JP2747110B2 - 積層型アモルファスシリコン太陽電池 - Google Patents

積層型アモルファスシリコン太陽電池

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JP2747110B2
JP2747110B2 JP2326055A JP32605590A JP2747110B2 JP 2747110 B2 JP2747110 B2 JP 2747110B2 JP 2326055 A JP2326055 A JP 2326055A JP 32605590 A JP32605590 A JP 32605590A JP 2747110 B2 JP2747110 B2 JP 2747110B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アモルファスシリコンを用いた太陽電池に
関し、特に、高効率で光劣化の少ない積層型アモルファ
スシリコン太陽電池に関する。
[従来の技術] 太陽電池は、半導体層として使用する材料によって、
様々な種類に分けられるが、その内、半導体材料として
アモルファスシリコン(以下a−Siと略記する)あるい
はアモルファス合金を材料としたアモルファス太陽電池
は、他の材料よりも低コストで製造できることから、将
来のエネルギー源として、期待されている。
しかしながら、a−Si(アモルファスシリコン)を真
性半導体層(以下i層と略記する)として用いるpin単
層型のa−Si太陽電池は、長時間の光照射によって、特
性が大きく劣化するという問題(光劣化)があった。こ
れは、i層のa−Si、あるいはアモルファス合金が、光
照射によって光誘起欠陥を生じることが主因であること
が知られている。
以上の単層型a−Si太陽電池に対し、pin構造を2段
以上重ねたスタック型(積層型)アモルファス太陽電池
が考案されている。
このうち、pin構造を2段重ね、光入射側(上部)の
i層にa−Siを用い、下部のi層にアモルファスシリコ
ンゲルマニウム(以下a−SiGeと略記する)を用いたa
−Si/a−SiGe2−スタック型(積層型)太陽電池(以下S
i/SiGeスタックセルと略記する)は、a−SiGeが、a−
Siよりも光学的バンドギャップが狭いことを利用して、
a−Si層を透過した太陽光をa−SiGe層で吸収すること
によって、単層型a−Si太陽電池よりも高い光電変換効
率を得ることに成功している。さらに一般にスタックセ
ル(積層型太陽電池)は、単層型のa−Si太陽電池より
も光劣化が少ないことが知られている。
Si/SiGeスタックセルを作成する場合に、高い変換効
率を得るためには、従来、光入射側上部のSi層に比較的
光学的バンドギャップ(Egopt)の大きなa−Siを用
い、下部のSiGe層にはできるかぎりEgoptの小さなa−S
iGeを用いることによって、太陽エネルギーを効率的にS
i層とSiGe層に吸収させることが好適であった。具体的
には、Si層のEgoptは1.73〜1.85eV、SiGe層のEgoptは1.
4〜1.6eVが好適に用いられていた。また、Si/SiGeスタ
ックセルの特性は、上部Si層のi層膜厚及び下部SiGe層
のi層膜厚に大きく左右される。a−Siのi層とa−Si
Geのi層の最適な膜厚は、a−Si,a−SiGeのEgoptと膜
質に大きく左右されるが、前述のEgoptのSi層及びSiGe
層で、局在準位が少なく、拡散長の長い良好な膜質のも
のを用いるならば、a−Siのi層は2500〜4000Å,a−Si
Geのi層は2800〜4000Åが好適に用いられていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来のSi/SiGeスタックセル
では、高い変換効率を得ることはできるが、光劣化が十
分低減されたとは言えなかった。
これは、単層型a−Si太陽電池の光劣化に比較すれば
少ないと言えるが、例えば、48℃でAM1.5;100mW/cm2
擬似太陽光を最適負荷状態で550時間照射した場合、光
照射前の初期光電変換効率に対し、15〜20%の光劣化を
示すという解決すべき課題点を有していた。
[発明の目的] 本発明の目的は、上述の課題点に鑑み、光電変換効率
の値を高くし維持したまま、尚かつ光劣化が少なく、信
頼性の高いSi/SiGeスタックセルを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上述した課題を解決するための手段とし
て、 光入射側上部に、アモルファスシリコン層を用いた真
性半導体層を有する第1セルを有し、該第1セルの下部
に、アモルファスシリコンゲルマニウム(a−Si1-xG
ex)層を用いた真性半導体層を有する第2セルを有する
積層型アモルファスシリコン太陽電池において、 前記アモルファスシリコンゲルマニウム層のゲルマニ
ウムの組成比xが0.25〜0.60、かつ該層の膜厚が1200〜
2300Åであり、前記アモルファスシリコン層の含有水素
量が、原子数で9〜17%、かつ該層の膜厚が1300〜1700
Åであることを特徴とする積層型アモルファスシリコン
太陽電池、を提供するものである。
[作用] 以下、本発明に到った経緯とともに、上述した本発明
の手段の作用について説明する。
本発明者らは、上述の課題点を解決するにあたり、以
下のような知見を得た。
すなわち、Si/SiGeスタックセルの光劣化は、下部の
a−SiGeの劣化が第一の原因となっており、上部のa−
Siの光劣化が第二の原因となっていることである。
以上の知見についてさらに詳しく説明する。
Si/SiGeスタックセルの光劣化を分析するにあたり、
まず第4図に示した構成の単層型a−Si太陽電池(a−
Siシングルセル)と、単層型a−SiGe太陽電池(a−Si
Geシングルセル)のそれぞれの光劣化を測定した。
第4図は、単層型太陽電池(シングルセル)の一例の
段面構造を示したものであり、同図において、101は導
電性基板、102、103は裏面反射層、401はn層、402はi
層、403はp層、404は透明電極、405は集電電極であ
る。
ここでa−Siシングルセルのi層は4000Å、a−SiGe
シングルセルのi層は2800Åのものを用い、それぞれ最
適負荷状態で、太陽電池の温度を25℃にして、AM1.5;10
0mW/cm2の擬似太陽光を200時間照射した。
その結果、第5図のデータを得た。第5図は、光照射
時間(横軸)と、光電変換効率を初期値で割った値(縦
軸)との関係を示す図である。
第5図から明らかように、光照射初期では、a−Siシ
ングルセルとa−SiGeシングルセルの劣化率(初期の光
電変換効率を100%とした場合の効率の低下率)に差は
少ないが、光照射20時間後程度からa−SiGeシングルセ
ルの劣化率が大きくなる。また、a−Siシングルセルの
効率が光照射時間の対数に対して、ほぼ直線的に低下し
ているのに対し、a−SiGeシングルセルの効率は上に凸
の曲線になっている。
また、第2図中のBは、従来のSi/SiGeスタックセル
の光劣化の結果を示したものである。第2図において、
横軸は光照射時間、縦軸は初期値を1とした太陽変換効
率である。最適負荷状態で、太陽電池の温度48℃で、AM
1.5;100mW/cm2の擬似太陽光を550時間照射したところ、
劣化率は18%であった。第2図Bから明らかなように、
従来のSi/SiGeスタックセルにおいても、効率は照射時
間の対数に対して上に凸の曲線を示している。
そこでa−Siシングルセルとa−SiGeシングルセルの
劣化率を、照射光量とi層の膜厚の依存性を考慮して、
Si/SiGeスタックセルの光劣化を計算した結果、a−SiG
eのi層の光劣化が第一の原因で、a−Siのi層光劣化
が第二の原因であることがわかった。
そこで、まずa−SiGeのi層の光劣化を改善するため
に実験を重ねた結果、以下のような知見を得た。すなわ
ち、a−Si1-xGexとして、Geの組成比xが0.25〜0.60、
Egoptが1.35〜1.55eVのものを用い、i層の膜厚を1000
〜2500Åにすることによって、良好な初期効率を保ちつ
つ、a−SiGeのi層の光劣化を大巾に低減することがで
きるということである。以下、この様な知見に至った経
緯について説明する。
ガラス基板上に、RF高周波によるプラズマCVD法(以
下GD法と略記する)によって種々の組成のa−SiGe膜を
約1μm堆積した。原料ガスとして、Si2H6とGeH4を用
い、希釈ガスとしてH2を用いて、GeH4ガスのSi2H6に対
する流量比を変えることによって、a−Si1-xGexの組成
比xの異なるa−SiGe膜を作成した。
第6図は、組成比xを変えたEgoptの異なるa−SiGe
膜に、AM1.5;100mW/cm2の擬似太陽光を200時間照射した
時のa−SiGeのημτ(ただし、ηは量子効率、μは易
動度、τはキャリアの寿命)の光劣化を示すグラフであ
る。第6図から明らかなように、Egoptが1.55eVを越え
る、すなわちGeの組成比xが0.25を下まわるa−SiGe膜
は劣化率が大きく、Egoptが1.35〜1.55eV、すなわちGe
の組成比xが0.25〜0.60のa−SiGe膜は劣化率が小さ
い。ここでGeの組成比xは、X線マイクロアナライザー
によって測定した。
また、Egoptが1.35eV未満でGeの組成比xが0.60を上
回るa−SiGe膜は、ημτの絶対値が悪化してしまう。
またpin構造の太陽電池のi層として用いた場合には、V
ocが低下し、ημτが悪いことからわかるように、膜質
も良くないため、良い太陽電池特性が得られない。
したがって、太陽電池のi層として用いるa−Si1-xG
exは、Geの組成比xが0.25〜0.60であることによって、
太陽電池の初期効率及び劣化率を良好な値にすることが
できる。
また第7図は、i層のa−SiGe膜の膜厚を500〜3500
Åまで変化させて、種々のa−SiGeシングルセルを作成
し、開放状態で、25℃で、AM1.5;100mW/cm2の擬似太陽
光を200時間照射した場合の光電変換効率の初期値を1
とした値のグラフである。
また、第8図はi層のa−SiGe膜の膜厚に対する光電
変換効率の初期値(初期効率)のグラフである。ただ
し、太陽電池の構成は第4図に示したもので、SiGeはEg
optが1.50eV、Geの組成比xが0.33のものを用いた。
第7図と第8図から明らかなように、i層のa−SiGe
の膜厚が2500Åを越えると光照射による劣化率が大き
く、1000Å未満にすると、太陽光を十分に吸収できない
ため、短絡電流(Jsc)が低下し、初期効率が悪化して
しまう。
したがって、太陽電池のi層として、Geの組成比xが
0.25〜0.60で、膜厚が1000〜2500Åのa−SiGe膜を用い
ることによって、良好な初期効率を保ちつつ、光電変換
効率の光劣化を大巾に低減することができる。
次に本発明者は、a−Siのi層の光劣化を改善するた
めに実験を重ねた結果、以下のような知見を得た。すな
わちa−SiのEgoptを1.65〜1.77eV、すなわち含有水素
量を5〜20%にし、膜厚を1000〜2500Åとすることによ
って、光入射側のi層のa−Siの光劣化を大巾に改善す
ることができる。
第9図は、前記GD法で、i層のa−Siを堆積する時の
基板温度を150℃〜350℃まで変化させて、第4図に示し
た構造のa−Siシングルセルを種々作成し、開放状態
で、AM1.5;100mW/cm2の擬似太陽光を25℃で200時間照射
した結果のグラフである。
また第1表は、a−Siの基板温度と、Egoptと、含有
水素量(CH)との対応を示した表である。
Egoptは、a−Siをガラス基板上に堆積して測定し、
水素含有量CHは、a−Siを結晶Si基板上に堆積して、FT
−IR(フーリエ変換赤外分光)の測定から求めた。
第1表と第9図から明らかなように、Egoptが1.77e
V、CHが20%を越える、基板温度150℃のa−Siは光劣化
が大きい。一方、CHが5%未満のa−Siは微結晶化して
いて暗伝導度(σ)が高く、太陽電池のi層としては
適さない。したがって、Egoptが1.65〜1.77eVで、CH
5〜20%のa−Siをi層に用いれば、初期値を高い値で
保ちつつ、光劣化を低減することができる。
第10図は、第4図に示した構造のa−Siシングルセル
のi層の膜厚を500〜4000Åまで変化させて種々作成し
たものを、開放状態でAM1.5;100mW/cm2の擬似太陽光
を、25℃で200時間照射した結果のグラフである。縦軸
は初期効率を1とした場合の効率である。
また第11図は、i層の膜厚に対する初期効率のグラフ
である。第10図から明らかなように、i層の膜厚が薄い
方が光劣化は少なく、i層の膜厚が2500Å以上になると
光劣化が大きくなる。また、第11図より、膜厚が1000Å
以下になると、急速に初期効率が悪化する。なお、膜厚
が1000〜2500Åでは、a−Siシングルセルとしては光吸
収が少ないが、Si−SiGeスタックセルの上部のi層とし
ては、下部のa−SiGeのi層で吸収させるので良好な水
準である。したがってa−Siのi層の膜厚を1000〜2500
Åにすることによって、初期効率を高い値に保ちつつ、
光劣化を低減させることができる。
本発明者らは、以上の様々な実験から得られた知見を
全て総合して、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、光入射側を上部とした場合、ア
モルファスシリコンゲルマニウムを下部の真性半導体層
に用い、アモルファスシリコンを上部の真性半導体層に
用いた、積層型アモルファスシリコン太陽電池に於て、
下部のアモルファスシリコンゲルマニウム(a−Si1-xG
ex)層のGeの組成比xが0.25〜0.60であって、膜厚が10
00〜2500Åであり、上部のアモルファスシリコン層の光
学的バンドギャップが、1.65〜1.77eVであって、含有水
素量が原子数で5〜20%であり、膜厚が1000〜2500Åで
あることを特徴とする、積層型アモルファスシリコン太
陽電池によって、初期効率が高く、光劣化の少ない太陽
電池を達成できた。
すなわち、本発明の構成の太陽電池によって、高い光
電変換効率と共に光劣化が少なく、信頼性の高い太陽電
池を提供することができた。
具体的には、AM1.5;100mW/cm2のソーラーシミュレー
ターで、初期効率11%以上で、約1年間の太陽光照射に
相当すると考えられている、48℃におけるAM1.5;100mW/
cm2,550hr(時間)の擬似太陽光照射による劣化率が8
%の値を達成した。この値は本発明者らによって初めて
達成されたものである。
ここで、本発明のSi/SiGeスタックセルの特性と従来
のSi/SiGeスタックセルの特性の違いをさらに詳しく説
明する。
従来のSi/SiGeスタックセルはa−SiGeのEgoptが1.4
〜1.6eV、膜厚が2800〜4000Å,a−SiのEgoptが1.73〜1.
85eV、膜厚が2500〜4000Åが好適に用いられており、本
発明者らは、従来の構成のSi/SiGeスタックセルで、AM
1.5;100mW/cm2のソーラーシミュレータで12.5%の初期
効率を得た。しかしながら、最適負荷状態で48℃で、AM
1.5;100mW/cm2,550hrの光照射で劣化率が19.2%であっ
た。
それに対し、本発明の構成のSi/SiGeスタックセルの
一例では、前述と同様の測定で、初期効率が11.2%、劣
化率が8%であった。
第2図は、以上の2つの例のSi/SiGeスタックセルの
光劣化のグラフであり、横軸は光照射時間、縦軸は初期
効率を1とした光劣化後の効率である。第2図から明ら
かなように本発明のSi/SiGeスタックセルAによって劣
化率が大巾に改善された。また、従来の構成のSi/SiGe
スタックセルBの方が初期効率は少し高いが、1年間の
太陽光照射にあたる550時間を越えると、本発明のSi/Si
GeスタックセルAの方が効率が高くなる。
この結果はすなわち、初期の一年間は、従来のSi/SiG
eスタックセルBの方が効率は高いが、一年後以降太陽
電池の耐用年数の間、本発明のSi/SiGeスタックセルA
の方が効率が高くなることを示している。
また、発電システムの設計上からも、太陽電池の光電
変換効率は、安定している方が望ましい。
以上のことから、本発明のSi/SiGeスタックセルは、
従来のSi/SiGeスタックセルよりも優位な特性であるこ
とがわかる。
本発明のSi/SiGeスタックセルに於て、下部のi層に
使用するa−SiGeのGeの組成比x、及びEgoptは、好ま
しくはそれぞれ0.25〜0.60及び1.35〜1.55eV、より好ま
しくは0.25〜0.50及び1.40〜1.55eV、最適には0.30〜0.
45及び1.40〜1.52eVが望ましく、膜厚は、好ましくは10
00〜2500Å、より好ましくは1500〜2500Å、最適には17
00〜2300Åが望ましい。
また、上部のi層に使用するa−SiのEgoptは、好ま
しくは1.65〜1.77eV、より好ましくは1.69〜1.77eV、最
適には1.69〜1.76eVが良く、水素含有量は、好ましくは
5〜20%、より好ましくは8〜20%、最適には8〜18%
が望ましい。また膜厚は、好ましくは1000〜2500Å、よ
り好ましくは1000〜2000Å、最適には1200〜1700Åであ
ることが望ましい。
さらに、本発明のSi/SiGeスタックセルに使用するa
−SiGeは、コンスタントフォトメソッド(CPM)で測定
したアーバックテイルの特性エネルギー(Eu)が、60me
V以下であることが望ましく、a−SiはEuが55meV以下で
あることが望ましい。またa−Siもa−SiGeも局在準位
が少なく、不純物が少なく、キャリアの拡散長が長い方
が望ましい。
以下本発明のSi/SiGeスタックセルの構成についてさ
らに詳しく述べる。
本発明のSi/SiGeスタックセルを形成する基板は、ガ
ラス基板を用いることもできるし、ステンレス、Al等の
導電性基板を用いることもできるし、ポリイミド等の合
成樹脂フィルムを用いることもできる。ただし、合成樹
脂フィルムを用いる場合は、a−Siあるいはa−SiGeの
成膜温度の耐熱性を有するものを選択して使用する必要
がある。また、ガラス基板等の透明基板上に形成する場
合と、不透明基板上に形成する場合では、各層を形成す
る順序が逆になる。
以下不透明基板上にSi/SiGeスタックセルを形成する
順序に従って、各層について説明する。
裏面反射層は必要に応じて、Ag,Al,AlとSiの合金、Cr
等の金属薄膜を用いることができる。また金属薄膜上に
ZnO等の薄膜を重ねることもできる。
光入射側に対して上部のセルを第1セル、下部のセル
を第2セルとすれば、第2セルのn層はリン(P)をド
ーピングしたa−Siが好適に用いられ、膜厚は100〜500
Åが望ましい。第2セルのi層は前述のa−SiGeを用い
る。第2セルのP層はa−Siあるいは、微結晶Siあるい
はa−SiCあるいは微結晶SiCが好適に用いられる。いず
れの場合もボロン(B)をドーピングし、膜厚は30〜20
0Åが望ましい。
また第1セルのn層は、Pをドーピングしたa−Siが
好適に用いられ、膜厚は100〜300Åが望ましい。第1セ
ルのi層は前述のa−Siが用いられる。第1セルのP層
はa−Si、あるいは微結晶Si、あるいはa−SiC、ある
いは微結晶SiCが好適に用いられ、いずれの場合もBを
ドーピングし、膜厚は、30〜150Åが望ましい。またn
層とP層はできるだけ活性化エネルギーが小さく、導電
率が低いことが望ましい。
また第1セルの上部には、透明導電膜として、インジ
ウムティンオキサイド(ITO)、あるいはインジウムオ
キサイド(IO)、あるいはSnO2、あるいはTiO2等が好適
に用いられる。透明導電膜の膜厚は太陽光の吸収が最大
になるように光学的に設計されるが、例えばITOの場
合、約700Åあるいは約2000Åが好適に用いられる。
さらに、透明導電膜の上部に、Ag,Au,Al,Cr等の金属
あるいは金属ペーストによって集電電極を所望のパター
ンで形成しても良い。
本発明のSi/SiGeスタックセルを基本にした太陽電池
の製品は、所望の電流、電圧を得るために、所望の面積
で適当な段数で直列に接続して集積化される。また前述
の層構成以外に表面保護層、裏面保護層等が追加され
る。
[実施例] (実施例1) 第1図は、本発明のSi/SiGeスタックセル(積層型太
陽電池)の一例の断面図である。第1図において、101
は導電性基板、102,103は裏面反射層、104は第2セルの
n層、105は第2セルのi層、106は第2セルのP層、10
7は第1セルのn層、108は第1セルのi層、109は第1
セルのP層、110は透明導電膜、111は集電電極である。
第1図の構成のSi/SiGeスタックセルにおいて、第2
セルのi層105として、Geの組成比xが0.36,Egoptが1.4
8eVで膜厚が2000Åのa−SiGeを用い、第1セルのi層1
08として、Egoptが1.73eVであって、含有水素量が15%
であって、膜厚が1500Åであるa−Siを用いることによ
って、本発明のSi/SiGeスタックセルを形成した。
このスタックセルを、AM1.5;100mW/cm2のソーラーシ
ミュレーターで、25℃で初期効率を測定したところ、1
1.2%であった。また、最適負荷状態で、48℃でAM1.5;1
00mW/cm2の擬似太陽光を550時間照射したところ、劣化
率は8%であった。
以上のように、本実施例によれば、高い初期効率で、
高劣化が少なく信頼性の高い太陽電池を提供することが
できた。
以下本実施例のSi/SiGeスタックセルの細部の構成を
製造工程に従って説明する。
まずステンレス基板101を洗浄し、乾燥させ、基板温
度400℃で、EB蒸着によってAgを4000Å蒸着し、RFスパ
ッタ法によってZnOを5000Å蒸着した。
次に、基板101をRF高周波によるプラズマCVD法(GD
法)を行なう成膜室に移し、基板温度を300℃に保ちつ
つ、Si2H6とH2とSi2H6に対して1%のpH3を導入して、R
F高周波を印加して、プラズマを生起させてガスを分解
し、n型のa−Siを約200Å堆積し、n層104を形成し
た。
次に基板温度を300℃に保ちつつ、Si2H6とGeH4とH2
導入して、n層と同様にGD法によってa−SiGeを約2000
Å堆積し、i層105を形成した。このときn/i界面とi/P
界面では、GeH4の流量を徐々に変化させて、いわゆるバ
ッファー層を形成した。
次に基板温度を265℃に保ちつつ、SiH4とH2とSiH4
対し40%のBF3を導入し、GD法によってP型微結晶Siを
約70Å堆積し、P層106を形成した。
次に基板温度を250℃に保ちつつ、n層104と同様に、
n層107を約200Å形成した。
次に基板温度を250Åに保ちつつ、Si2H6とH2を導入し
て、a−Siを約1500Å堆積し、i層108を形成した。
次に基板温度を200℃に保ちつつ、P層106と同様にP
層109を約50Å形成した。この後、基板温度200℃で蒸着
法によってITOを700Å蒸着した。
次に、室温で、Crを200ÅとAgを5000Å蒸着した所望
のパターンの集電電極111を形成し、第1図に示した本
発明のSi/SiGeスタックセルを完成した。
前記a−SiGeの堆積と同処方にて、ガラス基板にa−
SiGeを約1μm堆積し、膜特性を評価したところ、Eg
optは1.48eV、Geの組成比xが0.35であり、CPMによるア
ーバックテイルの特性エネルギー(Eu)は52meVであっ
た。
また、前記a−Siの堆積と同処方にて、ガラス基板上
にa−Siを約1μm堆積し、膜特性を評価したところ、
Egoptは1.73eV、水素含有量は15%、Euは47meVであっ
た。
(比較例1) 実施例1と比較するために、第1図の構成で、膜作製
条件を変化させて第2セルのi層であるa−SiGeの膜厚
とGeの組成比x及び第1セルのi層であるa−Siの膜厚
と水素含有量を変化させて、第3表に示す8種類の従来
のSi/SiGeスタックセルを作成した。
ここで第2セルのi層と第1セルのi層以外の層はす
べて、実施例1と同様の構成とした。
作成した8種類のスタックセルを、AM1.5,100mw/cm2
のソーラーシュミレータで25℃で初期効率を測定した。
また、48℃でAM1.5,100mw/cm2の擬似太陽光を550時間照
射した後の光電変換効率を測定し、劣化率を計算した。
測定結果を第3表にまとめた。
第3表に示した8種類のスタックセルは、第2セルの
i層であるa−SiGe層と第1セルのi層であるa−Si層
の何れかが本発明のSi/SiGeスタックセルの範囲からは
ずれているものである。
第3表に示したように、本発明のSi/SiGeスタックセ
ルから範囲のはずれたものは、比較例2,3,4,5,7,8のよ
うに初期効率が悪いか、あるいは比較例1,6のように初
期効率は良好だが劣化率が大きく、何れも本発明のよう
に初期効率が高く劣化率の小さなものは得られなかっ
た。
従来好適に用いられていた比較例1は、初期効率は良
好であるが、劣化率が大きいため、屋外での約1年間に
相当する550時間の光照射では効率が低下した。本発明
のSi/SiGeスタックセルの方が大幅に劣化率が少なく、
屋外で約1年間後以降の光電変換効率が高い。
(実施例2) 本発明の他の実施例について、以下に説明する。
第1図の構成のSi/SiGeスタックセルにおいて、第2
セルのi層105として、Geの組成比xが0.40、Egoptが1.
46eVで膜厚が1800Åのa−SiGeを用い、第1セルのi層
108として、Egoptが1.75eVであって、含有水素量が17%
であって、膜厚が1700Åであるa−Siを用いることによ
って、本発明のSi/SiGeスタックセルを形成した。
AM1.5;100mW/cm2のソーラーシミュレーターで25℃で
初期効率を測定したところ、11.6%であった。また、最
適負荷状態で48℃でAM1.5;100mW/cm2の擬似太陽光を550
時間照射したところ、劣化率は9.5%であった。
以上のように、高い初期効率で、光劣化が少なく、信
頼性の高い太陽電池を提供できた。
本実施例の細部の構成は、第2セルのn層104とi層1
05、第1セルのi層108以外は実施例1と全く同様であ
る。
第2セルのn層104は、基板温度を320℃で、他の条件
は実施例1と同様の条件で約200Å形成した。第2セル
のi層105は、基板温度を320℃に保ちつつ、成膜室にSi
2H6とGeH4とH2を導入して、GD法によってa−SiGeを約1
800Å堆積して形成した。このとき実施例1と同様にn/i
界面とi/P界面にバッファー層を形成した。また第1セ
ルのi層108は基板温度を200℃に保ちつつ、成膜室にSi
2H6とH2を導入して、GD法によってa−Siを1700Å堆積
して形成した。
また前記のa−SiGeとa−Siをガラス基板に約1μm
堆積し、CPMによるアーバックテイルの特性エネルギー
(Eu)を測定したところ、a−SiGeは53meVであり、a
−Siは48meVであった。
(実施例3) 第1図の構成のSi/SiGeスタックセルにおいて、第2
セルのi層であるa−SiGe層の膜厚とGeの組成比x、及
び第1セルのi層であるa−Si層の膜厚と水素含有量
が、実施例1,2と異なる本発明のSi/SiGeスタックセルを
さらに1種類形成した。
ここで第1セル、第2セルのi層は作製条件を変え、
それ以外の層は実施例1と同様に作製した。ただしn層
及びp層形成時の基板温度はi層の基板温度に合わせて
調整した。
用いたa−SiGe層とa−Si層の特性と、本発明のSi/S
iGeスタックセルの特性を第2表の実施例3に示した。
第2表に示した様に、本発明のSi−SiGeスタックセル
は、初期効率が高く、光劣化が少なかった。
(比較例9) 第1図の構成のSi/SiGeスタックセルにおいて、第2
セルのi層であるa−SiGe層の膜厚とGeの組成比x、及
び第1セルのi層であるa−Si層の膜厚と水素含有量
が、実施例1,2と異なる本比較例のSi/SiGeスタックセル
をさらに1種類形成した。
ここで第1セル、第2セルのi層は作製条件を変え、
それ以外の層は実施例1と同様に作製した。ただしn層
及びp層形成時の基板温度はi層の基板温度に合わせて
調整した。
用いたa−SiGe層とa−Si層の特性と、本発明のSi/S
iGeスタックセルの特性を第2表の比較例9に示した。
第2表に示した様に、本比較例のSi/SiGeスタックセ
ルは、初期効率が高いが、光劣化率も大きかった。
(実施例4) 第3図は、本発明の更に他の実施例のSi/SiGeスタッ
クセルの構造を示す断面図である。第3図において、30
1はガラス基板、302は透明導電膜、303は第1セルのP
層、304は第1セルのi層、305は第1セルのn層、306
は第2セルのP層、307は第2セルのi層、308は第2セ
ルのn層、309は裏面反射層、310は裏面電極である、 第3図の構成のSi/SiGeスタックセルにおいて、第1
セルのi層304として、Egoptが1.69eVであって、含有水
素量が9%であって、膜厚が1300Åであるa−Siを用
い、第2セルのi層307として、Geの組成比xが0.28,Eg
optが1.53eVで膜厚が2300Åのa−SiGeを用いることに
よって、本発明のSi−SiGeスタックセルを形成した。
以下本実施例のSi/SiGeスタックセルの細部の構成を
製造順序に従って説明する。
ガラス基板301を洗浄、乾燥させ、基板温度500℃に保
ちつつ、蒸着法によってITOを1800Å蒸着した後、SnO2
を約200Å蒸着して、透明導電膜302を形成した。
次に、基板をGD法による成膜室に移し、基板温度を35
0℃に保ちつつ、SiH4とH2とSiH4に対し40%のBF3を成膜
室に導入して、GD法によってBをドーピングしたP型微
結晶Siを80Å堆積して第1セルのP層303を形成した。
次に基板温度を350℃に保ちつつ、Si2H6とH2を成膜室
に導入して、GD法により、a−Siを1300Å堆積して、第
1セルのi層304を形成した。次に基板温度を320℃に保
ちつつ、Si2H6とH2とSi2H6に対して1%のPH3を成膜室
に導入して、GD法によってPをドーピングしたn型a−
Siを200Å堆積し、第1セルのn層305を形成した。
次に基板温度を300℃に保ちつつ、第1セルのP層303
と同様に第2セルのP層306を100Å形成した。次に基板
温度を285℃に保ちつつ、Si2H6とGeH4とH2を成膜室に導
入して、GD法によってa−SiGeを2300Å堆積して第2セ
ルのi層307を形成した。このときP/i界面とi/n界面に
はバッファー層を形成した。次に基板温度を250℃に保
ちつつ、第1セルのn層305と同様にして、第2セルの
n層308を220Å形成した。
次にRFスパッタ法によって、ZnOを3000Å堆積して、
裏面反射層309を形成した。次に蒸着法によって、Crを2
00ÅとAlを5000Å蒸着して、裏面電極310を形成して、
第3図に示した構造のSi/SiGeスタックセルを形成し
た。
本実施例のi層のa−Si及びa−SiGeを、同処方でガ
ラス基板上に約1μm堆積したところ、CPMによるアー
バックテイルの特性エネルギーEuの値は、a−Si膜が50
meV,a−SiGe膜が51meVであった。
このスタックセルを、AM1.5;100mW/cm2のソーラーシ
ミュレーターで、25℃で初期効率を測定したところ、1
1.0%であった。また、48℃でAM1.5;100mW/cm2の擬似太
陽光を550時間照射したところ、劣化率は7.3%であっ
た。
以上のように、本実施例によれば高い初期効率で、光
劣化が少なく、信頼性の高い太陽電池を提供できた。以
上の実施例に使用したa−SiGeとa−Siの膜厚と、基板
温度と、Egoptと、水素含有量(CH)と、アーバックテ
イルの特性エネルギー(Eu)、及び太陽電池特性を第2
表にまとめた。
[発明の効果] 以上に述べてきたごとく、本発明のSi/SiGeスタック
セルによれば、初期の光電変換効率を高い値に維持しな
がら、光劣化を大巾に低減させた、高効率、高信頼性の
アモルファス太陽電池を実現することができる。
特に、本発明のSi/SiGeスタックセルは、屋外での設
置1年後以降において、従来のSi/SiGeスタックセルよ
りも高い効率を保つという効果が得られる。
さらに、本発明のSi/SiGeスタックセルは、太陽電池
の劣化率と、効率を良好にするため、従来より真性半導
体層の膜厚を薄くした。これにより、総膜厚が、従来の
Si/SiGeスタックセルよりも薄くなり、薄膜の応力が減
少し、基板からの膜ハガレを起こすことが少なくなっ
た。また、膜厚が薄いために、SiH4やGeH4等の原料ガス
の使用量が減少し、生産速度が向上して、製造コストを
低減することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のSi/SiGeスタックセルの一例の断面
図である。 第2図は、本発明のSi/SiGeスタックセルと従来のSi/Si
Geスタックセルの効率の光劣化を比較したグラフであ
る。 第3図は、本発明のSi/SiGeスタックセルの他の一例の
断面図である。 第4図は、単層型太陽電池(シングルセル)の一例を示
す断面図である。 第5図は、a−Siシングルセルとa−SiGeシングルセル
の光劣化を比較したグラフである。 第6図は、a−Si1-xGexのGeの組成比xの異なる膜の光
劣化を比較したグラフである。 第7図は、SiGeシングルセルのi層の膜厚と光照射200
時間後の効率のグラフである。 第8図は、SiGeシングルセルのi層の膜厚と初期効率の
グラフである。 第9図は、Siシングルセルの基板温度と光照射200時間
後の効率のグラフである。 第10図は、Siシングルセルのi層の膜厚と光照射200時
間後の効率のグラフである。 第11図は、Siシングルセルのi層の膜厚と初期効率のグ
ラフである。 101……導電性基板、 102,103……裏面反射層、 104……第2セルのn層、 105……第2セルのi層、 106……第2セルのP層、 107……第1セルのn層、 108……第1セルのi層、 109……第1セルのP層、110……透明電極(透明導電
膜)、 111……集電電極、301……ガラス基板、 302……透明電極(透明導電膜)、303……第1セルのP
層、 304……第1セルのi層、 305……第1セルのn層、 306……第2セルのP層、 307……第2セルのi層、 308……第2セルのn層、309……裏面反射層、 310……裏面電極、401……n層、 402……i層、403……P層、 404……透明電極(透明導電膜)、405……集電電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 31/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光入射側上部に、アモルファスシリコン層
    を用いた真性半導体層を有する第1セルを有し、該第1
    セルの下部に、アモルファスシリコンゲルマニウム(a
    −Si1-xGex)層を用いた真性半導体層を有する第2セル
    を有する積層型アモルファスシリコン太陽電池におい
    て、 前記アモルファスシリコンゲルマニウム層のゲルマニウ
    ムの組成比xが0.25〜0.60、かつ該層の膜厚が1200〜23
    00Åであり、前記アモルファスシリコン層の含有水素量
    が、原子数で9〜17%、かつ該層の膜厚が1300〜1700Å
    であることを特徴とする積層型アモルファスシリコン太
    陽電池。
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