JP2748783B2 - フレンチホルン - Google Patents
フレンチホルンInfo
- Publication number
- JP2748783B2 JP2748783B2 JP4218398A JP21839892A JP2748783B2 JP 2748783 B2 JP2748783 B2 JP 2748783B2 JP 4218398 A JP4218398 A JP 4218398A JP 21839892 A JP21839892 A JP 21839892A JP 2748783 B2 JP2748783 B2 JP 2748783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- french horn
- horn
- straight pipe
- inner diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D7/00—General design of wind musical instruments
- G10D7/10—Lip-reed wind instruments, i.e. using the vibration of the musician's lips, e.g. cornets, trumpets, trombones or French horns
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフレンチホルンに関
し、そのボアサイズ(直管部の内径)を大きくすること
により、そのダイナミックレンジを拡大し、低音域の発
音を改善するとともに、高音域のフレキシビリティを向
上させるものである。
し、そのボアサイズ(直管部の内径)を大きくすること
により、そのダイナミックレンジを拡大し、低音域の発
音を改善するとともに、高音域のフレキシビリティを向
上させるものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフレンチホルンは、直径11.9
mm〜12.1mmのボアサイズ、すなわちその直管部
の内径が11.9mm〜12.1mmに形成されてい
た。
mm〜12.1mmのボアサイズ、すなわちその直管部
の内径が11.9mm〜12.1mmに形成されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなボアサイズを有するフレンチホルンにおいては、こ
の直管部に対応するテーパ部(ベル、1番管、吹込管)
を必要とするため、そのダイナミックレンジにある限界
が生じていた。例えば音量の大きい方(ff)に限界が
あった。また、従来のフレンチホルンにあっては、高音
から低音まで幅広い音域での良好な発音を要求されてい
るが、特に低音域での発音の悪さは、演奏家に多大の労
力を要求していた。
うなボアサイズを有するフレンチホルンにおいては、こ
の直管部に対応するテーパ部(ベル、1番管、吹込管)
を必要とするため、そのダイナミックレンジにある限界
が生じていた。例えば音量の大きい方(ff)に限界が
あった。また、従来のフレンチホルンにあっては、高音
から低音まで幅広い音域での良好な発音を要求されてい
るが、特に低音域での発音の悪さは、演奏家に多大の労
力を要求していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
点に鑑みてなされたもので、直管部の内径を12.8m
m〜13.5mmとしたフレンチホルンである。
点に鑑みてなされたもので、直管部の内径を12.8m
m〜13.5mmとしたフレンチホルンである。
【0005】
【作用】本発明に係るフレンチホルンにあっては、直管
部の内径(ボアサイズ)を従来のものよりも大きくした
ため、音量の大きな音を発することができる。また、低
音域の発音を改善することもできる。さらに、演奏者に
とって吹奏感に違和感がなく、吹き易い。
部の内径(ボアサイズ)を従来のものよりも大きくした
ため、音量の大きな音を発することができる。また、低
音域の発音を改善することもできる。さらに、演奏者に
とって吹奏感に違和感がなく、吹き易い。
【0006】
【実施例】以下、この発明に係るフレンチホルンを図面
に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
の一実施例に係るフレンチホルンを示すスケルトン図で
ある。図2は一実施例に係るフレンチホルンの内径の変
化を示す図である。
に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
の一実施例に係るフレンチホルンを示すスケルトン図で
ある。図2は一実施例に係るフレンチホルンの内径の変
化を示す図である。
【0007】これらの図に示すように、フレンチホルン
11は、吹き口(唄口)からベルに対してその径が徐々
に広がる円錐管で構成されている。マウスピース12が
先端に嵌着される吹込管13は後端側が大径のテーパ管
で形成されている。吹込管13の後端には直管部14が
接続されている。直管部14は、F/Bb切替バルブ1
5A,15Bにより切り替えられるF管16とBb管1
7とを備えている。この直管部14はその内径が全長に
わたって同一の直管で構成されている。この内径は1
2.8mm〜13.5mmの範囲の値に設定してある。
なお、F管16にはF管用バルブ18が、また、Bb管
17の途中にはBb管用バルブ19が、それぞれ装着さ
れている。
11は、吹き口(唄口)からベルに対してその径が徐々
に広がる円錐管で構成されている。マウスピース12が
先端に嵌着される吹込管13は後端側が大径のテーパ管
で形成されている。吹込管13の後端には直管部14が
接続されている。直管部14は、F/Bb切替バルブ1
5A,15Bにより切り替えられるF管16とBb管1
7とを備えている。この直管部14はその内径が全長に
わたって同一の直管で構成されている。この内径は1
2.8mm〜13.5mmの範囲の値に設定してある。
なお、F管16にはF管用バルブ18が、また、Bb管
17の途中にはBb管用バルブ19が、それぞれ装着さ
れている。
【0008】直管部14の後端はテーパ管である1番管
20に接続されている。1番管20後端にはベル21が
嵌着、接続されている。これらの1番管20およびベル
21はその内径がいずれも後端側で大径となるテーパ管
で形成されているものである。これらのテーパ管13、
20、21についてはその内径は複数のテーパによって
規定されている。換言すると、図示の断面で示すテーパ
管の内面は曲面によって構成されているものである。図
1および図2には従来のフレンチホルンを併せて示して
いる。これらの図からも明かなように、直管部14を大
径化するとともに、テーパ管13、20、21もこの直
管部14の内径に対応して従来よりも拡径したものを使
用している。この結果、演奏に際してff域を拡大する
ことができるとともに、低音域の発音を改良することが
できる。また、この場合、フレンチホルン11全体とし
てその伝統的な音質を損なうことはない。これは上述の
ように直管部14の内径に対応してテーパ管13、2
0、21の内径を従来よりも拡径してあるからである。
20に接続されている。1番管20後端にはベル21が
嵌着、接続されている。これらの1番管20およびベル
21はその内径がいずれも後端側で大径となるテーパ管
で形成されているものである。これらのテーパ管13、
20、21についてはその内径は複数のテーパによって
規定されている。換言すると、図示の断面で示すテーパ
管の内面は曲面によって構成されているものである。図
1および図2には従来のフレンチホルンを併せて示して
いる。これらの図からも明かなように、直管部14を大
径化するとともに、テーパ管13、20、21もこの直
管部14の内径に対応して従来よりも拡径したものを使
用している。この結果、演奏に際してff域を拡大する
ことができるとともに、低音域の発音を改良することが
できる。また、この場合、フレンチホルン11全体とし
てその伝統的な音質を損なうことはない。これは上述の
ように直管部14の内径に対応してテーパ管13、2
0、21の内径を従来よりも拡径してあるからである。
【0009】また、上記各管13、14、20、21の
長さは従来と同様のものとしている。例えば、上記Bb
管にあっては、ベル21は850mm、1番管20は5
50mm、直管部14は800mm、吹込管13は50
0mm、マウスピース12は60mm程度である。そし
て、これらの管の材質も従来と同様に真鍮またはニッケ
ル合金を用いている。
長さは従来と同様のものとしている。例えば、上記Bb
管にあっては、ベル21は850mm、1番管20は5
50mm、直管部14は800mm、吹込管13は50
0mm、マウスピース12は60mm程度である。そし
て、これらの管の材質も従来と同様に真鍮またはニッケ
ル合金を用いている。
【0010】なお、上記実施例はフルダブルホルンにつ
いて本発明を適用したものであるが、この他にもシング
ルホルン、セミダブルホルン、トリプルホルンその他の
全てのホルンについて本発明は適用することができる。
また、上記実施例はF/Bb用のフレンチホルンについ
て説明したが、この他の調のものについても適用するこ
とができることはもちろんである。さらに、上記実施例
にあっては、F管16とBb管17との内径を同一径の
ものとしたが、これが上記ボアサイズの範囲(12.8
〜13.5mm)内であれば、これらの内径は異なるも
のとしてもよい。
いて本発明を適用したものであるが、この他にもシング
ルホルン、セミダブルホルン、トリプルホルンその他の
全てのホルンについて本発明は適用することができる。
また、上記実施例はF/Bb用のフレンチホルンについ
て説明したが、この他の調のものについても適用するこ
とができることはもちろんである。さらに、上記実施例
にあっては、F管16とBb管17との内径を同一径の
ものとしたが、これが上記ボアサイズの範囲(12.8
〜13.5mm)内であれば、これらの内径は異なるも
のとしてもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、伝統的なフレンチホル
ンの音質を損なうことなく、ダイナミックレンジを拡大
し、ppからffまで音量を充分に発生することがで
き、芯のある音を出すことができる。さらに、低音域の
鳴り(発音)を改善することができ、演奏家にとって吹
奏時に違和感がなく、吹き易い。
ンの音質を損なうことなく、ダイナミックレンジを拡大
し、ppからffまで音量を充分に発生することがで
き、芯のある音を出すことができる。さらに、低音域の
鳴り(発音)を改善することができ、演奏家にとって吹
奏時に違和感がなく、吹き易い。
【図1】 本発明に係るフレンチホルンの一実施例を示
すスケルトン図である。
すスケルトン図である。
【図2】 図1に示すフレンチホルンの内径の変化を説
明するための図である。
明するための図である。
11 フレンチホルン、14 直管部
Claims (1)
- 【請求項1】 直管部の内径が12.8mm〜13.5
mmであることを特徴とするフレンチホルン。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4218398A JP2748783B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | フレンチホルン |
US08/096,021 US5367938A (en) | 1992-07-24 | 1993-07-22 | Horn with intermediate tube network enlarged in inner diameter |
EP93111925A EP0580178B1 (en) | 1992-07-24 | 1993-07-26 | Horn with intermediate tube network enlarged in inner diameter |
DE69324857T DE69324857T2 (de) | 1992-07-24 | 1993-07-26 | Hornzwischenrohranordnung mit vergrössertem Immundurchmesser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4218398A JP2748783B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | フレンチホルン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643856A JPH0643856A (ja) | 1994-02-18 |
JP2748783B2 true JP2748783B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=16719289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4218398A Expired - Lifetime JP2748783B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | フレンチホルン |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5367938A (ja) |
EP (1) | EP0580178B1 (ja) |
JP (1) | JP2748783B2 (ja) |
DE (1) | DE69324857T2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR420278A (fr) * | 1909-11-18 | 1911-01-26 | Georges Jackson | Perfectionnement dans la fabrication des cornets avertisseurs et instruments de musique en cuivre ou autre métal |
DE525246C (de) * | 1930-01-01 | 1931-05-21 | Paul Suchy | Blasinstrument mit Ventilen oder Klappen |
GB1209817A (en) * | 1968-03-08 | 1970-10-21 | Christopher William Monk | Improvements relating to cornetts |
JPS5378826A (en) * | 1976-12-22 | 1978-07-12 | Nippon Gakki Seizo Kk | Brass |
US4127050A (en) * | 1976-12-22 | 1978-11-28 | Nippon Gakki Seizo Kabushiki Kaisha | Brass wind musical instrument |
JPS5821757Y2 (ja) * | 1979-12-22 | 1983-05-09 | 四郎 石川 | 空罐用キヤツプ |
US4559859A (en) * | 1982-07-13 | 1985-12-24 | Pilczuk Eugene A | Musical instrument |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4218398A patent/JP2748783B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-07-22 US US08/096,021 patent/US5367938A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-07-26 EP EP93111925A patent/EP0580178B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-07-26 DE DE69324857T patent/DE69324857T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0580178B1 (en) | 1999-05-12 |
JPH0643856A (ja) | 1994-02-18 |
EP0580178A2 (en) | 1994-01-26 |
US5367938A (en) | 1994-11-29 |
DE69324857T2 (de) | 1999-12-09 |
EP0580178A3 (en) | 1994-11-23 |
DE69324857D1 (de) | 1999-06-17 |
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