JP2744260B2 - カラー信号処理装置 - Google Patents

カラー信号処理装置

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JP2744260B2 JP63296731A JP29673188A JP2744260B2 JP 2744260 B2 JP2744260 B2 JP 2744260B2 JP 63296731 A JP63296731 A JP 63296731A JP 29673188 A JP29673188 A JP 29673188A JP 2744260 B2 JP2744260 B2 JP 2744260B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は補色フイルターを装着したカラービデオカメ
ラやカラースチルビデオカメラ等のカラー信号処理装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来この種の装置においては、例えば第6図(a)に
示すような色フイルターを装着し、第3図に示すような
信号処理をすることで、最終的に輝度と2つの色差信号
R−Y,B−Yを得るのが普通である。
このような従来の方式の色信号処理においてはまず、
水平方向に隣り合っていて、かつ異なる色フイルターを
装着されている画素からの出力を減算した結果である。
色差信号からの演算処理が行われる。例えば第6図
(a)に示す色フイルター配列をインタレース走査すれ
ば各フイールドの奇数列目からは減算器304を介してC1
(Mg−Gr)という減算結果が得られ、偶数列目はC2
(Ye−Cy)という減算結果が得られる。
これに対して305の折信号処理部では適当な方法でホ
ワイトバランス、γ変換などの色処理演算が行われる。
次に、これらの線順次化されている色差信号C1/C2に
対し、1H遅延線などを含む同時化回路306を用いて同時
化し、更にこれらを色差マトリクス回路307に通すこと
により、色差軸を適当に回転し、最終的に2つの色差信
号R−Y,B−Yを得ている。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
しかし、このような方式の色処理方法には、次のよう
な2つの根本的な問題がある。
[A]ホワイトバランスがとりにくい。
三管式カメラやRGB純色タイプのカメラではGに対す
るRとBの比を色温度に応じて変化させることでホワイ
トバランスがとれるのに対し、この種の装置では色情報
が色差の形で出てくるので、例えば色温度に応じて、輝
度信号の何割かを色差信号に加減算することによって、
白色に対する色差信号を強制的にゼロにし、ホワイトバ
ランスをとっている。この方法は原理的にも正しく巾広
い色温度範囲で精度良くホワイトバランスをとることは
極めて極めて難しい。
[B]色差のままγをかけるので、色の再現性が良くな
い。
三管式カメラやRGB純色タイプのカメラではNTSC方式
に従って色分離された出力RGBにγをけてRγ・Gγ
γを得たのち、2つの色差Rγ−Y,Bγ−Yを得る。
但しYはY=0.30Rγ+0.59Gγ+0.11Bγである。
ところが補色タイプのカメラでは色信号は最初に差を
とられてからγをかけられるので、(Mg−Gr)γのよう
に差の形のままでγをかけられてしまう。従って後でど
う補正しても正規のNTSCと対応のついた色信号が得られ
ず色の再現性はよくない。
上記の問題点を解決するため、出願人は先に第8図に
示すように、得られるすべての色情報を2次元の補間フ
イルターによって同時化した後、これらの間のマトリク
ス演算によってR,G,Bの3つの色信号を形成し、この状
態でホワイトバランス、γ変換を行う方法を提案してい
る。
即ち第8図中、201はマトリクス状の補色フイルター
が配されたイメージセンサー、202はセンサーの出力をA
/D変換するA/D変換器であり、このA/D変換器出力の各色
信号は2次元の補間フイルター206〜209により同時化さ
れた後、RGB変換器でマトリクス変換されて、R,G,Bの3
原色信号となり、その後でホワイトバランス、γ変換を
行ってから低域輝度信号Y2、色差信号R−Y,B−Yを色
差マトリクス回路で形成し、R−Y,B−YはD/A変換器21
4,215でアナログの色差信号に変換される。
一方、A/D変換器202の出力はHPF216を介した後、低域
輝度信号YLと加算器217で加算されてからD/A変換器218
でアナログの輝度信号に変換される。
しかし、その後の研究の結果、この方法によって色再
現性は大巾に向上するがそのかわり、垂直方向のエツジ
部に偽色が発生する現象があらわれることがわかった。
本発明は、先の提案の良好な色再現性を維持したまま
かつ、上記の問題点を極めて簡単な構成で有効に解決す
る手段を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本願の第1の発明は、第1の水平走査期間に、2つの
異なる第1の色信号X1、第2の色信号X2が、くり返し読
み出され、第2の水平走査期間に上記の2つの色信号と
は更に異なる2つの第3の色信号X3、第4の色信号X4が
くり返し読み出される撮像手段と、 第1及び第2の水平走査期間内の同一走査線上の2つ
の色信号の無彩色に対する応答を等しくなるように調整
する調整手段と、 上記調整手段による調整後の第1〜第4の色信号X1、
X2、X3、X4に対して3行4列のマトリクス演算 但し、a11+a12=a21+a22=a31+a32 a13+a14=a23+a24=a33+a34 を行なうことによってRGB信号へ変換するマトリクス演
算手段と、 を有することを特徴とする。
本願の第2の発明は第1の水平走査期間に、2つの異
なる第1,第2の色信号がくり返し読み出され、第2の水
平走査期間に上記の2つの色信号とは更に異なる2つの
第3,第4の色信号がくり返し読み出される撮像手段と、
第1及び第2の水平走査期間内の同一走査線上の2つの
色信号の無彩色に対する応答を等しくなるように調整す
る調整手段を持ち、上記調整手段による調整後の色信号
のうち、第1,第2の色信号を和をとる第1の加算手段
と、第3,第4の色信号の和をとる第2の加算手段と、第
1,第2の色信号の差をとる第1の減算手段と、第3,第4
の色信号の差をとる第2の減算手段と、第1,第2の加算
手段の出力の夫々定数倍を加算する第3の加算手段と、
第3の加算手段の出力と、第1,第2の減算手段の出力の
夫々の定数倍を加算することによってRGBの信号を形成
する演算手段と、を有することを特徴とする。
〔作用〕
このように構成することによりR,G,B信号を夫々形成
する為の演算手段の構成として、一般に12回の乗算と9
回の加減算が必要であった(4×3)のマトリクス演算
を、わずか8回の乗算と11回の加減算で非常に効率よく
行い、かつ大きな問題点であった垂直偽色の発生を極小
化できる。
〔実施例〕
本発明の実施例を説明する前にまず、垂直エツジにお
ける偽色発生の原因を考え、次にこれを防止する条件を
考える。
第8図示の構成において、 例えば第6図(a)に示す色フイルター配列を使う場
合には、次にような(3×4)の一次マトリクス
(aij)の演算によってRGBへ変換する。
(1)式右辺のMg,Gr,Cy,Yeは第8図に示す2次元補間
フイルター206〜209で同時化されている。
今、第7図のように垂直方向に周期が丁度4画素分の
白黒の濃淡パターンが被写体の場合を考える。
ここで色温度で決まるパラメータαβを無彩色に対し
を満たすように、予め決めたとする。
この時、Mg,Grの位置はぴったり暗部に一致し、又Cy,
Yeの位置はぴったり明部と一致しているのでどのような
補間フイルターを用いても、 となる、但し、V1,V2は明るさに対する画素信号出力で
第8図の場合V1<V2である。
従って(1)(2)(3)より、 R=(a11+a12/α)V1+(a13+a14/β)V2 G=(a21+a22/α)V1+(a23+a24/β)V2 B=(a31+a32/α)V1+(a33+a34/β)V2 ……(4) となる。
この被写体の濃淡パターンはもともと白黒の被写体で
あるからすべてのV1,V2について偽色が出ないために
は、 の2条件が同時に成立しなければいけない。
今、Grの出力をα倍、Cyの出力をβ倍したものを各々
(Gr)′,(Ye)′とすると(1)のかわりに によって変換すると考える。この時(5)及び(6)の
条件は a11+a12=a21+a22=a31+a32 (8) a13+a14=a23+a24=a33+a34 (9) と書き換えられる。
ここで(8)(9)の共通部分を各々2P,2Qとおく。
a11+a12=a21+a22=a31+a32=2P (8)′ a13+a14=a23+a24=a33+a34=2Q (9)′ また、a11−a12=2R1 a13−a14=2R2 a21−a22=2G1 a23−a24=2G2 a31−a32=2B1 a33−a34=2B2 ……(10) とすると、例えばRは(7)より R=a11Mg+a12Gr′+a13Cy+a14Ye′なので (8′)(9′)(10)により R=(P+R1)Mg+(P−R1)Gr′+(Q+R2)Cy+(Q−R2)Ye′ =P(Mg+Gr′)+Q(Cy+Ye′)+R1(Mg−Gr′)+R2(Cy−Ye′) ……(11) となる。また同時に G=P(Mg+Gr′)+Q(Cy+Ye′)+G1(Mg−Gr′)+G2(Cy−Ye′) ……(12) B=P(Mg+Gr′)+Q(Cy+Ye′)+B1(Mg−Gr′)+B2(Cy−Ye′) ……(13) となる。
一般に(7)のように3×4のマトリクス演算を行う
と、3×4=12回の乗算数と3×3=9回の加減算が必
要である。
しかし、本発明では(5)(6)の条件を利用するこ
とによって、RGBを(11)(12)(13)のように演算す
る。
この結果、次のように乗算回数の少い演算で実行でき
る。例えばRについては P(Mg+Cr′)+Q(Cy+Ye′)の演算 3回の加減算と2回の乗算 R1(Mg−Gr′)の演算 1回の加減算と1回の乗算 R2(Cy−Ye′)の演算 1回の加減算と1回の乗算 ++の演算 2回の加減算 が必要である。このうちと,の加減算は各色間で
共通化できるので、 全部で 3+1+1+3×2=11回の加減算と、 2+3×1+3×1=8回の乗算で 実行できる。
(5)(6)式の条件は非常に強い条件であり、本発
明はこの特徴を利用することによって、一般に12回の乗
算と9回の加減算の必要な(4×3)のマトリスク演算
を、上述したようにわずか8回の乗算と11回の加減算で
非常に効率よく行い、かつ大きな問題点であった垂直偽
色の発生を極小化できる。
第2図は本発明を第7図のようにCCDをインタレース
走査する場合の実施例を示す。
本発明を実施するためにはMg,Gr,Cy,Yeの4つの色信
号が同時化されていなければならない。なぜならこれら
4つの情報を演算によってRGBへ変換するからである。
例えば、第7図のようなセンサー出力の場合、Mgに注
目すると、そのサンプリングの位置は第6図(b)に○
印で示した所になる。その他の×印の所は他の色情報は
あるがMgの色情報がないので○印のついたデータ(A〜
Hなど)の適当な重みつけで補間する。これが2次元補
間フイルターによる同時化である。これは各色に対して
行われる。
以上を念頭において、以下第2図を使用して説明す
る。
CDDセンサー201には第7図に示すような、4種のカラ
ーフイルターが夫々の画素に対応して配置されている。
センサー201からインタレース走査で一画素ごとに読み
出された画素信号はAGC回路230でゲインを調整されたの
ちA/D変換器202で、読み出しクロツクに同期したタイミ
ングでA/D変換される。後で行う色処理のために、このA
/D変換器はリニヤな特性が良く、量子化誤差の点から考
えて、8bit以上で行うのが望ましい。
輝度信号はハイパスフイルター216で高域成分が検出
され後述するような方法で得られる輝度の低域成分YL
加算器217で加算され、D/A変換器218でD/A変換され出力
される。
一方、A/D変換器202の出力は、4つの補間フイルタ20
6,207,208,209に入力される。これらの4つの補間フイ
ルターは、例えば、第4図に示すように構成されてお
り、これらの出力は、各々同時化された色信号Mg,Cy,Y
e,Grとなる。ここで、第4図に示す補間フイルターの動
作について説明する。
センサーからの出力は、インタレース走査されている
ものとすると、A/D変換器の出力は、1Hごとに(Mg/Gr)
のライン,(Cy/Ye)のラインの出力とで切り換わる。
従って、例えばMg用の補間フイルタならば、(Mg/Gr)
のラインを走査している時、スイツチ501はA/D変換器の
出力、次の1Hではゼロを選択するようにすると、スイツ
チ501の出力には(Mg,Gr)ラインのデータと1H分のゼロ
が1Hごとに交互に出力される。
1Hメモリ502,503,係数倍器504,505,506,及び加算器50
7は、垂直方向の補間フイルターを形成している。例え
ば、504,506の係数を1/2、505の係数は1に設定する
と、507の出力には(Mg/Gr)のラインのデータと前後の
(Mg/Gr)ラインの平均値が1Hごとに出力され、垂直方
向に補間される。
次に、加算器507の出力は、スイツチ508へ入力され
る。
スイツチ508の入力は、一画素ごとの読み出しブロツ
クφに同期して、Mg信号,Gr信号が交互に表われている
ので、Mg信号の時は507の出力を、Gr信号の時はゼロを
選択して出力する。これは、デイレイ509〜514,係数器5
15〜521,加算器522からなる水平補間フイルターに入力
され、水平方向に補間される。
係数器515〜521の係数は例えば各々 [1/8 2/8 3/8 1/2 3/8 2/8 1/8]のように、全
部の和が2になるようにするのが良い。
以上は、Mg用の補間フイルター206について説明した
が、スイツチ508の選択を逆にすれば、Gr用の補間フイ
ルター209が、又、スイツチ501の選択を逆にすれば、ス
イツチ508の位相に応じて各々Cy,Ye用の補間フイルター
207,208が構成できる。
また、上述の説明では、1Hメモリを2本用い(1/2
1 1/2)の補完フイルターを構成したが1HメモリをN
本用い、(N+1)タツプの垂直方向のFIR型デイジタ
ルフイルターにしても良い。こうすると、垂直方向の色
の帯域が好ましい。
また、垂直方向の帯域は狭いほうがよいので1Hメモリ
を節約するためにII Rフイルターを用いて構成してもよ
い。
以上の説明では、206〜209の4つの補間フイルターを
個別に構成した場合を示したが、第5図のようにまとめ
て構成すれば、1Hメモリやデイレイ、加算器、係数器の
共通化ができるので、回路規模の大巾な縮小が可能であ
る。
即ち、第5図においてA/D変換器の出力を第4図に示
したものと同様な1Hメモリ502,503,係数器504,505,506
からなる水平補間フイルターに入力する。加算器601の
出力は1Hごとに、前後ラインの平均値が表われる。今、
505の出力が(Mg/Gr)ラインであったとすると、加算器
601の出力は、前後の(Cy/Ye)ラインの平均値が表われ
る。次のラインでは、505の出力は(Cy/Ye)ラインとな
るので、F1,F2には1Hごとに(Mg/Gr)と(Cy/Ye)ライ
ンの補間された信号が交互に表われる。従って、スイツ
チ602で1HごとにF1とF2を選択することにより、垂直方
向に同時化された補間信号(Mg/Gr),(Cy/Ye)をとり
出すことができる。
各々の(Mg/Gr)又は(Cy/Ye)ラインの信号は、第4
図と同様なデイレイ509〜514及び、係数器515〜521から
なる水平補間フイルターに入力される。
加算器603,604,606,607は2タツプごとの出力を加算
するようにしているので、例えば603と604の出力には、
1クロツクφごとにMgとGrの補間された出力が交互に表
われる。
従って、605のスイツチでφごとに603と604の出力を
切り換えれば、2次元的に補間されたMg及びGr信号を得
ることができる。Cy,Yeについても608のスイツチで同様
にφごとに606と607の出力を切り換えてやれば良い。
尚、第2図において同時化されたMg,Cy,Ye,Grの信号
が得られたならば、後のすべての演算処理は1画素ごと
の読み出しのクロツクの数回に1回行えばよい。なぜな
ら、一般にカラー信号の帯域は輝度に比べ狭いからであ
る。従って、補間フイルターの後に、間引き処理を行っ
て、後の演算処理を比較的低速で行うようにしてもよ
い。こうすると消費電力の大巾な節約ができる。
次に、本発明の特徴である、RGB変換部について、第
1図を用いて説明する。
補間フイルター206〜209の出力のうち、Gr,Yeは第1
図示乗算器101,102で各々、α,β倍される。この定数
α,βはパラメータ設定器119によって外光の色温度を
検出する為の外光センサー120からの色情報に応じて最
適に設定され、例えば乗算器101,102内の乗数用のRAMに
書き込まれる。パラメータ設定器119の中のROMには予め
測定された種々の色温度に対して(2)式を満たすよう
なα,βの値が書き込まれている。外光センサー120は
外光を測定し、例えばR/B比をDCで出力するようになっ
ており、この電圧はパラメータ設定器119でA/D変換され
上述のROMの読み出しアドレスとして使用される。
次に、Mg,αGr,Cy,βYeは(11)(12)(13)式に従
ってRGBへ変換される。
即ち、加算器103はMg,αGrの和を、加算器104は、Cy,
βYeの和を演算し、定数倍器107,108は各々103,104の出
力をP,Q倍する。
又、減算器105,106は各々(Mg−αGr),(Cy−βY
e)を演算する。定数倍器110〜115は、各々の定数がR1,
G1,B1,R2,G2,B2となるように設定されている。
加算器109は107と108の出力を加算する。
加算器116は109,110,113の3つの出力を加算して(1
1)式に従ってRを演算出力する。他のG,Bについても同
様である。
このようにすると(7)式のマトリクス演算が11回の
加減算と8回の乗算で実行でき、かつ(5)(6)式の
条件が満たされるので、偽色の発生は極小化される。
次に、定数P,Q,R1,R2,G1,G2,B1,B2の決め方について
説明する。一般に(7)式のマトリクスではパラメータ
の数は12であるが、条件(5)(6)式によってパラメ
ータの数が8個に集約されている。
Mg,Gr,Cy,Yeのカラーフイルターの分光特性Mg(λ),
Gr(λ),Cy(λ),Ye(λ)を380nmから780nmまで10nm
間隔で測定しMg(λi),Gr(λi),Cy(λi),Ye
(λi)(i=1,…,41)を得る。
次に、NTSCのRGBの理想分光特性r(λ),g
(λ),b(λ)を、例えば“色彩科学ハンドブツク
東京大学出版会(1981)”より読みとる。
そして(11),(12),(13)を書き直すと、 となる。
従って、(14)によって交換されたR,G,Bの等価的分
光特性R(λ),G(λ),B(λ)は となる。これを先に述べたNTSCのRGBの理想分光特性r
(λ)g(λ)b(λ)にできるだけ近似させる。
但し、8コのパラメータP1Q1及びRi,Gi,Bi(i=1.
2)は色温度によらず一定にしたいので例えば5100゜Kに
対するα,βを用いて、これらのパラメータを決めると
よい。
このためには、例えば最小2乗法を用いる。
即ち、誤差関数E(P,Q,Ri,Gi,Bi)を、次のように定
義する。
これをP,Q,Ri,Gi,Bi(i=1、2)で各々編微分して
0と置くことにより、8元連立1次方程式が得られるの
で、これをP,Q,Ri,Gi,Biについて解けばよい。
このような色について最適化すると必ずしもP=Qに
ならないがP=Qの場合よりパラメータが1つ多い分だ
け色再現が良好である。
尚、このように構成することでα,βを調整すること
ができ、ホワイトバランスがとれる。何故なら減算器10
5,106の出力が0になると、必ずR=G=Bとなるから
である。
次に、γ変換器の12では、テーブル変換によてRGB信
号がγ変換される。
色差マトリクス部213では(16)式に従ってマトリク
ス演算が行われる。ここでも整数型の固定乗算を行うた
め、各係数といくつかの2のべき乗の加減算と近似する
と良い。
第2の実施例として、 前述のPとQが等しい場合が考えられる。P=Qでか
つMg(λ)+Gr(×)Cy(λ)+Ye(λ)と考えられ
るような場合、加算器103,104、定数倍器104,105が共通
化できる。
もちろん上述のようなハードワイヤードな構成をとら
ずにDSP(デジタル・シグナル.プロセシング)などを
用いてソフトウエアで直接(5),(6)式の条件を満
たす係数{aij}を用いてマトリクス演算を行ってRGBへ
交換してもよい。
又、本発明は第6(a)図のようなフイルターを有す
るセンサーをインタレース走査する場合以外にも、第9
図のようなフイルター値のセンサー出力を2水平ライン
ずつ垂直方向に混合して読み出す場合や、一画素を2分
割してフイルターを貼り合せたCCDの場合のように信号
が水平方向に2色垂直方向に2色計4色の繰り返しであ
るのであっても有効である。
また、輝度信号はR,G,Bの重み付けで作られるYLとセ
ンサー信号はHPFして得られる信号との和を用いて色再
現性の向上を図ったが、HPFしないMg,Gr,Cy,Ye信号に本
発明と同じ重み付けをしてそのまま用いてもよい。
また、無彩色に対して応答を等しくする手段としてA/
D変換器の前を4チヤンネルにしてアナログ回路で実行
してもよいことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明においては色再現性に優れてお
り、かつ垂直偽色の発生も少ない。しかもカラー信号処
理装置を極めて簡単なハードウエア構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す図、第2図は本発明によ
るビデオカメラの信号処理装置のブロツク図、第3図
は、従来例によるビデオカメラの信号処理装置のブロツ
ク図、第4図,第5図は補間フイルターの構成例を示す
図、第6図(a),(b)は、色フィルターの配列例を
示す図、第7図は垂直偽色の発生を説明する図、第8図
は先願によるビデオカメラの信号処理装置のブロツク
図、第9図は色フイルターの他の配列例を示す図であ
る。 101,102……可変定数倍器、103,104……加算器、 105,106……減算器、107〜115……固定定数倍器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の水平走査期間に、2つの異なる第1
    の色信号X1、第2の色信号X2が、くり返し読み出され、
    第2の水平走査期間に上記の2つの色信号とは更に異な
    る2つの第3の色信号X3、第4の色信号X4がくり返し読
    み出される撮像手段と、 第1及び第2の水平走査期間内の同一走査線上の2つの
    色信号の無彩色に対する応答を等しくなるように調整す
    る調整手段と、 上記調整手段による調整後の第1〜第4の色信号X1、X
    2、X3、X4に対して3行4列のマトリクス演算 但し、a11+a12=a21+a22=a31+a32 a13+a14=a23+a24=a33+a34 を行なうことによってRGB信号へ変換するマトリクス演
    算手段と、 を有することを特徴とするカラー信号処理装置。
  2. 【請求項2】第1の水平走査期間に、2つの異なる第
    1、第2の色信号が、くり返し読み出され、第2の水平
    走査期間に上記の2つの色信号とは更に異なる2つの第
    3、第4の色信号がくり返し読み出される撮像手段と、 第1及び第2の水平走査期間内の同一走査線上の2つの
    色信号の無彩色に対する応答を等しくなるように調整す
    る調整手段を持ち、上記調整手段による調整後の色信号
    のうち、第1、第2の色信号の和をとる第1の加算手段
    と第3、第4の色信号の和をとる第2の加算手段と、第
    1、第2の色信号の差をとる第1の減算手段と、第3、
    第4の色信号の差をとる第2の減算手段と、第1、第2
    の加算手段の出力のそれぞれ定数倍を加算する第3の加
    算手段と、第3の加算手段の出力と、第1、第2の減算
    手段の出力のそれぞれの定数倍を加算することによって
    RGBの信号を形成する演算手段と、 を有することを特徴とするカラー信号処理装置。
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