JP3232832B2 - リーチ式フォークリフトの走行制御装置 - Google Patents

リーチ式フォークリフトの走行制御装置

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JP3232832B2 JP30837893A JP30837893A JP3232832B2 JP 3232832 B2 JP3232832 B2 JP 3232832B2 JP 30837893 A JP30837893 A JP 30837893A JP 30837893 A JP30837893 A JP 30837893A JP 3232832 B2 JP3232832 B2 JP 3232832B2
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rear wheel
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリーチ式フォークリフト
の走行制御装置に係り、詳しくは発進時に車両のスリッ
プを防止して発進時の走行を円滑に行うようにしたリー
チ式フォークリフトの走行制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、滑りやすい路面での発進時のスリ
ップを防止するために前輪を駆動制御するリーチ式フォ
ークリフトが特開平5−162995号公報に示すよう
に提案されている(従来技術1)。また、実開昭61−
41034号公報においては、発進時に二輪駆動から四
輪駆動への切換えを自動的に行い得る四輪駆動車が提案
されている(従来技術2)
【0003】(従来技術1) このリーチ式フォークリフトは一対の前輪用モータに対
応した前輪用チョッパ回路をチョッパ制御することによ
り該前輪用モータが駆動制御されて前輪が回転する。
又、後輪用チョッパ回路をチョッパ制御することにより
後輪用モータが駆動制御されて操舵を兼ねる後輪が回転
する。
【0004】従って、アクセルレバーを操作すると、そ
の操作量に基づいて駆動制御回路は前輪用及び後輪用チ
ョッパ回路をチョッパ制御し、前輪及び後輪を常に回転
させてリーチ式フォークリフトを走行制御させるように
なっている。
【0005】その結果、車両が滑りやすい路面を発進す
る際、スリップの防止を図るとともに、車両の発進を円
滑に行うことができる。(従来技術2) この四輪駆動車は、クラッチが結合されていて、アクセ
ル開度が一定値以上で、変速機がローギア、そしてハン
ドル操作角度が小さい状態での発進時において、二輪駆
動から四輪駆動へ駆動方式を切り替えるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来技術においては次のような問題点が存在する。 (従来技術1) このリーチ式フォークリフトにおいては、常に前輪及び
後輪用モータが駆動制御される構成となっている。その
ため、前輪の摩耗が早くなってしまうという問題があ
る。
【0007】又、前輪用モータは常に駆動制御されるた
め、車両に搭載されたバッテリの消費が大きく、リーチ
式フォークリフトの稼働時間が短くなってしまうという
問題がある。(従来技術2) この四輪駆動車においては、滑りやすい発進時において
単に二輪駆動から四輪駆動へ駆動方式を自動的に切り替
えるのみの構成であり、車両の円滑な発進に関与する駆
動方式以外のその他の要素、例えばアクセル開度に対す
るエンジンの出力特性については公報中で述べられてい
ない。つまり、同公報の技術においては、四輪駆動の時
も二輪駆動の時も、アクセル開度をパラメータとした同
じマップを参照することでエンジンの出力(例えば電子
スロットル)を制御する一般的な出力制御手法を採用し
ていると推定するのが妥当であり、この手法では、滑り
やすい路面での発進時のスリップ防止及び車両の発進を
円滑に行う点において十分な配慮がなされているとは言
い難い。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は前輪の早期摩耗を防止
するとともに、稼働時間を長し、しかも滑りやすい路
面での発進時のスリップ防止及び車両の発進を円滑に行
うことができるリーチ式フォークリフトの走行制御装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、車両前方の左右両側に設けられた
レグに沿って前後にスライドするフォークを設け、前記
左右両側のレグに設けられた前輪を駆動する前輪用駆動
モータをそれぞれ設けるとともに、前記車両の下部にハ
ンドルの操作量に基づいて操舵されるとともに後輪用駆
動モータにより駆動される後輪を設けたリーチ式フォー
クリフトの走行制御装置において、前記車両の発進時に
は、走行操作手段の操作量に基づいて、該操作量をパラ
メータとする前後輪駆動用マップを参照することでチョ
ッパ信号を生成し、該チョッパ信号に基づいてスイッチ
ング素子をチョッパ制御することにより、前記前輪用及
び後輪用駆動モータを駆動制御して前輪及び後輪の回転
を開始させる発進制御手段と、前記車両の発進後には、
走行操作手段の操作量に基づいて、該操作量をパラメー
タとする、前記前後輪駆動用マップとは異なる後輪駆動
用マップを参照することでチョッパ信号を生成し、該チ
ョッパ信号に基づいてスイッチング素子をチョッパ制御
することにより、後輪用駆動モータのみを駆動制御して
後輪を回転させて車両を走行させる走行制御手段とを備
えたことを特徴としている
【0010】請求項2の発明は請求項1において、前記
前後輪駆動用マップは後輪駆動用マップと比較して、走
行操作手段の操作量の変化に対するチョッパ信号の変化
率が低く設定されていることを特徴としている
【0011】請求項3の発明は請求項2において、前記
前輪用駆動モータはマグネット型直流モータであること
を特徴としている
【0012】請求項4の発明は請求項1〜3のいずれか
において、前記前輪用駆動モータをスイッチング素子に
対して接続又は切離しする開閉手段を備え、前記発進制
御手段は、車両の発進時において開閉手段を制御して前
輪用駆動モータをスイッチング素子に対して接続するこ
とで、該スイッチング素子により前輪用及び後輪用駆動
モータを駆動制御し、前記走行制御手段は、車両が走行
を開始した後には、開閉手段を制御して前輪用駆動モー
タをスイッチング素子から切離すことで、該スイッチン
グ素子により後輪用駆動モータのみを駆動制御する構成
であることを特徴としている。
【0013】請求項5の発明は請求項1〜4のいずれか
において、前記車両の車速を検出する車速検出手段と、
前記走行制御手段は、車速検出手段の検出信号に基づい
て車両が予め定められた車速以上となった時、後輪用駆
動モータに対応したスイッチング素子のみをチョッパ制
御して後輪用駆動モータを駆動制御することと、前記走
行制御手段により後輪用駆動モータに対応したスイッチ
ング素子のみがチョッパ制御され、該後輪用駆動モータ
が駆動制御された後には、車速検出手段からの検出信号
に基づいて車両が予め定められた車速未満となっても、
前進用駆動モータを駆動制御しないように無効化する制
御無効化手段とを備えていることを特徴としている
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】請求項1及び3の発明によれば、車両の発進時
には、発進制御手段が、走行操作手段の操作量に基づい
て、該操作量をパラメータとする前後輪駆動用マップを
参照することでチョッパ信号を生成し、該チョッパ信号
に基づいてスイッチング素子をチョッパ制御することに
より、前記前輪用及び後輪用駆動モータを駆動制御す
る。この駆動制御により前輪及び後輪が回転を開始す
る。前輪及び後輪が回転を開始して車両が走行を開始す
ると、走行制御手段が、走行操作手段の操作量に基づい
て、該操作量をパラメータとする、前記前後輪駆動用マ
ップとは異なるチョッパ信号の生成特性を有する後輪駆
動用マップを参照することでチョッパ信号を生成し、該
チョッパ信号に基づいてスイッチング素子をチョッパ制
御することにより、後輪用駆動モータのみを駆動制御す
。そのため、後輪用駆動モータのみが駆動されて後輪
が回転し、前輪は従動輪となる。
【0017】従って、車両に発進時のみ前輪及び後輪が
前輪及び後輪用駆動モータによって回転するため、滑り
やすい路面での発進時のスリップが防止されるととも
に、車両の発進が円滑に行われる。又、車両の発進時の
み前輪が前輪用駆動モータによって回転されるので、前
輪の早期摩耗の防止を図り、稼働時間が長くなる。
た、発進制御手段は、前輪用及び後輪用駆動モータを駆
動制御する際に参照する専用の前後輪駆動用マップを備
えている。走行制御手段は、後輪用駆動モータのみを駆
動制御する際に参照する、前後輪駆動用マップとは異な
る専用の後輪駆動用マップを備えている。従って、前後
輪駆動と後輪駆動との異なる駆動方式においても、走行
操作手段の操作量に対してそれぞれ好適な駆動モータの
出力制御を行い得る。例えば、前後輪駆動用マップを、
走行操作手段の急操作に対して、前輪用及び後輪用駆動
モータへの急激な電源供給率の変更を防止する設定とす
ることで、滑りやすい路面での発進時のスリップ防止及
び車両の発進を円滑に行うことについてさらに有利とな
るし、後輪駆動用マップを、後輪駆動用モータへの急激
な電源供給を可能として、走行操作手段の操作に対する
後輪駆動用モータの応答性を向上させる設定も自在であ
る。
【0018】請求項2の発明によれば、発進時において
は、例えば走行操作手段の急操作に対して前輪用及び後
輪用駆動モータの急回転が防止され、滑りやすい路面で
の発進時のスリップ防止及び車両の発進を円滑に行うこ
とについてさらに有利となる。また、通常走行時におい
ては、走行操作手段の操作に対する後輪駆動用モータの
応答性を高めることができ、車両の操作性が高められ
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】請求項4の発明によれば、車両の発進時に
おいて発進制御手段は、開閉手段を制御して前輪用駆動
モータをスイッチング素子に対して接続する。また、車
両の走行が開始されると、走行制御手段は開閉手段を制
御して前輪用駆動モータをスイッチング素子から切離
す。このようにすれば、前輪及び後輪用駆動モータを駆
動制御するスイッチング素子は1つとなるため、構成を
コンパクト化することが可能となる
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】請求項の発明によれば、走行制御手段に
より後輪用駆動モータに対応したスイッチング素子のみ
がチョッパ制御され、該後輪用駆動モータが駆動制御さ
れた後は車速検出手段からの検出信号に基づいて車両の
車速が予め定められた車速未満となっても制御無効化手
段は前進用駆動モータを駆動制御しない。
【0032】従って、車両の走行中においては前輪用駆
動モータが駆動制御されないので、稼働時間が長くな
り、前輪の早期摩耗が防止される。
【0033】
【実施例】以下、本発明をバッテリ搭載型リーチ式フォ
ークリフトに具体化した一実施例を図1〜図7に基づい
て説明する。
【0034】図3〜図5に示すように、リーチ式フォー
クリフトにおける車両1の前面側には左右一対のレグ2
R,2Lが延出して設けられ、そのレグ2R,2Lの間
に前後方向に移動可能なマストMが配設されている。そ
して、マストMの前面側には左右一対のフォークFが設
けられ、このフォークFはマストMに沿って上下に昇降
するようになっている。
【0035】前記レグ2R,2Lの外側にはそれぞれギ
アボックス3R,3Lが配設されている。ギアボックス
3Lの先端側には左前輪4Lが、ギアボックス3Rの先
端側には右前輪4Rがそれぞれ配設されている。又、ギ
アボックス3Lの基端側には前輪用駆動モータとしての
左駆動モータ5Lが、ギアボックス3Rの基端側には前
輪用駆動モータとしての右駆動モータ5Rがそれぞれ配
設されている。右前輪4Rにはその回転速度(車速)R
を検出する回転速度センサ6が配設されている。
【0036】図4に示すように、車両1の下部左側には
操舵駆動輪を兼ねる後輪7が設けられ、同じく右側には
キャスタホイール8が配設されている。又、図5に示す
ように、車両1の内部には後輪を回転駆動する後輪用駆
動モータとしての走行用モータ9が配設されている。
又、後輪7にはギア10が一体回動可能に連結され、こ
のギア10にはその操舵角度θを検出する操舵角センサ
11が設けられている。
【0037】前記後輪7は車両1の運転席Wに設けられ
たハンドルHの回転量に基づいて図示しない操舵用モー
タを駆動させて操舵されるようになっている。車両1の
運転席Wには走行操作手段としてのアクセルレバー12
が設けられている。前記アクセルレバー12にはその操
作量Sを検出する操作量検出手段としてのポテンショメ
ータ13が設けられている。又、アクセルレバー12に
は該アクセルレバー12の回転方向、即ち操作方向を検
出してその方向信号Dとして出力する操作方向スイッチ
14が設けられている。
【0038】車両1の運転席Wには運転者が前輪4R,
4Lの駆動を選択するための前輪駆動スイッチ15が設
けられており、前輪駆動スイッチ15から選択信号Cが
出力されるようになっている。更に、車両1の内部には
各駆動モータ5R,5L及び走行用モータ9を駆動制御
するための発進走行制御手段、走行制御手段及び制御無
効化手段としての駆動制御装置20が配設されている。
【0039】次に、駆動制御回路20の電気的構成に付
いて詳述する。図1に示すように、駆動制御装置20
は、後輪駆動回路部21、前輪駆動回路部22及びコン
トローラ23とから構成され、これらは直流電源として
のバッテリ24に接続されている。
【0040】後輪駆動回路部21は走行用モータ9の駆
動回路であって、該走行用モータ9は回生用コンタクタ
25を介してバッテリ24に接続されている。この走行
用モータ9は直巻直流モータであって、電機子9aと界
磁巻線9bとから構成されている。
【0041】界磁巻線9bには後輪前進用コンタクタ2
6及び後輪後進用コンタクタ27が接続されている。そ
して、両コンタクタ26,27の相補的な切り換え動作
により、界磁巻線9bに流れる磁界電流の方向が変化
し、走行用モータ9が正逆転されるようになっている。
【0042】スイッチング素子としてのメイントランジ
スタ28はそのコレクタが後輪後進用コンタクタ27及
び後輪前進用コンタクタ26側に接続され、エミッタが
バッテリ24のマイナス側に接続されている。従って、
メイントランジスタ28は走行用モータ9に対して直列
に接続されている。そして、そのベース端子には前記コ
ントローラ23から公知のチョッパ信号が入力される。
【0043】フライホイールダイオード29はそのアノ
ードが界磁巻線9bの後輪前進用コンタクタ26側に接
続され、カソードがバッテリ24のプラス側に接続され
ている。又、フライホイールダイオード30はそのアノ
ードが界磁巻線9bの後輪後進用コンタクタ27側に接
続され、カソードがバッテリ24のプラス側に接続され
ている。
【0044】全駆動電流センサ31は走行用モータ9と
回生用コンタクタ25との間に接続されている。全駆動
電流センサ31はバッテリ24から供給される全駆動電
流値Itを検出して前記コントローラ23に出力するよ
うになっている。
【0045】回生用トランジスタ32はそのコレクタが
バッテリ24のプラス端子に接続され、エミッタが回生
用抵抗33を介して電機子9aの後輪前進用及び後輪後
進用コレクタ26,27側に接続されている。回生用ト
ランジスタ32のベースには前記コントローラ23から
駆動信号が入力されるようになっている。
【0046】回生用ダイオード34はそのカソードが回
生用コンタクタ25の電機子9a側に接続され、アノー
ドがバッテリ24のマイナス側に接続されている。バイ
パスコンタクタ35はメイントランジスタ28のコレク
タ・エミッタ間に並列に接続されている。
【0047】公知のスナバ回路36は同様にメイントラ
ンジスタ28のコレクタ・エミッタ間に並列に接続され
ている。次に、前輪駆動回路部22の電気的構成に付い
て説明する。
【0048】右駆動モータ5R及び左駆動モータ5Lは
マグネット型直流モータであり、それぞれ電機子5R
a,5La及び界磁マグネット5Rb,5Lbから構成
されている。右駆動モータ5Rは開閉手段としての右モ
ータ用コンタクタ40と直列に接続され、左駆動モータ
5Lは同じく開閉手段としての左モータ用コンタクタ4
1と直列に接続されている。そして、右モータ用コンタ
クタ40と右駆動モータ5R及び左モータ用コンタクタ
41と左駆動モータ5Lは並列に接続されている。
【0049】更に、この両端には前輪前進用コンタクタ
42及び前輪後進用コンタクタ43が接続されている。
そして、両コンタクタ42,43の相補的な切り換え動
作により、電機子5Ra,5Laに流れる電流の方向が
変化し、右駆動モータ5R及び左駆動モータ5Lが正逆
転するようになっている。
【0050】そして、右駆動モータ5R及び左駆動モー
タ5Lは前輪前進用コンタクタ42及び前輪後進用コン
タクタ43を介して一端が前記電機子9aの全駆動電流
センサ31側に接続され、他端が前記メイントランジス
タ28のコレクタ側に接続されている。従って、走行用
モータ9、右駆動モータ5R及び左駆動モータ5Lはバ
ッテリ24に対して並列に接続されている。
【0051】前輪駆動電流センサ46は電機子9aの回
生用コンタクタ25側と前輪前進用コンタクタ42及び
前輪後進用コンタクタ43との間に接続されている。前
輪駆動電流センサ46は全駆動電流の内、右及び左駆動
モータ5R,5Lに供給される前輪駆動電流Ifを検出
して前記コントローラ23に出力する。
【0052】フライホイールダイオード44はそのアノ
ードが右駆動モータ5R及び左駆動モータ5Lの前輪前
進用コンタクタ42側に接続され、カソードが前記電機
子9aの回生用コンタクタ25側に接続されている。
又、フライホイールダイオード45はそのアノードが右
モータ用コンタクタ40及び左モータ用コンタクタ41
の前輪後進用コンタクタ43側に接続され、カソードが
前記電機子9aの回生用コンタクタ25側に接続されて
いる。
【0053】次に、コントローラ23の電気的構成を図
2に基づいて説明する。コントローラ23はバッテリ2
4のプラス・マイナスの各端子間に接続されている。コ
ントローラ23は制御部(以下CPUという)50及び
記憶部51とから構成されている。
【0054】記憶部51にはCPU50を作動させるた
めの制御プログラムが記憶されている。この制御プログ
ラムは操作量S、操舵角θ、進行方向信号D、回転速度
R及び選択信号Cに基づいて、前記各コンタクタ25,
26,27,35,40,41,42,43の投入また
は開放(切離し)を指示するプログラムを有している。
更に、回生用トランジスタ32のオン・オフを指示する
ためのプログラムを有している。また制御プログラムは
操作量Sに基づいてメイントランジスタ28を駆動する
ためのチョッパ信号を生成するためのプログラムを有し
ている。
【0055】又、記憶部51には、図6,7に示すよう
に、ポテンショメータ13が検出したアクセルレバー1
2の操作量Sに対するチョッパ信号のデューティー比を
算出するためのマップが記憶されている。このマップ
は、フォークリフトの発進時、即ち前輪4R,4L及び
後輪7が共に駆動される発進モードにおいて使用される
前後輪駆動用マップ(図7)が記憶されている。同様
に、発進終了後、即ち前輪4R,4Lを駆動させる両駆
動モータ5L,5Rへの駆動電流の供給が停止され、後
輪7のみが駆動される走行モードにおいて使用される後
輪駆動用マップ(図6)とが記憶されている。
【0056】制御プログラムにおいては、回転速度Rに
基づいて、この2つのマップが使い分けられるようにな
っている。前後輪駆動用マップは後輪操舵用マップに対
して、操作量Sが所定の値に達した後は、デューティー
比の上昇率が低くなるようになっており、また、その最
高値も低く設定されている。
【0057】又、記憶部51には、前記前後輪駆動用マ
ップに対応して設定された図示しない前後輪電流制限値
マップが記憶されている。この前後輪電流制限値マップ
は発進モード時において、アクセルレバー12の操作量
Sに対する最大許容電流値Imax1として使用され
る。
【0058】又、記憶部51には、前記後輪駆動用マッ
プに対応して設定された図示しない後輪電流制限値マッ
プが記憶されている。この後輪電流制限値マップは走行
モード時において、アクセルレバー12の操作量Sに対
する最大許容電流値Imax2として使用される。
【0059】CPU50には前記ポテンショメータ13
が検出したアクセルレバー12の操作量SがA/D変換
器52を介して入力される。同じく、CPU50には前
記操作方向スイッチ14の進行方向信号Dが入力され
る。CPU50には前記操舵角センサ11が検出した操
舵角θがA/D変換器53を介して入力される。又、C
PU50には前記回転速度センサ6が検出した回転速度
Rがインターフェース54を介して入力される。更に、
前輪選択スイッチ15からの選択信号Cが入力される。
【0060】そして、CPU50は前輪選択スイッチ1
5のオン操作に基づく選択信号Cを入力すると、前記左
右両駆動モータ5L,5R及び走行用モータ9を駆動し
て走行するための3モータ駆動モードの制御を実行す
る。反対に、CPU50は前輪選択スイッチ15のオフ
操作に基づく選択信号Cを入力すると、走行用モータ9
のみを駆動して走行するための1モータ駆動モードの制
御を実行するようになっている。
【0061】又、CPU50は、左右両駆動モータ5
L,5R及び走行用モータ9を駆動して走行するための
制御において発進モードと走行モードを選択して実行す
る。CPU50は前記回転速度Rに基づいてその時の車
速を算出し、車速がゼロ(停止した)状態から予め定め
た車速(発進終了車速)に到達するまでは発進モードに
基づく走行制御を行う。そして、車速Rが発進終了車速
に到達した後、CPU50は走行モードに基づく走行制
御を行う。又、車速Rが発進終了車速に到達した後、C
PU50は走行モードに基づく走行制御を行うが、その
後、発進終了車速を下回る例えば低速走行を行っても発
進モードに切り換わらない。即ち、車速Rが発進終了車
速を下回っても右及び左駆動モータ5R,5Lが駆動制
御されないようになっている。
【0062】CPU50は、前記前輪駆動電流センサ4
6が検出した前輪駆動電流値Ifをノイズ除去用のフィ
ルタ61及びA/D変換器62を介して入力し、その時
々の前輪駆動回路部22に流れる前輪駆動電流値Ifを
入力する。尚、フィルタ61を介して出力される前輪駆
動電流値Ifは比較器63に出力される。比較器63は
この前輪駆動電流値Ifと前輪過電流制限値設定回路
(以下、前輪OCL設定回路という)64で設定した過
電流制限値(前輪OCL値)とを比較する。
【0063】前輪OCL値はマグネット型モータの左右
両駆動モータ5L,5Rのマグネットが減磁されないた
めの最大許容電流値であって、予め定め試験または計算
で求めたものである。そして、前輪OCL値は2種類用
意されていて、左駆動モータ5L、右駆動モータ5Rの
いずれか一方が駆動しているときの前輪OCL値Ik1
及び左右両駆動モータ5L,5Rか両方駆動していると
きの前輪OCL値Ik2が設定されている。
【0064】そして、前輪OCL設定回路64は左右両
駆動モータ5L,5Rのいずれか一方が駆動していると
きいるときには前輪OCL値Ik1を、左右両駆動モー
タ5L,5Rが駆動しているときには前輪OCL値Ik
2を比較器63に出力するようになっている。そして、
比較器63は前輪駆動電流値Ifと前輪OCL値Ik1
(Ik2)とを比較し、前輪駆動電流値Ifのほうが大
きいとき、Hレベルの第1の制限信号S1をCPU50
に出力する。
【0065】又、CPU50は、前記全電流検出センサ
31が検出した全駆動電流値Itをノイズ除去用のフィ
ルタ65及びA/D変換器66を介して入力し、その時
々の全駆動電流値Itを入力する。尚、フィルタ65を
介して出力される全駆動電流値Itは比較器67に出力
される。
【0066】比較器67はこの全駆動電流値Itと前後
輪過電流制限値設定回路(以下、前後輪OCL設定回路
という)68で設定した過電流制限値(前後輪OCL
値)Ik3とを比較する。前後輪OCL値Ik3はメイ
ントランジスタ28の最大許容電流値であって、予め定
め試験または計算で求めたものである。そして、比較器
67は全駆動電流値Itと前後輪OCL値Ik3と比較
し、全駆動電流値Itのほうが大きいとき、Hレベルの
第2の制限信号S2をCPU50に出力する。
【0067】CPU50は、後輪前進及び後輪後進用コ
ンタクタ26,27、前輪前進及び前輪後進用コンタク
タ42,43並びに右及び左モータ用コンタクタ40,
41を投入・切離しさせるための図示しない励磁コイル
を駆動するための駆動信号をそれぞれのコイル駆動回路
69a〜69fに出力する。CPU50は、回生用コン
タクタ25及びバイパスコンタクタ35を投入・切離し
させるための図示しない励磁コイルを駆動するための駆
動信号をそれぞれのコイル駆動回路69g,69hに出
力する。
【0068】尚、CPU50は右及び左モータ用コンタ
クタ40,41を投入・切離しさせるためにコイル駆動
回路69e,69fに出力する駆動信号を前記前輪OC
L設定回路64に出力する。そして、前輪OCL設定回
路64はこの両駆動信号の有無によって前輪OCL値I
k1,Ik2のいずれか一方を比較器63に出力するよ
うになっている。即ち、設定回路64は両コンタクタ4
0,41が投入される場合には前輪OCL値Ik2を、
いずれか一方のみが投入される場合には前輪OCL値I
k1を出力する。
【0069】CPU50は前記した発進モードにおいて
図7に示す前後輪駆動用マップを選択し、アクセルレバ
ー12の操作量Sに対するデューティ比のチョッパ信号
をアンド回路70を介して前記メイントランジスタ28
のベース端子に出力するようになっている。又、CPU
50は前記した走行モードにおいて図6に示す後輪駆動
用マップを選択し、アクセルレバー12の操作量Sに対
するデューティ比のチョッパ信号をアンド回路70を介
して前記メイントランジスタ28に出力するようになっ
ている。
【0070】又、発進モードにおいて、CPU50は操
舵角センサ11が検出した操舵角θに基づいて右モータ
用及び左モータ用コンタクタ40,41を切離し制御す
る。即ち、車両1を右旋回し操舵角θが左に33度以上
の右旋回となったとき、CPU50は右モータ用コンタ
クタ40を切離しをさせるための信号をコイル駆動回路
69eに出力するようになっている。そして、CPU5
0は右駆動モータ5Rの電源を遮断しフリー状態にして
右前輪4Rが従動輪となるようにする。
【0071】又、車両1を左旋回し操舵角θが右に40
度以上の左旋回となったとき、CPU50は左モータ用
コンタクタ41を切離しさせるための信号をコイル駆動
回路69fに出力するようになっている。そして、CP
U50は左駆動モータ5Lの電源を遮断しフリー状態に
して右前輪4Rが従動輪となるようにする。
【0072】この発進モードにおける旋回時の制御は、
右旋回では内輪となる右前輪4Rが外輪となる左前輪4
Lより旋回速度が遅くなり、左旋回では内輪となる左前
輪4Lが外輪となる右前輪4Rより旋回速度が遅くな
る。この速度差は旋回速度が小さい内輪側のモータは、
電機子電流が増大し、旋回速度が大きい外輪側のモータ
は電機子電流は減少する。そして、本実施例では内輪側
のモータの電機子電流が許容電流を超えないようにする
とともに、外輪側のモータの電機子電流が減少し駆動能
力の低下を防止するようにしている。
【0073】本実施例では、予め試験して右前輪4Rと
左前輪4Lの旋回速度比が60%以下になったとき、内
輪側のモータの電源を遮断するようにしている。即ち、
旋回速度比が60%以下となる操舵角θは、右旋回の場
合には左に33度以上、左旋回の場合には右に40度以
上である。尚、右旋回と左旋回の場合とその操舵角が相
違するのは、図4に示すように後輪7が車両1に対して
左側に変位しているため、右旋回の場合における右前輪
4Rの旋回半径と左前輪4Lの旋回半径が、左旋回の場
合における右前輪4Rの旋回半径と左前輪4Lの旋回半
径が相違するからである。又、旋回速度比はその右前輪
4Rの旋回半径と左前輪4Lの旋回半径の比で求めるこ
とができ、その各旋回半径は操舵角θと回半径の車両1
の長さによって求めることができる。更に、走行モード
において、アクセルレバー12を前進方向から中立位置
を介して後進方向に操作すると、CPU50はスイッチ
バック操作と判断する。この時、CPU50は後輪前進
用及び後輪後進用コンタクタ26,27を走行用モータ
9が後進駆動される向きに切り換える。尚、後進走行に
おいても同様に、アクセルレバー12を後進方向から中
立位置を介して前進方向に操作しても、スイッチバック
操作となる。
【0074】スイッチバック操作されると、CPU50
は、まず回生制動が可能可能か否か判断、即ちその時の
回転速度R(車速)が回生制動が可能な車速にあるかど
うかを判断するようになっている。尚、回生制動が可能
な車速は予め試験・実験等で求めたものである。そし
て、今の車速Rが回生制動が可能な車速内にあるとき、
CPU50は回生用コンタクタ25を切離し、回生制動
を行わせる。
【0075】即ち、CPU50はメイントランジスタ2
8及び回生用トランジスタ32をオンさせて公知の予備
励磁を行い、予備励磁が終了するとメイントランジスタ
28及び回生用トランジスタ32をオフさせる。CPU
50はこの予備励磁に基づいて回生電流を発生させるよ
うになっている。
【0076】この回生電流は全駆動電流センサ31にて
検出され、その回生電流値はCPU50に出力される。
そして、回生電流が予め定めた許容電流値以上になった
とき、CPU50はメイントランジスタ28をチョッパ
制御して回生電流を抑える。この許容電流値は予め記憶
部51にマップとして記憶されている。このマップはそ
の時のアクセルレバー12のスイッチバック操作におけ
る操作量Sに対する回生電流の許容電流値であって、操
作量Sに比例して許容電流値が大きくなるようになって
いる。
【0077】回生制動ができない車速になると、CPU
50はプラギング制動に移る。CPU50は、コイル駆
動回路69a,69bを介して走行用モータ9が後進駆
動するように後輪前進及び後輪後進用コンタクタ26,
27を切換投入するとともに、コイル駆動回路69c,
69dを介して右及び左駆動モータ5R,5Lが後進駆
動するように前輪前進及び前輪後進用コンタクタ42,
43を切換投入する。又、CPU50はコイル駆動回路
69gを介して回生用コンタクタ25を投入する。
【0078】更に、CPU50は、コイル駆動回路69
e,69fを介して右及び左モータ用コンタクタ40,
41を投入するとともに、コイル駆動回路69c,69
dを介して右及び左駆動モータ5R,5Lが後進駆動す
るように前輪前進及び前輪後進用コンタクタ42,43
を投入する。そして、CPU50は、その時のアクセル
レバー12のスイッチバック操作における操作量Sに対
するデューティ比でメイントランジスタ28をチョッパ
制御するようになっている。そして、CPU50は右及
び左駆動モータ5R,5L及び走行用モータ9は逆転し
後進駆動してプラギング制動を実行する。尚、スイッチ
バック操作したとき、回生制動ができない車速の場合に
は、CPU50は回生制動を行うことなく直ちにプラギ
ング制動のための制御を開始する。
【0079】アンド回路70はノット回路71及びオア
回路72,73を介して前記第1及び第2の制限信号S
1,S2を入力するようになっている。そして、Hレベ
ルの第1及び第2の制限信号S1,S2のうち少なくと
もいずれか一方が出力されたとき、アンド回路70は前
記チョッパ信号をメンイトランジスタ28に出力しない
ようになっている。又、アンド回路70はノット回路7
1及びオア回路72を介して比較器74からのHレベル
の第3の制限信号S3に基づいてチョッパ信号をメイン
トランジスタ28に出力しないようになっている。
【0080】比較器74は前記A/D変換器66にてデ
ジタル変換された全駆動電流値ItとCPU50から出
力される前記した前後輪電流制限マップに基づく最大許
容電流値Imax1又は後輪電流制限マップに基づく最
大許容電流値Imax2と比較する。
【0081】即ち、発進モード時には、CPU50は前
後輪電流制限マップに基づいてその時の操作量Sに対す
る最大許容電流値Imax1を比較器74に出力する。
比較器74は全駆動電流値Itとこの最大許容電流値I
max1とを比較し、全駆動電流値Itが大きいときH
レベルの第3の制限信号S3を出力する。
【0082】又、走行モード時には、CPU50は後輪
電流制限マップに基づいてその時の操作量Sに対する最
大許容電流値Imax2を比較器74に出力する。比較
器74は全駆動電流値Itとこの最大許容電流値Ima
x2とを比較し、全駆動電流値Itが大きいときHレベ
ルの第3の制限信号S3を出力する。
【0083】上記のように構成したリーチ式フォークリ
フトの走行制御装置の作用について説明する。前輪選択
スイッチ15がオン操作され、CPU50が3モータ駆
動モードにある場合、前進走行を開始すべくアクセルレ
バー12を中立位置から前進方向に操作する。このと
き、リーチフォークリフトは停止しているため回転速度
R(車速)はゼロであるので、CPU50は発進モード
となっている。尚、アクセルレバー12を中立位置から
後進方向に操作してフォークリフトを後進させる場合に
も発進モードとなる。
【0084】そして、アクセルレバー12が前進方向に
操作されると、CPU50は、コイル駆動回路69a,
69bを介して走行用モータ9が前進駆動するように後
輪前進及び後輪後進用コンタクタ26,27を投入す
る。CPU50は、コイル駆動回路69e,69fを介
して右及び左モータ用コンタクタ40,41を投入する
とともに、コイル駆動回路69c,69dを介して右及
び左駆動モータ5R,5Lが前進駆動するように前輪前
進及び前輪後進用コンタクタ42,43を投入する。更
に、CPU50はコイル駆動回路69g,69hを介し
て回生用コンタクタ25及びバイパスコンタクタ35を
投入する。
【0085】続いて、CPU50は、発進モードである
ことに基づいて図7の前後輪駆動用マップを選択する。
そして、選択されたマップに基づいてその時のアクセル
レバー12の操作量Sに対するチョッパ信号のデューテ
ィ比を算出し、その算出したデューティ比のチョッパ信
号をアンド回路70を介してメイントランジスタ28に
出力する。
【0086】メイントランジスタ28はこのチョッパ信
号に基づいてオン・オフされ、バッテリ24から走行用
モータ9、右及び左駆動モータ5R,5Lに駆動電源が
供給される。従って、走行用モータ9、右及び左駆動モ
ータ5R,5Lは回転駆動を開始する。この図7に示す
前後輪駆動用マップの操作量Sに対するチョッパ信号の
デューティ比は、図6に示す走行モードにおける後輪駆
動用マップの操作量Sに対するチョッパ信号のデューテ
ィ比より小さく設定されている。従って、電源供給率は
小さく急激な電源供給は行われない。その結果、走行用
モータ9、右及び左モータ用コンタクタ40,41の急
回転、即ちリーチフォークリフトの急発進はなくスムー
ズな発進を行うことができる。
【0087】走行用モータ9、右及び左駆動モータ5
R,5Lが回転すると、コントローラ23には前輪駆動
電流値If及び全駆動電流値Itが入力される。そし
て、前輪駆動電流値Ifが前輪OCL値Ik2(この場
合左右駆動モータ5L,5Rがともに駆動)より大きく
なっている場合、又は全駆動電流値Itが前後輪OCL
値Ik3より大きくなっている場合には、Hレベルの第
1又は第2の制限信号S1,S2が出力される。そし
て、コントローラ23はメイントランジスタ28及び左
右駆動モータ5L,5Rの保護のために、チョッパ信号
のメイントランジスタ28への出力をアンド回路70に
て遮断し、電源供給を休止する。
【0088】同様に、全駆動電流値Itが前後輪電流制
限マップに基づく最大許容電流値Imax1より大きく
なっている場合には、Hレベルの第3の制限信号S3が
出力される。そして、コントローラ23はメイントラン
ジスタ28及び左右駆動モータ5L,5Rの保護のため
に、チョッパ信号のメイントランジスタ28への出力を
アンド回路70にて遮断し、電源供給を休止する。
【0089】そして、電源供給が休止して全駆動電流値
It又は前輪駆動電流値Ifが低減し、Hレベルの第1
〜第3の制限信号S1〜S3が消失すると、再びチョッ
パ信号がメイントランジスタ9に出力される。
【0090】ところで、発進モードにおいて、車両1が
右旋回し操舵角θが左に33度以上(旋回速度比が60
%以上)となると、CPU50は右モータ用コンタクタ
40を切り離す。従って、右駆動モータ5Rは電源の供
給が遮断されフリー状態となり右前輪4Rが従動輪とな
る。その結果、右旋回によって、旋回速度が小さくなる
ことに基づいて右駆動モータ5Rの電機子電流の許容電
流以上に増大するのを未然に防止する。又、右駆動モー
タ5Rの電機子電流の増大に基づいて旋回速度の大きい
左駆動モータ5Lの電機子電流の減少による駆動力の低
下を未然に防止することができる。従って、スムーズな
右旋回発進が行える。
【0091】更に、ハンドルHを操作し車両1を左旋回
し操舵角θが右に40度以上(旋回速度比が60%以
下)となると、CPU50は左モータ用コンタクタ41
を切り離す。従って、左駆動モータ5Lは電源の供給が
遮断されフリー状態となり右前輪4Lが従動輪となる。
その結果、左旋回によって、旋回速度が小さくなること
に基づいて左駆動モータ5Lの電機子電流の許容電流以
上に増大するのを未然に防止する。又、左駆動モータ5
Lの電機子電流の増大に基づいて旋回速度の大きい左駆
動モータ5Lの電機子電流の減少による駆動力の低下を
未然に防止することができる。従って、車両1のスムー
ズな左旋回発進が行える。
【0092】やがて、車速(回転速度R)が上昇し、予
め定めた発進終了車速に到達すると、CPU50は発進
モードから走行モードとに切り換わる。走行モードにな
ると、CPU50は、コイル駆動回路69c〜69fに
切離しのための駆動信号を出力し、発進モード時に投入
されていた前輪前進及び後進用コンタクタ42,43並
びに右及び左モータ用コンタクタ40,41を切り離
す。従って、前輪駆動回路部22にはバッテリ24から
の電源の供給が遮断され、左及び右駆動モータ5L,5
Rの回転はフリー状態となる。その結果、走行用モータ
9にだけバッテリ24からの電源の供給が行われる。
【0093】又、CPU50は走行モードの切り換わり
に基づいて図6に示す走行モードにおける後輪駆動用マ
ップを選択し、この後輪駆動用マップに基づいて操作量
Sに対するチョッパ信号のデューティ比を算出する。従
って、電源供給率は大きくなり、しかも走行用モータ9
にだけ電源供給が行われるため、目的の車速に速やかに
到達させることができる。
【0094】又、CPU50は走行モードに基づいて前
後輪電流制限マップに代えて後輪電流制限マップを選択
する。そして、CPU50は後輪電流制限マップに基づ
き最大許容電流値Imax2を比較器74に出力する。
従って、比較器74はこの最大許容電流値Imax2と
全駆動電流値Itとを比較してHレベルの第3の制限信
号S3を出力する。尚、この走行モードにおいては、前
輪駆動回路部22にはバッテリ24からの電源の供給が
遮断されているので、前輪駆動電流値Ifはゼロとなっ
て、Hレベルの第1の制限信号S1は比較器63から出
力されない。そして、第2又は第3の制限信号S2,S
3が出力されると、後輪駆動用マップに基づいてCPU
50が算出した操作量Sに対するデューティ比のチョッ
パ信号はアンド回路70にて遮断される。
【0095】従って、走行モードは後輪駆動用マップに
基づいて算出された操作量Sに対するデューティ比のチ
ョッパ信号に基づいて走行用モータ9のみが駆動制御さ
れ、車両1は走行する。
【0096】走行モードにおいて、アクセルレバー12
を前進方向から中立位置を介して後進方向に操作する
と、CPU50は後輪前進用及び後輪後進用コンタクタ
26,27を後進駆動の向きに切り換えるとともに、そ
の時の回転速度R(車速)が回生制動が可能な車速にあ
るか否かを判断する。そして、今の車速が回生制動が可
能な車速内にあるとき、CPU50は回生用コンタクタ
25を切り離す。
【0097】回生用コンタクタ25が切り離されると、
CPU50はメイントランジスタ28及び回生用トラン
ジスタ32を制御して公知の予備励磁を行い、走行用モ
ータ9に起電力を増大させ回生電流を発生させる。回生
電流は、バッテリ24のマイナス端子、回生用ダイオー
ド34、全駆動電流センサ31、電機子9a、後輪後進
コンタクタ27(後進から前進のスイッチバック操作の
場合には後輪前進コンタク26)、界磁巻線9b、フラ
イホイールダイオード29(後進から前進のスイッチバ
ック操作の場合にはダイオード30)を介してバッテリ
24のプラス端子に流れ、走行用モータ9の発電エネル
ギーはバッテリ24に回生される。
【0098】この回生電流は全駆動電流センサ31にて
検出され、その回生電流値はCPU50に出力される。
回生電流が予め定めた許容電流値以上になったとき、C
PU50はメイントランジスタ28をチョッパ制御して
回生電流を抑える。
【0099】やがて、回生制動ができない車速になる
と、CPU50はプラギング制動に移る。CPU50は
回生用コンタクタ25を投入させるとともに、右及び左
駆動モータ5R,5Lが後進駆動するように前輪前進及
び前輪行進用コンタクタ42,43を切換投入する。更
に、CPU50は右及び左モータ用コンタクタ40,4
1を投入する。そして、CPU50は、その時のアクセ
ルレバー12の操作量Sに対するデューティ比でメイン
トランジスタ28をチョッパ制御する。従って、右及び
左駆動モータ5R,5L及び走行用モータ9は逆転し後
進駆動してプラギング制動が開始される。
【0100】本実施例では、右及び左駆動モータ5R,
5L及び走行用モータ9を並列に接続し、その並列回路
に対してメイントランジスタ28を直列に接続した。従
って、一つのメイントランジスタ28をチョッパ制御す
ることで、右及び左駆動モータ5R,5L及び走行用モ
ータ9を発進、走行及び制動制御することができ、回路
構成を簡単にすることができる。又、個々のモータ5
R,5L,9について制御する必要がないので、CPU
50の負担は軽減されるとともに、ソフトウェアも軽減
することができる。
【0101】又、発進モードにおいて、走行用モータ9
の他に右及び左駆動モータ5R,5Lを駆動させ、走行
モードにおいて右及び左駆動モータ5R,5Lの駆動制
御を停止し、フリーな状態となるので、発進時において
はスリップすることなくスムーズに車両1を発進させる
ことができ、走行時においてはバッテリ24の無用な電
源が消費することはない。従って、車両1の稼働時間を
長くすることができる。又、車速が予め定められた車速
以上となると、後輪7のみが走行用モータ9によって回
転されるので、前輪4R,4Lの早期摩耗を防止するこ
とができる。
【0102】又、発進時において、右及び左駆動モータ
5R,5Lに過電流が流れた時、右及び左駆動モータ5
R,5Lの電源を遮断するようにしたので、マグネット
型直流モータである右及び左駆動モータ5R,5Lのマ
グネットが減磁されトルク特性が低下されることはな
い。同様に、走行用モータ9に過電流が流れた時、走行
用モータ9の電源を遮断するようにしたので、走行用モ
ータ9及びメイントランジスタ28の損傷を未然に防止
することができる。
【0103】更に、発進時において旋回させ、前輪4
R,4Lの旋回速度比が60%以上になったとき、内輪
側の前輪を駆動するモータの電源を遮断するようにし
た。従って、内輪側の前輪を駆動するモータの過電流を
防止し、外輪側の前輪を駆動するモータのトルク減少を
防止しスムーズな旋回を行うことができる。
【0104】本実施例においては、前輪選択スイッチ1
5がオン操作され、回転速度センサ6からの検出信号に
基づいて車速がゼロとなっている状態でアクセルレバー
12が操作されると、コントローラ23は右及び左駆動
モータ5R,5L及び走行用モータ9を駆動制御した。
そのため、前輪4R,4L及び後輪7はそれぞれのモー
タ5R,5L,9によって回転する。そして、予め定め
られた車速になると、コントローラ23は走行用モータ
9のみを駆動制御し、後輪7のみ回転させた。
【0105】この結果、滑りやすい路面では前輪選択ス
イッチ15をオン操作することで、発進時のスリップ防
止、前輪4R,4Lの早期摩耗の防止、車両1の稼働時
間を長くすることが可能となる。又、通常のコンクリー
ト路面等滑りやすい路面以外では前輪選択スイッチ15
をオフ操作することで、発進時も後輪7のみが回転さ
れ、前輪4R,4Lの早期摩耗の防止が徹底される。
【0106】又、車速が予め定められた車速以上となる
と、後輪7のみが走行用モータ9によって回転されるの
で、前輪4R,4Lの早期摩耗を防止することができ
る。更に、発進時のみ右及び左駆動モータ5R,5Lが
駆動するので、バッテリ24の消費を少なくすることが
でき、車両1の稼働時間を長くすることができる。
【0107】本実施例においては、予め定められた車速
以上となったとき、右及び左駆動モータ5R,5Lの駆
動制御を停止するようにしたが、回転速度センサ6から
の検出信号に基づいて車両1が走行を開始したと同時に
右及び左駆動モータ5R,5Lの駆動制御を停止するよ
うに制御することも可能である。
【0108】本実施例においては、発進時に前輪選択ス
イッチ15がオン操作されているとき、右及び左駆動モ
ータ5R,5Lを駆動するように設定したが、この前輪
選択スイッチ15を省略する。そして、回転速度センサ
6からの検出信号に基づいて車速がゼロとなる発進時に
右及び左駆動モータ5R,5L及び走行用モータ9を駆
動制御するように構成することも可能である。
【0109】この場合、右及び左駆動モータ5R,5L
の駆動制御を停止するタイミングは車両1が走行を開始
した時点でもよいし、予め定められた車速以上となった
時点でもよい。
【0110】更に、前輪選択スイッチ15のオン操作に
基づいて車両1の発進時のみ右及び左駆動モータ5R,
5Lを駆動制御するように構成した。この他に、前輪選
択スイッチ15がオン操作された場合、車両1の発進
時、走行中に関係なく強制的に右及び左駆動モータ5
R,5Lを駆動制御し、前輪選択スイッチ15のオフ操
作に基づいて強制的に右及び左駆動モータ5R,5Lの
駆動制御を無効化するように構成することも可能であ
る。
【0111】本実施例においては、回転速度センサ6か
らの検出信号に基づいて車速を求めたが、バッテリ24
の電圧を検出する電圧センサを設け、この電圧センサか
らの電圧値及び全駆動電流センサ31の電流値に基づい
て車速を算出するように構成することも可能である。
【0112】本実施例では、右モータ及び左モータ用コ
ンタクタ40,41の投入、切離し及びメイントランジ
スタ28のチョッパ制御によって右及び左駆動モータ5
R,5L及び走行用モータ9を駆動制御することができ
るので、駆動制御装置20の回路構成をコンパクト化す
ることができる。
【0113】この他に、図8に示すように、必要に応じ
て右及び左駆動モータ5R,5Lそれぞれに対応したチ
ョッパ制御用トランジスタTr1,Tr2を設けるとと
もに、走行用モータ9にチョッパ制御用トランジスタT
r3を設ける。そして、前輪4R,4L及び後輪7を駆
動制御して車両1を発進させたい場合、全てのチョッパ
制御用トランジスタTr1〜Tr3をチョッパ制御す
る。又、車両1が走行を開始した後は、チョッパ制御用
トランジスタTr3のみをチョッパ制御するように構成
することも可能である。
【0114】又、本実施例においては、アクセルレバー
12に具体化したが、アクセルペダルの踏込量に基づい
て車速を制御し、図示しないディレクションスイッチに
基づいて進行方向を制御するように構成することも可能
である。
【0115】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、前
輪の早期摩耗を防止するとともに、稼働時間を長し、
しかも滑りやすい路面でのスリップ防止及び車両の発進
を円滑に行うことができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリーチ式フォークリフトの走行制
御装置の駆動制御回路図である。
【図2】コントローラの構成を示すブロック図である。
【図3】リーチ式フォークリフトの側面図である。
【図4】リーチ式フォークリフトの概略平面図である。
【図5】リーチ式フォークリフトの概略平面図である。
【図6】後輪のみが駆動される場合のアクセルレバーの
操作量に対するチョッパ信号のデューティ比が設定され
たマップ図である。
【図7】後輪及び前輪がともに駆動される場合のアクセ
ルレバーの操作量に対するチョッパ信号のデューティ比
が設定されたマップ図である。
【図8】本発明に係る走行制御装置の別例を示すブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
1…車両、2R,2L…レグ、3R,3L…前輪、4
R,4L…前輪、5R,5L…前輪用駆動モータとして
の右及び左駆動モータ、6…車速検出手段としての回転
速度センサ、7…後輪、9…後輪用駆動モータとしての
走行用モータ、12…走行操作手段としてのアクセルレ
バー、13…操作量検出手段としてのポテンショメー
、20…発進制御手段、走行制御手段及び制御無効化
手段としての駆動制御装置、28…スイッチング素子と
してのメイントランジスタ、40,41…開閉手段とし
ての右及び左モータ用コンタクタ、F…フォーク、H…
ハンドル、R…車速、S…操作量、Tr1〜Tr3…ス
イッチング素子としてのチョッパ制御用トランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−162995(JP,A) 特開 平5−162996(JP,A) 特開 昭58−163296(JP,A) 実開 昭61−41034(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 15/28 B60K 17/34 B66F 9/10 H02P 7/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前方の左右両側に設けられたレグに
    沿って前後にスライドするフォークを設け、前記左右両
    側のレグに設けられた前輪を駆動する前輪用駆動モータ
    をそれぞれ設けるとともに、前記車両の下部にハンドル
    の操作量に基づいて操舵されるとともに後輪用駆動モー
    タにより駆動される後輪を設けたリーチ式フォークリフ
    トの走行制御装置において、前記車両の発進時には、走行操作手段の操作量に基づい
    て、該操作量をパラメータとする前後輪駆動用マップを
    参照することでチョッパ信号を生成し、該チョッパ信号
    に基づいてスイッチング素子をチョッパ制御することに
    より、前記前輪用及び後輪用駆動モータを駆動制御して
    前輪及び後輪の回転を開始させる発進制御手段と、 前記車両の発進後には、走行操作手段の操作量に基づい
    て、該操作量をパラメータとする、前記前後輪駆動用マ
    ップとは異なる後輪駆動用マップを参照することでチョ
    ッパ信号を生成し、該チョッパ信号に基づいてスイッチ
    ング素子をチョッパ制御することにより、後輪用駆動モ
    ータのみを駆動制御して後輪を回転させて車両を走行さ
    せる走行制御手段とを備えた リーチ式フォークリフトの
    走行制御装置。
  2. 【請求項2】 前記前後輪駆動用マップは後輪駆動用マ
    ップと比較して、走行操作手段の操作量の変化に対する
    チョッパ信号の変化率が低く設定されている請求項1に
    記載のリーチ式フォークリフトの走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記前輪用駆動モータはマグネット型直
    流モータである請求項2に記載のリーチ式フォークリフ
    トの走行制御装置。
  4. 【請求項4】 前記前輪用駆動モータをスイッチング素
    子に対して接続又は切離しする開閉手段を備え、 前記発進制御手段は、車両の発進時において開閉手段を
    制御して前輪用駆動モータをスイッチング素子に対して
    接続することで、該スイッチング素子により前輪用及び
    後輪用駆動モータを駆動制御し、 前記走行制御手段は、車両が走行を開始した後には、開
    閉手段を制御して前輪用駆動モータをスイッチング素子
    から切離すことで、該スイッチング素子により 後輪用駆
    動モータのみを駆動制御する構成である請求項3に記載
    リーチ式フォークリフトの走行制御装置。
  5. 【請求項5】 前記車両の車速を検出する車速検出手段
    と、 前記走行制御手段は、車速検出手段の検出信号に基づい
    て車両が予め定められた車速以上となった時、後輪用駆
    動モータに対応したスイッチング素子のみをチョッパ制
    御して後輪用駆動モータを駆動制御することと、 前記走行制御手段により後輪用駆動モータに対応したス
    イッチング素子のみがチョッパ制御され、該後輪用駆動
    モータが駆動制御された後には、車速検出手段からの検
    出信号に基づいて車両が予め定められた車速未満となっ
    ても、前進用駆動モータを駆動制御しないように無効化
    する制御無効化手段とを備えている請求項1〜4のいず
    れかに記載の リーチ式フォークリフトの走行制御装置。
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