JP2748600B2 - ローラダイナモメータ - Google Patents
ローラダイナモメータInfo
- Publication number
- JP2748600B2 JP2748600B2 JP1261023A JP26102389A JP2748600B2 JP 2748600 B2 JP2748600 B2 JP 2748600B2 JP 1261023 A JP1261023 A JP 1261023A JP 26102389 A JP26102389 A JP 26102389A JP 2748600 B2 JP2748600 B2 JP 2748600B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- rotor core
- dynamometer
- mounting member
- projections
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明は車両試験に使用されるローラダイナモメー
タに関するものである。
タに関するものである。
B.発明の概要 この発明はローラダイナモメータにおいて、 固定子鉄心の外周に配設した回転子鉄心をローラ内周
面に取り付け部材で固着する際に、取り付け部材とロー
ラ内周面との間に冷却通風溝が形成されるように固着し
たことにより、 ダイナモメータで発生した熱がローラに伝達されにく
くなり、ローラ表面温度の上昇を抑えることができるよ
うにしたものである。
面に取り付け部材で固着する際に、取り付け部材とロー
ラ内周面との間に冷却通風溝が形成されるように固着し
たことにより、 ダイナモメータで発生した熱がローラに伝達されにく
くなり、ローラ表面温度の上昇を抑えることができるよ
うにしたものである。
C.従来の技術 自動車の性能試験(走行抵抗、登降坂、車重など)に
使用されるシャシーダイナモメータは実路上での走行に
相当する実験を室内で再現性よく、容易に実施できるか
ら、上記性能試験や燃料消費試験などに広く利用されて
いる。また、ダイナモメータはトルクを制御する必要が
あり、機器(ローラやフライホイールなど)の暖機や機
械損失(メカロス)補償及び電気慣性補償の駆動機能も
備えている。
使用されるシャシーダイナモメータは実路上での走行に
相当する実験を室内で再現性よく、容易に実施できるか
ら、上記性能試験や燃料消費試験などに広く利用されて
いる。また、ダイナモメータはトルクを制御する必要が
あり、機器(ローラやフライホイールなど)の暖機や機
械損失(メカロス)補償及び電気慣性補償の駆動機能も
備えている。
このため、シャシーダイナモメータの利用にあたって
は上述の試験や機能の関係から回転速度やトルクの設定
をはじめ、管理しなければならない事項が多い。従っ
て、これら管理が不適当であると、満足な試験ができな
いことになる。特に、最近、シャシーダイナモメータの
設置面積を縮少させるために、一対のローラ内部に、そ
れぞれダイナモメータを収納したローラダイナモメータ
が使用されるようになって来た。
は上述の試験や機能の関係から回転速度やトルクの設定
をはじめ、管理しなければならない事項が多い。従っ
て、これら管理が不適当であると、満足な試験ができな
いことになる。特に、最近、シャシーダイナモメータの
設置面積を縮少させるために、一対のローラ内部に、そ
れぞれダイナモメータを収納したローラダイナモメータ
が使用されるようになって来た。
D.発明が解決しようとする課題 上記ローラダイナモメータでは回転子鉄心をローラ内
周面に連結する際、鋼材を介して隙間を作らずに連結さ
せていた。このため、回転子鉄心で発生した熱が鋼材を
介して直接ローラに伝達されてローラ表面温度を上昇さ
せる。この温度上昇により試験車両中に車輪のタイヤ温
度が異常に上昇してバーストを生じるおそれがあった。
周面に連結する際、鋼材を介して隙間を作らずに連結さ
せていた。このため、回転子鉄心で発生した熱が鋼材を
介して直接ローラに伝達されてローラ表面温度を上昇さ
せる。この温度上昇により試験車両中に車輪のタイヤ温
度が異常に上昇してバーストを生じるおそれがあった。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、回転
子鉄心で発生した熱がローラに伝達しにくい構成とした
ので、ローラ表面の温度上昇を抑えることができるよう
にしたローラダイナモメータを提供することを目的とす
る。
子鉄心で発生した熱がローラに伝達しにくい構成とした
ので、ローラ表面の温度上昇を抑えることができるよう
にしたローラダイナモメータを提供することを目的とす
る。
E.課題を解決するための手段 この発明は試験車両の駆動輪が載置されるローラ内部
にダイナモメータを収納し、このダイナモメータの回転
子鉄心を固定子鉄心の外周に配設するとともに、回転子
鉄心をローラの内周面に取り付け部材で固定するローラ
ダイナモメータにおいて、前記取り付け部材は回転子鉄
心の軸方向の長さと略同じ長さに形成されるとともに回
転子鉄心の外周に一定の間隔を隔てて回転子鉄心とロー
ラとの間に配設され、かつ取り付け部材にはその長手方
向に数箇所突起を設けて、その突起間を冷却通風溝とす
るとともに、前記突起をローラ内周面に固着させたこと
を特徴とするものである。
にダイナモメータを収納し、このダイナモメータの回転
子鉄心を固定子鉄心の外周に配設するとともに、回転子
鉄心をローラの内周面に取り付け部材で固定するローラ
ダイナモメータにおいて、前記取り付け部材は回転子鉄
心の軸方向の長さと略同じ長さに形成されるとともに回
転子鉄心の外周に一定の間隔を隔てて回転子鉄心とロー
ラとの間に配設され、かつ取り付け部材にはその長手方
向に数箇所突起を設けて、その突起間を冷却通風溝とす
るとともに、前記突起をローラ内周面に固着させたこと
を特徴とするものである。
F.作用 回転子鉄心で発生した熱は取り付け部材に伝達される
が、その熱は突起を介してのみローラに伝達されるだけ
である。これは、突起間には冷却通風溝が形成されてい
るため、この溝には常に冷却風が通るからであるととも
に突起に伝達される熱も冷却風で冷却されるようにな
る。このため、突起を介してローラに伝達される熱は極
めて小さく、結局ローラはほとんど発熱されない。
が、その熱は突起を介してのみローラに伝達されるだけ
である。これは、突起間には冷却通風溝が形成されてい
るため、この溝には常に冷却風が通るからであるととも
に突起に伝達される熱も冷却風で冷却されるようにな
る。このため、突起を介してローラに伝達される熱は極
めて小さく、結局ローラはほとんど発熱されない。
G.実施例 以下この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図A,Bおよび第2図A,Bにおいて、11はローラで、
このローラ11の内部にはダイナモメータ12を収納する。
ダイナモメータ12は固定子鉄心13の外周に回転子鉄心14
を配設した構成になっていて、回転子鉄心14はローラ11
の内周面に後述のようにして取り付けられる。15は揺動
軸で、この揺動軸15に固定子鉄心13が固着される。揺動
軸15はローラ11に設けられた揺動軸受16a,16bにより支
承される。17a,17bは回転軸受でこの軸受17a,17bにより
ローラ11が支承される。
このローラ11の内部にはダイナモメータ12を収納する。
ダイナモメータ12は固定子鉄心13の外周に回転子鉄心14
を配設した構成になっていて、回転子鉄心14はローラ11
の内周面に後述のようにして取り付けられる。15は揺動
軸で、この揺動軸15に固定子鉄心13が固着される。揺動
軸15はローラ11に設けられた揺動軸受16a,16bにより支
承される。17a,17bは回転軸受でこの軸受17a,17bにより
ローラ11が支承される。
18は固定子コイル、19は固定子鉄心13の円周方向に複
数個穿設された冷却通風孔、20は回転子鉄心14の円周方
向に複数個穿設された冷却通風溝である。
数個穿設された冷却通風孔、20は回転子鉄心14の円周方
向に複数個穿設された冷却通風溝である。
21はローラ11と回転子鉄心14とを固着する取り付け部
材で、この取り付け部材21は回転子鉄心14の軸方向の長
さと略同じ長さに形成されるとともに回転子鉄心14の外
周に一定の間隔を隔てて配設される。また、取り付け部
材21は第2図A,Bに示すように長手方向の両端と中央部
に突起22a,22b,22cを設ける。そして、突起22aと22bお
よび22bと22c間の凹溝を冷却通風溝23として用い、かつ
突起22a〜22cをローラ11の内周面に固着させる。これに
より、ローラ11の内周面と取り付け部材21との間には突
起22a〜22cにより上記した冷却通風溝23が形成されるこ
とになる。
材で、この取り付け部材21は回転子鉄心14の軸方向の長
さと略同じ長さに形成されるとともに回転子鉄心14の外
周に一定の間隔を隔てて配設される。また、取り付け部
材21は第2図A,Bに示すように長手方向の両端と中央部
に突起22a,22b,22cを設ける。そして、突起22aと22bお
よび22bと22c間の凹溝を冷却通風溝23として用い、かつ
突起22a〜22cをローラ11の内周面に固着させる。これに
より、ローラ11の内周面と取り付け部材21との間には突
起22a〜22cにより上記した冷却通風溝23が形成されるこ
とになる。
なお、24は回転子鉄心14の締金具、25はローラ11に形
成された冷却風導入口、26は導出口である。
成された冷却風導入口、26は導出口である。
上記実施例のようにローラ11の内周面に回転子鉄心14
を固着させるように構成したので、冷却導入口25から導
入された冷却風は冷却通風孔19,20及び第2図に示すよ
うに取り付け部材21により回転子鉄心14の外周に形成さ
れる冷却通風孔27を通って導出口26に導かれ、ダイナモ
メータ20は充分に冷却される。また、冷却通風孔27に導
入された冷却風は取り付け部材21の突起22a〜22cにより
形成される冷却通風溝23にも導入される。このため、回
転子鉄心14で発生した熱で取り付け部材21および突起22
a〜22cが熱せられても、上記冷却風で充分冷却されるた
め、ローラ11を発熱させるまでには至らない。
を固着させるように構成したので、冷却導入口25から導
入された冷却風は冷却通風孔19,20及び第2図に示すよ
うに取り付け部材21により回転子鉄心14の外周に形成さ
れる冷却通風孔27を通って導出口26に導かれ、ダイナモ
メータ20は充分に冷却される。また、冷却通風孔27に導
入された冷却風は取り付け部材21の突起22a〜22cにより
形成される冷却通風溝23にも導入される。このため、回
転子鉄心14で発生した熱で取り付け部材21および突起22
a〜22cが熱せられても、上記冷却風で充分冷却されるた
め、ローラ11を発熱させるまでには至らない。
H.発明の効果 以上述べたように、この発明によれば、回転子鉄心で
発生した熱はほとんどローラに伝達されないので、ロー
ラ表面温度は上昇することはなくなり、車両のタイヤに
悪影響を及ぼすことがなくなる利点がある。
発生した熱はほとんどローラに伝達されないので、ロー
ラ表面温度は上昇することはなくなり、車両のタイヤに
悪影響を及ぼすことがなくなる利点がある。
第1図A,Bおよび第2図A,Bはこの発明の実施例を示すも
ので、第1図Aは断面図、第1図Bは第1図AのX−X
線断面図、第2図Aはこの発明の要部の拡大断面図、第
2図Bは第2図Aの左側面図である。 11……ローラ、12……ダイナモメータ、13……固定子鉄
心、14……回転子鉄心、21……取り付け部材、22a〜22c
……突起、23……冷却通風溝、27……冷却通風孔。
ので、第1図Aは断面図、第1図Bは第1図AのX−X
線断面図、第2図Aはこの発明の要部の拡大断面図、第
2図Bは第2図Aの左側面図である。 11……ローラ、12……ダイナモメータ、13……固定子鉄
心、14……回転子鉄心、21……取り付け部材、22a〜22c
……突起、23……冷却通風溝、27……冷却通風孔。
Claims (1)
- 【請求項1】試験車両の駆動輪が載置されるローラ内部
にダイナモメータを収納し、このダイナモメータの回転
子鉄心を固定子鉄心の外周に配設するとともに、回転子
鉄心をローラの内周面に取り付け部材で固定するローラ
ダイナモメータにおいて、 前記取り付け部材は回転子鉄心の軸方向の長さと略同じ
長さに形成されるとともに回転子鉄心の外周に一定の間
隔を隔てて回転子鉄心とローラとの間に配設され、かつ
取り付け部材にはその長手方向に数箇所突起を設けて、
その突起間を冷却通風溝とするとともに、前記突起をロ
ーラ内周面に固着されたことを特徴とするローラダイナ
モメータ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1261023A JP2748600B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | ローラダイナモメータ |
EP90116521A EP0424636B1 (en) | 1989-08-31 | 1990-08-28 | Dynamometer test bench |
DE69023313T DE69023313T2 (de) | 1989-08-31 | 1990-08-28 | Prüfstand mit Dynamometer. |
KR1019900013483A KR960014010B1 (ko) | 1989-08-31 | 1990-08-30 | 동력계 |
US07/575,235 US5063773A (en) | 1989-08-31 | 1990-08-30 | Dynamometer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1261023A JP2748600B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | ローラダイナモメータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03122540A JPH03122540A (ja) | 1991-05-24 |
JP2748600B2 true JP2748600B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17355974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1261023A Expired - Lifetime JP2748600B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-10-05 | ローラダイナモメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2748600B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4830392B2 (ja) * | 2005-08-03 | 2011-12-07 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | シャーシダイナモ装置 |
-
1989
- 1989-10-05 JP JP1261023A patent/JP2748600B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03122540A (ja) | 1991-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220 Year of fee payment: 11 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 12 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 12 |