JP2749274B2 - スプール弁 - Google Patents

スプール弁

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JP2749274B2
JP2749274B2 JP6312014A JP31201494A JP2749274B2 JP 2749274 B2 JP2749274 B2 JP 2749274B2 JP 6312014 A JP6312014 A JP 6312014A JP 31201494 A JP31201494 A JP 31201494A JP 2749274 B2 JP2749274 B2 JP 2749274B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスプール弁に係り、詳し
くは空気等の流体の方向制御を行う方向制御電磁弁とし
て使用されるスプール弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にスプール弁は、複数のポートと各
ポート間の弁座を有する弁本体と、この弁本体の内部に
形成されたスプール室に摺動可能に収容されたスプール
とから構成されている。スプールは複数の周溝とこの周
溝にそれぞれ嵌着されたOリング(パッキン)を有して
いる。そして、スプールは電磁ソレノイド等にてスプー
ル室内で複数の所定位置に切り換え配置される。この結
果、各周溝に嵌着されたOリングが対応する弁座に当接
あるいは離間することにより、各ポート間の流路が連通
又は遮断される。
【0003】スプールが、Oリングが弁座に当接しない
位置から弁座に当接する直前の位置まで移動すると、流
路断面積が著しく小さくなり、Oリングと弁座部分にお
いて上流側から下流側に流れるエアの流速が速くなる。
この時、Oリング全体は外周側に引っ張る力を受け、O
リング全体が拡開するように変形して周溝の外周側に移
動する。その結果、Oリングは周溝の底面から浮き上が
り、エアがリングと底面の間に回り込むようになる。
【0004】この状態で、スプールがさらに移動する
と、Oリングは周溝の底面から浮き上がった状態で弁座
の側面と周溝の側面との間で挟まれる状態になって、エ
アの流路が無くなる。この時、浮き上がった状態で挟ま
れたOリングには、両ポート間のエア圧力差が作用し、
Oリングはさらに拡開するように変形されてさらには周
溝の外周側に移動する。この状態でスプールがさらに移
動すると、Oリングは弁座と周溝の外周端との間に噛み
込まれることになる。この結果、スプールの動作不良が
起きる。又、Oリングが損傷し、エアの漏れ不良を起こ
す。
【0005】このような問題を解決するため、実開平6
−16776号公報に開示されるスプール弁では、図6
に示すように、ポートP1 ,P2 が形成されるスリーブ
31のポートP1 ,P2 間の弁座32の側面(即ち、弁
座32と下流側のポートP2との交差部)33にスリッ
ト34を設けている。スプール35が左側(図6におい
て)に移動して、Oリング36が交差部33と周溝37
の側面との間で挟まれる状態になると、図6に矢印で示
すようにエアが交差部33に形成されたスリット34を
通って上流側のポートP1 側から下流側のポートP2 側
に流れる。この結果、Oリング36がポートP1 ,P2
間のエア圧力差によりさらに拡開するように変形するこ
とを防ぐことができるようになっている。従って、Oリ
ング36が周溝37の外周側に過度に移動した状態で弁
座に当接しないため、0リング36が弁座32と周溝3
7の外周端との間で挟み込まれないようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のスプ
ール弁は、弁本体に対してスリーブ31を嵌着させた構
成である。つまり、弁本体において、弁座32及び交差
部33を形成することは比較的容易に形成することがで
きる。しかしながら、交差部33にスリット34を形成
することは、非常に高度な技術が必要になるとともに精
度を保つために加工に非常に長い時間を要する。そこ
で、加工を容易に行うため、弁本体とは別部材であるス
リーブ31に対して弁座32及び交差部33を形成する
とともに、その交差部33にスリット34を形成する。
そして、そのスリーブ31を弁本体に嵌着させることに
よりスプール弁を形成している。
【0007】従って、このスプール弁においては、スリ
ーブ31という別部品が発生し部品管理項目が増えると
ともに、組立工数が多くなるという問題がある。又、O
リング36が押圧される交差部33にスリット34が形
成されているため、スプール35の繰り返し動作により
Oリング36がスリット34部分に繰り返し押圧され
る。この結果、Oリング36がスリット34の角部に繰
り返し押圧されてOリング36が損傷し易くなる。
ング36が損傷すると、Oリング36にて隔絶されるポ
ートP1,P2の間の気密性が損なわれる。そこで、
傷を軽減させるために、形成したスリット34の角部を
R状加工することが考えられるが、加工工数が増加する
という問題がある。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は部品点数、組立工数及び
加工工数を多くすることなく、スプールに嵌着されるパ
ッキンの拡開による動作不良及び流体の漏れを防ぐこと
ができるスプール弁を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、複数のポート及びこれら
のポート間の弁座を有する弁本体と、複数の周溝及びこ
れらの周溝に嵌着されたパッキンを有し前記弁本体内を
摺動するスプールとを備え、前記パッキンの前記弁座へ
の接離により各ポート間の流路を通断するスプール弁に
おいて、前記スプールの周溝と弁座との間に形成される
流路の下流側となる周溝の側面に周溝の底面と外周端と
を連通する溝を設けた。
【0010】又、請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、溝をスプールの軸線に対して周溝
にほぼ等間隔で複数個形成した。又、請求項3に記載の
発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、
溝をスプールの軸線に対して径方向に延びるように形成
した。
【0011】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、弁座
と周溝の間で形成される流路の下流側にあるスプールの
周溝が上流側の弁座側に移動すると、この流路を下流側
に流れる流体の作用によりパッキンが周溝の外周側に拡
開するように変形して周溝の底面から離れる。そして、
この状態でパッキンの外周部が弁座の側面に当接する
と、流路を下流側に流れる流体はパッキンと周溝の溝と
で形成される流路を通って下流側に流れる。この結果、
流路の上流側と下流側の圧力差によりパッキンに作用す
る力が過大になることがないため、パッキンが周溝の外
周側に過度に押し出されることがない。従って、スプー
ルの上流側への移動により、周溝の外周側に拡開するよ
うに変形したパッキンが周溝の内部に押し戻されて収容
される。
【0012】又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の作用に加えて、各溝からほぼ均等に
流体が下流側に流出するため、上流側と下流側の圧力差
に基づく力が均等に作用する。この結果、パッキンの特
定部分が周溝の外周側に過度に押し出されることがな
い。
【0013】又、請求項3に記載の発明によれば、請求
項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、溝から
下流側に流出する流体の抵抗が最小になるため、パッキ
ンに作用する力が小さくなる。この結果、パッキンに作
用する力が最小になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を2位置5ポートタイプの電磁
操作スプール弁に具体化した一実施例を図1〜図に従
って説明する。尚、本実施例では、電磁操作スプール弁
のスプールに特徴があるので、その構造のみを詳述す
る。
【0015】図2に示すように、本実施例の電磁操作ス
プール弁1は、電磁ソレノイド部2、手動弁部3及びス
プール弁部4とから構成されている。電磁ソレノイド部
2は、電磁コイル5、プランジャ6等から構成されてい
る。又、手動弁部3には手動軸7が備えられている。そ
して、電磁ソレノイド部2には外部からパイロットエア
が供給される。すると、電磁ソレノイド部2からスプー
ル弁部4に連通する一対の流路8A,8Bの一方の流路
8Aからスプール弁部4にパイロットエアが供給され
る。電磁ソレノイド部2に外部から駆動信号が入力され
ると電磁コイル5が励磁されてプランジャ6が一方の位
置から他方の位置に切り換え配置される。この結果、電
磁ソレノイド部2からは、他方の流路8Bからスプール
弁部4にパイロットエアが供給されるようになってい
る。又、手動弁部3の手動軸7を操作している間は、2
つの流路8A,8Bが連通される。
【0016】スプール弁部4は、弁本体9、スプール1
0及びピストン11から構成されている。弁本体9の内
部にはスプール室12が形成され、このスプール室12
の上側(図2において)には出力ポートA,Bが、同じ
く下側には入力ポートP及び排出ポートR1,R2がそ
れぞれ形成されている。又、同じく、スプール室12の
両側にはそれぞれピストン室13が形成されている。さ
らに、スプール室12の内部には、排出ポートR1と出
力ポートAの間、出力ポートAと入力ポートPの間、入
力ポートPと出力ポートBの間、出力ポートBと排出ポ
ートR2の間にそれぞれ弁座14が形成されている。
又、排出ポートR1と右側(図2において)ピストン室
13の間、及び、排出ポートR2と左側ピストン室13
の間にもそれぞれ弁座15が形成されている。尚、各ピ
ストン室13にはそれぞれ電磁ソレノイド部2に連通す
る一対の流路8A,8Bの何れか一方が連通されてい
る。
【0017】図3に示すように、スプール10は、全体
がほぼ棒状に形成され、その両端にはそれぞれピストン
11が連結されている(図3ではピストン11を取り外
した状態を示す。)。スプール10の両端には、それぞ
れ周溝16が形成されている。又、スプール10におい
て、両周溝16の間には4個の周溝17が形成されてい
る。各周溝17は円筒状の底面17aと、底面17aの
両辺に交わる中空円板状の側面17bとから構成されて
いる。又、図4に示すように、周溝17の両側面17b
には、径方向に延びる溝18が等しい角度間隔で4箇所
に形成されている。各溝18の延びる方向に垂直な断面
はほぼ半円状に形成されている。尚、本実施例では、各
溝18は、スプール10の軸線に対して同じ角度位置に
形成されている。各周溝16,17には、それぞれパッ
キンとしてのOリング19が嵌着されている(図3では
省略)。
【0018】スプール10の周溝16のOリング19は
弁座15に常時当接されている。又、同じく周溝17の
Oリング19は弁座14に当接する位置と、弁座14か
ら入力ポートP又は排出ポートR1,R2側に移動した
位置に切り換え配置される。
【0019】次に、以上のように構成された電磁操作ス
プール弁の作用について説明する。電磁ソレノイド部2
にパイロットエアが供給され、流路8Aを介してピスト
ン室13にエアが供給されると、ピストン11によりス
プール10が右側から左側に切り換え配置される。この
結果、排出ポートR2側の弁座14に対向しない位置に
あった周溝17は弁座14に対向する位置に移動する。
この状態では、出力ポートBと排出ポートR2の間に流
路が形成される。この流路では、出力ポートB側が上流
側になり、排出ポートR2側が下流側になる。
【0020】図1に示すように、周溝17のOリング1
9が弁座14の傾斜した側面20に当接する少し前の位
置まで移動すると出力ポートBと排出ポートR2間の流
路が絞られるため、リング19の外周部を流れるエア
の流速が速くなる。この結果、Oリング19全体に外周
側に引っ張られる力が作用するため、Oリング19は全
体が拡開するように変形して周溝17の外周側に移動す
る。従って、Oリング19は周溝17の底面17aから
浮き上がり、Oリング19と底面17aとの間にエアが
回り込む。
【0021】スプール10がさらに左側に移動して、O
リング19の外周部が弁座14の側面20に当接する
と、図1に矢印で示すように、出力ポートB側のエアは
Oリング19と周溝17の側面17bの4個の溝18と
で形成される流路のみを通って排出ポートR2側に流れ
るようになる。この結果、エアが流れる流路が溝18の
流路断面積以下にならないため、拡開するように変形し
て周溝の外周側にはみ出したOリング19に両ポート
B,R2側のエア圧力差に基づく過大な力が作用するこ
とはない。従って、過大なエア圧力差によりOリング1
9が周溝17の外側に押し出されることはない。
【0022】そして、この状態でスプール10がさらに
左側に移動すると、Oリング19を周溝17の外周側に
押し出す方向に作用する力が過大でないため、周溝17
から押し出された状態のOリング19が弁座14の側面
20に沿って周溝17側に押し戻される。この結果、図
5に示すように、Oリング19は弁座14と周溝17の
外周端との間に噛み込まれることなく、周溝17の底面
17aに当接するとともに弁座14に正常に当接するた
め、スプール10の動作不良が起きることなくスムーズ
なスプール動作を行うことができる。又、Oリング19
が噛み込まれることがないので、Oリング19の損傷が
なくなるため、耐久性(即ち、気密性)が向上する。
尚、他の周溝17のOリング19がスプール10の動作
により弁座14に当接する場合も同じであるため、その
説明を省略する。
【0023】以上詳述したように、本実施例の電磁操作
スプール弁1によれば、Oリング19が弁座14の側面
20に当接した状態で、スプール10の周溝17の側面
17bに形成した溝18を介して流路の下流側にエアを
流出させるようにした。この結果、Oリング19がエア
圧力差により過度に拡開するのを防止することができる
ため、Oリング19の弁座14と周溝17の外周端との
間への噛み込みを防止することができる。
【0024】又、溝18はスプール10の周溝17の側
面17bに形成するようにしたので、溝18の加工形成
を容易に行うことができる。従って、弁本体をスリーブ
とハウジングとで構成し、スリーブを溝18を形成する
側のポートで分割したスリーブとし、溝18の加工形成
後にハウジングに嵌入組立するといった構成にする必要
がない。この結果、部品点数・加工工数・組立工数を最
小限にすることができる。さらに、従来のように、弁本
体の弁座14の側面20にスリットを設けないため、O
リング19の気密に関与する面がスリットに繰り返し押
圧されることにより損傷することはない。
【0025】又、本実施例によれば、周溝17の側面1
7aに等間隔で4個の溝18を設けたので、Oリング1
9が弁座14の側面20に当接した状態で流路の上流側
と下流側の圧力差によりOリング19に作用する力が、
Oリング19全体にほぼ均等に作用する。従って、Oリ
ング19の特定部分が周溝の外周側に過度に押し出され
ることはないため、Oリング19全体の拡開を均等に防
止することができる。
【0026】さらに、本実施例によれば、溝18を周溝
17の側面17bにスプール10の軸線の径方向に形成
したので、溝18の長さが最短になる。この結果、流路
の上流側と下流側とのエア圧力差により溝18を流れる
エアに対する抵抗が小さくなるため、Oリング19に作
用する力を最も小さくすることができる。従って、エア
圧力差によりOリング19に作用する力を効果的に削減
し、0リング19の拡開を抑制することができる。
【0027】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように構成することもできる。 (1) 上記実施例の電磁操作スプール弁1は、2位置
5ポートタイプであるため、Oリング19の一方の側の
みから弁座14に当接する。従って、周溝17の両側面
17bに溝18を形成する必要はなく、弁座14に最初
に当接する側の反対側の側面17bにのみ溝18を設け
た構成であってもよい。尚、3位置以上のタイプのスプ
ール弁では、弁座に対して周溝17がその両側から当接
するため、周溝17の両側面17bにそれぞれ溝18を
設けるようにする。
【0028】(2) 溝18は周溝17の底面17aと
側面17bの外周端を連通するものであればよく、必ず
しも径方向に直線状に延びるように形成したものに限ら
ない。例えば、底面17a側から二次曲線的な形状で外
周端に連続するように形成された溝18等の溝18とし
てもよい。
【0029】(3) 溝18の伸び方向に垂直な断面の
形状は、半円状に限らず、例えば長方形状、U字状等の
形状としてもよい。又、途中で断面形状が変化する溝で
あってもよい。
【0030】(4) スプール弁部4の弁本体9は一体
的に形成されたものに限らず、ポートA,B,P,R
1,R2が形成されたスリーブをハウジング内部に組み
付けることにより弁本体を構成するタイプのスプール弁
に実施してもよい。
【0031】この場合、スリーブは一体的に形成された
ものであってもよく、又、複数に分割して形成され、ハ
ウジング内部で一体化するスリーブであってもよい。 (5) 電磁ソレノイド部2にてパイロットエアを切り
換えてスプール10を切り換え配置するものに実施した
が、これに限らず、例えば、スプール10を手動で切り
換えるタイプ、スプール10をパイロットエアによらず
直接電磁ソレノイドで切り換えるタイプ等のスプール弁
に実施してもよい。
【0032】(6) 2位置5ポートタイプのスプール
弁に限らず、2位置以外の切り換え位置数のスプール弁
や、5ポート以外のポート数のスプール弁に実施しても
よい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、部品点数、組立工数及び加工工数を多く
することなく、スプールに嵌着されるパッキンの拡開に
よる動作不良及び流体の漏れを防ぐことができる。
【0034】又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、パッキンの全体の拡
開を均等に防止することができる。又、請求項3に記載
の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え
て、流路の圧力差によりパッキンに作用する力を効果的
に削減し、パッキンの拡開を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Oリングが弁座の側面に当接した状態を示す
概略模式断面図。
【図2】 電磁操作スプール弁を示す概略断面図。
【図3】 スプールを示す正面図。
【図4】 図3のA−A線断面図。
【図5】 Oリングが弁座に当接した状態を示す概略模
式断面図。
【図6】 従来例のOリングが弁座に当接した状態を示
す概略模式断面図。
【図7】 スリーブの断面図。
【符号の説明】
9…弁本体、10…スプール、14…弁座、17…周
溝、17a…底面、17b…側面、18…溝、19…パ
ッキンとしてのOリング、A,B,P,R1,R2…ポ
ート。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポート(A,B,P,R1,R
    2)及びこれらのポート(A,B,P,R1,R2)間
    の弁座(14)を有する弁本体(9)と、複数の周溝
    (17)及びこれらの周溝(17)に嵌着されたパッキ
    ン(19)を有し前記弁本体(9)内を摺動するスプー
    ル(10)とを備え、前記パッキン(19)の前記弁座
    (14)への接離により各ポート(A,B,P,R1,
    R2)間の流路を通断するスプール弁において、 前記スプール(10)の周溝(17)と弁座(14)と
    の間に形成される流路の下流側となる周溝(17)の側
    面(17b)に周溝(17)の底面(17a)と外周端
    とを連通する溝(18)を設けたスプール弁。
  2. 【請求項2】 溝(18)はスプール(10)の軸線に
    対して周溝(17)にほぼ等間隔で複数個形成されてい
    る請求項1に記載のスプール弁。
  3. 【請求項3】 溝(18)はスプール(10)の軸線に
    対して径方向に延びるように形成されるものである請求
    項1又は請求項2に記載のスプール弁。
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