JP2744404B2 - 圧延機の張力制御装置 - Google Patents

圧延機の張力制御装置

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JP2744404B2 JP6007698A JP769894A JP2744404B2 JP 2744404 B2 JP2744404 B2 JP 2744404B2 JP 6007698 A JP6007698 A JP 6007698A JP 769894 A JP769894 A JP 769894A JP 2744404 B2 JP2744404 B2 JP 2744404B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱間連続圧延機の圧
延スタンド速度およびルーパ角度を制御する圧延機の張
力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特公昭63−7846号公
報に示された従来の圧延機の張力制御装置を示す構成図
であり、図において、1はストリップ、2はストリップ
1を送出する上流側の圧延スタンド、3は下流側の圧延
スタンドである。4はその圧延スタンド2,3間に配置
され、ストリップ1のループ機構を形成するルーパ、5
は圧延スタンド2を駆動するミルモータ、6はルーパ4
の角度θを可変するルーパモータ、7はミルモータ5に
速度制御信号を出力するミルモータ速度制御装置、8は
ルーパモータ6にトルク制御信号を出力するルーパトル
ク制御装置である。
【0003】9はルーパ4の角度θを検出する角度検出
器、10はストリップ1のループ機構の張力σを検出す
る張力検出器、11は検出された角度θと目標値g*
の偏差に応じて制御信号を出力するルーパ角度系PIコ
ントローラ、12は検出された張力σと目標値v* との
偏差に応じて制御信号を出力する張力系PIコントロー
ラである。13はルーパ角度系PIコントローラ11お
よび張力系PIコントローラ12から各制御信号を入力
し各制御信号間の相互干渉を相殺すると共に、ミルモー
タ速度制御装置7およびルーパトルク制御装置8にそれ
ら相互干渉相殺後の各制御信号を出力するクロスコント
ローラである。
【0004】次に動作について説明する。圧延中のスト
リップ1の張力σは、製品品質(板厚,板幅)に大きく
影響する。その為、熱間仕上げ圧延ではルーパ4を使用
してストリップ1の張力σを制御している。ストリップ
1は上流側の圧延スタンド2を通って導かれ、さらに、
下流側の圧延スタンド3を通ることによって張力σが発
生する。このとき、ルーパ4の角度θを角度検出器9で
検出し、目標値g* との偏差を取り、ルーパ角度系PI
コントローラ11でその偏差から角度に関する線形モデ
ルに基づいて演算し制御信号を出力する。また同様に、
ストリップ1の張力σを張力検出器10で検出し、目標
値v* との偏差を取り、張力系PIコントローラ12で
その偏差から張力に関する線形モデルに基づいて演算し
制御信号出力する。
【0005】ルーパ角度系PIコントローラ11および
張力系PIコントローラ12から出力された各制御信号
はクロスコントローラ13に入力され、このクロスコン
トローラ13では各制御信号間の相互干渉を、圧延スタ
ンド2の回転速度とルーパ角度θとに関する線形モデル
に基づいて演算し相殺する。これは、ストリップ1の張
力σを上流側の圧延スタンド2の回転速度とルーパ角度
θとの2つの要素で制御しているので、それら2要素間
を調整するものである。そして、その相互干渉を相殺し
た各制御信号は、ミルモータ速度制御装置7およびルー
パトルク制御装置8に出力される。ミルモータ速度制御
装置7ではクロスコントローラ13から入力された制御
信号に応じてミルモータ5を駆動し、上流側の圧延スタ
ンド2の回転速度の制御からストリップ1の張力σを制
御する。また、ルーパトルク制御装置8ではクロスコン
トローラ13から入力された制御信号に応じてルーパモ
ータ6を駆動し、ルーパモータ6のトルクからルーパ4
の角度θを制御し、ストリップ1の張力σを制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧延機の張力制
御装置は以上のように構成されているので、各PIコン
トローラ11,12およびクロスコントローラ13は線
形モデルに基づいて制御するものであるが、実際の操業
時では、板材の材質の変化や、板材中の温度変化による
スキッドマークなどの圧延条件の変化により、線形では
なく非線形となってしまい、ルーパ角度θとルーパモー
タ6のトルク,ストリップ1の張力σと圧延スタンド2
の回転速度およびルーパ角度θとストリップ1の張力σ
との関係が必ずしも上記線形モデルに一致せず、常に最
適に制御されているとは限らないという問題点があっ
た。図6は上記各PIコントローラ11,12でのPI
制御中の時間50secにルーパ角度θをステップ状に
変化させたものである。図では、ルーパ角度θをステッ
プ状に大きくしたとたんに、張力σがオーバーシュート
している。これは、ルーパ角度θが急激に大きくなるこ
とによって張力σが急激に大きくなるのを防ぐ為に、上
流側の圧延スタンド2の回転速度が急激に低下したこと
が原因であると考えられる。このように、最適なゲイン
で制御されない場合がある。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、圧延条件の変化のような予測し
にくい変動に対しても、充分な制御効果が得られる圧延
機の張力制御装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る圧
延機の張力制御装置は、コントローラにファジィ制御の
概念を加えたものであり、すなわち、角度および張力の
検出値と目標値との偏差とその偏差の単位時間当りの変
化量から予め作成された複数の制御規則との適合度を決
定すると共に、それら複数の制御規則毎の推論結果を求
め、それら推論結果を総和してその総和に応じた制御信
号を出力するルーパ角度系ファジィコントローラおよび
張力系ファジィコントローラを備えたものである。
【0009】請求項2の発明に係る圧延機の張力制御装
置は、クロスコントローラの機能をファジィコントロー
ラ側に移し、そのクロスコントローラを無くしたもので
あり、すなわち、ルーパ角度系ファジィコントローラお
よび張力系ファジィコントローラは、出力される各制御
信号が相互干渉を相殺するように予め作成された複数の
制御規則から適合度を検出するようにしたものである。
【0010】請求項3の発明に係る圧延機の張力制御装
置は、ファジィコントローラで用いられる複数の制御規
則を評価関数から求めることとしたものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明における圧延機の張力制御装置
は、ルーパ角度系ファジィコントローラと張力系ファジ
ィコントローラとにより、数学モデルが作りにくい非線
形の要素を含む予測しにくい変動に対して、非線形なゲ
インを有するファジィコントローラにより対応し、常に
最適なゲインを得る。
【0012】請求項2の発明における圧延機の張力制御
装置は、クロスコントローラの機能をファジィコントロ
ーラ側に移すことにより、クロスコントローラを削減す
ると共に、クロスコントローラの調整を削減する。
【0013】請求項3の発明における圧延機の張力制御
装置は、制御規則を評価関数から求めることより、制御
規則の自動生成を可能とすると共に、ファジィコントロ
ーラの調整を削減する。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は請求項1の発明の一実施例による圧延機の
張力制御装置を示す構成図であり、図において、14,
15はそれぞれ非線形ゲインによりクロスコントローラ
13への制御信号を決定するルーパ角度系ファジィコン
トローラと張力系ファジィコントローラである。また、
この実施例では、ミルモータ5およびミルモータ速度制
御装置7により圧延スタンド速度制御機構を、ルーパモ
ータ6およびルーパトルク制御装置8によりルーパ角度
制御機構を構成する。なお、その他の構成は従来技術で
ある図5と同等なのでその説明を省略する。
【0015】次に動作について説明する。この実施例で
は、角度検出器9によりルーパ4の角度θを、張力検出
器10によりストリップ1のループ機構の張力σを検出
する。その検出された角度θと目標値g* との偏差eを
ルーパ角度系ファジィコントローラ14に、また検出さ
れた張力σと目標値v* との偏差eを張力系ファジィコ
ントローラ15に入力する。そして、これらファジィコ
ントローラ14,15の内部では、上記偏差eと単位時
間当りの偏差の変化量△eを用いファジィ推論を行いク
ロスコントローラ13への制御信号を決定する。そのク
ロスコントローラ13への制御信号を決定するファジィ
推論は以下のように求める。
【0016】図2において、a11,a12,a21,a22
台形状または三角形状の制御規則である。この制御規則
は予め運転員の圧延機の操業時の張力制御の経験に基づ
いて作成されたものであり、例えば、上流側の圧延スタ
ンド2の回転速度,ルーパモータ6のトルクに対する張
力σ,ルーパ角度θの変化の経験から作成されたもので
ある。また、図2ではこの制御規則を縦2段にしか示し
ていないが、実際はもっと多数段作成するものである。
そして、ファジィコントローラ14,15の内部では、
上記偏差eと単位時間当りの偏差の変化量△eとを用
い、それら偏差e,変化量△eが各段の制御規則に対し
てどの程度適合しているかという適合度ωi を決定す
る。この適合度の決定は次のような論理式で表すことが
できる。 if e is An1 and Δe is An2 then y is Bn (1) 上記論理式(1)は制御規則の縦段数に対応して存在
し、上記論理式(1)は第n段目の制御規則の論理式で
ある。適合度ωi の決定は制御規則の各段毎に、すなわ
ち、論理式毎に決定される。さらに、上記論理式(1)
において、初めの論理 e is An1 と後の論理Δe is An2
がand で繋れていることから、初めの論理と後の論理と
の度合いのうち、小さい値の方の度合い Aiiを適合度ω
i とする。例えば、図2での第1段では、初めの論理で
は e is A11 で、後の論理はΔe isA12で、度合いA11
よりも度合い A12の方が小さいので、度合い A12を適合
度ω1 として決定する。
【0017】次に、この適合度ωi の決定を全ての制御
規則の各段に応じて行い、推論結果Bi を求める。図2
では、B1 ,B2 の斜線部に相当する。
【0018】さらに、推論結果Bi を総和してB0 を求
める。図2では、B0 の斜線部で示した部分であり、こ
れは、推論結果B1 ,B2 を加えた値となる。このB0
を求めることにより、ファジィ推論は終了するが、この
0 は単なる曖昧な指示であり、このB0 をそのまま制
御信号とすることはできない。したがって、B0 を次の
ように解釈して1つの数値y0 に変換する。 y0 ={∫B0 (y)ydy}/{∫B0 (y)dy} (2) この部分は、ファジィ結果の非ファジィ化と呼ばれる手
続きであり、推論結果Bi を総合したB0 から重心y0
を与えるものである。
【0019】ルーパ角度系ファジィコントローラ14お
よび張力系ファジィコントローラ15において、上記重
心y0 に相当する数値がそれぞれ演算され、制御信号と
してクロスコントローラ13へ出力される。そのクロス
コントローラ13ではルーパ角度系ファジィコントロー
ラ14および張力系ファジィコントローラ15からの各
制御信号間の相互干渉を相殺し、ミルモータ速度制御装
置7およびルーパトルク制御装置8にそれら相互干渉相
殺後の各制御信号を出力する。さらに、ミルモータ速度
制御装置7ではクロスコントローラ13から入力された
制御信号に応じてミルモータ5を駆動し、上流側の圧延
スタンド2の回転速度の制御からストリップ1の張力σ
を制御する。また、ルーパトルク制御装置8ではクロス
コントローラ13から入力された制御信号に応じてルー
パモータ6を駆動し、ルーパモータ6のトルクからルー
パ4の角度θを制御し、ストリップ1の張力σを制御す
る。
【0020】図3は従来例で示した図6と同じ試験を、
この実施例の装置に対して行った結果である。従来例で
はPI制御中の時間50secにルーパ角度θをステッ
プ状に大きくしたとたんに張力σがオーバーシュートし
たが、この実施例では、時間50secにルーパ角度θ
をステップ状に大きくしても、張力σを一定に保つこと
ができる。このように、非線形なゲインを有するファジ
ィコントローラ14,15を用いることにより、対象シ
ステムの予測できない変動に対しても充分に対応するこ
とができ、ストリップ1の張力σを一定に保つことがで
き、板厚変動および板幅変動を減少させ、歩留を向上さ
せることができる効果がある。
【0021】実施例2.図4は請求項2の発明の一実施
例による圧延機の張力制御装置を示す構成図であり、図
において、16,17はそれぞれクロスコントローラ機
能付きのルーパ角度系ファジィコントローラおよび張力
系ファジィコントローラである。この実施例では、実施
例1で示したクロスコントローラ13の各制御信号間の
相互干渉を相殺する機能をファジィコントローラ16,
17側に移し、そのクロスコントローラ13を削減する
ものである。すなわち、そのルーパ角度系ファジィコン
トローラ16および張力系ファジィコントローラ17で
は、ファジィコントローラ16,17内で用いられる複
数の制御規則を、各制御信号の出力が相互干渉を相殺さ
れるように作成し、その複数の制御規則から適合度を決
定するようにする。このように構成することにより、ク
ロスコントローラ13を削減すると共に、クロスコント
ローラ13の調整を削減することができ、建設コストを
削減することができる効果がある。
【0022】実施例3.次に、請求項3の発明の一実施
例について説明する。上記実施例1ではファジィコント
ローラ14,15内で用いられる複数の制御規則を、運
転員の圧延機の張力制御経験に基づいて作成したものを
用いていたが、この実施例では、その複数の制御規則
を、評価関数から求めることとしたものである。この場
合、制御規則を自動作成することができ、ファジィコン
トローラ14,15の調整が削減され、調整はクロスコ
ントローラ13だけとなる。
【0023】実施例4.さらに、請求項3の発明の他の
実施例について説明する。上記実施例2ではファジィコ
ントローラ16,17内で用いられる複数の制御規則
を、運転員の圧延機の張力制御経験に基づいて作成した
ものを用いていたが、この実施例では、その複数の制御
規則を、評価関数から求めることとしたものである。こ
の場合、制御規則を自動作成することができ、ファジィ
コントローラ16,17の調整が削減され、さらに、ク
ロスコントローラ13は存在しないので、調整する必要
がなくなる効果がある。
【0024】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
角度および張力の検出値と目標値との偏差とその偏差の
単位時間当りの変化量から予め作成された複数の制御規
則との適合度を決定すると共に、それら複数の制御規則
毎の推論結果を求め、それら推論結果を総和してその総
和に応じた制御信号を出力するルーパ角度系ファジィコ
ントローラおよび張力系ファジィコントローラを備える
ように構成したので、数学モデルが作りにくい非線形の
要素を含む予測しにくい変動に対しても、非線形なゲイ
ンを有するファジィコントローラにより、常に最適なゲ
インを得ることができ、充分な制御効果が得られる圧延
機の張力制御装置が得られる効果がある。
【0025】請求項2の発明によれば予め出力される各
制御信号が相互干渉を相殺するように作成された複数の
制御規則から適合度を決定するルーパ角度系ファジィコ
ントローラおよび張力系ファジィコントローラを備える
ように構成したので、クロスコントローラの機能をファ
ジィコントローラ側に移すことにより、クロスコントロ
ーラを削減することができると共に、クロスコントロー
ラの調整を削減することができ、建設コストを削減する
ことができる圧延機の張力制御装置が得られる効果があ
る。
【0026】請求項3の発明によればファジィコントロ
ーラで用いられる複数の制御規則を評価関数から求める
ように構成したので、複数の制御規則の自動生成を可能
とすると共に、ファジィコントローラの調整を削減する
ことができる圧延機の張力制御装置が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による圧延機の張力
制御装置を示す構成図である。
【図2】ファジィ推論の過程を示す説明図である。
【図3】ファジィコントローラを用いた構成に対して行
った試験結果を示すグラフ図である。
【図4】請求項2の発明の一実施例による圧延機の張力
制御装置を示す構成図である。
【図5】従来の圧延機の張力制御装置を示す構成図であ
る。
【図6】従来のPIコントローラを用いた構成に対して
行った試験結果を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 ストリップ 2,3 圧延スタンド 4 ルーパ 5 ミルモータ(圧延スタンド速度制御機構) 6 ルーパモータ(ルーパ角度制御機構) 7 ミルモータ速度制御装置(圧延スタンド速度制御機
構) 8 ルーパトルク制御装置(ルーパ角度制御機構) 9 角度検出器 10 張力検出器 13 クロスコントローラ 14,16 ルーパ角度系ファジィコントローラ 15,17 張力系ファジィコントローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップを送出する圧延スタンドの速
    度を制御する圧延スタンド速度制御機構と、上記圧延ス
    タンド間に配置され上記ストリップのループ機構を形成
    するルーパの角度を制御するルーパ角度制御機構と、上
    記ルーパの角度を検出する角度検出器と、上記ループ機
    構が形成された上記ストリップの張力を検出する張力検
    出器と、上記検出されたルーパの角度とルーパの角度の
    目標値との偏差とその偏差の単位時間当りの変化量から
    予め作成された複数の制御規則との適合度を決定すると
    共に、それら複数の制御規則毎の推論結果を求め、それ
    ら推論結果を総和してその総和に応じた制御信号を出力
    するルーパ角度系ファジィコントローラと、上記検出さ
    れたストリップの張力とストリップの張力の目標値との
    偏差とその偏差の単位時間当りの変化量から予め作成さ
    れた複数の制御規則との適合度を決定すると共に、それ
    ら複数の制御規則毎の推論結果を求め、それら推論結果
    を総和してその総和に応じた制御信号を出力する張力系
    ファジィコントローラと、上記ルーパ角度系ファジィコ
    ントローラおよび上記張力系ファジィコントローラから
    の各制御信号間の相互干渉を相殺すると共に、上記圧延
    スタンド速度制御機構および上記ルーパ角度制御機構に
    それら相互干渉相殺後の各制御信号を出力するクロスコ
    ントローラとを備えた圧延機の張力制御装置。
  2. 【請求項2】 ストリップを送出する圧延スタンドの速
    度を制御する圧延スタンド速度制御機構と、上記圧延ス
    タンド間に配置され上記ストリップのループ機構を形成
    するルーパの角度を制御するルーパ角度制御機構と、上
    記ルーパの角度を検出する角度検出器と、上記ループ機
    構が形成された上記ストリップの張力を検出する張力検
    出器と、上記検出されたルーパの角度とルーパの角度の
    目標値との偏差とその偏差の単位時間当りの変化量から
    予め作成された複数の制御規則との適合度を決定すると
    共に、それら複数の制御規則毎の推論結果を求め、それ
    ら推論結果を総和してその総和に応じた制御信号を上記
    ルーパ角度制御機構に出力するルーパ角度系ファジィコ
    ントローラと、上記検出されたストリップの張力とスト
    リップの張力の目標値との偏差とその偏差の単位時間当
    りの変化量から予め作成された複数の制御規則との適合
    度を決定すると共に、それら複数の制御規則毎の推論結
    果を求め、それら推論結果を総和してその総和に応じた
    制御信号を上記圧延スタンド速度制御機構に出力する張
    力系ファジィコントローラとを備え、上記ルーパ角度系
    ファジィコントローラおよび上記張力系ファジィコント
    ローラは、出力される各制御信号が相互干渉を相殺する
    ように作成された複数の制御規則から適合度を検出する
    ことを特徴とする圧延機の張力制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の制御規則は評価関数から求められ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の圧延
    機の張力制御装置。
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