JP2748785B2 - 電動産業車両の走行制御装置 - Google Patents
電動産業車両の走行制御装置Info
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- JP2748785B2 JP2748785B2 JP4222927A JP22292792A JP2748785B2 JP 2748785 B2 JP2748785 B2 JP 2748785B2 JP 4222927 A JP4222927 A JP 4222927A JP 22292792 A JP22292792 A JP 22292792A JP 2748785 B2 JP2748785 B2 JP 2748785B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2個の走行モータで
一対の駆動輪を走行させる電動産業車両の走行制御装置
に関し、特に三輪車両における旋回時の走行安定を図っ
たものである。
一対の駆動輪を走行させる電動産業車両の走行制御装置
に関し、特に三輪車両における旋回時の走行安定を図っ
たものである。
【0002】
【従来の技術】一対の駆動輪と操舵輪とによって走行す
るバッテリフォークリフト等の電動産業車両では、旋回
時に内輪となる駆動輪の走行モータに対して操舵角に応
じたコンタクタの切換えを行うことにより、両輪駆動モ
ード,片輪駆動モード及び逆転駆動モードを採るように
している。両輪駆動モードから片輪駆動モードへ又はそ
の逆のときの切換操舵角及び片輪駆動モードから逆転駆
動モードへ又はその逆のときの切換操舵角は、機種等に
よって異なるが、例えば次表に示すように、45°及び
75°に設定されている。
るバッテリフォークリフト等の電動産業車両では、旋回
時に内輪となる駆動輪の走行モータに対して操舵角に応
じたコンタクタの切換えを行うことにより、両輪駆動モ
ード,片輪駆動モード及び逆転駆動モードを採るように
している。両輪駆動モードから片輪駆動モードへ又はそ
の逆のときの切換操舵角及び片輪駆動モードから逆転駆
動モードへ又はその逆のときの切換操舵角は、機種等に
よって異なるが、例えば次表に示すように、45°及び
75°に設定されている。
【0003】
【表1】 すなわち、例えば右前進旋回の場合、0〜45°の操舵
角区間では左右前進コンタクタをONさせた両輪駆動モ
ードで各走行モータに電流を流し、45°〜75°の区
間では内輪となる右駆動輪側の前進コンタクタをOFF
し左走行モータにのみ電流を流す片輪駆動モードとなる
ようにし、75°〜90°の区間では、右駆動輪側の後
進コンタクタをONし右走行モータに逆電流を流した逆
転駆動モードにしている。
角区間では左右前進コンタクタをONさせた両輪駆動モ
ードで各走行モータに電流を流し、45°〜75°の区
間では内輪となる右駆動輪側の前進コンタクタをOFF
し左走行モータにのみ電流を流す片輪駆動モードとなる
ようにし、75°〜90°の区間では、右駆動輪側の後
進コンタクタをONし右走行モータに逆電流を流した逆
転駆動モードにしている。
【0004】図6は上記各モードへの切換え動作をモー
タ電流についてみた場合の動作図である。両輪駆動モー
ド時には、内輪モータ及び外輪モータにそれぞれの負荷
に応じたモータ電流Iin,Iouが流されるが、片輪駆動
モードへの切換操舵角では、内輪モータに流れる電流が
零にされている。また、片輪駆動モードから逆転駆動モ
ードへの切換操舵角では、再び内輪モータへ逆電流が流
されている。なお、各切換操舵角において、両モータ電
流共一旦零に落とされているが、これはコンタクタが切
換わるときの過渡変化によるものである。
タ電流についてみた場合の動作図である。両輪駆動モー
ド時には、内輪モータ及び外輪モータにそれぞれの負荷
に応じたモータ電流Iin,Iouが流されるが、片輪駆動
モードへの切換操舵角では、内輪モータに流れる電流が
零にされている。また、片輪駆動モードから逆転駆動モ
ードへの切換操舵角では、再び内輪モータへ逆電流が流
されている。なお、各切換操舵角において、両モータ電
流共一旦零に落とされているが、これはコンタクタが切
換わるときの過渡変化によるものである。
【0005】なお、モータ電流Iin,Iouは、図7に示
すモータ電流制限値IOCL (Over Current
Limited)によって決まる。このモータ電流制
限値IOCL は、界磁巻線による磁束が飽和するときのモ
ータに流れる電流であり、坂道の登坂能力を考慮して設
計されている。
すモータ電流制限値IOCL (Over Current
Limited)によって決まる。このモータ電流制
限値IOCL は、界磁巻線による磁束が飽和するときのモ
ータに流れる電流であり、坂道の登坂能力を考慮して設
計されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように旋回時にコンタクタの切換えを行うと、例えば両
輪駆動モードから片輪駆動モードへの切換操舵角,戻し
操舵時の逆転駆動モードから片輪駆動モードへの切換操
舵角において、内輪モータの電流が急激に遮断されるこ
とによるトルク変化によって、機台に衝撃が発生する。
この場合、内輪モータの負荷は外輪の負荷より極めて大
きくなるために、その時の電流もモータ電流制限値I
OCL に達する程に大きく、これを遮断することにより発
生する衝撃は小さくない。従って、操縦者に与える不安
感を考えれば軽視されるものではない。
ように旋回時にコンタクタの切換えを行うと、例えば両
輪駆動モードから片輪駆動モードへの切換操舵角,戻し
操舵時の逆転駆動モードから片輪駆動モードへの切換操
舵角において、内輪モータの電流が急激に遮断されるこ
とによるトルク変化によって、機台に衝撃が発生する。
この場合、内輪モータの負荷は外輪の負荷より極めて大
きくなるために、その時の電流もモータ電流制限値I
OCL に達する程に大きく、これを遮断することにより発
生する衝撃は小さくない。従って、操縦者に与える不安
感を考えれば軽視されるものではない。
【0007】一方、内外輪モータ電流Iin,Iouが共に
小さくなるように、モータ電流制限値IOCL を小さくし
てしまうことは、図7で説明したように、坂道での登坂
能力を低下させてしまう。本発明は上記実情に鑑み、旋
回時、内輪の操舵角に応じてコンタクタを切換えた時の
機台に加わる衝撃を緩和するようにした電動産業車両の
走行制御装置の提供を目的とする。
小さくなるように、モータ電流制限値IOCL を小さくし
てしまうことは、図7で説明したように、坂道での登坂
能力を低下させてしまう。本発明は上記実情に鑑み、旋
回時、内輪の操舵角に応じてコンタクタを切換えた時の
機台に加わる衝撃を緩和するようにした電動産業車両の
走行制御装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、操舵角を検知
する操舵センサを設け、さらに、旋回時、上記操舵セン
サの出力に基づき、両輪駆動モードと片輪駆動モード間
の切換操舵角及び片輪駆動モードと逆転駆動モード間の
切換操舵角において走行トランジスタのチョッパ動作レ
ートを小さくすることによってバッテリから各走行モー
タに流れる電流を制限する制御手段を設けたものであ
る。
する操舵センサを設け、さらに、旋回時、上記操舵セン
サの出力に基づき、両輪駆動モードと片輪駆動モード間
の切換操舵角及び片輪駆動モードと逆転駆動モード間の
切換操舵角において走行トランジスタのチョッパ動作レ
ートを小さくすることによってバッテリから各走行モー
タに流れる電流を制限する制御手段を設けたものであ
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、旋回時、両輪駆動モードと片
輪駆動モード間の切換操舵角並びに片輪駆動モードと逆
転駆動モード間の切換操舵角において走行トランジスタ
のチョッパ動作レートを小さくすることによってバッテ
リから各走行モータに流れる電流を減じているので、モ
ータ電流がモータ電流制限値IOCL にまで不必要に流れ
ることがなく、各切換操舵角でのコンタクタ切換わの時
のトルク変化が小さくされて機台への衝撃が緩和され
る。
輪駆動モード間の切換操舵角並びに片輪駆動モードと逆
転駆動モード間の切換操舵角において走行トランジスタ
のチョッパ動作レートを小さくすることによってバッテ
リから各走行モータに流れる電流を減じているので、モ
ータ電流がモータ電流制限値IOCL にまで不必要に流れ
ることがなく、各切換操舵角でのコンタクタ切換わの時
のトルク変化が小さくされて機台への衝撃が緩和され
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る電動産業車両の走行制御
装置を三輪車両の実施例によって図1〜図4に基づき説
明する。本発明を適用した三輪車両の走行制御装置は、
図1に示すように、左駆動輪に対応した第1走行モータ
DM−Lは、一方の端子が前進コンタクタMFL のコモ
ン端cに接続され、他方の端子が後進コンタクタMRL
のコモン端cに接続されている。これら前進及び後進コ
ンタクタMFL ,MRL の各ブレーク接点bには、それ
ぞれバッテリ1の正電極端子V1 が接続され、同各コン
タクタMFL ,MRL のメーク接点mはそれぞれ界磁巻
線F1 を介して走行トランジスタQのコレクタに接続さ
れている。
装置を三輪車両の実施例によって図1〜図4に基づき説
明する。本発明を適用した三輪車両の走行制御装置は、
図1に示すように、左駆動輪に対応した第1走行モータ
DM−Lは、一方の端子が前進コンタクタMFL のコモ
ン端cに接続され、他方の端子が後進コンタクタMRL
のコモン端cに接続されている。これら前進及び後進コ
ンタクタMFL ,MRL の各ブレーク接点bには、それ
ぞれバッテリ1の正電極端子V1 が接続され、同各コン
タクタMFL ,MRL のメーク接点mはそれぞれ界磁巻
線F1 を介して走行トランジスタQのコレクタに接続さ
れている。
【0011】右駆動輪に対応した第2走行モータDM−
Rも同様に、一方の端子が前進コンタクタMFR のコモ
ン端cに接続され、他方の端子が後進コンタクタMRR
のコモン端cに接続され、前進及び後進コンタクタMF
R ,MRR の各ブレーク接点bには、それぞれバッテリ
1の正電極端子V1 が接続され、同各コンタクタM
F R ,MRR のメーク接点mはそれぞれ界磁巻線F2 を
介して走行トランジスタQのコレクタに接続されてい
る。
Rも同様に、一方の端子が前進コンタクタMFR のコモ
ン端cに接続され、他方の端子が後進コンタクタMRR
のコモン端cに接続され、前進及び後進コンタクタMF
R ,MRR の各ブレーク接点bには、それぞれバッテリ
1の正電極端子V1 が接続され、同各コンタクタM
F R ,MRR のメーク接点mはそれぞれ界磁巻線F2 を
介して走行トランジスタQのコレクタに接続されてい
る。
【0012】上記構成は一般的な三輪バッテリフォーク
リフトの走行回路であり、前進時は、各前進コンタクタ
MFL ,MFR がメーク接点m側に切換え接続されると
ともに、各後進コンタクタMRL ,MRR がブレーク接
点b側に切換え接続される。後進時は上記と反対とな
る。従って、前進時と後進時とで左右の走行モータDM
−L,DM−Rは、バッテリ1に対し接続極性が切換え
られる。そして、走行トランジスタQのベースに、例え
ばアクセル操作量に比例したデューティ値のチョッパ制
御信号2aが供給されることによって、それぞれ各走行
モータDM−L,DM−Rはチョッパ制御信号2aによ
って決まるモータ電流で駆動されることになる。
リフトの走行回路であり、前進時は、各前進コンタクタ
MFL ,MFR がメーク接点m側に切換え接続されると
ともに、各後進コンタクタMRL ,MRR がブレーク接
点b側に切換え接続される。後進時は上記と反対とな
る。従って、前進時と後進時とで左右の走行モータDM
−L,DM−Rは、バッテリ1に対し接続極性が切換え
られる。そして、走行トランジスタQのベースに、例え
ばアクセル操作量に比例したデューティ値のチョッパ制
御信号2aが供給されることによって、それぞれ各走行
モータDM−L,DM−Rはチョッパ制御信号2aによ
って決まるモータ電流で駆動されることになる。
【0013】しかして、本発明では、上記チョッパ制御
信号2aのデューティ値を、旋回時、例えばリヤアクス
ルシャフトに取付けた操舵センサの出力2bに基づいて
変化させる制御手段2が設けられている。操舵角は図2
に示すように、機台の中心線と後輪とのなす角度θであ
る。すなわち、上記制御手段2は図3に示す処理によ
り、予め設定した所定の各操舵切換角においてコンタク
タ切換えを行うとともにモータ電流を制限する。
信号2aのデューティ値を、旋回時、例えばリヤアクス
ルシャフトに取付けた操舵センサの出力2bに基づいて
変化させる制御手段2が設けられている。操舵角は図2
に示すように、機台の中心線と後輪とのなす角度θであ
る。すなわち、上記制御手段2は図3に示す処理によ
り、予め設定した所定の各操舵切換角においてコンタク
タ切換えを行うとともにモータ電流を制限する。
【0014】図3において、制御手段2は、ステップS
1 では前進か後進かを判断しており、前進と判断する
と、ステップS2 〔操舵角読込み〕以下の処理を行う。
制御手段2は、ステップS2 で操舵角を読込むと、次に
ステップS3 〜S5 〔切換操舵角領域の検知〕を実行
し、読込んだ操舵角が例えば35°〜55°の範囲か,
65°〜85°の範囲かを判断する。そして、これらの
範囲と判断すると、チョッパ制御信号2aのデューティ
値を小さくすることによってチョッパ動作レートを抑
え、モータ電流を図4に示すようにモータ電流制限値I
OCL からI1 に低下させる。
1 では前進か後進かを判断しており、前進と判断する
と、ステップS2 〔操舵角読込み〕以下の処理を行う。
制御手段2は、ステップS2 で操舵角を読込むと、次に
ステップS3 〜S5 〔切換操舵角領域の検知〕を実行
し、読込んだ操舵角が例えば35°〜55°の範囲か,
65°〜85°の範囲かを判断する。そして、これらの
範囲と判断すると、チョッパ制御信号2aのデューティ
値を小さくすることによってチョッパ動作レートを抑
え、モータ電流を図4に示すようにモータ電流制限値I
OCL からI1 に低下させる。
【0015】上記モータ電流を低下させた後、制御手段
2は、ステップS6 又はS7 で45°又は75°かを判
断し、45°の場合はステップS11〜S13の処理を行
い、75°の場合はステップS8 〜S10の処理を行う。
ステップS11〜S13は両輪駆動モードと片輪駆動モード
間の切換操舵角45°で行う処理であり、ステップS7
〜S10は片輪駆動モードと逆転駆動モード間の切換操舵
角75°で行う処理である。
2は、ステップS6 又はS7 で45°又は75°かを判
断し、45°の場合はステップS11〜S13の処理を行
い、75°の場合はステップS8 〜S10の処理を行う。
ステップS11〜S13は両輪駆動モードと片輪駆動モード
間の切換操舵角45°で行う処理であり、ステップS7
〜S10は片輪駆動モードと逆転駆動モード間の切換操舵
角75°で行う処理である。
【0016】詳述すれば、制御手段2はステップS3 で
45°と判断すると、次ステップS 11〔増か減か〕によ
り、例えば過去の操舵角と現在読込み操舵角とを比較し
て、操舵角の増減を判断する。操舵角が増加しておれ
ば、制御手段2は旋回操作が45°から更に旋回された
ものと判断しステップS12〔内輪処理1〕を行い、操舵
角が減少しておれば、旋回操作が45°から戻されたも
のと判断しステップS13〔内輪処理2〕を行う。ステッ
プS12では、内輪側前進コンタクタをONからOFFに
切換える。ステップS13では、内輪側前進コンタクタを
OFFからONに切換えるとともに、チョッパ制御信号
2aの上記デューティ操作によりモータ電流を同様に減
じている。
45°と判断すると、次ステップS 11〔増か減か〕によ
り、例えば過去の操舵角と現在読込み操舵角とを比較し
て、操舵角の増減を判断する。操舵角が増加しておれ
ば、制御手段2は旋回操作が45°から更に旋回された
ものと判断しステップS12〔内輪処理1〕を行い、操舵
角が減少しておれば、旋回操作が45°から戻されたも
のと判断しステップS13〔内輪処理2〕を行う。ステッ
プS12では、内輪側前進コンタクタをONからOFFに
切換える。ステップS13では、内輪側前進コンタクタを
OFFからONに切換えるとともに、チョッパ制御信号
2aの上記デューティ操作によりモータ電流を同様に減
じている。
【0017】なお、ステップS3 〜S5 の処理で、両輪
駆動モードと片輪駆動モード間の切換操舵角範囲(35
°〜55°)及び片輪駆動モードと逆転駆動モードの切
換操舵角範囲(65°〜85°)でない場合は、ステッ
プS6 ,S7 の判断もNOとなり、ステップS1 に戻
る。このようにモータ電流が減じられることで、両輪駆
動モードと片輪駆動モード間の切換操舵角で、モータ電
流が遮断または通電される時の電流の値が、モータ電流
制限値IOCL にまで不必要に流れることがなくなり、ト
ルク変化による衝撃が緩和される。
駆動モードと片輪駆動モード間の切換操舵角範囲(35
°〜55°)及び片輪駆動モードと逆転駆動モードの切
換操舵角範囲(65°〜85°)でない場合は、ステッ
プS6 ,S7 の判断もNOとなり、ステップS1 に戻
る。このようにモータ電流が減じられることで、両輪駆
動モードと片輪駆動モード間の切換操舵角で、モータ電
流が遮断または通電される時の電流の値が、モータ電流
制限値IOCL にまで不必要に流れることがなくなり、ト
ルク変化による衝撃が緩和される。
【0018】また、制御手段2は、ステップS7 で75
°を読込むと、ステップS8 〔増か減か〕の判断の後、
ステップS9 〔内輪処理3〕又はステップS10〔内輪処
理4〕を行う。ステップS9 では、内輪側前進コンタク
タがOFFされていることを確認(OFFされていない
場合はOFFする)し、内輪側後進コンタクタをOFF
からONに切換える。同様に、制御手段2はステップS
10で、内輪側前進コンタクタがOFFされていることを
確認(OFFされていない場合はOFFする)し、内輪
側後進コンタクタをONからOFFに切換える。これに
より、片輪駆動モードと逆転駆動モードと間の切換操舵
角で、モータ電流が遮断または通電される時のモータ電
流の値が小さくされ、トルク変化を小さくして衝撃が緩
和される。
°を読込むと、ステップS8 〔増か減か〕の判断の後、
ステップS9 〔内輪処理3〕又はステップS10〔内輪処
理4〕を行う。ステップS9 では、内輪側前進コンタク
タがOFFされていることを確認(OFFされていない
場合はOFFする)し、内輪側後進コンタクタをOFF
からONに切換える。同様に、制御手段2はステップS
10で、内輪側前進コンタクタがOFFされていることを
確認(OFFされていない場合はOFFする)し、内輪
側後進コンタクタをONからOFFに切換える。これに
より、片輪駆動モードと逆転駆動モードと間の切換操舵
角で、モータ電流が遮断または通電される時のモータ電
流の値が小さくされ、トルク変化を小さくして衝撃が緩
和される。
【0019】本発明は、このように45°以上の旋回を
行う場合の各切換操舵角においてモータ電流を減じてい
るが、坂道でこのような旋回を行うことはなく、坂道の
登坂能力を低下させるものではない。なお、上記実施例
では、両輪駆動モードと片輪駆動モード間の切換操舵角
並びに片輪駆動モードと逆転駆動モードと間の切換操舵
角の時だけ、モータ電流を減じているが、図5に示すよ
うに、片輪駆動モードの操舵角期間中、モータ電流を制
限するようにしても、実施例と同様の効果がある。
行う場合の各切換操舵角においてモータ電流を減じてい
るが、坂道でこのような旋回を行うことはなく、坂道の
登坂能力を低下させるものではない。なお、上記実施例
では、両輪駆動モードと片輪駆動モード間の切換操舵角
並びに片輪駆動モードと逆転駆動モードと間の切換操舵
角の時だけ、モータ電流を減じているが、図5に示すよ
うに、片輪駆動モードの操舵角期間中、モータ電流を制
限するようにしても、実施例と同様の効果がある。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、両輪
駆動モードと片輪駆動モード間の切換操舵角及び片輪駆
動モードと逆転駆動モード間の切換操舵角において走行
トランジスタのチョッパ動作レートを小さくする制御手
段を設けることによって、各モード間の切換わり時の内
輪モータに流れる電流が減じられ、トルク変化が小さく
されて、機台への衝撃が緩和される。
駆動モードと片輪駆動モード間の切換操舵角及び片輪駆
動モードと逆転駆動モード間の切換操舵角において走行
トランジスタのチョッパ動作レートを小さくする制御手
段を設けることによって、各モード間の切換わり時の内
輪モータに流れる電流が減じられ、トルク変化が小さく
されて、機台への衝撃が緩和される。
【図1】本発明に係る電動産業車両の走行制御装置を示
す構成図。
す構成図。
【図2】操舵角を示す説明図。
【図3】本発明の動作を示すフローチャート。
【図4】本発明により減じられるモータ電流を示す説明
図。
図。
【図5】他の実施例により減じられるモータ電流を示す
説明図。
説明図。
【図6】コンタクタ切換えによるモータ電流の変化を示
すを示す説明図。
すを示す説明図。
【図7】従来のモータ電流制限値を示す説明図。
1…バッテリ、2…制御手段、2a…チョッパ制御信
号,2b…操舵センサ出力、DM−L…第1走行モー
タ、DM−R…第2走行モータ、MFL ,MFR …前進
コンタクタ、MRL ,MRR …後進コンタクタ、Q…走
行トランジスタ。
号,2b…操舵センサ出力、DM−L…第1走行モー
タ、DM−R…第2走行モータ、MFL ,MFR …前進
コンタクタ、MRL ,MRR …後進コンタクタ、Q…走
行トランジスタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 左右の駆動輪に対応した第1及び第2走
行モータと、 バッテリに対し前記第1及び第2走行モータの接続極性
を切換えるとともに、前記バッテリから前記第1及び第
2走行モータに流すモータ電流を遮断することができる
第1前進及び後進コンタクタ並びに第2前進及び後進コ
ンタクタと、 前記モータ電流をチョッパ動作によって制御する走行ト
ランジスタと、 操舵角を検知する操舵センサと、 旋回時、前記操舵センサの出力に基づき、両輪駆動モー
ドと片輪駆動モード間の切換操舵角並びに片輪駆動モー
ドと逆転駆動モード間の切換操舵角において前記走行ト
ランジスタのチョッパ動作レートを小さくすることによ
って前記モータ電流を制限する制御手段と、 を具備したことを特徴とする電動産業車両の走行制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4222927A JP2748785B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 電動産業車両の走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4222927A JP2748785B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 電動産業車両の走行制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678405A JPH0678405A (ja) | 1994-03-18 |
JP2748785B2 true JP2748785B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=16790047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4222927A Expired - Fee Related JP2748785B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 電動産業車両の走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2748785B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP4222927A patent/JP2748785B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0678405A (ja) | 1994-03-18 |
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