JP2751084B2 - メカニカルプレーティング用ブラシ - Google Patents
メカニカルプレーティング用ブラシInfo
- Publication number
- JP2751084B2 JP2751084B2 JP33323890A JP33323890A JP2751084B2 JP 2751084 B2 JP2751084 B2 JP 2751084B2 JP 33323890 A JP33323890 A JP 33323890A JP 33323890 A JP33323890 A JP 33323890A JP 2751084 B2 JP2751084 B2 JP 2751084B2
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- JP
- Japan
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- wire
- brush
- plating
- mechanical plating
- plated
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- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はメカニカルプレーティングの際に使用するワ
イヤブラシに関し特に長時間の連続操業を可能としたメ
カニカルプレーティング用ワイヤーブラシに関する。
イヤブラシに関し特に長時間の連続操業を可能としたメ
カニカルプレーティング用ワイヤーブラシに関する。
(従来の技術及び解決すべき課題) 従来より金属板の表面にメッキ層を設ける手段として
金属メッキ、化学メッキ、溶融メッキなどと共に、メカ
ニカルメッキ方法、メカニカルプレーティング方法があ
る。
金属メッキ、化学メッキ、溶融メッキなどと共に、メカ
ニカルメッキ方法、メカニカルプレーティング方法があ
る。
メカニカルプレーティング方法は、第1図に示すよう
にメッキ金属よりなる金属ブロック2にワイヤブラシ1
を接触させてワイヤの先端にメッキ金属の微小部分を剥
ぎ取ると共に金属ブラシを被プレーティング材料3と摩
擦接触させて剥ぎ取ったメッキ金属の微小部分を被プレ
ーティング材料に機械的にプレーティングする方法であ
る。(特開平1−162781号公報参照) メカニカルプレーティングにおけるワイヤブラシはメ
ッキ層の膜厚形成に対して影響が大きい。しかしワイヤ
ブラシの使用条件は極めて苛酷であって、長時間連続操
業するにしたがって、ワイヤの先端部分が消耗し、ま
た、ワイヤが疲労して破断し、長時間の連続操業ができ
ないという問題があった。
にメッキ金属よりなる金属ブロック2にワイヤブラシ1
を接触させてワイヤの先端にメッキ金属の微小部分を剥
ぎ取ると共に金属ブラシを被プレーティング材料3と摩
擦接触させて剥ぎ取ったメッキ金属の微小部分を被プレ
ーティング材料に機械的にプレーティングする方法であ
る。(特開平1−162781号公報参照) メカニカルプレーティングにおけるワイヤブラシはメ
ッキ層の膜厚形成に対して影響が大きい。しかしワイヤ
ブラシの使用条件は極めて苛酷であって、長時間連続操
業するにしたがって、ワイヤの先端部分が消耗し、ま
た、ワイヤが疲労して破断し、長時間の連続操業ができ
ないという問題があった。
本発明者は上記の欠点を改良し長時間の操業に耐える
ワイヤブラシを見出すべく種々検討した結果、本発明を
完成したもので本発明の目的は長時間のメカニカルプレ
ーティングの操業に耐え、良好な作業性を与えるメカニ
カルプレーティング用ワイヤブラシを提供するにある。
ワイヤブラシを見出すべく種々検討した結果、本発明を
完成したもので本発明の目的は長時間のメカニカルプレ
ーティングの操業に耐え、良好な作業性を与えるメカニ
カルプレーティング用ワイヤブラシを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、硬鋼線に真鍮メッキ施した撚り線よ
りなるワイヤを用いたメカニカルプレーティング用ブラ
シである。
りなるワイヤを用いたメカニカルプレーティング用ブラ
シである。
すなわち、本願はメカニカルプレーティング用ワイヤ
ブラシのワイヤとして硬度の高い硬鋼線を使用したこと
によりメッキ金属よりなる金属ブロックより微小部分を
剥ぎ取る力及び被プレーティング材料にメッキ金属をプ
レーティングする力がつよく、更にこれに真鍮メッキ及
び撚り線としたことにより疲労限界が向上し、安定した
メッキ厚で長時間操業が可能としたものである。
ブラシのワイヤとして硬度の高い硬鋼線を使用したこと
によりメッキ金属よりなる金属ブロックより微小部分を
剥ぎ取る力及び被プレーティング材料にメッキ金属をプ
レーティングする力がつよく、更にこれに真鍮メッキ及
び撚り線としたことにより疲労限界が向上し、安定した
メッキ厚で長時間操業が可能としたものである。
硬鋼線とはJIS G3521に規定するものをいい、また、
本発明で使用するワイヤブラシの鋼線の線経は0.15〜0.
30mmφの範囲のものが好ましく、線径が太すぎるとブラ
シの先端にメッキ金属が着きにくくなり、細かいとメッ
キ金属が剥ぎ取れない場合がある。
本発明で使用するワイヤブラシの鋼線の線経は0.15〜0.
30mmφの範囲のものが好ましく、線径が太すぎるとブラ
シの先端にメッキ金属が着きにくくなり、細かいとメッ
キ金属が剥ぎ取れない場合がある。
線径が0.15〜0.30mmφのとき、硬鋼線の引張強さは20
0〜300kg/mm2であって、この範囲が好ましい。300kg/mm
2を超えるとブラシ製造時にブラシの毛足を一定方向に
カールさせることができず、200kg/mm2未満のときは、
強度が低すぎてメッキ金属を剥ぎ取ることができない。
ブラシの毛足を一定方向に少しカールさせることは毛足
の方向を一定とするためであり、これによってブラシ密
度を一定にすることができる。
0〜300kg/mm2であって、この範囲が好ましい。300kg/mm
2を超えるとブラシ製造時にブラシの毛足を一定方向に
カールさせることができず、200kg/mm2未満のときは、
強度が低すぎてメッキ金属を剥ぎ取ることができない。
ブラシの毛足を一定方向に少しカールさせることは毛足
の方向を一定とするためであり、これによってブラシ密
度を一定にすることができる。
ブラシの毛足としては道50〜70mm程度で毛足が短すぎ
るとワイヤがしならず、そのためメッキ金属がつかず、
また毛足が長すぎるとワイヤのしなりが強くなり過ぎて
引っ掻く力が却って弱くなりメッキ金属が着きにくくな
る。また、ブラシの線密度としては30〜50本/cm2が好ま
しく、線密度が低すぎるとメッキ不着部分を生ずること
がある。
るとワイヤがしならず、そのためメッキ金属がつかず、
また毛足が長すぎるとワイヤのしなりが強くなり過ぎて
引っ掻く力が却って弱くなりメッキ金属が着きにくくな
る。また、ブラシの線密度としては30〜50本/cm2が好ま
しく、線密度が低すぎるとメッキ不着部分を生ずること
がある。
撚り線は3〜10本が好ましい。
次に実施例をもって本発明を更に具体的に説明する。
実施例 ワイヤブラシのワイヤとして線径0.25mmφ中の硬鋼
線、この硬鋼線を5本撚りしたもの、及び、この5本撚
りしたものを真鍮めっきしたものの3種類のワイヤを使
用し、線密度40本/cm2、毛足60mmのブラシを作成した。
線、この硬鋼線を5本撚りしたもの、及び、この5本撚
りしたものを真鍮めっきしたものの3種類のワイヤを使
用し、線密度40本/cm2、毛足60mmのブラシを作成した。
このワイヤブラシを用いて、回転速度2300rpmで連続
的にAlブロックより微小金属片を剥ぎ取り、SUS 430ス
テンレス鋼表面にプレーテングした。
的にAlブロックより微小金属片を剥ぎ取り、SUS 430ス
テンレス鋼表面にプレーテングした。
ブラシは長時間使用することにより疲労し、折れ、抜
けが生じて同一条件でも次第にプレーティング能力が低
下する。そこで初期条件としてプレーティング厚0.3μ
mに設定し、プレーテングの膜厚が1.0μm未満になる
までの時間をワイヤブラシの使用可能時間とし、前記3
種類のワイヤブラシについて使用可能時間を測定した結
果、第2図のような結果が得られた。
けが生じて同一条件でも次第にプレーティング能力が低
下する。そこで初期条件としてプレーティング厚0.3μ
mに設定し、プレーテングの膜厚が1.0μm未満になる
までの時間をワイヤブラシの使用可能時間とし、前記3
種類のワイヤブラシについて使用可能時間を測定した結
果、第2図のような結果が得られた。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明は硬鋼線に真鍮メッキを施
した撚り線よりなるワイヤを用いたワイヤブラシを使用
することにより長時間の連続操業を可能にし、均一な膜
厚のメッキ層が得られる等の硬かを奏した。
した撚り線よりなるワイヤを用いたワイヤブラシを使用
することにより長時間の連続操業を可能にし、均一な膜
厚のメッキ層が得られる等の硬かを奏した。
第1図はメカニカルプレーティングの説明図、第2図は
ワイヤブラシの種類とブラシ使用可能時間との関係を示
す。 1……ワイヤブラシ、2……メッキ金属ブロック 3……被プレーティング材料
ワイヤブラシの種類とブラシ使用可能時間との関係を示
す。 1……ワイヤブラシ、2……メッキ金属ブロック 3……被プレーティング材料
Claims (1)
- 【請求項1】硬鋼線に真鍮メッキを施した撚り線よりな
るワイヤーを用いたメカニカルプレーティング用ブラシ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33323890A JP2751084B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | メカニカルプレーティング用ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33323890A JP2751084B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | メカニカルプレーティング用ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04198490A JPH04198490A (ja) | 1992-07-17 |
JP2751084B2 true JP2751084B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=18263870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33323890A Expired - Lifetime JP2751084B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | メカニカルプレーティング用ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751084B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107083548B (zh) * | 2017-05-27 | 2019-02-26 | 遵义中铂硬质合金有限责任公司 | 一种用于合金工件的喷粉机 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP33323890A patent/JP2751084B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04198490A (ja) | 1992-07-17 |
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