JP2747691B2 - 住宅情報盤 - Google Patents
住宅情報盤Info
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- JP2747691B2 JP2747691B2 JP61312627A JP31262786A JP2747691B2 JP 2747691 B2 JP2747691 B2 JP 2747691B2 JP 61312627 A JP61312627 A JP 61312627A JP 31262786 A JP31262786 A JP 31262786A JP 2747691 B2 JP2747691 B2 JP 2747691B2
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- message lamp
- signal
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- handset
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Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は、住宅情報盤の改良に関する。
[背景技術]
集合住宅などに使用される住宅情報盤は、各住戸内の
火災やガス漏れを検知し通報する機能を有する他、共同
玄関側に設けたロビーインターホンや管理人室側に設け
た警報監視盤との相互通話時に使用するハンドセットを
有した構成とされ、更に来客などに対しては共同玄関側
に設けた電気錠を解錠できるようになっている。 第7図は、住宅情報盤100、ロビーインターホン101、
警報監視盤102間で相互の通話と、共同玄関ドア103の解
錠を行えるようにした集合住宅の監視システムの概略構
成を示したもので、ドアホン子器104は各住戸の玄関に
設けられ、住戸内の住宅情報盤100と相互通話を可能に
している。 ところで、このような監視システムに使用されている
従来の住宅情報盤は、管理人室側の警報監視盤102から
の住戸呼出信号を入力するとメッセージランプをそのま
ま点灯させ、住戸人が応答しなければメッセージランプ
をそのまま点灯保持させる方式とされていたために、メ
ッセージランプの点灯を保持する必要のない場合もその
表示を消す方法がなく不便なものとなっている。 [発明の目的] 本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、
管理人室から呼出信号を送出したときにメッセージラン
プを点灯させ、その呼出信号が保持されている間に、住
戸側で応答したとき、あるいは応答がなかったときに
は、管理人室から消灯信号を送出して、メッセージラン
プの点灯、消灯が出来るようにした住宅情報盤を提供す
ることを目的としている。 [発明の開示] 上記目的を達成するため提案される本発明(請求項
1)は、共同玄関に設けられロビーインターホン又は管
理人室に設けられた警報監視盤からの呼出信号を受けて
呼出音を出力させ、ロビーインターホン又は情報監視盤
との間で相互通話を行う住宅情報盤において、上記住宅
情報盤は、少なくともハンドセットアップ検知回路と、
メッセージランプを有したメッセージランプ点灯制御回
路とを備え、上記メッセージランプ点灯制御回路は、上
記警報監視盤からの呼出信号の立ち上がり時に発生する
メッセージランプ点灯信号を受けるとメッセージランプ
を点灯させる一方、上記警報監視盤からの呼出信号が保
持されている間は、ハンドセットアップ検知回路がハン
ドセットの取り上げを検知するまで、また、上記警報監
視盤からの呼出信号が保持されている間に、ハンドセッ
トアップ検知回路がハンドセットの取り上げを検知しな
かったときには、上記警報監視盤からメッセージランプ
消灯信号を受けるまでは、その点灯は保持させる構成と
している。 また、請求項2において提案された発明は、請求項1
の構成に更に、ハンドセットアップ検知回路がハンドセ
ットの取り上げを検知しているときに、管理呼出スイッ
チが操作されたときには、警報監視盤を呼出して通話を
可能にする構成としている。 更に、請求項3において提案された発明は、共同玄関
に設けられたロビーインターホン又は管理人室に設けら
れた警報監視盤からの呼出信号を受けて呼出音を出力さ
せ、ロビーインターホン又は警報監視盤との間で相互通
話を行う住宅情報盤において、住宅情報盤は、少なくと
もハンドセットアップ検知回路と、メッセージランプを
有したメッセージランプ点灯制御回路と、管理呼出スイ
ッチとを備え、メッセージランプ点灯制御回路は、上記
警報監視盤からの呼出信号の立ち上がり時にメッセージ
ランプを点灯させる。また、このとき点灯したメッセー
ジランプは、警報監視盤からの呼出信号が保持されてい
る間は、ハンドセットアップ検知回路がハンドセットの
取り上げを検知するまで、また、警報監視盤からの呼出
信号が保持されている間に、ハンドセットアップ検知回
路がハンドセットの持ち上げを検知しなかった場合に
は、管理呼出スイッチが操作されるまで、あるいは警報
監視盤から再度の呼出を受けて呼出信号が再び立ち上が
るまでは、その点灯が保持される構成としている。 [実施例] 以下に、添付図を参照して本発明の一実施例を説明す
る。 第1図、請求項1、2に記載の本発明の住宅情報盤の
基本的な構成を示したものである。 この住宅情報盤Aは、ロビーインターホン、警報監視
盤(不図示)などから制御信号ラインを介して送出され
る制御信号と、住宅情報盤側より発生された制御信号を
入出力する伝送ユニット1と、警報監視盤側から住戸呼
出信号を受けた時に呼出音を発生する呼出音発生回路6
と、警報監視盤側から送出されるメッセージランプ点
灯、消灯信号によりメッセージランプ4を鉄塔、消灯制
御するメッセージランプ点灯制御回路2と、ハンドセッ
トの取り上げを検知して、呼出音発生回路6より出力さ
れる呼出音の発生を停止するハンドセットアップ検出回
路5と、警報監視盤を呼出す時に操作する管理呼出スイ
ッチ3を備えている。 第2図は、請求項1に記載された本発明の住宅情報盤
の基本的な動作を説明するタイムチャートである。 警報監視盤から住戸呼出信号とメッセージランプ点灯
信号を入力すると、メッセージランプ4が点灯し、同時
に呼出発生回路6より呼出音が出力される。この呼出に
対して住戸人がハンドセットを取り上げると、呼出音は
停止し、同時にメッセージランプ4も消灯する。住戸呼
出信号は、通話が継続すると延長され、通話の終了時に
出力は停止する。(以上を第2図に、モードIとして示
す)。 警報監視盤側からの呼出時、つまり住戸呼出信号と同
時にメッセージランプ点灯信号を受けたときに住戸人が
不在の場合は、呼出音が所定時間tだけ継続して出力さ
れ、その時間tの間、呼出信号は継続した後、出力を停
止する。 この時、住戸人はハンドセットを取り上げることはな
いので、メッセージランプ4は点灯状態を保持してい
る。そして、このような呼出の後、管理人側で住戸人の
呼出が不要になると、管理人が警報監視盤側からメッセ
ージランプ消灯信号を送出すれば、点灯保持されていた
メッセージランプ4を消灯できる(以上を第2図に、モ
ードIIとして示す)。 第3図は、第1図の構成を更に具体的に示す回路であ
り、2で囲んだ部分がメッセージランプ点灯制御回路で
ある。 この実施例では、伝送ユニット1は、4つのホトカプ
ラPC1〜PC4を有しており、PC1は住戸呼出信号を受ける
とONとなり、PC3,PC4はそれぞれ警報監視盤側からのメ
ッセージランプ点灯、消灯信号を受けてONとなり、PC2
は住戸人が警報監視盤側を呼出すために管理呼出スイッ
チ3を操作した時にONとなる構成となっている。 メッセージランプ点灯制御回路2は、図に示したよう
に、RSフリップフロップ2aと、ANDゲート1、NOTゲート
1,2、ORゲート1及びダイオードD1〜D3を接続して構成
されており、RSフリップフロップ2aの出力にはメッセ
ージランプ4が接続される。一方、管理呼出スイッチ3
の出力は非操作時はプルアップ抵抗R4により「H」とな
ってORゲート1に入力されている。 基本的な動作を第4図を参照して説明すると、警報監
視盤側から住戸呼出信号とメッセージランプ点灯信号を
送出した時には、ホトカプラPC1,PC3がONとなるので呼
出音発生回路6を作動させて呼出音を出力し、同時にRS
フリップフロップ2aをセットして、その出力を「L」
に反転させてメッセージランプ4を点灯させる。 このような警報監視盤側の呼出に対して、住戸呼出信
号が出力保持されている時間tの間に、住戸人がハンド
セットを取り上げて応答すると、ハンドセットアップ検
知回路5の出力が「H」となり、この結果、ANDゲート
1を介してRSフリップフロップ2aにはリセットパルスが
送出されて、その出力を「H」に反転するので、メッ
セージランプ4は消灯し、同時にハンドセットアップ検
知回路5から呼出音発生回路6にはリセット信号が送ら
れ、呼出音は停止する。 そして、ハンドセットを取り上げたままで管理呼出スイ
ッチ3を操作すると、ORゲート1の出力は「L」とな
り、ホトカプラPC2をONにして警報監視盤に管理呼出信
号を送出して管理人を呼出し、管理人がこれに応答する
と通話が可能となる(請求項2)。また、住戸人がハン
ドセットを取り上げて通話を接続している間は、住戸呼
出信号が継続し、通話が終了すると住戸呼出信号が停止
する(以上、第4図において、モードIとして示す)。 一方、以上のような警報監視盤の呼出に対して、住戸
人が不在の時は、住戸呼出信号によりホトカプラPC1がO
Nとなって呼出音が出力され、メッセージランプ点灯信
号によりホトカプラPC3がONとなってメッセージランプ
4を点灯状態に保持するが、ハンドセットは取り上げら
れることがないために、メッセージランプ4は消灯され
ず、呼出音が所定の時間tだけ継続した後に停止する。
同様に住戸呼出信号もt時間だけ継続した後に停止す
る。 このような呼出を行った後、警報監視盤側が住戸人を
呼出す必要がなくなった場合は、メッセージランプ消灯
信号を送出し、ホトカプラPC4をONさせる。この結果、R
Sフリップフロップ2aはリセットされ、その出力を
「H」にしてメッセージランプ4を消灯して呼出をキャ
ンセルできる(以上、第4図において、モードIIとして
示す)。 第5図は、請求項3に記載された本発明の具体的な実
施例を示したものである。 この実施例では、伝送ユニット1には2つのホトカプ
ラPC1,PC2を設けている。 メッセージランプ点灯制御回路2′は、JKフリップフ
ロップ2a′と、ANDゲート1′、ORゲート1′、NOTゲー
ト1′,2′を及びダイオードD1′〜D3′、抵抗R1′〜R
3′を図示のように接続して構成されている。 ここに、JKフリップフロップ2a′は、そのJK出力を
「H」レベルに保持し、クロック入力端子よりホトカプ
ラPC1の出力をクロック信号として入力しており、この
ためクロック信号を受ける毎にその出力を反転させ
る。 ホトカプラPC1は住戸呼出信号を受けた時にONとな
り、ホトカプラPC2はハンドセットを取り上げ、管理呼
出スイッチ3を操作して管理呼出信号を出力した時にON
となる。また、ハンドセットアップ検知回路5はハンド
セットの取り上げ時には「H」、セット時には「L」信
号を出力する。 また、この実施例の基本的な動作は、第6図のタイム
チャートに示した通りであり、モードIでは、住戸呼出
信号があると、ホトカプラPC1がONとなり、呼出音発生
回路6を作動して呼出音が出力され、同時にJKフリップ
フロップ2a′をセットするので、その出力は「L」と
なってメッセージランプ4を点灯させる。 住戸呼出信号が所定時間tだけ保持されている間に、
住戸人がハンドセットを取り上げると、ANDゲート1′
の出力は「H」となり、JKフリップフロップ2a′にリセ
ット信号を出力するのでメッセージランプ4は消灯して
通話が可能となる。 モードIIでは、警報監視盤側から送出された住戸呼出
信号の出力が所定の時間tだけ継続し、停止した後もメ
ッセージランプ4が点灯保持しているときに、警報監視
盤を呼出して通話を行うために、住戸人がハンドセット
を取り上げて管理呼出スイッチ3を操作したときにメッ
セージランプ4が消灯する。 また、モードIIIでは、警報監視盤側が住戸人を呼出
した後、その呼出の必要がなくなった場合に警報監視盤
から同じ住戸呼出信号を再度送出して、この2度目の住
戸呼出信号によりJKフリップフロップ2a′にクロック信
号が入力し、出力を「H」に反転させることによって
メッセージランプ4を消灯させる。 [発明の効果] 以上の説明から理解されるように、本発明の住宅情報
盤によれば、請求項1,2のいずれにおいても、警報監視
盤から呼出を行えばメッセージランプを自動的に点灯さ
せ、このようにしてメッセージランプを点灯させた後
は、所定の時間の間にハンドセットを取り上げて応答す
るだけで消灯でき、所定の時間を経過してもハンドセッ
トの取り上げによる応答がない場合には、警報監視盤か
らの消灯信号によって、消灯させることができる。 したがって、メッセージランプにより、不在の住戸人
に対しても、警報監視盤からの呼出を確実に伝達するこ
とができるとともに、この呼出が不要となった場合に
は、警報監視盤側からいつでも、メッセージランプを消
灯することができるので、すこぶる利便である。 また、請求項3に記載された住宅情報盤によれば、警
報監視盤から呼出を行えばメッセージランプを自動的に
点灯させ、このようにしてメッセージランプを点灯させ
た後は、所定の時間の間にハンドセットを取り上げて応
答するだけで消灯でき、所定の時間を経過してもハンド
セットの取り上げて応答がない場合には、管理呼出スイ
ッチを操作して警報監視盤を呼出したとき、あるいは警
報監視盤から再度の呼出しを受けたときに消灯させるこ
とができる。 したがって、メッセージランプにより、不在の住戸人
に対しても、警報監視盤からの呼出を確実に伝達するこ
とができるとともに、住宅情報盤側から警報監視盤を呼
出したとき、あるいは警報監視盤から再度の呼出がなさ
れたときに、点灯していたメッセージランプを確実に消
灯できる。
火災やガス漏れを検知し通報する機能を有する他、共同
玄関側に設けたロビーインターホンや管理人室側に設け
た警報監視盤との相互通話時に使用するハンドセットを
有した構成とされ、更に来客などに対しては共同玄関側
に設けた電気錠を解錠できるようになっている。 第7図は、住宅情報盤100、ロビーインターホン101、
警報監視盤102間で相互の通話と、共同玄関ドア103の解
錠を行えるようにした集合住宅の監視システムの概略構
成を示したもので、ドアホン子器104は各住戸の玄関に
設けられ、住戸内の住宅情報盤100と相互通話を可能に
している。 ところで、このような監視システムに使用されている
従来の住宅情報盤は、管理人室側の警報監視盤102から
の住戸呼出信号を入力するとメッセージランプをそのま
ま点灯させ、住戸人が応答しなければメッセージランプ
をそのまま点灯保持させる方式とされていたために、メ
ッセージランプの点灯を保持する必要のない場合もその
表示を消す方法がなく不便なものとなっている。 [発明の目的] 本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、
管理人室から呼出信号を送出したときにメッセージラン
プを点灯させ、その呼出信号が保持されている間に、住
戸側で応答したとき、あるいは応答がなかったときに
は、管理人室から消灯信号を送出して、メッセージラン
プの点灯、消灯が出来るようにした住宅情報盤を提供す
ることを目的としている。 [発明の開示] 上記目的を達成するため提案される本発明(請求項
1)は、共同玄関に設けられロビーインターホン又は管
理人室に設けられた警報監視盤からの呼出信号を受けて
呼出音を出力させ、ロビーインターホン又は情報監視盤
との間で相互通話を行う住宅情報盤において、上記住宅
情報盤は、少なくともハンドセットアップ検知回路と、
メッセージランプを有したメッセージランプ点灯制御回
路とを備え、上記メッセージランプ点灯制御回路は、上
記警報監視盤からの呼出信号の立ち上がり時に発生する
メッセージランプ点灯信号を受けるとメッセージランプ
を点灯させる一方、上記警報監視盤からの呼出信号が保
持されている間は、ハンドセットアップ検知回路がハン
ドセットの取り上げを検知するまで、また、上記警報監
視盤からの呼出信号が保持されている間に、ハンドセッ
トアップ検知回路がハンドセットの取り上げを検知しな
かったときには、上記警報監視盤からメッセージランプ
消灯信号を受けるまでは、その点灯は保持させる構成と
している。 また、請求項2において提案された発明は、請求項1
の構成に更に、ハンドセットアップ検知回路がハンドセ
ットの取り上げを検知しているときに、管理呼出スイッ
チが操作されたときには、警報監視盤を呼出して通話を
可能にする構成としている。 更に、請求項3において提案された発明は、共同玄関
に設けられたロビーインターホン又は管理人室に設けら
れた警報監視盤からの呼出信号を受けて呼出音を出力さ
せ、ロビーインターホン又は警報監視盤との間で相互通
話を行う住宅情報盤において、住宅情報盤は、少なくと
もハンドセットアップ検知回路と、メッセージランプを
有したメッセージランプ点灯制御回路と、管理呼出スイ
ッチとを備え、メッセージランプ点灯制御回路は、上記
警報監視盤からの呼出信号の立ち上がり時にメッセージ
ランプを点灯させる。また、このとき点灯したメッセー
ジランプは、警報監視盤からの呼出信号が保持されてい
る間は、ハンドセットアップ検知回路がハンドセットの
取り上げを検知するまで、また、警報監視盤からの呼出
信号が保持されている間に、ハンドセットアップ検知回
路がハンドセットの持ち上げを検知しなかった場合に
は、管理呼出スイッチが操作されるまで、あるいは警報
監視盤から再度の呼出を受けて呼出信号が再び立ち上が
るまでは、その点灯が保持される構成としている。 [実施例] 以下に、添付図を参照して本発明の一実施例を説明す
る。 第1図、請求項1、2に記載の本発明の住宅情報盤の
基本的な構成を示したものである。 この住宅情報盤Aは、ロビーインターホン、警報監視
盤(不図示)などから制御信号ラインを介して送出され
る制御信号と、住宅情報盤側より発生された制御信号を
入出力する伝送ユニット1と、警報監視盤側から住戸呼
出信号を受けた時に呼出音を発生する呼出音発生回路6
と、警報監視盤側から送出されるメッセージランプ点
灯、消灯信号によりメッセージランプ4を鉄塔、消灯制
御するメッセージランプ点灯制御回路2と、ハンドセッ
トの取り上げを検知して、呼出音発生回路6より出力さ
れる呼出音の発生を停止するハンドセットアップ検出回
路5と、警報監視盤を呼出す時に操作する管理呼出スイ
ッチ3を備えている。 第2図は、請求項1に記載された本発明の住宅情報盤
の基本的な動作を説明するタイムチャートである。 警報監視盤から住戸呼出信号とメッセージランプ点灯
信号を入力すると、メッセージランプ4が点灯し、同時
に呼出発生回路6より呼出音が出力される。この呼出に
対して住戸人がハンドセットを取り上げると、呼出音は
停止し、同時にメッセージランプ4も消灯する。住戸呼
出信号は、通話が継続すると延長され、通話の終了時に
出力は停止する。(以上を第2図に、モードIとして示
す)。 警報監視盤側からの呼出時、つまり住戸呼出信号と同
時にメッセージランプ点灯信号を受けたときに住戸人が
不在の場合は、呼出音が所定時間tだけ継続して出力さ
れ、その時間tの間、呼出信号は継続した後、出力を停
止する。 この時、住戸人はハンドセットを取り上げることはな
いので、メッセージランプ4は点灯状態を保持してい
る。そして、このような呼出の後、管理人側で住戸人の
呼出が不要になると、管理人が警報監視盤側からメッセ
ージランプ消灯信号を送出すれば、点灯保持されていた
メッセージランプ4を消灯できる(以上を第2図に、モ
ードIIとして示す)。 第3図は、第1図の構成を更に具体的に示す回路であ
り、2で囲んだ部分がメッセージランプ点灯制御回路で
ある。 この実施例では、伝送ユニット1は、4つのホトカプ
ラPC1〜PC4を有しており、PC1は住戸呼出信号を受ける
とONとなり、PC3,PC4はそれぞれ警報監視盤側からのメ
ッセージランプ点灯、消灯信号を受けてONとなり、PC2
は住戸人が警報監視盤側を呼出すために管理呼出スイッ
チ3を操作した時にONとなる構成となっている。 メッセージランプ点灯制御回路2は、図に示したよう
に、RSフリップフロップ2aと、ANDゲート1、NOTゲート
1,2、ORゲート1及びダイオードD1〜D3を接続して構成
されており、RSフリップフロップ2aの出力にはメッセ
ージランプ4が接続される。一方、管理呼出スイッチ3
の出力は非操作時はプルアップ抵抗R4により「H」とな
ってORゲート1に入力されている。 基本的な動作を第4図を参照して説明すると、警報監
視盤側から住戸呼出信号とメッセージランプ点灯信号を
送出した時には、ホトカプラPC1,PC3がONとなるので呼
出音発生回路6を作動させて呼出音を出力し、同時にRS
フリップフロップ2aをセットして、その出力を「L」
に反転させてメッセージランプ4を点灯させる。 このような警報監視盤側の呼出に対して、住戸呼出信
号が出力保持されている時間tの間に、住戸人がハンド
セットを取り上げて応答すると、ハンドセットアップ検
知回路5の出力が「H」となり、この結果、ANDゲート
1を介してRSフリップフロップ2aにはリセットパルスが
送出されて、その出力を「H」に反転するので、メッ
セージランプ4は消灯し、同時にハンドセットアップ検
知回路5から呼出音発生回路6にはリセット信号が送ら
れ、呼出音は停止する。 そして、ハンドセットを取り上げたままで管理呼出スイ
ッチ3を操作すると、ORゲート1の出力は「L」とな
り、ホトカプラPC2をONにして警報監視盤に管理呼出信
号を送出して管理人を呼出し、管理人がこれに応答する
と通話が可能となる(請求項2)。また、住戸人がハン
ドセットを取り上げて通話を接続している間は、住戸呼
出信号が継続し、通話が終了すると住戸呼出信号が停止
する(以上、第4図において、モードIとして示す)。 一方、以上のような警報監視盤の呼出に対して、住戸
人が不在の時は、住戸呼出信号によりホトカプラPC1がO
Nとなって呼出音が出力され、メッセージランプ点灯信
号によりホトカプラPC3がONとなってメッセージランプ
4を点灯状態に保持するが、ハンドセットは取り上げら
れることがないために、メッセージランプ4は消灯され
ず、呼出音が所定の時間tだけ継続した後に停止する。
同様に住戸呼出信号もt時間だけ継続した後に停止す
る。 このような呼出を行った後、警報監視盤側が住戸人を
呼出す必要がなくなった場合は、メッセージランプ消灯
信号を送出し、ホトカプラPC4をONさせる。この結果、R
Sフリップフロップ2aはリセットされ、その出力を
「H」にしてメッセージランプ4を消灯して呼出をキャ
ンセルできる(以上、第4図において、モードIIとして
示す)。 第5図は、請求項3に記載された本発明の具体的な実
施例を示したものである。 この実施例では、伝送ユニット1には2つのホトカプ
ラPC1,PC2を設けている。 メッセージランプ点灯制御回路2′は、JKフリップフ
ロップ2a′と、ANDゲート1′、ORゲート1′、NOTゲー
ト1′,2′を及びダイオードD1′〜D3′、抵抗R1′〜R
3′を図示のように接続して構成されている。 ここに、JKフリップフロップ2a′は、そのJK出力を
「H」レベルに保持し、クロック入力端子よりホトカプ
ラPC1の出力をクロック信号として入力しており、この
ためクロック信号を受ける毎にその出力を反転させ
る。 ホトカプラPC1は住戸呼出信号を受けた時にONとな
り、ホトカプラPC2はハンドセットを取り上げ、管理呼
出スイッチ3を操作して管理呼出信号を出力した時にON
となる。また、ハンドセットアップ検知回路5はハンド
セットの取り上げ時には「H」、セット時には「L」信
号を出力する。 また、この実施例の基本的な動作は、第6図のタイム
チャートに示した通りであり、モードIでは、住戸呼出
信号があると、ホトカプラPC1がONとなり、呼出音発生
回路6を作動して呼出音が出力され、同時にJKフリップ
フロップ2a′をセットするので、その出力は「L」と
なってメッセージランプ4を点灯させる。 住戸呼出信号が所定時間tだけ保持されている間に、
住戸人がハンドセットを取り上げると、ANDゲート1′
の出力は「H」となり、JKフリップフロップ2a′にリセ
ット信号を出力するのでメッセージランプ4は消灯して
通話が可能となる。 モードIIでは、警報監視盤側から送出された住戸呼出
信号の出力が所定の時間tだけ継続し、停止した後もメ
ッセージランプ4が点灯保持しているときに、警報監視
盤を呼出して通話を行うために、住戸人がハンドセット
を取り上げて管理呼出スイッチ3を操作したときにメッ
セージランプ4が消灯する。 また、モードIIIでは、警報監視盤側が住戸人を呼出
した後、その呼出の必要がなくなった場合に警報監視盤
から同じ住戸呼出信号を再度送出して、この2度目の住
戸呼出信号によりJKフリップフロップ2a′にクロック信
号が入力し、出力を「H」に反転させることによって
メッセージランプ4を消灯させる。 [発明の効果] 以上の説明から理解されるように、本発明の住宅情報
盤によれば、請求項1,2のいずれにおいても、警報監視
盤から呼出を行えばメッセージランプを自動的に点灯さ
せ、このようにしてメッセージランプを点灯させた後
は、所定の時間の間にハンドセットを取り上げて応答す
るだけで消灯でき、所定の時間を経過してもハンドセッ
トの取り上げによる応答がない場合には、警報監視盤か
らの消灯信号によって、消灯させることができる。 したがって、メッセージランプにより、不在の住戸人
に対しても、警報監視盤からの呼出を確実に伝達するこ
とができるとともに、この呼出が不要となった場合に
は、警報監視盤側からいつでも、メッセージランプを消
灯することができるので、すこぶる利便である。 また、請求項3に記載された住宅情報盤によれば、警
報監視盤から呼出を行えばメッセージランプを自動的に
点灯させ、このようにしてメッセージランプを点灯させ
た後は、所定の時間の間にハンドセットを取り上げて応
答するだけで消灯でき、所定の時間を経過してもハンド
セットの取り上げて応答がない場合には、管理呼出スイ
ッチを操作して警報監視盤を呼出したとき、あるいは警
報監視盤から再度の呼出しを受けたときに消灯させるこ
とができる。 したがって、メッセージランプにより、不在の住戸人
に対しても、警報監視盤からの呼出を確実に伝達するこ
とができるとともに、住宅情報盤側から警報監視盤を呼
出したとき、あるいは警報監視盤から再度の呼出がなさ
れたときに、点灯していたメッセージランプを確実に消
灯できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の住宅情報盤の基本的な構成図(請求項
1,2)、第2図はその基本動作を説明するタイムチャー
ト、第3図は第1図のより具体的な回路構成図、第4図
はその基本動作を説明するタイムチャート、第5図は請
求項3の住宅情報盤の基本的な構成図、第6図はその基
本動作を説明するタイムチャート、第7図は住宅情報盤
を使用した集合住宅監視システムの概略構成を示した図
である。 (符号の説明) A……住宅情報盤 2……メッセージランプ点灯制御回路 3……管理呼出スイッチ 4……メッセージランプ 5……ハンドセットアップ検知回路
1,2)、第2図はその基本動作を説明するタイムチャー
ト、第3図は第1図のより具体的な回路構成図、第4図
はその基本動作を説明するタイムチャート、第5図は請
求項3の住宅情報盤の基本的な構成図、第6図はその基
本動作を説明するタイムチャート、第7図は住宅情報盤
を使用した集合住宅監視システムの概略構成を示した図
である。 (符号の説明) A……住宅情報盤 2……メッセージランプ点灯制御回路 3……管理呼出スイッチ 4……メッセージランプ 5……ハンドセットアップ検知回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 秋山 正一
門真市大字門真1048番地 松下電工株式
会社内
(56)参考文献 特開 昭60−229198(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.共同玄関に設けられたロビーインターホン又は管理
人室に設けられた警報監視盤からの呼出信号を受けて呼
出音を出力させ、ロビーインターホン又は警報監視盤と
の間で相互通話を行う住宅情報盤において、 上記住宅情報盤は、少なくともハンドセットアップ検知
回路と、メッセージランプを有したメッセージランプ点
灯制御回路とを備え、 上記メッセージランプ点灯制御回路は、上記警報監視盤
からの呼出信号の立ち上がり時に発生するメッセージラ
ンプ点灯信号を受けるとメッセージランプを点灯させる
一方、 上記警報監視盤からの呼出信号が保持されている間は、
ハンドセットアップ検知回路がハンドセットの取り上げ
を検知するまで、 また、上記警報監視盤からの呼出信号が保持されている
間に、ハンドセットアップ検知回路がハンドセットの取
り上げを検知しなかったときには、上記警報監視盤から
メッセージランプ消灯信号を受けるまでは、その点灯を
保持させる構成としている住宅情報盤。 2.共同玄関に設けられたロビーインターホン又は管理
人室に設けられた警報監視盤からの呼出信号を受けて呼
出音を出力させ、ロビーインターホン又は警報監視盤と
の間で相互通話を行う住宅情報盤において、 上記住宅情報盤は、少なくともハンドセットアップ検知
回路と、メッセージランプを有したメッセージランプ点
灯制御回路と、管理呼出スイッチとを備え、 上記メッセージランプ点灯制御回路は、上記警報監視盤
からの呼出信号の立上がり時に発生するメッセージラン
プ点灯信号を受けるとメッセージランプを点灯させる一
方、 上記警報監視盤からの呼出信号が保持されている間は、
ハンドセットアップ検知回路がハンドセットの取り上げ
を検知するまで、 また、上記警報監視盤からの呼出信号が保持されている
間に、ハンドセットアップ検知回路がハンドセットの取
り上げを検知しながったときには、上記警報監視盤から
メッセージランプ消灯信号を受けるまでは、その点灯を
保持させる構成としており、 かつ上記ハンドセットアップ検知回路がハンドセットの
取り上げを検知しているときに、上記管理呼出スイッチ
が操作されたときには、上記警報監視盤を呼出して通話
を可能にする構成としている住宅情報盤。 3.共同玄関に設けられたロビーインターホン又は管理
人室に設けられた警報監視盤からの呼出信号を受けて呼
出音を出力させ、ロビーインターホン又は警報監視盤と
の間で相互通話を行う住宅情報盤において、 上記住宅情報は、少なくともハンドセットアップ検知回
路と、メッセージランプを有したメッセージランプ点灯
制御回路と、管理呼出スイッチとを備え、 上記メッセージランプ点灯制御回路は、上記警報監視盤
からの呼出信号の立ち上がり時にメッセージランプを点
灯させる一方、 このとき点灯したメッセージランプは、 上記警報監視盤からの呼出信号が保持されている間は、 ハンドセットアップ検知回路がハンドセットの取り上げ
を検知するまで、 また、上記警報監視盤からの呼出信号が保持されている
間に、上記ハンドセットアップ検知回路がハンドセット
の取り上げを検知しなかった場合には、 上記管理呼出スイッチが操作されるまで、あるいは上記
警報監視盤からの再度の呼出を受けて呼出信号が再び立
ち上がるまでは、その点灯が保持される構成としている
住宅情報盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61312627A JP2747691B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 住宅情報盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61312627A JP2747691B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 住宅情報盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63158695A JPS63158695A (ja) | 1988-07-01 |
JP2747691B2 true JP2747691B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=18031477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61312627A Expired - Lifetime JP2747691B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 住宅情報盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2747691B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60229198A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-14 | 三菱電機株式会社 | 集合住宅における防災管理システム |
-
1986
- 1986-12-23 JP JP61312627A patent/JP2747691B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63158695A (ja) | 1988-07-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |