JP2748454B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JP2748454B2 JP2748454B2 JP29477788A JP29477788A JP2748454B2 JP 2748454 B2 JP2748454 B2 JP 2748454B2 JP 29477788 A JP29477788 A JP 29477788A JP 29477788 A JP29477788 A JP 29477788A JP 2748454 B2 JP2748454 B2 JP 2748454B2
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- magnetic recording
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、非磁性支持体上に磁性薄膜および潤滑剤層
を順次設けた構造を有する、薄膜型の磁気記録媒体に関
する。
を順次設けた構造を有する、薄膜型の磁気記録媒体に関
する。
本発明は、非磁性支持体上に磁性薄膜および潤滑剤層
を順次設けた構造を有する薄膜型の磁気記録媒体におい
て、潤滑剤層を設けた磁性薄膜表面の、表面自由エネル
ギの構成成分の一つである極性項成分を2.0erg/cm2以上
6.0erg/cm2以下とすることにより、磁気記録媒体の動摩
擦係数を下げ、走行性能並びに耐久性の改善を図ろうと
するものである。
を順次設けた構造を有する薄膜型の磁気記録媒体におい
て、潤滑剤層を設けた磁性薄膜表面の、表面自由エネル
ギの構成成分の一つである極性項成分を2.0erg/cm2以上
6.0erg/cm2以下とすることにより、磁気記録媒体の動摩
擦係数を下げ、走行性能並びに耐久性の改善を図ろうと
するものである。
従来、磁気記録媒体としては、非磁性支持体上に磁性
粉末および添加剤を分散させた高分子バインダ溶液を塗
布し、磁場配向した後に乾燥して作成される塗布型の磁
気記録媒体が広く実用に供されている。
粉末および添加剤を分散させた高分子バインダ溶液を塗
布し、磁場配向した後に乾燥して作成される塗布型の磁
気記録媒体が広く実用に供されている。
磁性粉末としては、フェリ磁性系に属するγ−Fe
2O3、Fe3O4等の酸化鉄およびCoを含有するこれら酸化
鉄、あるいはBaO・6Fe2O3があり、またフェロ磁性系に
属するFe、Coを主成分とする金属粉末や、CrO2等が代表
的な材料としてあげられる。これらの材料をサブミクロ
ンの大きさの針状、板状、粒状の粒子形状に作成し、使
用される。また前記添加剤としては、Cr2O3、SiO2等の
研磨剤や各種潤滑剤、あるいは安定剤等があげられ、さ
らに前記高分子バインダとしては、塩ビ−酢ビ共重合体
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等が一般的
に使用されている。
2O3、Fe3O4等の酸化鉄およびCoを含有するこれら酸化
鉄、あるいはBaO・6Fe2O3があり、またフェロ磁性系に
属するFe、Coを主成分とする金属粉末や、CrO2等が代表
的な材料としてあげられる。これらの材料をサブミクロ
ンの大きさの針状、板状、粒状の粒子形状に作成し、使
用される。また前記添加剤としては、Cr2O3、SiO2等の
研磨剤や各種潤滑剤、あるいは安定剤等があげられ、さ
らに前記高分子バインダとしては、塩ビ−酢ビ共重合体
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等が一般的
に使用されている。
このような塗布型の磁気記録媒体に対し、近年高まる
高密度磁気記録の要求に応えるものとして、非磁性支持
体上に磁性材料そのものを薄膜の型で直接被着した、い
わゆる薄膜型の磁気記録媒体が注目を集めている。すな
わち、磁性材料として、Co−Ni合金等のフェロ磁性系材
料や、Fe3O4、Co含有Fe3O4等のフェリ磁性系材料を、真
空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング等の真
空薄膜成型技術やメッキ法により、ポリエステルフィル
ム、ポリイミドフィルムあるいはアルミ基板等の非磁性
支持体上に形成した磁気記録媒体である。
高密度磁気記録の要求に応えるものとして、非磁性支持
体上に磁性材料そのものを薄膜の型で直接被着した、い
わゆる薄膜型の磁気記録媒体が注目を集めている。すな
わち、磁性材料として、Co−Ni合金等のフェロ磁性系材
料や、Fe3O4、Co含有Fe3O4等のフェリ磁性系材料を、真
空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング等の真
空薄膜成型技術やメッキ法により、ポリエステルフィル
ム、ポリイミドフィルムあるいはアルミ基板等の非磁性
支持体上に形成した磁気記録媒体である。
この薄膜型の磁気記録媒体は、製造条件の選択によ
り、抗磁力(Hc)や角型比(Rs)を大きくできるばかり
でなく、磁性薄膜中に高分子バインダや添加剤を含有し
ないので、飽和磁束密度(Bm)が大きく、このため磁性
薄膜の厚みを極めて薄くすることが可能である。しかも
塗布型の磁性記録媒体と比較して、磁性薄膜表面は非常
に平滑であり、磁気ヘッドのトラック面との密着性に優
れる。
り、抗磁力(Hc)や角型比(Rs)を大きくできるばかり
でなく、磁性薄膜中に高分子バインダや添加剤を含有し
ないので、飽和磁束密度(Bm)が大きく、このため磁性
薄膜の厚みを極めて薄くすることが可能である。しかも
塗布型の磁性記録媒体と比較して、磁性薄膜表面は非常
に平滑であり、磁気ヘッドのトラック面との密着性に優
れる。
これらの特徴のため、薄膜型の磁気記録媒体は、反磁
場による記録減磁や、磁気ヘッドのトラック面とのスペ
イシングロスが小さく、短波長領域の電磁変換特性に優
れ、高密度磁気記録の要求に充分対応しうる性能をも
つ。
場による記録減磁や、磁気ヘッドのトラック面とのスペ
イシングロスが小さく、短波長領域の電磁変換特性に優
れ、高密度磁気記録の要求に充分対応しうる性能をも
つ。
しかしながら、薄膜型の磁気記録媒体においては、磁
性薄膜中に潤滑剤や研磨剤を含有させることが困難であ
り、又磁性薄膜の表面性が極めて良いために動摩擦係数
が大きく、磁気ヘッドのトラック面やドラム面等と凝着
現象をおこし易く、いわゆるスティックスリップやはり
つき等実走行上のトラブルが無視できず、耐久性や走行
性等の信頼性に欠けるきらいがあった。
性薄膜中に潤滑剤や研磨剤を含有させることが困難であ
り、又磁性薄膜の表面性が極めて良いために動摩擦係数
が大きく、磁気ヘッドのトラック面やドラム面等と凝着
現象をおこし易く、いわゆるスティックスリップやはり
つき等実走行上のトラブルが無視できず、耐久性や走行
性等の信頼性に欠けるきらいがあった。
そこで従来より、薄膜型の磁気記録媒体においては、
磁性薄膜表面に例えばフッ素化合物系の潤滑剤の有機溶
媒溶液を塗布した後、これをドライチャンバ内で乾燥し
て潤滑剤層を設けることにより、動摩擦係数を低減し、
耐久性や走行性の改善を試みることが行われてきた。
磁性薄膜表面に例えばフッ素化合物系の潤滑剤の有機溶
媒溶液を塗布した後、これをドライチャンバ内で乾燥し
て潤滑剤層を設けることにより、動摩擦係数を低減し、
耐久性や走行性の改善を試みることが行われてきた。
しかしながら、前記技術による薄膜型の磁気記録媒体
は、必ずしも満足すべき耐久性や走行性を安定に示すに
は至っていない。当然のことながら、潤滑剤の種類によ
っても改善の効果に差があり、そのため少しでも優秀な
材料を求めて分子構造の異なる潤滑剤が多種合成され、
実用試験に供されている。
は、必ずしも満足すべき耐久性や走行性を安定に示すに
は至っていない。当然のことながら、潤滑剤の種類によ
っても改善の効果に差があり、そのため少しでも優秀な
材料を求めて分子構造の異なる潤滑剤が多種合成され、
実用試験に供されている。
この実用試験は、実際のVTRやディスクドライブにサ
ンプルの磁気テープや磁気ディスク等の薄膜型磁気記録
媒体を実装して、走行性、耐久性の評価を行うのである
が、サンプルの作成に時間がかかり、また実走行試験も
多種類の機材と恒温恒湿室を必要とするなど、多数の潤
滑剤を速やかに試験してスクリーニングをかけるには不
適当な面があった。またその評価結果は必ずしも再現性
が良くなく、1回の測定のみでは信頼性に欠けるので、
何回か同じ実走行試験をくり返してその平均値により判
断するなど、膨大な時間を費やす必要があった。また実
際問題として、このような評価技術によってもVTRやデ
ィスクドライブによる実走行上、走行性や耐久性を満足
する薄膜型の磁気記録媒体を得られていないのが現状で
ある。
ンプルの磁気テープや磁気ディスク等の薄膜型磁気記録
媒体を実装して、走行性、耐久性の評価を行うのである
が、サンプルの作成に時間がかかり、また実走行試験も
多種類の機材と恒温恒湿室を必要とするなど、多数の潤
滑剤を速やかに試験してスクリーニングをかけるには不
適当な面があった。またその評価結果は必ずしも再現性
が良くなく、1回の測定のみでは信頼性に欠けるので、
何回か同じ実走行試験をくり返してその平均値により判
断するなど、膨大な時間を費やす必要があった。また実
際問題として、このような評価技術によってもVTRやデ
ィスクドライブによる実走行上、走行性や耐久性を満足
する薄膜型の磁気記録媒体を得られていないのが現状で
ある。
一方、本発明者らは薄膜型の磁気記録媒体の動摩擦係
数並びに走行性、耐久性について種々検討の結果、次の
結論を得るに至った。
数並びに走行性、耐久性について種々検討の結果、次の
結論を得るに至った。
すなわち、数十Å程度のごく薄い潤滑剤層を磁性薄膜
上に設けた薄膜型の磁気記録媒体と磁気ヘッドのトラッ
ク面やドラム面との摩擦現象は、境界潤滑による境界摩
擦領域に属すると考えられる。そこで、潤滑剤層表面の
界面化学的な性質を把握すること、特に潤滑剤層表面の
表面自由エネルギγSの値が、境界潤滑による境界摩擦
において重要なファクタとなることがわかった。
上に設けた薄膜型の磁気記録媒体と磁気ヘッドのトラッ
ク面やドラム面との摩擦現象は、境界潤滑による境界摩
擦領域に属すると考えられる。そこで、潤滑剤層表面の
界面化学的な性質を把握すること、特に潤滑剤層表面の
表面自由エネルギγSの値が、境界潤滑による境界摩擦
において重要なファクタとなることがわかった。
すなわち本発明の課題は、表面自由エネルギの値を測
定評価し、この値がある一定範囲内に設定された潤滑剤
層を磁性薄膜上に設けることによって、動摩擦係数を低
減し、走行性、耐久性に優れた薄膜型の磁気記録媒体を
提供することにある。
定評価し、この値がある一定範囲内に設定された潤滑剤
層を磁性薄膜上に設けることによって、動摩擦係数を低
減し、走行性、耐久性に優れた薄膜型の磁気記録媒体を
提供することにある。
前述した課題を解決するため、本発明の磁気記録媒体
は、潤滑剤層を設けた磁性薄膜表面の、表面自由エネル
ギγSの構成成分の一つである磁性項成分γS pの値を2.
0erg/cm2以上6.0erg/cm2以下とするものである。
は、潤滑剤層を設けた磁性薄膜表面の、表面自由エネル
ギγSの構成成分の一つである磁性項成分γS pの値を2.
0erg/cm2以上6.0erg/cm2以下とするものである。
本発明に用いられる潤滑剤層としては、例えば特願昭
62−163595号記載の一連のパーフルオロアルキルカルボ
ン酸アミン塩からなる潤滑剤等が用いられ、これらを有
機溶媒に溶解した溶液を磁性薄膜表面に塗布もしくはこ
の溶液中に浸漬して使用される。
62−163595号記載の一連のパーフルオロアルキルカルボ
ン酸アミン塩からなる潤滑剤等が用いられ、これらを有
機溶媒に溶解した溶液を磁性薄膜表面に塗布もしくはこ
の溶液中に浸漬して使用される。
磁性薄膜表面への潤滑剤の塗布量は、潤滑剤の分子量
にもよるが、磁性薄膜表面一平方メートルあたり、1〜
数mgであり、要は潤滑剤が単分子吸着膜を形成するに相
当する量を塗布すればよい。
にもよるが、磁性薄膜表面一平方メートルあたり、1〜
数mgであり、要は潤滑剤が単分子吸着膜を形成するに相
当する量を塗布すればよい。
表面自由エネルギは、固体表面の情報を得る手段とし
て重要な物理量の一つである。固体表面がそのまま露出
している場合にはその固体特有の表面自由エネルギの値
が得られ、固体表面が潤滑剤層のような薄膜により被覆
されている場合には、薄膜により被覆された固体表面の
表面自由エネルギの値が得られる。ただし、薄膜の被覆
状態により、固体表面の表面自由エネルギは変化する。
磁性薄膜上に設けた潤滑剤層の被覆状態により、表面自
由エネルギが変化する様子を第3図および第4図を参照
して説明する。
て重要な物理量の一つである。固体表面がそのまま露出
している場合にはその固体特有の表面自由エネルギの値
が得られ、固体表面が潤滑剤層のような薄膜により被覆
されている場合には、薄膜により被覆された固体表面の
表面自由エネルギの値が得られる。ただし、薄膜の被覆
状態により、固体表面の表面自由エネルギは変化する。
磁性薄膜上に設けた潤滑剤層の被覆状態により、表面自
由エネルギが変化する様子を第3図および第4図を参照
して説明する。
第3図(a)〜(b)は、非磁性支持体3上に磁性薄
膜2を形成し、さらに被覆率の異なる潤滑剤層1を設け
た磁性記録媒体を示す概略断面図である。いずれの場合
も、単分子膜相当の潤滑剤を塗布したものであるが、第
3図(a)は磁性薄膜2表面が単分子膜の潤滑剤層1に
より被覆された例であり、第3図(b)は磁性薄膜2表
面が不均一な潤滑剤層1により被覆された例である。こ
のような場合、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面の表面
自由エネルギは、潤滑剤層の被覆率により変化してく
る。
膜2を形成し、さらに被覆率の異なる潤滑剤層1を設け
た磁性記録媒体を示す概略断面図である。いずれの場合
も、単分子膜相当の潤滑剤を塗布したものであるが、第
3図(a)は磁性薄膜2表面が単分子膜の潤滑剤層1に
より被覆された例であり、第3図(b)は磁性薄膜2表
面が不均一な潤滑剤層1により被覆された例である。こ
のような場合、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面の表面
自由エネルギは、潤滑剤層の被覆率により変化してく
る。
さらに、磁性薄膜表面への潤滑剤分子の配向状態によ
っても表面の性質は異なってくる。第4図(a)〜
(b)は非磁性支持体3上に磁性薄膜2を形成し、さら
に配向状態の異なる潤滑剤層1を設けた磁気記録媒体を
示す概略断面図である。この場合も、単分子膜相当の潤
滑剤を塗布したものであるが、第4図(a)は潤滑剤分
子6の極性基4が磁性薄膜2表面に整然と吸着して配向
し、外界に向けて疏水基5のみが配向した例であり、第
4図(b)は潤滑剤分子6が磁性薄膜2表面にランダム
に配向し、外界に向けては極性基4と疏水基5とが不規
則に露出している例である。このような場合において
も、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面の表面自由エネル
ギは変化してくる。
っても表面の性質は異なってくる。第4図(a)〜
(b)は非磁性支持体3上に磁性薄膜2を形成し、さら
に配向状態の異なる潤滑剤層1を設けた磁気記録媒体を
示す概略断面図である。この場合も、単分子膜相当の潤
滑剤を塗布したものであるが、第4図(a)は潤滑剤分
子6の極性基4が磁性薄膜2表面に整然と吸着して配向
し、外界に向けて疏水基5のみが配向した例であり、第
4図(b)は潤滑剤分子6が磁性薄膜2表面にランダム
に配向し、外界に向けては極性基4と疏水基5とが不規
則に露出している例である。このような場合において
も、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面の表面自由エネル
ギは変化してくる。
潤滑剤層を形成する潤滑剤の構造を考えた場合、境界
潤滑による摩擦係数を下げるのに大きな要因の一つとな
るのは、磁性薄膜表面に吸着する磁性基であり、この極
性基の極性の大きさにより、潤滑剤層が吸着した磁性薄
膜表面の表面自由エネルギγSのうちの極性項成分γS p
が変化する。すなわち潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面
の表面自由エネルギγSのうちの極性項成分γS pの値を
2.0erg/cm2以上6.0erg/cm2以下とすることにより、潤滑
剤層と磁性薄膜表面との相互作用が最適な状態を発現す
る。
潤滑による摩擦係数を下げるのに大きな要因の一つとな
るのは、磁性薄膜表面に吸着する磁性基であり、この極
性基の極性の大きさにより、潤滑剤層が吸着した磁性薄
膜表面の表面自由エネルギγSのうちの極性項成分γS p
が変化する。すなわち潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面
の表面自由エネルギγSのうちの極性項成分γS pの値を
2.0erg/cm2以上6.0erg/cm2以下とすることにより、潤滑
剤層と磁性薄膜表面との相互作用が最適な状態を発現す
る。
これにより、動摩擦係数の大幅な低減に寄与し、走行
性、耐久性の向上に優れた効果をもたらす。一方、潤滑
剤層が吸着した磁性薄膜表面の表面自由エネルギγSの
うちの極性項成分γS pの値が2.0reg/cm2に満たないもの
は、潤滑剤層中の潤滑剤同志の分散力が強すぎて、磁性
薄膜との相互作用のバランスが悪くなり、安定性が欠如
することによって動摩擦係数が大きくなり、他方潤滑剤
層が吸着した磁性薄膜表面の表面自由エネルギγSのう
ちの極性項成分γS pの値が6.0erg/cm2を越えるものは表
面エネルギが大きくなりすぎて耐久性に悪影響をもたら
す。
性、耐久性の向上に優れた効果をもたらす。一方、潤滑
剤層が吸着した磁性薄膜表面の表面自由エネルギγSの
うちの極性項成分γS pの値が2.0reg/cm2に満たないもの
は、潤滑剤層中の潤滑剤同志の分散力が強すぎて、磁性
薄膜との相互作用のバランスが悪くなり、安定性が欠如
することによって動摩擦係数が大きくなり、他方潤滑剤
層が吸着した磁性薄膜表面の表面自由エネルギγSのう
ちの極性項成分γS pの値が6.0erg/cm2を越えるものは表
面エネルギが大きくなりすぎて耐久性に悪影響をもたら
す。
以下、本発明の具体的な実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
実施例1 第1図は本発明による磁気記録媒体の断面を示す。
第1図において、例えば14μm厚さのポリエチレンテ
レフタレート(PET)フィルムから成る非磁性支持体3
上に、例えばCo80Ni20合金を斜め蒸着法により1000Åの
厚みに連続蒸着し、磁性薄膜2を形成した。
レフタレート(PET)フィルムから成る非磁性支持体3
上に、例えばCo80Ni20合金を斜め蒸着法により1000Åの
厚みに連続蒸着し、磁性薄膜2を形成した。
潤滑剤として、特願昭62−163595号記載の一連のパー
フルオロアルキルカルボン酸アミン塩のうち、次の化学
式(1) C7F15COO-H3N+C18H37 ……(1) で示される化合物をフレオンとエタノールの1:1混合溶
媒に溶解し、この溶液を前記磁性薄膜2上に塗布量が2.
0mg/m2となるようにグラビア転写方式により塗布し、潤
滑剤層1を設けた。得られた薄膜型の磁気記録媒体のジ
ャンボロールをスリッタにより8.0mm幅に裁断してパン
ケーキとした後、所定の長さに切断して8ミリVTR用カ
セットに装填し、測定用サンプルテープ1とした。
フルオロアルキルカルボン酸アミン塩のうち、次の化学
式(1) C7F15COO-H3N+C18H37 ……(1) で示される化合物をフレオンとエタノールの1:1混合溶
媒に溶解し、この溶液を前記磁性薄膜2上に塗布量が2.
0mg/m2となるようにグラビア転写方式により塗布し、潤
滑剤層1を設けた。得られた薄膜型の磁気記録媒体のジ
ャンボロールをスリッタにより8.0mm幅に裁断してパン
ケーキとした後、所定の長さに切断して8ミリVTR用カ
セットに装填し、測定用サンプルテープ1とした。
次に本実施例によるサンプルテープ1より、表面自由
エネルギγSの極性項成分γS pを求める方法について述
べる。表面自由エネルギの解析方法として、作用液体と
の接触角を利用する方法が提出されている(F.M.Fowke
s,Ind.Eng.Chem.,56(12),40(1964))。この報告に
よれば、表面張力すなわち表面自由エネルギγSは分散
項γS dと極性項γS pとにより加成的に構成される。
エネルギγSの極性項成分γS pを求める方法について述
べる。表面自由エネルギの解析方法として、作用液体と
の接触角を利用する方法が提出されている(F.M.Fowke
s,Ind.Eng.Chem.,56(12),40(1964))。この報告に
よれば、表面張力すなわち表面自由エネルギγSは分散
項γS dと極性項γS pとにより加成的に構成される。
γS=γS d+γS p (A) 分散項γS dはファンデルワールス力ないしはロンドン
分散力にもとづく項であり、極性項γS pは双極子間力な
いしはクーロン静電力による項である。このγS dとγS p
はKaelbleらの報告により、次式によって求めることが
できる。(J.Adhesion,2,66(1970))。
分散力にもとづく項であり、極性項γS pは双極子間力な
いしはクーロン静電力による項である。このγS dとγS p
はKaelbleらの報告により、次式によって求めることが
できる。(J.Adhesion,2,66(1970))。
ここでWaは接着仕事であり、 Wa=γL(1+cosθ) (E) の式から作業液体の接触角θを測定することによって求
められる。実際には、磁性薄膜2上の潤滑剤層1表面に
水とヨウ化メチレンを滴下し、その接触角を測定し前記
(A)〜(E)の式を用いて極性項γS pを計算により求
めた。
められる。実際には、磁性薄膜2上の潤滑剤層1表面に
水とヨウ化メチレンを滴下し、その接触角を測定し前記
(A)〜(E)の式を用いて極性項γS pを計算により求
めた。
実施例2−4 前記実施例1で用いた潤滑剤(1)の代わりに、同じ
特願昭62−163595号記載の一連のパーフルオロアルキル
カルボン酸アミン塩のうち、次の分子式(2)〜(4)
で示される化合物を選び、他は実施例1と全く同様にし
て本実施例によるサンプルテープ2〜4を作成した。
特願昭62−163595号記載の一連のパーフルオロアルキル
カルボン酸アミン塩のうち、次の分子式(2)〜(4)
で示される化合物を選び、他は実施例1と全く同様にし
て本実施例によるサンプルテープ2〜4を作成した。
C9F19COO-H3N+C18H37 (2) C7F15COO-H3N+C24H45 (3) C9F19COO-H3N+C12H25 (4) 前記サンプルテープ2〜4は、実施例1に記した方法
により表面自由エネルギγSの極性項γS pを求めた。
により表面自由エネルギγSの極性項γS pを求めた。
実施例5〜6 前記実施例1で用いた化合物(1)の代わりに、特願
昭63−133926号記載の一連のパーフルオロポリエーテル
のうち、下記化学式(5)、(6)で示される化合物を
選び、他は実施例1と全く同様にして本実施例によるサ
ンプルテープ5および6を作成した。
昭63−133926号記載の一連のパーフルオロポリエーテル
のうち、下記化学式(5)、(6)で示される化合物を
選び、他は実施例1と全く同様にして本実施例によるサ
ンプルテープ5および6を作成した。
C17H35COOCH2−Fomblin−Z−DOL−CH2OOCC17H
35 (5) F(CF2CF2CF2O)n−CF2CF2CH2OOCC17H35 (6) (nは自然数) なお、Fomblin−Z−DOLはMontefuos(株)製であ
る。前記サンプルテープ5および6は、実施例1に記し
た方法により表面自由エネルギγSの極性項成分γS pを
求めた。
35 (5) F(CF2CF2CF2O)n−CF2CF2CH2OOCC17H35 (6) (nは自然数) なお、Fomblin−Z−DOLはMontefuos(株)製であ
る。前記サンプルテープ5および6は、実施例1に記し
た方法により表面自由エネルギγSの極性項成分γS pを
求めた。
比較例1〜6 前記実施例1記載の潤滑剤(1)の代わりに、下記化
学式(11)〜(16)で示されるパーフルオロカルボン酸
(11)、パーフルオロカルボン酸アルキルエステル(1
2)およびアルキルカルボン酸フルオロアルキルエステ
ル(13)等を潤滑剤に選び、他は実施例1と全く同様に
して比較例によるサンプルテープ11〜16を作成した。
学式(11)〜(16)で示されるパーフルオロカルボン酸
(11)、パーフルオロカルボン酸アルキルエステル(1
2)およびアルキルカルボン酸フルオロアルキルエステ
ル(13)等を潤滑剤に選び、他は実施例1と全く同様に
して比較例によるサンプルテープ11〜16を作成した。
C7F15COOH (11) C7F15COOC5H11 (12) C5H11COOCH2C7F15 (13) HO(CH2)11COOH (14) CF3(CF2)6CH2NH2 (15) CF3(CF2)6CH2Si(OCH3)3 (16) これら(11)〜(16)はいずれも試薬として一般的に
入手可能な化合物である。前記比較例によるサンプルテ
ープ11〜16は、実施例1に記した方法により表面自由エ
ネルギγSの極性項γS pを求めた。
入手可能な化合物である。前記比較例によるサンプルテ
ープ11〜16は、実施例1に記した方法により表面自由エ
ネルギγSの極性項γS pを求めた。
上述のように作成した各サンプルテープについて、25
℃ 60%RHの測定環境条件下で動摩擦係数μを測定し
た。これを先に求めた表面自由エネルギγSの極性項成
分γS pの値をあわせて次表および第2図に示す。なお、
動摩擦係数μの測定は、ステンレスSUS304製のガイドピ
ンに各サンプルテープの潤滑剤層側を接触させ、一定の
荷重をかけて5mm/secの定速度で走行させて行った。
℃ 60%RHの測定環境条件下で動摩擦係数μを測定し
た。これを先に求めた表面自由エネルギγSの極性項成
分γS pの値をあわせて次表および第2図に示す。なお、
動摩擦係数μの測定は、ステンレスSUS304製のガイドピ
ンに各サンプルテープの潤滑剤層側を接触させ、一定の
荷重をかけて5mm/secの定速度で走行させて行った。
前表および第2図より明らかなように、表面自由エネ
ルギγSの極性項成分γS pの値が2≦γS p≦6の範囲に
ある実施例によるサンプルテープ1〜6は、動摩擦係数
μがいずれも0.3未満と小さく安定した走行を示した。
これに対し、極性項成分γS pの値が2未満または6を越
える比較例によるサンプルテープ11〜16は、いずれも動
摩擦係数μが0.3以上と大きく走行が不安定であった。
また家庭用8ミリVTRによる実走行試験による耐久性の
確認を行ったところ、サンプルテープ1〜6は−3dBお
ちまでのスチル耐久性が180分超であり、同じく−3dBお
ちまでのシャトル耐久性(シャトル時間2分/回)が25
0回超のいずれも実用上充分満足すべき耐久性を示し
た。これに対し比較例によるサンプルテープ11〜13はス
チル耐久性、シャトル耐久性とも、実施例によるサンプ
ルテープ1〜6に比較して不満足な特性であった。これ
らの実走行試験後に磁性薄膜表面を顕微鏡により拡大観
察したところ、実施例によるサンプルテープは疵や損傷
が認められなかったのに対し、比較例によるサンプルテ
ープは若干の疵や損傷が観察された。
ルギγSの極性項成分γS pの値が2≦γS p≦6の範囲に
ある実施例によるサンプルテープ1〜6は、動摩擦係数
μがいずれも0.3未満と小さく安定した走行を示した。
これに対し、極性項成分γS pの値が2未満または6を越
える比較例によるサンプルテープ11〜16は、いずれも動
摩擦係数μが0.3以上と大きく走行が不安定であった。
また家庭用8ミリVTRによる実走行試験による耐久性の
確認を行ったところ、サンプルテープ1〜6は−3dBお
ちまでのスチル耐久性が180分超であり、同じく−3dBお
ちまでのシャトル耐久性(シャトル時間2分/回)が25
0回超のいずれも実用上充分満足すべき耐久性を示し
た。これに対し比較例によるサンプルテープ11〜13はス
チル耐久性、シャトル耐久性とも、実施例によるサンプ
ルテープ1〜6に比較して不満足な特性であった。これ
らの実走行試験後に磁性薄膜表面を顕微鏡により拡大観
察したところ、実施例によるサンプルテープは疵や損傷
が認められなかったのに対し、比較例によるサンプルテ
ープは若干の疵や損傷が観察された。
以上述べたように、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面
の表面自由エネルギγSの極性項成分γS pの値を2≦γ
S p≦6の範囲とした本発明による磁気記録媒体は、動摩
擦係数μが0.3未満と小さく安定しており、家庭用VTRに
よる実走行試験において充分な耐久性を示した。すなわ
ち、γS pの値を測定するだけで動摩擦係数や走行性、耐
久性が判断できることが判る。
の表面自由エネルギγSの極性項成分γS pの値を2≦γ
S p≦6の範囲とした本発明による磁気記録媒体は、動摩
擦係数μが0.3未満と小さく安定しており、家庭用VTRに
よる実走行試験において充分な耐久性を示した。すなわ
ち、γS pの値を測定するだけで動摩擦係数や走行性、耐
久性が判断できることが判る。
本実施例においては、薄膜型磁気記録媒体としてCo−
Ni合金斜めの蒸着型テープの例をとって示したが、他の
薄膜型媒体、例えばアルミ合金やガラス基板支持体上に
例えばCo−Cr合金をスパッタリングして得る垂直記録型
ディスク等においても、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表
面のγS pの値を2≦γS p≦6の範囲に選ぶことにより、
走行性、耐久性の向上が顕著に認められた。
Ni合金斜めの蒸着型テープの例をとって示したが、他の
薄膜型媒体、例えばアルミ合金やガラス基板支持体上に
例えばCo−Cr合金をスパッタリングして得る垂直記録型
ディスク等においても、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表
面のγS pの値を2≦γS p≦6の範囲に選ぶことにより、
走行性、耐久性の向上が顕著に認められた。
薄膜型の磁気記録媒体の磁性薄膜表面に潤滑剤層を設
けるにあたり、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面の表面
自由エネルギγSの極性項成分γS pの値を2≦γS p≦6
の範囲に選ぶことにより、動摩擦係数μの低下による走
行安定性ならびに実走行における耐久性向上の効果が得
られる。すなわち、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面の
γS p値を簡単な方法で測定するだけで、薄膜型の磁気記
録媒体の走行性、耐久性の良否の判断が可能となるの
で、評価設備ならびに評価時間の大幅な省略化が可能と
なり、信頼性に優れた薄膜型磁気記録媒体の開発ならび
に生産に寄与するところが大きい。
けるにあたり、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面の表面
自由エネルギγSの極性項成分γS pの値を2≦γS p≦6
の範囲に選ぶことにより、動摩擦係数μの低下による走
行安定性ならびに実走行における耐久性向上の効果が得
られる。すなわち、潤滑剤層が吸着した磁性薄膜表面の
γS p値を簡単な方法で測定するだけで、薄膜型の磁気記
録媒体の走行性、耐久性の良否の判断が可能となるの
で、評価設備ならびに評価時間の大幅な省略化が可能と
なり、信頼性に優れた薄膜型磁気記録媒体の開発ならび
に生産に寄与するところが大きい。
第1図は本発明による磁気記録媒体の断面図、第2図は
表面自由エネルギの極性項成分と動摩擦係数の相関図、
第3図は非磁性支持体上に磁性薄膜を形成し、さらに被
覆率の異なる潤滑剤層を設けた磁気記録媒体を示す概略
断面図、第4図は非磁性支持体上に磁性薄膜を形成し、
さらに配向状態の異なる潤滑剤層を設けた磁気記録媒体
を示す概略断面図である。 1……潤滑剤層 2……磁性薄膜 3……非磁性支持体 4……極性基 5……疏水基 6……潤滑剤分子
表面自由エネルギの極性項成分と動摩擦係数の相関図、
第3図は非磁性支持体上に磁性薄膜を形成し、さらに被
覆率の異なる潤滑剤層を設けた磁気記録媒体を示す概略
断面図、第4図は非磁性支持体上に磁性薄膜を形成し、
さらに配向状態の異なる潤滑剤層を設けた磁気記録媒体
を示す概略断面図である。 1……潤滑剤層 2……磁性薄膜 3……非磁性支持体 4……極性基 5……疏水基 6……潤滑剤分子
Claims (1)
- 【請求項1】非磁性支持体上に、磁性薄膜および潤滑剤
層を順次設けた構造を有する磁気記録媒体において、 前記潤滑剤層を設けた前記磁性薄膜表面の、表面自由エ
ネルギの構成成分の一つである極性項成分の値が、2.0e
rg/cm2以上6.0erg/cm2以下であることを特徴とする磁気
記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29477788A JP2748454B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29477788A JP2748454B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02141923A JPH02141923A (ja) | 1990-05-31 |
JP2748454B2 true JP2748454B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17812155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29477788A Expired - Lifetime JP2748454B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2748454B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002336029A (ja) * | 2001-05-14 | 2002-11-26 | Yubisha Sangyo Kk | コード係止具付ベルト |
JP4527511B2 (ja) * | 2004-05-26 | 2010-08-18 | 富士通株式会社 | ヘッドスライダおよび磁気記録装置 |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP29477788A patent/JP2748454B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02141923A (ja) | 1990-05-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080220 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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