JP2748088B2 - 冷却水放流塔 - Google Patents
冷却水放流塔Info
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- JP2748088B2 JP2748088B2 JP6041391A JP4139194A JP2748088B2 JP 2748088 B2 JP2748088 B2 JP 2748088B2 JP 6041391 A JP6041391 A JP 6041391A JP 4139194 A JP4139194 A JP 4139194A JP 2748088 B2 JP2748088 B2 JP 2748088B2
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- discharge tower
- water discharge
- weir
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F25/00—Component parts of trickle coolers
- F28F25/02—Component parts of trickle coolers for distributing, circulating, and accumulating liquid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、使用後の冷却水をバッ
クプレッシャー室を介して放流するよう構成した冷却水
放流塔に関するものである。
クプレッシャー室を介して放流するよう構成した冷却水
放流塔に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、大型プラントの冷却システムに
おいては、管路のキャビテーションを未然に防止する目
的で、使用後の冷却水を放流する際に上流配管にバック
プレッシャーを作用させるべく、図８に示す如き構造の
冷却水放流塔Ａが採用されている。この冷却水放流塔Ａ
では、使用後の冷却水は配管Ｐｉを通ってバックプレッ
シャー室Ｂに流入し、こののち堰Ｃを越えた冷却水は放
水路Ｄを落下して行き、次いで配管Ｐｏを介して海等に
放流される。
おいては、管路のキャビテーションを未然に防止する目
的で、使用後の冷却水を放流する際に上流配管にバック
プレッシャーを作用させるべく、図８に示す如き構造の
冷却水放流塔Ａが採用されている。この冷却水放流塔Ａ
では、使用後の冷却水は配管Ｐｉを通ってバックプレッ
シャー室Ｂに流入し、こののち堰Ｃを越えた冷却水は放
水路Ｄを落下して行き、次いで配管Ｐｏを介して海等に
放流される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
冷却水放流塔Ａでは、堰Ｃから一気に落下する冷却水を
減勢させる目的で、図示するように放水路Ｄを放物線形
状に形成しているのであるが、このためには肉厚の大き
なダムの如き壁Ｅを構築する必要があり、もって冷却水
放流塔を建設する場合には、コストの増大を招くばかり
でなく広大な用地をも必要とする不都合があった。本発
明は、上記実状に鑑みて、建設に関わるコストや建設用
地を可及的に抑制し得る冷却水放流塔を提供することを
目的とするものである。
冷却水放流塔Ａでは、堰Ｃから一気に落下する冷却水を
減勢させる目的で、図示するように放水路Ｄを放物線形
状に形成しているのであるが、このためには肉厚の大き
なダムの如き壁Ｅを構築する必要があり、もって冷却水
放流塔を建設する場合には、コストの増大を招くばかり
でなく広大な用地をも必要とする不都合があった。本発
明は、上記実状に鑑みて、建設に関わるコストや建設用
地を可及的に抑制し得る冷却水放流塔を提供することを
目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明に関わる冷
却水放流塔では、バックプレッシャー室に設けられた堰
の下方域に、この堰から越流した冷却水が順次落下する
態様で、複数個の減勢用棚板を上下方向に沿って並設す
ることにより上記目的を達成している。
却水放流塔では、バックプレッシャー室に設けられた堰
の下方域に、この堰から越流した冷却水が順次落下する
態様で、複数個の減勢用棚板を上下方向に沿って並設す
ることにより上記目的を達成している。
【０００５】
【作用】上記構成によれば、バックプレッシャー室から
堰を越流した冷却水は、複数個の減勢用棚板へ順次落下
する毎に、徐々に落下エネルギーを失って行くこととな
る。
堰を越流した冷却水は、複数個の減勢用棚板へ順次落下
する毎に、徐々に落下エネルギーを失って行くこととな
る。
【０００６】
【実施例】以下、一実施例を示す図面に基づいて、本発
明を詳細に説明する。図１ないし図７は、海水を冷却水
に使用している大型プラントの冷却システムに、本発明
に関わる冷却水放流塔を適用した例を示している。
明を詳細に説明する。図１ないし図７は、海水を冷却水
に使用している大型プラントの冷却システムに、本発明
に関わる冷却水放流塔を適用した例を示している。
【０００７】この冷却水放流塔１は、図１ないし図７に
示すように、所定の用地Ｇに建設された略箱形状を呈す
る大型の建造物であり、建設用地Ｇに打設された複数本
のパイル上に鉄筋コンクリートによって構築されてい
る。因みに、実施例に示した冷却水放流塔１の地上高は
１２ｍを越えており、また周囲の一辺も８ｍを越えてい
る。
示すように、所定の用地Ｇに建設された略箱形状を呈す
る大型の建造物であり、建設用地Ｇに打設された複数本
のパイル上に鉄筋コンクリートによって構築されてい
る。因みに、実施例に示した冷却水放流塔１の地上高は
１２ｍを越えており、また周囲の一辺も８ｍを越えてい
る。
【０００８】上記冷却水放流塔１は、環境対策上、油分
を含む冷却水の第１放流塔１０と、油分を含まない冷却
水の第２放流塔２０とを具備しており、これらの第１放
流塔１０および第２放流塔２０は、共通の仕切壁２を挟
んで隣接する態様で、互いに一体に構築されている。
を含む冷却水の第１放流塔１０と、油分を含まない冷却
水の第２放流塔２０とを具備しており、これらの第１放
流塔１０および第２放流塔２０は、共通の仕切壁２を挟
んで隣接する態様で、互いに一体に構築されている。
【０００９】上記第１放流塔１０は、バックプレッシャ
ー室１０Ａと放流室１０Ｂと有しており、これらバック
プレッシャー室１０Ａと放流室１０Ｂとは、隔壁１１を
挟んで隣設され、上記隔壁１１の上縁部には堰１１Ａが
構成されている。
ー室１０Ａと放流室１０Ｂと有しており、これらバック
プレッシャー室１０Ａと放流室１０Ｂとは、隔壁１１を
挟んで隣設され、上記隔壁１１の上縁部には堰１１Ａが
構成されている。
【００１０】また、図６に示すように、上記バックプレ
ッシャー室１０Ａには、冷却水導入用の配管１２が接続
されている一方、上記放流室１０Ｂにはピット１３を介
して冷却水放流用の配管１４が接続されている。
ッシャー室１０Ａには、冷却水導入用の配管１２が接続
されている一方、上記放流室１０Ｂにはピット１３を介
して冷却水放流用の配管１４が接続されている。
【００１１】さらに、上記放流室１０Ｂにおける内部空
間には、複数の減勢用棚板１５Ａ，１５Ｂ，１５Ｃ．１
５Ｄが設けられており、これら減勢用棚板１５Ａ〜１５
Ｄは略水平面に沿って展開する態様で形成されていると
ともに、上方から観た場合に解放側の縁部が互いに重な
り合う如き位置態様で上下方向に並設されている。
間には、複数の減勢用棚板１５Ａ，１５Ｂ，１５Ｃ．１
５Ｄが設けられており、これら減勢用棚板１５Ａ〜１５
Ｄは略水平面に沿って展開する態様で形成されていると
ともに、上方から観た場合に解放側の縁部が互いに重な
り合う如き位置態様で上下方向に並設されている。
【００１２】一方、図７に示すように上記第２放流塔２
０は、バックプレッシャー室２０Ａと放流室２０Ｂと有
しており、これらバックプレッシャー室２０Ａと放流室
２０Ｂとは、隔壁２１を挟んで隣設され、上記隔壁２１
の上縁部には堰２１Ａが構成されている。
０は、バックプレッシャー室２０Ａと放流室２０Ｂと有
しており、これらバックプレッシャー室２０Ａと放流室
２０Ｂとは、隔壁２１を挟んで隣設され、上記隔壁２１
の上縁部には堰２１Ａが構成されている。
【００１３】また、上記バックプレッシャー室２０Ａに
は、冷却水導入用の配管２２が接続されている一方、上
記放流室２０Ｂにはピット２３を介して冷却水放流用の
配管２４が接続されている。
は、冷却水導入用の配管２２が接続されている一方、上
記放流室２０Ｂにはピット２３を介して冷却水放流用の
配管２４が接続されている。
【００１４】さらに、上記放流室２０Ｂにおける内部空
間には、複数の減勢用棚板２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃ．２
５Ｄが設けられており、これら減勢用棚板２５Ａ〜２５
Ｄは略水平面に沿って展開する態様で形成されていると
ともに、上方から観た場合に解放側の縁部が互いに重な
り合う如き位置態様で上下方向に並設されている。な
お、上記第２放流塔２０の基本的な構成は、上述した第
１放流塔１０と同じである。
間には、複数の減勢用棚板２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃ．２
５Ｄが設けられており、これら減勢用棚板２５Ａ〜２５
Ｄは略水平面に沿って展開する態様で形成されていると
ともに、上方から観た場合に解放側の縁部が互いに重な
り合う如き位置態様で上下方向に並設されている。な
お、上記第２放流塔２０の基本的な構成は、上述した第
１放流塔１０と同じである。
【００１５】また、上記第１放流塔１０のバックプレッ
シャー室１０Ａ、および第２放流塔２０におけるバック
プレッシャー室２０Ａの上方には、共にネット３，３が
取付けられており、また放流室１０Ｂと放流室２０Ｂと
の上方は、周壁と一体に構築された天板４によって覆わ
れており、上記天板４の周縁には手摺り５が取付けられ
ている。
シャー室１０Ａ、および第２放流塔２０におけるバック
プレッシャー室２０Ａの上方には、共にネット３，３が
取付けられており、また放流室１０Ｂと放流室２０Ｂと
の上方は、周壁と一体に構築された天板４によって覆わ
れており、上記天板４の周縁には手摺り５が取付けられ
ている。
【００１６】図６に示す如く、上記構成の冷却水放流塔
１の第１放流塔１０において、配管１２を介してのバッ
クプレッシャー室１０Ａに導入された使用後の冷却水１
００は、一旦バックプレッシャー室１０Ａにおいて貯溜
されたのち、堰１１Ａを越流して放流室１０Ｂへ流れ落
ちる。
１の第１放流塔１０において、配管１２を介してのバッ
クプレッシャー室１０Ａに導入された使用後の冷却水１
００は、一旦バックプレッシャー室１０Ａにおいて貯溜
されたのち、堰１１Ａを越流して放流室１０Ｂへ流れ落
ちる。
【００１７】上記堰１１Ａを越流した冷却水は、まず矢
印ａで示すように減勢用棚板１５Ａに落下し、こののち
矢印ｂ，ｃ，ｄ，ｅで示す如く減勢用棚板１５Ｂ，１５
Ｃ，１５Ｄへと次々に落下して行く。
印ａで示すように減勢用棚板１５Ａに落下し、こののち
矢印ｂ，ｃ，ｄ，ｅで示す如く減勢用棚板１５Ｂ，１５
Ｃ，１５Ｄへと次々に落下して行く。
【００１８】このとき、堰１１Ａを越流して放流室１０
Ｂに流れ込んだ冷却水は、上記減勢用棚板１５Ａ〜１５
Ｄへ落下する毎に、各１５Ａ〜１５Ｄに対する衝突を繰
り返すことによって、徐々に落下エネルギーを失って行
くこととなる。
Ｂに流れ込んだ冷却水は、上記減勢用棚板１５Ａ〜１５
Ｄへ落下する毎に、各１５Ａ〜１５Ｄに対する衝突を繰
り返すことによって、徐々に落下エネルギーを失って行
くこととなる。
【００１９】上記放流室１０Ｂの底部にまで流れ落ちた
冷却水は、ピット１３を通過したのち、配管１４を介し
て図示していない処理設備を通って海へ放流される。
冷却水は、ピット１３を通過したのち、配管１４を介し
て図示していない処理設備を通って海へ放流される。
【００２０】一方、図７に示すように、上記構成の冷却
水放流塔１の第２放流塔２０において、配管２２を介し
てバックプレッシャー室２０Ａに導入された使用後の冷
却水１００は、一旦バックプレッシャー室２０Ａに貯溜
されたのち、堰２１Ａを越流して放流室２０Ｂへ流れ落
ちる。
水放流塔１の第２放流塔２０において、配管２２を介し
てバックプレッシャー室２０Ａに導入された使用後の冷
却水１００は、一旦バックプレッシャー室２０Ａに貯溜
されたのち、堰２１Ａを越流して放流室２０Ｂへ流れ落
ちる。
【００２１】上記堰２１Ａを越流した冷却水は、まず矢
印ｈで示すように減勢用棚板２５Ａに落下し、こののち
矢印ｉ，ｊ，ｋ，ｌで示す如く減勢用棚板２５Ｂ，２５
Ｃ，２５Ｄへと次々に落下して行く。
印ｈで示すように減勢用棚板２５Ａに落下し、こののち
矢印ｉ，ｊ，ｋ，ｌで示す如く減勢用棚板２５Ｂ，２５
Ｃ，２５Ｄへと次々に落下して行く。
【００２２】このとき、堰２１Ａを越流して放流室２０
Ｂに流れ込んだ冷却水は、上記減勢用棚板２５Ａ〜２５
Ｄへ落下する毎に、各２５Ａ〜２５Ｄに対する衝突を繰
り返すことによって、徐々に落下エネルギーを失って行
くこととなる。
Ｂに流れ込んだ冷却水は、上記減勢用棚板２５Ａ〜２５
Ｄへ落下する毎に、各２５Ａ〜２５Ｄに対する衝突を繰
り返すことによって、徐々に落下エネルギーを失って行
くこととなる。
【００２３】上記放流室２０Ｂの底部にまで流れ落ちた
冷却水は、ピット２３を通過したのち、配管２４を介し
て直接に海へ、あるいは図示していない処理設備を通っ
て海へ放流される。
冷却水は、ピット２３を通過したのち、配管２４を介し
て直接に海へ、あるいは図示していない処理設備を通っ
て海へ放流される。
【００２４】上述したように、本発明に関わる冷却水放
流塔１では、多層に亘る減勢用棚板を介して冷却水を落
下させることにより、冷却水のエネルギーを段階的に減
勢しているので、放流塔を構成している各壁板の肉厚や
スラブの厚さを小さくすることができる。
流塔１では、多層に亘る減勢用棚板を介して冷却水を落
下させることにより、冷却水のエネルギーを段階的に減
勢しているので、放流塔を構成している各壁板の肉厚や
スラブの厚さを小さくすることができる。
【００２５】言い換えれば、放物線形状の放水路を採用
した従来の冷却水放流塔におけるダムの如き壁を要する
ことなく、バックプレッシャー室から堰を越流して落下
する冷却水を減勢することができるので、試算によれば
冷却水放流塔１の構築に必要とする打設コンクリートの
総量は、従来構造の冷却水放流塔に比較して略６０％減
少し、もって建設に関わるコストを大幅に低減させるこ
とができる。
した従来の冷却水放流塔におけるダムの如き壁を要する
ことなく、バックプレッシャー室から堰を越流して落下
する冷却水を減勢することができるので、試算によれば
冷却水放流塔１の構築に必要とする打設コンクリートの
総量は、従来構造の冷却水放流塔に比較して略６０％減
少し、もって建設に関わるコストを大幅に低減させるこ
とができる。
【００２６】また、本発明に関わる冷却水放流塔１で
は、上下方向に沿って並設した減勢用棚板によって落下
する冷却水を減勢しているで、放物線形状の放水路を採
用した従来の冷却水放流塔に比較して、建設に要する用
地の面積が少なくて済む。
は、上下方向に沿って並設した減勢用棚板によって落下
する冷却水を減勢しているで、放物線形状の放水路を採
用した従来の冷却水放流塔に比較して、建設に要する用
地の面積が少なくて済む。
【００２７】さらに、上述した冷却水放流塔１において
は、仕切壁２を共通として第１放流塔１０と第２放流塔
２０とを一体に構築しているので、２基の放流塔を互い
に独立させて構築した場合と比較して、建設コストおよ
び建設用地の面積を可及的に削減することができる。
は、仕切壁２を共通として第１放流塔１０と第２放流塔
２０とを一体に構築しているので、２基の放流塔を互い
に独立させて構築した場合と比較して、建設コストおよ
び建設用地の面積を可及的に削減することができる。
【００２８】また、図８に示した従来の冷却水放流塔Ａ
においては、冷却水が堰Ｃから一気に落下する際に上が
った飛沫が、放流塔Ａの近傍に設けられた建屋や装置に
掛かることにより、特に冷却水として海水を用いている
冷却システムにおいて腐食の原因となっていた。
においては、冷却水が堰Ｃから一気に落下する際に上が
った飛沫が、放流塔Ａの近傍に設けられた建屋や装置に
掛かることにより、特に冷却水として海水を用いている
冷却システムにおいて腐食の原因となっていた。
【００２９】これに対して、本発明に関わる冷却水放流
塔１では、上述したようにバックプレッシャーから堰を
越流した冷却水は、壁によって囲まれた放流室の内部を
落下して行くので、海水等の冷却水が冷却水放流塔１の
外部に飛散することはなく、冷却水の付着によって建屋
や装置が腐食する等の不都合が未然に防止される。
塔１では、上述したようにバックプレッシャーから堰を
越流した冷却水は、壁によって囲まれた放流室の内部を
落下して行くので、海水等の冷却水が冷却水放流塔１の
外部に飛散することはなく、冷却水の付着によって建屋
や装置が腐食する等の不都合が未然に防止される。
【００３０】なお、本発明に関わる冷却水放流塔は、実
施例に示した如く海水を冷却水に用いた大型プラントの
冷却システムのみならず、河川水等を用いた冷却システ
ムの放流塔としても有効に適用し得ることは言うまでも
ない。
施例に示した如く海水を冷却水に用いた大型プラントの
冷却システムのみならず、河川水等を用いた冷却システ
ムの放流塔としても有効に適用し得ることは言うまでも
ない。
【００３１】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明に関わる冷
却水放流塔では、バックプレッシャー室に設けられた堰
の下方域に、この堰から越流した冷却水が順次落下する
態様で、複数個の減勢用棚板を上下方向に沿って並設し
ているため、バックプレッシャー室から堰を越流した冷
却水は、複数個の減勢用棚板に落下する毎に徐々にエネ
ルギーを失って行くこととなる。すなわち、本発明に関
わる冷却水放流塔によれば、放物線形状の放水路を採用
した従来の冷却水放流塔におけるダムの如き壁を要する
ことなく、バックプレッシャー室から堰を越流して落下
する冷却水を減勢することができ、もって冷却水放流塔
の建設に関わるコストや建設用地の増大を可及的に抑制
することが可能となった。
却水放流塔では、バックプレッシャー室に設けられた堰
の下方域に、この堰から越流した冷却水が順次落下する
態様で、複数個の減勢用棚板を上下方向に沿って並設し
ているため、バックプレッシャー室から堰を越流した冷
却水は、複数個の減勢用棚板に落下する毎に徐々にエネ
ルギーを失って行くこととなる。すなわち、本発明に関
わる冷却水放流塔によれば、放物線形状の放水路を採用
した従来の冷却水放流塔におけるダムの如き壁を要する
ことなく、バックプレッシャー室から堰を越流して落下
する冷却水を減勢することができ、もって冷却水放流塔
の建設に関わるコストや建設用地の増大を可及的に抑制
することが可能となった。
【図１】本発明に関わる冷却水放流塔を示す全体斜視
図。
図。
【図２】本発明に関わる冷却水放流塔を示す全体平面
図。
図。
【図３】図２中の III−III 線断面図。
【図４】図２中のIV−IV線断面図。
【図５】図３中の V−V 線断面図。
【図６】図２中のVI−VI線断面図。
【図７】図２中の VII−VII 線断面図。
【図８】従来の冷却水放流塔を示す全体断面図。
１…冷却水放流塔、 １０…第１放流塔、 １０Ａ…バックプレッシャー室、 １０Ｂ…放流室、 １１Ａ…堰、 １５Ａ，１５Ｂ，１５Ｃ．１５Ｄ…減勢用棚板、 ２０…第２放流塔、 ２０Ａ…バックプレッシャー室、 ２０Ｂ…放流室、 ２１Ａ…堰、 ２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃ．２５Ｄ…減勢用棚板、 １００…冷却水。
Claims (1)
- 【請求項１】 使用後の冷却水を貯溜するバックプ
レッシャー室を備え、上記バックプレッシャー室から堰
を越流した冷却水を自由落下させて放流するよう構成し
た冷却水放流塔であって、 上記堰の下方域に、上記堰から越流した冷却水が順次落
下する態様で、複数個の減勢用棚板を上下方向に沿って
並設したことを特徴とする冷却水放流塔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6041391A JP2748088B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 冷却水放流塔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6041391A JP2748088B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 冷却水放流塔 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07252951A JPH07252951A (ja) | 1995-10-03 |
| JP2748088B2 true JP2748088B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12607082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6041391A Expired - Fee Related JP2748088B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 冷却水放流塔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2748088B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013164198A1 (de) * | 2012-04-30 | 2013-11-07 | Siemens Aktiengesellschaft | Zellenkühlturm |
| DE102012024814A1 (de) * | 2012-12-19 | 2014-06-26 | Thyssenkrupp Industrial Solutions Ag | Kühlwasseraustrittssystem |
| CN104912174B (zh) * | 2015-05-25 | 2017-02-01 | 浙江浙牌科技有限公司 | 安装方便的高强度跌水井 |
| CN111851707B (zh) * | 2020-07-21 | 2021-10-19 | 国家电网有限公司 | 高落差小管径工况的双入流口对流式消能跌水井 |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP6041391A patent/JP2748088B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07252951A (ja) | 1995-10-03 |
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