JP2745995B2 - スペクトラム拡散復調装置 - Google Patents
スペクトラム拡散復調装置Info
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- JP2745995B2 JP2745995B2 JP24153092A JP24153092A JP2745995B2 JP 2745995 B2 JP2745995 B2 JP 2745995B2 JP 24153092 A JP24153092 A JP 24153092A JP 24153092 A JP24153092 A JP 24153092A JP 2745995 B2 JP2745995 B2 JP 2745995B2
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- clock
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散信号
を逆拡散復調する際に、PNパターンの同期手段を改良
したスペクトラム拡散復調装置に関する。
を逆拡散復調する際に、PNパターンの同期手段を改良
したスペクトラム拡散復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスペクトラム拡散復調装置の構成
は図2に示すように、受信スペクトラム拡散信号1は、
電圧制御利得増幅器2、分配器21、検波器4により、
受信信号全体の電力を一定とした後に、分配器21の他
方は、分配器22に入り3分岐される。分配器22と出
力は、それぞれ次のミキサ23,24,25に供給さ
れ、ここでpN発生器26からの信号により逆拡散さ
れ、拡散信号が復調される。なお、PN発生器26から
のPN逆拡散信号は、それぞれ位相が△/2ずつずれて
いる。なお、△は、拡散クロックの1クロック分を表わ
す。ミキサ23,24,25からの復調信号は、次の帯
域通過ろ波器27,28,29により処理利得が得ら
れ、次段の検波器30,31,32で検波された後に、
低域通過ろ波器33,34,35に入力される。低域通
過ろ波器34,35出力は、差分器36、ループフィル
タ37、電圧制御発振器(VCO)38、ANDゲート
39を通り、PN発生器26に帰還されることによって
遅延ロックループを形成している。また、低域通過ろ波
器34,35,36出力は、判定器40,41,42に
入力され、ここで受信信号が逆拡散により復調される
と、判定器40,41,42出力の極性が反転し、次の
同期検出器43に逆拡散復調されたことを知らせる。同
期検波器43は、判定器40,41,42のいずれかか
ら、逆拡散復調されたことを入力されると、掃引制御器
44へ掃引停止信号を送出する。同期が確立していない
場合には、掃引制御器44からANDゲート39へ掃引
信号を送出している。即ち、VCO38からの1クロッ
ク分を定期的に削除する信号を送出しており、これによ
りANDゲート39出力と、受信信号1とのPN拡散速
度が異なることになりディジタル的に掃引が行われるこ
とになる。同期が確立すると、ミキサ23出力にPSK
信号が復調され、この信号はPSK復調装置102に供
給され、データが復調される。
は図2に示すように、受信スペクトラム拡散信号1は、
電圧制御利得増幅器2、分配器21、検波器4により、
受信信号全体の電力を一定とした後に、分配器21の他
方は、分配器22に入り3分岐される。分配器22と出
力は、それぞれ次のミキサ23,24,25に供給さ
れ、ここでpN発生器26からの信号により逆拡散さ
れ、拡散信号が復調される。なお、PN発生器26から
のPN逆拡散信号は、それぞれ位相が△/2ずつずれて
いる。なお、△は、拡散クロックの1クロック分を表わ
す。ミキサ23,24,25からの復調信号は、次の帯
域通過ろ波器27,28,29により処理利得が得ら
れ、次段の検波器30,31,32で検波された後に、
低域通過ろ波器33,34,35に入力される。低域通
過ろ波器34,35出力は、差分器36、ループフィル
タ37、電圧制御発振器(VCO)38、ANDゲート
39を通り、PN発生器26に帰還されることによって
遅延ロックループを形成している。また、低域通過ろ波
器34,35,36出力は、判定器40,41,42に
入力され、ここで受信信号が逆拡散により復調される
と、判定器40,41,42出力の極性が反転し、次の
同期検出器43に逆拡散復調されたことを知らせる。同
期検波器43は、判定器40,41,42のいずれかか
ら、逆拡散復調されたことを入力されると、掃引制御器
44へ掃引停止信号を送出する。同期が確立していない
場合には、掃引制御器44からANDゲート39へ掃引
信号を送出している。即ち、VCO38からの1クロッ
ク分を定期的に削除する信号を送出しており、これによ
りANDゲート39出力と、受信信号1とのPN拡散速
度が異なることになりディジタル的に掃引が行われるこ
とになる。同期が確立すると、ミキサ23出力にPSK
信号が復調され、この信号はPSK復調装置102に供
給され、データが復調される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のスペクトラ
ム拡散復調装置は、遅延ロックループを形成しているの
で、低C/Nの状態の場合も動作を可能にしようとする
と、ループバンドを狭くしなければならないが、そのた
め引き込みに多大な時間を要するという欠点があった。
ム拡散復調装置は、遅延ロックループを形成しているの
で、低C/Nの状態の場合も動作を可能にしようとする
と、ループバンドを狭くしなければならないが、そのた
め引き込みに多大な時間を要するという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のスペクトラム拡
散復調装置は、PSK変調された情報信号を擬似雑音符
号を用いて整数倍に拡散されたスペクトラム拡散信号を
受信し、前記PSK変調された情報信号を出力する逆拡
散復調用の擬似雑音発生器と、送信側の拡散用クロック
と前記擬似雑音発生器のクロックとが非同期の場合に同
期させるための掃引制御器とを有するスペクトラム拡散
復調装置において、受信されるスペクトラム拡散信号と
雑音電力の和を一定とする電圧利得制御増幅器の出力を
分配する分配器と、この分配器の一方の信号をベースバ
ンド帯に変換する局部発振器と、この局部発振器の出力
と前記分配器の出力信号とを入力してベースバンド帯信
号を出力する第1のミキサと、この第1のミキサの出力
信号を入力し送り側のクロック信号を取り出す拡散クロ
ック抽出手段と、前記分配音の他方の出力信号と前記擬
似雑音発生器の信号とを入力し逆拡散復調信号を出力す
る第2のミキサと、この第2のミキサの出力信号が逆拡
散復調されない事を判定した場合に前記拡散クロック抽
出手段から出力されるクロックを任意の周期で1クロッ
ク分削除するように制御する同期制御手段とを有する。
散復調装置は、PSK変調された情報信号を擬似雑音符
号を用いて整数倍に拡散されたスペクトラム拡散信号を
受信し、前記PSK変調された情報信号を出力する逆拡
散復調用の擬似雑音発生器と、送信側の拡散用クロック
と前記擬似雑音発生器のクロックとが非同期の場合に同
期させるための掃引制御器とを有するスペクトラム拡散
復調装置において、受信されるスペクトラム拡散信号と
雑音電力の和を一定とする電圧利得制御増幅器の出力を
分配する分配器と、この分配器の一方の信号をベースバ
ンド帯に変換する局部発振器と、この局部発振器の出力
と前記分配器の出力信号とを入力してベースバンド帯信
号を出力する第1のミキサと、この第1のミキサの出力
信号を入力し送り側のクロック信号を取り出す拡散クロ
ック抽出手段と、前記分配音の他方の出力信号と前記擬
似雑音発生器の信号とを入力し逆拡散復調信号を出力す
る第2のミキサと、この第2のミキサの出力信号が逆拡
散復調されない事を判定した場合に前記拡散クロック抽
出手段から出力されるクロックを任意の周期で1クロッ
ク分削除するように制御する同期制御手段とを有する。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック図である。
る。図1は本発明の一実施例のブロック図である。
【0006】次に図1の実施例の構成と動作を説明す
る。受信スペクトラム拡散信号1は、電圧制御利得増幅
器2と分配器3及び検波器4により電圧利得制御が施さ
れ、受信スペクトラム拡散信号1と雑音電力の和が一定
となるように制御される。分配器3の他方の出力信号は
局部発振器6とミキサ5によりベースバンド帯へ変換さ
れ、次の低域通過ろ波器7により不要成分が除去され
る。低域通過ろ波器7の出力は、次の両波整流回路8、
更に帯域通過ろ波器9に供給され、受信スペクトラム拡
散信号から拡散クロック成分が抽出される。抽出された
クロックは位相偏移器10により逆拡散復調時に最適と
なるように位相合わせが行われる。この位相偏移器10
の出力クロックは、掃引制御用ANDゲート11を通
り、PN発生器12へ供給される。分配器3のもう一方
の出力は、ミキサ13に入り、PN発生器12からの信
号と逆拡散され、PN符号が一致した時に復調される。
復調された信号は、帯域通過ろ波器14により雑音除去
され、分配器15により一方はPSK復調装置102
へ、他方は、検波器16へ供給される。検波器16の出
力は、低域通過ろ波器17で不要成分が除去された後に
判定器18により逆拡散復調されたかどうか判定し、次
の掃引制御器19へ、その判定信号を渡す。もし、逆拡
散復調されていなければ、掃引制御器19は、PN発生
器12用のクロックを任意の周期で1クロック分削除す
るようにANDゲート11へ信号を渡す。このことによ
り、受信スペクトラム拡散信号1のPN符号と、PN発
生器12からのPN符号の位相が合わせられる。位相が
合うと、判定器18からそのむねの信号が掃引制御器1
9へ入力され、ANDゲート11がクロック削除を行わ
ないようにする信号を送出する。このようにして、スペ
クトラム拡散信号の復調が行なわれ、次にPSK復調装
置102によりPSK復調が行われる。
る。受信スペクトラム拡散信号1は、電圧制御利得増幅
器2と分配器3及び検波器4により電圧利得制御が施さ
れ、受信スペクトラム拡散信号1と雑音電力の和が一定
となるように制御される。分配器3の他方の出力信号は
局部発振器6とミキサ5によりベースバンド帯へ変換さ
れ、次の低域通過ろ波器7により不要成分が除去され
る。低域通過ろ波器7の出力は、次の両波整流回路8、
更に帯域通過ろ波器9に供給され、受信スペクトラム拡
散信号から拡散クロック成分が抽出される。抽出された
クロックは位相偏移器10により逆拡散復調時に最適と
なるように位相合わせが行われる。この位相偏移器10
の出力クロックは、掃引制御用ANDゲート11を通
り、PN発生器12へ供給される。分配器3のもう一方
の出力は、ミキサ13に入り、PN発生器12からの信
号と逆拡散され、PN符号が一致した時に復調される。
復調された信号は、帯域通過ろ波器14により雑音除去
され、分配器15により一方はPSK復調装置102
へ、他方は、検波器16へ供給される。検波器16の出
力は、低域通過ろ波器17で不要成分が除去された後に
判定器18により逆拡散復調されたかどうか判定し、次
の掃引制御器19へ、その判定信号を渡す。もし、逆拡
散復調されていなければ、掃引制御器19は、PN発生
器12用のクロックを任意の周期で1クロック分削除す
るようにANDゲート11へ信号を渡す。このことによ
り、受信スペクトラム拡散信号1のPN符号と、PN発
生器12からのPN符号の位相が合わせられる。位相が
合うと、判定器18からそのむねの信号が掃引制御器1
9へ入力され、ANDゲート11がクロック削除を行わ
ないようにする信号を送出する。このようにして、スペ
クトラム拡散信号の復調が行なわれ、次にPSK復調装
置102によりPSK復調が行われる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来のス
ペクトラム拡散復調装置内で使用されている遅延ロック
ループを使用していないので、C/Nが非常に悪い条件
でも引き込み時間が短くなる効果がある。また、装置構
成が非常に簡略化できるという効果も有する。
ペクトラム拡散復調装置内で使用されている遅延ロック
ループを使用していないので、C/Nが非常に悪い条件
でも引き込み時間が短くなる効果がある。また、装置構
成が非常に簡略化できるという効果も有する。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】従来のスペクトラム拡散復調装置のブロック図
である。
である。
1 受信スペクトラム拡散信号 2 電圧利得制御増幅器 3,15 分配器 4,16 検波器 5,13 ミキサ 6 局部発振器 7,17 低域通過ろ波器 8 両波整流回路 9,14 帯域通過ろ波器 10 位相偏移器 11 ANDゲート 12 PN発生器 14 帯域通過ろ波器 18 判定器 19 掃引制御器 100,101 スペクトラム拡散復調装置 102 PSK復調装置
Claims (2)
- 【請求項1】 PSK変調された情報信号を擬似雑音符
号を用いて整数倍に拡散されたスペクトラム拡散信号を
受信し、前記PSK変調された情報信号を出力する逆拡
散復調用の擬似雑音発生器と、送信側の拡散用クロック
と前記擬似雑音発生器のクロックとが非同期の場合に同
期させるための掃引制御器とを有するスペクトラム拡散
復調装置において、受信されるスペクトラム拡散信号と
雑音電力の和を一定とする電圧利得制御増幅器の出力を
分配する分配器と、この分配器の一方の信号をベースバ
ンド帯に変換する局部発振器と、この局部発振器の出力
と前記分配器の出力信号とを入力してベースバンド帯信
号を出力する第1のミキサと、この第1のミキサの出力
信号を入力し送り側のクロック信号を取り出す拡散クロ
ック抽出手段と、前記分配音の他方の出力信号と前記擬
似雑音発生器の信号とを入力し逆拡散復調信号を出力す
る第2のミキサと、この第2のミキサの出力信号が逆拡
散復調されない事を判定した場合に前記拡散クロック抽
出手段から出力されるクロックを任意の周期で1クロッ
ク分削除するように制御する同期制御手段とを有するこ
とを特徴とするスペクトラム拡散復調装置。 - 【請求項2】 前記同期制御手段が前記第2のミキサの
出力信号を入力し逆拡散復調されない事を判定した場合
に、掃引制御器を制御して出力される制御信号と前記拡
散クロック抽出手段の出力クロックとを入力して論理積
をとり前記擬似雑音発生器を制御することを特徴とする
請求項1記載のスペクトラム拡散復調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24153092A JP2745995B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | スペクトラム拡散復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24153092A JP2745995B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | スペクトラム拡散復調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0697907A JPH0697907A (ja) | 1994-04-08 |
JP2745995B2 true JP2745995B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17075727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24153092A Expired - Lifetime JP2745995B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | スペクトラム拡散復調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2745995B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3092598B2 (ja) | 1998-09-08 | 2000-09-25 | 日本電気株式会社 | 移動通信装置及び移動通信方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01151843A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-14 | Nec Corp | スペクトラム拡散復調装置 |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP24153092A patent/JP2745995B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0697907A (ja) | 1994-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980113 |