JP2745813B2 - トランクルームのフロアパネル構造 - Google Patents

トランクルームのフロアパネル構造

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JP2745813B2
JP2745813B2 JP2321821A JP32182190A JP2745813B2 JP 2745813 B2 JP2745813 B2 JP 2745813B2 JP 2321821 A JP2321821 A JP 2321821A JP 32182190 A JP32182190 A JP 32182190A JP 2745813 B2 JP2745813 B2 JP 2745813B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、トランクルームのフロアパネル構造に関
する。
[従来の技術] 従来、トランクルーム内の荷物を固定するものとし
て、以下に示すものが知られている。
第7図(a)に示す荷物保持装置1は、トランクルー
ム2の床面2aに、ネット3を張ったフレーム4を倒状状
態に付勢して設け、このフレーム4を付勢力に抗して持
ち上げて床面2aとネット3との間に荷物を配置し、フレ
ーム4の付勢力及びネット3の張力により荷物を保持す
るものである(実開昭59−66642号公報参照)。
また、第7図(b)に示す荷物固定装置5は、トラン
クルーム2の床面2aに起倒自在に設けた留め金具6に、
伸縮自在なネット7を取り付け、このネット7の弾性力
により床面2aに載置した荷物Pの上面を押さえて固定す
るものである(実開昭58−158736号公報参照)。
ところで、荷物保持装置1においては、ネット3を張
ったフレーム4が、常時トランクルーム2内にあるた
め、トランクルーム2の開口部に置いた荷物を押して床
面2aを移動させようとしても、ネット3を張ったフレー
ム4が邪魔になってスムーズに積載できない。これは、
荷物固定装置5において、留め金具6にネット7を取り
付けた状態にある場合も同様である。
従って、床面2aは、ネット3を張ったフレーム4やネ
ット7等の障害物を設けない平坦面であることが望まし
い。
また、荷物保持装置1により荷物を固定する際は、常
に、ネット3を張ったフレーム4を付勢力に抗して持ち
上げなければならず、非力な人にとっては困難である。
[発明が解決しようとする課題] 一方、トランクルームの荷物積載能力を向上させるた
めに、第6図に示すように、例えばスーツケースの二段
積みを可能とする凹所8を、トランクルーム2の床面2a
中央部に形成したトランクルーム構造が考えられる。
このトランクルーム構造にあっては、床面2aが平坦で
はないために、スーツケースを積み込まない場合積載し
た荷物が安定しないばかりか、荷物を積層しない場合見
栄えが悪くなる。
このため、床面2aが平坦面となるように、設置時床面
2aと面一となる、床面2aと一体式のカバー9を設けて凹
所8を塞ぐことが考えられる。
しかしながら、カバー9により凹所8を塞ぐ場合、例
えばスーツケースの積み込み時に外したカバー9を保管
するための場所を必要とし、カバー9のためにかえって
荷物積載能力が落ちてしまうという問題点がある。
また、スーツケースを二段積みにした場合、カーブ走
行時等においてスーツケースが横滑りしてしまい、スー
ツケースとトランクルームパネル或はスーツケース同士
が衝突してしまうという問題点もある。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、荷物を積載しない場合の
見栄えを悪くすることなく荷物積載能力を高めることが
できると共に、積載した荷物を確実に固定することがで
きるトランクルームのフロアカバー構造を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、この発明に係わるトランク
ルームの構造は、フロアパネルに荷物載置可能な凹所を
形成し、二分割されて、開時、前記凹所に載置した荷物
の両側方に位置すると共に、閉時、前記フロアパネルの
表面を面一とし、且つ、開示、前記荷物を前記凹所上に
保持する保持部材を裏面側に設けたフロアカバーを、前
記凹所に対して開閉可能に取り付ける構造であって、 前記フロアカバーの裏面側には、フロアカバーをフロ
アパネルの表面に対して面一となる高さに支持する脚部
を少なくともフロアカバーの回動自由端部にそれぞれ設
ける一方、前記脚部の少なくとも一方側のうち、フロア
カバーの回動軸側の面に前記保持部材を取り付けたこと
を特徴としている。
[作用] この発明に係わるトランクルームの構造により、フロ
アカバーの閉時、フロアカバーの裏面側の回動自由端部
にそれぞれ設けた脚部によってフロアカバーをフロアパ
ネルの表面に面一とした状態で、脚部の少なくとも一方
側の回動軸側の面に取り付けた保持部材を凹所内に収納
し、見栄えを損なわない。
[実施例] 以下、この発明に係るトランクルームのフロアカバー
構造の実施例を、図面を参考にしつつ説明する。
第1図に示すトランクルームRのフロアパネル10に
は、荷物を載置することができる凹所11が形成されてお
り、この凹所11は、フロアカバー20により塞がれてい
る。また、第2図に示すように、フロアパネル10の表面
には、全面に亙ってカーペットCが敷き詰められてい
る。
トランクルームRは、第5図に示すように、自動車A
の後部に設けられており、フロアパネル10上に荷物を収
容することができる。
凹所11は、矩形の開口部11aを有すると共にトランク
ルームRの略中央に位置しており、フロアパネル10の表
面部より下方に押し出されて形成されている。この凹所
11は、例えばスーツケースSCを二段積みにしてトランク
ルームR内に積載する(第4図参照)ことができる深さ
を有していると共に、全面に亙ってカーペットCが敷き
詰められている。
第1図に示すフロアカバー20は、同一形状を有する長
方形の二枚の板体により形成されたカバー21,22からな
り、二枚のカバー21,22の両長辺21a,22aを当接させて平
面上に並べ、同時に開口部11aにはめ込むことにより、
凹所11を塞ぐことができる。開口部11aにはめ込んだ両
カバー21,22の、フロアパネル10に接するそれぞれの長
辺21b,22bは、ヒンジ23(回転軸)を介して回動自在に
凹所11縁部に取り付けられている。カバー22の長辺22a
には、指掛けとしての切欠22cが設けられている。
そして、二枚のカバー21,22をそれぞれ上方へと引き
上げることにより、二枚のカバー21,22が水平状態にあ
るフロアカバー20の閉状態(第1図参照)から、二枚の
カバー21,22が略垂直状態にあるフロアカバー20の開状
態(第3図参照)へと移動させることができる。
第2図、第3図に示すように、カバー21の裏面21に
は、長辺21a側端部(回動自由端部)に位置する脚部24
a、及び凹所11の底面周縁部に対応して位置する脚部24b
が形成されている。カバー22の裏面22には、長辺22a側
端部(回動自由端部)に位置する脚部25a、及び凹所11
の底面周縁部に対応して位置する脚部25bが形成されて
いる。これら各脚部24a,24b,25a,25bは、カバー21(カ
バー22)の長辺の長さと同一の長さを有していると共
に、それぞれ凹所11の深さに対応する高さを有する板体
から形成されており、フロアカバー20の閉状態のとき、
凹所11を塞いでフロアパネル10の表面を面一とすること
ができる。
また、脚部24aの長辺21b側の面には、離間して二箇所
に、ゴムバンド26,27のそれぞれの一端26a(他方図示せ
ず)が係止されており、カバー21の裏面21cの両脚部24
a,24bの間には、離間して二箇所に係止フック28a,(他
方図示せず)が、また、カバー22の脚部25aの長辺22a側
の面には、離間して二箇所に係止フック29a,29bが、そ
れぞれ設けられている。そして、各係止フック28a,(他
方図示せず),29a,29bには、ゴムバンド26,27のそれぞ
れの他端26b,27bを係止することができ、フロアカバー2
0の閉状態のとき、他端26b,27bを係止するフック28a
(他方図示せず)に係止させておくことにより、ゴムバ
ンド26,27をカバー21の裏面21c側に収容することができ
る(第2図参照)。
このため、第4図に示すように、フロアカバー20を開
状態にして、凹所11に、例えばスーツケースSCを載置し
た場合、カバー21,22はそれぞれスーツケースSCの側方
に略直立して位置することとなる。同時に、ゴムバンド
26,27の他端26b,27bを、それぞれスーツケースSCの上部
を覆うようにカバー22側に渡して係止フック29a,29bに
係止させることで、ゴムバンド26,27の張力によりスー
ツケースSCを凹所11に保持することができる。
従って、ゴムバンド26,27は、スーツケースSC等の荷
物を凹所11に保持する保持部材として機能する。なお、
ゴムバンド26,27の代わりにネットを用いてもよい。こ
の場合、ネットを各係止フック28a,(他方図示せず),2
9a,29bに係止させて、荷物を凹所11上に保持すことがで
きる。
次に、この実施例に係わるトランクルームのフロアパ
ネル構造の作用を説明する。
先ず、荷物を積載しない場合、或は荷物の積載に際し
て高さを必要としない場合、フロアカバー20を閉状態に
しておく。閉状態にすることにより、凹所11が塞がれて
フロアパネル10の表面は面一状態となる(第1図参
照)。このとき、ゴムバンド26,27はカバー21の裏面21c
側に収容されている(第2図参照)。
このため、荷物を積載しない場合の見栄えを悪くする
ことがない。加えて、フロアパネル10の表面には何等障
害となる物がないことから、トランクルームRの開口部
に置いた荷物を、容易に押して移動させることができ
る。
続いて、スーツケースSCの二段積み等、荷物の積載に
際して高さを必要とする場合、フロアカバー20を開状態
にしておく。開状態にすることにより、フロアパネル10
の表面には凹所11が露出する。露出した凹所11にスーツ
ケースSCを二段積み状態に載置する。そして、ゴムバン
ド26,27の他端26b,27bを、荷物の上部を覆うようにカバ
ー22側に渡して係止フック29a,29bに係止させる(第4
図参照)。
このため、カバー21,22が邪魔にならないばかりか、
ゴムバンド26,27によりカバー21,22が荷物を側方から押
さえるので、カーブ走行時等にトランクルームRに横G
がかかってもスーツケースSCの横滑り等を阻止すること
ができる。このカバー21,22による効果は、スーツケー
スSC以外の小さな荷物においても有効である。
なお、ゴムバンド26,27をネットにすると共にヒンジ2
3を着脱式にして、トランクルームRの最も外側にヒン
ジ装着部を設けることにより、フロアカバー20を更に有
効に荷物押さえとして機能させることができる。
このように、カバー21,22を開くだけで、フロアパネ
ル10に収納空間としての凹所11ができるので、例えばフ
ロアパネル10の表面に設置されたネット内に押し込む必
要はなく、荷物Pの載置を容易に行うことができる。ま
た、カバー21,22を開く時は、ゴムバンド26,27を張った
状態ではないので、開く力が小さくて済むことから、非
力な人でも容易に開くことができる。
[発明の効果] この発明に係わるトランクルームのフロアパネル構造
は、フロアパネルに荷物載置可能な凹所を形成し、二分
割されて、開時、前記凹所に載置した荷物の両側方に位
置すると共に、閉時、前記フロアパネルの表面を面一と
し、且つ、開示、前記荷物を前記凹所上に保持する保持
部材を裏面側に設けたフロアカバーを、前記凹所に対し
て開閉可能に取り付ける構造であって、 前記フロアカバーの裏面側には、フロアカバーをフロ
アパネルの表面に対して面一となる高さに支持する脚部
を少なくともフロアカバーの回動自由端部にそれぞれ設
ける一方、前記脚部の少なくとも一方側のうち、フロア
カバーの回動軸側の面に前記保持部材を取り付けたた
め、フロアカバーと凹所間に空間が形成された状態で、
脚部がフロアカバーをフロアパネルの表面と面一に保持
することができ、脚部に取り付ける保持部材の取付け部
をフロアカバーの表面に設けたことにより、また、脚部
によってフロアカバーと凹所間に空間が形成されている
ため、保持部材の不使用時にあってはこの空間内に保持
部材を収納しておくことができるとともに、脚部の回動
軸側の面に設けられた保持部材がフロアカバー裏面側に
形成された広い空間内に脚部と凹所との間で保持部材が
噛み込んでしまうようなこともなく確実に保持部材を収
納できる。さらに、トランクルーム内の荷物積載能力を
高めることができるとともに、積載した荷物を確実に固
定することができるトランクルームのフロアパネル構造
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、この発明に係るトランクルームのフロアカバ
ー構造を示す部分説明図である。 第2図は、第1図のII−II線に沿う断面図である。 第3図は、フロアカバーの開状態を示す部分斜視図であ
る。 第4図は、スーツケースを保持した状態を示す説明図で
ある。 第5図は、トランクルームの斜視図である。 第6図は、床面と一体式のカバーにより凹所を塞ぐ構造
を示す斜視図である。 第7図は、従来のトランクルーム構造を示しており、
(a)は荷物保持装置を有するものの斜視図、(b)は
他の荷物固定装置を有するものの斜視図である。 10……フロアパネル 11……凹所 20……フロアカバー 21c……裏面 26,27……ゴムバンド(保持部材) R……トランクルーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアパネルに荷物載置可能な凹所を形成
    し、 二分割されて、開時、前記凹所に載置した荷物の両側方
    に位置すると共に、閉時、前記フロアパネルの表面を面
    一とし、且つ、開示、前記荷物を前記凹所上に保持する
    保持部材を裏面側に設けたフロアカバーを、前記凹所に
    対して開閉可能に取り付ける構造であって、 前記フロアカバーの裏面側には、フロアカバーをフロア
    パネルの表面に対して面一となる高さに支持する脚部を
    少なくともフロアカバーの回動自由端部にそれぞれ設け
    る一方、前記脚部の少なくとも一方側のうち、フロアカ
    バーの回動軸側の面に前記保持部材を取り付けたことを
    特徴とするトランクルームのフロアパネル構造。
JP2321821A 1990-11-26 1990-11-26 トランクルームのフロアパネル構造 Expired - Lifetime JP2745813B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004154358A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Mitsubishi Motors Corp 車両用シート構造

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