JP2748097B2 - 樹脂成形部品のバリ処理装置 - Google Patents

樹脂成形部品のバリ処理装置

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JP2748097B2
JP2748097B2 JP6183910A JP18391094A JP2748097B2 JP 2748097 B2 JP2748097 B2 JP 2748097B2 JP 6183910 A JP6183910 A JP 6183910A JP 18391094 A JP18391094 A JP 18391094A JP 2748097 B2 JP2748097 B2 JP 2748097B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形部品のバリ処
理装置に関し、特に樹脂成形部品の外面に形成されるバ
リを加熱溶融し樹脂成形部品の外面を滑らかに形成する
バリ処理装置に係る。
【0002】
【従来の技術】樹脂製品を成形する際には、通常、パー
ティングライン即ち型割線に沿ってバリが発生する。バ
リは外観を損なうだけでなく、製品によっては性能が低
下するので、従来より種々の対策が講じられている。先
ずバリの発生を抑制するため、例えば成形用金型構造の
改良、成形条件の適正化等が行なわれ、種々の装置が提
案されている。しかし、このような装置においては金型
の加工、合わせ等において高精度が要求され、製造、加
工費用が高くなる。
【0003】このため、成形時に或る程度のバリの発生
を許容しつつ、成形後に何等かの処理を行なうのが一般
的であり、切削によってバリを除去する装置、あるいは
加熱してバリを溶融する装置等が提案されている。後者
の装置としては、例えば特公昭62−52693号公報
において、プラスチック製品に対して相対的に移動可能
でそのプラスチック製品のバリ発生面のバリに熱風を吹
き当てる熱風供給装置を設け、プラスチック製品のバリ
発生面に摺接して熱風が吹き当てられたバリを平滑にす
る摺接部材を設け、プラスチック製品のバリ発生面を自
動的に平滑処理するバリ処理装置が提案されている。
【0004】同様に、特公平3−67011号公報に
は、吹込成形による環状中空成形体の外側部及び内側部
に発生する喰い切りバリを、成形体を保持する輪状の支
持型の外側コーナーに設けた加熱板と支持型内側に設け
た内側加熱板とにより、自動的に溶融して除去するよう
にしたバリ取り装置が開示されている。
【0005】また、実公平3−1233号公報において
は、プラスチックボトルの中空成形時にボトル金型喰切
部に発生するバリをガスバーナーフレームによって除去
する技術が開示され、これに使用するバーナーガイドが
提案されている。更に、特開昭56−137918号公
報には、プラズマに樹脂バリを接触させ、バリを灰化し
て除去する方法が提案されているが、このようなバリ処
理技術は、処理対象の樹脂成形部品によっては不適切な
場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時の樹脂
技術の進展に伴い、強度、寸法安定性、耐熱性等に優れ
たエンジニアリングプラスチックと呼ばれる樹脂材料が
種々の機械部品に用いられ、金属に比し低価格で製造可
能であることから増々普及しつつある。然し乍ら、エン
ジニアリングプラスチックにおいても成形時に発生する
バリは不可避であるため、高度の精度が要求される機械
部品には用いられていない。もちろん、成形時にバリの
発生を最小限に抑え、成形後に機械加工等によってバリ
を処理し所定の精度を確保することは可能ではあるが、
製造、加工費用が高くなり、折角の樹脂利用による低価
格化の効果が相殺されてしまうというのが現状である。
【0007】このような樹脂化が期待される機械部品と
して、例えば自動車用油圧ブレーキ装置に用いられるピ
ストンがあるが、このピストンに対し長期間安定した性
能を維持するためにはミクロン単位の寸法精度、具体的
には高度の嵌合精度や真円度が必要とされる。しかも、
このピストンには大きな圧力が加わるため、所定の強度
を確保する必要があり、樹脂を利用する場合には、例え
ばガラス繊維等の補強用充填材が埋設される。従って、
ピストンの成形時に生じたバリを、例えば切削によって
除去すると補強用充填材が露出するため、ピストンに要
求される所定のシール性能が得られなくなるおそれがあ
る。
【0008】これに対し、前掲の特公昭62−5269
3号公報等に記載のようにバリを加熱溶融することとす
れば補強用充填材が露出することはないが、何れの公報
に記載の装置も上記のピストンのような部品に用いるこ
とはできない。例えば、特開平3−67011号公報に
記載のバリ除去装置は、アームレスト外皮等の、容易に
加熱溶融する成形体を対象とするものであり、上記のピ
ストンのような高強度の部品に対し単に加熱板を当接す
るだけでは溶融除去することはできない。また、特公昭
62−52693号公報に記載のバリ処理装置において
は、熱風供給装置から供給される熱風によってバリが溶
融されるものであり、バリ近傍の一般面を損なうおそれ
があるので、上記のピストンのような高精度が要求され
る部品には用いることができない。
【0009】従って、樹脂成形によって上記のピストン
のような部品を製造したときに生ずるバリに対しては、
例えば実開平5−422号公報に記載のように樹脂に直
接こてを接触させて所定の温度に加熱することが最良で
ある。もっとも、同公報に記載のこては樹脂コーティン
グ部を介して固定材を加熱する熱融着用こてであり、固
定材を完全に溶融させて他の部材を固定することを前提
としいるので、上述のバリの処理に要求される条件と
は異なり、また自動化が企図されたものでもない。
【0010】そこで、本発明は、高精度が要求される樹
脂成形部品に対しても、適切にバリを加熱処理し同部品
の外面を滑らかに形成する樹脂成形部品のバリ処理装置
を提供することを目的とする。
【0011】また、本発明は、上記の樹脂成形部品のバ
リ処理装置において、樹脂成形部品のバリ処理を自動的
に且つ短時間で行ない得るようにすることを目的とす
る。
【0012】更に、本発明は、バリの大きさ、加工条件
等の変化に容易且つ適切に対応し得る樹脂成形部品のバ
リ処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、請求項1として、外面にバリを有する樹
脂成形部品に対し、前記バリを加熱処理して前記樹脂成
形部品の外面を滑らかに形成する樹脂成形部品のバリ処
理装置において、前記樹脂成形部品の少くとも前記バリ
に接触する位置に配置する接触子と、該接触子を前記樹
脂成形部品の略溶融温度に加熱する加熱手段と、前記接
触子を前記樹脂成形部品方向に付勢する付勢手段と、前
記樹脂成形部品及び前記接触子の一方を他方に対して少
くとも前記バリに沿って相対的に移動させる相対移動手
段と、前記樹脂成形部品を前記接触子に対して前記バリ
に平行な軸を中心に回転させる回転駆動手段とを備える
こととしたものである。
【0014】前記樹脂成形部品のバリ処理装置におい
て、請求項2に記載のように、更に前記樹脂成形部品の
バリの大きさを測定する測定手段と、該測定手段の測定
結果に応じて前記付勢手段の付勢力を調整する付勢力調
整手段、前記測定手段の測定結果に応じて前記加熱手段
の加熱温度を調整する加熱温度調整手段、並びに前記測
定手段の測定結果に応じて前記相対移動手段による移動
速度及び前記回転駆動手段による回転速度を調整する速
度調整手段のうちの少くとも一つの調整手段とを備えた
ものとするとよい。
【0015】また、本発明は、請求項3として、外面に
バリを有する樹脂成形部品に対し、前記バリを加熱処理
して前記樹脂成形部品の外面を滑らかに形成する樹脂成
形部品のバリ処理装置において、前記樹脂成形部品を前
記バリに平行な軸を中心に回動可能に支持する支持装置
と、前記樹脂成形部品を前記軸を中心に回転駆動する第
1のモータと、前記樹脂成形部品の少くとも前記バリに
接触する位置に配置し、接触部を前記樹脂成形部品の硬
度より大の硬度を有する材料で形成した接触子と、該接
触子を前記樹脂成形部品に対して水平及び垂直方向に移
動可能に支持する支持部材と、該支持部材を前記接触子
が前記樹脂成形部品に接触する方向に付勢する付勢装置
と、前記接触子が前記バリに沿って所定領域を水平及び
垂直方向に移動するように前記支持部材を案内するカム
装置と、該カム装置を駆動する第2のモータと、前記接
触子を前記樹脂成形部品の略溶融温度に加熱する電熱装
置とを備えることとしてもよい。
【0016】前記樹脂成形部品のバリ処理装置におい
て、請求項4に記載のように、更に前記樹脂成形部品の
バリの高さを測定する変位センサと、該変位センサの測
定結果に応じて前記付勢装置の付勢力を調整する付勢力
調整手段、前記変位センサの測定結果に応じて前記電熱
装置の加熱温度を調整する加熱温度調整手段、並びに前
記変位センサの測定結果に応じて前記第1及び第2のモ
ータの駆動速度を調整する速度調整手段のうちの少くと
も一つの調整手段を備えたものとするとよい。
【0017】
【作用】前記請求項1の構成になるバリ処理装置におい
ては、樹脂成形部品の少くともバリに接触する位置に配
置された接触子が、加熱手段によって樹脂成形部品の略
溶融温度に加熱されると共に、付勢手段によって樹脂成
形部品方向に付勢される。そして、相対移動手段が駆動
され、例えば接触子がバリに沿って移動すると共に、回
転駆動手段が駆動され、樹脂成形部品が接触子に対して
バリに平行な軸を中心に回転する。而して、この接触子
によってバリが加熱溶融され、樹脂成形部品の一般面と
融合し滑らかな面となる。
【0018】上記バリ処理装置が請求項2のように構成
されている場合には、測定手段によって測定されたバリ
の大きさに応じて、少くとも一つの調整手段により、バ
リに対する接触子の温度、接触圧及び相対速度の何れか
が調整され、バリの大きさに応じた適切な値、即ちバリ
を処理し滑らかな面を形成するに最適な値に設定され
る。
【0019】また、請求項3の構成になるバリ処理装置
においては、樹脂成形部品の少くともバリに接触する位
置に配置される接触子が、支持部材によって支持され
る。この支持部材は付勢装置によって接触子が樹脂成形
部品に接触する方向に付勢されると共に、電熱装置並び
に第1及び第2のモータが駆動される。これにより、支
持装置上で樹脂成形部品がバリに平行な軸を中心に回転
すると共に、支持部材がカム装置に案内され、接触子が
樹脂成形部品の略溶融温度に加熱された状態で、所定領
域を水平及び垂直方向に移動する。而して、樹脂成形部
品に対し接触子が軸方向及びこれに直交する方向に相対
的に移動することになり、この接触子によってバリは確
実に加熱溶融され、樹脂成形部品の一般面と融合し滑ら
かな面となる。
【0020】上記バリ処理装置が請求項4のように構成
されている場合には、変位センサによって測定されたバ
リの高さに応じて、少くとも一つの調整手段により、バ
リに対する接触子の温度、接触圧、並びに第1及び第2
のモータの駆動速度の何れかが調整され、バリの高さに
応じて、滑らかな面を形成するに最適な値に設定され
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1及び図2は本発明のバリ処理装置の一実施例
を示すもので、機枠(図1には支持部のみを1で示す)
にセンタ2及び3が所定距離隔てて配置されており、セ
ンタ2はベアリング4を介して軸方向に移動可能に支持
され、センタ3はベアリング5を介して回動自在に支持
されている。センタ2と機枠1との間にはスプリング6
が介装され、センタ2がセンタ3方向に付勢されてい
る。また、センタ2は、機枠1に一端が軸支されたレバ
ー7に連結されており、レバー7がスプリング6の付勢
力に抗して軸7aを中心に図1の時計方向に揺動する
と、センタ2が後退する(図1の左方向に進む)ように
構成されている。これに対し、センタ3はモータ8によ
って回転駆動されるように構成されている。
【0022】本実施例において対象とする樹脂成形部品
40は、図10に示すように環状の溝41が形成された
ガラス繊維強化エンジニアリングプラスチック製の円筒
体で、軸方向にバリ42が形成されている。この樹脂成
形部品40は図8及び図9に示す自動車用ブレーキ装置
のタンデムマスタシリンダのピストンとして利用され
る。即ち、一般的にマスタシリンダハウジングMC内に
はピストン400が液密的摺動自在に収容されており、
このピストン400には環状の溝401,402が形成
されており、これらにカップシールCSが嵌着されてい
る。
【0023】このピストン400を、例えばガラス繊維
を芯材としてナイロン系エンジニアリングプラスチック
材料の射出成形によって形成すると、図10に樹脂成形
部品40として模式的に示すように、パーディングライ
ンに沿ってバリ42が形成される。このバリ42は微小
(30乃至50μ)であるので一般面(円筒面)では問
題ないが、例えばバリ42が鋭角的に突出すると、特に
溝41内ではカップシールCSの内面との間に微小な間
隙を生ずるおそれがある。このため、本実施例において
は図10に示すような樹脂成形部品40を対象とし、少
くとも溝41内のバリ42を処理し滑らかな面を形成す
るものである。
【0024】図1及び図2に戻り、レバー7を操作しセ
ンタ2を後退させ、センタ2とセンタ3との間に樹脂成
形部品40を介装した後レバー7を元の位置に戻すと、
図1に示すように樹脂成形部品40がセンタ2,3によ
って両センタ支持される。そして、モータ8を回転駆動
すると、センタ3と樹脂成形部品40との間の摩擦係合
によって、樹脂成形部品40がバリ42に平行な軸を中
心に回転するように構成されている。尚、センタ3と樹
脂成形部品40との間には別途係合手段(図示せず)を
設けることとしてもよい。あるいは、樹脂成形部品40
の形状によってはセンタ3に代えチャック(図示せず)
を設け、樹脂成形部品40を把持した状態で回転駆動す
るように構成することとしてもよい。
【0025】機枠1には、アーム11の一端が上下方向
に揺動可能で、左右方向に揺動且つ摺動可能に支持され
ている。即ち、アーム11がU字状の支持枠12に対
し、軸13を中心に図2の上下方向に揺動可能に支持さ
れると共に、図2に示すように支持枠12が軸14によ
って機枠1に回動自在に支持されている。また、図1に
示すようにアーム11の支持部には軸13に沿って切欠
11aが形成されており、軸13に植設されたピン13
pが切欠11aに嵌合するように配置されている。そし
て、アーム11の端部と支持枠12との間にスプリング
13sが介装され、アーム11の切欠11aの底部がピ
ン13pに当接するように付勢されている。
【0026】アーム11の他端(図1の上端)には、接
触子20が、センタ2,3間の軸(バリ42に平行な
軸)に対して直交する方向に延出するように支持されて
いる。この接触子20は金属もしくはそれ以上の比熱
(鉄の比熱程度であればよい)を有し、摺動時の樹脂成
形部品40(ガラス繊維を含む)との摩擦接触に対し摩
耗を極力抑え得るように樹脂成形部品40の硬度より大
の硬度を有する金属または焼結材料によってできるだけ
大きな熱容量を有する大きさの柱体状に形成される。そ
して、接触子20の本体部には加熱手段たる電熱コイル
を含む電熱装置21が装着されている。
【0027】アーム11の中間部には接触子20と平行
に棒状のカムフォロア15が固定され、その先端部が回
転カム31のカム面C1に当接するように配置されてい
る。回転カム31は、アーム11の軸に直交する軸回り
を回動自在に支持され、モータ32に回転駆動されるよ
うに機枠1に支持されている。回転カム31のカム面は
図1及び図2にC2で示すようにカムフォロア15の先
端部の側面が当接する面、即ち回転カム31の軸に直交
する面にも形成されている。
【0028】そして、アーム11と機枠1との間にスプ
リング33及び34が張架されており、これらの付勢力
によりカムフォロア15の先端部の側面がカム面C2に
押接されている。同様に、図2に示すようにアーム11
と機枠1との間にソレノイド35が介装されており、そ
の電磁力により、アーム11が機枠1方向に付勢され、
カムフォロア15の先端部の頂面がカム面C1に押接さ
れている。尚、ソレノイド35に代えて、スプリング、
エアシリンダ等の他の付勢手段を用いることとしてもよ
い。
【0029】これにより、カムフォロア15は回転カム
31のカム面C1,C2に押接された状態で、回転カム
31の回転に応じてカム面C1,C2に追従し、スプリ
ング33,34及び13sの付勢力並びにソレノイド3
5の電磁力に抗してアーム11が上下及び左右に揺動
し、アーム11の端部に固定された接触子20はカムフ
ォロア15の動きに追従して水平及び垂直方向に移動す
る。従って、回転カム20のカム面C1,C2(即ち、
プロフィール)は接触子20が所定領域内で水平及び垂
直方向に所定の軌跡を描くように設定され、本実施例で
は樹脂成形部品40が溝41の左側面に沿って下降し、
底面を軸方向に進み、右側面に沿って上昇して元の位置
に戻るように形成されている。
【0030】上記実施例のバリ処理装置においては、例
えば図2に示すようにコントローラ100から電熱装置
21、ソレノイド35並びに図1のモータ8,32に対
し各制御信号が出力されると共に、必要に応じ種々のセ
ンサが設けられ、これらの検出信号がコントローラ10
0に供給される。例えば、樹脂成形部品40が回転中に
バリ42の高さを検出する変位センサS1、接触子20
の先端部の表面温度を検出する温度センサS2、樹脂成
形部品40に対する付勢力の大きさを検出する圧力セン
サS3等が設けられる。尚、これらのセンサS1等につ
いては図1及び図2では省略した。
【0031】コントローラ100は、図3に示すよう
に、バスを介して相互に接続されたマイクロプロセッサ
CPU101、メモリROM102、RAM103、入
力インターフェース104及び出力インターフェース1
05を備えている。上記センサS1等の検出信号は増幅
回路A1等を介して入力インターフェース104からC
PU101に入力されるように構成されている。また、
出力インターフェース105からは駆動回路106,1
07を介してモータ8,32に制御信号が出力されると
共に、駆動回路108を介してソレノイド35に励磁さ
れ、駆動回路109を介して電熱装置21に電流が供給
されるように構成されている。ROM102は所定のバ
リ処理作動を行なうプログラムを記憶し、CPU101
はこのプログラムを実行し、RAM103はこのプログ
ラムの実行に必要な変数データを一時的に記憶する。
【0032】尚、上記コントローラ100に代えて、モ
ータ8等の各装置に対し夫々制御回路を設け個別に所定
の制御を行なうようにしてもよい。また、センサS1等
を設けることなく、例えば電熱装置21自体に接触子2
0を自動的に所定の温度範囲に加熱調整する機能をもた
せることとしてもよい。
【0033】而して、上記の構成になるバリ処理装置に
おいては、センタ2,3間に樹脂成形部品40が支持さ
れた後、モータ32が駆動され、カム装置30によって
アーム11が所定の初期位置に設定されたる。続いて、
ソレノイド35が励磁されると共に電熱装置21に電流
が供給される。そして、モータ8が駆動されると、樹脂
成形部品40はバリ42に平行な軸を中心に回転する。
尚、モータ8,32等の駆動順序は上述の順序に限るも
のではなく適宜変更し得る。
【0034】これにより、アーム11が樹脂成形部品4
0方向に付勢され、接触子20の先端部が樹脂成形部品
40の溝41に押圧されると共に、樹脂成形部品40が
軸回りを回転した状態でカム装置30によって接触子2
0が水平及び垂直方向に移動し、溝41内を樹脂成形部
品40の軸方向に移動することになる。即ち、回転カム
31のプロフィールに従って、接触子20が樹脂成形部
品40の略溶融温度に加熱されながら、溝41内を水平
及び垂直方向に移動する。従って、バリ42は、これに
平行な軸方向に且つこれに直交する方向に移動する接触
子20によって適切に加熱溶融され、樹脂成形部品40
の一般面と融合し、滑らかな面が形成される。
【0035】図4乃至図7は本発明の他の実施例に係
り、図1乃至図3の実施例と同様の構成については同一
符号を付して説明は省略する。本実施例においては、レ
バー7に駆動機構9が連結されており、コントローラ1
00の制御に応じて駆動機構9によってレバー7が図4
の左右に揺動し得るように構成されており、自動ローデ
ィングが可能とされている。また、各モータ8,32は
例えばステッピングモータで構成されており、回転速度
の可変制御が可能であると共に、任意の位置で停止させ
ることができる。モータ8,32の出力軸、即ちセンタ
3及び回転カム31の回転軸には位相センサS4,S5
が設けられているが、モータ8,32の駆動パルス信号
から直接回転角度を検出することとしてもよい。
【0036】本実施例においては、更に、バリ42の高
さを測定する変位検出装置60が設けられている。これ
は、例えば検出アーム61が機枠1に対して摺動自在に
支持され、検出アーム61の一端がラックアンドピニオ
ン機構62を介してモータ63に連結され、他端にはバ
リ42方向に指向して配置される複数の変位センサS1
(本実施例では3個)が接合されて成る。変位センサS
1としては検出対象表面に接触させるもの、光を利用す
るもの等、どのような形式のものでもよい。あるいは、
図5に示すようにアーム11に加速度センサS6を設
け、アーム11の揺動作動の加速度に基づきバリ42の
位置及び高さを測定することもできる。変位検出装置6
0の検出信号はコントローラ100に供給され、後述す
る接触子20の温度調整、ソレノイド35による付勢力
の調整、モータ8,32の駆動速度の調整等に供され
る。
【0037】前述の図1の実施例においてはスプリング
33,34の付勢力は調整不能であったが、本実施例で
は付勢力調整機構51,52が設けられている。即ち、
スプリング33は長孔を有するフレーム53に接続さ
れ、このフレーム53の長孔に一対のピン54が嵌合さ
れ、これらが機枠1に固定されている。フレーム53は
ラックアンドピニオン機構55を介してモータ56に連
結され、モータ56は機枠1に固定されている。尚、ス
プリング34側も同様に構成されているので説明は省略
する(尚、モータ57はモータ56とは異なる制御が可
能であるので異なる符号とした)。これにより、モータ
56,57が回転駆動されると、夫々に連結されたラッ
クアンドピニオン機構55を介してフレーム53が駆動
され、スプリング33,34の張力が変化する。而し
て、コントローラ100において、例えば溝41の側面
のバリ42の高さに応じてモータ56の回転角度が設定
され、スプリング33,34が夫々所定の張力に設定さ
れる。
【0038】電熱装置21は接触子20を所定温度に加
熱するものであるので、極力熱リークを防止するため、
アーム11の電熱装置21支持部近傍には空洞11bが
形成され、電熱装置21の支持部回りが薄肉とされてい
る。アーム11の先端には温度センサS2が設けられ、
温度センサS2のリード線L1及び電熱装置21のリー
ド線L2を熱から保護するため、通気性をもたせ薄い鉄
板等で形成した保護部材23が設けられている。尚、温
度センサS2は接触子20近傍の温度を継続的に測定す
るもので、この測定結果に対しコントローラ100にお
いて実験結果に基づく補正が加えられ、接触子20先端
の温度として加熱制御に供され、接触子20の先端部が
予め定められた設定温度に自動的に調整される。
【0039】更に、例えばアーム11の下部に圧力セン
サS3が固定される。即ち、ソレノイド35によってア
ーム11が樹脂成形部品40方向に揺動したときに、接
触子20が樹脂成形部品40に接触するのと略同時にソ
レノイド35に接触し、接触子20が樹脂成形部品40
に押圧されるときの付勢力と同等の付勢力が加わるよう
に、圧力センサS3が配置されており、その検出信号が
コントローラ100に供給される。
【0040】上記の構成になる本実施例のバリ処理装置
においては、コントローラ100に対する入出力は前述
の実施例より多く、例えば図7のフローチャートに示す
ように精密な制御が行なわれる。図7において、先ずス
テップ201において装置が起動され、ステップ202
にて初期化が行なわれると共に、樹脂成形部品40の材
料の軟化溶融温度T0 、バリ42の高さの許容値、モー
タ8,32の駆動速度等の初期値が設定される。続いて
ステップ203に進み、駆動機構9が駆動され、自動的
に樹脂成形部品40がセンタ2,3間に配置される。
【0041】次に、ステップ204において、樹脂成形
部品40が少くとも一回転回転駆動され、そのときの変
位センサS1の測定データに基づきバリ42の高さが読
み取られ、これに応じステップ205にてバリ処理装置
の種々の作動条件が設定される。即ち、電熱装置21に
よる接触子20の加熱温度、モータ8及び32の駆動速
度、付勢力調整機構51,52によるスプリング33,
34の付勢力及びソレノイド35による付勢力等が、バ
リ42の高さに応じて、例えばコントローラ100のメ
モリに格納されたマップに基づき、自動的に設定され
る。そして、実際の作動状態が夫々所定の許容範囲内に
あるか否かが判定され、逸脱しておれば夫々電熱装置2
1等が駆動され許容範囲内に調整される。
【0042】具体的には、ステップ206において温度
センサS2の検出温度Tと所定の温度Tkとの差の絶対
値が設定値α以下か否かが判定され、設定値αを超えて
いる場合には、ステップ207にてコントローラ100
から電熱装置21に供給する電流が変更される。そし
て、設定値α以下となればステップ208に進み、圧力
センサS3の検出圧力Pが設定値Pkと等しいか否かが
判定され、等しくなければステップ209にてソレノイ
ド35の励磁電流が調整され、付勢力が調整される。
尚、ここでは省略したが、スプリング33,34の付勢
力も付勢力調整機構51,52によって適宜調整され
る。そして、ステップ210に進み、接触子20がバリ
42の位置に到達するまでモータ8が駆動され、位相セ
ンサS4,S5がリセットされる。
【0043】而して、ステップ211にて、モータ8,
32が駆動され、樹脂成形部品40が回転した状態で接
触子20が樹脂成形部品40に当接し所定の軌跡に沿っ
て移動する。この間にバリ42が加熱押圧され溶融して
樹脂成形部品40の表面と融合する。この場合におい
て、位相センサS4,S5によってバリ42の位置を検
出し得るので、接触子20がバリ42近傍に到達する毎
にソレノイド35による付勢力を増大する等、精密な制
御が可能である。
【0044】次に、ステップ212にてそのときのバリ
42の高さHが検出され、ステップ213にて設定値H
kと比較され、これ以下と判定されればステップ214
に進みモータ8,32が停止され、ステップ215にて
樹脂成形部品40が取外される。ステップ213におい
てバリ高さHが設定値Hkを超えていると判定されたと
きには、更にステップ216に進み経過時間tが設定時
間t0 を超えたか否かが判定され、超えておれば(故障
と判定され)終了する。これに対し、設定時間t0 以下
であればステップ217にて各設定値が変更された後ス
テップ205に戻り、以後の処理が繰り返される。即
ち、本実施例においては、予め定めた設定時間t0 内に
バリ42の高さが設定値Hk以下とならない場合には、
装置が自動的に停止するように構成されている。
【0045】上記のバリ処理装置によって以下の条件で
樹脂成形部品40のバリ処理を行ない、接触面粗さ計に
よる測定及び実体顕微鏡による観察を行なった。 (1)被験対象:ガラス繊維強化ナイロン系エンジニア
リングプラスチック材料を用いた円筒ピストン形状の樹
脂成形部品(軟化点温度 >300°C、直径=18m
m、肉厚=2mm) (2)接触子:超硬合金製、直径=1.5mmの柱体 (3)接触子の付勢力:10N (4)接触子と被験対象表面との相対速度:回転方向;
約85cm/sec,軸方向;約1.9mm/sec(樹脂成形部品
を900rpmで回転させながら接触子を樹脂表面に接
触させ、約2mm/secの速度で1cm程軸方向に移動させた
後、樹脂表面から離した。) (5)接触子の先端近傍の温度:100°C乃至400
°Cの間で50°C毎に実施
【0046】上記の測定結果は、その一例を図6に示す
ように、接触子の表面温度とは無関係に、バリ部分の高
さは30μ程度から5μ程度となった。その他の場合の
実験結果も図6と略同様であるので図示は省略する。こ
れに対し、実体顕微鏡の観察によれば、接触子先端部の
表面温度を高めることの影響は顕著であり、温度200
°C以下では、バリは機械的にむしり取られたような状
態になっており、連続的な鋭い突起は存在しないもの
の、表面の小さな凹凸やガラス繊維の遊離などが見られ
た。しかし、接触子の表面温度が200°Cを超える
と、バリを処理した後の表面の状態は次第に滑らかとな
り、350°C以上では全く痕跡を残さないほど滑らか
になることが確認できた。
【0047】以上のように、本実施例によれば樹脂成形
部品のパーティングラインに沿って発生するバリは極め
て簡単に、且つ樹脂成形部品本来の、あるいはそれ以上
の滑らかな表面状態を確保することができる。また、こ
のような処理を行なうための時間は、樹脂成形部品の形
状や寸法によって異なるが、図4の実施例においては装
置への着脱時間を含めても僅か5秒程度もしくはそれ以
下に過ぎず、製品価格への影響も極めて小さい。
【0048】尚、上記実施例においてはバリ42の高さ
を測定し、その測定結果に応じて所定の制御を行なうこ
ととしているが、バリ42の幅を測定することによりバ
リ42の大きさを推定することとしてもよい。また、上
記実施例は溝41内のバリ42の処理を行なうこととし
ているが、樹脂成形部品40の一般面(円筒面)のバリ
42を含め全てのバリを処理するように構成することも
できる。アーム11の支持機構も前述の実施例に限ら
ず、例えば、上下方向に摺動自在に支持する構造として
もよい。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、請求項1に係る本発明の
バリ処理装置においては、接触子が加熱され、且つ樹脂
成形部品方向に付勢された状態で、相対移動手段及び回
転駆動手段の両者によって樹脂成形部品が接触子に対し
バリに沿って相対的に移動すると共に、バリに平行な軸
を中心に回転するように構成されているので、樹脂成形
部品のバリを確実に加熱溶融し、樹脂成形部品の外面を
滑らかに形成することができる。而して、本発明によれ
ば、樹脂成形のピストンや回転軸など、従来製作が極め
て困難と考えられていた分野への樹脂材料の利用が可能
となり、油圧関係機器類をはじめ広範囲の分野で製品の
性能向上のみならず価格低減に大きく貢献することがで
きる。
【0050】更に、請求項2に係るバリ処理装置におい
ては、測定手段及び各調整手段によってバリの大きさに
応じて接触子の温度、接触圧及び相対速度の何れかが調
整されるように構成されているので、加工条件等の変化
に容易且つ適切に対応することができる。
【0051】また、請求項3に係るバリ処理装置におい
ては、接触子が加熱され、且つ樹脂成形部品方向に付勢
された状態で、支持装置及びカム装置並びに第1及び第
2のモータによって、樹脂成形部品に対し接触子が軸方
向及びこれに直交する方向に相対的に移動するように構
成されているので、樹脂成形部品のバリを確実に加熱溶
融し、樹脂成形部品の外面を滑らかに形成することがで
きる。しかも、このバリ処理を自動的且つ短時間に行な
うことができる。
【0052】更に、請求項4に係るバリ処理装置におい
ては、変位センサ及び各調整手段によってバリの高さに
応じて接触子の温度、接触圧、並びに第1及び第2のモ
ータの駆動速度の何れかが調整されるように構成されて
いるので、加工条件等の変化に容易且つ適切に対応する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るバリ処理装置の平面図
である。
【図2】本発明の一実施例に係るバリ処理装置の部分断
面正面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るバリ処理装置における
コントローラの構成を示す回路図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るバリ処理装置の平面
図である。
【図5】本発明の他の実施例に係るバリ処理装置部分断
面正面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係るバリ処理装置におけ
るバリ処理部分を拡大して示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係るバリ処理装置による
処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例における処理対象の樹脂成形
部品が適用される自動車用ブレーキ装置のタンデムマス
タシリンダの断面図である。
【図9】本発明の一実施例における処理対象の樹脂成形
部品が適用される自動車用ブレーキ装置のタンデムマス
タシリンダの一部を示す断面図である。
【図10】本発明の一実施例における処理対象の樹脂成
形部品の斜視図である。
【符号の説明】
2,3 センタ(支持装置) 8 モータ 11 アーム(支持部材) 13,14 軸 15 カムフォロア 20 接触子 21 電熱装置(加熱手段) 30 カム装置 31 回転カム 32 モータ 35 ソレノイド(付勢装置) 40 樹脂成形部品 41 溝 42 バリ 60 変位検出装置 100 コントローラ S1 変位センサ S2 温度センサ S3 圧力センサ S4,S5 位相センサ S6 加速度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 燿廣 愛知県名古屋市緑区鳴海町字下汐田177 番地 株式会社三洋製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−264309(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面にバリを有する樹脂成形部品に対
    し、前記バリを加熱処理して前記樹脂成形部品の外面を
    滑らかに形成する樹脂成形部品のバリ処理装置におい
    て、前記樹脂成形部品の少くとも前記バリに接触する位
    置に配置する接触子と、該接触子を前記樹脂成形部品の
    略溶融温度に加熱する加熱手段と、前記接触子を前記樹
    脂成形部品方向に付勢する付勢手段と、前記樹脂成形部
    品及び前記接触子の一方を他方に対して少くとも前記バ
    リに沿って相対的に移動させる相対移動手段と、前記樹
    脂成形部品を前記接触子に対して前記バリに平行な軸を
    中心に回転させる回転駆動手段とを備えたことを特徴と
    する樹脂成形部品のバリ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂成形部品のバリの大きさを測定
    する測定手段と、該測定手段の測定結果に応じて前記付
    勢手段の付勢力を調整する付勢力調整手段、前記測定手
    段の測定結果に応じて前記加熱手段の加熱温度を調整す
    る加熱温度調整手段、並びに前記測定手段の測定結果に
    応じて前記相対移動手段による移動速度及び前記回転駆
    動手段による回転速度を調整する速度調整手段のうちの
    少くとも一つの調整手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の樹脂成形部品のバリ処理装置。
  3. 【請求項3】 外面にバリを有する樹脂成形部品に対
    し、前記バリを加熱処理して前記樹脂成形部品の外面を
    滑らかに形成する樹脂成形部品のバリ処理装置におい
    て、前記樹脂成形部品を前記バリに平行な軸を中心に回
    動可能に支持する支持装置と、前記樹脂成形部品を前記
    軸を中心に回転駆動する第1のモータと、前記樹脂成形
    部品の少くとも前記バリに接触する位置に配置し、接触
    部を前記樹脂成形部品の硬度より大の硬度を有する材料
    で形成した接触子と、該接触子を前記樹脂成形部品に対
    して水平及び垂直方向に移動可能に支持する支持部材
    と、該支持部材を前記接触子が前記樹脂成形部品に接触
    する方向に付勢する付勢装置と、前記接触子が前記バリ
    に沿って所定領域を水平及び垂直方向に移動するように
    前記支持部材を案内するカム装置と、該カム装置を駆動
    する第2のモータと、前記接触子を前記樹脂成形部品の
    略溶融温度に加熱する電熱装置とを備えたことを特徴と
    する樹脂成形部品のバリ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記樹脂成形部品のバリの高さを測定す
    る変位センサと、該変位センサの測定結果に応じて前記
    付勢装置の付勢力を調整する付勢力調整手段、前記変位
    センサの測定結果に応じて前記電熱装置の加熱温度を調
    整する加熱温度調整手段、並びに前記変位センサの測定
    結果に応じて前記第1及び第2のモータの駆動速度を調
    整する速度調整手段のうちの少くとも一つの調整手段を
    備えたことを特徴とする請求項3記載の樹脂成形部品の
    バリ処理装置。
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