柱11内には、
コンクリートを充填し、鋼管コンクリート構造柱にす
る。
【0010】第2実施例は、図9および図10に示さ
れ、横断面が円形の鋼管を所定の長さに切断して鋼管柱
11を作り、所定の厚さの鋼板に切削等の加工を施して
外ダイヤフラム12A、12Bを作る例である。外ダイ
ヤフラム12A、12Bは、円形リング板からなり、こ
の円形リング板は、所定の厚さの鋼板、すなわち、図9
に示されているようなその厚さがH形鋼の鋼管梁13の
フランジの厚さよりも充分に厚い鋼板に切削等の加工を
施して製作される。この円形リング板の内周縁12cの
内径は鋼管柱11の外径より少々大きく形成される。そ
して、外ダイヤフラム12A、12Bに、図9および図
10に示すように、鉄骨梁13の取付位置に対応する外
周縁12bとその中途部との間の部分を直線状に切断し
て、直線状のフランジ取付部12fを形成する。二つの
外ダイヤフラム12A、12Bを、鋼管柱11に嵌め、
鉄骨梁13の上下のフランジ13aの取付位置に対応す
る部分に、それぞれ隅肉溶接fwにより固定する。すな
わち、図10に示すように、外ダイヤフラム12A、1
2Bの内周縁よりの上側および下側の部分と外ダイヤフ
ラム12A、12Bの内周縁よりの鋼管柱11の部分と
を隅肉溶接fwにより接合する。第1実施例と同様に、
外ダイヤフラム12A、12B間に配したガセットプレ
ート14の内側縁14aを鋼管柱11に隅肉溶接し、そ
の上下の端縁部14bを外ダイヤフラム12B、12A
に隅肉溶接して固定する。そして、ガセットプレート1
4に鉄骨梁13のウェブ13bをボルト・ナットbnに
て固定し、外ダイヤフラム12A、12Bのフランジ取
付部12fに鉄骨梁13のフランジ13aを突合せ溶接
bwし、鉄骨構造体の仕口10を完成する。第2実施例
においては、その外ダイヤフラム12A、12Bを、同
じ厚さの鋼材、すなわち、その厚さがH形鋼の鋼管梁1
3のフランジの厚さよりも充分に厚い鋼板に切削等の加
工を施して構成するから、その製作が容易であり、外ダ
イヤフラム12A、12Bの鋼管柱11への固定、およ
びガセットプレート14の鋼管柱11や外ダイヤフラム
12A、12Bへの固定に隅肉溶接fwによる固定が採
用できるから、溶接作業が簡単になり、溶接の正否の検
査も不要になる。また、第2実施例においては、その外
ダイヤフラム12A、12Bが同じ厚さの鋼板で作ら
れ、その鋼板の厚さがH形鋼の鋼管梁13のフランジの
厚さよりも充分に厚いから、厚フランジ取付部12fの
厚さがここに接合する鉄骨梁13のフランジ13aの厚
さよりも厚くなっている。そのため、鉄骨柱11を所定
位置に建て、その鉄骨柱11に鉄骨梁13を接合する場
合に、その鉄骨柱11の外ダイヤフラム12A、12B
のフランジ取付部12fと鉄骨梁13のフランジ13a
とが上下方向に少々ずれても、鉄骨梁13のフランジ1
3aをフランジ取付部12fの厚さの範囲内に溶接によ
り接合することができる。
【0011】
【発明の効果】請求項1に係る発明の鉄骨構造体の仕口
は、横断面が円形の鋼管材からなる鉄骨柱と横断面がH
形の鋼材からなる鉄骨梁とを結合してなる鉄骨構造体の
仕口において、外ダイヤフラムが鋼製の円形リング板か
らなり、その外周縁の部分の厚さが鉄骨梁のフランジの
厚さ程度にされ、前記外周縁および該外周縁よりの部分
を除く主要部分の厚さが鉄骨梁のフランジの厚さよりも
充分に厚くされ、その内径が前記鋼管材の外径よりも少
々大きくされ、その円形リング板の外周部に直線状のフ
ランジ取付部が形成され、このフランジ取付部の厚さが
鉄骨梁のフランジの厚さよりも厚くされ、二つの外ダイ
ヤフラムが鉄骨梁の上側及び下側のフランジの取付位置
に対応する鋼管材の部分にそれぞれ嵌められ、各外ダイ
ヤフラムの内周縁よりの上側および下側の部分が各外ダ
イヤフラムの内周縁よりの鋼管材の部分に隅肉溶接によ
りそれぞれ接合され、上側および下側の外ダイヤフラム
間の鉄骨梁のウェブに対応する位置に配されたガセット
プレートの内側縁が鋼管材に隅肉溶接により接合され、
前記ガセットプレートの上側縁および下側縁が上側の外
ダイヤフラムの下側および下側の外ダイヤフラムの上側
に隅肉溶接により接合されて鉄骨柱が製作され、鉄骨柱
のガセットプレートに鉄骨梁のウェブが接合され、鉄骨
柱の外ダイヤフラムのフランジ取付部に鉄骨梁のフラン
ジが溶接されているから、鋼管材の切断工数が低減で
き、溶接作業が比較的簡単な隅肉溶接ですみ、隅肉溶接
はその正否の検査が不要であり、鉄骨柱の生産性の向上
が図れ、鉄骨工事費の低減を達成することができる。請
求項1に係る発明は、横断面が円形の鋼管材に該鋼管材
の外径よりも少々大きい内径の鋼製の外ダイヤフラムを
嵌めて鉄骨柱の仕口を組み立てるから、仕口の組立作業
が容易になるだけでなく、外ダイヤフラムの内径及び鋼
管材の外径に製作上の誤差があっても、その誤差を容易
に吸収することができる。また、外ダイヤフラムが鋼製
の円形リング板からなり、その外周縁の部分の厚さが鉄
骨梁のフランジの厚さ程度にされ、前記外周縁及び該外
周縁よりの部分を除く主要部分の厚さが鉄骨梁のフラン
ジの厚さよりも充分に厚くされ、その内径が前記鋼管材
の外径よりも少々大きくされ、その外周部にフランジ取
付部が形成され、この外ダイヤフラムが、横断面が円形
の鋼管材の鉄骨梁のフランジの取付位置に対応する部分
に嵌められ、外ダイヤフラムの内周縁よりの上側および
下側の部分が各外ダイヤフラムの内周縁よりの鋼管材の
部分に隅肉溶接により接合されているため、その外ダイ
ヤフラムのフランジ取付部に接合された鉄骨梁のフラン
ジをとおして外ダイヤフラムに伝達される応力を、鉄骨
梁のフランジの厚さよりも充分に厚い外ダイヤフラムの
主要部分をとおして鋼管材からなる鉄骨柱に無理なく分
散させることができ、鉄骨梁のフランジと外ダイヤフラ
ムのフランジ取付部との接合部分の応力を小さくするこ
とができる。円形リング板の外ダイヤフラムの主要部分
の厚さが鉄骨梁のフランジの厚さよりも充分に厚くなっ
ているため、その主要部分の以外の外周縁及び該外周縁
よりの部分の厚さが主要部分の厚さよりも小さくなって
いても、外ダイヤフラムの内周面と鋼管材の外周面との
接触面が広くなり、外ダイヤフラムの内周縁と外周縁と
の間の幅、すなわち、出幅を縮小しても、外ダイヤフラ
ムのフランジ取付部に接合された鉄骨梁のフランジをと
おして外ダイヤフラムに伝達される応力を、外ダイヤフ
ラムを介して横断面が円形の鋼管材の鉄骨柱に無理なく
分散させることができる。そして、前記出幅の縮小が可
能になると、鋼管材の梁取付部に対の外ダイヤフラムを
接合してなる鉄骨柱の占有空間が縮小され、その鉄骨柱
の運搬等が容易になる。なお、外ダイヤフラムの前記外
周縁及び該外周縁よりの部分をその主要部の厚さよりも
薄くすることにより、外ダイヤフラムを軽量化すること
ができる。そのうえ、各外ダイヤフラムのフランジ取付
部の厚さがここに接合する鉄骨梁のフランジの厚さより
も厚くなっているから、鉄骨柱を所定位置に建て、その
鉄骨柱に鉄骨梁を接合する場合に、鉄骨柱の対の外ダイ
ヤフラムのフランジ取付部と鉄骨梁のフランジとが上下
方向に少々ずれても、鉄骨梁のフランジをフランジ取付
部の厚さの範囲内に溶接により接合することができる。
【0012】請求項2に係る発明のようにすると、請求
項1に係る発明と同じ効果が奏されるだけでなく、その
外ダイヤフラムが鋼製の同じ厚さの円形リング板からな
つているため、外ダイヤフラムの構成が簡単になり、そ
の製作も容易になる。また、外ダイヤフラムのフランジ
取付部の厚さがここに接合する鉄骨梁のフランジの厚さ
よりも充分に厚くなり、鉄骨柱の対の外ダイヤフラムの
フランジ取付部と鉄骨梁のフランジとが上下方向に少々
ずれていても、鉄骨梁のフランジをフランジ取付部の厚
さの範囲内に溶接により接合することができる。請求項
3に係る発明の鉄骨構造体の仕口の製作法は、横断面が
円形の鋼管材に該鋼管材の外径よりも少々大きい内径の
鋼製の外ダイヤフラムを嵌め、外ダイヤフラムの内周縁
よりの一方の側および他方の側の部分を各外ダイヤフラ
ムの内周縁よりの鋼管材の部分に隅肉溶接により接合す
るため、不動に支持された溶接手段に対して鋼管材及び
外ダイヤフラムを一緒に回転させながら、或いは不動に
支持された鋼管材及び外ダイヤフラムの周りで溶接手段
を回転させながら、隅肉溶接を行うことができるから、
前記隅肉溶接を自動溶接装置を用いて行うことが可能で
あり、鋼管柱の製作を能率的に行うことができる。ま
た、鋼管材の鉄骨梁の取付位置に外ダイヤフラムを接合
した後に、外ダイヤフラム間の鉄骨梁のウェブに対応す
る位置にガセットプレートを接合するから、前記ガセッ
トプレートが外ダイヤフラムの鋼管材への接合作業の障
害になることがない。さらに、外ダイヤフラムを、鋼材
の鍛造又は鋼板の切削加工により、少なくともその外周
縁および該外周縁よりの部分を除く主要部分の厚さが鉄
骨梁のフランジの厚さよりも充分に厚い一体物の円形リ
ング板として製作するから、その製作が容易で、強靱な
外ダイヤフラムが容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の鉄骨構造体の仕口を図2のA−A
線で断面した平面図
【図2】図1に示すものをそのB−B線で断面した立面
【図3】鉄骨構造体の仕口の鉄骨梁のウェブとガセット
プレートと他の結合の仕方を示す平面図
【図4】図3に示すものをそのB−B線で断面した立面
【図5】外ダイヤフラムの平面図
【図6】図5に示すものをそのC−C線で断面した正面
【図7】フランジ取付部を形成した外ダイヤフラムの平
面図
【図8】図7に示すものの正面図
【図9】第2実施例の鉄骨構造体の仕口を図10のA−
A線で断面した平面図
【図10】図9に示すものをそのB−B線で断面した立
面図
【図11】従来の鉄骨構造体の仕口を横断した平面図
【図12】図11に示すものを縦断した立面図
【図13】従来の他の鉄骨構造体の仕口を横断した平面
【図14】図13に示すものを縦断した立面図
【図15】従来のその他の鉄骨構造体の仕口を図16の
A−A線で断面した平面図
【図16】図15に示すものをそのB−B線で断面した
立面図
【符号の説明】
10 仕口 11 鋼管柱 12A,12B 外ダイヤフラム 12a 開口 12b 外周縁 12c 内周縁 12f フランジ取付部 13 梁鉄骨 13a フランジ 13b ウェブ 14 ガセットプレート bn ボルト・ナット fw 隅肉溶接 bw 突合せ溶接
フロントページの続き (72)発明者 原 誠 東京都中央区銀座八丁目21番1号 竹中 工務店 東京本店内 (72)発明者 日坂 次男 東京都中央区銀座八丁目21番1号 竹中 工務店 東京本店内 (72)発明者 松崎 敞 東京都中央区銀座八丁目21番1号 竹中 工務店 東京本店内 (72)発明者 木村 衛 東京都江東区南砂二丁目5番14号 竹中 工務店 技術研究所内 (72)発明者 東端 泰夫 東京都江東区南砂二丁目5番14号 竹中 工務店 技術研究所内 (72)発明者 水谷 直木 東京都江東区南砂二丁目5番14号 竹中 工務店 技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−44442(JP,A) 実開 昭50−104412(JP,U) 実開 昭50−104409(JP,U) 実開 昭49−126714(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/24 E04B 1/58

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断面が円形の鋼管材からなる鉄骨柱と横
    断面がH形の鋼材からなる鉄骨梁とを結合してなる鉄骨
    構造体の仕口において、外ダイヤフラムが鋼製の円形リ
    ング板からなり、その外周縁の部分の厚さが鉄骨梁のフ
    ランジの厚さ程度にされ、前記外周縁および該外周縁よ
    りの部分を除く主要部分の厚さが鉄骨梁のフランジの厚
    さよりも充分に厚くされ、その内径が前記鋼管材の外径
    よりも少々大きくされ、その円形リング板の外周部に直
    線状のフランジ取付部が形成され、このフランジ取付部
    の厚さが鉄骨梁のフランジの厚さよりも厚くされ、二つ
    の外ダイヤフラムが鉄骨梁の上側及び下側のフランジの
    取付位置に対応する鋼管材の部分にそれぞれ嵌められ、
    各外ダイヤフラムの内周縁よりの上側および下側の部分
    が各外ダイヤフラムの内周縁よりの鋼管材の部分に隅肉
    溶接によりそれぞれ接合され、上側および下側の外ダイ
    ヤフラム間の鉄骨梁のウェブに対応する位置に配された
    ガセットプレートの内側縁が鋼管材に隅肉溶接により接
    合され、前記ガセットプレートの上側縁および下側縁が
    上側の外ダイヤフラムの下側および下側の外ダイヤフラ
    ムの上側に隅肉溶接により接合されて鉄骨柱が製作さ
    れ、鉄骨柱のガセットプレートに鉄骨梁のウェブが接合
    され、鉄骨柱の外ダイヤフラムのフランジ取付部に鉄骨
    梁のフランジが溶接されていることを特徴とする鉄骨構
    造体の仕口。
  2. 【請求項2】横断面が円形の鋼管材からなる鉄骨柱と横
    断面がH形の鋼材からなる鉄骨梁とを結合してなる鉄骨
    構造体の仕口において、外ダイヤフラムが鋼製の同じ厚
    さの円形リング板からなり、前記厚さが鉄骨梁のフラン
    ジの厚さよりも充分に厚くされ、その内径が鋼管材の外
    径よりも少々大きくされ、その円形リング板の外周部に
    直線状のフランジ取付部が形成され、二つの外ダイヤフ
    ラムが鉄骨梁の上側および下側のフランジの取付位置に
    対応する鋼管材の部分にそれぞれ嵌められ、各外ダイヤ
    フラムの内周縁よりの上側および下側の部分が各外ダイ
    ヤフラムの内周縁よりの鋼管材の部分に隅肉溶接により
    それぞれ接合され、上側および下側の外ダイヤフラム間
    の鉄骨梁のウェブに対応する位置に配されたガセットプ
    レートの内側縁が鋼管材に隅肉溶接により接合され、前
    記ガセットプレートの上側縁および下側縁が上側の外ダ
    イヤフラムの下側および下側の外ダイヤフラムの上側に
    隅肉溶接により接合されて鉄骨柱が製作され、鉄骨柱の
    ガセットプレートに鉄骨梁のウェブが接合され、鉄骨柱
    の外ダイヤフラムのフランジ取付部に鉄骨梁のフランジ
    が溶接されていることを特徴とする鉄骨構造体の仕口。
  3. 【請求項3】横断面が円形の鋼管材からなる鉄骨柱と横
    断面がH形の鋼材からなる鉄骨梁とを結合してなる鉄骨
    構造体の仕口の製作法において、外ダイヤフラムを、鋼
    材の鍛造又は鋼板の切削加工により、その円形リング形
    の内径が鋼管材の外径よりも少々大きく、その円形リン
    グ形の外周部にその厚さが鉄骨梁のフランジの厚さより
    も厚い直線状のフランジ取付部が形成されるように、少
    なくともその円形リング形の外周縁および該外周縁より
    の部分を除く主要部分の厚さが鉄骨梁のフランジの厚さ
    よりも充分に厚い一体物の円形リング板として製作し、
    前記外ダイヤフラムを鋼管材に嵌め、その外ダイヤフラ
    ムを鉄骨梁のフランジの取付位置に対応する鋼管材の部
    分に位置させ、外ダイヤフラムの内周縁よりの一方の側
    および他方の側の部分を各外ダイヤフラムの内周縁より
    の鋼管材の部分にそれぞれ隅肉溶接により接合し、鉄骨
    梁の取付位置に二つの外ダイヤフラムを接合した鋼管材
    としてから、二つの外ダイヤフラム間の鉄骨梁のウェブ
    に対応する位置にガセットプレートを配し、該ガセット
    プレートの内側縁を鋼管材に隅肉溶接により接合し、前
    記ガセットプレートの一方および他方の外ダイヤフラム
    側の端縁を一方および他方の外ダイヤフラムに隅肉溶接
    により接合して、鉄骨柱を製作し、鉄骨柱のガセットプ
    レートに鉄骨梁のウェブを接合し、鉄骨柱の外ダイヤフ
    ラムのフランジ取付部に鉄骨梁のフランジを溶接するこ
    とを特徴とする鉄骨構造体の仕口の製作法。
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