JP2748160B2 - エアフィルタ装置における水の凍結防止装置 - Google Patents
エアフィルタ装置における水の凍結防止装置Info
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- JP2748160B2 JP2748160B2 JP1214730A JP21473089A JP2748160B2 JP 2748160 B2 JP2748160 B2 JP 2748160B2 JP 1214730 A JP1214730 A JP 1214730A JP 21473089 A JP21473089 A JP 21473089A JP 2748160 B2 JP2748160 B2 JP 2748160B2
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Description
【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、エアシリンダ等の空気作動機器に供給され
る圧縮空気中より水分、塵埃等の異物を濾過するための
エアフィルタ装置における水の凍結防止装置に関する。
る圧縮空気中より水分、塵埃等の異物を濾過するための
エアフィルタ装置における水の凍結防止装置に関する。
(2) 従来の技術 従来の上記エアフィルタ装置においては、空気中より
濾過した水分を装置内に一時的に貯留しておき、そこか
ら適当な時期に手動により、或いは自動的に外部に排水
するようにしていた。
濾過した水分を装置内に一時的に貯留しておき、そこか
ら適当な時期に手動により、或いは自動的に外部に排水
するようにしていた。
(3) 発明が解決しようとする課題 上記従来装置では、エアフィルタ装置内に貯留された
水が酷寒時に凍結して排出不能になったり、或いはエア
フィルタ装置自体を破損させたりする等の問題があっ
た。
水が酷寒時に凍結して排出不能になったり、或いはエア
フィルタ装置自体を破損させたりする等の問題があっ
た。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、従来装置の上
記問題を解決し得る、エアフィルタ装置における水の凍
結防止装置を提供することを目的とする。
記問題を解決し得る、エアフィルタ装置における水の凍
結防止装置を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、空気作動機器に
供給される空気中より水分等の異物を濾過するためのエ
アフィルタ装置における水の凍結防止装置であって、エ
アフィルタ装置を加熱し得るヒータと、そのヒータへの
通電を検出温度に応じて制御し得る温度検出装置とを少
なくとも備え、前記温度検出装置の温度検出部が、外気
の温度変化と、前記ヒータの発熱に伴なう前記エアフィ
ルタ装置の温度変化とを何れも検出し得る位置に配設さ
れることを特徴とする。
供給される空気中より水分等の異物を濾過するためのエ
アフィルタ装置における水の凍結防止装置であって、エ
アフィルタ装置を加熱し得るヒータと、そのヒータへの
通電を検出温度に応じて制御し得る温度検出装置とを少
なくとも備え、前記温度検出装置の温度検出部が、外気
の温度変化と、前記ヒータの発熱に伴なう前記エアフィ
ルタ装置の温度変化とを何れも検出し得る位置に配設さ
れることを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、温度検出装置は、外気の温度変化
や、ヒータの発熱に伴なうエアフィルタ装置の温度変化
に応じてヒータへの通電を適宜制御することができ、例
えば外気が所定温度以下に下がるとヒータに通電してエ
アフィルタ装置を加熱し、またその加熱によりエアフィ
ルタ装置が所定温度以上に上がるとヒータへの通電を停
止させることができる。
や、ヒータの発熱に伴なうエアフィルタ装置の温度変化
に応じてヒータへの通電を適宜制御することができ、例
えば外気が所定温度以下に下がるとヒータに通電してエ
アフィルタ装置を加熱し、またその加熱によりエアフィ
ルタ装置が所定温度以上に上がるとヒータへの通電を停
止させることができる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する
と、エアフィルタ装置Fは、空気タンク、コンプレッサ
等の空気源Sより空気導管1を経てエアシリンダ等の空
気作動機器Aに供給さる圧縮空気中より水分、塵埃等の
異物を除去するために設けられるものであって、それ
は、前記空気導管1の途中に介装されて、該空気導管1
内を流れる空気中より水分や塵埃を濾過し得る濾過材
(図示せず)を内部に収容した箱状のフィルタケース2
と、このフィルタケース2の下部に一体的に連設され前
記濾過材が濾過した水を内部に貯留し得る有底円筒状の
貯水ケース3とを備えている。
と、エアフィルタ装置Fは、空気タンク、コンプレッサ
等の空気源Sより空気導管1を経てエアシリンダ等の空
気作動機器Aに供給さる圧縮空気中より水分、塵埃等の
異物を除去するために設けられるものであって、それ
は、前記空気導管1の途中に介装されて、該空気導管1
内を流れる空気中より水分や塵埃を濾過し得る濾過材
(図示せず)を内部に収容した箱状のフィルタケース2
と、このフィルタケース2の下部に一体的に連設され前
記濾過材が濾過した水を内部に貯留し得る有底円筒状の
貯水ケース3とを備えている。
前記貯水ケース3の底部には、そのケース3内の水を
排出させるための排水口3aが設けられており、この排水
口3aの上方には、貯水ケース3内に水が所定量以上溜ま
ると自動的に開弁して該排水口3aより流下させるための
公知の弁装置(図示せず)が設けられる。さらに貯水ケ
ース3の下半部外周は、電気式のヒータHによって囲繞
されており、このヒータHからの発熱時にはその熱が貯
水ケース3に直接伝えられて、該ケース3内の貯留水の
凍結を防止することができる。
排出させるための排水口3aが設けられており、この排水
口3aの上方には、貯水ケース3内に水が所定量以上溜ま
ると自動的に開弁して該排水口3aより流下させるための
公知の弁装置(図示せず)が設けられる。さらに貯水ケ
ース3の下半部外周は、電気式のヒータHによって囲繞
されており、このヒータHからの発熱時にはその熱が貯
水ケース3に直接伝えられて、該ケース3内の貯留水の
凍結を防止することができる。
前記フィルタケース2の下部、貯水ケース3及びヒー
タHの各周囲は、保温材より成形された円筒状保温ケー
ス4により囲繞されており、この保温ケース4の上端
は、フィルタケース2に固設した支持フランジ部2fにビ
スb1により固着されている。また保温ケース4の底部に
は、前記貯水ケース3底部の排出口3aから流下した水の
落下を許容する通水孔4aが設けられている。
タHの各周囲は、保温材より成形された円筒状保温ケー
ス4により囲繞されており、この保温ケース4の上端
は、フィルタケース2に固設した支持フランジ部2fにビ
スb1により固着されている。また保温ケース4の底部に
は、前記貯水ケース3底部の排出口3aから流下した水の
落下を許容する通水孔4aが設けられている。
前記フィルタケース2には、その一側方へ延びる略L
字形の金属製支持ブラケット5の一端部がビスb2により
固着されており、このブラケット5の、鉛直方向にのび
る他端部は、建物の壁面6その他の適当な支持面にビス
b3により固定される。
字形の金属製支持ブラケット5の一端部がビスb2により
固着されており、このブラケット5の、鉛直方向にのび
る他端部は、建物の壁面6その他の適当な支持面にビス
b3により固定される。
前記支持ブラケット5の中間部には、温度検出装置T
の装置本体7が固着されており、この装置本体7の下面
には該温度検出装置Tの温度検出部8が一体的に突設さ
れている。而してその温度検出部8は、外気に露出して
いるので外気温の変化を検出することができ、その上、
フィルタケース2に連なる支持ブラケット5の中間部に
近接し且つ装置本体7を介して接触しているので、該支
持ブラケット5の温度変化、ひいてはヒータHの発熱に
伴なうエアフィルタ装置Fの温度変化をも検出すること
ができる。また温度検出装置Tがそれの検出温度に応じ
てヒータHへの通電を制御し得るよう、該温度検出装置
TやヒータHは電源回路9にコード10,11を介して接続
されている。而して温度検出装置Tは、温度検出部8が
第1の設定温度(例えば3℃)より低温となった時にヒ
ータHへの通電を開始させ、またその後、同温度検出部
8が前記第1の設定温度よりも高い第2の設定温度(例
えば5℃)より高温となった時にヒータHへの通電を停
止させるように構成されている。
の装置本体7が固着されており、この装置本体7の下面
には該温度検出装置Tの温度検出部8が一体的に突設さ
れている。而してその温度検出部8は、外気に露出して
いるので外気温の変化を検出することができ、その上、
フィルタケース2に連なる支持ブラケット5の中間部に
近接し且つ装置本体7を介して接触しているので、該支
持ブラケット5の温度変化、ひいてはヒータHの発熱に
伴なうエアフィルタ装置Fの温度変化をも検出すること
ができる。また温度検出装置Tがそれの検出温度に応じ
てヒータHへの通電を制御し得るよう、該温度検出装置
TやヒータHは電源回路9にコード10,11を介して接続
されている。而して温度検出装置Tは、温度検出部8が
第1の設定温度(例えば3℃)より低温となった時にヒ
ータHへの通電を開始させ、またその後、同温度検出部
8が前記第1の設定温度よりも高い第2の設定温度(例
えば5℃)より高温となった時にヒータHへの通電を停
止させるように構成されている。
次に前記実施例の作用を説明する。エアフィルタ装置
Fは、空気導管1を流れる圧縮空気中より水分や塵埃等
を濾過するが、特に水分については、それが所定量にな
るまで貯水ケース3内に貯留することができる。
Fは、空気導管1を流れる圧縮空気中より水分や塵埃等
を濾過するが、特に水分については、それが所定量にな
るまで貯水ケース3内に貯留することができる。
而して酷寒時において外気温が氷点下近く、例えば3
℃以下になると、温度検出装置Tは、ヒータHへの通電
を開始させる。これにより貯水ケース3が加熱されて、
その内部の貯留水の凍結が防止される。
℃以下になると、温度検出装置Tは、ヒータHへの通電
を開始させる。これにより貯水ケース3が加熱されて、
その内部の貯留水の凍結が防止される。
ヒータHの発熱によりエアフィルタ装置F、したがっ
てそれの支持ブラケット5も徐々に温度が上がる。そし
てその支持ブラケット5を通して伝えられた熱によって
温度検出部8が昇温して5℃以上になると温度検出装置
TはヒータHへの通電を停止させ、これによりヒータH
の過熱を未然に防止することができる。而してこのヒー
タHへの通電停止によりエアフィルタ装置Fが徐々に冷
えて温度が低下し、ついに温度検出部8の温度が3℃以
下になると、温度検出装置Tは再びヒータHへの通電を
再開させ、以後は同様の作動が繰り返される。
てそれの支持ブラケット5も徐々に温度が上がる。そし
てその支持ブラケット5を通して伝えられた熱によって
温度検出部8が昇温して5℃以上になると温度検出装置
TはヒータHへの通電を停止させ、これによりヒータH
の過熱を未然に防止することができる。而してこのヒー
タHへの通電停止によりエアフィルタ装置Fが徐々に冷
えて温度が低下し、ついに温度検出部8の温度が3℃以
下になると、温度検出装置Tは再びヒータHへの通電を
再開させ、以後は同様の作動が繰り返される。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、エアフィルタ装置を加
熱し得るヒータと、そのヒータへの通電を検出温度に応
じて制御し得る温度検出装置とを少なくとも備え、前記
温度検出装置の温度検出部は、外気の温度変化と、前記
ヒータの発熱に伴なう前記エアフィルタ装置の温度変化
とを何れも検出し得る位置に配設されるので、外気の温
度変化や、ヒータの発熱に伴なうエアフィルタ装置の温
度変化に応じてヒータへの通電を適当に制御することが
でき、従って酷寒時にはエアフィルタ装置をヒータによ
って適度に加熱することができて、同装置内の水の凍結
を防止することができる。しかも1個の温度検出装置を
外気温センサーと、ヒータの過熱防止のためのサーモス
タットとに共用することができるから、それだけ構造簡
単でコストダウンに寄与し得るものである。
熱し得るヒータと、そのヒータへの通電を検出温度に応
じて制御し得る温度検出装置とを少なくとも備え、前記
温度検出装置の温度検出部は、外気の温度変化と、前記
ヒータの発熱に伴なう前記エアフィルタ装置の温度変化
とを何れも検出し得る位置に配設されるので、外気の温
度変化や、ヒータの発熱に伴なうエアフィルタ装置の温
度変化に応じてヒータへの通電を適当に制御することが
でき、従って酷寒時にはエアフィルタ装置をヒータによ
って適度に加熱することができて、同装置内の水の凍結
を防止することができる。しかも1個の温度検出装置を
外気温センサーと、ヒータの過熱防止のためのサーモス
タットとに共用することができるから、それだけ構造簡
単でコストダウンに寄与し得るものである。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はその全体
斜視図、第2図は第1図のII−II線矢視断面図である。 F……エアフィルタ装置、H……ヒータ、T……温度検
出装置、8……温度検出部
斜視図、第2図は第1図のII−II線矢視断面図である。 F……エアフィルタ装置、H……ヒータ、T……温度検
出装置、8……温度検出部
Claims (1)
- 【請求項1】空気作動機器に供給される空気中より水分
等の異物を濾過するためのエアフィルタ装置における水
の凍結防止装置であって、エアフィルタ装置(F)を加
熱し得るヒータ(H)と、そのヒータ(H)への通電を
検出温度に応じて制御し得る温度検出装置(T)とを少
なくとも備え、前記温度検出装置(T)の温度検出部
(8)は、外気の温度変化と、前記ヒータ(H)の発熱
に伴なう前記エアフィルタ装置(F)の温度変化とを何
れも検出し得る位置に配設されたことを特徴とする、エ
アフィルタ装置における水の凍結防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214730A JP2748160B2 (ja) | 1989-08-21 | 1989-08-21 | エアフィルタ装置における水の凍結防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214730A JP2748160B2 (ja) | 1989-08-21 | 1989-08-21 | エアフィルタ装置における水の凍結防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0377616A JPH0377616A (ja) | 1991-04-03 |
JP2748160B2 true JP2748160B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=16660659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1214730A Expired - Fee Related JP2748160B2 (ja) | 1989-08-21 | 1989-08-21 | エアフィルタ装置における水の凍結防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2748160B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE526497C2 (sv) | 2003-12-30 | 2005-09-27 | Akeboose Internat Ab | Rakelbladssystem, rakelbladinspänningsanordning,kammarrakelsystem, tryckverk, förförande för att inspänna ett rakelblad och förfarande för att ansluta en inspänningsdel hos en kammarrakel |
JP4506771B2 (ja) * | 2007-03-22 | 2010-07-21 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム及び移動体 |
KR101415453B1 (ko) * | 2013-04-30 | 2014-07-04 | 쌍용자동차 주식회사 | 에어 서스펜션 시스템 |
CN114100284B (zh) * | 2021-12-13 | 2023-11-24 | 江苏金鼎建设集团有限公司 | 一种防冻的干雾抑尘设备 |
-
1989
- 1989-08-21 JP JP1214730A patent/JP2748160B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0377616A (ja) | 1991-04-03 |
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