JP2003310345A - マスカラ化粧料等の塗布用ブラシ - Google Patents

マスカラ化粧料等の塗布用ブラシ

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JP2003310345A
JP2003310345A JP2002118045A JP2002118045A JP2003310345A JP 2003310345 A JP2003310345 A JP 2003310345A JP 2002118045 A JP2002118045 A JP 2002118045A JP 2002118045 A JP2002118045 A JP 2002118045A JP 2003310345 A JP2003310345 A JP 2003310345A
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JP
Japan
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brush
cosmetic
hardness
fiber
diameter
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JP2002118045A
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English (en)
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Naomi Shimamura
直美 嶋村
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に粘度の高い化粧料の塗布に適したブラシ
を提供せんとするものであり、ブラシは化粧料の粘度に
負けない腰の強さを有し、且粘度の高い化粧料を良好に
含みうるブラシを提供せんとするものである。 【解決手段】 ロックウェル硬度80〜125の硬さを
有する合成樹脂素材の繊維からなり、直径が0.13〜
0.4mmで、一巻き当たりの毛量を5〜20本としたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、マスカラ、アイブロ
ー等の化粧料を塗布するための塗布用ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知のマスカラやアイブロー等の化
粧料を塗布するためのブラシは、複数の繊維を芯材とな
る針金で巻き締めてなるスクリューブラシが実用化され
ており、繊維の種類、太さ、針金径等を種々組み合わせ
ることにより、所要の化粧料の塗布に適合したブラシが
形成されている。一般的には、直径0.025〜0.25
mmの繊維を0.5〜1.0ミリの針金で巻き締めて形成し
ており、液含みが良好で適度な柔らかさのある繊維が用
いられている。しかしながら、従来のブラシでは、化粧
料の粘度が高いものの場合、ブラシが化粧料に負けてし
まい、付着量が不十分であったり、化粧料により繊維が
不規則に偏って束ねられる問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、特に粘度
の高い化粧料の塗布に適したブラシを提供せんとするも
のであり、ブラシは化粧料の粘度に負けない腰の強さを
有し、且粘度の高い化粧料を良好に含みうるブラシを提
供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、ロックウェル硬度80〜1
25の硬さを有する合成樹脂素材の繊維からなり、直径
が0.13〜0.4mmで、一巻き当たりの毛量を5〜20
本としたことを特徴とする。
【0005】硬度を115前後、直径を0.27mm前
後、一巻き当たりの毛量を10本前後としたことを特徴
とする。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態
を、以下に詳細に説明する。この発明のブラシは、繊維
の原料となる合成樹脂素材の硬さが、ロックウェル硬度
80〜125であり、繊維の直径が0.13〜0.4mm
で、一巻き当たりの毛量は、5〜20本であることを特
徴とする。かかるブラシは、繊維が太く、毛量が少ない
ため、ブラシの繊維が個々に均一にばらけた形態となる
と共に、腰の強い繊維であるため、利用者が従来から使
い慣れているスクリューブラシの特性を備えつつ、櫛と
同様の梳かし効果(睫毛等の毛を個々にセパレートする
効果)や睫毛の掻き上げ効果をもたらし、睫毛のカー
ル、セパレートボリューム効果を期待することが出来
る。又、ブラシの毛量が非常に少ないことから化粧料の
付着量が従来のブラシより少なくなるため、繊細な塗布
を行うことが可能となる。この発明のブラシを使用して
塗布を行うに適した化粧料の硬度は、硬度20〜140
であり、最も好ましい硬度は110の化粧料である。化
粧料の硬度は、カードメータ200g/8φ/30℃で
測定した硬度である。かかる硬度の化粧料との組合せに
おいて本発明のブラシを使用した場合、ブラシのカール
及びセパレート効果が最も良好に発揮された。又、ブラ
シが硬いため、重ね付けの効果も期待することが出来
る。
【0007】合成樹脂素材の硬度は、好ましくは115
前後であり、硬度が80より小さいと中味に負けてしま
う腰の弱い繊維となり、又125より大きいとシゴキ通
過性が悪く、針金状繊維となり、好ましくない。繊維の
直径は、最も好ましくは0.27ミリ前後であり、直径
が0.13mmより細いと腰の弱い繊維となり、又0.4mm
より太いとさばきにくく、硬いブラシとなり、好ましく
ない。毛量は、最も好ましくは10本前後であり、5本
より少ないと毛の粗と密の部分が発生し、量産性が悪く
しかも均一にさばけない使用性の悪いブラシとなり、逆
に20本より多いとブラシピッチが密になりさばき難い
ブラシとなるので、好ましくない。
【0008】
【実施例】図1を参照して、(1)はマスカラ化粧料を収
納した容器本体、(2)は該容器本体(1)の口部を閉止す
るキャップであり、ブラシ(3)を先端に取り付けた柄
(4)の基部が固着される。容器本体(1)の口部にはシゴ
キ部材(5)が配設されており、ブラシ(3)を容器本体か
ら抜き出すとき、ブラシをしごいて付着した化粧料の量
を適度に調整する。ブラシ(3)は、硬度115のナイロ
ン樹脂素材で形成した太さ0.27mmの繊維束を、一巻
き当たり10本の毛量で直径0.75mmの針金からなる
芯材により螺旋状に巻き締めて、マスカラ化粧料を塗布
するためのブラシを得た。図2,4を参照して、芯材(1
0)に5本の繊維(11)を上下に延び出させて狭持させ、芯
材(10)を螺旋状に巻回することにより、繊維(11)を芯材
(10)の周囲に円形に展開させて一巻き当たり10本の毛
量とする。図3は、従来のブラシの構造を示し、一般的
に直径0.06〜0.15mmの繊維を一巻き当たり約20
本の毛量で芯材に巻き締めたものである。Eの長手方向
に沿ったブラシ部の長さを25mmとした場合の総毛量
は、本発明のブラシが約100本であるのに対し、従来
のブラシは400〜900本である。尚、一本の繊維の
長さは15mmであり、これを前述のように芯材に取り付
けて螺旋状に巻回した後、カッターで所望のブラシ形状
に整える。カッターで成形されたブラシの最大外径は7
mm前後となる。
【0009】本発明のブラシのシゴキ抵抗値、押圧強
度、繊維の折曲強度並びに繊維束の押圧強度をそれぞれ
以下に述べる方法で測定し、従来のブラシと比較した。
シゴキ抵抗値は、0.5mmの金属板に5mmの丸穴を開
け、ブラシを100mm/minの一定の速度で通過させた
ときの抵抗値を測定した。本発明の抵抗値は、1.0〜
2.0N、平均1.7Nであったのに対し、従来のブラシ
は約0.005〜0.1Nであった。押圧強度は、ブラシ
を15mmの金属丸治具で0.5mm/minの速度で10秒間
押し続けたときの押圧強度を測定した。本発明のブラシ
の押圧強度は、3.0〜5.0N、平均4.6Nであるの
に対し、従来のブラシは0.05〜05Nであった。繊
維の折曲強度は、繊維長15mmの繊維を5本束ねて、直
径15mmの金属丸治具で45゜に折曲0.5mm/minのス
ピードで押し圧したときの強度を測定した。本発明の繊
維の強度は、0.1〜0.9N、平均0.42Nであるの
に対し、従来の繊維は0.001Nであった。繊維束の
押し圧強度は、繊維長15mmの多数の繊維を直径50mm
の繊維束にまとめてテープで束ね、15mmの金属丸治具
で0.5mm/minのスピードで10秒間押し続けたときの
強度を測定した。本発明の繊維束は、130〜250
N、平均200Nであったのに対し、従来のブラシは2
5Nであった。測定は、プッシュプル(PUSH−PU
LL)ゲージを用いて行った。
【0010】本発明のブラシは、少ない繊維本数で大き
な曲げ抵抗値及び押し圧強度を有し、腰のある太い繊維
で構成されているため、櫛と同様の梳かし効果や睫毛の
掻き上げ効果が発揮され、睫毛のカール及びセパレート
ボリューム効果を期待することが出来た。又、ブラシの
毛量が非常に少ないため、マスカラ化粧料の付着量が少
なくなり、繊細な塗布が可能であった。更に、ブラシの
硬度が大きいため、硬度20〜140の化粧料との組合
せで使用することが出来、ブラシのハードさにより化粧
料の重ね付け効果も発揮することが出来た。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、粘度の高い化粧料の
塗布を支障なく効果的に行うことが出来ると共に、睫毛
の梳かし効果や掻き上げ効果による睫毛のカール及びセ
パレートボリューム効果を期待することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるブラシを組み込んだマスカラ
化粧料容器の一部を断面した側面図
【図2】同ブラシの斜視図
【図3】従来のブラシの斜視図
【図4】この発明のブラシの拡大断面図
【符号の説明】
(1)容器本体 (2)キャップ (3)ブラシ (4)柄 (5)シゴキ部材 (10)芯材 (11)繊維

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロックウェル硬度80〜125の硬さを有
    する合成樹脂素材の繊維からなり、直径が0.13〜0.
    4mmで、一巻き当たりの毛量を5〜20本としたことを
    特徴とするマスカラ化粧料等の塗布用ブラシ。
  2. 【請求項2】硬度を115前後、直径を0.27mm前
    後、一巻き当たりの毛量を10本前後としたことを特徴
    とする請求項1記載の塗布用ブラシ。
JP2002118045A 2002-04-19 2002-04-19 マスカラ化粧料等の塗布用ブラシ Pending JP2003310345A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108697232A (zh) * 2015-12-30 2018-10-23 马蒂埃尔斯塑胶工业公司 用于将流体或膏状产品施用于角蛋白纤维的装置

Cited By (3)

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JP2019503772A (ja) * 2015-12-30 2019-02-14 ソシエテ・アンデュストリエル・ド・マティエール・プラスティック 流体状またはペースト状製品をケラチン性繊維に塗布する用具
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