JP2745367B2 - ハロゲン化銀写真感光材料およびその処理方法 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料およびその処理方法Info
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Description
料、特に水洗処理後の乾燥性が改良され、染料の残存に
よる感光材料の色付きが改良され、現像液、定着液の低
補充適性に優れたハロゲン化銀写真感光材料に関するも
のである。
化、スピードアップは強く望まれており、スキャニング
の高速化及び感光材料の処理時間の短縮化に対する広範
囲なニーズが存在している。これら印刷分野のニーズに
答えるために、露光機(スキャナー、プロッター)にお
いてはスキャニングの高速化、および高画質化のための
線数増加やビームのしぼり込みが望まれており、ハロゲ
ン化銀写真感光材料においては、高感度で安定性に優
れ、かつ迅速に現像処理できることが望まれている。こ
こでいう迅速現像処理とはフィルムの先端を自動現像機
に挿入してから、現像槽、渡り部分、定着槽、渡り部
分、水洗槽、感度部分を通過してフィルムの先端が乾燥
部から出て来た時間が15〜60秒で、かつ、自動現像
機のラインスピードが1000mm/min 以上で処理する
ことを言う。
銀写真感光材料の乾燥性を改良して乾燥時間を短縮する
手段が有効である。乾燥性改良の為の手段としてハロゲ
ン化銀写真感光材料のバインダー量を減らす方法がある
が、この方法は、ハロゲン化銀写真感光材料の力学強度
の低下、擦り傷黒化、ローラーマークの発生といった問
題を生ずる。擦り傷黒化は、現像処理前のハロゲン化銀
写真感光材料を取り扱う際、フィルム表面がこすられた
時、現像処理後この部分がすり傷状に黒化する現象であ
る。又ローラーマークとは、ハロゲン化銀写真感光材料
を自動現像処理する際ローラーの微細な凹凸により、ハ
ロゲン化銀写真感光材料に圧力が加わり、黒斑点状の濃
度ムラを生じる現象である。擦り傷黒化、ローラーマー
クは共にハロゲン化銀写真感光材料の商品価値を著しく
低下させてしまう。
銀写真感光材料に添加する硬膜剤量を増加することも有
効である。この方法では現像処理時のハロゲン化銀写真
感光材料の膨潤が小さくなるため乾燥性は良化する。し
かしながらこの方法では、現像遅れによる低感化、カバ
リングパワーの低下、定着遅れによる残留銀、残色等の
問題が生じ、充分な乾燥性の改良はできない。
あるハロゲン化銀写真感光材料(以降「片面感材」と表
わす)の場合にはバック面の非感光性親水性コロイド層
を除去するか、又はバック面の非感光層のバインダーを
疎水性バインダーとする事で乾燥性が良化する。しかし
この方法ではハロゲン化銀写真感光材料のカールが著し
く悪化し、実用には供せられない。また、この場合、感
材の露光波長に対応したバック面側の染料をハロゲン化
銀乳剤層側にアンチハレーション層として、該ハロゲン
化銀乳剤層と支持体の間に塗設することになる。つまり
ハロゲン化銀乳剤層側の親水性バインダー量を増やすこ
とになるので、乾燥性良化が目減りすることになる。ま
た処理後にアンチハレーション層の染料が残存し商品価
値を損うことが問題であった。
は、現像処理後の乾燥性が良好なハロゲン化銀写真感光
材料を提供することである。第2の目的は、現像処理後
の染料の残存による、色付きが改良されたハロゲン化銀
写真感光材料を提供することである。第3の目的は、現
像液、定着液の低補充適性に優れたハロゲン化銀写真感
光材料を提供することである。
少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層及び該乳剤層と支
持体の間に染料を固体微粒子の形で親水性コロイドに分
散させた層を有するハロゲン化銀写真感光材料に於て、
該染料層が0.8g/m2までの量の親水性コロイドを含
み、かつ支持体の該ハロゲン化銀乳剤層が塗設されてい
る面と、反対側の面に親水性コロイドをバインダーとす
る非感光性親水性コロイド層を有し、該非感光性親水性
コロイド層より支持体から遠い位置に疎水性ポリマー層
を有し、該非感光性親水性コロイド層と該疎水性ポリマ
ー層が実質的に処理液に非膨潤であることを特徴とする
ハロゲン化銀写真感光材料により達成された。
感光性親水性コロイド層(以降バック層と表わす)につ
いて述べる。本発明のバック層は親水性コロイドをバイ
ンダーとする層であるがバック層に用いられる親水性コ
ロイドとしては、カールの観点からハロゲン化銀乳剤層
が塗設されている面の写真層のバインダーに近い吸湿
率、吸湿速度を持つものが好ましい。本発明のバック層
のバインダーに用いる親水性コロイドとして最も好まし
いものはゼラチンである。ゼラチンとしては、いわゆる
石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチ
ン、ゼラチン誘導体及び変性ゼラチン等当業界で一般に
用いられているものはいずれも用いることができる。こ
れらのゼラチンのうち、最も好ましく用いられるのは石
灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチンである。
イド状アルブミン、カゼイン等の蛋白質、寒天、アルギ
ン酸ナトリウム、デンプン誘導体等の糖誘導体、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等
のセルロース化合物、ポリビニルアルコール、ポリ−N
−ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等の合成親水
化合物等を挙げることができる。合成親水化合物の場
合、他の成分を共重合してもよいが、疎水性共重合成分
が多過ぎる場合、バック層の吸湿量、吸湿速度が小さく
なり、カールの観点から不適当である。これらの親水性
コロイドは、単独で用いてもよいし、2種以上を混合し
て用いてもよい。
マット剤、界面活性剤、染料、架橋剤、増粘剤、防腐
剤、UV吸収剤、コロイダルシリカ等の無機微粒子等の
写真用添加剤を添加しても良い。これらの添加剤につい
ては、例えばリサーチ・ディスクロージャー誌176巻
17643項(1978年12月)の記載を参考にでき
る。
クスを添加しても良い。本発明に用いられるポリマーラ
テックスは平均粒径が20mμ〜200mμの水不溶性
ポリマーの水分散物で、好ましい使用量はバインダー
1.0に対して乾燥重量比で0.01〜1.0で特に好
ましくは0.1〜0.8である。本発明に用いられるポ
リマーラテックスの好ましい例としてはアクリル酸のア
ルキルエステル、ヒドロキシアルキルエステルまたはグ
リシジルエステル、あるいはメタアクリル酸のアルキル
エステル、ヒドロキシアルキルエステル、またはグリシ
ジルエステルをモノマー単位として持ち、平均分子量が
10万以上、特に好ましくは30万〜50万のポリマー
であり、具体例は次式で示される。
以上であってもよい。又本発明のバック層の厚みは特に
制限はないが、カールの観点から0.2μ〜20μ程
度、特に0.5μ〜10μが好ましい。バック層が2層
以上から成る場合にはすべてのバック層の厚みの和を、
本発明のハロゲン化銀写真感光材料のバック層の厚みと
する。
膨潤である。「実質的に処理液に非膨潤」とは、現像処
理時水洗工程終了後のバック層の厚みが、乾燥工程終了
後のバック層の厚みの1.05倍以下である事をいう。
コロイドをバインダーとしているので、本来処理液に膨
潤する。しかし本発明に於いてはこの層の上に塗設され
た疎水性ポリマー層(以降ポリマー層と表わす)により
実質的に処理液に非膨潤とする事ができる。
は特に制限はない。従来ハロゲン化銀写真感光材料の親
水性コロイド層を塗設する公知の方法を用いることがで
きる。例えばディップコート法、エアーナイフコート
法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤーバ
ーコート法、グラビアコート法、或いは、米国特許第2
681294号記載のホッパーを使用するエクストルー
ジョンコート法、又は米国特許2761418号、同3
508947号、同2761791号記載の多層同時塗
布方法を用いることができる。
マー層)について述べる。本発明のポリマー層は実質的
に処理液に非膨潤である。「実質的に処理液に非膨潤」
とは現像処理時水洗工程終了後のポリマー層の厚みが乾
燥工程終了後のポリマー層の厚みの1.05倍以下であ
る事をいう。
ポリマー層とバック層が「実質的に処理液に非膨潤」と
なるものであれば、特に制限は無い。ポリマー層のバイ
ンダーの具体例として、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ウレタン
樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、テトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリ
デン等のフッ素系樹脂、ブタジエンゴム、クロロプレン
ゴム、天然ゴム等のゴム類、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリエチルアクリレート等のアクリル酸又はメタク
リル酸のエステル、ポリエチレンフタレート等のポリエ
ステル樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド
樹脂、セルローストリアセテート等のセルロース樹脂、
シリコーン樹脂などの水不溶性ポリマー又は、これらの
誘導体を挙げることができる。更にポリマー層のバイン
ダーとして、1種類のモノマーから成るホモポリマーで
も、2種類以上のモノマーから成るコポリマーでも良
い。これらは1種類を単独で用いてもよいし2種以上を
併用して用いてもよい。
ット剤、界面活性剤、染料、すべり剤、架橋剤、増粘
剤、UV吸収剤、コロイダルシリカ等の無機微粒子など
の写真用添加剤を添加してもよい。これらの添加剤につ
いてもリサーチ・ディスクロージャー誌176巻176
43項(1978年12月)の記載などを参考にするこ
とができる。
以上であっても良い。本発明のポリマー層の厚みには特
に制限はない。しかしポリマー層の厚みが小さ過ぎる場
合、ポリマー層の耐水性が不充分となり、バック層が処
理液に膨潤する様になってしまい不適切である。逆にポ
リマー層の厚みが大き過ぎる場合、ポリマー層の水蒸気
透過性が不充分となり、バック層の親水性コロイド層の
吸脱湿が阻害されてカールが不良となってしまう。勿論
ポリマー層の厚みは用いるバインダーの物性値にも依存
する。従ってポリマー層厚みは、この両者を考慮して決
定する必要がある。ポリマー層の好ましい厚みは、ポリ
マー層のバインダー種にもよるが、0.05〜10μ
m、より好ましくは0.1〜5μmの範囲である。なお
本発明のポリマー層が2層以上から成る場合には、すべ
てのポリマー層の厚みの和を本発明のハロゲン化銀写真
感光材料のポリマー層の厚みとする。
制限はない。バック層を塗布乾燥した後に、バック層上
にポリマー層を塗布しその後乾燥しても良いし、バック
層とポリマー層を同時に塗布し、その後乾燥してもよ
い。ポリマー層はポリマー層のバインダーの溶媒に溶解
して溶剤系で塗布しても良いし、又、バインダーのポリ
マーの水分散物を用いて、水系で塗布しても良い。
くとも1層のハロゲン化銀乳剤層及び該乳剤層と支持体
の間に染料を固体微粒子の形で親水性コロイドに分散さ
せた層を持つ。以下該染料層について説明する。該染料
層の親水性コロイドは最も好ましくはゼラチンである。
ゼラチンとしては、いわゆる石灰処理ゼラチン、酸処理
ゼラチン、酵素処理ゼラチン、ゼラチン誘導体及び変性
ゼラチン等当業界で一般に用いられているものはいずれ
も用いることができる。これらのゼラチンのうち、最も
好ましく用いられるのは石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラ
チンである。ゼラチン以外の親水性コロイドとしてコロ
イド状アルブミン、カゼイン等の蛋白質、寒天、アルギ
ン酸ナトリウム、デンプン誘導体等の糖誘導体、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等
のセルロース化合物、ポリビニルアルコール、ポリ−N
−ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等の合成親水
化合物等を挙げることができる。合成親水化合物の場
合、他の成分を共重合してもよいが、疎水性共重合成分
が多過ぎる場合、バック層の吸湿量、吸湿速度が小さく
なり、カールの観点から不適当である。これらの親水性
コロイドは、単独でも良いし、2種以上混合しても良
い。
0.8g/m2までにする。さらに好ましくは0.3g/
m2〜0.6g/m2以下であり、最も好ましくは、0.5
g/m2〜0.3g/m2である。
長が、300〜1200nmの範囲にある少なくとも一
種の化合物の微結晶分散体を含む親水性コロイド層で、
支持体と感光性乳剤層との間に位置している。この染料
微結晶分散体に用いる好ましい化合物を説明する。まず
吸収スペクトルの最大波長が300〜750nmの化合
物。次に600〜1200nmの化合物について説明す
る。吸収スペクトルの最大波長が300〜750nmの
範囲にある好ましい化合物として下記一般式(I)〜
(V)からなる群から選ばれる。少なくとも一種の化合
物の微結晶分散体が挙げられる。
いてもよく、各々酸性核を表し、Bは塩基性核を表し、
XおよびYは同じでも異なっていてもよく、各々電子吸
引性基を表す。Rは水素原子またはアルキル基を表し、
R1 およびR2 は各々アルキル基、アリール基、アシル
基またはスルホニル基を表し、R1 とR2 が連結して5
または6員環を形成してもよい。R3 およびR6 は各々
水素原子、アルキル基、ヒドロキシ基、カルボキシル
基、アルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R4およ
びR5 は各々水素原子またはR1 とR4 もしくはR2 と
R5 が連結して5または6員環を形成するのに必要な非
金属原子群を表す。L1 ,L2 およびL3 は各々メチン
基を表す。mは0または1を表し、nおよびqは各々
0、1または2を表し、pは0または1を表し、pが0
のとき、R3 はヒドロキシ基またはカルボキシル基を表
しかつR4 およびR5 は水素原子を表す。ただし、一般
式(I)、(II)、(III)、(IV)および(V)で表さ
れる化合物は、1分子中に水とエタノールの容積比が1
対1の混合溶液中におけるpKaが4〜11の範囲にあ
る解離性基を少なくとも1個有する。]
(IV)及び(V)について詳しく説明する。A又はA’
で表わされる酸性核は、好ましくは2−ピラゾリン−5
−オン、ロダニン、ヒダントイン、チオヒダントイン、
2,4−オキサゾリジンジオン、イソオキサゾリジノ
ン、バルビツール酸、チオバルビツール酸、インダンジ
オン、ピラゾロピリジン又はヒドロキシピリドンを表わ
す。Bで表わされる塩基性核は、好ましくはピリジン、
キノリン、インドレニン、オキサゾール、ベンゾオキサ
ゾール、ナフトオキサゾール又はピロールを表わす。水
とエタノールの容積比が1対1の混合溶液中におけるp
Ka(酸解離定数)が4〜11の範囲にある解離性プロ
トンを有する基は、pH6又はpH6以下で実質的に色
素分子を水不溶性にし、pH8又はpH8以上で実質的
に色素分子を水溶性にするものであれば、種類及び色素
分子への置換位置に特に制限はないが、好ましくはカル
ボキシル基、スルファモイル基、スルホンアミド基、ヒ
ドロキシ基でありより好ましいものはカルボキシル基で
ある。解離性基は色素分子に直接置換するだけでなく、
2価の連結基(例えばアルキレン基、フェニレン基)を
介して置換していても良い。2価の連結基を介した例と
しては、4−カルボキシフェニル、2−メチル−3−カ
ルボキシフェニル、2,4−ジカルボキシフェニル、
3,5−ジカルボキシフェニル、3−カルボキシフェニ
ル、2,5−ジカルボキシフェニル、3−エチルスルフ
ァモイルフェニル、4−フェニルスルファモイルフェニ
ル、2−カルボキシフェニル、2,4,6−トリヒドロ
キシフェニル、3−ベンゼンスルホンアミドフェニル、
4−(p−シアミベンゼンスルホンアミド)フェニル、
3−ヒドロキシフェニル、2−ヒドロキシフェニル、4
−ヒドロキシフェニル、2−ヒドロキシ−4−カルボキ
シフェニル、3−メトキシ−4−カルボキシフェニル、
2−メチル−4−フェニルスルファモイルフェニル、4
−カルボキシベンジル、2−カルボキシベンジル、3−
スルファモイルフェニル、4−スルファモイルフェニ
ル、2,5−ジスルファモイルフェニル、カルボキシメ
チル、2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピ
ル、4−カルボキシブチル、8−カルボキシオクチル等
を挙げることができる。
は炭素数1〜10のアルキル基が好ましく、例えばメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソアミル、n−オクチル
等の基を挙げることができる。R1 、R2 で表わされる
アルキル基は炭素数1〜20のアルキル基(例えば、メ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−オクチ
ル、n−オクタデシル、イソブチル、イソプロピル)が
好ましく、置換基〔例えば、塩素臭素等のハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ
基、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、ア
ルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、
i−プロポキシカルボニル)、アリールオキシ基(例え
ば、フェノキシ基)、フェニル基、アミド基(例えば、
アセチルアミノ、メタンスルホンアミド)、カルバモイ
ル基(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイ
ル)、スルファモイル基(例えばメチルスルファモイ
ル、フェニルスルファモイル)〕を有していても良い。
R1 又はR2 で表わされるアリール基はフェニル基、ナ
フチル基が好ましく、置換基〔置換基としては上記のR
1 及びR2 で表わされるアルキル基が有する置換基とし
て挙げた基及びアルキル基(例えばメチル、エチル)が
含まれる。〕を有していても良い。R1 又はR2 で表わ
されるアシル基は炭素数2〜10のアシル基が好まし
く、例えば、アセチル、プロピオニル、n−オクタノイ
ル、n−デカノイル、イソブタノイル、ベンゾイル等の
基を挙げることができる。R1 又はR2 で表わされるア
ルキルスルホニル基もしくはアリールスルホニル基とし
ては、メタンスルホニル、エタンスルホニル、n−ブタ
ンスルホニル、n−オクタンスルホニル、ベンゼンスル
ホニル、p−トルエンスルホニル、o−カルボキシベン
ゼンスルホニル等の基を挙げることができる。R3 又は
R6 で表わされるアルコキシ基は炭素数1〜10のアル
コキシ基が好ましく例えばメトキシ、エトキシ、n−ブ
トキシ、n−オクトキシ、2−エチルヘキシルオキシ、
イソブトキシ、イソプロポキシ等の基を挙げることがで
きる。R3 又はR6 で表わされるハロゲン原子としては
塩基、臭素、フッ素を挙げることができる。R1 とR4
又はR2 とR5 が連結して形成される環としては、例え
ばジュロリジン環を挙げることができる。R1 とR2 が
連結して形成される5又は6員環としては、例えばピペ
リジン環、モルホリン環、ピロリジン環を挙げることが
できる。L1 、L2 又はL3 で表わされるメチン基は、
置換基(例えばメチル、エチル、シアノ、フェニル、塩
素原子、ヒドロキシプロピル)を有していても良い。
でも異っていてもよく、シアノ基、カルボキシ基、アル
キルカルボニル基(置換されてよいアルキルカルボニル
基であり、例えば、アセチル、プロピオニル、ヘプタノ
イル、ドデカノイル、ヘキサデカノイル、1−オキソ−
7−クロロヘプチル基など)、アリールカルボニル基
(置換されてよいアリールカルボニル基であり、例え
ば、ベンゾイル、4−エトキシカルボニルベンゾイル、
3−クロロベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル
基(置換されてよいアルコキシカルボニル基であり、例
えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ブト
キシカルボニル、t−アミルオキシカルボニル、ヘキシ
ルオキシカルボニル、2−エチルヘキシルオキシカルボ
ニル、オクチルオキシカルボニル、デシルオキシカルボ
ニル、ドデシルオキシカルボニル、ヘキサデシルオキシ
カルボニル、オクタデシルオキシカルボニル、2−ブト
キシエトキシカルボニル、2−メチルスルホニルエトキ
シカルボニル、2−シアノエトキシカルボニル、2−
(2−クロロエトキシ)エトキシカルボニル、2−〔2
−(2−クロロエトキシ)エトキシ〕エトキシカルボニ
ル基など)、アリールオキシカルボニル基(置換されて
よいアリールオキシカルボニル基であり、例えば、フェ
ノキシカルボニル、3−エチルフェノキシカルボニル、
4−エチルフェノキシカルボニル、4−フルオロフェノ
キシカルボニル、4−ニトロフェノキシカルボニル、4
−メトキシフェノキシカルボニル、2,4−ジ−(t−
アミル)フェノキシカルボニル基など)、カルバモイル
基(置換されてよいカルバモイル基であり、例えば、カ
ルバモイル基、エチルカルバモイル、ドデシルカルバモ
イル、フェニルカルバモイル、4−メトキシフェニルカ
ルバモイル、2−ブロモフェニルカルバモイル、4−ク
ロロフェニルカルバモイル、4−エトキシカルボニルフ
ェニルカルバモイル、4−プロピルスルホニルフェニル
カルバモイル、4−シアノフェニルカルバモイル、3−
メチルフェニルカルバモイル、4−ヘキシルオキシフェ
ニルカルバモイル、2,4−ジ−(t−アミル)フェニ
ルカルバモイル、2−クロロ−3−(ドデシルオキシカ
ルボニル)フェニルカルバモイル、3−(ヘキシルオキ
シカルボニル)フェニルカルバモイル基など)、スルホ
ニル基(例えば、メチルスルホニル、フェニルスルホニ
ル基など)、スルファモイル基(置換されてよいスルフ
ァモイル基であり、例えば、スルファモイル、メチルス
ルファモイル基など)を表わす。
は、化合物自体の溶解度が不足であるため、目的とする
親水性コロイド層中で分子状態で存在することができ
ず、実質的に層中の拡散が不可能なサイズの固体として
の存在状態を意味する。調製方法については国際公開
(WO)88/04794、ヨーロッパ特許公開(E
P)0276566A1、特開昭63−197943等
に記載されているが、界面活性剤とゼラチンにより安定
化するのが一般的である。本発明での調製方法は特開昭
63−197943号の方法に準じた。
子サイズは1.0μm以下が好ましく、さらに0.5μ
m以下が好ましい。化合物の使用量としては、親水性コ
ロイド層1層あたり5mg/m2〜500mg/m2、特に10
mg/m2〜250mg/m2であることが好ましい。次に、親
水性コロイドとしてはゼラチンが代表的なものである
が、その他写真用に使用しうるものとして従来知られて
いるものはいずれも使用できる。親水性コロイド層中の
親水性コロイドとして、ゼラチンを使用する場合には、
使用量は親水性コロイド層1層あたり1.0g/m2以下
であり、さらに好ましくは、0.5g/m2〜0.3g/
m2の範囲である。
00〜1200nmの範囲にある化合物は好ましい化合物
として、下記一般式(VI)〜(XIV )からなる群から選
ばれる少なくとも一種の化合物の微結晶分散体が挙げら
れる。
水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、カルボキ
シ、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキ
シ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホニ
ル、アリールスルホニル、スルファモイル、カルバモイ
ル、アミノ、スルホンアミド、カルボンアミド、ウレイ
ド、スルファミド、ヒドロキシ、ビニル又はアシルを表
わし、R13及びR14は互いに独立に、水素原子、ハロゲ
ン原子、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アリール
オキシ又はアリールを表わし、R15、R16は独立に水素
原子もしくはこれを置換可能な基を表わし、R17、R18
は互いに独立に、アルキル、アリール、ビニル、アシ
ル、又はアルキルもしくはアリールスルホニルを表わ
す。ただしT11とT12、R13とR15、R14とR16、R17
とR18、R15とR17、R16とR18は互いに連結して環を
形成していてもよい。]
リール基又は複素環基を表わし、R22は水素原子、アル
キル基、アリール基、複素環基、COR24又はSO2 R
24を表わし、R23は水素原子、シアノ基、水酸基、カル
ボン酸基、アルキル基、アリール基、COOR24、OR
24、NR25R26、CONR25R26、NR25COR24、N
R25SO2 R24又はNR25CONR25R26(ここに、R
24はアルキル基又はアリール基を表わし、R25、R26は
水素原子、アルキル基又はアリール基を表わす。)を表
わし、L21、L22、L23は各々メチン基を表わし、n21
は1又は2を表わす。〕
ケニル基又はアリール基を表わし、R33、R34は各々水
素原子又は1価の基を表わし、Z31、Z32は各々5又は
6員の含窒素複素環を形成するのに必要な非金属原子群
を表わし、L31は5もしくは7個のメチン基が共役二重
結合により連結されて生じる連結基を表わし、X- は陰
イオンを表わし、m31 、n32 は各々0又は1を表わ
す。
基、カルボキシ基、−COOR41、−COR41、−CO
NH2 、−CONR41R42、アルキル基、アリール基ま
たは複素環基を表わし、Y41、Y42は各々水素原子、ア
ルキル基、アリール基または複素環基を表わし、Z41、
Z42は各々水素原子、−CN、カルボキシ基、−COO
R43、−COR43、−CONH2 、−CONR43R44、
−NHCOR43、−NHSO2 R43、−SO2 R43、ア
ルキル基、アリール基または複素環基を表わす。R41、
R43は各々アルキル基またはアリール基を表わし、
R42、R44は各々水素原子、アルキル基またはアリール
基を表わす。L41、L42、L43、L44、L45は各々メチ
ン基を表わし、m41、n41はその和が2となるような整
数を表わす。]
ニル基又はアリール基を表わし、L51は5もしくは7個
のメチン基が共役二重結合により連結されて生じる連結
基を表わし、Z51は芳香族環を完成するための原子群を
表わし、X- は陰イオンを表わす。
ール基を表わし、R62、R63、R64、R65は各々水素原
子、アルキル基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルコ
キシカルボニル基、カルボキシル基、水酸基、アミノ基
を表わし、L61、L62、L63、L64、L65は各々メチン
基を表わしm61、n61はその和が2となるような整数を
表わす。)
個の置換されていてもよいメチン基が共役二重結合で連
結されて形成される基を表わし、EはO、S、N−R79
を表わし;R70、R79は独立に水素原子、アルキル基、
アルケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環基、
アミノ基、ヒドラジノ基、又はジアゼニル基を表わし;
R71は水素原子、アルキル基、アリール基、アルケニル
基、アルキニル基、または複素環基を表わし;R72は水
素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、
カルボキシル基、アルキル基、アリール基、アルケニル
基、複素環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アル
コキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ア
ミノ基、アシルオキシ基、カルバモイル基、スルファモ
イル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルス
ルホニル基、アリールスルホニル基、またはアルキニル
基を表わし;R70とR79とは互いに連結して環を形成し
てもよく;R73及びR74は互いに独立に、水素原子、ハ
ロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、アルケニル
基、アリールオキシ基又はアリール基を表わし、R75、
R76は独立に水素原子もしくはこれを置換可能な基を表
わし、R77、R78は互いに独立に、アルキル基、アリー
ル基、ビニル基、アシル基、又はアルキルもしくはアリ
ールスルホニル基を表わす。ただし、R73とR75、R74
とR76、R77とR78、R75とR77、R76とR78は互いに
連結して環を形成していてもよい。
R87、CONR87R88、アルキル基、アリール基を表わ
し、Yは水素原子、アルキル基、アリール基、複素環
基、NR87R88を表わし、Z81は水素原子、アルキル
基、アリール基、シアノ基、COOR89、CONR87R
88、COR89、SO2 R89、NR88COR89、ニトロ
基、ピリジニウム基を表わし、R81、R82、R83、R84
は各々水素原子、アルキル基、OR89、NR89CO
R87、COOR89、CONR87R88、ハロゲン原子を表
わし、R85、R86は各々水素原子、アルキル基、アリー
ル基、複素環基を表わし、R87、R88、R89、は各々水
素原子、アルキル基、アリール基、複素環基を表わす。
但し、R81とR82、R85とR86、R82とR85、R83とR
86、R87とR88は各々独立に、連結して5又は6員環を
形成してもよい。〕
ルキル基、またはアリール基を表し、Q1 は塩基性ヘテ
ロ環を形成するのに必要な原子群を表す。L91、L92、
L93、L94、L95、L96は各々メチン基を表す。p91、
m91、n91は0、または1を表し、p91+m91+n91は
2以上の整数。ただし一般式(XIV)で表される化合物は
分子内にカルボキシル基、スルホン酸アリールアミド
基、またはフェノール性水酸基を少なくとも一つ有す
る。)
(I)〜(V)で表される化合物の具体例を挙げる。た
だし、本発明は以下の化合物に限定されるものではな
い。
4794号、ヨーロッパ特許EP0274723A1
号、同276566号、同299435号、特開昭52
−92716号、同55−155350号、同55−1
55351号、同61−205934号、同48−68
623号、米国特許第2527583号、同34868
97号、同3746539号、同3933798号、同
4130429号、同4040841号等に記載された
方法およびそれに準じた方法で容易に合成することがで
きる。
(VI)〜(XIV)で表される化合物の具体例を挙げる。た
だし、本発明は以下の化合物に限定されるものではな
い。
許公報(特開平2−173630号、同2−23013
5号、同2−277044号、同2−282244号、
同3−7931号、同3−13937号、同3−206
443号、同3−208047号、同3−192157
号、同3−216645号、同3−274043号、同
4−37841号、同4−45436号、同4−138
449号など)を参考にして、容易に合成することがで
きる。
化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、沃臭化
銀、塩沃臭化銀などのうちいずれでもよい。本発明にお
いては、上記ハロゲン化銀のうち、塩沃臭化銀、塩臭化
銀、沃臭化銀が好ましい。更に好ましくは沃化銀を0〜
1モル%含む塩臭化銀又は塩沃臭化銀が有利に用いられ
る。本発明に用いられるハロゲン化銀の平均粒子サイズ
は微粒子(例えば0.7μ以下)の方が好ましく、特に
0.5μ以下が好ましい。粒子サイズ分布は基本的には
制限はないが、単分散である方が好ましい。ここでいう
単分散とは重量もしくは粒子数で少なくともその95%
が平均粒子サイズの±40%以内の大きさを持つ粒子群
から構成されていることをいう。写真乳剤中のハロゲン
化銀粒子は立方体、八面体のような規則的(regular)な
結晶体を有するものでもよく、また球状、板状などのよ
うな変則的(irregular)な結晶を持つもの、あるいはこ
れらの結晶形の複合形を持つものであってもよい。ハロ
ゲン化銀粒子は内部と表層が均一な相から成っていて
も、単なる相からなっていてもよい。別々に形成した2
種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して使用してもよい。
また、ハロゲン化銀乳剤層は単層であってもよいし、ま
た重層(2層、3層など)であってもよいし、重量の場
合、互に異なったハロゲン化銀乳剤を用いてもよいし、
同一のものを用いてもよい。本発明に用いるハロゲン化
銀乳剤にはハロゲン化銀粒子の形成または物理熟成の過
程においてカドミウム塩、鉛塩、タリウム塩、ロジウム
塩もしくはその錯塩、イリジウム塩もしくはその錯塩な
どを共存させてもよい。本発明においては、水溶性ロジ
ウム塩、代表的にはロジウムクロライド、ロジウムトリ
クロライド、ロジウムアンモニウムクロライドなどを用
いることが好ましい。さらにこれらの錯塩を用いること
もできる。上記ロジウム塩の添加時間は乳剤製造時の第
一熟成終了前に限定され、特に粒子形成中に添加される
のが望ましく、その添加量は銀1モル当り1×10-8モ
ル以上、1×10-6モル以下の範囲が好ましい。
は、銀1モル当り10-8〜10-5モルのイリジウム塩若
しくはその錯塩を存在させて調製される。上記において
は、ハロゲン化銀乳剤の製造工程の物理熟成終了前特に
粒子形成時に上記の量のイリジウム塩を加えることが望
ましい。ここで用いられるイリジウム塩は水溶性のイリ
ジウム塩またはイリジウム錯塩で、例えば三塩化イリジ
ウム、四塩化イリジウム、ヘキサクロロイリジウム(II
I) 酸カリウム、ヘキサクロロイリジウム(IV)酸カリ
ウム、ヘキサクロロイリジウム(III) 酸アンモニウムな
どがある。
量は、銀換算で3.5g/m2まで、特に1.0〜3.5
g/m2である。
ては、ゼラチンを用いるのが有利であるが、それ以外の
親水性コロイドも用いることができる。たとえばゼラチ
ン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマ
ー、アルブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、セルロー
ス硫酸エステル類等の如きセルロース誘導体、アルギン
酸ソーダ、澱粉誘導体などの糖誘導体、ポリビニルアル
コール、ポリビニルアルコール部分アセタール、ポリ−
N−ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリ
ル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルイミダゾール、
ポリビニルピラゾール等の単一あるいは共重合体の如き
多種の合成親水性高分子物質を用いることができる。
感されていなくてもよいが、化学増感されていてもよ
い。ハロゲン化銀乳剤の化学増感の方法として、硫黄増
感、セレン増感、テルル増感、還元増感及び貴金属増感
法が知られており、これらのいずれでも単独で用いて
も、又併用して化学増感してもよい。貴金属増感法のう
ち金増感法はその代表的なもので金化合物、主として金
錯塩を用いる。金以外の貴金属、たとえば白金、パラジ
ウム、ロジウム等の錯塩を含有しても差支えない。硫黄
増感剤としては、ゼラチン中に含まれる硫黄化合物のほ
か、種々の硫黄化合物、たとえばチオ硫酸塩、チオ尿素
類、チアゾール類、ローダニン類等を用いることができ
る。還元増感剤としては第一すず塩、アミン類、ホルム
アミジンスルフィン酸、シラン化合物などを用いること
ができる。セレン増感剤としては、従来公知の特許に開
示されているセレン化合物を用いることができる。すな
わち通常、不安定型セレン化合物および/または非不安
定型セレン化合物を添加して、高温、好ましくは40℃
以上で乳剤を一定時間攪拌することにより用いられる。
不安定型セレン化合物としては特公昭44−15748
号、特公昭43−13489号、特願平2−13097
6号、特願平2−229300号などに記載の化合物を
用いることが好ましい。
促進を目的として特開昭60−140340号及び同6
1−167939号に記載された化合物を添加すること
ができる。これらは単独で用いてもよく2種以上の組合
せで用いてもよい。本発明の感光材料には、感光材料の
製造工程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止
し、あるいは写真性能を安定化させる目的で、種々の化
合物を含有させることができる。すなわちアゾール類た
とえば、ベンゾチアゾリウム塩、ニトロインダゾール
類、クロロベンズイミダゾール類、ブロモベンズイミダ
ゾール類、メルカプトチアゾール類、メルカプトベンゾ
チアゾール類、メルカプトチアジアゾール類、アミノト
リアゾール類、ベンゾチアゾール類、ニトロベンゾトリ
アゾール類、など;メルカプトピリミジン類、メルカプ
トトリアジン類;たとえばオキサゾリンチオンのような
チオケト化合物;アザインデン類、たとえばトリアザイ
ンデン類、テトラアザインデン類(特に4−ヒドロキシ
置換(1,3,3a,7)テトラザインデン類)、ペン
タアザインデン類など;ベンゼンチオスルフォン酸、ベ
ンゼンスルフィン酸、ベンゼンスルフォン酸アミド等の
ようなカブリ防止剤または安定剤として知られた多くの
化合物を加えることができる。これらのものの中で、好
ましいのはベンゾトリアゾール類(例えば、5−メチル
・ベンゾトリアゾール)及びニトロインダゾール類(例
えば5−ニトロインダゾール)である。また、これらの
化合物を処理液に含有させてもよい。
色素によって比較的長波長の青色光、緑色光、赤色光ま
たは赤外光に分光増感されてもよい。増感色素として
は、シアニン色素、メロシアニン色素、コンプレックス
シアニン色素、コンプレックスメロシアニン色素、ホロ
ホーラーシアニン色素、スチリル色素、ヘミシアニン色
素、オキソノール色素、ヘミオキソノール色素等を用い
ることができる。本発明に使用される有用な増感色素は
例えば RESEARCH DISCLOSURE Item17643IV−A項
(1978年12月p.23)、同Item1831X項
(1978年8月p.437)に記載もしくは引用され
た文献に記載されている。特に各種スキャナー光源の分
光特性に適した分光感度を有する増感色素を有利に選択
することができる。例えば A)アルゴンレーザー光源に対しては、特開昭60−1
62247号、特開平2−48653号、米国特許2,
161,331号、西独特許936,071号記載のシ
ンプルメロシアニン類、B)ヘリウム−ネオンレザー光
源に対しては、特開昭50−62425号、同54−1
8726号、同59−102229号に示された三核シ
アニン色素類、C)LED光源に対しては特公昭48−
42172号、同51−9609号、同55−3981
8号へ特開昭62−284343号に記載されたチアカ
ルボシアニン類、D)半導体レーザー光源に対しては特
開昭59−191032号、特開昭60−80841号
に記載されたトリカルボシアニン類、特開昭59−19
2242号に記載された4−キノリン核を含有するジカ
ルボシアニン類などが有利に選択される。これらの増感
色素は単独に用いてもよいが、それらの組合せを用いて
もよく、増感色素の組合せは特に、強色増感の目的でし
ばしば用いられる。増感色素とともに、それ自身分光増
感作用をもたない色素あるいは可視光を実質的に吸収し
ない物質であって、強色増感を示す物質を乳剤中に含ん
でもよい。有用な増感色素、強色増感を示す色素の組合
せ及び強色増感を示す物質はリサーチ・ディスクロージ
ャー(Research Disclosure)176巻17643(19
78年12月発行)第23頁IVのJ項に記載されてい
る。本発明の増感色素の含有量はハロゲン化銀乳剤の粒
子径、ハロゲン組成、化学増感の方法と程度、該化合物
を含有させる層とハロゲン化銀乳剤の関係、カブリ防止
化合物の種類などに応じて最適の量を選択することが望
ましく、その選択のための試験の方法は当業者のよく知
るところである。通常は好ましくはハロゲン化銀1モル
当り10-7モルないし1×10-2モル、特に10-6ない
し5×10-3モルの範囲で用いられる。
バインダーとしてはゼラチンを用いるが、それ以外の親
水性コロイドも用いることができる。たとえばゼラチン
誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマー、
アルブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒドロキシエチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、セルロース硫
酸エステル類等の如きセルロース誘導体、アルギン酸ソ
ーダ、澱粉誘導体などの糖誘導体、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアルコール部分アセタール、ポリ−N−
ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル
酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルイミダゾール、ポ
リビニルピラゾール等の単一あるいは共重合体の如き多
種の合成親水性高分子物質を用いることができる。ゼラ
チンとしては石灰処理ゼラチンのほか、酸処理ゼラチン
を用いてもよく、ゼラチン加水分解物、ゼラチン酵素分
解物も用いることができる。本発明において、バインダ
ーとしてのゼラチン塗布量は、迅速処理適性及び寸度安
定性向上を得るためには出来る限り少ない方が良い。特
に保護層のゼラチン塗布量は現像速度及び定着速度に大
きく影響を与え、ハロゲン化銀乳剤層を含めた全ゼラチ
ン塗布量は乾燥速度及び寸度安定性に影響を与える。し
たがって、本発明の保護層のゼラチン塗布量は1.0g
/m2以下であり、好ましくは0.15〜0.5g/m2で
あり、ハロゲン化銀乳剤層を含めた支持体上の該乳剤層
のある側の全ゼラチン塗布量は3.0g/m2以下であり
好ましくは1.5〜2.5g/m2である。
層及び保護層を含めた乳剤層側の親水性コロイド層の膨
潤率は200%以下であれば良い。好ましくは50〜1
50%である。膨潤率が200%を超えると、ウェット
膜強度の低下をひきおこすだけでなく、自動現像機の乾
燥部でジャミングを起し易くなることが分った。また、
膨潤率が50%未満になると、現像速度、定着速度が遅
くなり、写真性への悪影響が起こる。本発明における親
水性コロイド層の膨潤率は、前記ハロゲン化銀写真感光
材料における乳剤層及び保護層を含めた親水性コロイド
層の厚味(d0)を測定し、該ハロゲン化銀写真感光材料
を25℃で蒸留水に1分間浸漬し、膨潤した厚味(△
d)を測定し、膨潤率(%)=△d÷d0 ×100の計
算式によって求める。厚味の測定はJIS B7536
に記載の電気マイクロメーターと同様の原理で測定でき
る。例えば、安立電気(株)製電子マイクロメーター
(K306型)で、測定することができる。
3.5g/m2以下であれば良い。好ましくは2.0〜
3.0g/m2である。銀量が3.5g/m2を超えると、
定着液の補充量を低くすることができない。また銀量が
多いと親水性バインダー量も減らすことができないた
め、結果として現像液の補充量も低くすることができな
い。
剤、現像処理方法に関しては特に制限はなく、例えば下
記に示す該当個所に記載されたものを好ましく用いるこ
とが出来る。 項 目 該 当 個 所 1)ヒドラジン造核剤 特開平2−12236号公報第2頁右上欄19行 目から同第7頁右上欄3行目 2)造核促進剤 特開平2−103536号公報第9頁右上欄13 行目から同第16頁左上欄10行目 3)ハロゲン化銀乳剤と 特開平2−97937号公報第20頁右下欄12 その製法 行目から同第21頁左下欄14行目及び特開平2 −12236号公報第7頁右上欄19行目から同 第8頁左下欄12行目 4)分光増感色素 特開平2−12236号公報第8頁左下欄13行 目から同右下欄4行目及び特開平2−10353 6号公報第16頁右下欄3行目から同第17頁左 下欄20行目 5)界面活性剤・帯電防 特開平2−12236号公報第9頁右上欄7行目 止剤 から同右下欄7行目及び特開平2−18542号 公報第2頁左下欄13行目から同第4頁右下欄1 8行目 6)カブリ防止剤・安定 特開平2−103526号公報第17頁右下欄1 剤 9行目から同第18頁右上欄4行目及び同右下欄 1行目から5行目 7)ポリマーラテックス 同第18頁左下欄12行目から同20行目 8)酸基を有する化合物 同第18頁右下欄6行目から同第19頁左上欄1 行目 9)マット剤・滑り剤・ 同第19頁左上欄15行目から同第19頁右上欄 可塑剤 15行目 10)硬膜剤 特開平2−103536号公報第18頁右上欄5 行目から同17行目 11)染料 同第17頁右下欄1行目から同18行目 12)バインダー 特開平2−18542号公報第3頁右下欄1行目 から20行目 13)現像液及び現像方法 特開平2−103536号公報第19頁右上欄1 6行目から同第21頁左上欄8行目 14)レドックス化合物 特開平2−301743号公報の一般式(I)で 表わされる化合物(特に化合物例1〜50)。 15)モノメチン化合物 特開平2−287532号公報の一般式(II)で 表わされる化合物(特に化合物例II−1〜II−2 6)。 16)ジヒドロキシベンゼ 特開平3−39948号公報第11頁左上欄から ン類 第12頁左下欄 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明す
る。
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 <感光材料A>両面に下引き層を塗布した厚さ100μ
のポリエチレンテレフタレート支持体の一方の面に支持
体から近い順に下記処方のバック層とポリマー層を同時
に塗布し50℃で5分間乾燥した。 (1)バック層処方 ゼラチン 3.0g/m2 ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒径3μ) 50mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 10mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 20mg/m2 N,N′−エチレンビス−(ビニルスルホンアセト アミド) 40mg/m2 エチルアクリレートラテックス(平均粒径0.1μ) 1.0g/m2 (2)ポリマー層処方 バインダー(メチルメタクリレート:スチレン:2 −エチルヘキシルアクリレート:アクリル酸=6 4:10:25:1) 厚み1μm ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒径3μ) 10mg/m2 C8 F17SO3 K 5mg/m2 (塗布液の溶媒は蒸留水を使用)
の(3)染色層(4)乳剤層(5)保護層下層及び
(6)保護層上層を同時塗布した。 (3)染色層 ゼラチン 表−I記載の量 * 化合物例(染料17) 0.100g/m2 リン酸 0.015 〃 ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 0.015 〃 ポリスチレンスルフォン酸ナトリウム 0.025 〃 1,1′−ビス(ビニルスルホニル)メタン 0.030 〃 * 化合物例(染料17)の微粒子固体分散体の調製方法 本発明での調製方法は特開昭63−197943号の方
法に準じた。すなわち、水(434ミリリットル)及び
Triton X−200R界面活性剤(TX−200R)
(53g)(Rohm & Haas 社から販売)の6.7%溶液
とを、1.5リットルネジ蓋ビンに入れた。これに、染
料の20gと酸化ジルコニウム(ZrO2)のビーズ(8
00ミリリットル)(2mm径)を添加し、このビンの蓋
をしっかりしめて、ミル内に置き、内容物を4日間粉砕
した。内容物を12.5%のゼラチン水溶液(160
g)に添加し、ロールミルに10分間置いて泡を減少さ
せた。得られた混合物をろ過して、ZrO2 ビーズを除
去した。このままだと平均粒径が約0.3μmの微細粒
子なので、この後遠心分離法によって分級し、粒子サイ
ズが1μm以下になるようにした。
攪拌しながら同時に10分間にわたって加え、0.16
μmの核粒子を形成した。続いて下記IV液、V液を10
分間にわたって加えた。さらにヨウ化カリウム0.15
gを加え粒子形成を終了した。 IV液 水 400ml 硝酸銀 100g V液 水 400ml 塩化ナトリウム 30.5g 臭化カリウム 14g K4 Fe(CN)6 1×10-5モル/モルAg その後常法にしたがって、フロキュレーション法によっ
て、水洗し、ゼラチン40gを加えた。
5に調整し、チオ硫酸ナトリウム5.2mg、塩化金酸1
0.0mgとトリフェニルフォスフィンセレニドを2.0
mg加え、ベンゼンスルホン酸ナトリウム8mg、ベンゼン
スルフィン酸ナトリウム2.0mgを加え、55℃で最適
感度になるように化学増感し、最終的に塩化銀80モル
%を含む、平均粒子径0.20μmのヨウ塩臭化銀立方
体粒子乳剤を調製した。次いで増感色素を2×10-4
モル/モルAg加えて、パンクロ増感した。さらにカブ
リ防止剤として、ハイドロキノン、1−フェニル−5−
メルカプトテトラゾールをAg1モル当りそれぞれ2.
5g、50mg、コロイダルシリカ(日産化学製スノーテ
ックスC、平均粒径0.015μm)をゼラチンに対
し、30重量%加え、可塑剤としてポリエチルアクリレ
ートラテックス(0.05μm)をゼラチンに対し、4
0重量%、硬膜剤として、1,1′−ビス(ビニルスル
ホニル)メタンを全ゼラチン1g当り15〜150mg/
m2を表−1の膨潤率になるように加えた。この塗布液を
Ag3.0g/m2、ゼラチン1.5g/m2になる様に塗
布した。
5℃60RH、サファイヤ針φ=1mm、荷重100g、
スピード60cm/min)であった。
ー層を塗布しない処方について説明する。 (7)バック層 ゼラチン 2.5g/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 80mg/m2 染料 70mg/m2 染料 70mg/m2 染料 100mg/m2 1,3−ジビニルスルホニル−2−プロパノール 60mg/m2
Aと同じ(4)乳剤層、(5)保護層下層及び(6)保
護層上層を同時塗布した。
RHの雰囲気下で1週間保存した後、以下の評価を実施
した。 (1)乾燥性 25℃60%RHの雰囲気下でFG−710NH自動現
像機(富士写真フイルム(株)製)を用いて、乾燥温度
50℃で、ラインスピードを変えることにより、乾燥時
間を変えて、大全サイズ(51cm×61cm)の試料を現
像処理し、処理直後の試料が完全に乾いている最短の乾
燥時間を求めた。現像液及び定着液は以下のものを用い
た。 現像液組成(処理温度38℃) 1,2−ジヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン 酸ソーダ 0.5g ジエチレントリアミン−五酢酸 2.0g 炭酸ナトリウム 5.0g ホウ酸 10.0g 亜硫酸カリウム 85.0g 臭化ナトリウム 6.0g ジエチレングリコール 40.0g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.2g ハイドロキノン 30.0g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル− 3−ピラゾリドン 1.6g 2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2−チオキ ソ−4−(1H)−キナゾリノン 0.05g 2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸 ナトリウム 0.3g 水酸化カリウムを加え、水を加えて1リットルとし pHを10.7に合わせる 1リットル 定着液組成(処理温度38℃) チオ硫酸ナトリウム 160g/リットル 1,4,5−トリメチル−1,2,4−トリアゾリウ ム−3−チオレート 0.25モル/リットル 重亜硫酸ナトリウム 30g/リットル エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム・二水液 0.025g/リットル 水酸化ナトリウムでpH=6.0に調整する。 (2)残色 上記処理条件により、水洗温度を5℃に変更して処理し
た感材に残っている色素による着色の程度で評価した。
表中には5、4、3、2、1で示し、5、4が可で、
3、2、1が不可のレベルである。 (3)定着への現像液の持込量 実施例1の現像液を用いて、自動現像機FG−460A
(富士写真フイルム(株)製)の現像処理後の処理フィ
ルムの重量を測定し、次にそのフィルム乾燥後の重量を
測定して、その差を求めて、定着への現像液の持込量を
求めた。フィルムサイズは四ツ切で、現像38℃1
1″、線速1865mm/min でおこなった。
明らかな如く、本発明の試料は乾燥性が良好で、残色が
小さく、現像液の持込量が少ないため、迅速処理適性を
損なうことなく現像液の補充量の低減が可能であること
がわかる。
100μm)の両面に下記組成の下塗層第1層及び第2
層を塗布した後、一方の面に下記組成の導電層(表面抵
抗率:25℃10%RHで2×1010Ω)、バック層及
びポリマー層を同時塗布した。
た塗布液を乾燥温度180℃2分間で、乾燥膜厚が0.
9μになる様に塗布した。 <下塗層第2層> ゼラチン 1重量部 メチルセルロース 0.05 〃 化合物−4 0.02 〃 C12H25O(CH2 CH2 O)10H 0.03 〃 化合物−5 3.5×10-3 〃 酢酸 0.2 〃 水を加えて 100 〃 この塗布液を乾燥温度170℃2分間で、乾燥膜厚が
0.1μになる様に塗布した。 <導電層> SnO2 /Sb(9/1重量比、平均粒径0.25μ) 300mg/m2 ゼラチン(Ca**含有量30ppm) 170 〃 化合物−8 7 〃 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 10 〃 ジヘキシル−α−スルホサクシナートナトリウム塩 40 〃 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 9 〃
の染色層、乳剤層及び保護層下層・下層を同時塗布し
た。 <染色層> ゼラチン (表−2の量) * 化合物例 染料7 0.070g/m2 * 化合物例 染料29 0.070 〃 リン酸 0.020 〃 ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 0.015 〃 ポリスチレンスルフォン酸ナトリウム 0.020 〃 1,1′−ビス(ビニルスルホニル)メタン 0.030 〃 * 化合物例 染料7、29 は実施例1と同様に調製した。
当り80mg添加し、次いで強色増感剤及び安定剤とし
て、4−4′−ビス(4,6−ジナフトキシ−ピリミジ
ン−2−イルアミノ)−スチルベンジスルホン酸・ジナ
トリウム塩と2,5−ジメチル−3−アリル−ベンゾチ
アゾールヨード塩をAg1モル当りそれぞれ300mg、
450mgを加え、赤外増感した。さらに、カブリ防止
剤、可塑剤、硬膜剤、コロイダルシリカを実施例1と同
様に加え、Ag3.0g/m2、ゼラチン1.2g/m2に
なるように塗布した。この上に下記組成の保護層下層及
び上層を同時塗布した。 (保護層下層) ゼラチン (表−2の量) 化合物−6 20mg/m2 化合物−7 10 〃 ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 20 〃 ポリエチルアクリレートラテックス(0.05μ) 150 〃 (保護層上層) ゼラチン (表−2の量) ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒径3.4μ) 60mg/m2 コロイダルシリカ(日産化学製スノーテックスC) 30 〃 化合物−(滑り剤のゼラチン分散物) 30 〃 ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 40 〃 化合物例−8 50 〃 化合物− 10 〃
RHの雰囲気下で1週間保存した後、実施例1と同様の
評価をおこなった。(表−2)から明らかな如く、本発
明の試料は乾燥性が良く、現像の持ち込み量が少なくか
つ残色が良いことがわかる。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層及び該乳剤層と支持体の間に染料を固体微粒子
の形で親水性コロイドに分散させた層を有するハロゲン
化銀写真感光材料に於て、該染料層が0.8g/m2まで
の量の親水性コロイドを含み、かつ支持体の該ハロゲン
化銀乳剤層が塗設されている面と、反対側の面に親水性
コロイドをバインダーとする非感光性親水性コロイド層
を有し、該非感光性親水性コロイド層より支持体から遠
い位置に疎水性ポリマー層を有し、該非感光性親水性コ
ロイド層と該疎水性ポリマー層が実質的に処理液に非膨
潤であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項2】 該ハロゲン化銀乳剤層側の親水性コロイ
ドがゼラチンであり、その総量が3.0g/m2までであ
る事を特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀写真感光
材料。 - 【請求項3】 該ハロゲン化銀乳剤層側の銀量が、3.
5g/m2までである事を特徴とする請求項1または2記
載のハロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項4】 ハロゲン化銀写真感光材料を露光後自動
現像機を用いて現像、定着、水洗処理する方法におい
て、現像液及び/又は定着液の補充量が感光材料1m2当
り200ml以下であることを特徴とする請求項1、2ま
たは3に記載のハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31112392A JP2745367B2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | ハロゲン化銀写真感光材料およびその処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31112392A JP2745367B2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | ハロゲン化銀写真感光材料およびその処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06138581A JPH06138581A (ja) | 1994-05-20 |
JP2745367B2 true JP2745367B2 (ja) | 1998-04-28 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2745367B2 (ja) |
-
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- 1992-10-28 JP JP31112392A patent/JP2745367B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06138581A (ja) | 1994-05-20 |
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