JP2742400B2 - 疲労強度に優れた肉盛強化型12%Cr鋼製タービンロータ - Google Patents

疲労強度に優れた肉盛強化型12%Cr鋼製タービンロータ

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JP2742400B2 JP7225502A JP22550295A JP2742400B2 JP 2742400 B2 JP2742400 B2 JP 2742400B2 JP 7225502 A JP7225502 A JP 7225502A JP 22550295 A JP22550295 A JP 22550295A JP 2742400 B2 JP2742400 B2 JP 2742400B2
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友博 土山
栄一 村上
龍太郎 馬越
重  隆司
良之 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、疲労強度に優れた
肉盛強化型の12%Cr鋼製タービンロータに関し、特
に軸受との接触面を多層肉盛溶接によって強化すること
により、優れた疲労強度と軸受特性を与えた12%Cr
鋼製タービンロータに関するものである。尚、本発明に
おいて12%Cr鋼製タービンロータとは、9〜12%
のCrを含有するCr鋼を基材とするタービンロータを
総称する。
【0002】
【従来の技術】例えば火力発電機などに使用される上記
タービンロータのシャフトは、発電効率を高めるため、
より高い上記温度で使用される傾向が見受けられる。こ
うした高温条件したで使用される金属材料としては、従
来より高温クリープ強度の高い12%Cr鋼が汎用され
てきたが、該12%Cr鋼製のタービンロータシャフト
は、使用中に軸受部で焼付きを起こし易いという問題が
指摘されている。そこでこうした欠点を防止するため、
軸受との接触面に低合金鋼製のスリーブを焼き嵌めした
タイプのタービンロータシャフトが開発されたが、この
タイプのタービンロータシャフトは、使用中に経年変化
を起こして焼き嵌め部が緩み、ガタツキを生じるという
問題を残している。
【0003】また上記以外の改善技術として、例えば次
に示す如く軸受との接触面(以下、軸受面ということが
ある)に低合金鋼を肉盛溶接する技術が検討され、一部
で実用化が進められているが、夫々下記の様な問題を残
している。
【0004】特開昭57−137456号「タービンロ
ータ」 C,Si,Mn,Cr,Mo,V,Ni等の含有量を規
定した合金鋼を軸受面に肉盛溶接したタービンロータを
開示するものであるが、この方法を12%Cr鋼製ター
ビンロータ(以下、12%Crタービンロータと略記す
る)に適用しようとすると、肉盛合金のCr含有量が
0.30〜2.80%の範囲であることから、ロータ基
材と接する肉盛合金とのCr含有量の差が極端に大きく
なるため、適量のVを含有させたとしてもそれらの境界
部分に強度的な段差が生じ、満足のいく疲労強度が得ら
れない。また、この方法で規定する肉盛合金成分範囲で
ある例えばC:0.25%−Cr:1.2%−Mo:
1.5%−V:0.3%といった成分組成を想定した場
合、この成分系はSR割れ感受性が非常に高いものであ
るため、健全な肉盛溶接部が得られにくい。
【0005】特開平4−81293号812%Cr鋼製
蒸気タービンロータシャフト」 このシャフトは、肉盛溶接金属の表層部のC,Si,M
n,P,Cr,Mo,及びV量を規定したものであり、
焼結型フラックスと溶接ワイヤを組み合わせたサブマー
ジアーク溶接法によって3層以上の肉盛溶接を行ない、
最表層部の金属組成を規制するものであり、溶接母材を
適度の温度に余熱るすることによって低温割れの防止を
図っている。この技術によれば、肉盛溶接部における低
温割れや高温割れ、更にはSR割れ等も起こしにくく、
且つ肉盛溶接金属表層部の軸受け特性や強度においても
良好な成果が得られる。しかしながら、第1層目(初
層)の肉盛溶接にCr含有量の少ない溶接材料を使用す
ると、ロータ材と初層肉盛溶接金属との間でCr含有量
の差が非常に大きくなり、この部分で大きな強度段差が
生じて疲労強度が極端に悪くなる。
【0006】この様に、軸受との接触面を肉盛溶接によ
って強化した従来タイプのタービンロータでは、特にロ
ータ基材と接する肉盛溶接金属のCr含有量が低く、1
2%Crタービンロータ基材と初層肉盛溶接金属とのC
r含有量差が大きくなってこの部分に強度的段差が生じ
るため、満足のいく疲労強度が得られず、より高い設計
強度に耐え得る軸受面肉盛強化型の12%Crタービン
ロータの開発が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の様な事
情に着目してなされたものであって、その目的は、高レ
ベルの疲労強度と軸受特性を備えた軸受面肉盛強化型の
12%Crタービンロータを提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成すること
のできた本発明に係る肉盛強化型12%Crタービンロ
ータの構成は、12%Cr鋼製タービンロータにおい
て、軸受との接触面がCr含有鋼の多層肉盛溶接により
強化されると共に、肉盛溶接部における基材と初層肉盛
溶接金属の間のCr含有量の差および各隣接肉盛溶接金
属層の間のCr含有量の差がいずれも6.0重量%以下
であり、且つCr含有量の差が4.0%超6.0%以下
となる様な低Cr側の肉盛溶接金属層中には、Nb,
V,W,MoおよびTiよりなる群から選択される少な
くとも1種が、下記(I)式の関係を満足する範囲で含
まれるものであるところに要旨を有するものである。 0.15wt% ≦Nb+(1/3)V+(1/5)W+(1/3)Ti+(1/5)Mo≦2.0wt%……(I)
【0009】
【発明の実施の形態】12%Crロータにおけるシャフ
ト側の軸受部に要求される主な特性としては、軸受特性
および強度特性が挙げられる。軸受特性については、肉
盛溶接における表層部のCr含有量が大きな影響を及ぼ
し、Cr含有量は低い方が好ましい。ちなみに、従来の
タービンロータにおいてジャーナル部で焼付き事故を起
こしていないのは、実績として低合金系のCr−Mo−
V鋼や2.25%Cr鋼であり、3%あるいは4%レベ
ルの高Cr含有量での運転実績はないのが現状である。
【0010】一方強度特性については、肉盛溶接の表層
部、即ち軸受との接触面に相当する部分のCr含有量を
2.5%程度以下に抑えたうえで、高温割れ、SR割
れ、融合不良等の欠陥を生じることなく高強度が確保で
きる様に肉盛溶接金属の成分組成を選定することによ
り、その目的を一応達成している。
【0011】しかしながら、本発明で特にその改質を意
図する12%Crタービンロータ材に、上記の様な肉盛
溶接法を適用して強化しようとすると、ロータ基材と初
層肉盛溶接金属あるいは各肉盛溶接金属層間の強度的段
差の影響が顕著に現われ、満足のいく疲労強度特性が得
られない。即ち、12%Crタービンロータ材に対して
初層肉盛溶接材として従来材を肉盛した場合、12%C
rタービンロータ材(実質的に11%程度のCrが含ま
れている)と初層肉盛溶接金属との間Cr含有量の差が
7〜8%程度にもなり、この様にCr含有量の差が大き
くなると、この部分で強度的段差が生じて該段差部の低
強度側に応力集中が起こり、十分な疲労強度が得られな
くなる。
【0012】高レベルの疲労強度特性を得るには、ロー
タ基材と初層肉盛溶接金属の間のCr含有量および各隣
接肉盛溶接金属層の間のCr含有量差をいずれも小さく
して強度的段差を可及的に抑えることが有効であるが、
2.5%以下という肉盛溶接表層部のCr含有量を確保
しつつCr含有量差を十分に小さくするには、肉盛層数
を多くしなければならす、溶接工数の増大によるコスト
アップを招く他、寸法設計の余裕度も低下してくる等、
工業的に実用化するうえで大きな障害となる。
【0013】そこで、実用性も考慮した上で、十分な疲
労強度特性を保障し得る様な強度的段差、即ちCr含有
量差の上限を明らかにしてやれば、本発明の目的が達成
できると考え、その線に沿って研究を進めた。その結
果、ロータ基材と初層肉盛溶接金属との間のCr含有量
および各隣接肉盛溶接金属層の間のCr含有量の差をい
ずれも6.0%以下に抑えると共に、Cr含有量の差が
4.0%超6.0%以下となる様な低Cr側の肉盛溶接
金属層中には、Nb,V,W,MoおよびTiよりなる
群から選択される少なくとも1種の金属を、前記(I)
式を満たす範囲で含有させるという成分傾斜を与えてや
れば、ロータ基材と初層肉盛溶接金属間および各隣接肉
盛溶接金属層間の強度的段差が実用上障害のない程度に
抑えられ、肉盛強化型12%Crタービンロータ全体と
しての疲労強度特性が十分に高められることを知った。
【0014】即ち本発明では、12%Cr鋼を基材とす
る肉盛強化型の12%Crタービンロータであって、肉
盛表層部のCr含有量を焼付き防止の観点から2.5%
以下に抑えつつ、高レベルの疲労強度特性を確保するた
めの要件として、ロータ基材と初層肉盛溶接金属の間お
よび各隣接肉盛溶接金属層の間のCr含有量の差を何れ
も6.0%以下に抑え、且つ該Cr含有量の差が4.0
%超6.0%以下となる様な低Cr含有量の肉盛金属層
側には、前記(I)式を満足する量のNb,V,W,M
o、Tiを含有させるところに特徴を有するものであ
り、こうした構成を特定することによって、12%Cr
鋼の有する優れた強度特性と耐焼付き性を確保しつつ、
疲労強度特性の優れた肉盛強化型12%Crタービンロ
ータを得ることができるのである。
【0015】
【実施例】以下、実験の経緯を追って本発明の構成およ
び作用効果をより具体的に説明するが、本発明はもとよ
り下記実験例によって制限を受けるものではなく、前・
後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施
することも勿論可能であり、それらは何れも本発明の技
術的範囲に包含される。
【0016】実験例1 12%Crタービンロータ基材と初層肉盛溶接金属間お
よび初層肉盛溶接金属層と第2層肉盛溶接金属層間にお
けるCr含有量の差、並びに初層および第2層肉盛溶接
金属における合金元素と疲労強度の関係を調べるため、
種々の成分組成の肉盛溶接材を試作して12%Crター
ビンロータ基材に第2層までの肉盛溶接を行ない、夫々
の疲労強度特性を比較した。
【0017】表1は、使用した12%Crタービンロー
タ基材の成分組成、表2は、試作した初層肉盛溶接用ワ
イヤの成分組成、表3は、第2層目の肉盛溶接に用いた
ワイヤの成分組成を夫々示す。尚、溶接ワイヤとしては
何れも直径3.2mmのものを使用し、サブマージアー
ク溶接法によって肉盛溶接を行なった。
【0018】溶接条件は表4に示す通りとし、肉盛溶接
に当たっては、ロータ基材と初層肉盛溶接金属間および
各隣接肉盛溶接層間で種々のCr含有量差を与えるた
め、前パスに対する溶接ビードの重ね代やワイヤの狙い
位置を調節し、基材あるいは前層肉盛溶接金属に対する
溶込率を10〜50%の範囲で適宜変化させた。肉盛溶
接後、650℃×15時間のSR処理を施した後、ロー
タ基材を含めた肉盛溶接部から回転曲げ疲労試験片を採
取して疲労試験を行なうと共に、初層肉盛溶接金属なら
びに第2層目の肉盛溶接金属の化学成分を分析し、各部
のCr含有量の差およびその他の元素の含有量を調べ
た。図1は、実験で用いたロータを模擬した肉盛溶接基
材の形状を示す見取り図、図2は、肉盛溶接後の性能試
験用試料の採取位置を示す説明図である。
【0019】結果を表5および図3に示す。尚、疲労試
験結果の判定については、表2に示した従来法における
初層肉盛溶接用ワイヤ及び第2層目肉盛溶接用ワイヤ
(表3)を用いて肉盛溶接を行なった試験材から採取し
た試験片の1×107 サイクルにおける疲労限界応力振
幅に対し、10%以上疲労限界応力が上回っているもの
を合格とした。尚、表5において疲労試験結果が不合格
となったものの試験材の破断箇所は、No.1,2,
3,15,19についてはロータ基材と初層肉盛金属と
の間、No.8,9については初層と第2層の肉盛溶接
金属層の間であった。また図3における疲労試験結果の
合否は、ロータ基材と初層肉盛溶接金属間あるいは肉盛
溶接層同士の間の境界部の強度に対して、肉盛溶接金属
部の疲労強度が80%以上であるものを合格(○)、8
0%未満のものを不合格(×)とした。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】これらの結果より、次の様に考えることが
できる。この実験では、初層と第2層の肉盛溶接部を代
表的に取りあげてCr含有量差が疲労特性に与える影響
を調べた結果を示したものであるが、表5および図3か
らも明らかである様に、ロータ基材と初層肉盛溶接金属
の間のCr含有量の差あるいは初層と第2層の肉盛溶接
金属間のCr含有量の差が何れも4.0%以下である実
施例、およびCr含有量が低い方の側の肉盛溶接金属層
に前記(I)式の関係を満足するNb等が含まれている
ものについては、Cr含有量の差が6.0以下である実
施例では、何れも優れた疲労特性が得られているのに対
し、Cr含有量の低い側の肉盛溶接金属層中のNb等の
含有量が前記(I)式の範囲を外れるもので且つCr含
有量差が4.0%を超えるもの(No.3,8,9)、
および該(I)式の関係を満たすものであってもCr含
有量差が6.0を超えるもの(No.15,19)で
は、満足な疲労特性が得られていない。尚、最表層側の
Cr含有率が2.5%を超えるものでは、焼付きが極め
て著しくなって実用化できないことを確認している。
【0026】実施例2 前記表1に示したのと同じ成分組成の12%Crロータ
基材に対し、下記表6に示す成分組成の肉盛溶接用ワイ
ヤを使用し、前記表4に示したのと同じ条件で表7に示
す積層構造の多層肉盛溶接を行なった後、肉盛最表面を
研削および仕上げ研磨した後、上記と同じ方法で疲労特
性を調べると共に、下記の方法で耐焼付き性を調べた。
結果は表7に示す通りであり、基材の肉盛初層および各
肉盛層間のCr含有量差が適正なものであっても、最表
面のCr含有量が2.5%を超えるものでは顕著な焼付
きが見られ、タービンロータ材としての実用性を欠くも
のであることが分かる。
【0027】
【表6】
【0028】
【表7】
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、1
2%Cr鋼を基材とし、これにCr含有鋼を肉盛溶接す
るに当たり、基材と肉盛金属層あるいは各肉盛溶接層間
のCr含有量に所定%以下の成分傾斜を設けると共に、
最表層部のCr含有量を2.5%以下に抑えることによ
って、優れた耐焼付き性と疲労強度特性を兼ね備えたタ
ービンロータを提供し得ることになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験で用いたロータを模擬した肉盛溶接基材の
形状を示す一部破断見取り図である。
【図2】疲労試験用の試料採取位置を示す説明図であ
る。
【図3】母材と初層肉盛金属層間および各肉盛金属層の
間のCr含有量の差と(I)式で示される成分元素の含
有率が、疲労強度特性に与える影響を整理して示すグラ
フである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土山 友博 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所 神戸総合技術研 究所内 (72)発明者 村上 栄一 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所 神戸総合技術研 究所内 (72)発明者 馬越 龍太郎 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂製作所内 (72)発明者 重 隆司 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)発明者 近藤 良之 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (56)参考文献 特開 平1−273692(JP,A) 特開 平3−128176(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 12%Cr鋼製タービンロータにおい
    て、軸受との接触面がCr含有鋼の多層肉盛溶接により
    強化されると共に、肉盛溶接部における基材と初層肉盛
    溶接金属の間のCr含有量の差および各隣接肉盛溶接金
    属層の間のCr含有量の差がいずれも6.0重量%以下
    であり、且つCr含有量の差が4.0%超6.0%以下
    となる様な低Cr側の肉盛溶接金属層中には、Nb,
    V,W,MoおよびTiよりなる群から選択される少な
    くとも1種が、下記(I)式の関係を満足する範囲で含
    まれるものであることを特徴とする疲労強度に優れた肉
    盛強化型12%Cr鋼製タービンロータ。 0.15wt% ≦Nb+(1/3)V+(1/5)W+(1/3)Ti+(1/5)Mo≦2.0wt%……(I)
  2. 【請求項2】 肉盛最表面のCr含有量が2.5重量%
    以下である、請求項1に記載の肉盛強化型12%Cr鋼
    製タービンロータ。
JP7225502A 1995-09-01 1995-09-01 疲労強度に優れた肉盛強化型12%Cr鋼製タービンロータ Expired - Lifetime JP2742400B2 (ja)

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