JP2741825B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2741825B2 JP4297038A JP29703892A JP2741825B2 JP 2741825 B2 JP2741825 B2 JP 2741825B2 JP 4297038 A JP4297038 A JP 4297038A JP 29703892 A JP29703892 A JP 29703892A JP 2741825 B2 JP2741825 B2 JP 2741825B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、特にリングポインタによりメモリセルを選択するフ
ァーストイン・ファーストアウト(以下、FIFOとい
う)メモリの冗長回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図26は従来の冗長回路を有した2ポー
トのFIFOメモリを示す図である。図において、1は
複数のメモリセルが行列に配置されたメモリセルアレ
イ、7はメモリセルアレイ1を構成する正規のメモリセ
ル、7aはメモリセルアレイ1を構成する冗長用のスペ
アメモリセル、170はライトクロック信号WTをカウ
ントしてそのカウント値を出力するライトワードアドレ
スカウンタ、171はライトワードアドレスカウンタ1
70のカウント値をデコードするライトワードアドレス
デコーダ、172はリードクロック信号RTをカウント
してそのカウント値を出力するリードワードアドレスカ
ウンタ、173はリードワードアドレスカウンタ172
のカウント値をデコードするリードワードアドレスデコ
ーダ、174はライトクロック信号WTをカウントして
そのカウント値を出力するライトビットアドレスカウン
タ、175はライトビットアドレスカウンタ174のカ
ウント値をデコードするライトビットアドレスデコー
ダ、176はリードクロック信号RTをカウントしてそ
のカウント値を出力するリードビットアドレスカウン
タ、177はリードビットアドレスカウンタ176のカ
ウント値をデコードするリードビットアドレスデコー
ダ、178はスペアメモリセルアレイ、179はライト
ビットアドレスカウンタ174またはリードビットアド
レスカウンタ176のカウント値をデコードする冗長用
デコーダ、180,181はヒューズである。
【0003】次に動作について説明する。メモリセルア
レイ1中のメモリセル7へのデータの書き込み動作にお
いて、メモリセルアレイ1中の特定のメモリセル7の選
択は、ライトクロック信号WTに同期してライトワード
アドレスカウンタ170及びライトビットアドレスカウ
ンタ174のカウント値が進み、ライトワードアドレス
デコーダ171及びライトビットアドレスデコーダ17
5が該カウント値をデコードすることにより行われる。
メモリセルアレイ1中のメモリセル7からのデータの読
み出し動作において、メモリセルアレイ1中の特定のメ
モリセル7の選択は、リードクロック信号RTに同期し
てリードワードアドレスカウンタ172及びリードビッ
トアドレスカウンタ176のカウンタ値が進み、リード
ワードアドレスデコーダ173及びリードビットアドレ
スデコーダ177が該カウント値をデコードすることに
より行われる。
【0004】正規のメモリセル7に不良が発生した場
合、そのメモリセル7がつながるビット線のヒューズ1
80,181をレーザブロウ等で切断する。不足するメ
モリ容量はスペアメモリセルアレイ178で補われる。
ヒューズ180,181が切断されたビット線をデコー
ドするカウント値のみ冗長用デコーダ179でデコード
するように、冗長用デコーダ179もレーザブロウ等で
加工される。スペアメモリセルアレイ178、冗長用デ
コーダ179を何組用意するかは任意である。また、冗
長用メモリが不要の場合は、スペアメモリセル7aに接
続するビット線のヒューズ180,181をレーザブロ
ウ等で切断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体記憶装置
は以上のように構成されており、メモリセルアレイ1中
のメモリセル7に不良が発生する可能性があるため、ビ
ット線毎に冗長のためのヒューズ180,181を用意
する必要があり、ヒューズ180,181を設けるため
の大きな面積を必要とするという問題があった。
【0006】また、FIFOメモリのアドレスデコーダ
は、カウンタを必要とせず、フリップフロップ回路を直
列に接続したシフトレジスタで簡単に構成できるが冗長
回路を設けることが困難である。
【0007】さらに、FIFOメモリにおける先頭アド
レスに関し、冗長性を設けることも困難であった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、メモリセルアレイにおける行ま
たは列を選択するための手段をシフトレジスタで構成し
たFIFOメモリにおいて、行または列毎に設けられて
いたヒューズの個数を減らすとともにヒューズを設ける
位置を自由に設定することができる冗長回路を有する半
導体記憶装置を得ることを目的とする。また、先頭アド
レスに関しても冗長性を設けることが可能な冗長回路を
有する半導体記憶装置を得ることを目的とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
記憶装置は、 (a)複数行複数列にマトリクス状に配設
された複数のメモリセル、(b)複数行もしくは複数列
に配設され、それぞれが入力ノードと、出力ノードと、
制御ノードと、選択信号出力ノードと、状態設定信号入
力端子とを有するとともに、対応した入力ノードに入力
されたデータを一時記憶してこの一時記憶したデータを
対応した出力ノードに伝達するとともに一時記憶したデ
ータによって上記対応した列もしくは対応した行に配設
された複数のメモリセルを選択するための信号を対応し
た選択信号出力ノードに出力する選択部と、この選択部
に対応して配設され、対応した入力ノードに入力された
データを直接対応した出力ノードに伝達するためのデー
タスルー部とを有し、対応した制御ノードに入力された
制御信号によって対応した選択部及びデータスルー部の
一方が動作状態に、他方が非動作状態にされ、状態設定
信号入力端子に入力された状態設定信号に応じて記憶す
るデータを自己の内部で発生するかまたは記憶したデー
タを消去するかの所定の設定を行う複数のメモリセル選
択部と、少なくとも一つの行もしくは列に配設され、そ
れぞれが入力ノードと、出力ノードと、制御ノードと、
選択信号出力ノードと、状態設定信号入力端子と、先頭
アドレス制御信号入力端子とを有するとともに、対応し
た入力ノードに入力されたデータを一時記憶してこの一
時記憶したデータを対応した出力ノードに伝達するとと
もに一時記憶したデータによって上記対応した列もしく
は対応した行に配設された複数のメモリセルを選択する
ための信号を対応した選択信号出力ノードに出力する選
択部と、この選択部に対応して配設され、対応した入力
ノードに入力されたデータを直接対応した出力ノードに
伝達するためのデータスルー部とを有し、対応した制御
ノードに入力された制御信号によって対応した選択部及
びデータスルー部の一方が動作状態に、他方が非動作状
態にされ、状態設定信号入力端子に入力された状態設定
信号及び先頭アドレス制御信号入力端子に入力された先
頭アドレス制御信号に応じて記憶するデータを自己の内
部で発生するかまたは記憶したデータを消去するかを選
択的に設定する先頭アドレス用メモリセル選択部とを有
し、これらメモリセル選択部及び先頭アドレス用メモリ
セル選択部の入力ノードと出力ノードとが直列に接続さ
れてループ状に構成されたメモリセル選択手段、(c)
前記メモリセル選択手段における複数の制御ノードに対
してそれぞれ制御信号を出力し、上記メモリセル選択手
段における複数のメモリセル選択部及び先頭アドレス用
メモリセル選択部の少なくとも一つにおいて選択部を非
動作状態とするとともにデータスルー部を動作状態とす
るため上記制御信号数よりも少ない数の信号に基づいて
制御信号を出力するプログラム可能に構成された制御手
段を備えて構成されている。
【0012】第2の発明に係る半導体記憶装置は、
(a)複数行複数列にマトリクス状に配設された複数の
メモリセル、(b)複数行もしくは複数列に配設され、
それぞれが入力ノードと、出力ノードと、制御ノード
と、選択信号出力ノードと、状態設定信号入力端子とを
有するとともに、対応した入力ノードに入力されたデー
タを一時記憶してこの一時記憶したデータを対応した出
力ノードに伝達するとともに一時記憶したデータによっ
て上記対応した列もしくは対応した行に配設された複数
のメモリセルを選択するための信号を対応した選択信号
出力ノードに出力する選択部と、この選択部に対応して
配設され、対応した入力ノードに入力されたデータを直
接対応した出力ノードに伝達するためのデータスルー部
とを有し、対応した制御ノードに入力された制御信号に
よって対応した選択部及びデータスルー部の一方が動作
状態に、他方が非動作状態にされ、状態設定信号入力端
子に入力された状態設定信号によって記憶するデータを
自己の内部で発生するかまたは記憶したデータを消去す
る複数の第1のメモリセル選択部と、少なくとも一つの
行もしくは列に配設され、それぞれが入力ノードと、出
力ノードと、制御ノードと、選択信号出力ノードと、状
態設定信号入力端子と、先頭アドレス制御信号入力端子
とを有するとともに、対応した入力ノードに入力された
データを一時記憶してこの一時記憶したデータを対応し
た出力ノードに伝達するとともに一時記憶したデータに
よって上記対応した列もしくは対応した行に配設された
複数のメモリセルを選択するための信号を対応した選択
信号出力ノードに出力する選択部と、この選択部に対応
して配設され、対応した入力ノードに入力されたデータ
を直接対応した出力ノードに伝達するためのデータスル
ー部とを有し、対応した制御ノードに入力された制御信
号によって対応した選択部及びデータスルー部の一方が
動作状態に、他方が非動作状態にされ、状態設定信号入
力端子に入力された状態設定信号及び先頭アドレス制御
信号入力端子に入力された先頭アドレス制御信号によっ
て記憶するデータを自己の内部で発生するかまたは記憶
したデータを消去するかを選択的に設定する第2のメモ
リセル選択部とを有し、これら第1のメモリセル選択部
及び第2のメモリセル選択部の入力ノードと出力ノード
とが直列に接続されてループ状に構成されたメモリセル
選択手段、(c)前記メモリセル選択手段における第1
のメモリセル選択部に対応した複数の制御ノードに対し
てそれぞれ制御信号を出力し、上記メモリセル選択手段
における複数の第1のメモリセル選択部において選択部
を非動作状態とするとともにデータスルー部を動作状態
とするため上記制御信号数よりも少ない数の信号に基づ
いて制御信号を選択的に出力するプログラム可能に構成
された制御手段、(d)前記メモリセル選択手段におけ
る第2のメモリセル選択部に対応した制御ノードに対し
て制御信号を出力し、上記メモリセル選択手段における
第2のメモリセル選択部において選択部を動作状態とす
るとともにデータスルー部を非動作状態とするため制御
信号を出力するプログラム可能に構成された先頭アドレ
ス用制御手段を備えて構成されている。
【0013】
【0014】
【0015】第3の発明に係る半導体記憶装置は、
(a)複数のメモリセルで構成されたメモリセルアレ
イ、(b)少なくとも一つのスペアメモリセル、(c)
複数の前記メモリセルのうちデータの読出もしくは書き
込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達する複数の
メモリセル選択線、(d)前記スペアメモリセルに記憶
されたデータの読出もしくは書き込みを行うスペアメモ
リセルを選択する信号を伝達するスペアメモリセル選択
線、(e)入力端子と、出力端子と、制御端子と、対応
する前記メモリセル選択線に接続した選択信号出力端子
と、前記入力端子と前記出力端子に接続したデータスル
ー回路とを持つ複数のフリップフロップ回路と、スペア
入力端子と、スペア出力端子と、スペア制御端子と、対
応する前記スペアメモリセル選択線に接続したスペア選
択信号出力端子と、前記スペア入力端子と前記スペア出
力端子とに接続したスペアデータスルー回路とを持つス
ペアフリップフロップ回路とを有し、複数の前記フリッ
プフロップ回路及び前記スペアフリプフロップ回路を直
列に接続してループ状に構成したアドレスポインタ、
(f)前記フリップフロップ回路に対応する複数の制御
信号出力端子と、複数の前記フリップフロップ回路のう
ちの任意のフリップフロップ回路を選択するためのフリ
ップフロップ選択信号を作成する選択信号作成手段と、
前記フリップフロップ選択信号をデコードして前記各制
御信号出力端子に第1または第2の制御信号を出力する
デコード手段とを有し、各前記フリップフロップ回路の
前記制御端子に制御信号出力端子を接続し、前記各制御
端子から出力される前記第1または第2の制御信号によ
り前記データスルー回路を制御して前記フリップフロッ
プ回路内のデータ伝達経路を選択する制御回路、(g)
前記スペアフリップフロップ回路に対応するスペア制御
信号出力端子を有し、前記スペアフリップフロップ回路
の前記スペア制御端子にスペア制御信号出力端子を接続
し、前記スペア制御信号出力端子より出力される第1ま
たは第2のスペア制御信号によって前記スペアデータス
ルー回路を制御して前記スペアフリップフロップ回路内
のデータ伝達経路を選択するスペア制御回路を備え、前
記フリップフロップ回路は、前記制御端子に入力された
第1の制御信号に応じて前記データスルー回路により前
記入力端子から入力されたデータを直接前記出力端子へ
通過させる第1の状態となり、前記制御端子に入力され
た第2の制御信号に応じて前記データスルー回路により
前記入力端子から入力されたデータを直接前記出力端子
へは通過させず、前記入力端子から入力された信号によ
り前記選択信号出力端子から前記メモリセルを選択する
信号を出力する第2の状態となり、前記スペアフリップ
フロップ回路は、前記スペア制御端子に入力された前記
第1のスペア制御信号に応じて前記スペアデータスルー
回路により前記スペア入力端子から入力されたデータを
直接前記スペア出力端子へは通過させず、前記スペア入
力端子から入力された信号により前記スペア選択信号出
力端子から前記スペアメモリセルを選択する信号を出力
する第1の状態となり、前記スペア制御端子に入力され
た前記第2のスペア制御信号に応じて前記スペアデータ
スルー回路により前記スペア入力端子から入力されたデ
ータを直接前記スペア出力端子へ通過させる第2の状態
となるように構成されている。
【0016】第4の発明に係る半導体記憶装置は、
(a)複数のメモリセルで構成されたメモリセルアレ
イ、(b)複数の前記メモリセルのうちデータの読出も
しくは書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達
する複数のメモリセル選択線、(c)入力端子及び出力
端子を持つ複数のフリップフロップ回路と第1の端子、
第2の端子及び制御端子を持つ複数の第1のスイッチ回
路とを有し、前記フリップフロップ回路と前記スイッチ
回路とを交互に接続してループを構成し、該ループにお
いて前記フリップフロップ回路の入力端子に前記第1の
スイッチ回路の第2の端子を接続しあるいは前記フリッ
プフロップ回路の出力端子に前記第1のスイッチ回路の
第1の端子を接続し、前記各メモリセル選択線を前記フ
リップフロップ回路の出力端子と前記第1のスイッチ回
路の第1の端子との接続点に各々接続したアドレスポイ
ンタ、(d)第1の端子、第2の端子及び制御端子を持
ち、前記第1の端子を前記フリップフロップ回路の入力
端子に接続し、前記第2の端子を該フリップフロップ回
路の出力端子に接続する前記第1のスイッチ回路の第1
の端子に接続した複数の第2のスイッチ回路、(e)複
数の前記第1及び第2のスイッチ回路にそれぞれ対応し
た複数の制御信号出力端子と、複数の前記フリップフロ
ップ回路のうちの任意のフリップフロップ回路を選択す
るためのフリップフロップ選択信号を作成する選択信号
作成手段と、前記フリップフロップ選択信号をデコード
して前記各制御信号出力端子に第1または第2の制御信
号を出力するデコード手段とを有し、前記第1及び第2
のスイッチ回路の制御端子に前記制御信号出力端子を接
続し、前記各制御信号出力端子から前記各制御端子へ出
力される前記第1または第2の制御信号により前記第1
及び第2のスイッチ回路を制御して、前記第1のスイッ
チ回路をオフし前記第2のスイッチ回路をオンさせる第
1の状態と、前記第1のスイッチ回路をオンし前記第2
のスイッチ回路をオフさせる第2の状態とを選択する制
御回路を備えて構成されている。
【0017】第5の発明に係る半導体記憶装置は、
(a)複数のメモリセルで構成されたメモリセルアレ
イ、(b)少なくとも一つのスペアメモリセル、(c)
複数の前記メモリセルのうちデータの読み出しもしくは
書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達する複
数のメモリセル選択線、(d)前記スペアメモリセルに
記憶されたデータの読み出しもしくは書き込みを行うス
ペアメモリセルを選択する信号を伝達するスペアメモリ
セル選択線、(e)入力端子及び出力端子を持つ複数の
フリップフロップ回路と、スペア入力端子及びスペア出
力端子を持つスペアフリップフロップ回路と、第1の端
子、第2の端子及び制御端子を持つ複数の第1のスイッ
チ回路と、第1のスペア端子、第2のスペア端子及びス
ペア制御端子を有する第1のスペアスイッチ回路とを有
し、前記フリップフロップ回路と前記スイッチ回路とを
交互に接続してループを構成し、該ループにおいて前記
フリップフロップ回路の入力端子に前記第1のスイッチ
回路の第2の端子を接続しあるいは前記フリップフロッ
プ回路の出力端子に前記第1のスイッチ回路の第1の端
子を接続し、さらに前記スペアフリップフロップ回路の
スペア出力端子に前記第1のスペアスイッチ回路の第1
のスペア端子を接続してなる少なくとも一つの回路を前
記フリップフロップ回路の入力端子と前記第1のスイッ
チ回路の第2の端子との間に挿入し、前記各メモリセル
選択線を前記フリップフロップ回路の出力端子と前記第
1のスイッチ回路の第1の端子との接続点あるいは前記
スペアフリップフロップ回路のスペア出力端子と前記第
1のスペアスイッチ回路の第1のスペア端子に各々接続
したアドレスポインタ、(f)第1の端子、第2の端子
及び制御端子を持ち、前記第1の端子を前記フリップフ
ロップ回路の入力端子に接続し、前記第2の端子を該フ
リップフロップ回路の出力端子に接続する前記第1のス
イッチ回路の第1の端子に接続した複数の第2のスイッ
チ回路、(g)第1のスペア端子、第2のスペア端子及
びスペア制御端子を持ち、前記第1のスペア端子を前記
スペアフリップフロップ回路のスペア入力端子に接続
し、前記第2のスペア端子を該スペアフリップフロップ
回路の出力端子に接続する前記第1のスペアスイッチ回
路の第1のスペア端子に接続した第2のスペアスイッチ
回路、(h)複数の前記第1及び第2のスイッチ回路に
それぞれ対応した複数の制御信号出力端子と、複数の前
記フリップフロップ回路のうちの任意のフリップフロッ
プ回路を選択するためのフリップフロップ選択信号を作
成する選択信号作成手段と、前記フリップフロップ選択
信号をデコードして前記各制御信号出力端子に第1また
は第2の制御信号を出力するデコード手段とを有し、前
記第1及び第2のスイッチ回路の制御端子に前記制御信
号出力端子を接続し、前記各制御信号出力端子から前記
各制御端子へ出力される前記第1または第2の制御信号
により前記第1及び第2のスイッチ回路を制御して、前
記第1のスイッチ回路をオフし前記第2のスイッチ回路
をオンさせる第1の状態と、前記第1のスイッチ回路を
オンし前記第2のスイッチ回路をオフさせる第2の状態
とを選択する制御回路、(i)前記第1及び第2のスペ
アスイッチ回路にそれぞれ対応したスペア制御信号出力
端子を有し、前記第1及び第2のスペアスイッチ回路の
スペア制御端子とスペア制御信号出力端子とを接続し、
前記各スペア制御端子へ出力される前記第1または第2
の制御信号により第1及び第2のスペアスイッチ回路を
制御して前記第1のスペアスイッチ回路をオンし、前記
第2のスペアスイッチ回路をオフさせる第1の状態と、
前記第1のスペアスイッチ回路をオフし、前記第2のス
ペアスイッチ回路をオンさせる第2の状態とを選択する
スペア制御回路を備えて構成されている。
【0018】第6の発明に係る半導体記憶装置は、
(a)複数のメモリセルで構成されたメモリセルアレ
イ、(b)複数の前記メモリセルのうちデータの読出も
しくは書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達
する複数のメモリセル選択線、(c)入力端子と、出力
端子と、制御端子と、対応する前記メモリセル選択線に
接続した選択信号出力端子と、前記入力端子と前記出力
端子に接続したデータスルー回路とを持つ複数のフリッ
プフロップ回路を有し、複数の前記フリップフロップ回
路を直列に接続してループ状に構成したアドレスポイン
タ、(d)前記フリップフロップ回路に対応する複数の
制御信号出力端子と、複数の前記フリップフロップ回路
のうちの任意のフリップフロップ回路を選択するための
フリップフロップ選択信号を作成する選択信号作成手段
と、前記フリップフロップ選択信号をデコードして前記
各制御信号出力端子に第1または第2の制御信号を出力
するデコード手段とを有し、各前記フリップフロップ回
路の前記制御端子に制御信号出力端子を接続し、前記各
制御端子から出力される前記第1または第2の制御信号
により前記データスルー回路を制御して前記フリップフ
ロップ回路内のデータ伝達経路を選択する制御回路、
(e)前記フリップフロップ回路のうちの少なくとも一
つのフリップフロップ回路に接続された少なくとも一つ
の先頭アドレス制御信号出力端子を有し、前記先頭アド
レス制御信号出力端子に接続された前記フリップフロッ
プ回路のうち任意のひとつのフリップフロップ回路を指
定する先頭アドレス制御信号を作成して、前記先頭アド
レス制御信号出力端子から出力する先頭アドレス制御回
路を備え、前記先頭アドレス制御信号出力端子に接続さ
れた前記フリップフロップ回路は、先頭アドレス制御信
号出力端子に接続された先頭アドレス制御信号入力端子
と、状態設定信号が入力される状態設定信号入力端子
と、前記先頭アドレス制御信号入力端子に入力される先
頭アドレス制御信号によって制御され、前記状態設定信
号入力端子に入力される前記状態設定信号に応じて前記
フリップフロップ回路のセット状態またはリセット状態
を設定するセット・リセット制御回路とをさらに持ち、
前記先頭アドレス制御信号出力端子に接続されていない
前記フリップフロップ回路は、前記状態設定信号が入力
される状態設定信号入力端子を持ち、前記状態設定信号
に応じてセットあるいはリセット状態に設定され、前記
フリップフロップ回路は、前記制御端子に入力された第
1の制御信号に応じて前記データスルー回路により前記
入力端子から入力されたデータを直接前記出力端子へ通
過させる第1の状態となり、前記制御端子に入力された
第2の制御信号に応じて前記データスルー回路により前
記入力端子から入力されたデータを直接前記出力端子へ
は通過させず、前記入力端子から入力された信号により
前記選択信号出力端子から前記メモリセルを選択する信
号を出力する第2の状態となるように構成されている。
【0019】第7の発明に係る半導体記憶装置は、
(a)複数のメモリセルで構成されたメモリセルアレ
イ、(b)少なくとも一つのスペアメモリセル、(c)
複数の前記メモリセルのうちデータの読出もしくは書き
込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達する複数の
メモリセル選択線、(d)前記スペアメモリセルに記憶
されたデータの読出もしくは書き込みを行うスペアメモ
リセルを選択する信号を伝達するスペアメモリセル選択
線、(e)入力端子と、出力端子と、制御端子と、対応
する前記メモリセル選択線に接続した選択信号出力端子
と、前記入力端子と前記出力端子に接続したデータスル
ー回路とを持つ複数のフリップフロップ回路、(f)ス
ペア入力端子と、スペア出力端子と、スペア制御端子
と、対応する前記スペアメモリセル選択線に接続したス
ペア選択信号出力端子と、前記スペア入力端子と前記ス
ペア出力端子とに接続したスペアデータスルー回路とを
持つスペアフリップフロップ回路とを有し、複数の前記
フリップフロップ回路及び前記スペアフリップフロップ
回路を直列に接続してループ状に構成したアドレスポイ
ンタ、(g)前記フリップフロップ回路に対応する複数
の制御信号出力端子と、複数の前記フリップフロップ回
路のうちの任意のフリップフロップ回路を選択するため
のフリップフロップ選択信号を作成する選択信号作成手
段と、前記フリップフロップ選択信号をデコードして前
記各制御信号出力端子に第1または第2の制御信号を出
力するデコード手段とを有し、各前記フリップフロップ
回路の前記制御端子に制御信号出力端子を接続し、前記
各制御端子から出力される前記第1または第2の制御信
号により前記データスルー回路を制御して前記フリップ
フロップ回路内のデータ伝達経路を選択する制御回路、
(h)前記スペアフリップフロップ回路に対応するスペ
ア制御信号出力端子を有し、前記スペアフリップフロッ
プ回路の前記スペア制御端子にスペア制御信号出力端子
を接続し、前記スペア制御信号出力端子より出力される
第1または第2のスペア制御信号によって前記スペアデ
ータスルー回路を制御して前記スペアフリップフロップ
回路内のデータ伝達経路を選択するスペア制御回路、
(i)前記フリップフロップ回路及び前記スペアフリッ
プフロップ回路のうちの少なくとも一つのフリップフロ
ップ回路に接続された少なくとも一つの先頭アドレス制
御信号出力端子を有し、前記先頭アドレス制御出力端子
に接続された前記フリップフロップ回路及び前記スペア
フリップフロップ回路のうち任意のひとつのフリップフ
ロップ回路を指定する先頭アドレス制御信号を作成し
て、前記先頭アドレス制御信号出力端子から出力する先
頭アドレス制御回路を備え、前記先頭アドレス制御信号
出力端子に接続された前記フリップフロップ回路及び前
記スペアフリップフロップ回路は、前記先頭アドレス制
御回路の先頭アドレス制御信号出力端子を接続された先
頭アドレス制御信号入力端子と、状態設定信号が入力さ
れる状態設定信号入力端子と、前記先頭アドレス制御信
号入力端子に入力される前記先頭アドレス制御信号によ
って制御され、前記状態設定信号に応じて前記フリップ
フロップ回路のセット状態またはリセット状態を設定す
るセット・リセット制御回路とをさらに持ち、前記先頭
アドレス制御信号出力端子に接続されていない前記フリ
ップフロップ回路及び前記スペアフリップフロップ回路
は、前記状態設定信号が入力される状態設定信号入力端
子を持ち、前記状態設定信号に応じてセットあるいはリ
セット状態に設定され、前記フリップフロップ回路は、
前記制御端子に入力された第1の制御信号に応じて前記
データスルー回路により前記入力端子から入力されたデ
ータを直接前記出力端子へ通過させる第1の状態とな
り、前記制御端子に入力された第2の制御信号に応じて
前記データスルー回路により前記入力端子から入力され
たデータを直接前記出力端子へは通過させず、前記入力
端子から入力された信号により前記選択信号出力端子か
ら前記メモリセルを選択する信号を出力する第2の状態
となり、前記スペアフリップフロップ回路は、前記スペ
ア制御端子に入力された前記第1のスペア制御信号に応
じて前記スペアデータスルー回路により前記スペア入力
端子から入力されたデータを直接前記スペア出力端子へ
は通過させず、前記スペア入力端子から入力された信号
により前記スペア選択信号出力端子から前記スペアメモ
リセルを選択する信号を出力する第1の状態となり、前
記スペア制御端子に入力された前記第2のスペア制御信
号に応じて前記スペアデータスルー回路により前記スペ
ア入力端子から入力されたデータを直接前記スペア出力
端子へ通過させる第2の状態となるように構成されてい
る。
【0020】第8の発明に係る半導体記憶装置は、
(a)複数のメモリセルで構成されたメモリセルアレ
イ、(b)複数の前記メモリセルのうちデータの読出も
しくは書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達
する複数のメモリセル選択線、(c)入力端子及び出力
端子を持つ複数のフリップフロップ回路と、第1の端
子、第2の端子及び制御端子を持つ複数の第1のスイッ
チ回路とを有し、前記フリップフロップ回路と前記スイ
ッチ回路とを交互に接続してループを構成し、該ループ
において前記フリップフロップ回路の入力端子に前記第
1のスイッチ回路の第2の端子を接続しあるいは前記フ
リップフロップ回路の出力端子に前記第1のスイッチ回
路の第1の端子を接続し、前記各メモリセル選択線を前
記フリップフロップ回路の出力端子と前記第1のスイッ
チ回路の第1の端子との接続点に各々接続したアドレス
ポインタ、(d)第1の端子、第2の端子及び制御端子
を持ち、前記第1の端子を前記フリップフロップ回路の
入力端子に接続し、前記第2の端子を該フリップフロッ
プ回路の出力端子に接続する前記第1のスイッチ回路の
第1の端子に接続した複数の第2のスイッチ回路、
(e)複数の前記第1及び第2のスイッチ回路にそれぞ
れ対応した複数の制御信号出力端子と、複数の前記フリ
ップフロップ回路のうちの任意のフリップフロップ回路
を選択するためのフリップフロップ選択信号を作成する
選択信号作成手段と、前記フリップフロップ選択信号を
デコードして前記各制御信号出力端子に第1または第2
の制御信号を出力するデコード手段とを有し、前記第1
及び第2のスイッチ回路の制御端子に前記制御信号出力
端子を接続し、前記各制御信号出力端子から前記各制御
端子へ出力される前記第1または第2の制御信号により
前記第1及び第2のスイッチ回路を制御して、前記第1
のスイッチ回路をオフし前記第2のスイッチ回路をオン
させる第1の状態と、前記第1のスイッチ回路をオンし
前記第2のスイッチ回路をオフさせる第2の状態とを選
択する制御回路、(f)前記フリップフロップ回路のう
ちの少なくとも一つのフリップフロップ回路に接続され
た少なくとも一つの先頭アドレス制御信号出力端子を有
し、前記先頭アドレス制御出力端子に接続された前記フ
リップフロップ回路のうち任意のひとつのフリップフロ
ップ回路を指定する先頭アドレス制御信号を作成して、
前記先頭アドレス制御信号出力端子から出力する先頭ア
ドレス制御回路を備え、前記先頭アドレス制御出力端子
に接続された前記フリップフロップ回路は、先頭アドレ
ス制御信号出力端子に接続された先頭アドレス制御信号
入力端子と、状態設定信号が入力される状態設定信号入
力端子と、先頭アドレス制御信号により制御され、前記
状態設定信号に応じて前記フリップフロップ回路のセッ
ト状態またはリセット状態を設定するセット・リセット
制御回路とをさらに持ち、前記先頭アドレス制御信号出
力端子に接続されていない前記フリップフロップ回路
は、前記状態設定信号が入力される状態設定信号入力端
子を持ち、前記状態設定信号に応じてセットあるいはリ
セット状態に設定される。
【0021】第9の発明に係る半導体記憶装置は、
(a)複数のメモリセルで構成されたメモリセルアレ
イ、 (b)少なくとも一つのスペアメモリセル、複数
の前記メモリセルのうちデータの読み出しもしくは書き
込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達する複数の
メモリセル選択線、(c)前記スペアメモリセルに記憶
されたデータの読み出しもしくは書き込みを行うスペア
メモリセルを選択する信号を伝達するスペアメモリセル
選択線、(d)入力端子及び出力端子を持つ複数のフリ
ップフロップ回路と、スペア入力端子及びスペア出力端
子を持つスペアフリップフロップ回路と、第1の端子、
第2の端子及び制御端子を持つ複数の第1のスイッチ回
路と、第1のスペア端子、第2のスペア端子及びスペア
制御端子を有する第1のスペアスイッチ回路とを有し、
前記フリップフロップ回路と前記スイッチ回路とを交互
に接続してループを構成し、該ループにおいて前記フリ
ップフロップ回路の入力端子に前記第1のスイッチ回路
の第2の端子を接続しあるいは前記フリップフロップ回
路の出力端子に前記第1のスイッチ回路の第1の端子を
接続し、さらに前記スペアフリップフロップ回路のスペ
ア出力端子に前記第1のスペアスイッチ回路の第1のス
ペア端子を接続してなる少なくとも一つの回路を前記フ
リップフロップ回路の入力端子と前記第1のスイッチ回
路の第2の端子との間に挿入し、前記各メモリセル選択
線を前記フリップフロップ回路の出力端子と前記第1の
スイッチ回路の第1の端子との接続点あるいは前記スペ
アフリップフロップ回路のスペア出力端子と前記第1の
スペアスイッチ回路の第1のスペア端子に各々接続した
アドレスポインタ、(e)第1の端子、第2の端子及び
制御端子を持ち、前記第1の端子を前記フリップフロッ
プ回路の入力端子に接続し、前記第2の端子を該フリッ
プフロップ回路の出力端子に接続する前記第1のスイッ
チ回路の第1の端子に接続した複数の第2のスイッチ回
路、(f)第1のスペア端子と、第2のスペア端子と、
スペア制御端子とを持ち、前記第1のスペア端子を前記
スペアフリップフロップ回路のスペア入力端子に接続
し、前記第2のスペア端子を該スペアフリップフロップ
回路の出力端子に接続する前記第1のスペアスイッチ回
路の第2のスペア端子に接続した第2のスペアスイッチ
回路、(g)複数の前記第1及び第2のスイッチ回路に
それぞれ対応した複数の制御信号出力端子と、複数の前
記フリップフロップ回路のうちの任意のフリップフロッ
プ回路を選択するためのフリップフロップ選択信号を作
成する選択信号作成手段と、前記フリップフロップ選択
信号をデコードして前記各制御信号出力端子に第1また
は第2の制御信号を出力するデコード手段とを有し、前
記第1及び第2のスイッチ回路の制御端子に前記制御信
号出力端子を接続し、前記各制御信号出力端子から前記
各制御端子へ出力される前記第1または第2の制御信号
により前記第1及び第2のスイッチ回路を制御して、前
記第1のスイッチ回路をオフし前記第2のスイッチ回路
をオンさせる第1の状態と、前記第1のスイッチ回路を
オンし前記第2のスイッチ回路をオフさせる第2の状態
とを選択する制御回路、(h)前記第1及び第2のスペ
アスイッチ回路にそれぞれ対応したスペア制御信号出力
端子を有し、前記第1及び第2のスペアスイッチ回路の
スペア制御端子とスペア制御信号出力端子とを接続し、
前記各スペア制御端子へ出力される前記第1または第2
の制御信号により第1及び第2のスペアスイッチ回路を
制御して前記第1のスペアスイッチ回路をオンし、前記
第2のスペアスイッチ回路をオフさせる第1の状態と、
前記第1のスペアスイッチ回路をオフし、前記第2のス
ペアスイッチ回路をオンさせる第2の状態とを選択する
スペア制御回路、(i)前記フリップフロップ回路及び
前記スペアフリップフロップ回路のうちの少なくとも一
つのフリップフロップ回路に接続された少なくとも一つ
の先頭アドレス制御信号出力端子を有し、前記先頭アド
レス制御出力端子に接続された前記フリップフロップ回
路のうち任意のひとつのフリップフロップ回路を指定す
る先頭アドレス制御信号を作成して、前記先頭アドレス
制御信号出力端子から出力する先頭アドレス制御回路を
備え、前記先頭アドレス制御信号出力端子に接続された
前記フリップフロップ回路及び前記スペアフリップフロ
ップ回路は、前記先頭アドレス制御回路の前記先頭アド
レス制御信号出力端子に接続された先頭アドレス制御信
号入力端子と、状態設定信号が入力される状態設定信号
入力端子と、前記先頭アドレス制御信号によって制御さ
れ、前記状態設定信号に応じて前記フリップフロップ回
路をセット状態またはリセット状態に設定するセット・
リセット制御回路とをさらに持ち、前記先頭アドレス制
御信号出力端子に接続されていない前記フリップフロッ
プ回路及び前記スペアフリップフロップ回路は、前記状
態設定信号が入力される状態設定信号入力端子を持ち、
前記状態設定信号に応じてセットあるいはリセット状態
に設定される。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】第1の発明における制御手段は制御手段は、不
具合等の発生している不必要なメモリセルに接続してい
るメモリセル選択部に対して出力する制御信号によっ
て、そのメモリセル選択部の選択部を非動作状態とする
とともにデータスルー部を動作状態としてメモリセルを
選択するための信号をそのメモリセル選択部より出力さ
せないようにする。この様にしてメモリセル選択手段の
中のループ状に接続されているメモリセル選択部の必要
なものだけからメモリセルを選択するための信号を出力
させることができ、制御手段によってメモリセルを集中
的に管理することができ、そのため、制御信号を出力す
る際の元になる信号の数を削減してその信号を発生する
信号発生手段を簡素化することができる。
【0026】また、先頭アドレス用制御手段は、先頭ア
ドレス用メモリセル選択部が状態設定信号入力端子に入
力された状態設定信号及び先頭アドレス制御信号入力端
子に入力された先頭アドレス制御信号によって記憶する
データを自己の内部で発生するかまたは記憶したデータ
を消去するかを選択的に設定することができるで、先頭
アドレスを与えるメモリセル選択部に接続するメモリセ
ルに不具合が発生したときには、そのメモリセル選択部
のデータスルー部を働かせるとともに、先頭アドレス制
御信号によって先頭アドレス用メモリセル選択部を状態
設定信号が入力されたとき自己の内部で記憶するデータ
を発生させるようにする。そうして、いままで先頭アド
レスを出していたメモリセル選択部に替わって先頭アド
レス用メモリセル選択部が先頭アドレスを出力するよう
になる。そうすることで、先頭アドレスを出力していた
メモリセル選択部のメモリセルに不具合が発生してもそ
の不良を救済できる。
【0027】第2の発明における第1の制御手段は、メ
モリセルに不具合が発生したときだけ、不具合等の発生
している不必要なメモリセルに接続している第1のメモ
リセル選択部に対して出力する制御信号によって、その
第1のメモリセル選択部の選択部を非動作状態とすると
ともにデータスルー部を動作状態としてメモリセルを選
択するための信号をその第1のメモリセル選択部より出
力させないようにする。この様にしてメモリセル選択手
段の中のループ状に接続されているうちの第1のメモリ
セル選択部の必要なものだけからメモリセルを選択する
ための信号を出力させることができ、制御手段によって
メモリセルを集中的に管理することができ、そのため、
制御信号を出力する際の元になる信号の数を削減してそ
の信号を発生する信号発生手段を簡素化することができ
る。
【0028】また、第2の制御手段は、メモリセルに不
具合が発生したときだけ、不具合等の発生している不必
要なメモリセルの代替をするメモリセルに接続している
第2のメモリセル選択部に対して出力する制御信号によ
って、その第2のメモリセル選択部の選択部を動作状態
とするとともにデータスルー部を非動作状態としてメモ
リセルを選択するための信号をその第2のメモリセル選
択部より出力させないようにする。この様にしてメモリ
セル選択手段のループ状に接続されているうちの第2の
メモリセル選択部の必要なものだけからメモリセルを選
択するための信号を出力させることができる。従って、
不具合の発生していないときは第1のメモリセル選択部
に接続されているメモリセルを選択し、第2のメモリセ
ル選択部に接続されているメモリセルを選択しないよう
にしておけば、冗長のための操作を省くことができる。
【0029】また、先頭アドレス用制御手段は、先頭ア
ドレス用メモリセル選択部が、状態設定信号入力端子に
入力された状態設定信号及び先頭アドレス制御信号入力
端子に入力された先頭アドレス制御信号によって記憶す
るデータを自己の内部で発生するかまたは記憶したデー
タを消去するかを選択的に設定することができるので、
先頭アドレスを与えるメモリセル選択部に接続するメモ
リセルに不具合が発生したときには、そのメモリセル選
択部のデータスルー部を働かせるとともに、先頭アドレ
ス制御信号によって先頭アドレス用メモリセル選択部を
状態設定信号が入力されたとき自己の内部で記憶するデ
ータを発生させるようにする。そうして、いままで先頭
アドレスを出していたメモリセル選択部に替わって先頭
アドレス用メモリセル選択部が先頭アドレスを出力する
ようになる。そうすることで、先頭アドレスを出力して
いたメモリセル選択部のメモリセルに不具合が発生して
もその不良を救済できる。
【0030】
【0031】第3の発明における制御回路は、メモリセ
ルアレイ中に不良が発生した場合、選択信号作成手段に
より必要なフリップフロップ回路と不良メモリセルに対
応するフリップフロップ回路とを選択するフリップフロ
ップ選択信号を出力し、このフリップフロップ選択信号
をデコード部でデコードすることにより複数のフリップ
フロップ回路に対して第1または第2の制御信号を出力
する。これにより制御回路は、必要なメモリセルを選択
するメモリセル選択線に接続しているフリップフロップ
回路に対して第2の制御信号を出力することによりフリ
ップフロップ回路として通常の動作を行わせると同時
に、不良のメモリセルのメモリセル選択線に接続してい
るフリップフロップ回路に対して第1の制御信号を出力
することによりデータスルー回路を働かせてそのフリッ
プフロップ回路に入力したデータを通過させ、そのフリ
ップフロップ回路よりメモリセル選択線に対してメモリ
セル選択信号を出力させないようにする。そして、この
不良メモリセルに対応するフリップフロップ回路により
選択されるメモリセルの代替を行うためにスペア制御回
路は、必要なスペアメモリセルを選択するスペアメモリ
セル選択線に接続しているスペアフリップフロップ回路
に対して第1のスペア制御信号を出力することによりフ
リップフロップ回路として通常の動作を行わせる。
【0032】第4の発明における制御回路は、選択信号
作成手段により必要なフリップフロップ回路と不必要な
フリップフロップ回路とを選択するフリップフロップ選
択信号を出力し、このフリップフロップ選択信号をデコ
ード部でデコードすることにより複数のフリップフロッ
プ回路に対して第1または第2の制御信号を出力する。
これにより、制御回路は、必要なメモリセルを選択する
メモリセル選択線に接続しているフリップフロップ回路
に対応する第1のスイッチ回路及び第2のスイッチ回路
に対して第2の制御信号を出力することによりフリップ
フロップ回路として通常の動作を行わせると同時に、不
必要なメモリセルのメモリセル選択線に接続しているフ
リップフロップ回路に対応する第1及び第2のスイッチ
回路に対して第1の制御信号を出力することにより第2
のスイッチ回路を経由してデータを通過させ、そのフリ
ップフロップ回路よりメモリセル選択線に対してメモリ
セル選択信号を出力させないようにする。
【0033】第5の発明における制御回路は、メモリセ
ルアレイ中に不良が発生した場合、選択信号作成手段に
より必要なフリップフロップ回路と不必要なフリップフ
ロップ回路とを選択するフリップフロップ選択信号を出
力し、このフリップフロップ選択信号をデコード部でデ
コードすることにより複数のフリップフロップ回路に対
して第1または第2の制御信号を出力する。これにより
制御回路は必要なメモリセルを選択するメモリセル選択
線に接続しているフリップフロップ回路に対応する第1
及び第2のスイッチ回路に対して第2の制御信号を出力
することによりフリップフロップ回路として通常の動作
を行わせると同時に、不良のメモリセルのメモリセル選
択線に接続しているフリップフロップ回路に対して第1
の制御信号を出力することによりデータスルー回路を働
かせてそのフリップフロップ回路に入力したデータを通
過させ、そのフリップフロップ回路よりメモリセル選択
線に対してメモリセル選択信号を出力させないようにす
る。そして、このフリップフロップ回路により選択され
るメモリセルの代替を行うためにスペア制御回路は、必
要なスペアメモリセルを選択するスペアメモリセル選択
線に接続しているスペアフリップフロップ回路に対応す
る第1及び第2のスペアスイッチ回路に対して第1のス
ペア制御信号を出力することによりスペアフリップフロ
ップ回路に通常のフリップフロップ回路としての動作を
行わせる。
【0034】第6及び第8の発明における先頭アドレス
制御回路は、メモリセルアレイ中に不良が発生した場合
で、かつ不良メモリセルが先頭アドレスを指定するフリ
ップフロップ回路に接続されている場合にそのフリップ
フロップ回路が制御回路により不能状態とされるが、そ
のために新たに先頭アドレスを指定するフリップフロッ
プ回路を設定する。すなわち、先頭アドレス制御回路
は、先頭アドレス制御信号出力端子に接続されたフリッ
プフロップ回路のうち任意のひとつのフリップフロップ
回路を選択するため、先頭アドレス制御信号を作成し、
先頭アドレス制御信号出力端子から出力される先頭アド
レス制御信号によって先頭アドレスを制御する。従っ
て、先頭アドレス制御信号入力端子を先頭アドレス制御
回路の先頭アドレス制御信号出力端子に接続され、先頭
アドレス制御回路によって制御されるフリップフロップ
回路の中の一つは、第1の先頭アドレス制御信号によっ
て制御され、状態設定信号に応じてセット・リセット制
御回路によって前記フリップフロップ回路をセット状態
に設定する。そして、このフリップフロップ回路がアド
レスポインタにおいて先頭アドレスを指定するフリップ
フロップ回路となり、セット機能が設定されたフリップ
フロップ回路により制御されるメモリが先頭アドレスと
なる。以上のように先頭アドレス制御回路により先頭ア
ドレスに対する冗長性を可能としている。
【0035】第7及び第9の発明における先頭アドレス
制御回路は、メモリセルアレイ中に不良が発生した場合
で、かつ不良メモリセルが先頭アドレスを指定するフリ
ップフロップ回路に接続されている場合にそのフリップ
フロップ回路が制御回路により不能状態とされるが、そ
のために新たに先頭アドレスを指定するフリップフロッ
プ回路を不良メモリセルの発生していないスペアフリッ
プフロップ回路またはフリップフロップ回路を用いて設
定する。すなわち、先頭アドレス制御回路は、先頭アド
レス制御出力端子に接続されたフリップフロップ回路及
びスペアフリップフロップ回路のうち任意のひとつのフ
リップフロップ回路を選択するための先頭アドレス制御
信号を作成し、先頭アドレス制御信号出力端子から出力
されるは頭アドレス制御信号によって先頭アドレスを制
御する。従って、先頭アドレス制御信号入力端子を先頭
アドレス制御回路の先頭アドレス制御信号出力端子に接
続され、先頭アドレス制御回路によって制御されるフリ
ップフロップ回路及びスペアフリップフロップ回路の中
の一つは、第1の先頭アドレス制御信号によって制御さ
れ、状態設定信号に応じてセット・リセット制御回路に
よって前記フリップフロップ回路をセット状態に設定す
る。そして、このフリップフロップ回路がアドレスポイ
ンタにおいて先頭アドレスを指定するフリップフロップ
回路となり、セット機能が設定されたフリップフロップ
回路により制御されるメモリが先頭アドレスとなる。以
上のように先頭アドレス制御回路により先頭アドレスに
対する冗長性を可能としている。
【0036】
【実施例】
概要構成1.以下、この発明の半導体記憶装置を図につ
いて説明する。図1はこの発明の半導体記憶装置の一構
成例の概要を説明するためのブロック図である。図1に
おいて、1は複数行複数列にマトリクス状に配設された
複数のメモリセルより構成されたメモリセルアレイで、
メモリセルとしてはDRAM,SRAM,EEPROM
等に用いられるもので良い、2は入力された入力データ
Dinをメモリセルアレイ1のメモリセルに書き込むた
めの入力回路、3は入力回路2が入力データDinを書
き込むメモリセルをクロック信号WTに同期して選択す
る入力用リングポインタ、4はメモリセルアレイ1のメ
モリセルに書き込まれたデータを読み出すための出力回
路、5は出力回路4がデータを読み出すメモリセルをク
ロック信号RTに同期して選択する出力用リングポイン
タ、6は入力用リングポインタ3及び出力用リングポイ
ンタ5を制御する制御回路である。ここでは、入力及び
出力の両方にリングポインタを用いた例を示すが一方の
みに用いてもよい。
【0037】入力用リングポインタ3及び出力用リング
ポインタ5は複数のフリップフロップ回路をリング状に
直列に接続して構成されている。そして、入力用及び出
力用リングポインタ3,5はメモリセルを選択するため
のデータをクロック信号RT,WTに同期して順に次の
フリップフロップ回路へと送る動作を行う。従って、リ
ングポインタ3,5においてメモリセルを選択するため
のデータはフリップフロップ回路で構成されたリングを
周回することになる。そして、各フリップフロップ回路
はメモリセルを選択するためのデータに基づいてメモリ
セルを選択するメモリセル選択信号を出力する。
【0038】ところが、半導体記憶装置を上記のように
構成した場合、メモリセルアレイ1を構成するメモリセ
ルのうちに不良のメモリセルがあると半導体記憶装置全
体が不良品となる。そのため、メモリセルアレイ1内に
冗長用のメモリセルを設け、このスペアメモリセルを選
択するためのスペアフリップフロップ回路を入力及び出
力用リングポインタ3,5内に設けている。そして、制
御回路6から出力される制御信号Cによって不良のメモ
リセルを選択するフリップフロップ回路を動作させず、
その代わりにスペアフリップフロップ回路を動作させて
冗長用のメモリセルを用いることにより半導体記憶装置
全体が不良品となることを防いでいる。
【0039】実施例1. この発明の第1実施例について図2を用いて説明する。
図2はこの発明の第1実施例による半導体記憶装置の一
部を示すブロック図である。図2には図1に示した半導
体記憶装置の構成要素のうちメモリセルアレイ1と入力
用リングポインタ3と出力用リングポインタ5と制御回
路6に相当する構成を示している。図2において、1は
m行(n+k)列のマトリクス状に配設された{m×
(n+k)}個のメモリセル7を有したメモリセルアレ
イで、各行に配設された(n+k)個のメモリセルは対
応した行に配設されたワード線に接続されるとともに、
各列に配設されたm個のメモリセルは対応した列に配設
されたビット線に接続されており、n個の列に配設され
た複数のメモリセルは正規用のメモリセルを構成し、
りの個の列に配設された複数のメモリセルは冗長用の
メモリセルを構成している。
【0040】7SCW1 〜7SCWn+k は、それぞれメ
モリセルアレイ1の各列に対応して配設され、対応した
列に配設されたビット線とデータ入力線との間に接続さ
れたトランスファーゲートを制御する信号を伝達する信
号線、つまり、データ書き込み時に、対応した列に配設
された複数のメモリセルを選択するための信号を伝達す
るための列側書き込みメモリセル選択線である。
【0041】7SCR1 〜7SCRn+k はそれぞれメモ
リセルアレイ1の各列に対応して配設され、対応した列
に配設されたビット線とデータ出力線との間に接続され
たトランスファーゲートを制御する信号を伝達する信号
線、つまり、データ読み出し時に、対応した列に配設さ
れた複数のメモリセルを選択するための信号を伝達する
ための列側読み出しメモリセル選択線である。
【0042】7SRW1 〜7SRWmはそれぞれメモリ
セルアレイ1の各行に対応して配設され、データ書き込
み時に、対応した行に配設されたワード線を活性化させ
るための信号を伝達するための行側書き込みメモリセル
選択線で、例えばワード線の一部として構成されても良
い。
【0043】7SRR1 〜7SRRmはそれぞれメモリ
セルアレイ1の各行に対応して配設され、データ読み出
し時に、対応した行に配設されたワード線を活性化させ
るための信号を伝達するための側読み出しメモリセル
選択線で、例えばワード線の一部として構成されても良
い。
【0044】11は入力用リングポインタを構成するラ
イトビットアドレスポインタで、列側書き込みメモリセ
ル選択線7SCW1 〜7SCWn+k にそれぞれ対応して
配設され、それぞれの列選択用出力ノードが対応した列
側書き込みメモリセル選択線7SCW1 〜7SCWn+k
に接続されている(n+k)個のメモリセル選択部、即
ちライトビットポインタ部8CW1 〜8CWn+k を直列
に接続したリングポインタによって構成され、先頭位置
となる第1列に対応したライトビットポインタ部8CW
1 はフリップフロップ回路にて構成され、それ以外のラ
イトビットポインタ部8CW2 〜8CWn+k は自己の入
力ノードと自己の出力ノードとの間に接続され、入力ノ
ードに入力された情報を出力ノードにそのまま伝達する
データスルー回路を内蔵したフリップフロップ回路にて
構成されている。ライトビットアドレスポインタ11の
各ライトビットポインタ部8CW1 〜8CWn+k は、書
き込み用リセット信号/WRSによってリセットされて
ライトビットポインタ部8CW1 から列側書き込み用メ
モリセル選択線7SCW1 を通してメモリセルを選択す
る信号、この実施例においては“H”レベルの電位を出
力し、その他のライトビットポインタ部8CW2 〜8C
n+k からは列側書き込み用メモリセル選択線7SCW
2 〜7SCWn+k を通してメモリセルを選択しない信
号、この実施例においては“L”レベルの電位を出力
し、さらに、書き込み用列側クロック信号T1 に同期し
て、順に列側書き込み用メモリセル選択線を選択するた
めのデータを次段のライトビットポインタ部へ伝える。
【0045】12は入力用リングポインタを構成するラ
イトワードアドレスポインタで、行側書き込みメモリセ
ル選択線7SRW1 〜7SRW m にそれぞれ対応して配
設され、それぞれの行選択用出力ノードが対応した行側
書き込みメモリセル選択線7SRW1 〜7SRW m に接
続されているフリップフロップ回路にて構成されたm個
のメモリセル選択部、即ちライトワードポインタ部8R
1 〜8RW m を直列に接続したリングポインタによっ
て構成されている。ライトワードアドレスポインタ12
の各ライトワードポインタ部8RW1 〜8RW m は、書
き込み用リセット信号/WRSによってリセットされて
ライトワードポインタ部8RW1 から行側書き込み用メ
モリセル選択線7SRW1 を通してメモリセルを選択す
る信号、この実施例においては“H”レベルの電位を出
力し、その他のライトワードポインタ部8RW2 〜8R
m からは行側書き込み用メモリセル選択線7SRW2
〜7SRW m を通してメモリセルを選択しない信号、こ
の実施例においては“L”レベルの電位を出力し、さら
に、書き込み用側クロック信号T2 に同期して、順に
行側書き込み用メモリセル選択線を選択する信号を次段
のライトワードポインタ部へ伝える。
【0046】13は出力用リングポインタを構成するリ
ードビットアドレスポインタで、列側読み出しメモリセ
ル選択線7SCR1 〜7SCRn+k にそれぞれ対応して
配設され、それぞれの列選択用出力ノードが対応した列
側読み出しメモリセル選択線7SCR1 〜7SCRn+k
に接続されている(n+k)個のメモリセル選択部、即
ちリードビットポインタ部8CR1 〜8CRn+k を直列
に接続したリングポインタによって構成され、先頭位置
となる第1列に対応したリードビットポインタ部8CR
1 はフリップフロップ回路にて構成され、それ以外のラ
イトビットポインタ部8CR2 〜8CRn+k は自己の入
力ノードと自己の出力ノードとの間に接続され、入力ノ
ードに入力された情報を出力ノードにそのまま伝達する
データスルー回路を内蔵したフリップフロップ回路にて
構成されている。リードビットアドレスポインタ13の
各リードビットポインタ部8CR1 〜8CRn+k は読み
出し用リセット信号/RRSによってリセットされてリ
ードビットポインタ部8CR1 から列側読み出し用メモ
リセル選択線7SCR1 を通してメモリセルを選択する
信号、この実施例においては“H”レベルの電位を出力
し、その他のリードビットポインタ部8CR2 〜8CR
n+k からは列側読み出し用メモリセル選択線7SCR2
〜7SCRn+k を通してメモリセルを選択しない信号、
この実施例においては“L”レベルの電位を出力し、さ
らに、読み出し用列側クロック信号T3 に同期して、順
に列側読み出し用メモリセル選択線を選択するためのデ
ータを次段のリードビットポインタ部へ伝えるものであ
る。
【0047】14は出力用リングポインタを構成するリ
ードワードアドレスポインタで、行側読み出しメモリセ
ル選択線7SRR1 〜7SRR m にそれぞれ対応して配
設され、それぞれの行選択用出力ノードが対応した行側
読み出しメモリセル選択線7SRR〜7SRR m に接続
されているフリップフロップ回路にて構成されたm個の
メモリセル選択部、即ちリードワードポインタ部8RR
1 〜8RR m を直列に接続したリングポインタによって
構成されている。リードワードアドレスポインタ14の
各リードワードポインタ部8RR1 〜8RR m は、読み
出し用リセット信号/RRSによってリセットされてリ
ードワードポインタ部8RR1 から行側読み出し用メモ
リセル選択線7SRR1 を通してメモリセルを選択する
信号、この実施例においては“H”レベルの電位を出力
し、その他のリードライトビットポインタ部8RR2
8RR m からは、行側読み出し用メモリセル選択線7S
RR2 〜7SRR m を通してメモリセルを選択しない信
号、この実施例においては“L”レベルの電位を出力
し、さらに、読み出し用側クロック信号T4 に同期し
て、順に行側読み出し用メモリセル選択線を選択するた
めのデータを次段のリードビットポインタ部へ伝える。
なお、このリードワードアドレスポインタ14はライト
ワードアドレスポインタ12が兼用しても良いものであ
り、この場合、ライトワードアドレスポインタ12は読
み出し時に書き込み用リセット信号/WRS及び書き込
み用クロック信号T2 の代わりに読み出し用リセット信
号/RRS及び読み出し用クロック信号T4 によって制
御されるものである。
【0048】10はライトビットアドレスポインタ11
の各ライトビットポインタ部8CW1 〜8CWn+k 及び
リードビットアドレスポインタ13の各リードビットポ
インタ部8CR1 〜8CRn+k を制御する制御信号を出
力する制御回路で、2〜n列における正規のメモリセル
に不良のメモリセルが存在していなければ、1〜n列に
対応したライトビットアドレスポインタ11の各ライト
ビットポインタ部8CW1 〜8CWn 及びリードビット
アドレスポインタ13の各リードビットポインタ部8C
1 〜8CRn のフリップフロップ回路に通常の動作を
行わせるとともにポインタ部のデータスルー回路を動作
させない信号、この実施例では“H”レベルの電位を含
制御信号Cをポインタ部に出力し、n+1〜n+k列
に対応したライトビットアドレスポインタ11の各ライ
トビットポインタ部8CWn+1 〜8CWn+k 及びリード
ビットアドレスポインタ13の各リードビットポインタ
部8CRn+1 〜8CRn+k にフリップフロップ回路の列
選択用出力ノードからメモリセル選択線7SCWn+1
7SCWn+k を通してビット線を選択させない信号、こ
の実施例では“L”レベルの電位を出力させるとともに
データスルー回路を動作、つまり入力ノードと出力ノー
ドとを電気的に導通状態とさせる信号、この実施例では
“L”レベルの電位を含む制御信号Cを出力する。
【0049】もし、2〜n列における正規のメモリセル
に不良のメモリセルが存在していれば、2〜n列のうち
の不良のメモリセルが存在する列に対応したライトビッ
トアドレスポインタ11のライトビットポインタ部及び
リードビットアドレスポインタ13のリードビットポイ
ンタ部にフリップフロップ回路の列選択用出力ノードか
らメモリセル選択線を通してビット線を選択させない信
号、この実施例では“L”レベルの電位を出力させると
ともにデータスルー回路を動作、つまり入力ノードと出
力ノードとを電気的に導通状態とさせる信号、この実施
例では“L”レベルの電位を含む制御信号Cを出力する
とともに、2〜n列のうちの不良のメモリセルが存在し
ない列に対応したライトビットアドレスポインタ11の
ライトビットポインタ部及びリードビットアドレスポイ
ンタ13のリードビットポインタ部に通常のフリップフ
ロップ回路の動作を行わせるとともにデータスルー回路
を動作させない信号、この実施例では“H”レベルの電
を含む制御信号Cを出力し、冗長用のメモリセルが存
在するn+1〜n+k列のうちの不良のメモリセルが存
在する列に対して置換した列に対応したライトビットア
ドレスポインタ11のライトビットポインタ部及びリー
ドビットアドレスポインタ13のリードビットポインタ
部にフリップフロップ回路を動作させるとともにデータ
スルー回路を動作させない信号、この実施例では“H”
レベルの電位を含む制御信号Cを出力するとともに、冗
長用のメモリセルが存在するn+1〜n+k列のうちの
正規のメモリセルの列と置換されていない列に対応した
ライトビットアドレスポインタ11のライトビットポイ
ンタ部及びリードビットアドレスポインタ13のリード
ビットポインタ部にフリップフロップ回路の列選択用出
力ノードからビット線を選択させない信号、この実施例
では“L”レベルの電位を出力させるとともにデータス
ルー回路を動作、つまり入力ノードと出力ノードとを電
気的に導通状態とさせる信号、この実施例では“L”レ
ベルの電位を含む制御信号Cを出力する。
【0050】次に、上記制御回路10、ライトビットア
ドレスポインタ11のライトビットポインタ部8CW1
〜8CWn+k 、ライトワードアドレスポインタ12のラ
イトワードポインタ部8RW1 〜8RW m 、リードビッ
トアドレスポインタ13のリードビットポインタ部8C
1 〜8CRn+k 、及びリードワードアドレスポインタ
14のリードワードポインタ部8RR1 〜8RR m の具
体的構成について説明する。
【0051】図2に示した第1実施例に使用される制御
回路10について図3を用い説明する。図3において、
24は電源、25は接地、26は電源24に一方端をそ
れぞれ接続した複数のヒューズ20a,20bと、ヒュ
ーズ20a,20bの他方端に一方端を接続し他方端を
接地している複数の抵抗21a,21bによって構成さ
れメモリセルを選択するための信号を発生するプログラ
ム可能なレーザトリマ部、27はレーザトリマ部26の
発生する信号を入力してインバータ22a〜22b及び
NANDゲート23a〜23dを用いてデコードして制
御信号Cを出力するデコーダ部であり、デコーダ部27
は複数のインバータ22a,22bと複数のNANDゲ
ート23a〜23dとにより構成されている。抵抗21
a,21bの一方端にはインバータ22a,22bの入
力端が接続し、インバータ22aの出力端はNANDゲ
ート23c,23dの一方入力端に接続し、インバータ
22bの出力端はNANDゲート23b,23dの他方
入力端に接続し、NANDゲート23a,23bの一方
入力端には抵抗21aの一方端が接続し、NANDゲー
ト23a,23cの他方入力端には抵抗21bの一方入
力端が接続しており、NANDゲート23a〜23dの
出力端は制御信号出力端子28a〜28dに接続して制
御信号Cとして信号Y1〜Y4を出力している。そし
て、ヒューズ20a,20bがレーザブロウ等により切
断されているか否かにより、抵抗21a,21bの一方
端には“L”または“H”レベル電位の信号が出力され
る。 そして、この制御回路10に接続したフリップフ
ロップ回路を選択的に動作しない状態にするときは、イ
ンバータ22a,22bに接続するヒューズ20a,2
0bを選択的に切断することで、表1に示すように抵抗
21a,21bの一方端に出力される信号A、Bの論理
レベルの組み合わせによりNANDゲート23の出力の
うちの一つを“L”とすることができる。なお、この回
路においてはレーザトリマ部26から出力されるフリッ
プフロップ選択信号の組み合わせにより複数のフリップ
フロップ回路のうち任意の一つのフリップフロップ回路
を動作させないようなデコード信号を出力するデコーダ
部27を示したが、デコーダ部の回路構成を変えること
により複数のフリップフロップ回路のうち任意の複数の
フリップフロップ回路を動作させないようなデコード信
号を出力することも可能である。
【0052】
【表1】
【0053】図2に示した半導体記憶装置の場合、メモ
リセルがm行n+k列に配設されているので、出力もY
1〜Yn+kの(n+k)個の出力が必要になる。例え
ば、ライトビットアドレスポインタ11の各ライトビッ
トポインタ部8CW1 〜8CWn 及びリードビットアド
レスポインタ13の各リードビットポインタ部8CR1
〜8CRn には、各々制御回路10の出力信号Y1〜Y
nが入力する。そして、ライトビットポインタ部8CW
n+1 〜8CWn+k 及びリードビットアドレスポインタ1
3の各リードビットポインタ部8CRn+1 〜8CRn+k
には、各々制御回路10の出力信号Yn+1〜Yn+k
が入力する。図3に示す制御回路は、例えばn=3,k
=1の場合等に対応する。
【0054】このようにフリップフロップ選択信号を作
成するレーザトリマ部26より出力される信号をデコー
ダ部27でデコードするために必要とされるヒューズの
数はフリップフロップ回路の数よりも少なくて良く、例
えばn=3,k=1であればヒューズはヒューズ21
a,21bの2つで良く、ポインタ部の数が増えフリッ
プフロップ回路の数が増大すればヒューズを設置するた
めの面積を大幅に削減することができる。また、レーザ
トリマ部26はメモリセルアレイ1が設けられている位
置と無関係に任意の位置に設けることができる。従っ
て、レーザブロウ等の容易な位置にレーザトリマ部26
を設けることにより、半導体記憶装置の製造が容易にな
る。
【0055】また、図4に示すように全てのメモリセル
を使用できるようにするため、新たにヒューズ20c及
び抵抗21cを用いてレーザトリマ部26から出力する
信号を追加してもよい。図4において、24は電源、2
5は接地、26は電源24に一方端をそれぞれ接続した
複数のヒューズ20a〜20cと他方端が接地25に接
地されている複数の抵抗21a〜21cによって構成さ
れメモリセルを選択するための信号を発生するプログラ
ム可能なレーザトリマ部、27はレーザトリマ部26の
発生する信号を入力してインバータ22a〜22c及び
NANDゲート23a〜23dを用いてデコードして制
御信号Cを出力するデコーダ部であり、デコーダ部27
は複数のインバータ22a〜22cと複数のNANDゲ
ート23a〜23dとにより構成されている。抵抗21
a〜21cのそれぞれの一方端には対応するインバータ
22a〜22cの入力端が接続し、インバータ22aの
出力端はNANDゲート23c,23dの第2の入力端
に接続し、インバータ22bの出力端はNANDゲート
23b,23dの第3の入力端に接続し、インバータ2
2cの出力端はNANDゲート23a〜23dの第1の
入力端に接続し、また、NANDゲート23a,23b
の第2の入力端には、抵抗21aの一方端が接続し、N
ANDゲート23a,23cの第3の入力端には21b
の一方端が接続しており、NANDゲート23a〜23
dの出力端は制御信号出力端子28a〜28dに接続し
て制御信号Cとして信号Y1〜Y4を出力している。そ
して、ヒューズ20a〜20cがレーザブロウ等により
切断されているか否かにより、抵抗21a〜21cの一
方端には“L”または“H”レベル電位の信号が出力さ
れる。
【0056】そして、この制御回路10に接続したフリ
ップフロップ回路を選択的に動作しない状態にするとき
は、インバータ22cに接続するヒューズ20cを切断
するとともにインバータ22a,22bに接続するヒュ
ーズ20a,20bを選択的に切断することで、表2に
示すように抵抗21a,21bの一方端に出力される信
号A、Bの論理レベルの組み合わせによりNANDゲー
ト23の出力のうちの一つを“L”とすることができ
る。全てのメモリセルを動作させるときには何も操作し
なくて良い。
【0057】
【表2】
【0058】次に、第1実施例でライトビットアドレス
ポインタ11の各ライトビットポインタ部8CW2 〜8
CWn+k 及びリードビットアドレスポインタ13の各リ
ードビットポインタ部8CR2 〜8CRn+k に使用され
るフリップフロップ回路の回路構成について図5を用い
て説明する。図5において、30は図2に示した制御回
路10から制御信号Cが入力される制御端子、31はラ
イトビットポインタ部8CW2 〜8CWn+k の場合には
図2に示したクロック信号T1 が、またリードビットポ
インタ部8CR2 〜8CRn+k の場合にはクロック信号
3 が入力されるクロック信号入力端子であるが、ここ
ではクロック信号T1 ,T3 を合わせた概念としてクロ
ック信号Tが入力されると表現する。
【0059】また図において、32は前段に接続された
フリップフロップ回路からそのスレーブラッチ回路の出
力信号を入力する入力端子、33は出力信号を次段のフ
リップフロップ回路のマスターラッチ回路の入力端子に
出力する出力端子、34a〜34eはP型MOSトラン
ジスタとN型MOSトランジスタで構成されたトランス
ミッションゲートであり、トランスミッションゲート3
4aは一方端を入力端子32に接続しクロック信号Tの
反転論理に同期してオンオフし、トランスミッションゲ
ート34bはマスターラッチ回路とスレーブラッチ回路
との間に設けられクロック信号Tに同期してオンオフ
し、トランスミッションゲート34dは一方端を出力端
子33に接続し他方端をトランスミッションゲート34
bの他方端に接続しクロック信号Tの反転論理に同期し
てオンオフし、トランスミッションゲート34cは一方
端をトランスミッションゲート34aの他方端に接続し
他方端をトランスミッションゲート34bの一方端に接
続しクロック信号Tに同期してオンオフする。また、図
において35は電源24にソース電極を接続しゲート電
極に制御信号の反転論理CBを入力するP型MOSトラ
ンジスタ、38はソース電極を接地しゲート電極に制御
信号Cを入力するN型MOSトランジスタ、36,37
はトランジスタ35,38間に直列に接続されインバー
タを構成するためゲート電極を共通に接続したP型MO
Sトランジスタ及びN型MOSトランジスタ、39は図
2に示したリセット信号/WRSまたは/RRSが入力
するリセット信号入力端子、40a〜40eはインバー
タ、41a,41bはNANDゲートであり、NAND
ゲート41aは一方入力端にトランスミッションゲート
34aの他方端を接続し他方入力端にリセット信号入力
端子39を接続しており、インバータ40cの入力端に
はNANDゲート41aの出力端が接続しており、NA
NDゲート41bは第1の入力端にトランスミッション
ゲート34bの他方端を接続し第2の入力端にリセット
信号入力端子39を接続し第3の入力端に制御信号Cを
入力しており、NANDゲート41bの出力端はインバ
ータ40dの入力端に接続し、インバータ40dの出力
端はインバータ40eの入力端に接続し、インバータ4
0eの出力端はMOSトランジスタ36,37のゲート
電極に接続し、MOSトランジスタ36,37のドレイ
ン電極は出力端33に接続している。そしてインバータ
40dの出力はメモリセル選択信号MCとして出力され
る。また、インバータ40bの入力端にはクロック信号
入力端子31が接続している。
【0060】制御端子30に入力された制御信号Cは、
そのまま内部の各部分に伝えられる制御信号Cとインバ
ータ40aで反転されて伝達される信号CBとに別れ、
信号CはMOSトランジスタ38のゲート、トランスミ
ッションゲート34e及びNANDゲート41bに入力
され、信号CBはMOSトランジスタ35のゲート及び
トランスミッションゲート34eに入力される。クロッ
ク信号入力端子31から入力されたクロック信号Tは、
そのまま内部の各部分に伝えられる制御信号Tとインバ
ータ40bで反転されて内部の各部分に伝達される反転
クロック信号TCとに別れ、トランスミッションゲート
34a〜34dに入力される。
【0061】制御信号Cが“H”、リセット信号/WR
S,/RRSが“H”の場合について説明する。このと
き、制御信号Cが“H”であるため、トランスミッショ
ンゲート34eはオフ状態である。また、リセット信号
/WRS,/RRSが“H”であるため、NANDゲー
ト41aは一方入力端入力される信号に対してインバ
ータと同様の動作を行い、制御信号Cが“H”でリセッ
ト信号/WRS,/RRSが“H”であるため、NAN
Dゲート41bもインバータと同様の動作を行う。ま
た、制御信号Cが“H”であるため、MOSトランジス
タ35,38がオン状態となり、MOSトランジスタ3
6,37で構成されたインバータは電源24と接地25
間で接続されて動作をすることができる状態となってい
る。従って、フリップフロップ回路は通常の動作を行
う。
【0062】入力端子32に入力されたデータは、トラ
ンスミッションゲート34a〜34dに入力されるクロ
ック信号Tに同期してNANDゲート41aとインバー
タ40cとトランスミッションゲート34cで構成され
たマスターラッチ回路から、インバータ40d,40e
とNANDゲート41bとMOSトランジスタ36,3
7とトランスミッションゲート34dで構成されたスレ
ーブラッチ回路へと伝達され、出力端子33より出力さ
れる。スレーブラッチ回路にラッチされているデータが
メモリセル選択信号MCとして出力される。
【0063】次に制御信号Cが“L”で、リセット信号
/WRS,/RRSが“H”の場合について説明する。
このとき制御信号Cが“L”であるため、トランスミッ
ションゲート34eはオン状態である。また、リセット
信号/WRS,/RRSが“H”であるため、NAND
ゲート41aは一方入力端から入力される信号に対して
インバータと同等の動作を行い、制御信号Cが“”で
リセット信号/WRS,/RRSが“H”であるため、
NANDゲート41bも第1の入力端から入力される信
号に対してインバータと同様の動作を行う。しかし、制
御信号Cが“L”であるため、MOSトランジスタ3
5,38がオフ状態となり、MOSトランジスタ36,
37で構成されているインバータは電源と切り離されて
いる。従って、フリップフロップ回路は通常の動作を行
わず、入力端子32に入力された信号はトランスミッシ
ョンゲート34eを通過して、そのまま直ぐに次のフリ
ップフロップ回路へと伝達される。フリップフロップ回
路内のマスターラッチ回路にラッチされたデータは、ク
ロック信号Tに同期してスレーブラッチ回路へと伝達さ
れるが、スレーブラッチ回路では、NANDゲート41
bに入力される制御信号Cによりメモリセル選択信号M
Cを“L”に固定している。ここですなわち、トランス
ミッションゲート34eは入力端子32と出力端子33
との間に接続されたデータスルー回路として働いてい
る。
【0064】このフリップフロップ回路は、通常のフリ
ップフロップ動作を行わないとき、MOSトランジスタ
36,37で構成されたインバータが動作しないためス
レーブラッチ回路ではデータの保持及び出力がなされな
このようにフリップフロップ回路がフリップフロッ
プ回路の動作を行わせないようなフリップフロップ動作
停止手段を有しているので、ライトビットアドレスポイ
ンタ11の各ライトビットポインタ部8CWn+1 〜8C
n+k 及びリードビットアドレスポインタ13の各リー
ドビットポインタ部8CRn+1 〜8CRn+k の各ポイン
タ部相互のマスターラッチ回路とスレーブラッチ回路と
の接続を断つためにフリップフロップ回路の入力端子3
2及び出力端子33をオープン状態としなくてもよく、
回路動作が安定しており、各フリップフロップ回路のイ
ンバータやNANDゲート等に異常電流がながれること
がなく消費電力も少ない構成となっている。
【0065】なお、図5に示したデータスルー回路を内
蔵したフリップフロップ回路は、メモリセル選択信号M
Cとして“H”を出力したが、メモリセルを選択する信
号を“L”レベル電位に設定しておいてもよい。この場
合はメモリセル選択信号MCとして“L”を出力するの
で、回路の構成は図6に示すように、図5の回路よりイ
ンバータ40d,40eを2つ除いた回路構成となる。
【0066】次に、図2に示したこの発明の第1実施例
に使用されるライトワードアドレスポインタ12のライ
トワードポインタ部8RW2 〜8RWm、及びリードワ
ードアドレスポインタ14のリードワードポインタ部8
RR2 〜8RRmのフリップフロップ回路について図7
を用いて説明する。図7において、45はライトワード
ポインタ部8RW2 〜8RW m の場合には図2に示した
クロック信号T2 が、またリードワードポインタ部8R
2 〜8RR m の場合にはクロック信号T4 が入力され
るクロック信号入力端子であるが、ここではクロック信
号T2 ,T4 を合わせた概念としてクロック信号Tが入
力されると表現する。
【0067】また、図7において、46は前段に接続さ
れたフリップフロップ回路からそのスレーブラッチ回路
の出力信号を入力する入力端子、47は出力信号を次段
のフリップフロップ回路のマスターラッチ回路の入力端
子に出力する出力端子、49a〜49dはP型MOSト
ランジスタとN型MOSトランジスタで構成されたトラ
ンスミッションゲートであり、トランスミッションゲー
ト49aは一方端を入力端子46に接続しクロック信号
Tの反転論理に同期してオンオフし、トランスミッショ
ンゲート49bはマスターラッチ回路とスレーブラッチ
回路との間に設けられクロック信号Tに同期してオンオ
フし、トランスミッションゲート49dは一方端を出力
端子47に接続し他方端をトランスミッションゲート
9bの他方端に接続しクロック信号Tの反転論理に同期
してオンオフし、トランスミッションゲート49cは一
方端をトランスミッションゲート49aの他方端に接続
し他方端をトランスミッションゲート49bの一方端に
接続しクロック信号Tに同期してオンオフする。48は
図2に示したリセット信号/WRSまたは/RRSが入
力するリセット信号入力端子、51a〜51cはインバ
ータ、50a,50bはNANDゲートであり、NAN
Dゲート50aは一方入力端にトランスミッションゲー
ト49aの他方端を接続し他方入力端にリセット信号入
力端子48を接続しており、インバータ51aの入力端
にはNANDゲート50aの出力端が接続しており、N
ANDゲート50bは一方入力端にトランスミッション
ゲート49bの他方端を接続し他方入力端にリセット信
号入力端子48を接続しており、インバータ51bの入
力端にはNANDゲート50bの出力端が接続してお
り、インバータ51cの入力端にはクロック信号入力端
子45が接続している。
【0068】クロック信号入力端子45から入力された
クロック信号Tは、そのまま内部の各部分に伝えられる
信号Tとインバータ51cで反転されて内部の各部分に
伝達される反転クロック信号TCとに別れ、トランスミ
ッションゲート49a,49bのトランジスタのゲート
に入力される。
【0069】リセット信号/WRS,/RRSが“H”
のとき、NANDゲート50aは一方入力端から入力さ
れる信号に対してインバータと同等の動作を行う。従っ
て、入力端子46から入力されたデータは入力されるク
ロック信号Tに同期して入力端子46にトランスミッシ
ョンゲート49aを介して接続されたNANDゲート5
0aとインバータ51aとトランスミッションゲート4
9bで構成されたマスターラッチ回路へと伝達される。
次いで、マスターラッチ回路のデータはNANDゲート
50bとインバータ51bとトランスミッションゲート
49dで構成されたスレーブラッチ回路へと伝達され、
出力端子47より出力される。出力端子47より出力さ
れたデータは、次のフリップフロップ回路の入力端子に
入力される。リセット信号/WRS,/RRSが“L”
になると、NANDゲート50a,50bの出力が
“H”とるためマスターラッチ回路及びスレーブラッチ
回路に保持されていたデータは全てクリアされて“L”
となり、このフリップフロップ回路は第2のリセット状
態となる。
【0070】次に、図2に示したこの発明の第1実施例
に使用されるライトビットアドレスポインタ11のライ
トビットポインタ部8CW1 、ライトワードアドレスポ
インタ12のライトワードポインタ部8RW1 、リード
ビットアドレスポインタ13のリードビットポインタ部
8CR1 、及びリードワードアドレスポインタ14のリ
ードワードポインタ部8RR1 のフリップフロップ回路
について図8を用いて説明する。これらのフリップフロ
ップ回路はリセット信号/WRS,/RRSが入力され
たとき、マスターラッチ回路及びスレーブラッチ回路に
データを発生して先頭アドレスとなるフリップフロップ
回路であるため他と構成が異なる。
【0071】図8において、55は図2に示したクロッ
ク信号が入力されるクロック信号入力端子であり、クロ
ック信号Tとしてライトビットポインタ部8CW1 の場
合はT1 、ライトワードポインタ部8RW1 の場合はT
2 、リードビットポインタ部8CR1 の場合はT3 、及
びリードワードポインタ部8RR1 の場合はT4 が入力
される。56は前段に接続されたフリップフロップ回路
からそのスレーブラッチ回路の出力信号を入力する入力
端子、57は出力信号を次段のフリップフロップ回路の
マスターラッチ回路の入力端子に出力する出力端子、5
8は図2に示したリセット信号/WRSまたは/RRS
が入力するリセット信号入力端子、59a〜59dはP
型MOSトランジスタとN型MOSトランジスタで構成
されたトランスミッションゲートであり、トランスミッ
ションゲート59aは一方端を入力端子56に接続しク
ロック信号Tの反転論理に同期してオンオフし、トラン
スミッションゲート59bはマスターラッチ回路とスレ
ーブラッチ回路との間に設けられクロック信号Tに同期
してオンオフし、トランスミッションゲート59dは一
方端を出力端子57に接続し他方端をトランスミッショ
ンゲート59bの他方端に接続しクロック信号Tの反転
論理に同期してオンオフし、トランスミッションゲート
59cは一方端をトランスミッションゲート59aに接
続し他方端をトランスミッションゲート59bの一方端
に接続しクロック信号Tに同期してオンオフする。61
a〜61cはインバータ、60a,60bはNANDゲ
ートであり、インバータ61cの入力端にはクロック信
号入力端子55が接続し、インバータ61cの出力端に
はNANDゲート60aの入力端が接続しており、NA
NDゲート60aは一方入力端にインバータ61aの出
力端を接続し他方入力端にリセット信号入力端子58を
接続しており、インバータ61bは一方入力端にトラン
スミッションゲート59bの他方端を接続しており、N
ANDゲート60bは一方入力端にインバータ61bの
出力端を接続し他方入力端にリセット信号入力端子58
を接続している。
【0072】クロック信号入力端子51から入力された
クロック信号Tは、そのまま内部の各部分に伝えられる
信号Tとインバータ61cで反転されて内部の各部分に
伝達される反転クロック信号TCとに別れ、トランスミ
ッションゲート59a〜59dのMOSトランジスタの
ゲートに入力される。
【0073】次に、このフリップフロップ回路の動作に
ついて説明する。クロック信号Tが“L”の時、リセッ
ト信号/WRS,/RRSとして“L”が入力すると、
インバータ61aとNANDゲート60aとトランスミ
ッションゲート59cで構成されたマスターラッチ回路
には、データとして“H”が与えられ、保持される。一
方NANDゲート60bとインバータ61bとトランス
ミッションゲート59bとで構成されたスレーブラッチ
回路にもデータとして“H”が保持された第1のリセッ
ト状態になる。
【0074】そして、リセット信号/WRS,/RRS
が“H”になると、クロック信号Tに同期してスレーブ
ラッチ回路には、データとして“H”がマスターラッチ
回路から伝達され保持されるとともにスレーブラッチ回
路は出力端子57に接続したメモリセル選択線にメモリ
セル選択信号を出力するとともに次段のフリップフロッ
プ回路にメモリセル選択線を選択するためのデータを出
力する。このような構成のフリップフロップ回路をリン
グポインタの一段目に直列に接続しているのは、リセッ
ト後に最初にリングポインタのデータを出力するフリッ
プフロップ回路を定めておくためである。
【0075】次に、上記のように構成されたこの発明の
第1実施例による半導体記憶装置の動作について説明す
る。
【0076】まず、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセルに不良が存在しなかった場合の書き込み動作
について説明する。この時には、正規のメモリセルが選
択されるようにするためライトビットポインタ部8CW
1 〜8CWn を通常の動作状態にすることが必要にな
る。そのためライトビットポインタ部8CW1 〜8CW
n に対して制御信号Cとして制御回路10から“H”レ
ベル電位を出力する。同時に、冗長用のメモリセルが選
択されないようにするため、ライトビットポインタ部8
CWn+1 〜8CWn+k はフリップフロップ回路として動
作せず、ライトビットポインタ部8CWn+1 〜8CW
n+k に内蔵したデータスルー回路が動作する必要があ
る。そのためライトビットポインタ部8CWn+1 〜8C
n+k に対して制御信号Cとして制御回路10から
“L”レベル電位を出力する。
【0077】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11にリセット信号/WR
Sが入力されると、ライトビットポインタ部8CW1
リセットされて第1のリセット状態となりメモリセルを
選択するためのデータを発生して保持するとともに、メ
モリセルを選択するための信号をメモリセル選択線7S
CW1 を通して出力する。また、リセット信号/WRS
の入力と同時に、ライトビットポインタ部8CW2 〜8
CWn は、メモリセルを選択するためのデータを保持し
ていてもリセットされて第2のリセット状態となりデー
タが消去される。同様に、ライトワードアドレスポイン
12にリセット信号/WRSが入力されると、ライト
ワードポインタ部8RW1 はリセットされて第1のリセ
ット状態となりメモリセルを選択するためのデータを発
生して保持するとともに、メモリセルを選択するための
信号をメモリセル選択線7SRW1 を通して出力する。
また、リセット信号/WRSの入力と同時に、ライトワ
ードポインタ部8RW2 〜8RWmは、メモリセルを選
択するためのデータを保持していてもリセットされて第
2のリセット状態となりデータが消去される。従ってこ
の時、ライトビットポインタ部8CW1 に接続したメモ
リセル選択線7SCW1 とライトワードポインタ8R
1 に接続したメモリセル選択線7SRW1 との両方に
同時に対応するメモリセルのみにデータが書き込まれ
る。
【0078】図2には示されていないが、図1に示した
入力回路2からメモリセルアレイ1に送られるデータが
入力用リングポインタ3を構成するライトビットアドレ
スポインタ11のライトビットポインタ部とライトワー
ドアドレスポインタ12のライトワードポインタ部とに
よって選択されたそのメモリセルに書き込まれることと
なる。例えば図5、図7に示したフリップフロップ回路
でライトビットアドレスポインタ11が構成されていれ
ば、クロック信号T1 が二周期分進むと次のライトビッ
トポインタ部8CW2 にデータが移り、メモリセル選択
線7SCW2 からメモリセルを選択するための信号が出
力され、メモリセル選択線7SCW2 と7SRW1 とで
同時に選択された交点のメモリセルにデータが書き込ま
れる。そして、クロック信号T1 の周期が進むのに伴っ
て順次次のライトビットポインタ部にデータが移行し
て、1行目のn個のメモリセルが列を移しながら順次選
択されデータが書き込まれる。そして、ライトビットポ
インタ部8CWn+1 の順番になると、ライトビットポイ
ンタ部8CWn+1 は制御回路10からの制御信号Cによ
ってフリップフロップとしての動作をせずデータスルー
回路が動作するように設定されているため、ライトビッ
トポインタ部8CWn+1 でのデータの保持は起きず、次
のライトビットポインタ部8CWn+2 にデータスルー回
路を通してそのままデータが伝達される。しかし、ライ
トビットポインタ部8CWn+2 も制御回路10からの制
御信号Cによってフリップフロップとしての動作をせず
データスルー回路が動作するように設定されているため
ライトビットポインタ部8CWn+2 でのデータの保持は
起きず、次のライトビットポインタ部8CWn+3 にその
ままデータが伝達される。このようにしてライトビット
ポインタ部8CWn+1 〜8CWn+k ではデータが素通り
して結局ライトビットポインタ部8CWn からライトビ
ットポインタ部8CWn+1 〜8CWn+k のデータスルー
回路を介して直接ライトビットポインタ部8CW1 にデ
ータが伝達されることとなる。
【0079】通常このようにしてライトビットアドレス
ポインタ11をデータが一周するのに合わせてクロック
信号T2 が進み、ライトワードアドレスポインタ12に
おいて、次のライトワードポインタ部8RW2 にデータ
が移ることとなる。そして2行目以降のメモリセルにお
いて1行目のメモリセルで行ったと同様の動作が繰り返
される。ただし、ライトビットアドレスポインタ11で
データが何周すればライトワードアドレスポインタ12
のデータが次のライトワードポインタ部に進むかはクロ
ック信号T1 ,T2 の設定によって任意に選択できる。
また、ライトワードアドレスポインタ12をデータが周
回する毎にライトビットアドレスポインタ11のライト
ビットポインタ部のデータが順次授受されるようにして
も良い。以上のようにしてm行n列のメモリセルに書き
込みが行われる。
【0080】次に正規のメモリセルに不良が存在しなか
った場合のメモリセルからの読み出しについて説明す
る。この時には、正規のメモリセルが選択されるように
するため、リードビットポインタ部8CR1 〜8CRn
を通常の動作状態にすることが必要になる。そのためリ
ードビットポインタ部8CR1 〜8CRn に対して制御
信号Cとして制御回路10から“H”レベル電位を出力
する。同時に冗長用のメモリセルが選択されないように
するためリードビットポインタ部8CRn+1 〜8CR
n+k のフリップフロップ回路としての動作を止めてデー
タスルー回路を動作させる必要がある。そのためリード
ビットポインタ部8CRn+1 〜8CRn+k に対して制御
信号Cとして制御回路10から“L”レベル電位を出力
する。
【0081】以上のように設定された状態において、リ
ードビットアドレスポインタ13にリセット信号/RR
Sが入力されると、リードビットポインタ部8CR1
リセットされて第1のリセット状態となりメモリセルを
選択するためのデータを発生して保持するとともに、メ
モリセルを選択するための信号をメモリセル選択線7S
CR1 を通して出力する。また、リセット信号/RRS
の入力と同時に、リードビットポインタ部8CR2 〜8
CRn は、メモリセルを選択するためのデータを保持し
ていてもリセットによって第2のリセット状態となりデ
ータが消去される。同様に、リードワードアドレスポイ
ンタ14にリセット信号/RRSが入力されると、リー
ドワードポインタ部8RR1 はリセットされて第1のリ
セット状態となりメモリセルを選択するためのデータを
発生して保持するとともに、メモリセルを選択するため
の信号をメモリセル選択線7SRR1 を通して出力す
る。また、リセット信号/RRSの入力と同時に、リー
ドワードポインタ部8RR2〜8RRmは、メモリセル
を選択するためのデータを保持していてもリセットされ
て第2のリセット状態となりデータが消去される。従っ
てこの時、リードビットポインタ部8CR1 のメモリセ
ル選択線7SCR1 とリードワードポインタ8RR1
のメモリセル選択線7SRR1 との両方に同時に対応す
るメモリセルのみからデータが読み出される。図2には
示されていないが、図1に示した出力回路4に出力用リ
ングポインタ5であるリードビットアドレスポインタ1
3とリードワードアドレスポインタ14とによって選択
されたメモリセルアレイ1のメモリセルから送られるデ
ータが読み出されることとなる。例えばリードビットア
ドレスポインタ13が図5、図7に示したフリップフロ
ップ回路で構成されていれば、クロック信号T3 が二周
期分進むと次のリードビットポインタ部8CR2 にデー
タが移り、メモリセル選択線7SCR2 からメモリセル
を選択するための信号が出力され、メモリセル選択線7
SCR2 と7SRR1 との両方に同時に対応するメモリ
セルのみからデータが読み出される。そして、クロック
信号T3 の周期が進むのに伴って順次次のリードビット
ポインタ部にデータが移行して、1行目のn個のメモリ
セルが列を移しながら順次選択されデータが読み出され
る。そして、リードビットポインタ部8CRn+1 の順番
になると、リードビットポインタ部8CRn+1 は制御回
路10からの制御信号Cによってフリップフロップとし
ての動作をせずデータスルー回路が動作するように設定
されているため、リードビットポインタ部8CRn+1
のデータの保持は起きず、次のリードビットポインタ部
8CRn+2 にデータスルー回路を通してそのままデータ
が伝達される。しかし、リードビットポインタ部8CR
n+2 も制御回路10からの制御信号Cによってフリップ
フロップとしての動作をせずデータスルー回路が動作す
るように設定されているため、リードビットポインタ部
8CRn+2 でのデータの保持は起きず、次のリードビッ
トポインタ部8CRn+3 にそのままデータが伝達され
る。このようにしてリードビットポインタ部8CRn+1
〜8CRn+k ではデータが素通りして結局リードビット
ポインタ部8CRn からリードビットポインタ部8CR
n+1 〜8CRn+k のデータスルー回路を介して直接リー
ドビットポインタ部8CR1 にデータが伝達されること
となる。
【0082】通常このようにしてリードビットアドレス
ポインタ13をデータが一周するのに合わせてクロック
信号T4 が進み、リードワードアドレスポインタ14に
おいて、次のリードワードポインタ部8RR2 にデータ
が移ることとなる。そして2行目以降のメモリセルにお
いて1行目のメモリセルで行ったと同様の動作が繰り返
される。ただし、リードビットアドレスポインタ13で
データが何周すればリードワードアドレスポインタ14
のデータが次のリードワードポインタ部に進むかはクロ
ック信号T3 ,T4 の設定によって任意に選択できる。
また、リードワードアドレスポインタ14が周回する毎
にリードビットアドレスポインタ13のリードビットポ
インタ部のデータが順次授受されるようにしても良い。
以上のようにしてメモリセルアレイ1のm行n列のメモ
リセルからデータの読み出しが行われる。
【0083】なお、このメモリセルは2ポートであるた
め書き込みと読み出しは独立して行える。また、書き込
まれたデータを読み出すように設定するのはクロック信
号T1 〜T4 のタイミングの設定によって行える。
【0084】次に、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセルに不良が存在する場合の書き込み動作につい
て説明する。ここで説明を分かりやすくするためにメモ
リセルアレイ1がm行4列のメモリセルアレイでそのう
ち4列目が冗長用のメモリセル列である場合について説
明する。例えばここで不良の発生しているメモリセルが
3列目のメモリセル7であった場合を想定する。この時
には、メモリセル列のうちの不良の発生していないメモ
リセル列が選択されるようにするため、ライトビットポ
インタ部8CW1 、8CW2 及び8CW4 を通常の動作
状態とすることが必要になる。そのためライトビットポ
インタ部8CW1 、8CW2 及び8CW4 に対して制御
信号Cとして制御回路10から“H”レベル電位を出力
する。同時に、不良のメモリセルが存在する3列目のメ
モリセルが選択されないようにするため、ライトビット
ポインタ部8CW3 はフリップフロップ回路として動作
せず、ライトビットポインタ部8CW3 のデータスルー
回路が動作する必要がある。そのためライトビットポイ
ンタ部8CW3 に対して制御信号Cとして制御回路10
から“L”レベル電位を出力する。
【0085】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11にリセット信号/WR
Sが入力されると、ライトビットポインタ部8CW1
リセットされてメモリセルを選択するためのデータを発
生して保持するとともに、メモリセルを選択するための
信号をメモリセル選択線7SCW1 を通して出力する。
また、リセット信号/WRSの入力と同時に、ライトビ
ットポインタ部8CW2 〜8CW4 は、メモリセルを選
択するためのデータを保持していてもリセットによって
データが消去される。同様に、ライトワードアドレスポ
インタ12にリセット信号/WRSが入力されると、ラ
イトワードポインタ部8RW1 はリセットされてメモリ
セルを選択するためのデータを発生して保持するととも
に、メモリセルを選択するための信号をメモリセル選択
線7SRW1 を通して出力する。また、リセット信号/
WRSの入力と同時に、ライトワードポインタ部8RW
2〜8RWmは、メモリセルを選択するためのデータを
保持していてもリセットされてデータが消去される。従
ってこの時、ライトビットポインタ部8CW1 のメモリ
セル選択線7SCW1 とライトワードポインタ8RW1
のメモリセル選択線7SRW1 との両方に同時に対応す
るメモリセルのみにデータが書き込まれる。クロック信
号T1 に同期して次のライトビットポインタ部8CW2
にデータが移り、メモリセル選択線7SCW2 と7SR
1 との両方に同時に対応するメモリセルのみにデータ
が書き込まれる。そして、ライトビットポインタ部8C
3 の順番になると、ライトビットポインタ部8CW3
は制御回路10からの制御信号Cによってフリップフロ
ップとしての動作をせずデータスルー回路が動作するよ
うに設定されているためライトビットポインタ部8CW
3 でのメモリセルを選択するためのデータの保持は起き
ず、次のライトビットポインタ部8CW4 にそのままデ
ータが伝達される。ライトビットポインタ部8CW4
冗長用のメモリセルを選択するためのライトビットポイ
ンタ部であるがしかし、ライトビットポインタ部8CW
4 は制御回路10からの制御信号Cによってフリップフ
ロップ回路としての通常の動作を行うように設定されて
いるためライトビットポインタ部8CW4 でメモリセル
を選択するためのデータが保持され、メモリセル選択線
7SC 4 からメモリセル7を選択するための信号が出
力される。このようにしてライトビットポインタ部8C
3 ではデータが素通りして不良のメモリセルは選択さ
れない。通常このようにしてライトビットアドレスポイ
ンタ11をデータが一周するのに合わせてクロック信号
2 が進み、ライトワードアドレスポインタ12におい
て、次のライトワードポインタ部8RW2 にデータが移
ることとなる。そして2行目以降のメモリセルにおいて
1行目のメモリセルで行ったと同様の動作が繰り返され
る。以上のようにしてメモリセルアレイ1のm行3列の
メモリセル7にデータの書き込みが行われる。
【0086】次に正規のメモリセルに不良が存在する場
合のメモリセルからの読み出しについて説明する。この
場合も、メモリセルアレイ1の構成は書き込みの時と同
じであるものとする。この時は、メモリセル列のうち不
良の発生していないメモリセル列が選択されるようにす
るためリードビットポインタ部8CR1 、8CR2 及び
8CR4 を通常の動作状態とすることが必要になる。そ
のためリードビットポインタ部8CR1 、8CR2 及び
8CR4 に対して制御信号Cとして制御回路10から
“H”レベル電位を出力する。同時に不良のメモリセル
が存在する3列目のメモリセルが選択されないようにす
るため、リードビットポインタ部8CR3はフリップフ
ロップ回路として動作さず、リードビットポインタ部8
CR3 のデータスルー回路を動作させる必要がある。そ
のためリードビットポインタ部8CR3 に対して制御信
号Cとして制御回路10から“L”レベル電位を出力す
る。
【0087】以上のように設定された状態において、リ
ードビットアドレスポインタ13及びリードワードアド
レスポインタ14にリセット信号/RRSが入力される
と、リードビットポインタ部8CR1 及びリードワード
ポインタ部8RR1 は第1のリセット状態となり、リー
ドビットポインタ部8CR2 〜8CR4 及びリードワー
ドポインタ部8RR2 〜8RR4 は第2のリセット状態
となる。従ってまず、リードビットポインタ部8CR1
のメモリセル選択線7SCR1 とリードワードポインタ
8RR1 のメモリセル選択線7SRR1 との両方に同時
に対応するメモリセルのみからデータが読み出される。
例えばリードビットアドレスポインタ13が図5、図7
に示したフリップフロップ回路で構成されていれば、ク
ロック信号T3 が二周期分進むと次のリードビットポイ
ンタ部8CR2 にデータが移り、メモリセル選択線7S
CR2 からメモリセルを選択するための信号が出力さ
れ、メモリセル選択線7SCR2 と7SRR1 との両方
に同時に対応するメモリセルのみからデータが読み出さ
れる。リードビットポインタ部8CR3 の順番になる
と、リードビットポインタ部8CR3 は制御回路10か
らの制御信号Cによってフリップフロップとしての動作
をせずデータスルー回路が動作するように設定されてい
るためリードビットポインタ部8CR3 でのデータの保
持は起きず、次のリードビットポインタ部8CR4 にそ
のままデータが伝達される。リードビットポインタ部8
CR4 は冗長用のメモリセルを選択するためのリードビ
ットポインタ部であるがしかし、リードビットポインタ
部8CR4 は制御回路10からの制御信号Cによってフ
リップフロップとしての動作を行うように設定されてい
るためリードビットポインタ部8CR4 でメモリセルを
選択するためのデータの保持が行われ、メモリセル選択
線7SCR4 からメモリセル7を選択するためのデータ
が出力される。1行目の3個のメモリセル7が列を移し
ながら順次選択されデータが読み出される。このように
してリードビットポインタ部8CR3 ではデータが素通
りして結局不良のメモリセルは選択されない。
【0088】この時制御回路10は、例えばその構成が
冗長回路も含めて4列であった場合は、図3に示すよう
な構成となる。そして、制御回路10の出力信号Y1〜
Y4が制御信号Cに相当するが、それぞれがライトビッ
トポインタ部8CW1 〜8CW4 に入力し、また同時
に、リードビットポインタ部8CR1 〜8CR4 に入力
されていた場合を想定する。この時、3列目に不良のメ
モリセルが存在する場合には、出力信号Y3を”L”と
するため図3の制御回路のレーザトリマ部26のヒュー
ズ20aを切断し、ヒューズ20bはそのままとする。
【0089】実施例2. 次に、この発明の第2実施例について図10を用いて説
明する。図10はこの発明の第2実施例による半導体記
憶装置の一部を示すブロック図である。図10には図1
に示した半導体記憶装置の構成要素のうちメモリセルア
レイ1と入力用リングポインタ3と出力用リングポイン
タ5と制御回路6に相当する構成を示している。一般に
メモリセルアレイはm行(n+k)列のマトリクス状に
配設された{m×(n+k)}個のメモリセルを有した
メモリセルアレイで、各行に配設された(n+k)個の
メモリセルは対応した行に配設されたワード線に接続さ
れるとともに、各列に配設されたm個のメモリセルは対
応した列に配設されたビット線に接続されており、n列
に配設された複数のメモリセルは正規用のメモリセルを
構成し、k列に配設された複数のメモリセルは冗長用の
メモリセルを構成している。
【0090】図10において、1はm行(n+k)列の
マトリクス状に配設された(m×n)個のメモリセル7
及び(m×k)個のスペアメモリセル7aを有したメモ
リセルアレイ、7SCW1 〜7SCWn+k は、それぞれ
メモリセルアレイ1の各列に対応して配設され、対応し
た列に配設されたビット線とデータ入力線との間に接続
されたトランスファーゲートを制御する信号を伝達する
信号線、つまり、データ書き込み時に、対応した列に配
設された複数のメモリセルを選択するための信号を伝達
するための列側書き込みメモリセル選択線であり、正規
のメモリセル7に接続されているメモリセル選択線7S
CW1 等とスペアメモリセル7aに接続されているスペ
アメモリセル選択線7SCW2 等とがある。
【0091】7SCR1 〜7SCRn+k はそれぞれメモ
リセルアレイ1の各列に対応して配設され、対応した列
に配設されたビット線とデータ出力線との間に接続され
たトランスファーゲートを制御する信号を伝達する信号
線、つまり、データ読み出し時に、対応した列に配設さ
れた複数のメモリセルを選択するための信号を伝達する
ための列側読み出しメモリセル選択線であり、正規のメ
モリセル7に接続されているメモリセル選択線7SCR
1 等とスペアメモリセル7aに接続されているスペアメ
モリセル選択線7SCR2 等とがある。
【0092】7SRW1 〜7SRWmはそれぞれメモリ
セルアレイ1の各行に対応して配設され、データ書き込
み時に、対応した行に配設されたワード線を活性化させ
るための信号を伝達するための行側書き込みメモリセル
選択線で、例えばワード線の一部として構成されても良
い。
【0093】7SRR1 〜7SRRmはそれぞれメモリ
セルアレイ1の各行に対応して配設され、データ読み出
し時に、対応した行に配設されたワード線を活性化させ
るための信号を伝達するための側読み出しメモリセル
選択線で、例えばワード線の一部として構成されても良
い。
【0094】11aは入力用リングポインタを構成する
ライトビットアドレスポインタで、図2に示したライト
ビットアドレスポインタ11と同様にライトビットポイ
ンタ部8CW 1 〜8CWn+k を直列に接続したリングポ
インタによって構成されている。なお、この実施例にお
いて、例えばライトビットポインタ部8CW2 はスペア
メモリセル7aを選択するためのスペアメモリセル選択
部である。
【0095】12aは入力用リングポインタを構成する
ライトワードアドレスポインタで、図2に示したライト
ワードアドレスポインタ12と同等の働きをする。
【0096】13aは出力用リングポインタを構成する
リードビットアドレスポインタで、図2に示したリード
ビットアドレスポインタ13と同様にリードビットポイ
ンタ部8CR1 〜8CRn+k を直列に接続したリングポ
インタによって構成されている。なお、この実施例にお
いて、例えばリードビットポインタ部8CR2 はスペア
メモリセル7aを選択するためのスペアメモリセル選択
部である。
【0097】14aは出力用リングポインタを構成する
リードワードアドレスポインタで、図2に示したリード
ワードアドレスポインタ14と同等の働きをする。
【0098】15はライトビットアドレスポインタ11
aの各ライトビットポインタ部8CW1 〜8CWn+k
びリードビットアドレスポインタ13の各リードビッ
トポインタ部8CR1 〜8CRn+k の内の正規のメモリ
セルを選択するライト及びリードビットポインタ部を制
御する制御信号を出力する制御回路で、正規のメモリセ
ルに不良のメモリセルが存在していなければ、1〜n+
k列に対応したライトビットアドレスポインタ11aの
各ライトビットポインタ部8CW1 〜8CWn+k 及びリ
ードビットアドレスポインタ13aの各リードビットポ
インタ部8CR1 〜8CRn+k の内の正規のメモリセル
を選択するポインタ部のフリップフロップ回路に通常の
動作を行わせるとともにデータスルー回路を動作させな
い信号、この実施例では“H”レベルの電位からなる制
御信号Cを出力する。
【0099】もし、2〜n列における正規のメモリセル
7に不良のメモリセルが存在していれば、2〜n列のう
ちの不良のメモリセルが存在する列に対応したライトビ
ットアドレスポインタ11aのライトビットポインタ部
及びリードビットアドレスポインタ13aのリードビッ
トポインタ部にフリップフロップ回路の列選択用出力ノ
ードからメモリセル選択線を通してビット線を選択させ
ない信号、この実施例では“L”レベルの電位を出力さ
せるとともにデータスルー回路を動作、つまり入力ノー
ドと出力ノードとを電気的に導通状態とさせる信号、こ
の実施例では“L”レベルの電位からなる制御信号Cを
出力するとともに、2〜n列のうちの不良のメモリセル
が存在しない列に対応したライトビットアドレスポイン
タ11aのライトビットポインタ部及びリードビットア
ドレスポインタ13aのリードビットポインタ部に通常
のフリップフロップ回路の動作を行わせるとともにデー
タスルー回路を動作させない信号、この実施例では
“H”レベルの電位からなる制御信号Cを出力する。
【0100】16はライトビットアドレスポインタ11
aの各ライトビットポインタ部8CW1 〜8CWn+k
びリードビットアドレスポインタ13の各リードビッ
トポインタ部8CR1 〜8CRn+k の内の冗長用のスペ
アメモリセルを選択するライト及びリードビットポイン
タ部を制御する制御信号を出力するスペア制御回路で、
2〜n+k列における正規のメモリセルに不良のメモリ
セルが存在していなければ、2〜n+k列に対応したラ
イトビットアドレスポインタ11aの各ライトビットポ
インタ部8CW2 〜8CWn+k 及びリードビットアドレ
スポインタ13aの各リードビットポインタ部8CR2
〜8CRn+k の内のスペアメモリセルを選択するための
ポインタ部、例えばライトビットポインタ部8CW2
びリードビットポインタ部8CR2 の列選択用出力ノー
ドからメモリセル選択線7SCW2 〜7SCWn+k を通
してビット線を選択させない信号、この実施例では
“L”レベルの電位を出力させるとともにデータスルー
回路を動作、つまり入力ノードと出力ノードとを電気的
に導通状態とさせる信号、この実施例では“L”レベル
の電位からなる制御信号Cを出力する。
【0101】もし、2〜n+k列における正規のメモリ
セル7に不良のメモリセルが存在していれば、冗長用の
スペアメモリセル7aが存在する2〜n+k列のうちの
不良のメモリセルが存在する列に対して置換した列に対
応したライトビットアドレスポインタ11aのライトビ
ットポインタ部及びリードビットアドレスポインタ13
aのリードビットポインタ部にフリップフロップ回路を
動作させるとともにデータスルー回路を動作させない信
号、この実施例では“H”レベルの電位からなる制御信
号Cを出力するとともに、冗長用のスペアメモリセルが
存在する2〜n+k列のうちの正規のメモリセルの列と
置換されていない列に対応したライトビットアドレスポ
インタ11aのライトビットポインタ部及びリードビッ
トアドレスポインタ13aのリードビットポインタ部に
フリップフロップ回路の列選択用出力ノードからビット
線を選択させない信号、この実施例では“L”レベルの
電位を出力させるとともにデータスルー回路を動作、つ
まり入力ノードと出力ノードとを電気的に導通状態とさ
せる信号、この実施例では“L”レベルの電位からなる
制御信号Cを出力する。
【0102】ライトビットアドレスポインタ11のラ
イトビットポインタ部8CW1 〜8CWn+k 、ライトワ
ードアドレスポインタ12のライトワードポインタ部
8RW1 〜8RWm、リードビットアドレスポインタ1
のリードビットポインタ部8CR1 〜8CRn+k
及びリードワードアドレスポインタ14のリードワー
ドポインタ部8RR1 〜8RRmの具体的構成について
は第1実施例で説明したものと同じ構成であるが、制御
回路15及びスペア制御回路16が設けられておりそれ
らとの接続が第1実施例とは異なっている。制御回路1
5は正規のメモリセルに不良が存在しなかったときは全
てのメモリセルを選択するような制御信号を出力するよ
うに構成しなければならないので、いずれかのビットポ
インタ部に対して常に“L”レベル電位を出力するよう
な図3に示した回路構成を採用することはできず、図4
に示すような全てのビットポインタ部に対して“H”レ
ベル電位の出力をすることができる回路構成をとる。
【0103】また、スペア制御回路16の具体的構成に
ついては、スペアメモリセルを配置する列の数kを幾つ
にするかによって回路の構成が異なってくるが、概念的
には図2に示した制御回路10の回路構成と同じであ
る。図10に示したスペア制御回路16で例えば一つの
制御信号線が出ている場合に対応する構成としては図
に示すような構成が考えられる。図11において、
ューズ65と抵抗66とインバータ67とで構成された
回路は電源24に一方端接続したヒューズ65と他方
端が接地25されている抵抗66によって構成されメモ
リセルを選択するための信号を発生するプログラム可能
な信号発生手段であり、発生した信号はインバータ67
を通して出力端子68から出力される。例えばスペアメ
モリセルを選択するためライトビットポインタ部8CW
2 に“H”レベル電位を出力させる場合にはヒューズ6
5を切断して抵抗66の一方端を接地電位にすることで
インバータ67から“H”が出力される。なお、スペア
制御回路16が複数の制御信号を出力するためには図4
に示したような構成と同じ概念で構成される。すなわ
ち、同時に、“H”レベル電位の出力をすることができ
る回路構成とする。
【0104】次に、上記のように構成されたこの発明の
第2実施例による半導体記憶装置の動作について説明す
る。
【0105】まず、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセル7に不良が存在しなかった場合の書き込み動
作について説明する。例えばメモリセルアレイ1におい
てライトビットポインタ部8CW2 及びリードビットポ
インタ部8CR2 によって選択されるメモリセルのみが
スペアメモリセルであった場合を想定する。この時に
は、正規のメモリセル7を選択されるようにするためラ
イトビットポインタ部8CW1 、8CW3 〜8CWn+1
を通常のフリップフロップ回路としての動作状態とする
ことが必要になる。そのためライトビットポインタ部8
CW1 、8CW3〜8CWn+1 に対して制御信号Cとし
て制御回路15から“H”レベル電位を出力する。同時
に冗長用のスペアメモリセル7aが選択されないように
するためライトビットポインタ部8CW2 のフリップフ
ロップ回路としての動作を止め、ライトビットポインタ
部8CW2 のデータスルー回路を動作させる必要があ
る。そのためライトビットポインタ部8CW2 に対して
制御信号Cとしてスペア制御回路16から“L”レベル
電位を出力する。
【0106】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11aにリセット信号/W
RSが入力されると、ライトビットポインタ部8CW1
はリセットされて第1のリセット状態となりメモリセル
7を選択するためのデータを発生して保持するととも
に、メモリセル7を選択するための信号をメモリセル選
択線7SCW1 を通して出力する。また、リセット信号
/WRSの入力と同時に、ライトビットポインタ部8C
2 〜8CWn は、メモリセル7を選択するためのデー
タを保持していてもリセットによって第2のリセット状
態となりデータが消去される。同様に、ライトワードア
ドレスポインタ12aにリセット信号/WRSが入力さ
れると、ライトワードポインタ部8RW1 はリセットさ
れて第1のリセット状態となりメモリセルを選択するた
めのデータを発生して保持するとともに、メモリセルを
選択するための信号をメモリセル選択線7SRW1 を通
して出力する。また、リセット信号/WRSの入力と同
時に、ライトワードポインタ部8RW2 〜8RW n は、
メモリセルを選択するためのデータを保持していてもリ
セットされて第2のリセット状態となりにデータが消去
される。従ってこの時、ライトビットポインタ部8CW
1 のメモリセル選択線7SCW1 とライトワードポイン
タ8RW1 のメモリセル選択線7SRW1 とが同時に選
択するメモリセルにデータが書き込まれる。
【0107】図10には示されていないが、図1に示し
た入力回路2からメモリセルアレイ1に送られるデータ
が入力用リングポインタ3を構成するアドレスポインタ
11a,12aによって選択されたメモリセルに書き込
まれることとなる。
【0108】ライトビットアドレスポインタ11aが図
5、図7に示したフリップフロップ回路で構成されてい
れば、クロック信号T1 が二周期分進むと次のライトビ
ットポインタ部8CW2 にメモリセルを選択するための
データが伝達されるが、ライトビットポインタ部8CW
2 は制御回路16からの制御信号によってフリップフロ
ップとしての動作をせずデータスルー回路が動作するよ
うに設定されているためライトビットポインタ部8CW
2 でのデータの保持は起きず、ライトビットポインタ
8CW2 のデータスルー回路を通して次のライトビット
ポインタ部8CW3 にそのままデータが伝達される。従
ってメモリセル選択線7SCW2 からメモリセルを選択
するための信号が出力されず、メモリセル選択線7SC
2 と7SRW1 との両方に同時に対応するメモリセル
のみにはデータが書き込まれない。同時に、ライトビッ
トポインタ部8CW3 は制御回路15からの制御信号C
によってフリップフロップとして動作しデータスルー回
路が動作しないように設定されているためライトビット
ポインタ部8CW3 でデータが保持され、ライトビット
ポインタ部8CW3 からメモリセル選択線7SCW3
通してメモリセルを選択するための信号が出力し、メモ
リセル選択線7SCW3 と7SRW1 との両方に同時に
対応するメモリセルのみにデータが書き込まれる。そし
て、クロック信号T1 の周期が進むのに伴って順次次の
ライトビットポインタ部にデータが移行して、1行目の
n個のメモリセルが列を移しながら順次選択されデータ
が書き込まれる。このようにしてライトビットポインタ
部8CW2 ではデータが素通りして結局ライトビットポ
インタ部8CW1 からライトビットポインタ部8CW2
のデータスルー回路を通して直接ライトビットポインタ
部8CW3 にデータが伝達されることとなり、スペアメ
モリセル7aにはデータが書き込まれることはない。
【0109】通常このようにしてライトビットアドレス
ポインタ11aをデータが一周するのに合わせてクロッ
ク信号T2 が進み、ライトワードアドレスポインタ12
aにおいて、次のライトワードポインタ部8RW2 にデ
ータが移ることとなる。そして2行目以降のメモリセル
において1行目のメモリセルで行ったと同様の動作が繰
り返される。以上のようにしてm行n列のメモリセルに
書き込みが行われる。
【0110】次に正規のメモリセルに不良が存在しなか
った場合のメモリセルからの読み出しについて説明す
る。書き込み動作のところで説明を簡単にするため想定
したように、リードビットポインタ部8CW2 はスペア
メモリセルを選択するためのメモリセル選択部である。
そのためこの時には、正規のメモリセル7を選択される
ようにするため、リードビットポインタ部8CR1 、8
CW3 〜8CRn+1 を通常の動作状態とすることが必要
になる。そのためリードビットポインタ部8CR1 、8
CW3 〜8CRn+k に対して制御信号Cとして制御回路
15から“H”レベル電位を出力する。同時に冗長用の
スペアメモリセル7aが選択されないようにするためリ
ードビットポインタ部8CR2 のフリップフロップ回路
としての動作を止め、リードビットポインタ部8CR2
のデータスルー回路を動作させる必要がある。そのため
リードビットポインタ部8CR2 に対して制御信号Cと
して制御回路16から“L”レベル電位を出力する。
【0111】以上のように設定された状態において、リ
ードビットアドレスポインタ13a及びリードワードア
ドレスポインタ14aにリセット信号/RRSが入力さ
れると、リードビットポインタ部8CR1 及びリードワ
ードポインタ部8RR1 は第1のリセット状態となり、
リードビットポインタ部8CR2 〜8CRn 及びリード
ワードポインタ部8RR2 〜8RRmは第2のリセット
状態となる。そしてまずリードビットポインタ部8CR
1 のメモリセル選択線7SCR1 とリードワードポイン
タ8RR1 のメモリセル選択線7SRR1 との両方に同
時に対応するメモリセルのみからデータが読み出され
る。図10には示されていないが、図1に示した出力用
リングポインタ5であるリードビットアドレスポインタ
13aとリードワードアドレスポインタ14aとによっ
て選択されるメモリセルアレイ1のメモリセルから出力
回路4に送られるデータが読み出されることとなる。例
えばリードビットアドレスポインタ13aが図5、図7
に示したフリップフロップ回路で構成されていれば、ク
ロック信号T3 が二周期分進むと次のリードビットポイ
ンタ部8CR2 にデータが伝達されるが、リードビット
ポインタ部8CR2 は制御回路16からの制御信号によ
ってフリップフロップとしての動作をせずデータスルー
回路が動作するように設定されているためリードビット
ポインタ部8CR2 でのデータ保持は起きず、次のリー
ドビットポインタ部8CR3 にそのままデータが伝達さ
れる。従ってスペアメモリセル選択線7SCR2 からス
ペアメモリセル7aを選択するための信号が出力され
ず、メモリセル選択線7SCR2 と7SRR1 との両方
に同時に対応するメモリセルのみからはデータが読み出
されない。同時に、リードビットポインタ部8CR3
制御回路15からの制御信号Cによってフリップフロッ
プ回路として動作し、データスルー回路が動作しないよ
うに設定されているためリードビットポインタ部8CR
3 でデータが保持され、メモリセル選択線7SCR3
らメモリセルを選択するための信号が出力される。その
ためメモリセル選択線7SCR3 と7SRR1 との両方
に同時に対応するメモリセルのみからデータが読み出さ
れる。そして、クロック信号T3 の周期が進むに伴って
順次次のリードビットビットポインタ部のデータが読み
出される。このようにしてリードビットポインタ部8C
2 ではデータが素通りして結局リードビットポインタ
部8CR1 からリードビットポインタ部8CR2 のデー
タスルー回路を介して直接リードビットポインタ部8C
3 にデータが伝達されることとなり、スペアメモリセ
ル7aからデータが読み出されることはない。
【0112】通常このようにしてリードビットアドレス
ポインタ13aをデータが一周するのに合わせてクロッ
ク信号T4 が進み、リードワードアドレスポインタ14
aにおいて、次のリードワードポインタ部8RR2 にデ
ータが移ることとなる。そして2行目以降のメモリセル
において1行目のメモリセルで行ったと同様の動作が繰
り返される。以上のようにしてメモリセルアレイ1のm
行3列のメモリセルからデータの読み出しが行われる。
【0113】次に、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセルに不良が存在する場合の書き込み動作につい
て説明する。ここで説明を分かりやすくするためにメモ
リセルアレイ1がm行5列のメモリセルアレイでそのう
ち2列目が冗長用のメモリセル列である場合について説
明する。例えばここで不良の発生しているメモリセル7
が3列目のメモリセルであった場合を想定する。この時
には、メモリセル列のうちの不良の発生していないメモ
リセル列が選択されるようにするためライトビットポイ
ンタ部8CW1 、8CW2 、84 及び8CW5 を通
常の動作状態とすることが必要になる。そのためライト
ビットポインタ部8CW1 、8CW4 及び8CW5 に対
して制御信号Cとして制御回路15から“H”レベル電
位を出力する。同時に不良のメモリセル7が存在する3
列目のメモリセルが選択されないようにするためライト
ビットポインタ部8CW3 のフリップフロップ回路とし
ての動作を止めてデータスルー回路を動作させる必要が
ある。そのためライトビットポインタ部8CW3 に対し
て制御信号Cとして制御回路15から“L”レベル電位
を出力する。また、ライトビットポインタ部8CW2
対して制御信号Cとしてスペア制御回路16から“H”
レベル電位を出力する。
【0114】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11a及びライトワードア
ドレスポインタ12aにリセット信号/WRSが入力さ
れると、まず、ライトビットポインタ部8CW1 のメモ
リセル選択線7SCW1 とライトワードポインタ8R
1 のメモリセル選択線7SRW1 との両方に同時に対
応するメモリセルのみにデータが書き込まれる。そして
クロック信号T1 が二周期分進むと次のライトビットポ
インタ部8CW2 にデータが移る。ライトビットポイン
タ部8CW2 は冗長用のスペアメモリセル7aを選択す
るためのライトビットポインタ部であるがしかし、ライ
トビットポインタ部8CW2 はスペア制御回路16から
の制御信号Cによってフリップフロップとしての動作を
行うように設定されているためスペアメモリセル選択線
7SCW2 からスペアメモリセル7aを選択するための
信号が出力され、スペアメモリセル選択線7SCW2
7SRW1 とによって同時に選択されるスペアメモリセ
ル7aにデータが書き込まれる。そして、ライトビット
ポインタ部8CW3 の順番になると、ライトビットポイ
ンタ部8CW3 は制御回路15からの制御信号Cによっ
てフリップフロップとしての動作をせずデータスルー回
路が動作するように設定されているため、ライトビット
ポインタ部8CW3 でのメモリセルを選択するためのデ
ータの保持は起きず、次のライトビットポインタ部8C
4 にそのままデータが伝達される。そして、ライトビ
ットポインタ部8CW4 でメモリセルを選択するための
データが保持され、メモリセル選択線7SC4からメモ
リセルを選択するための信号が出力される。このように
してライトビットポインタ部8CW3 ではデータが素通
りして不良のメモリセルは選択されない。
【0115】次に正規のメモリセルに不良が存在する場
合のメモリセルからの読み出しについて説明する。この
場合も、説明を分かりやすくするためにメモリセルアレ
イ1がm行5列のメモリセルアレイでそのうちの2列目
が冗長用メモリセル列である場合について説明する。例
えばここで不良の発生していメモリセルが3列目のメモ
リセルであった場合を想定する。この時は、メモリセル
列のうち不良の発生していないメモリセル列が選択され
るようにするためリードビットポインタ部8CR1 、8
CR2 、8CR4 及び8CR5 を通常の動作状態とする
ことが必要になる。そのためリードビットポインタ部8
CR1 、8CR4 及び8CR5 に対して制御信号Cとし
て制御回路15から“H”レベル電位を出力する。同時
に不良のメモリセルが存在する3列目のメモリセルが選
択されないようにするためリードビットポインタ部8C
3 のフリップフロップ回路としての動作を止めてデー
タスルー回路を動作させる必要がある。そのためリード
ビットポインタ部8CR3に対して制御信号Cとして制
御回路15から“L”レベル電位を出力する。また、リ
ードビットポインタ部8CR2 に対して制御信号Cとし
てスペア制御回路16から“H”レベル電位を出力す
る。
【0116】以上のように設定された状態において、リ
ードビットアドレスポインタ13a及びリードワードア
ドレスポインタ14aにリセット信号/RRSが入力さ
れると、リードビットポインタ部8CR1 及びリード
ードポインタ部8RR1 は第1のリセット状態となり、
リードビットポインタ部8CR2 〜8CR4 及びリード
ワードポインタ部8RR2 〜8RRmは第2のリセット
状態となる。そしてまず、リードビットポインタ部8C
1 のメモリセル選択線7SCR1 とリードワードポイ
ンタ8RR1 のメモリセル選択線7SRR1 との両方に
同時に対応するメモリセルのみからデータが読み出され
る。そして、クロック信号 3 が二周期分進むと次のリ
ードビットポインタ部8CR2 にデータが移る。リード
ビットポインタ部8CR2 は冗長用のスペアメモリセル
7aを選択するためのリードビットポインタ部であるが
しかし、リードビットポインタ部8CR2 はスペア制御
回路16からの制御信号Cによってフリップフロップと
しての動作を行うように設定されているためスペアメモ
リセル選択線7SCR2 からスペアメモリセル7aを選
択するための信号が出力され、メモリセル選択線7SC
2 と7SRR1 とによって同時に選択されるスペアメ
モリセル7aからデータが読み出される。そして、リー
ドビットポインタ部8CR3 の順番になると、リードビ
ットポインタ部8CR3 は制御回路15からの制御信号
Cによってフリップフロップとしての動作をせずデータ
スルー回路が動作するように設定されているためリード
ビットポインタ部8CR3 でのデータの保持は起きず、
次のリードビットポインタ部8CR4 にそのままデータ
が伝達される。リードビットポインタ部8CR4 でメモ
リセルを選択するためのデータの保持が行われ、メモリ
セル選択線7SCR4 からメモリセルを選択するための
データが出力される。このようにしてリードビットポイ
ンタ部8CR3 ではデータが素通りして結局不良のメモ
リセルは選択されない。
【0117】この時、制御回路15は、例えば正規のメ
モリセルアレイの構成が4列であった場合は、図3に示
すような構成となる。そして、制御回路15の出力信号
Y1〜Y4が制御信号Cに相当するが、それぞれがライ
トビットポインタ部8CW1、83 〜8CW5 に入
力し、また同時に、リードビットポインタ部8CR1
3 〜8CR5 に入力されていた場合を想定する。
この時、3列目に不良のメモリセルが存在する場合に
は、出力信号Y3を”L”とするため図3の制御回路の
レーザトリマ部26のヒューズ20bを切断し、ヒュー
ズ20aはそのままとする。
【0118】概要構成2. 図はこの発明の半導体記憶装置の他の構成の概要を説
明するためのブロック図である。図において、110
は先頭アドレス制御信号Sを出力して入力用リングポイ
ンタ3及び出力用リングポインタ5の先頭アドレスを設
定する先頭アドレス制御回路であり、その他の図1と同
一符号は図1と同一もしくは相当する部分を示す。
【0119】リングポインタを用いる場合、リセット時
に第1のリセット状態となってメモリセル選択信号を最
初に出力するフリップフロップ回路、すなわちリセット
時の先頭位置をあらかじめ設定しておく必要がある。し
かし、デフォルト時の先頭位置のフリップフロップ回路
により制御されるビット線のメモリセルに不良が発生し
た場合が問題となる。不良品の発生を防ぐためにこのフ
リップフロップ回路を不能状態とする必要があるが、そ
うするとリングポインタの先頭位置を指定するフリップ
フロップ回路がなくなってしまう。そこで、前記各フリ
ップフロップ回路内に先頭アドレス制御回路により制御
され、第1のリセット状態・第2のリセット状態を設定
する機能をもたせると、デフォルト時の先頭位置のフリ
ップフロップ回路により制御されるビット線のメモリに
不良が発生した場合でも、他のフリップフロップ回路に
第1のリセット状態となるような機能を持たせることが
でき、不良品発生を防ぐことができる。
【0120】実施例3. 次に、この発明の第3実施例について図12を用いて説
明する。図12はこの発明の第3実施例による半導体記
憶装置の一部を示すブロック図である。図12には図
に示した半導体記憶装置の構成要素のうちメモリセルア
レイ1と入力用リングポインタ3と出力用リングポイン
タ5と制御回路6と先頭アドレス制御回路110に相当
する構成を示している。
【0121】図12において、11bは入力用リングポ
インタを構成するライトビットアドレスポインタで、列
側書き込みメモリセル選択線7SCW1 〜7SCWn+k
にそれぞれ対応して配設され、それぞれの列選択用出力
ノードが対応した列側書き込みメモリセル選択線7SC
1 〜7SCWn+k に接続されている(n+k)個のメ
モリセル選択部、即ちライトビットポインタ部9CW1
〜9CWn+k を直列に接続したリングポインタによって
構成され、ライトビットポインタ部9CW1 〜9CW
n+k は自己の入力ノードと自己の出力ノードとの間に接
続され、入力ノードに入力された情報を出力ノードにそ
のまま伝達するデータスルー回路を内蔵したフリップフ
ロップ回路にて構成されている。また、先頭位置となる
列に対応したライトビットポインタ部は先頭アドレス制
御信号Sによって設定される。
【0122】ライトビットアドレスポインタ11bの各
ライトビットポインタ部9CW1 〜9CWn+k は、書き
込み用リセット信号/WRSによってリセットされて先
頭位置となるライトビットポインタ部から列側書き込み
用メモリセル選択線を通してメモリセルを選択する信
号、この実施例においては“H”レベルの電位を出力
し、その他のライトビットポインタ部からは列側書き込
み用メモリセル選択線7を通してメモリセルを選択しな
い信号、この実施例においては“L”レベルの電位を出
力し、さらに、書き込み用列側クロック信号T1 に同期
して、順に列側書き込み用メモリセル選択線を選択する
信号を次段のライトビットポインタ部へ伝える。
【0123】12bは図2に示したライトワードアドレ
スポインタ12と同等のライトワードアドレスポインタ
である。
【0124】13bは出力用リングポインタを構成する
リードビットアドレスポインタで、列側読み出しメモリ
セル選択線7SCR1 〜7SCRn+k にそれぞれ対応し
て配設され、それぞれの列選択用出力ノードが対応した
列側読み出しメモリセル選択線7SCR1 〜7SCR
n+k に接続されている(n+k)個のメモリセル選択
部、即ちリードビットポインタ部9CR1 〜9CRn+k
を直列に接続したリングポインタによって構成され、
ードビットポインタ部9CR2 〜9CRn+k は自己の入
力ノードと自己の出力ノードとの間に接続され、入力ノ
ードに入力された情報を出力ノードにそのまま伝達する
データスルー回路を内蔵したフリップフロップ回路にて
構成されている。また、先頭位置となる列に対応したリ
ードビットポインタ部は先頭アドレス制御信号Sによっ
て設定されるフリップフロップ回路にて構成され、リー
ドビットアドレスポインタ13bの各リードビットポイ
ンタ部9CR1 〜9CRn+k は読み出し用リセット信号
/RRSによってリセットされて先頭位置となるリード
ビットポインタ部から列側読み出し用メモリセル選択線
を通してメモリセルを選択する信号、この実施例におい
ては“H”レベルの電位を出力し、その他のリードビッ
トポインタ部からは列側読み出し用メモリセル選択線を
通してメモリセルを選択しない信号、この実施例におい
ては“L”レベルの電位を出力し、さらに、読み出し用
列側クロック信号T3 に同期して、順に列側読み出し用
メモリセル選択線を選択する信号を次段のリードビット
ポインタ部へ伝えるものである。
【0125】14bは図2に示したリードワードアドレ
スポインタ14と同等のリードワードアドレスポインタ
である。
【0126】10はライトビットアドレスポインタ11
bの各ライトビットポインタ部9CW1 〜9CWn+k
びリードビットアドレスポインタ13bの各リードビッ
トポインタ部9CR1 〜9CRn+k を制御する制御信号
を出力する制御回路で、2〜n列における正規のメモリ
セルに不良のメモリセルが存在していなければ、1〜n
列に対応したライトビットアドレスポインタ11の各ラ
イトビットポインタ部9CW1 〜9CWn 及びリードビ
ットアドレスポインタ13の各リードビットポインタ部
9CR1 〜9CRn のフリップフロップ回路に通常の動
作を行わせるとともにデータスルー回路を動作させない
信号、この実施例では“H”レベルの電位からなる制御
信号Cを出力し、n+1〜n+k列に対応したライトビ
ットアドレスポインタ11bの各ライトビットポインタ
部9CWn+1 〜9CWn+k 及びリードビットアドレスポ
インタ13bの各リードビットポインタ部9CRn+1
9CRn+k にフリップフロップ回路の列選択用出力ノー
ドからメモリセル選択線7SCWn+1 〜7SCWn+k
通してビット線を選択させない信号、この実施例では
“L”レベルの電位を出力させるとともにデータスルー
回路を動作、つまり入力ノードと出力ノードとを電気的
に導通状態とさせる信号、この実施例では“L”レベル
の電位からなる制御信号Cを出力する。
【0127】もし、1〜n列における正規のメモリセル
に不良のメモリセルが存在していれば、1〜n列のうち
の不良のメモリセルが存在する列に対応したライトビッ
トアドレスポインタ11bのライトビットポインタ部及
びリードビットアドレスポインタ13bのリードビット
ポインタ部にフリップフロップ回路の列選択用出力ノー
ドからメモリセル選択線を通してビット線を選択させな
い信号、この実施例では“L”レベルの電位を出力させ
るとともにデータスルー回路を動作、つまり入力ノード
と出力ノードとを電気的に導通状態とさせる信号、この
実施例では“L”レベルの電位からなる制御信号Cを出
力するとともに、2〜n列のうちの不良のメモリセルが
存在しない列に対応したライトビットアドレスポインタ
11bのライトビットポインタ部及びリードビットアド
レスポインタ13bのリードビットポインタ部に通常の
フリップフロップ回路の動作を行わせるとともにデータ
スルー回路を動作させない信号、この実施例では“H”
レベルの電位からなる制御信号Cを出力し、冗長用のメ
モリセルが存在するn+1〜n+k列のうちの不良のメ
モリセルが存在する列に対して置換した列に対応したラ
イトビットアドレスポインタ11bのライトビットポイ
ンタ部及びリードビットアドレスポインタ13bのリー
ドビットポインタ部にフリップフロップ回路を動作させ
るとともにデータスルー回路を動作させない信号、この
実施例では“H”レベルの電位からなる制御信号Cを出
力するとともに、冗長用のメモリセルが存在するn+1
〜n+k列のうちの正規のメモリセルの列と置換されて
いない列に対応したライトビットアドレスポインタ11
bのライトビットポインタ部及びリードビットアドレス
ポインタ13bのリードビットポインタ部にフリップフ
ロップ回路の列選択用出力ノードからビット線を選択さ
せない信号、この実施例では“L”レベルの電位を出力
させるとともにデータスルー回路を動作、つまり入力ノ
ードと出力ノードとを電気的に導通状態とさせる信号、
この実施例では“L”レベルの電位からなる制御信号C
を出力する。
【0128】100はライトビットアドレスポインタ1
1bの各ライトビットポインタ部9CW1 〜9CW n+k
及びリードビットアドレスポインタ13bの各リードビ
ットポインタ部9CR1 〜9CR n+K を制御して先頭位
置を決める先頭アドレス制御信号Sを出力する先頭アド
レス制御回路で、リセット時に、1〜n列に対応したラ
イトビットアドレスポインタ11bのライトビットポイ
ンタ部9CW1 〜9CWn のうちの一つ及びリードビッ
トアドレスポインタ13bのリードビットポインタ部9
CR1 〜9CRn のうちの一つのフリップフロップ回路
に第1のリセット状態となるように、この実施例では
“H”レベルの電位からなる先頭アドレス制御信号Sを
出力し、その他のビットポインタ部にはリセット時に第
2のリセット状態となるように“L”レベルの電位を制
御信号Cとして出力する。
【0129】次に、上記制御回路10、先頭アドレス制
御回路100、ライトビットアドレスポインタ11bの
ライトビットポインタ部9CW1 〜9CWn+k 、ライト
ワードアドレスポインタ12bのライトワードポインタ
部8RW1 〜8RWm、リードビットアドレスポインタ
13bのリードビットポインタ部9CR1 〜9C
n+k 、及びリードワードアドレスポインタ14bのリ
ードワードポインタ部8RR1 〜8RRmの具体的構成
について説明する。
【0130】この実施例では制御回路10、ライトワー
ドアドレスポインタ12bのライトワードポインタ部8
RW1 〜8RWm、リードワードアドレスポインタ14
bのリードワードポインタ部8RR1 〜8RRmの具体
的構成は第1の実施例の制御回路10、ライトワードア
ドレスポインタ12のライトワードポインタ部8RW1
〜8RWm、リードワードアドレスポインタ14のリー
ドワードポインタ部8RR1 〜8RRmの構成と同等で
ある。
【0131】また、先頭アドレス制御回路100は、図
3に示した制御回路10の構成と同様の概念で構成する
ことができる。すなわち、いずれか一つのビットポイン
タ部9CW1 CWn+k ,9CR1 〜9CRn+k に対
して一つのビットポインタ部を選択するため”H”レベ
ル電位を出力すれば良い。従って、図3におけるNAN
Dゲート23a〜23dをANDゲートに置き換えれば
良い。
【0132】次に、ライトビットアドレスポインタ11
bのライトビットポインタ部9CW1 〜9CWn+k 、及
びリードビットアドレスポインタ13bのリードビット
ポインタ部9CR1 〜9CRn+k に使用されるフリップ
フロップ回路の回路構成について図13を用いて説明す
る。図13において、69は図12に示したリセット信
号/WRSまたは/RRSが入力するリセット信号入力
端子、70は第1のリセット状態・第2のリセット状態
を設定する制御信号Sが入力される制御入力端子、71
は図12に示した制御回路10から制御信号Cが入力さ
れる制御端子、72はライトビットポインタ部9CW2
〜9CWn+k の場合には図12に示したクロック信号T
1 が、またリードビットポインタ部9CR2 〜9CR
n+k の場合にはクロック信号T3 が入力されるクロック
信号入力端子であるが、ここではクロック信号T1 ,T
3 を合わせた概念としてクロック信号Tが入力されると
表現する。
【0133】また図において、73は前段に接続された
フリップフロップ回路からそのスレーブラッチ回路の出
力信号を入力する入力端子、74は出力信号を次段のフ
リップフロップ回路のマスターラッチ回路の入力端子に
出力する出力端子、75a〜75eはP型MOSトラン
ジスタとN型MOSトランジスタで構成されたトランス
ミッションゲートであり、トランスミッションゲート7
5aは一方端を入力端子73に接続しクロック信号Tの
反転論理に同期してオンオフし、トランスミッションゲ
ート75bはマスターラッチ回路とスレーブラッチ回路
との間に設けられクロック信号Tに同期してオンオフ
し、トランスミッションゲート75dは一方端を出力端
子74に接続しクロック信号Tの反転論理に同期してオ
ンオフし、トランスミッションゲート75cは一方端を
トランスミッションゲート75aに接続し他方端をトラ
ンスミッションゲート75bの一方端に接続しクロック
信号Tに同期してオンオフする。また、図において79
は電源24にソース電極を接続しゲート電極に制御信号
の反転論理CBを入力するP型MOSトランジスタ、8
2はソース電極を接地しゲート電極に制御信号Cを入力
するN型MOSトランジスタ、80,81はトランジス
タ79,82間に直列に接続されインバータを構成する
ためゲート電極を共通に接続したP型MOSトランジス
タ及びN型MOSトランジスタ、76a〜76kはイン
バータ、77a〜77hはNANDゲートであり、NA
NDゲート77aは一方入力端にトランスミッションゲ
ート75aの他方端を接続し他方入力端にセット・リセ
ット制御回路FC1からの出力信号を入力しており、N
ANDゲート77bの一方入力端にはNANDゲート7
7aの出力端が接続し他方入力端にはセット・リセット
制御回路FC1の出力信号が入力されており、NAND
ゲート77cは第1の入力端にトランスミッションゲー
ト75bの他方端を接続し第2の入力端にセット・リセ
ット制御回路FC2の出力信号を入力し第3の入力端に
制御信号Cを入力しており、NANDゲート77dは一
方入力端にNANDゲート77cの出力端を接続し他方
入力端にセット・リセット制御回路FC2の出力信号を
入力しており、インバータ76cの入力端にはNAND
ゲート77dの出力端が接続している。また、インバー
タ76aの入力端には制御信号入力端子71が接続さ
れ、インバータ76bの入力端にはクロック信号入力端
子72が接続している。
【0134】制御端子71に入力された制御信号Cは、
そのまま内部の各部分に伝えられる制御信号Cとインバ
ータ76aで反転されて伝達される信号CBとに別れ、
MOSトランジスタ79,82のゲート及びNANDゲ
ート77cに入力される。クロック信号入力端子72か
ら入力されたクロック信号Tは、そのまま内部の各部分
に伝えられる制御信号Tとインバータ76bで反転され
て内部の各部分に伝達される反転クロック信号TCとに
別れ、トランスミッションゲート75a〜75dに入力
される。
【0135】セット・リセット制御回路FC1は3つの
インバータ76d〜76fと2つのNANDゲート77
e,77fとで構成されいてる。セット・リセット制御
回路FC2は3つのインバータ76g,76h,76k
と2つのNANDゲート77g,77hとORゲート7
8とで構成されいてる。構成は図5に示したフリップフ
ロップ回路とほとんど同じ構成であるが、セット・リセ
ット制御回路FC1,FC2によりフリップフロップ回
路の動作を変えるため、図5におけるトランスミッショ
ンゲート34bに出力端を接続したインバータ40cが
図13においてはNANDゲート77bと置き換わるて
いる。また、図5においてNANDゲート40eの出力
端に接続したインバータ40dが図13ではNANDゲ
ート77dに置き換わっている。
【0136】次にセット・リセット制御回路FC1,F
C2の動作を説明する。図12におけるにおける先頭ア
ドレス制御回路100の出力する先頭アドレス制御信号
Sが“L”のとき、セット・リセット制御回路FC1に
おいて、制御信号Sが入力されるインバータ76dは
“H”を出力する。そして、このインバータ76dの出
力“H”が入力されるNANDゲート77eは、リセッ
ト信号/WRS,/RRSとして“L”が入力される
と、リセット信号/WRS,/RRSがインバータ76
eで反転して入力されるため、両方の入力端子に“H”
が入力され、従って“L”を出力する。そして、トラン
スミッションゲート75aに接続されたこのNANDゲ
ート77eの出力を受けるNANDゲート77aは入力
端子73に入力される信号に係わらず“H”を出力す
る。一方、先頭アドレス制御信号Sが直接入力されるN
ANDゲート77fは、リセット信号/WRS,/RR
Sとして“L”が入力されると、リセット信号/WR
S,/RRSがインバータ76fで反転して入力される
ため、両方の入力端子に“H”及び“L”が入力され、
従って“H”を出力する。この時、トランスミッション
ゲート75bに出力端を接続するNANDゲート77b
はNANDゲート77aの出力とNANDゲート77f
の出力を受けて“L”を出力する。
【0137】また、セット・リセット制御回路FC2に
おいて、“L”の制御信号Sが入力されるインバータ7
6gは“H”を出力する。そして、このインバータ76
gの出力“H”が入力されるNANDゲート77gは、
リセット信号/WRS,/RRSとして“L”が入力さ
れると、リセット信号/WRS,/RRSがインバータ
76hで反転して入力されるため、両方の入力端子に
“H”が入力されるので、“L”を出力する。そして、
トランスミッションゲート75bに接続されたこの出力
を受けるNANDゲート77cは“H”を出力する。一
方、制御信号Sが直接入力されるNANDゲート77h
は、リセット信号/WRS,/RRSとして“L”が入
力されると、リセット信号/WRS,/RRSがインバ
ータ76kで反転して入力されるため、両方の入力端子
に“H”及び“L”が入力されるので、“H”を出力す
る。この信号がORゲート78を通してNANDゲート
77dに入力される。そしてこの時、NANDゲート7
7cの出力端に接続されたNANDゲート77dはNA
NDゲート77cの出力信号とORゲート78の出力信
を入力して“L”を出力する。
【0138】つまり、制御信号Sが“L”のとき、リセ
ット信号/WRS,/RRSが入力されると、セット・
リセット制御回路FC1,FC2によってマスターラッ
チ、スレーブラッチ回路ともに第2のリセット状態に設
定される。
【0139】一方、制御信号Sが“H”のとき、セット
・リセット制御回路FC1において、先頭アドレス制御
信号Sが入力されるインバータ76dは“L”を出力す
る。そして、このインバータ76dの出力“L”が入力
されるNANDゲート77eは、リセット信号/WR
S,/RRSとして“L”が入力されると、リセット信
号/WRS,/RRSがインバータ76eで反転して入
力されるため、両方の入力端子に“H”及び“L”が入
力されるので、“H”を出力する。そして、トランスミ
ッションゲート75aに接続された他方入力端にこの出
力を受けるNANDゲート77aは、一方入力端入力
する信号を反転して出力する。一方、先頭アドレス制御
信号Sが直接入力されるNANDゲート77fは、リセ
ット信号/WRS,/RRSとして“H”が入力される
と、リセット信号/WRS,/RRSがインバータ76
fで反転して入力されるため、両方の入力端子に“H”
が入力されるので、“L”を出力する。そして、トラン
スミッションゲート75bに出力端を接続したNAND
ゲート77bは“H”を出力する。
【0140】また、先頭アドレス制御信号Sが“H”の
とき、セット・リセット制御回路FC2において、先頭
アドレス制御信号Sが入力されるインバータ76gは
“L”を出力する。そして、このインバータ76の出
力“L”が入力されるNANDゲート77gは、リセッ
ト信号/WRS,/RRSとして“H”が入力される
と、リセット信号/WRS,/RRSがインバータ76
hで反転して入力されるため、両方の入力端子に“L”
が入力されるので、“H”を出力する。そして、トラン
スミッションゲート75bに接続された他方入力端にこ
の出力を受けるNANDゲート77cは一方入力端に受
ける信号を反転して出力する。一方、先頭アドレス制御
信号Sが直接入力されるNANDゲート77hは、リセ
ット信号/WRS,/RRSとして“L”が入力される
と、リセット信号/WRS,/RRSがインバータ76
kで反転して入力されるため、両方の入力端子に“H”
が入力され、“L”を出力する。そして、トランスミッ
ションゲート75bに接続されたこの出力を受けるNA
NDゲート77cは“H”を出力する。インバータ77
hの出力がORゲート78を通してNANDゲート77
dに入力される。そして、NANDゲート77cの出力
端に接続されたNANDゲート77dは“H”を出力す
る。
【0141】つまり、制御信号Sが“H”の時、リセッ
ト信号/WRS,/RRSが入力されると、セット・リ
セット制御回路FC1,FC2によってマスターラッ
チ、スレーブラッチ回路ともに第1のリセット状態に設
定される。
【0142】なお、ORゲート78は、制御信号Cの反
転論理CBが“H”すなわち、フリップフロップ回路の
データスルー回路を働かせるとき、出力信号MCを
“L”とするための回路である。
【0143】例えば、当初先頭アドレスがライトビット
アドレスポインタ11bのライトビットポインタ部9C
1 及びリードビットアドレスポインタ13bのリード
ビットポインタ部9CR1 に設定されているとする。こ
のとき、ライトビットポインタ部9CW1 及びリードビ
ットポインタ部9CR1 は、リセット信号/WRS,/
RRSにより第1のリセット状態となり、他のライトビ
ットポインタ部及びリードビットポインタ部は、リセッ
ト信号/WRS,/RRSにより第2のリセット状態と
なる。
【0144】次に、以上の様に構成されたこの発明の第
3実施例による半導体記憶装置の動作について説明す
る。
【0145】まず、正規のメモリセルである第1列から
第n列までのメモリセル7に不良が発生しなかった場合
の書き込みと読出の動作については、図2に示した第1
実施例に係る半導体記憶装置と同じである。
【0146】また、正規のメモリセルである第2列から
第n列までのメモリセル7に不良が発生した場合の書き
込みと読み出しの動作についても、図2に示した第1実
施例に係る半導体記憶装置と同じである。
【0147】次に、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセルの先頭アドレスを決定するメモリセルに不良
が存在する場合の書き込み動作について説明する。ここ
で説明を分かりやすくするためにm行4列のメモリセル
アレイでそのうち4列目が冗長用のメモリセル列である
場合について説明する。ここで不良の発生しているメモ
リセルが1列目のメモリセルであるため、メモリセル列
のうちの不良の発生していないメモリセル列が選択され
るようにするためライトビットポインタ部9CW2 〜9
CW4 を通常の動作状態とすることが必要になる。その
ためライトビットポインタ部9CW2 〜9CW4 に対し
て制御信号Cとして制御回路10から“H”レベル電位
を出力する。同時に不良のメモリセルが存在する1列目
のメモリセルが選択されないようにするためライトビッ
トポインタ部9CW1 のフリップフロップ回路としての
動作を止めてデータスルー回路を動作させる必要があ
る。
【0148】そのためライトビットポインタ部9CW1
に対して制御信号Cとして制御回路10から“L”レベ
ル電位を出力する。さらに、リセット信号が入力された
とき、ライトビットアドレスポインタ11bとリードビ
ットアドレスポインタ13bとの先頭アドレスを決定す
るライトビットポインタ部とリードビットポインタ部を
設定しなければならない。例えば、リセット信号/WR
S,/RRSが入力されたとき、ライトビットポインタ
部9CW2 及びリードビットポインタ部9CR2 を先頭
アドレスとなるポインタ部とする場合には、先頭アドレ
ス制御回路100からライトビットポインタ部9CW2
及びリードビットポインタ部9CR2 に対して先頭アド
レス制御信号として“H”レベル電位を出力する。
【0149】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11bにリセット信号/W
RSが入力されると、ライトビットポインタ部9CW2
及びライトワードポインタ部8RW1 は第1のリセット
状態になり、ライトビットポインタ部9CW3 〜9CW
4 及びライトワードポインタ部8RW2 〜8RWmは第
2のリセット状態となる。そしてまず、ライトビットポ
インタ部9CW2 のメモリセル選択線7SCW2 とライ
トワードポインタ8RW1 のメモリセル選択線7SR
1 との両方に同時に対応するメモリセルのみにデータ
が書き込まれる。
【0150】図12には示されていないが、図に示し
た入力回路2からメモリセルアレイ1に送られるデータ
が入力用リングポインタ3であるライトビットアドレス
ポインタ11bとライトワードアドレスポインタ12b
とによって同時に選択されたメモリセルアレイ1中のメ
モリセルに書き込まれることとなる。例えばライトビッ
トアドレスポインタ11bが図13に示したフリップフ
ロップ回路で構成されていれば、クロック信号T1 が二
周期分進むと次のライトビットポインタ部9CW3 にデ
ータが移り、メモリセル選択線7SCW3 からメモリセ
ルを選択するための信号が出力され、メモリセル選択線
7SCW3 と7SRW1 との両方に同時に対応するメモ
リセルのみにデータが書き込まれる。次のライトビット
ポインタ部9CW4 にそのままデータが伝達される。ラ
イトビットポインタ部9CW4 は冗長用のメモリセルを
選択するためのライトビットポインタ部であるがしか
し、ライトビットポインタ部9CW4 は制御回路10か
らの制御信号Cによってフリップフロップ回路としての
動作を行うように設定されているためライトビットポイ
ンタ部9CW4 でメモリセルを選択するためのデータが
保持され、メモリセル選択線7SC 4 からメモリセル
を選択するための信号が出力される。このようにしてラ
イトビットポインタ部9CW1 ではデータが素通りして
不良のメモリセルは選択されない。
【0151】次に正規のメモリセルに不良が存在する場
合のメモリセルからの読み出しについて説明する。この
場合も、説明を分かりやすくするためにメモリセルアレ
イ1がm行4列のメモリセルアレイでそのうちの4列目
が冗長用メモリセル列である場合について説明する。不
良の発生しているメモリセルが1列目のメモリセルであ
るため、メモリセル列のうち不良の発生していないメモ
リセル列が選択されるようにするためリードビットポイ
ンタ部9CR2 〜9CR4 を通常の動作状態とすること
が必要になる。そのためリードビットポインタ部9CR
2 〜9CR4 に対して制御信号Cとして制御回路10か
ら“H”レベル電位を出力する。同時に不良のメモリセ
ルが存在する1列目のメモリセルが選択されないように
するためリードビットポインタ部9CR1 のフリップフ
ロップ回路としての動作を止めてデータスルー回路を動
作させる必要がある。そのためリードビットポインタ部
9CR1 に対して制御信号Cとして制御回路10から
“L”レベル電位を出力する。さらに、リセット信号が
入力されたとき、ライトビットアドレスポインタ11b
とリードビットアドレスポインタ13bとの先頭アドレ
スを決定するライトビットポインタ部とリードビットポ
インタ部を設定しなければならない。例えば、リセット
信号/WRS,/RRSが入力されたときライトビット
ポインタ部9CW2 及びリードビットポインタ部9CR
2 を先頭アドレスとなるポインタ部とする場合には、先
頭アドレス制御回路100からライトビットポインタ部
9CW2及びリードビットポインタ部9CR2 に対して
先頭アドレス制御信号として“H”レベル電位を出力す
る。
【0152】以上のように設定された状態において、リ
ードビットアドレスポインタ13b及びリードワードア
ドレスポインタ14bにリセット信号/RRSが入力さ
れると、リードビットポインタ部9CR1 及びリードワ
ードポインタ部8RR1 は第1のリセット状態となり、
リードビットポインタ部9CR3 ,9CR4 及びリード
ワードポインタ部8RR2 〜8RRmは第2のリセット
状態となる。そしてまず、リードビットポインタ部9C
2 のメモリセル選択線7SCR2 とリードワードポイ
ンタ8RR1 のメモリセル選択線7SRR1 との両方に
同時に対応するメモリセルのみからデータが読み出され
る。そして、クロック信号T1 に同期して次のリードビ
ットポインタ部9CR3 にデータが移り、メモリセル選
択線7SCR3 からメモリセルを選択するための信号が
出力され、メモリセル選択線7SCR3 と7SRR1
の両方に同時に対応するメモリセルのみからデータが読
み出される。リードビットポインタ部9CR4 は制御回
路10からの制御信号Cによってフリップフロップとし
ての動作を行うように設定されているためリードビット
ポインタ部9CR4 でメモリセルを選択するためのデー
タの保持が行われ、メモリセル選択線7SCR4 からメ
モリセルを選択するためのデータが出力される。1行目
の4個のメモリセルが列を移しながら順次選択されデー
タが読み出される。リングポインタを一周した後、リー
ドビットポインタ部9CR1 の順番になると、リードビ
ットポインタ部9CR1 は制御回路10からの制御信号
Cによってフリップフロップとしての動作をせずデータ
スルー回路が動作するように設定されているためリード
ビットポインタ部9CR1 でのデータの保持は起きず、
次のリードビットポインタ部9CR2 にそのままデータ
が伝達される。このようにしてリードビットポインタ部
9CR 1 ではデータが素通りして結局不良のメモリセル
は選択されない。
【0153】この時、制御回路10は、例えばその構成
が冗長回路も含めて4列であった場合は、図3に示すよ
うな構成となる。そして、制御回路10の出力信号Y1
〜Y4が制御信号Cに相当するが、それぞれがライトビ
ットポインタ部9CW1 〜9CW4 に入力し、また同時
に、リードビットポインタ部9CR1 〜9CR4 に入力
されていた場合を想定する。この時、1列目に不良のメ
モリセルが存在する場合には、出力信号Y1を“L”と
するため図3の制御回路のレーザトリマ部26のヒュー
ズ20a及びヒューズ20bを溶断する。
【0154】この時、先頭アドレス制御回路100は、
例えばその構成が冗長回路も含めて4列であった場合
は、図4に示すような構成となる。そして、先頭アドレ
ス制御回路100の出力信号Y1〜Y4が制御信号Cに
相当するが、それぞれがライトビットポインタ部9CW
1 〜9CW4 に入力し、また同時に、リードビットポイ
ンタ部9CR1 〜9CR4 に入力されていた場合を想定
する。この時、1列目に不良のメモリセルが存在する場
合には、出力信号Y1を“L”とするため図4の制御回
路のレーザトリマ部26のヒューズ20a及びヒューズ
20cを溶断し、ヒューズ20bはそのままにする。
【0155】実施例4. 次に、この発明の第4実施例について図14を用いて説
明する。図14はこの発明の第4実施例による半導体記
憶装置の一部を示すブロック図である。図14には図1
1に示した半導体記憶装置の構成要素のうちメモリセル
アレイ1と入力用リングポインタ3と出力用リングポイ
ンタ5と制御回路6と先頭アドレス制御回路110に相
当する構成を示している。図において、1は図9に示し
たと同じ構成のメモリセルアレイであり、7SCW1
7SCWn+k 、7SCR1 〜7SCRn+k 、7SRW1
〜7SRWm、7SRR1 〜7SRRmも図9に示した
のと同じメモリセル選択線である。
【0156】11cは入力用リングポインタを構成する
ライトビットアドレスポインタで、列側書き込みメモリ
セル選択線7SCW1〜7SCWn+k にそれぞれ対応し
て配設され、それぞれの列選択用出力ノードが対応した
列側書き込みメモリセル選択線7SCW1 〜7SCW
n+k に接続されている(n+k)個のメモリセル選択
部、即ちライトビットポインタ部9CW1 〜9CWn+k
を直列に接続したリングポインタによって構成され、先
頭位置となる第1列に対応したライトビットポインタ部
9CW1 あるいは9CW2 は図13に示したフリップフ
ロップ回路にて構成され、それ以外のライトビットポイ
ンタ部9CW3 〜9CWn+k は自己の入力ノードと自己
の出力ノードとの間に接続され、入力ノードに入力され
た情報を出力ノードにそのまま伝達するデータスルー回
路を内蔵した図5に示したフリップフロップ回路にて構
成されている。また、この実施例において、例えばライ
トビットポインタ部9CW2 はスペアメモリセル7aを
選択するためのメモリセル選択部である。さらに先頭ア
ドレスは、先頭アドレス制御回路101によって制御さ
れるライトビットポインタ部9CW1 ,9CW2 により
設定されており、ここではライトビットアドレスポイン
タ11cの各ライトビットポインタ部9CW1 〜9CW
n+k は、書き込み用リセット信号/WRSによってリセ
ットされてライトビットポインタ部9CW1 から列側書
き込み用メモリセル選択線7SCW1 を通してメモリセ
ルを選択する信号、この実施例においては“H”レベル
の電位を出力し、その他のライトビットポインタ部9C
2 〜9CWn+k からは列側書き込み用メモリセル選択
線7SCW2 〜7SCWn+k を通してメモリセルを選択
しない信号、この実施例においては“L”レベルの電位
を出力し、さらに、書き込み用列側クロック信号T1
同期して、順に列側書き込み用メモリセル選択線を選択
する信号を次段のライトビットポインタ部へ伝える。
【0157】12cは入力用リングポインタを構成する
ライトワードアドレスポインタで、図2に示したライト
ワードアドレスポインタ12と同等の働きをする。
【0158】13cは出力用リングポインタを構成する
リードビットアドレスポインタで、列側読み出しメモリ
セル選択線7SCR1 〜7SCRn+k にそれぞれ対応し
て配設され、それぞれの列選択用出力ノードが対応した
列側読み出しメモリセル選択線7SCR1 〜7SCR
n+k に接続されている(n+k)個のメモリセル選択
部、即ちリードビットポインタ部9CR1 〜9CRn+k
を直列に接続したリングポインタによって構成され、先
頭位置となる第1列に対応したリードビットポインタ部
9CR1 あるいは9CR2 は図13に示したフリップフ
ロップ回路にて構成され、それ以外のリードビットポイ
ンタ部9CR3 〜9CRn+k は自己の入力ノードと自己
の出力ノードとの間に接続され、入力ノードに入力され
た情報を出力ノ ードにそのまま伝達するデータスルー
回路を内蔵したフリップフロップ回路にて構成されてい
る。また、この実施例において、例えばリードビットポ
インタ部9CR2 はスペアメモリセル7aを選択するた
めのメモリセル選択部である。また、先頭アドレス制御
回路101によってリードビットポインタ部9CR1
9CR2 が制御されており、ここではリードビットアド
レスポインタ13cの各リードビットポインタ部9CR
1 〜9CRn+k は読み出し用リセット信号/RRSによ
ってリセットされてリードビットポインタ部9CR1
ら列側読み出し用メモリセル選択線7SCR1 を通して
メモリセルを選択する信号、この実施例においては
“H”レベルの電位を出力し、その他のリードビットポ
インタ部9CR2 〜9CRn+k からは列側読み出し用メ
モリセル選択線7SCR2 〜7SCRn+k を通してメモ
リセルを選択しない信号、この実施例においては“L”
レベルの電位を出力し、さらに、読み出し用列側クロッ
ク信号T3 に同期して、順に列側読み出し用メモリセル
選択線を選択する信号を次段のリードビットポインタ部
へ伝える。
【0159】14cは出力用リングポインタを構成する
リードワードアドレスポインタで、図2に示したリード
ワードアドレスポインタ14と同等の働きをする。
【0160】15はライトビットアドレスポインタ11
cの各ライトビットポインタ部9CW1 〜9CWn+k
びリードビットアドレスポインタ13の各リードビット
ポインタ部9CR1 〜9CRn+k の内の正規のメモリセ
ルを選択するライト及びリードビットポインタ部を制御
する制御信号を出力する制御回路で、1〜n+k列にお
ける正規のメモリセルに不良のメモリセルが存在してい
なければ、1〜n+k列に対応したライトビットアドレ
スポインタ11cの各ライトビットポインタ部9CW1
〜9CWn+k 及びリードビットアドレスポインタ13c
の各リードビットポインタ部9CR1 〜9CRn+k の内
の正規のメモリセルを選択するフリップフロップ回路に
通常の動作を行わせるとともにデータスルー回路を動作
させない信号、この実施例では“H”レベルの電位から
なる制御信号Cを出力する。
【0161】もし、1〜n+k列における正規のメモリ
セル7に不良のメモリセルが存在していれば、1〜n+
k列のうちの不良のメモリセルが存在する列に対応した
ライトビットアドレスポインタ11cのライトビットポ
インタ部及びリードビットアドレスポインタ13cのリ
ードビットポインタ部にフリップフロップ回路の列選択
用出力ノードからメモリセル選択線を通してビット線を
選択させない信号、この実施例では“L”レベルの電位
を出力させるとともにデータスルー回路を動作、つまり
入力ノードと出力ノードとを電気的に導通状態とさせる
信号、この実施例では“L”レベルの電位からなる制御
信号Cを出力するとともに、1〜n+k列のうちの不良
のメモリセルが存在しない列に対応したライトビットア
ドレスポインタ11cのライトビットポインタ部及びリ
ードビットアドレスポインタ13cのリードビットポイ
ンタ部に通常のフリップフロップ回路の動作を行わせる
とともにデータスルー回路を動作させない信号、この実
施例では“H”レベルの電位からなる制御信号Cを出力
する。
【0162】16はライトビットアドレスポインタ11
cの各ライトビットポインタ部9CW1 〜9CWn+k
びリードビットアドレスポインタ13cの各リードビッ
トポインタ部9CR1 〜9CRn+k の内の冗長用のメモ
リセルを選択するライト及びリードビットポインタ部を
制御する制御信号を出力するスペア制御回路で、1〜n
+k列における正規のメモリセルに不良のメモリセルが
存在していなければ、1〜n+k列に対応したライトビ
ットアドレスポインタ11cの各ライトビットポインタ
部9CW1 〜9CWn+k 及びリードビットアドレスポイ
ンタ13cの各リードビットポインタ部9CR1 〜9C
n+k の内のスペアメモリセルを選択するためのスペア
フリップフロップ回路、例えばライトビットポインタ部
9CW2及びリードビットポインタ部9CR2 の列選択
用出力ノードからメモリセル選択線7SCW2 ,7SC
2 を通してビット線を選択させない信号、この実施例
では“L”レベルの電位を出力させるとともにデータス
ルー回路を動作、つまり入力ノードと出力ノードとを電
気的に導通状態とさせる信号、この実施例では“L”レ
ベルの電位からなる制御信号Cを出力する。
【0163】もし、1〜n+k列における正規のメモリ
セル7に不良のメモリセルが存在していれば、冗長用の
スペアメモリセル7aが存在する例えば2列等に対応す
るライトビットアドレスポインタ11cのライトビット
ポインタ部及びリードビットアドレスポインタ13cの
リードビットポインタ部にフリップフロップ回路を動作
させるとともにデータスルー回路を動作させない信号、
この実施例では“H”レベルの電位からなる制御信号C
を出力するとともに、冗長用のスペアメモリセルが存在
する1〜n+k列のうちの正規のメモリセルの列と置換
されていない列に対応したライトビットアドレスポイン
タ11cのライトビットポインタ部及びリードビットア
ドレスポインタ13cのリードビットポインタ部にフリ
ップフロップ回路の列選択用出力ノードからビット線を
選択させない信号、この実施例では“L”レベルの電位
を出力させるとともにデータスルー回路を動作、つまり
入力ノードと出力ノードとを電気的に導通状態とさせる
信号、この実施例では“L”レベルの電位からなる制御
信号Cを出力する。
【0164】101は、ライトビットアドレスポインタ
11cのライトビットポインタ部9CW1 ,9CW2
びリードビットアドレスポインタ13cのリードビット
ポインタ部9CR1 ,9CR2 を制御して先頭アドレス
を決める先頭アドレス制御信号Sを出力する先頭アドレ
ス制御回路で、リセット時に、第1または第2列に対応
したライトビットアドレスポインタ11cのライトビッ
トポインタ部9CW1または9CW2 、及びリードビッ
トアドレスポインタ13cのリードビットポインタ部9
CR1 または9CR2 の一方に対してフリップフロップ
回路が第1のリセット状態となるように“H”レベルの
電位を出力し、他方に対して“L”レベル電位を先頭ア
ドレス制御信号として出力する。
【0165】次に、上記ライトビットアドレスポインタ
11cのライトビットポインタ部9CW1 〜9CW
n+k 、ライトワードアドレスポインタ12cのライトワ
ードポインタ部8RW1 〜8RWm、リードビットアド
レスポインタ13cのリードビットポインタ部9CR1
〜9CRn+k 、及びリードワードアドレスポインタ14
のリードワードポインタ部8RR1 〜8RRmの具体
的構成については第1実施例で説明したものと同じ構成
であるが、制御回路15及びスペア制御回路16が設け
られておりそれらとの接続が第1実施例とは異なってい
る。制御回路15は正規のメモリセルに不良が存在しな
かったときは全てのメモリセルを選択するような制御信
号を出力するように構成しなければならないので、いず
れかのビットポインタ部に対して常に“L”レベル電位
を出力するような図3に示した回路構成を採用すること
はできず、図4に示すような全てのビットポインタ部に
対して“H”レベル電位の出力をすることができる回路
構成を採用する。
【0166】また、スペア制御回路16の具体的構成に
ついては、スペアメモリセルを配置する列の数kを幾つ
にするかによって回路の構成が異なってくるが、概念的
には図9に示した制御回路16の回路構成と同じであ
る。
【0167】また、先頭アドレス制御回路101は、図
3に示した制御回路10の構成と同様の概念で構成でき
る。一般的には、ライトビットポインタ部9CW1 〜9
CWn+k 及びリードビットポインタ部9CR1 〜9CR
n+1 のいずれか一つのビットポインタ部を選択するため
の“H”レベル電位を出力すればよい。ここでは、ライ
トビットポインタ部9CW1 または9CW2 、及びリー
ドビットポインタ部9CR1 または9CR2 のいずれか
一つのビットポインタ部を選択する。
【0168】次に、上記のように構成されたこの発明の
第4実施例による半導体記憶装置の動作について説明す
る。
【0169】まず、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセル7に不良が存在しなかった場合の書き込み及
び読み出しの動作については図9に示した半導体記憶装
置と同様である。また、ここでは、先頭アドレスを決定
するライトビットポインタ部9CW1 及びリードビット
ポインタ部9CR1 によって選択される一列目のメモリ
セル7に不良が発生していない場合は、図9の2列目か
らn+k列目に不良のメモリセルが発生した場合と同じ
である。
【0170】次に、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセルの先頭アドレスを決定するライトビットポイ
ンタ部9CW1 により選択されるメモリセルに不良が存
在する場合の書き込み動作について説明する。ここで説
明を分かりやすくするためにメモリセルアレイ1がm行
4列のメモリセルアレイでそのうち2列目が冗長用のメ
モリセル列である場合について説明する。不良の発生し
ているメモリセルが1列目のメモリセルであるため、メ
モリセル列のうちの不良の発生していないメモリセル列
が選択されるようにするためライトビットポインタ部9
CW2 〜9CW4 を通常の動作状態とすることが必要に
なる。そのためライトビットポインタ部9CW3 〜9C
4 に対して制御信号Cとして制御回路15から“H”
レベル電位を出力する。またライトビットポインタ部9
CW2 に対して制御信号Cとして制御回路16から
“H”レベル電位を出力する。同時に不良のメモリセル
が存在する1列目のメモリセルが選択されないようにす
るためライトビットポインタ部9CW1 のフリップフロ
ップ回路としての動作を止めてデータスルー回路を動作
させる必要がある。そのためライトビットポインタ部9
CW1 に対して制御信号Cとして制御回路15から
“L”レベル電位を出力する。さらに、リセット信号が
入力されたとき、ライトビットアドレスポインタ11c
とリードビットアドレスポインタ13cとの先頭アドレ
スを決定するライトビットポインタ部とリードビットポ
インタ部を設定しなければならない。リセット信号/W
RS,/RRSが入力されたときライトビットポインタ
部9CW2 及びリードビットポインタ部9CR2 を先頭
アドレスとなるポインタ部とする場合には、先頭アドレ
ス制御回路101からライトビットポインタ部9CW2
及びリードビットポインタ部9CR2 に対して先頭アド
レス制御信号として“H”レベル電位を出力する。
【0171】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11cにリセット信号/W
RSが入力されると、ライトビットポインタ部9CW1
はフリップフロップとして動作せず、ライトビットポイ
ンタ部9CW2 がリセットされて第1のリセット状態と
なりメモリセル7を選択するためのデータを発生して保
持するとともに、メモリセルを選択するための信号をメ
モリセル選択線7SCW2 を通して出力する。また、リ
セット信号/WRSの入力と同時に、ライトビットポイ
ンタ部9CW3 〜9CW4 は、メモリセルを選択するた
めのデータを保持していてもリセットによって第2のリ
セット状態となりデータが消去される。同様に、ライト
ワードアドレスポインタ12cのライトワードポインタ
部8RW1 はリセット信号/WRSによって第1のリセ
ット状態となり、ライトワードポインタ部8RW2 〜8
RWmは第2のリセット状態となる。そしてこの時、ラ
イトビットポインタ部9CW2 のメモリセル選択線7S
CW2 とライトワードポインタ8RW1 のメモリセル選
択線7SRW1 との両方に同時に対応するメモリセルの
みにデータが書き込まれる。そして、クロック信号T1
に同期して次のライトビットポインタ部9CW3 にデー
タが移り、メモリセル選択線7SCW3 からメモリセル
を選択するための信号が出力され、メモリセル選択線7
SCW3 と7SRW1 との両方に同時に対応するメモリ
セルのみにデータが書き込まれる。次のライトビットポ
インタ部9CW4 にデータが伝達される。ライトビット
ポインタ部9CW4 でメモリセルを選択するためのデー
タが保持され、メモリセル選択線7SC 4 からメモリ
セルを選択するための信号が出力される。このようにし
てライトビットポインタ部9CW1 ではデータが素通り
して不良のメモリセルは選択されない。
【0172】次に正規のメモリセルに不良が存在する場
合のメモリセルからの読み出しについて説明する。この
場合も、説明を分かりやすくするためにメモリセルアレ
イ1かm行4列のメモリセルでそのうちの4列目が冗長
用メモリセル列である場合について説明する。例えばこ
こで不良の発生しているメモリセルが1列目のメモリセ
ルであった場合、メモリセル列のうち不良の発生してい
ないメモリセル列が選択されるようにするためリードビ
ットポインタ部9CR2 〜9CR4 を通常の動作状態と
することが必要になる。そのためリードビットポインタ
部9CR3 ,9CR4 に対して制御信号Cとして制御回
路15から“H”レベル電位を出力する。また、リード
ビットポインタ部9CR2 に対してスペア制御回路16
から“H”レベル電位を出力する。同時に不良のメモリ
セルが存在する1列目のメモリセルが選択されないよう
にするためリードビットポインタ部9CR1 のフリップ
フロップ回路としての動作を止めてデータスルー回路を
動作させる必要がある。そのためリードビットポインタ
部9CR1 に対して制御信号Cとして制御回路15から
“L”レベル電位を出力する。さらに、リセット信号が
入力されたとき、ライトビットアドレスポインタ11c
とリードビットアドレスポインタ13cとの先頭アドレ
スを決定するライトビットポインタ部とリードビットポ
インタ部を設定しなければならない。例えば、リセット
信号/WRS,/RRSが入力されたときライトビット
ポインタ部9CW2 及びリードビットポインタ部9CR
2 を先頭アドレスとなるポインタ部とする場合には、先
頭アドレス制御回路101からライトビットポインタ部
9CW2 及びリードビットポインタ部9CR2 に対して
先頭アドレス制御信号として“H”レベル電位を出力す
る。
【0173】以上のように設定された状態において、リ
ードビットアドレスポインタ13cにリセット信号/R
RSが入力されると、リードビットポインタ部9CR1
はフリップフロップ回路としての動作をせず、リードビ
ットポインタ部9CR2 及びリードワードポインタ部8
RR1 が第1のリセット状態となり、リードビットポイ
ンタ部9CR3 ,9CR4 及びリードワードポインタ部
8RR2 〜8RRmは第2のリセット状態となる。そし
てこの時、リードビットポインタ部9CR2 のメモリセ
ル選択線7SCR2 とリードワードポインタ8RR1
メモリセル選択線7SRR1 との両方に同時に対応する
メモリセルのみからデータが読み出される。そして、ク
ロック信号T1 に同期して次のリードビットポインタ部
9CR3にデータが移り、メモリセル選択線7SCR3
からメモリセルを選択するための信号が出力され、メモ
リセル選択線7SCR3 と7SRR1 との両方に同時に
対応するメモリセルのみからデータが読み出される。そ
して、1行目の3個のメモリセルが列を移しながら順次
選択されデータが読み出され、リードビットポインタ部
9CR1 の順番になると、リードビットポインタ部9C
1 は制御回路15からの制御信号Cによってフリップ
フロップとしての動作をせずデータスルー回路が動作す
るように設定されているためリードビットポインタ部9
CR1 でのデータの保持は起きず、次のリードビットポ
インタ部9CR2 にそのままデータが伝達される。この
ようにしてリードビットポインタ部9CR1 ではデータ
が素通りして結局不良のメモリセルは選択されない。
【0174】この時、制御回路15は、例えばその構成
が冗長回路も含めて4列であった場合は、図3に示すよ
うな構成となる。そして、制御回路15の出力信号Y1
〜Y4が制御信号Cに相当するが、それぞれがライトビ
ットポインタ部9CW1 〜9CW4 に入力し、また同時
に、リードビットポインタ部9CR1 〜9CR4 に入力
されていた場合を想定する。この時、1列目に不良のメ
モリセルが存在する場合には、出力信号Y1を“L”と
するため図3の制御回路のレーザトリマ部26のヒュー
ズ20a及びヒューズ20bを溶断する。
【0175】この時、先頭アドレス制御回路101は、
例えばその構成が冗長回路も含めて4列であった場合
は、図15に示すような構成となる。そして、先頭アド
レス制御回路101の出力信号、それぞれがライトビッ
トポインタ部9CW1 ,9CW2 に入力し、また同時
に、リードビットポインタ部9CR1 ,9CR2 に入力
されていた場合を想定する。この時、1列目に不良のメ
モリセルが存在する場合には、ライトビットポインタ部
9CW1 とリードビットポインタ部9CR1 に対して出
力信号を“L”とするため図15の制御回路のヒューズ
85を溶断する。
【0176】実施例5.次に、この発明の第5実施例に
ついて図16を用いて説明する。第5実施例には、第3
実施例の図12に示した半導体記憶装置の一部分を変更
した半導体記憶装置に関する例を示す。図12に示した
半導体記憶装置がライトビットポインタ部9CW1 〜9
CWn+k 及びリードビットポインタ部9CR1 〜9CR
n+k のすべてを先頭アドレス制御回路100で制御して
いるのに対して、図16に示した半導体記憶装置では、
ライトビットポインタ部9CW2 及びリードビットポイ
ンタ部9CR2 のみを先頭アドレス制御回路103で制
御している点が異なる。そのため、図16におけるライ
トビットアドレスポインタ11dとリードビットアドレ
スポインタ13dは、ライトビットポインタ部9CW1
及びリードビットポインタ部9CR1 として図8に示し
たフリップフロップ回路を用い、ライトビットポインタ
部9CW2 及びリードビットポインタ部9CR2 として
図13に示したフリップフロップ回路を用い、ライトビ
ットポインタ部9CW3 〜9CWn+k及びリードビット
ポインタ部9CR3 〜9CRn+k として図5に示したフ
リップフロップ回路を用いて構成する。
【0177】また、先頭アドレス制御回路103もライ
トビットポインタ部9CW2 とリードビットポインタ部
9CR2 を制御するので、図11に示すような簡易な構
成にすることができる。
【0178】実施例6.同様に、この発明の第6実施例
について図17を用いて説明する。第6実施例には、第
4実施例の図14に示した半導体記憶装置の一部分を変
更した半導体記憶装置に関する例を示す。図14に示し
た半導体記憶装置がライトビットポインタ部9CW1
9CW2 及びリードビットポインタ部9CR1 ,9CR
2 を先頭アドレス制御回路101で制御しているのに対
して、図17に示した半導体記憶装置では、ライトビッ
トポインタ部9CW2 及びリードビットポインタ部9C
2 のみを先頭アドレス制御回路103で制御している
点が異なる。そのため、図17におけるライトビットア
ドレスポインタ11eとリードビットアドレスポインタ
13eは、ライトビットポインタ部9CW1 及びリード
ビットポインタ部9CR1 として図8に示したフリップ
フロップ回路を用い、ライトビットポインタ部9CW2
及びリードビットポインタ部9CR2 として図13に示
したフリップフロップ回路を用い、ライトビットポイン
タ部9CW3 〜9CWn+k 及びリードビットポインタ部
9CR3 〜9CRn+k として図5に示したフリップフロ
ップ回路を用いて構成する。
【0179】また、先頭アドレス制御回路103もライ
トビットポインタ部9CW2 とリードビットポインタ部
9CR2 を制御するので、図11に示すような簡易な構
成にすることができる。
【0180】実施例7.次に、この発明の第7実施例に
ついて図18を用いて説明する。図18はこの発明の第
7実施例による半導体記憶装置の一部を示すブロック図
である。図18には図1に示した半導体記憶装置の構成
要素のうちメモリセルアレイ1と入力用リングポインタ
3と出力用リングポインタ5と制御回路6に相当する構
成を示している。図において、1は図2に示したと同様
の構成のメモリセルアレイ、7SCW1 〜7SC
n+k 、7SCR1 〜7SCRn+k 、7SRW1 〜7S
RWm、7SRR1 〜7SRRmも図2に示したと同じ
メモリセル選択線、11fは入力用リングポインタを構
成するライトビットアドレスポインタで、列側書き込み
メモリセル選択線7SCW1 〜7SCWn+k にそれぞれ
対応して配設され、それぞれの列選択用出力ノードが対
応した列側書き込みメモリセル選択線7SCW1 〜7S
CWn+k に接続されている(n+k)個のメモリセル選
択部、即ちライトビットポインタ部17CW1 〜17C
n+k 及び第1のスイッチ回路18CW1 〜18CW
n+k を交互に直列に接続したリングポインタによって構
成され、先頭位置となる第1列に対応したライトビット
ポインタ部17CW1 はリセット時に第1のリセット状
態となり先頭アドレスを決定するフリップフロップ回路
にて構成され、それ以外のライトビットポインタ部17
CW2 〜17CWn+k はリセット時に第2のリセット状
態となるフリップフロップ回路にて構成されている。す
なわちライトビットアドレスポインタ11fの各ライト
ビットポインタ部17CW1 〜17CWn+k は、書き込
み用リセット信号/WRSによってリセットされてライ
トビットポインタ部17CW1 から列側書き込み用メモ
リセル選択線7SCW1 を通してメモリセルを選択する
信号、この実施例においては“H”レベルの電位を出力
し、その他のライトビットポインタ部17CW2 〜17
CWn+k からは列側書き込み用メモリセル選択線7SC
2 〜7SCWn+k を通してメモリセルを選択しない信
号、この実施例においては“L”レベルの電位を出力
し、さらに、書き込み用列側クロック信号T1 に同期し
て、第1のスイッチ回路18CW 1 〜18CWn+k を介
して、順に列側書き込み用メモリセル選択線を選択する
データを次段のライトビットポインタ部へ伝える。
【0181】12fは入力用リングポインタを構成する
ライトワードアドレスポインタで、図2に示したライト
ワードアドレスポインタ12と同等の働きをする。
【0182】13fは出力用リングポインタを構成する
リードビットアドレスポインタで、列側読み出しメモリ
セル選択線7SCR1 〜7SCRn+k にそれぞれ対応し
て配設され、それぞれの列選択用出力ノードが対応した
列側読み出しメモリセル選択線7SCR1 〜7SCR
n+k に接続されている(n+k)個のメモリセル選択
部、即ちリードビットポインタ部17CR1 〜17CR
n+k 及び第1のスイッチ回路18CR1 〜18CRn+k
を交互に直列に接続したリングポインタによって構成さ
れ、先頭位置となる第1列に対応したリードビットポイ
ンタ部17CR1 はリセット時に第1のリセット状態と
なり先頭アドレスを決定するフリップフロップ回路にて
構成され、それ以外のライトビットポインタ部17CR
2 〜17CRn+k はリセット時に第2のリセット状態と
なるフリップフロップ回路にて構成されている。即ち、
リードビットアドレスポインタ13fの各リードビット
ポインタ部17CR1 〜17CRn+k は読み出し用リセ
ット信号/RRSによってリセットされてリードビット
ポインタ部17CR1 から列側読み出し用メモリセル選
択線7SCR1 を通してメモリセルを選択する信号、こ
の実施例においては“H”レベルの電位を出力し、その
他のリードビットポインタ部17CR2 〜17CRn+k
からは列側読み出し用メモリセル選択線7SCR2 〜7
SCRn+k を通してメモリセルを選択しない信号、この
実施例においては“L”レベルの電位を出力し、さら
に、読み出し用列側クロック信号T3 に同期して、順に
列側読み出し用メモリセル選択線を選択するデータを次
段のリードビットポインタ部へ伝える。
【0183】14fは出力用リングポインタを構成する
リードワードアドレスポインタで、図2に示したリード
ワードアドレスポインタ14と同等の働きをする。
【0184】19CW1 〜19CWn+k は各々対応する
ライトビットポインタ部17CW1〜17CWn+k の入
力端子に一方端を接続し第1のスイッチ回路18CW1
〜18CWn+k の他方端に他方端を接続しており、制御
信号として“H”が入力されると導通状態となり、第1
のスイッチ回路とは相補的な動作をする第2のスイッチ
回路である。
【0185】19CR1 〜19CRn+k は各々対応する
リードビットポインタ部17CR1〜17CRn+k の入
力端子に一方端を接続し第1のスイッチ回路18CR1
〜18CRn+k の他方端に他方端を接続しており、制御
信号として“H”が入力されると導通状態となり、第1
のスイッチ回路とは相補的な動作をする第2のスイッチ
回路である。
【0186】10はライトビットアドレスポインタ11
fの各ライトビットポインタ部17CW1 〜17CW
n+k 、第1のスイッチ回路18CW1 〜18CWn+k
び第2のスイッチ回路19CW1 〜19CWn+k 並びに
リードビットアドレスポインタ13fの各リードビット
ポインタ部17CR117CRn+k 、第1のスイッチ
回路18CR1 〜18CRn+k 及び第2のスイッチ回路
19CR1 〜19CRn+k に対してライト及びリードビ
ットポインタ部を選択するための制御信号を出力する制
御回路で、2〜n+k列における正規のメモリセルに不
良のメモリセルが存在していなければ、2〜n+k列に
対応したライトビットアドレスポインタ11fの各ライ
トビットポインタ部17CW1 〜17CWn+k 及びリー
ドビットアドレスポインタ13fの各リードビットポイ
ンタ部17CR1 〜17CRn+k の内の正規のメモリセ
ルを選択するフリップフロップ回路に通常の動作を行わ
せるとともに第1のスイッチ回路を導通状態にし第2の
スイッチ回路を非導通状態とする信号、この実施例では
“H”レベルの電位からなる制御信号Cを出力する。
【0187】もし、2〜n列における正規のメモリセル
7に不良のメモリセルが存在していれば、2〜n列のう
ちの不良のメモリセルが存在する列に対応したライトビ
ットアドレスポインタ11fのライトビットポインタ部
及びリードビットアドレスポインタ13fのリードビッ
トポインタ部にフリップフロップ回路の列選択用出力ノ
ードからメモリセル選択線を通してビット線を選択させ
ない信号、この実施例では“L”レベルの電位を出力さ
せるとともに第2のスイッチ回路を動作、つまり各ポイ
ンタ部の入力端子と第1のスイッチ回路の他方端子とを
電気的に導通状態とさせる信号、この実施例では“L”
レベルの電位からなる制御信号Cを出力するとともに、
2〜n列のうちの不良のメモリセルが存在しない列に対
応したライトビットアドレスポインタ11fのライトビ
ットポインタ部及びリードビットアドレスポインタ13
fのリードビットポインタ部に通常のフリップフロップ
回路の動作を行わせるとともに第1のスイッチ回路を導
通状態にし第2のスイッチ回路を非導通状態とする信
号、この実施例では“H”レベルの電位からなる制御信
号Cを出力する。
【0188】上記制御回路10、ライトビットアドレス
ポインタ11fのライトビットポインタ部17CW1
リードビットアドレスポインタ13fのリードビットポ
インタ部17CR1 、ライトワードアドレスポインタ1
2fのライトワードポインタ部8RW1 〜8RWm、及
びリードワードアドレスポインタ14fのリードワード
ポインタ部8RR1 〜8RRmの具体的構成について
は、図2の第1実施例で説明した制御回路10、ライト
ビットアドレスポインタ11のライトビットポインタ部
8CW1 、リードビットアドレスポインタ13のリード
ビットポインタ部8CR1 、ライトワードアドレスポイ
ンタ12のライトワードポインタ部8RW1 〜8RW
m、及びリードワードアドレスポインタ14のリードワ
ードポインタ部8RR1 〜8RRmと同じ構成である。
【0189】ライトビットアドレスポインタ11fのラ
イトビットポインタ部17CW1 〜17CWn+k 及びリ
ードビットアドレスポインタ13fのリードビットポイ
ンタ部17CR1 〜17CRn+k は、図19に示すよう
に構成されている。
【0190】図19において、91はライトビットポイ
ンタ部17CW2 〜17CWn+k の場合には図2に示し
たクロック信号T1 が、またリードビットポインタ部1
7CR2 〜17CRn+k の場合にはクロック信号T3
入力されるクロック信号入力端子であるが、ここではク
ロック信号T1 ,T3 を合わせた概念としてクロック信
号Tが入力されると表現する。
【0191】また、図において、92は前段に接続され
たフリップフロップ回路からそのスレーブラッチ回路の
出力信号を入力する入力端子、93は出力信号を次段の
フリップフロップ回路のマスターラッチ回路に対して出
力する出力端子、94a〜94dはP型MOSトランジ
スタとN型MOSトランジスタで構成されたトランスミ
ッションゲートであり、トランスミッションゲート94
aは一方端を入力端子92に接続しクロック信号Tの反
転論理に同期してオンオフし、トランスミッションゲー
ト94bはマスターラッチ回路とスレーブラッチ回路と
の間に設けられクロック信号Tに同期してオンオフし、
トランスミッションゲート94dは一方端を出力端子9
3に接続し、他方端をトランスミッションゲート94b
の他方端に接続しクロック信号Tの反転論理に同期して
オンオフし、トランスミッションゲート94cは一方端
をトランスミッションゲート94aに接続し他方端をト
ランスミッションゲート94bの一方端に接続しクロッ
ク信号Tに同期してオンオフする。97は図18に示し
たリセット信号/WRSまたは/RRSが入力するリセ
ット信号入力端子、96a〜96cはインバータ、95
a,95bはNANDゲートであり、NANDゲート9
5aは一方入力端にトランスミッションゲート94aの
他方端を接続し他方入力端にリセット信号入力端子97
を接続しており、インバータ96aの入力端にはNAN
Dゲート95aの出力端が接続しており、NANDゲー
ト95bは第1の入力端にトランスミッションゲート9
4bの他方端を接続し第2の入力端にリセット信号入力
端子97を接続し第3の入力端に制御信号cを入力し
おり、インバータ96bの入力端にはNANDゲート9
5bの出力端が接続しており、インバータ96cの入力
端にはクロック信号入力端子91が接続している。
【0192】クロック信号入力端子91から入力された
クロック信号Tは、そのまま内部の各部分に伝えられる
信号Tとインバータ96cで反転されて内部の各部分に
伝達される反転クロック信号TCとに別れ、トランスミ
ッションゲート94a,94bのトランジスタのゲート
に入力される。
【0193】リセット信号/WRS,/RRSが“H”
のとき、NANDゲート95a、95bはインバータと
同等の動作を行う。従って、入力端子92から入力され
たデータは入力されるクロック信号Tに同期して入力端
子92にトランスミッションゲート94aを介して接続
されたNANDゲート95aとインバータ96aとトラ
ンスミッションゲート94bで構成されたマスターラッ
チ回路へと伝達される。次いで、マスターラッチ回路の
データはNANDゲート95bとインバータ96bとト
ランスミッションゲート94dで構成されたスレーブラ
ッチ回路へと伝達され、出力端子93より出力される。
出力端子93より出力されたデータは、次のフリップフ
ロップ回路の入力端子に入力される。リセット信号/W
RS,/RRSが“L”になると、NANDゲート95
a,95bの出力が“H”とるためマスターラッチ回路
及びスレーブラッチ回路に保持されていたデータは全て
クリアされて、“L”となる。
【0194】次に、上記のように構成されたこの発明の
第7実施例による半導体記憶装置の動作について説明す
る。
【0195】まず、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセル7に不良が存在しなかった場合の書き込み動
作について説明する。この時には、正規のメモリセル7
を選択されるようにするためライトビットポインタ部1
7CW1 〜17CWn を通常の動作状態とすることが必
要になる。そのためライトビットポインタ部17CW1
〜17CWn 及び第1、第2のスイッチ回路18CW1
〜18CWn ,19CW1 〜19CWn に対して制御信
号Cとして制御回路10から“H”レベル電位を出力す
る。
【0196】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11fにリセット信号/W
RSが入力されると、ライトビットポインタ部17CW
1 はリセットされて第1のリセット状態となりメモリセ
ル7を選択するためのデータを発生して保持するととも
に、メモリセル7を選択するための信号をメモリセル選
択線7SCW1 を通して出力する。また、リセット信号
/WRSの入力と同時に、ライトビットポインタ部17
CW2 〜17CWn は、メモリセル7を選択するための
データを保持していてもリセットによって第2のリセッ
ト状態となりデータが消去される。同様に、ライトワー
ドアドレスポインタ12fにリセット信号/WRSが入
力されると、ライトワードポインタ部8RW1 はリセッ
トされて第1のリセット状態となりメモリセルを選択す
るためのデータを発生して保持するとともに、メモリセ
ルを選択するための信号をメモリセル選択線7SRW1
を通して出力する。また、リセット信号/WRSの入力
と同時に、ライトワードポインタ部8RW2 〜8RWm
は、メモリセルを選択するためのデータを保持していて
もリセットされて第2のリセット状態となりデータが消
去される。従ってこの時、ライトビットポインタ部17
CW1 のメモリセル選択線7SCW1 とライトワードポ
インタ8RW1 のメモリセル選択線7SRW1 との両方
に同時に対応するメモリセルのみにデータが書き込まれ
る。
【0197】図18には示されていないが、図1に示し
た入力回路2からメモリセルアレイ1に送られるデータ
が書き込まれることとなる。ここに示したフリップフロ
ップ回路であれば、クロック信号T1 が二周期分進むと
次のライトビットポインタ部17CW2 にデータが伝達
され、ライトビットポインタ部17CW2 は制御回路1
0からの制御信号Cによってフリップフロップとして動
作し第2のスイッチ回路19CW2 が導通しないように
設定されているためライトビットポインタ部17CW2
でデータが保持され、メモリセル選択線7SCW2 から
メモリセルを選択するための信号が出力し、メモリセル
選択線7SCW2 と7SRW1 との両方に同時に対応す
るメモリセルのみにデータが書き込まれる。そして、ク
ロック信号T1 の周期が進むのに伴って順次次のライト
ビットポインタ部にデータが移行して、1行目のn個の
メモリセルが列を移しながら順次選択されデータが書き
込まれる。そして、ライトビットポインタ部17CW
n+1 の順番になると、ライトビットポインタ部17CW
n+1 は制御回路10から制御信号Cによってメモリセル
を選択するための信号は出力せず第2のスイッチ回路1
9CWn+1 が導通状態となるように設定されているので
ライトビットポインタ部17CWn+1 でのデータの保持
は起きず、次のライトビットポインタ部17CWn+2
そのままデータが伝達される。ライトビットポインタ部
17CWn+2 も制御回路10から制御信号Cによってメ
モリセルを選択するための信号は出力せず第2のスイッ
チ回路19CWn+2 が導通状態となるように設定されて
いるのでライトビットポインタ部17CW n+2 でのデー
タの保持は起きず、次のライトビットポインタ部17C
n+3 にそのままデータが伝達される。このようにして
ライトビットポインタ部17CWn+1 〜17CWn+k
はデータが素通りして結局ライトビットポインタ部17
CWn から直接ライトビットポインタ部17CW1 にデ
ータが伝達される。
【0198】通常このようにしてライトビットアドレス
ポインタ11fをデータが一周するのに合わせてクロッ
ク信号T2 が進み、ライトワードアドレスポインタ12
fにおいて、次のライトワードポインタ部8RW2 にデ
ータが移ることとなる。そして2行目以降のメモリセル
において1行目のメモリセルで行ったと同様の動作が繰
り返される。以上のようにしてm行n列のメモリセルに
書き込みが行われる。
【0199】次に、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセル7に不良が存在しなかった場合の読み出し動
作について説明する。この時には、正規のメモリセル7
を選択されるようにするためリードビットポインタ部1
7CR1 〜17CRn を通常の動作状態とすることが必
要になる。そのためリードビットポインタ部17CR1
〜17CRn 及び第1、第2のスイッチ回路18CR1
〜18CRn ,19CR1 〜19CRn に対して制御信
号Cとして制御回路10から“H”レベル電位を出力す
る。
【0200】以上のように設定された状態において、リ
ードビットアドレスポインタ13fにリセット信号/R
RSが入力されると、リードビットポインタ部17CR
1 はリセットされて第1のリセット状態となりメモリセ
ル7を選択するためのデータを発生して保持するととも
に、メモリセル7を選択するための信号をメモリセル選
択線7SCR1 を通して出力する。また、リセット信号
/RRSの入力と同時に、リードビットポインタ部17
CR2 〜17CRn は、メモリセル7を選択するための
データを保持していてもリセットによって第2のリセッ
ト状態となりデータが消去される。同様に、リードワー
ドアドレスポインタ14fにリセット信号/RRSが入
力されると、リードワードポインタ部8RR1 はリセッ
トされて第1のリセット状態となりメモリセルを選択す
るためのデータを発生して保持するとともに、メモリセ
ルを選択するための信号をメモリセル選択線7SRR1
を通して出力する。また、リセット信号/RRSの入力
と同時に、リードワードポインタ部8RR2 〜8RRm
は、メモリセルを選択するためのデータを保持していて
もリセットされて第2のリセット状態となりデータが消
去される。従ってこの時、リードビットポインタ部17
CR1 のメモリセル選択線7SCR1 とリードワードポ
インタ8RR1 のメモリセル選択線7SRR1 との両方
に同時に対応するメモリセルのみからデータが読み出さ
れる
【0201】図18には示されていないが、図1に示し
た出力回路4にリードビットアドレスポインタ13fと
リードワードアドレスポインタ14fとによって選択さ
れるメモリセルから送られるデータが読み出される。こ
こに示したフリップフロップ回路であれば、クロック信
号T3 が二周期分進むと次のリードビットポインタ部1
7CR2 にデータが伝達され、リードビットポインタ部
17CR2 は制御回路10からの制御信号Cによってフ
リップフロップとして動作し第2のスイッチ回路19C
2 が導通しないように設定されているためリードビッ
トポインタ部17CR2 でデータが保持され、メモリセ
ル選択線7SCR2 からメモリセルを選択するための信
号が出力し、メモリセル選択線7SCR2 と7SRR1
との両方に同時に対応するメモリセルのみからデータが
読み出される。そして、クロック信号T3 の周期が進む
のに伴って順次次のリードビットポインタ部にデータが
移行して、1行目のn個のメモリセルが列を移しながら
順次選択されデータが読み出される。そして、リードビ
ットポインタ部17CRn+1 の順番になると、リードビ
ットポインタ部17CRn+1 は制御回路10から制御信
号Cによってメモリセルを選択するための信号は出力せ
ず第2のスイッチ回路19CRn+1 が導通状態となるよ
うに設定されているのでリードビットポインタ部17C
n+1 でのデータの保持は起きず、次のリードビットポ
インタ部17CRn+2 にそのままデータが伝達される。
リードビットポインタ部8CRn+2 も制御回路10から
制御信号Cによってメモリセルを選択するための信号は
出力せず第2のスイッチ回路19CRn+2 が導通状態と
なるように設定されているのでリードビットポインタ部
17CR n+2 でのデータの保持は起きず、次のリードビ
ットポインタ部17CR n+3 にそのままデータが伝達さ
れる。このようにしてリードビットポインタ部17CR
n+1 〜17CRn+k ではデータが素通りして結局リード
ビットポインタ部17CRn から第2のスイッチ回路1
9CRn+1 〜19CRn+k を通して直接リードビットポ
インタ部17CR1 にデータが伝達される。
【0202】通常このようにしてリードビットアドレス
ポインタ13fをデータが一周するのに合わせてクロッ
ク信号T4 が進み、リードワードアドレスポインタ14
fにおいて、次のリードワードポインタ部8RR2 にデ
ータが移ることとなる。そして2行目以降のメモリセル
において1行目のメモリセルで行ったと同様の動作が繰
り返される。以上のようにしてメモリセルアレイ1のm
行n列のメモリセルから読み出しが行われる。
【0203】次に、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセルに不良が存在する場合の書き込み動作につい
て説明する。ここで説明を分かりやすくするためにメモ
リセルアレイ1がm行4列のメモリセルアレイでそのう
ち4列目が冗長用のメモリセル列である場合について説
明する。例えばここで不良の発生しているメモリセル7
が3列目のメモリセルであった場合を想定する。この時
には、メモリセル列のうちの不良の発生していないメモ
リセル列が選択されるようにするためライトビットポイ
ンタ部17CW1 、17CW2 及び17CW4 を通常の
動作状態とすることが必要になる。そのためライトビッ
トポインタ部17CW1 、17CW2 及び17CW4
対して制御信号Cとして制御回路10から“H”レベル
電位を出力する。同時に不良のメモリセル7が存在する
3列目のメモリセルが選択されないようにするためライ
トビットポインタ部17CW3 のフリップフロップ回路
としての動作を止めて第1のスイッチ回路18CW3
非導通状態とし第2のスイッチ回路19CW3 を導通状
態とするためライトビットポインタ部17CW3 、第1
のスイッチ回路18CW3 及び第2のスイッチ回路19
CW3 に対して制御信号Cとして制御回路10から
“L”レベル電位を出力する。
【0204】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11fにリセット信号/W
RSが入力されると、ライトビットポインタ部17CW
1 及びライトワードポインタ部8RW1 は第1のリセッ
ト状態となりライトビットポインタ部17CW2 〜17
CW4 及びライトワードポインタ部8RW2 〜8RWm
は、第2のリセット状態となる。そしてまず、ライトビ
ットポインタ部17CW1 のメモリセル選択線7SCW
1 とライトワードポインタ8RW1 のメモリセル選択線
7SRW1 との両方に同時に対応するメモリセルのみに
データが書き込まれる。そして、クロック信号T1 が二
周期分進むと次のライトビットポインタ部17CW2
データが移る。ライトビットポインタ部17CW2 は制
御回路10からの制御信号Cによってフリップフロップ
としての動作を行うように設定されているためメモリセ
ル選択線7SCW2 からメモリセル7を選択するための
信号が出力され、メモリセル選択線7SCW2 と7SR
1 との両方に同時に対応するメモリセルのみにデータ
が書き込まれる。
【0205】そして、ライトビットポインタ部17CW
3 の順番になると、ライトビットポインタ部17CW3
は制御回路10からの制御信号Cによってフリップフロ
ップとしての動作をせず、第1のスイッチ回路18CW
3 は非導通状態に、第2のスイッチ回路19CW3 は導
通状態に設定されているためライトビットポインタ部1
7CW3 でのメモリセルを選択するためのデータの保持
は起きず、次のライトビットポインタ部17CW4 に第
2のスイッチ回路19CW 3 を通してそのままデータが
伝達される。ライトビットポインタ部17CW4 は冗長
用のメモリセル7を選択するためのライトビットポイン
タ部であるがしかし、ライトビットポインタ部17CW
4 は制御回路10からの制御信号Cによってフリップフ
ロップとしての動作を行うように設定されているためメ
モリセル選択線7SCW4 からメモリセル7を選択する
ための信号が出力され、メモリセル選択線7SCW4
7SRW1 との両方に同時に対応するメモリセルのみに
データが書き込まれる。このようにしてライトビットポ
インタ部17CW3 ではデータが第2のスイッチ回路1
9CW3 を通って素通りして不良のメモリセルは選択さ
れない。
【0206】次に正規のメモリセルに不良が存在する場
合のメモリセルからの読み出しについて説明する。この
場合も、説明を分かりやすくするためにメモリセルアレ
イ1がm行4列のメモリセルアレイでそのうちの4列目
が冗長用メモリセル列である場合について説明する。例
えばここで不良の発生していメモリセルが3列目のメモ
リセルであった場合を想定する。この時は、メモリセル
列のうち不良の発生していないメモリセル列が選択され
るようにするためリードビットポインタ部17CR1
17CR2 及び17CR4を通常の動作状態とすること
が必要になる。そのためリードビットポインタ部17C
1 、17CR 2 及び17CR 4 に対して制御信号Cと
して制御回路10から“H”レベル電位を出力する。同
時に不良のメモリセルが存在する3列目のメモリセルが
選択されないようにするためリードビットポインタ部1
7CR3 のフリップフロップ回路としての動作を止めて
第1のスイッチ回路18CR3 を非導通状態とし第2の
スイッチ回路19CR3 を導通状態とする必要がある。
そのためリードビットポインタ部17CR3 、第1のス
イッチ回路18CR3 及び第2のスイッチ回路19CR
3 に対して制御信号Cとして制御回路10から“L”レ
ベル電位を出力する。
【0207】以上のように設定された状態において、リ
ードビットアドレスポインタ13fにリセット信号/R
RSが入力されると、リードビットポインタ部17CR
1 及びリードワードポインタ部8RR1 は第1のリセッ
ト状態となり、リードビットポインタ部17CR2 〜1
7CR4及びリードワードポインタ部8RR2 〜8RR
mは第2のリセット状態となる。そしてまず、リードビ
ットポインタ部17CR1 のメモリセル選択線7SCR
1 とリードワードポインタ8RR1 のメモリセル選択線
7SRR1 との両方に同時に対応するメモリセルのみか
らデータが読み出される。そして、クロック信号T3
二周期分進むと次のリードビットポインタ部17CR2
にデータが移る。リードビットポインタ部17CR2
制御回路10からの制御信号Cによってフリップフロッ
プとしての動作を行うように設定されているためメモリ
セル選択線7SCR2 からメモリセル7を選択するため
の信号が出力され、メモリセル選択線7SCR2 と7S
RR1 との両方に同時に対応するメモリセルのみからデ
ータが読み出される。そして、リードビットポインタ部
17CR3 の順番になると、リードビットポインタ部1
7CR3 は制御回路10からの制御信号Cによってフリ
ップフロップとしての動作をせず、第1のスイッチ回路
18CR3 を非導通状態とし、第2のスイッチ回路19
CR3 を導通状態とするように設定されているためリー
ドビットポインタ部17CR3 でのデータの保持は起き
ず、第2のスイッチ回路19CR3 を通して次のリード
ビットポインタ部17CR4にそのままデータが伝達さ
れる。リードビットポインタ部17CR4は冗長用のメ
モリセル7を選択するためのリードビットポインタ部で
あるがしかし、リードビットポインタ部17CR4は制
御回路10からの制御信号Cによってフリップフロップ
としての動作を行うように設定されているためメモリセ
ル選択線7SCR4からメモリセル7を選択するための
信号が出力され、メモリセル選択線7SCR2 と7SR
1 との両方に同時に対応するメモリセルのみからデー
タが読み出される。このようにしてリードビットポイン
タ部17CR3 ではデータが素通りして結局不良のメモ
リセルは選択されない。
【0208】この時、制御回路10は、例えばメモリセ
ルアレイの構成が冗長回路も含めて4列であった場合
は、図3に示すような構成となる。そして、制御回路1
0の出力信号Y1〜Y4が制御信号Cに相当するが、そ
れぞれがライトビットポインタ部17CW1 、17
3 17CW 4 に入力し、また同時に、リードビットポ
インタ部17CR1 、173 17CR 4 に入力さ
れていた場合を想定する。この時、3列目に不良のメモ
リセルが存在する場合には、出力信号Y3を”L”とす
るため図3の制御回路のレーザトリマ部26のヒューズ
20bを切断し、ヒューズ20aはそのままとする。
【0209】実施例8. 次に、この発明の第8実施例について図20を用いて説
明する。図20はこの発明の第8実施例による半導体記
憶装置の一部を示すブロック図である。図20には図1
に示した半導体記憶装置の構成要素のうちメモリセルア
レイ1と入力用リングポインタ3と出力用リングポイン
タ5と制御回路6に相当する構成を示している。図にお
いて、1は図9に示したマトリクス状に配設された{m
×(n+k)}個のメモリセル7を有したメモリセルア
レイと同様のメモリセルアレイ、7SCW1 〜7SCW
n+k 、7SCR1 〜7SCRn+k 、7SRW1 〜7SR
Wm及び7SRR1 〜7SRRmは図9に示したと同様
のメモリセル選択線であり、11gは入力用リングポイ
ンタを構成するライトビットアドレスポインタで、スペ
アメモリセル7aに接続されているライトビットポイン
タ部17CW2 がスペア制御回路16によって制御され
ている以外は図18に示したライトビットアドレスポイ
ンタ11fと同様に構成されている。また、12gは入
力用リングポインタを構成するライトワードアドレスポ
インタで、図18に示したライトワードアドレスポイン
タ12fと同等の働きをする。13gは出力用リングポ
インタを構成するリードビットアドレスポインタで、ス
ペアメモリセル7aに接続されているリードビットポイ
ンタ部17CR2 がスペア制御回路によって制御されて
いる以外は図18に示したライトアドレスポインタ13
fと同様に構成されている。14gは出力用リングポイ
ンタを構成するリードワードアドレスポインタで、図1
8に示したリードワードアドレスポインタ14fと同等
の働きをする。なお、このリードワードアドレスポイン
タ14gはライトワードアドレスポインタ12gが兼用
しても良いものであり、この場合、ライトビットアドレ
スポインタ12gは読み出し時に書き込み用リセット信
号/WRS及び書き込み用クロック信号T2 の代わりに
読み出し用リセット信号/RRS及び読み出し用クロッ
ク信号T4 によって制御されるものである。
【0210】19CW1 〜19CWn+k 及び19CR1
〜19CRn+k は図18に示したと同様の第2のスイッ
チ回路である。但し、第2のスイッチ回路19CW2
び19CR2 はスペア制御回路16によって制御されて
いる。
【0211】15は図9に示したのと同様の構成の制御
回路、16は図9に示したのと同様の構成のスペア制御
回路である。
【0212】次に、上記のように構成されたこの発明の
第8実施例による半導体記憶装置の動作について説明す
る。
【0213】まず、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセル7に不良が存在しなかった場合の書き込み動
作について説明する。この時には、正規のメモリセル7
を選択されるようにするためライトビットポインタ部1
7CW1 〜17CWnを通常の動作状態とすることが必
要になる。そのためライトビットポインタ部17C
1 、17CW3 〜17CWn+k 及び第1、第2のスイ
ッチ回路18CW1 、18CW3 〜18CWn+k ,19
CW1 、19CW3 〜19CWn+k に対して制御信号C
として制御回路15から“H”レベル電位を出力する。
また、ライトビットポインタ部17CW2 及び第1、第
2のスイッチ回路18CW2 、19CW2 に対して制御
信号としてスペア制御回路16から“H”レベル電位を
出力する。
【0214】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11g及びライトワードア
ドレスポインタ12gにリセット信号/WRSが入力さ
れると、ライトビットポインタ部17CW1 及びライト
ワードポインタ部8RW1 は第1のリセット状態とな
り、ライトビットポインタ部17CW2 〜17CWn及
びライトワードポインタ部8RW2 〜8RWmは第2の
リセット状態となる。そしてまず、ライトビットポイン
タ部17CW1 のメモリセル選択線7SCW1 とライト
ワードポインタ8RW1 のメモリセル選択線7SRW1
との両方に同時に対応するメモリセルのみにデータが書
き込まれる。そして、クロック信号T1 に同期して次の
ライトビットポインタ部17CW2 にデータが伝達さ
れ、ライトビットポインタ部17CW2 は制御回路15
からの制御信号Cによってフリップフロップとして動作
せず第2のスイッチ回路19CW2 を導通状態となるよ
うに設定されているためライトビットポインタ部17C
2 でデータが保持せず、メモリセル選択線7SCW2
からメモリセルを選択するための信号が出力しないの
で、メモリセル選択線7SCW2 と7SRW1 との両方
に同時に対応するメモリセルのみにデータが書き込まれ
ない。そして、ライトビットポインタ部17CW2はス
ペア制御回路16から制御信号Cによってスペアメモリ
セル7aを選択するための信号は出力せず第2のスイッ
チ回路19CW2 が導通状態となるように設定されてい
るので、次のライトビットポインタ部17CW3 にその
ままデータが伝達される。そして、クロック信号T1
周期が進むのに伴って順次次のライトビットポインタ部
にデータが移行して、1行目のn+k−1個のメモリセ
ルが列を移しながら順次選択されデータが書き込まれ
る。このようにしてライトビットポインタ部17CW2
ではデータが素通りして結局ライトビットポインタ部1
7CW1 から直接ライトビットポインタ部17CW3
第2のスイッチ回路19CW2 を通してデータが伝達さ
れる。
【0215】通常このようにしてライトビットアドレス
ポインタ11gをデータが一周するのに合わせてクロッ
ク信号T2 が進み、ライトワードアドレスポインタ12
gにおいて、次のライトワードポインタ部8RW2 にデ
ータが移ることとなる。そして2行目以降のメモリセル
において1行目のメモリセルで行ったと同様の動作が繰
り返される。以上のようにしてm行n列のメモリセルに
書き込みが行われる。
【0216】次に、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセル7に不良が存在しなかった場合の読み出し動
作について説明する。この時、リードビットアドレスポ
インタ13gの動作はライトビットアドレスポインタ1
1gと同様の動作を行う。従ってリードビットポインタ
部17CR2 では第2のスイッチ回路19CW2 を通し
てデータが素通りして結局リードビットポインタ部17
CR1 から直接リードビットポインタ部17CR3 にデ
ータが伝達される。
【0217】次に、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセルに不良が存在する場合の書き込み動作につい
て説明する。ここで説明を分かりやすくするためにメモ
リセルアレイ1がm行4列のメモリセルアレイでそのう
ち4列目が冗長用のメモリセル列である場合について説
明する。例えばここで不良の発生しているメモリセル7
が3列目のメモリセルであった場合を想定する。この時
には、メモリセル列のうちの不良の発生していないメモ
リセル列が選択されるようにするためライトビットポイ
ンタ部17CW1 、17CW2 及び17CW4 を通常の
動作状態とすることが必要になる。そのためライトビッ
トポインタ部17CW1 及び17CW4に対して制御信
号Cとして制御回路15から“H”レベル電位を出力す
る。また、ライトビットポインタ部17CW2 に対して
制御信号としてスペア制御回路16から“H”レベル電
位を出力する。同時に不良のメモリセル7が存在する3
列目のメモリセルが選択されないようにするためライト
ビットポインタ部17CW3 のフリップフロップ回路と
しての動作を止めて第1のスイッチ回路18CW3を非
導通状態とし第2のスイッチ回路19CW3 を導通状態
とするためライトビットポインタ部17CW3 、第1の
スイッチ回路18CW3 及び第2のスイッチ回路19C
3 に対して制御信号Cとして制御回路15から“L”
レベル電位を出力する。
【0218】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11g及びライトワードア
ドレスポインタ12gにリセット信号/WRSが入力さ
れると、ライトビットポインタ部17CW1 及びライト
ワードポインタ部8RW1 は第1のリセット状態とな
り、ライトビットポインタ部17CW2 〜17CW4
びライトワードポインタ部8RW2 〜8RWmは第2の
リセット状態となる。そしてまず、ライトビットポイン
タ部17CW1 のメモリセル選択線7SCW1 とライト
ワードポインタ8RW1 のメモリセル選択線7SRW1
との両方に同時に対応するメモリセルのみにデータが書
き込まれる。そして、クロック信号T1 が二周期分進む
と次のライトビットポインタ部17CW2 にデータが移
る。ライトビットポインタ部17CW2 はスペア制御回
路16からの制御信号Cによってフリップフロップとし
ての動作を行うように設定されているためスペアメモリ
セル選択線7SCW2 からスペアメモリセル7aを選択
するための信号が出力され、メモリセル選択線7SCW
2 と7SRW1 とによって同時に選択されるスペアメモ
リセル7aにデータが書き込まれる。そして、ライトビ
ットポインタ部17CW3 の順番になると、ライトビッ
トポインタ部17CW3 は制御回路15からの制御信号
Cによってフリップフロップとしての動作をせず、第1
のスイッチ回路18CW3 は非導通状態に、第2のスイ
ッチ回路19CW3 は導通状態に設定されているためラ
イトビットポインタ部17CW3 でのメモリセルを選択
するためのデータの保持は起きず、次のライトビットポ
インタ部17CW4 にそのままデータが伝達される。ラ
イトビットポインタ部17CW4 は制御回路15からの
制御信号Cによってフリップフロップとしての動作を行
うように設定されているためメモリセル選択線7SCW
4 からメモリセル7を選択するための信号が出力され、
メモリセル選択線7SCW4 と7SRW1 との両方に同
時に対応するメモリセルのみにデータが書き込まれる。
このようにしてライトビットポインタ部17CW3 では
データが第2のスイッチ回路19CW3 を通って素通り
して不良のメモリセルは選択されない。
【0219】次に正規のメモリセルに不良が存在する場
合のメモリセルからの読み出しについて説明する。この
場合、リードビットアドレスポインタ13gはライトビ
ットアドレスポインタ11gと同様の動作を行う。従っ
て、リードビットポインタ部17CR3 では第2のスイ
ッチ回路19CR3 を通してデータが素通りして結局不
良のメモリセルは選択されない。
【0220】実施例9.次に、この発明の第9実施例に
ついて図21を用いて説明する。図21はこの発明の第
9実施例による半導体記憶装置の一部を示すブロック図
である。図21には図11に示した半導体記憶装置の構
成要素のうちメモリセルアレイ1と入力用リングポイン
タ3と出力用リングポインタ5と制御回路6と先頭アド
レス制御回路110に相当する構成を示している。
【0221】図21において、11hは入力用リングポ
インタを構成するライトビットアドレスポインタで、列
側書き込みメモリセル選択線7SCW1 〜7SCWn+k
にそれぞれ対応して配設され、それぞれの列選択用出力
ノードが対応した列側書き込みメモリセル選択線7SC
1 〜7SCWn+k に接続されている(n+k)個のメ
モリセル選択部、即ちライトビットポインタ部17CW
1 〜17CWn+k と第1のスイッチ回路18CW1 〜1
8CWn+k を交互に直列に接続したリングポインタによ
って構成され、先頭位置となる列に対応したライトビッ
トポインタ部は先頭アドレス制御信号Sによって設定さ
れる。ライトビットアドレスポインタ11hの各ライト
ビットポインタ部17CW1 〜17CWn+k は、書き込
み用リセット信号/WRSによってリセットされて先頭
位置となるライトビットポインタ部から列側書き込み用
メモリセル選択線を通してメモリセルを選択する信号、
この実施例においては“H”レベルの電位を出力し、そ
の他のライトビットポインタ部からは列側書き込み用メ
モリセル選択線7を通してメモリセルを選択しない信
号、この実施例においては“L”レベルの電位を出力
し、さらに、書き込み用列側クロック信号T1 に同期し
て、順に列側書き込み用メモリセル選択線を選択する信
号を次段のライトビットポインタ部へ伝える。
【0222】12hは図2に示したライトワードアドレ
スポインタ12と同等のライトワードアドレスポインタ
である。
【0223】13hは出力用リングポインタを構成する
リードビットアドレスポインタで、列側読み出しメモリ
セル選択線7SCR1 〜7SCRn+k にそれぞれ対応し
て配設され、それぞれの列選択用出力ノードが対応した
列側読み出しメモリセル選択線7SCR1 〜7SCR
n+k に接続されている(n+k)個のメモリセル選択
部、即ちリードビットポインタ部17CR1 〜17CR
n+k と第1のスイッチ回路18CR1 〜18CRn+k
交互に直列に接続したリングポインタによって構成さ
れ、先頭位置となる列に対応したリードビットポインタ
部は先頭アドレス制御信号Sによって設定される。リー
ドビットアドレスポインタ13hの各リードビットポイ
ンタ部17CR1 〜17CRn+k は読み出し用リセット
信号/RRSによってリセットされて先頭位置となるリ
ードビットポインタ部から列側読み出し用メモリセル選
択線を通してメモリセルを選択する信号、この実施例に
おいては“H”レベルの電位を出力し、その他のリード
ビットポインタ部からは列側読み出し用メモリセル選択
線を通してメモリセルを選択しない信号、この実施例に
おいては“L”レベルの電位を出力し、さらに、読み出
し用列側クロック信号T3に同期して、順に列側読み出
し用メモリセル選択線を選択する信号を次段のリードビ
ットポインタ部へ伝えるものである。
【0224】14hは図2に示したリードワードアドレ
スポインタ14と同等のリードワードアドレスポインタ
である。
【0225】10は図16に示した制御回路10と同等
の動作をする制御回路である。
【0226】100はライトビットアドレスポインタ1
1hの各ライトビットポインタ部17CW1 〜17CW
n+k 及びリードビットアドレスポインタ13hの各リー
ドビットポインタ部17CR1 〜17CRn+k を制御し
て先頭位置を決める先頭アドレス制御信号Sを出力する
先頭アドレス制御回路で、リセット時に、1〜n列に対
応したライトビットアドレスポインタ11hの各ライト
ビットポインタ部17CW1 〜17CWn及びリードビ
ットアドレスポインタ13hの各リードビットポインタ
部17CR1 〜17CRn のフリップフロップ回路に第
1のリセット状態となるように、この実施例では“H”
レベルの電位からなる先頭アドレス制御信号Sを出力
し、その他のビットポインタ部にはリセット時に第2の
リセット状態となるように“L”レベルの電位を制御信
号Cとして出力する。
【0227】この第9実施例では制御回路10、ライト
ワードアドレスポインタ12hのライトワードポインタ
部8RW1 〜8RWm、リードワードアドレスポインタ
14hのリードワードポインタ部8RR1 〜8RRmの
具体的構成は第7の実施例の制御回路10、ライトワー
ドアドレスポインタ12のライトワードポインタ部8R
1 〜8RWm、リードワードアドレスポインタ14の
リードワードポインタ部8RR1 〜8RRmの構成と同
じである。
【0228】また、先頭アドレス制御回路100は、図
12に示した第3実施例の制御回路10の構成と同様に
構成することができる。
【0229】次に、ライトビットアドレスポインタ11
hのライトビットポインタ部17CW1 〜17C
n+k 、及びリードビットアドレスポインタ13hのリ
ードビットポインタ部17CR1 〜17CRn+k に使用
されるフリップフロップ回路の回路構成について図22
を用いて説明する。図22において、138は図21に
示したリセット信号/WRSまたは/RRSが入力する
リセット信号入力端子、139は第1のリセット状態・
第2のリセット状態を設定する制御信号Sが入力される
制御入力端子、131はライトビットポインタ部17C
2 〜17CWn+k の場合には図12に示したクロック
信号T1 が、またリードビットポインタ部17CR2
17CRn+k の場合にはクロック信号T3 が入力される
クロック信号入力端子であるが、ここではクロック信号
1 ,T3 を合わせた概念としてクロック信号Tが入力
されると表現する。
【0230】また図22において、132は前段に接続
されたフリップフロップ回路からそのスレーブラッチ回
路の出力信号を入力する入力端子、133は出力信号を
次段のフリップフロップ回路のマスターラッチ回路に対
して出力する出力端子、134a〜134eはP型MO
SトランジスタとN型MOSトランジスタで構成された
トランスミッションゲートであり、トランスミッション
ゲート134aは一方端を入力端子132に接続しクロ
ック信号Tの反転論理に同期してオンオフし、トランス
ミッションゲート134bはマスターラッチ回路とスレ
ーブラッチ回路との間に設けられクロック信号Tに同期
してオンオフし、トランスミッションゲート134dは
一方端を出力端子133に接続し他方端をトランスミッ
ションゲート134bの他方端に接続しクロック信号T
の反転論理に同期してオンオフし、トランスミッション
ゲート134cは一方端をトランスミッションゲート1
34aに接続し他方端をトランスミッションゲート13
4bの一方端に接続しクロック信号Tに同期してオンオ
フする。136a〜136kはインバータ、135a〜
135hはNANDゲートであり、NANDゲート13
5aは一方入力端にトランスミッションゲート134a
の他方端を接続し他方入力端にセット・リセット制御回
路FC3からの出力信号を入力しており、NANDゲー
ト135bの一方入力端にはNANDゲート135aの
出力端が接続し他方入力端にはセット・リセット制御回
路FC3の出力信号が入力されており、NANDゲート
135cは第1の入力端にトランスミッションゲート1
34bの他方端を接続し第2の入力端にセット・リセッ
ト制御回路FC4の出力信号を入力し第3の入力端に制
御信号Cを入力しており、NANDゲート135cは第
1の入力端にトランスミッションゲート134dの他方
端を接続し第2の入力端にセット・リセット制御回路F
C4の出力信号を入力し第3の入力端に制御信号Cを入
力しており、NANDゲート135dの一方入力端には
NANDゲート135cの出力端が接続し他方入力端に
はセット・リセット制御回路FC4の出力信号を入力し
ている。また、インバータ136aの入力端にはクロッ
ク信号入力端子131が接続している。
【0231】制御端子から入力された制御信号Cは、そ
のまま内部の各部分に伝えられる制御信号Cとインバー
タで反転されて伝達される信号CBとに別れ、制御信号
CがNANDゲート135cに入力され制御信号Cの反
転論理CBがORゲート137に入力される。クロック
信号入力端子131から入力されたクロック信号Tは、
そのまま内部の各部分に伝えられる制御信号Tとインバ
ータ136aで反転されて内部の各部分に伝達される反
転クロック信号TCとに別れ、トランスミッションゲー
ト134a〜134dに入力される。
【0232】セット・リセット制御回路FC3は3つの
インバータ136b〜136dと2つのNANDゲート
135e,135fとで構成されている。セット・リセ
ット制御回路FC3において、リセット信号入力端子1
38にインバータ136b,136cの入力端が接続
し、先頭アドレス制御信号入力端子139にはNAND
ゲート135eの一方入力端がインバータ136dを介
して接続され、NANDゲート135fの一方入力端が
接続され、NANDゲート135eの他方の入力端には
インバータ136bの出力端が接続され、NANDゲー
ト135fの他方の入力端にはインバータ136cの出
力端が接続され、NANDゲート135eの出力端はN
ANDゲート135aの他方入力端に接続され、NAN
Dゲート135fの出力端はNANDゲート135bの
他方入力端に接続されている。セット・リセット制御回
路FC4は3つのインバータ136〜136と2つ
のNANDゲート135g,135hとORゲート13
7とで構成されている。セット・リセット制御回路FC
4において、リセット信号入力端子138にインバータ
136e,136fの入力端が接続し、先頭アドレス制
御信号入力端子139にはNANDゲート135gの一
方入力端がインバータ136gを介して接続されかつN
ANDゲート135hの一方入力端が接続され、NAN
Dゲート135gの他方の入力端にはインバータ136
eの出力端が接続され、NANDゲート135hの他方
の入力端にはインバータ136fの出力端が接続され、
NANDゲート135gの出力端はNANDゲート13
5cの他方入力端に接続され、NANDゲート135h
の出力端はORゲート137の他方入力端に接続され、
ORゲート137の出力はNANDゲート135dの他
方入力端に接続されている。図22に示したフリップフ
ロップ回路が図13に示したフリップフロップ回路と異
なる点はインバータ76c及びMOSトランジスタ79
〜82で構成されたインバータが省かれている点であ
り、メモリセルを選択するための信号は出力端子133
から出力される信号となる。
【0233】セット・リセット制御回路FC3,FC4
の動作は、図13に示したセット・リセット制御回路の
動作と同じであり、先頭アドレス制御信号Sが“L”の
とき、リセット信号/WRS,/RRSが入力される
と、セット・リセット制御回路FC3,FC4によって
マスターラッチ、スレーブラッチ回路ともに第2のリセ
ット状態に設定される。
【0234】一方、先頭アドレス制御信号Sが“H”の
とき、リセット信号/WRS,/RRSが入力される
と、セット・リセット制御回路FC3,FC4によって
マスターラッチ、スレーブラッチ回路ともに第1のリセ
ット状態に設定される。
【0235】なお、ORゲート137は、制御信号Cの
反転論理CBが“H”の時、フリップフロップ回路より
メモリセルを選択するための出力信号MCを“L”とす
るための回路である。
【0236】例えば、当初先頭アドレスがライトビット
アドレスポインタ11hのライトビットポインタ部17
CW1 及びリードビットアドレスポインタ13hのリー
ドビットポインタ部17CR1 に設定されているとす
る。このとき、ライトビットポインタ部17CW1 及び
リードビットポインタ部17CR1 は、リセット信号/
WRS,/RRSにより第1のリセット状態となり、他
のライトビットポインタ部及びリードビットポインタ部
は、リセット信号/WRS,/RRSにより第2のリセ
ット状態となる。
【0237】次に、上記の様に構成されたこの発明の第
9実施例による半導体記憶装置の動作について説明す
る。
【0238】まず、正規のメモリセルである第1列から
第n列までのメモリセル7に不良が発生しなかった場合
の書き込みと読出の動作については、図18に示した第
7実施例の半導体記憶装置と同じである。
【0239】また、正規のメモリセルである第2列から
第n列までのメモリセル7に不良が発生した場合の書き
込みと読出の動作についても、図18に示した半導体記
憶装置と同じである。
【0240】次に、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセルの先頭アドレスを決定するメモリセルに不良
が存在する場合の書き込み動作について説明する。ここ
で説明を分かりやすくするためにメモリセルアレイ1が
m行4列のメモリセルアレイでそのうち4列目が冗長用
のメモリセル列である場合について説明する。ここで不
良の発生しているメモリセルが1列目のメモリセルであ
るため、メモリセル列のうちの不良の発生していないメ
モリセル列が選択されるようにするためライトビットポ
インタ部17CW2 〜17CW4 を通常の動作状態とす
ることが必要になる。そのためライトビットポインタ部
17CW2 〜17CW4 、第1のスイッチ回路18CW
2 〜18CW4 及び第2のスイッチ回路19CW2 〜1
9CW4に対して制御信号Cとして制御回路10から
“H”レベル電位を出力する。同時に不良のメモリセル
が存在する1列目のメモリセルが選択されないようにす
るためライトビットポインタ部17CW1 のフリップフ
ロップ回路としての動作を止めて第1のスイッチ回路1
8CW1 を非導通状態とし第2のスイッチ回路19CW
1 を導通状態することが必要となる。そのためライトビ
ットポインタ部17CW1 、第1のスイッチ回路18C
1 及び第2のスイッチ回路19CW1 に対して制御信
号Cとして制御回路10から“L”レベル電位を出力す
る。さらに、リセット信号が入力されたとき、ライトビ
ットアドレスポインタ11hとリードビットアドレスポ
インタ13hとの先頭アドレスを決定するライトビット
ポインタ部とリードビットポインタ部を設定しなければ
ならない。例えば、リセット信号/WRS,/RRSが
入力されたときライトビットポインタ部17CW2 及び
リードビットポインタ部17CR2 を先頭アドレスとな
るポインタ部とする場合には、先頭アドレス制御回路1
00からライトビットポインタ部17CW2 、第1のス
イッチ回路18CW2 及び第2のスイッチ回路19CW
2 に対して先頭アドレス制御信号として“H”レベル電
位を出力する。
【0241】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11h及びライトワードア
ドレスポインタ12hにリセット信号/WRSが入力さ
れると、ライトビットポインタ部17CW1 はリップフ
ロップとして動作せず、ライトビットポインタ部17C
2 及びライトワードポインタ部8RW1 が第1のリセ
ット状態となり、ライトビットポインタ部17CW3
17CW4 及びライトワードポインタ部8RW2 〜8R
Wmは第2のリセット状態となる。そしてまず、ライト
ビットポインタ部17CW2 のメモリセル選択線7SC
2 とライトワードポインタ8RW1 のメモリセル選択
線7SRW1 との両方に同時に対応するメモリセルのみ
にデータが書き込まれる。そして、クロック信号T1
二周期分進むと次のライトビットポインタ部17CW3
にデータが移り、メモリセル選択線7SCW3 からメモ
リセルを選択するための信号が出力され、メモリセル選
択線7SCW3 と7SRW1 との両方に同時に対応する
メモリセルのみにデータが書き込まれる。ライトビット
ポインタ部17CW4 は冗長用のメモリセルを選択する
ためのライトビットポインタ部であるがしかし、ライト
ビットポインタ部17CW4 は制御回路10からの制御
信号Cによってフリップフロップとしての動作を行うよ
うに設定されているためライトビットポインタ部17C
4 でメモリセルを選択するためのデータが保持され、
メモリセル選択線7SC 4 からメモリセルを選択する
ための信号が出力される。ライトビットポインタ部17
CW4からメモリセルを選択するためのデータがライト
ビットポインタ部17CW1 に対して出力されがこのデ
ータは第2のスイッチ回路19CW1 を通してライトビ
ットポインタ部17CW2 に伝達される。このようにし
てライトビットポインタ部17CW1 ではデータが素通
りして不良のメモリセルは選択されない。通常このよう
にしてライトビットアドレスポインタ11hをデータが
一周するのに合わせてクロック信号T2 が進み、ライト
ワードアドレスポインタ12hにおいて、次のライトワ
ードポインタ部8RW2 にデータが移ることとなる。そ
して2行目以降のメモリセルにおいて1行目のメモリセ
ルで行ったと同様の動作が繰り返される。以上のように
してm行3列のメモリセルに書き込みが行われる。
【0242】次に正規のメモリセルに不良が存在する場
合のメモリセルからの読み出しについて説明する。この
場合も、書き込み動作と同様の動作を行う。そして、こ
のようにしてリードビットポインタ部17CR1 ではデ
ータが素通りして結局不良のメモリセルから読出は起こ
らない。
【0243】この時先頭アドレス制御回路100は、例
えばその構成が冗長回路も含めて4列であった場合は、
図4に示すような構成となる。そして、先頭アドレス制
御回路100の出力信号Y1〜Y4が先頭アドレス制御
信号Sに相当するが、それぞれがライトビットポインタ
部17CW1 〜17CW4 に入力し、また同時に、リー
ドビットポインタ部17CR1 〜17CR4に入力され
ていた場合を想定する。この時、1列目に不良のメモリ
セルが存在する場合には、出力信号Y1を“L”とする
ため図4の制御回路のレーザトリマ部26のヒューズ2
0a及びヒューズ20cを溶断し、ヒューズ20bはそ
のままにする。
【0244】実施例10. 次に、この発明の第10実施例について図23を用いて
説明する。図23はこの発明の第10実施例による半導
体記憶装置の一部を示すブロック図である。図23には
図1に示した半導体記憶装置の構成要素のうちメモリセ
ルアレイ1と入力用リングポインタ3と出力用リングポ
インタ5と制御回路6に相当する構成を示している。図
において、1は図9に示したマトリクス状に配設された
{m×(n+k)}個のメモリセル7を有したメモリセ
ルアレイと同様のメモリセルアレイ、7SCW1 〜7S
CWn+k 、7SCR1 〜7SCRn+k 、7SRW1 〜7
SRWm及び7SRR1 〜7SRRmは図9に示したと
同様の列側書き込みメモリセル選択線、列側読み出しメ
モリセル選択線、行側書き込みメモリセル選択線及び
側読み出しメモリセル選択線であり、11kは入力用リ
ングポインタを構成するライトビットアドレスポインタ
で、スペアメモリセル7aに接続されているライトビッ
トポインタ部17CW2 がスペア制御回路16によって
制御されている以外は図21に示したライトビットアド
レスポインタ11hと同様に構成されている。また、1
2kは入力用リングポインタを構成するライトワードア
ドレスポインタで、図21に示したライトワードアドレ
スポインタ12hと同等の働きをする。13kは出力用
リングポインタを構成するリードビットアドレスポイン
タで、スペアメモリセル7aに接続されているライトビ
ットポインタ部17CR2 がスペア制御回路によって制
御されている以外は図21に示したリードビットアドレ
スポインタ13hと同様に構成されている。14kは出
力用リングポインタを構成するリードワードアドレスポ
インタで、図21に示したリードワードアドレスポイン
タ14hと同等の働きをする。なお、このリードワード
アドレスポインタ14kはライトワードアドレスポイン
タ12kが兼用しても良いものであり、この場合、ライ
ワードアドレスポインタ12kは読み出し時に書き込
み用リセット信号/WRS及び書き込み用クロック信号
2 の代わりに読み出し用リセット信号/RRS及び読
み出し用クロック信号T4 によって制御されるものであ
る。
【0245】19CW1 〜19CWn+k 及び19CR1
〜19CRn+k は図21に示したと同様の第2のスイッ
チ回路である。但し、第2のスイッチ回路19CW2
び19CR2 はスペア制御回路16によって制御されて
いる。
【0246】15は図9に示したのと同様の構成の制御
回路、16は図9に示したとの同様の構成のスペア制御
回路である。また、ライトビットポインタ部17C
1 ,17CW2 及びリードビットポインタ部17CR
1 ,17CR2 が先頭アドレス制御回路101で制御さ
れている。なお先頭アドレス制御回路の構成は図14に
示された先頭アドレス制御回路101と同一の構成であ
る。
【0247】次に、上記のように構成されたこの発明の
第10実施例による半導体記憶装置の動作について説明
する。まず、メモリセルアレイ1における正規のメモリ
セル7に不良が存在しなかった場合とメモリセルアレイ
1の正規のメモリセル7のうち先頭アドレスとなる列の
メモリセル以外のメモリセルに不良が存在した場合の書
き込み読出動作については図20に示した第8実施例に
係る半導体記憶装置と同様の動作をする。
【0248】次に、メモリセルアレイ1における正規の
メモリセルの先頭アドレスを決定するメモリセルに不良
が存在する場合の書き込み動作について説明する。ここ
で説明を分かりやすくするためにメモリセルアレイ1が
m行4列のメモリセルアレイでそのうち2列目が冗長用
のスペアメモリセル列である場合について説明する。こ
こで不良の発生しているメモリセルが1列目のメモリセ
ルであるため、メモリセル列のうちの不良の発生してい
ないメモリセル列が選択されるようにするためライトビ
ットポインタ部17CW2 〜17CW4 を通常の動作状
態とすることが必要になる。そのためライトビットポイ
ンタ部17CW2 〜17CW4 、第1のスイッチ回路1
8CW2 〜18CW4 及び第2のスイッチ回路19CW
2 〜19CW4 に対して制御信号Cとして制御回路15
及びスペア制御回路16から“H”レベル電位を出力す
る。同時に不良のメモリセルが存在する1列目のメモリ
セルが選択されないようにするためライトビットポイン
タ部17CW1 のフリップフロップ回路としての動作を
止めて第1のスイッチ回路18CW1 を非導通状態とし
第2のスイッチ回路19CW1 を導通状態することが必
要となる。そのためライトビットポインタ部17C
1 、第1のスイッチ回路18CW1 及び第2のスイッ
チ回路19CW1 に対して制御信号Cとして制御回路1
5から“L”レベル電位を出力する。さらに、リセット
信号が入力されたとき、ライトビットアドレスポインタ
11kとリードビットアドレスポインタ13kとの先頭
アドレスを決定するライトビットポインタ部とリードビ
ットポインタ部を設定しなければならない。例えば、リ
セット信号/WRS,/RRSが入力されたときライト
ビットポインタ部17CW2 及びリードビットポインタ
部17CR2 を先頭アドレスとなるポインタ部とする場
合には、先頭アドレス制御回路101からライトビット
ポインタ部17CW2 、第1のスイッチ回路18CW2
及び第2のスイッチ回路19CW2 に対して先頭アドレ
ス制御信号として“H”レベル電位を出力する。
【0249】以上のように設定された状態において、ラ
イトビットアドレスポインタ11k及びライトワードア
ドレスポインタ12kにリセット信号/WRSが入力さ
れると、ライトビットポインタ部17CW1 はリップフ
ロップとして動作せず、ライトビットポインタ部17C
2 及びライトワードポインタ部8RW1 は第1のリセ
ット状態となり、ライトビットポインタ部17CW3
17CW4 及びライトワードポインタ部8RW2 〜8R
Wmは第2のリセット状態となる。そしてまず、ライト
ビットポインタ部17CW2 のメモリセル選択線7SC
2 とライトワードポインタ8RW1 のメモリセル選択
線7SRW1 との両方に同時に対応するメモリセルのみ
にデータが書き込まれる。
【0250】図21には示されていないが、図11に示
した入力回路2からメモリセルアレイ1に送られるデー
タが書き込まれることとなる。クロック信号T1 に同期
して次のライトビットポインタ部17CW3 にデータが
移り、メモリセル選択線7SCW3 からメモリセルを選
択するための信号が出力され、メモリセル選択線7SC
3 と7SRW1 との両方に同時に対応するメモリセル
のみにデータが書き込まれる。ライトビットポインタ部
17CW2 は冗長用のスペアメモリセル7aを選択する
ためのライトビットポインタ部であるがしかし、ライト
ビットポインタ部17CW2 はスペア制御回路16から
の制御信号Cによってフリップフロップとしての動作を
行うように設定されているためライトビットポインタ部
17CW2 でスペアメモリセル7aを選択するためのデ
ータが保持され、スペアメモリセル選択線7SC2から
スペアメモリセル7aを選択するための信号が出力され
る。次に、ライトビットポインタ部17CW4 で選択さ
れたメモリセルに書き込みが行われた後、ライトビット
ポインタ部17CW4 からメモリセルを選択するための
データがライトビットポインタ部17CW1 に対して出
力されるがこのデータは第2のスイッチ回路19CW1
を通してライトビットポインタ部17CW2に伝達され
る。このようにしてライトビットポインタ部17CW1
ではデータが素通りして不良のメモリセルは選択されな
い。通常このようにしてライトビットアドレスポインタ
11kをデータが一周するのに合わせてクロック信号T
2 が進み、ライトワードアドレスポインタ12kにおい
て、次のライトワードポインタ部8RW2 にデータが移
ることとなる。そして2行目以降のメモリセルにおいて
1行目のメモリセルで行ったと同様の動作が繰り返され
る。以上のようにしてメモリセルアレイ1のm行3列の
メモリセル全てに書き込みが行われる。
【0251】次に正規のメモリセルに不良が存在する場
合のメモリセルからの読み出しについて説明する。この
場合も、書き込み動作と同様にしてリードビットポイン
タ部17CR1 ではデータが素通りして結局不良のメモ
リセルから読出は起こらない。
【0252】この時、先頭アドレス制御回路101は、
例えばその構成が冗長回路も含めて4列であった場合
は、図4に示すような構成となる。そして、先頭アドレ
ス制御回路101の出力信号Y1〜Y4が先頭アドレス
制御信号Sに相当するが、それぞれがライトビットポイ
ンタ部17CW1 〜17CW4 に入力し、また同時に、
リードビットポインタ部17CR1 〜17CR4に入力
されていた場合を想定する。この時、1列目に不良のメ
モリセルが存在する場合には、出力信号Y1を“L”と
するため図4の制御回路のレーザトリマ部26のヒュー
ズ20a及びヒューズ20cを溶断し、ヒューズ20b
はそのままにする。
【0253】実施例11.次に、この発明の第11実施
例について図24を用いて説明する。第11実施例に
は、第9実施例の図21に示した半導体記憶装置の一部
分を変更した半導体記憶装置に関する例を示す。図21
に示した半導体記憶装置がライトビットポインタ部17
CW1 〜17CWn+k 及びリードビットポインタ部17
CR1 〜17CRn+k のすべてを先頭アドレス制御回路
100で制御しているのに対して、図24に示した半導
体記憶装置では、ライトビットポインタ部17CW2
びリードビットポインタ部17CR2 のみを先頭アドレ
ス制御回路103で制御している点が異なる。そのた
め、図24におけるライトビットアドレスポインタ11
mとリードビットアドレスポインタ13mは、ライトビ
ットポインタ部17CW1及びリードビットポインタ部
17CR1 として図8に示したフリップフロップ回路を
用い、ライトビットポインタ部17CW2 及びリードビ
ットポインタ部17CR2 として図22に示したフリッ
プフロップ回路を用い、ライトビットポインタ部17C
3 〜17CWn+k 及びリードビットポインタ部17C
3 〜17CRn+k として図19に示したフリップフロ
ップ回路を用いて構成する。
【0254】また、先頭アドレス制御回路103もライ
トビットポインタ部17CW2 とリードビットポインタ
部17CR2 を制御するので、図10に示すような簡易
な構成にすることができる。
【0255】実施例12. 次に、この発明の第12実施例について図25を用いて
説明する。第12実施例には、第10実施例の図23に
示した半導体記憶装置の一部分を変更した半導体記憶装
置に関する例を示す。図23に示した半導体記憶装置が
ライトビットポインタ部17CW1 〜17CWn+k 及び
リードビットポインタ部17CR1 〜17CRn+k のす
べてを先頭アドレス制御回路101で制御しているのに
対して、図25に示した半導体記憶装置では、ライトビ
ットポインタ部17CW2 及びリードビットポインタ部
17CR2 のみを先頭アドレス制御回路103で制御し
ている点が異なる。そのため、図25におけるライトビ
ットアドレスポインタ11pとリードビットアドレスポ
インタ13pは、ライトビットポインタ部17CW1
びリードビットポインタ部17CR1 として図8に示し
たフリップフロップ回路を用い、ライトビットポインタ
部17CW2 及びリードビットポインタ部17CR2
して図22に示したフリップフロップ回路を用い、ライ
トビットポインタ部17CW3 〜17CWn+k 及びリー
ドビットポインタ部17CR3 〜17CRn+k として図
19に示したフリップフロップ回路を用いて構成する。
【0256】また、先頭アドレス制御回路103もライ
トビットポインタ部17CW2 とリードビットポインタ
部17CR2 を制御するので、図10に示すような簡易
な構成にすることができる。
【0257】
【0258】
【0259】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の半導体記
憶装置によれば、少なくとも一つの行もしくは列に配設
され、それぞれが入力ノードと、出力ノードと、制御ノ
ードと、選択信号出力ノードと、状態設定信号入力端子
と、先頭アドレス制御信号入力端子とを有するととも
に、対応した入力ノードに入力されたデータを一時記憶
してこの一時記憶したデータを対応した出力ノードに伝
達するとともに一時記憶したデータによって上記対応し
た列もしくは対応した行に配設された複数のメモリセル
を選択するための信号を対応した選択信号出力ノードに
出力する選択部と、この選択部に対応して配設され、対
応した入力ノードに入力されたデータを直接対応した出
力ノードに伝達するためのデータスルー部とを有し、対
応した制御ノードに入力された制御信号によって対応し
た選択部及びデータスルー部の一方が動作状態に、他方
が非動作状態にされ、状態設定信号入力端子に入力され
た状態設定信号及び先頭アドレス制御信号入力端子に入
力された先頭アドレス制御信号に応じて記憶するデータ
を自己の内部で発生するかまたは記憶したデータを消去
するかを選択的に設定する先頭アドレス用メモリセル選
択部を有し、メモリセル選択手段における複数の制御ノ
ードに対してそれぞれ制御信号を出力し、上記メモリセ
ル選択手段における複数のメモリセル選択部及び先頭ア
ドレス用メモリセル選択部の少なくとも1つにおいて選
択部を非動作状態とするとともにデータスルー部を動作
状態とするため上記制御信号数よりも少ない数の信号に
基づいて制御信号を出力するプログラム可能に構成され
た制御手段を備えて構成されているので、どのメモリセ
ルに不良が発生した場合でもその不良の救済が行え、例
えばメモリセル選択部の数より少ないヒューズより構成
した信号作成手段等の出力する信号に基づいて制御信号
を作成して、メモリセル選択部の制御信号ノードに対し
て制御信号を出力することができる。従って、制御回路
の有する選択信号作成手段を構成するヒューズ等の信号
を作成する手段の数を削減することができ、半導体記憶
装置の占有面積を小さくすることができるという効果が
ある。また、制御手段を任意の場所に形成することがで
き、例えばヒューズ等の信号作成手段を用いる場合、レ
ーザブロウ等により信号作成手段の出力する信号を確定
するためのレーザブロウ等を容易に行える位置に制御手
段を構成でき、半導体記憶装置の製造が容易になるとい
う効果がある。
【0260】請求項2記載の半導体記憶装置によれば、
少なくとも一つの行もしくは列に配設され、それぞれが
入力ノードと、出力ノードと、制御ノードと、選択信号
出力ノードと、状態設定信号入力端子と、先頭アドレス
制御信号入力端子とを有するとともに、対応した入力ノ
ードに入力されたデータを一時記憶してこの一時記憶し
たデータを対応した出力ノードに伝達するとともに一時
記憶したデータによって上記対応した列もしくは対応し
た行に配設された複数のメモリセルを選択するための信
号を対応した選択信号出力ノードに出力する選択部と、
この選択部に対応して配設され、対応した入力ノードに
入力されたデータを直接対応した出力ノードに伝達する
ためのデータスルー部とを有し、対応した制御ノードに
入力された制御信号によって対応した選択部及びデータ
スルー部の一方が動作状態に、他方が非動作状態にさ
れ、状態設定信号入力端子に入力された状態設定信号及
び先頭アドレス制御信号入力端子に入力された先頭アド
レス制御信号によって記憶するデータを自己の内部で発
生するかまたは記憶したデータを消去するかを選択的に
設定する先頭アドレス用メモリセル選択部とを有し、メ
モリセル選択手段における第1のメモリセル選択部に対
応した複数の制御ノードに対してそれぞれ制御信号を出
力し、上記メモリセル選択手段における複数の第1のメ
モリセル選択部において選択部を非動作状態とするとと
もにデータスルー部を動作状態とするため上記制御信号
数よりも少ない数の信号に基づいて制御信号を選択的に
出力するプログラム可能に構成された制御手段、及びメ
モリセル選択手段における第2のメモリセル選択部に対
応した制御ノードに対して制御信号を出力し、上記メモ
リセル選択手段における第2のメモリセル選択部におい
て選択部を動作状態とするとともにデータスルー部を非
動作状態とするため制御信号を出力するプログラム可能
に構成された先頭アドレス用制御手段を備えて構成され
ているので、例えばメモリセル選択部の数より少ないヒ
ューズより構成した信号作成手段等の出力する信号に基
づいて制御信号を作成して、メモリセル選択部の制御信
号ノードに対して制御信号を出力することができる。従
って、制御回路の有する選択信号作成手段を構成するヒ
ューズ等の信号を作成する手段の数を削減することがで
き、半導体記憶装置の占有面積を小さくすることができ
るという効果がある。また、制御手段を任意の場所に形
成することができ、例えばヒューズ等の信号作成手段を
用いる場合、レーザブロウ等により信号作成手段の出力
する信号を確定するためのレーザブロウ等を容易に行え
る位置に制御手段を構成でき、半導体記憶装置の製造が
容易になるという効果がある。さらに、メモリセルに不
具合が発生しない場合には制御手段に対して操作をする
必要がなく製造工程の簡略化を図れるという効果があ
る。
【0261】
【0262】請求項3記載の半導体記憶装置によれば、
フリップフロップ回路に対応する複数の制御信号出力端
子と、複数のフリップフロップ回路のうちの任意のフリ
ップフロップ回路を選択するためのフリップフロップ選
択信号を作成する選択信号作成手段と、フリップフロッ
プ選択信号をデコードして各制御信号出力端子に第1ま
たは第2の制御信号を出力するデコード手段とを有し、
各フリップフロップ回路の制御端子に制御信号出力端子
を接続し、各制御端子から出力される第1または第2の
制御信号によりデータスルー回路を制御してフリップフ
ロップ回路内のデータ伝達経路を選択する制御回路、及
び、スペアフリップフロップ回路に対応するスペア制御
信号出力端子を有し、スペアフリップフロップ回路のス
ペア制御端子にスペア制御信号出力端子を接続し、スペ
ア制御信号出力端子より出力される第1または第2のス
ペア制御信号によってスペアデータスルー回路を制御し
てスペアフリップフロップ回路内のデータ伝達経路を選
択するスペア制御回路を備え、フリップフロップ回路
は、制御端子に入力された第1の制御信号に応じてデー
タスルー回路により入力端子から入力されたデータを直
接出力端子へ通過させる第1の状態となり、制御端子に
入力された第2の制御信号に応じてデータスルー回路に
より入力端子から入力されたデータを直接出力端子へは
通過させず、入力端子から入力された信号により選択信
号出力端子からメモリセルを選択する信号を出力する第
2の状態となり、スペアフリップフロップ回路は、スペ
ア制御端子に入力された第1のスペア制御信号に応じて
スペアデータスルー回路によりスペア入力端子から入力
されたデータを直接スペア出力端子へは通過させず、ス
ペア入力端子から入力された信号によりスペア選択信号
出力端子からスペアメモリセルを選択する信号を出力す
る第1の状態となり、スペア制御端子に入力された第2
のスペア制御信号に応じてスペアデータスルー回路によ
りスペア入力端子から入力されたデータを直接スペア出
力端子へ通過させる第2の状態となるように構成されて
いるので、例えばフリップフロップ回路の数より少ない
ヒューズ等により構成した選択信号作成手段を用いてフ
リップフロップ選択信号を作成し、該フリップフロップ
選択信号をデコード手段でデコードして、制御信号出力
端子より各前記フリップフロップ回路に対して第1また
は第2の制御信号を出力することができる。従って、制
御回路の有する選択信号作成手段を構成するヒューズ等
の数を削減することができ、半導体記憶装置の占有面積
を小さくすることができるという効果がある。また、制
御回路を任意の場所に形成することができ、例えばレー
ザブロウ等により選択信号作成手段の出力するフリップ
フロップ選択信号を確定する場合、レーザブロウ等を容
易に行える位置に制御回路を構成でき、半導体記憶装置
の製造が容易になるという効果がある。
【0263】請求項4記載の半導体記憶装置によれば、
複数の第1及び第2のスイッチ回路にそれぞれ対応した
複数の制御信号出力端子と、複数のフリップフロップ回
路のうちの任意のフリップフロップ回路を選択するため
のフリップフロップ選択信号を作成する選択信号作成手
段と、フリップフロップ選択信号をデコードして各制御
信号出力端子に第1または第2の制御信号を出力するデ
コード手段とを有し、第1及び第2のスイッチ回路の制
御端子に制御信号出力端子を接続し、各制御信号出力端
子から各制御端子へ出力される第1または第2の制御信
号により第1及び第2のスイッチ回路を制御して、第1
のスイッチ回路をオフし第2のスイッチ回路をオンさせ
る第1の状態と、第1のスイッチ回路をオンし第2のス
イッチ回路をオフさせる第2の状態とを選択する制御回
路を備えて構成されており、例えばフリップフロップ回
路の数より少ないヒューズ等により構成した選択信号作
成手段を用いてフリップフロップ選択信号を作成し、該
フップフロップ選択信号をデコード手段でデコードし
て、前記制御信号出力端子より各前記フリップフロップ
回路に対応する第1及び第2のスイッチ回路に対して第
1または第2の制御信号を出力することができる。従っ
て、制御回路の有する選択信号作成手段を構成するヒュ
ーズ等の数を削減することができ、半導体記憶装置の占
有面積を小さくすることができるという効果がある。ま
た、制御回路を任意の場所に形成することができ、例え
ばレーザブロウ等により選択信号作成手段の出力するフ
リップフロップ選択信号を確定する場合、レーザブロウ
等を容易に行える位置に制御回路を構成でき、半導体記
憶装置の製造が容易になるという効果がある。
【0264】請求項5記載の半導体記憶装置によれば、
複数の第1及び第2のスイッチ回路にそれぞれ対応した
複数の制御信号出力端子と、複数のフリップフロップ回
路のうちの任意のフリップフロップ回路を選択するため
のフリップフロップ選択信号を作成する選択信号作成手
段と、フリップフロップ選択信号をデコードして各制御
信号出力端子に第1または第2の制御信号を出力するデ
コード手段とを有し、第1及び第2のスイッチ回路の制
御端子に制御信号出力端子を接続し、各制御信号出力端
子から各制御端子へ出力される第1または第2の制御信
号により第1及び第2のスイッチ回路を制御して、第1
のスイッチ回路をオフし第2のスイッチ回路をオンさせ
る第1の状態と、第1のスイッチ回路をオンし第2のス
イッチ回路をオフさせる第2の状態とを選択する制御回
路、及び、第1及び第2のスペアスイッチ回路にそれぞ
れ対応したスペア制御信号出力端子を有し、第1及び第
2のスペアスイッチ回路のスペア制御端子とスペア制御
信号出力端子とを接続し、各スペア制御端子へ出力され
る第1または第2の制御信号により第1及び第2のスペ
アスイッチ回路を制御して第1のスペアスイッチ回路を
オンし、第2のスペアスイッチ回路をオフさせる第1の
状態と、第1のスペアスイッチ回路をオフし、第2のス
ペアスイッチ回路をオンさせる第2の状態とを選択する
スペア制御回路を備えて構成されているので、例えばフ
リップフロップ回路の数より少ないヒューズ等により構
成した選択信号作成手段を用いてフリップフロップ選択
信号を作成し、該フップフロップ選択信号をデコード手
段でデコードして、前記制御信号出力端子より各前記フ
リップフロップ回路に対応する第1及び第2のスイッチ
回路に対して第1または第2の制御信号を出力すること
ができる。従って、制御回路の有する選択信号作成手段
を構成するヒューズ等の数を削減することができ、半導
体記憶装置の占有面積を小さくすることができるという
効果がある。また、制御回路を任意の場所に形成するこ
とができ、例えばレーザブロウ等により選択信号作成手
段の出力するフリップフロップ選択信号を確定する場
合、レーザブロウ等を容易に行える位置に制御回路を構
成でき、半導体記憶装置の製造が容易になるという効果
がある。
【0265】請求項6記載の半導体記憶装置によれば、
フリップフロップ回路に対応する複数の制御信号出力端
子と、複数のフリップフロップ回路のうちの任意のフリ
ップフロップ回路を選択するためのフリップフロップ選
択信号を作成する選択信号作成手段と、フリップフロッ
プ選択信号をデコードして各制御信号出力端子に第1ま
たは第2の制御信号を出力するデコード手段とを有し、
各フリップフロップ回路の制御端子に制御信号出力端子
を接続し、各制御端子から出力される第1または第2の
制御信号によりデータスルー回路を制御してフリップフ
ロップ回路内のデータ伝達経路を選択する制御回路、及
び、フリップフロップ回路のうちの少なくとも一つのフ
リップフロップ回路に接続された少なくとも一つの先頭
アドレス制御信号出力端子を有し、先頭アドレス制御信
号出力端子に接続されたフリップフロップ回路のうち任
意のひとつのフリップフロップ回路を指定する先頭アド
レス制御信号を作成して、先頭アドレス制御信号出力端
子から出力する先頭アドレス制御回路を備えて構成され
ているので、例えばフリップフロップ回路の数より少な
いヒューズ等により構成した選択信号作成手段を用いて
フリップフロップ選択信号を作成し、該フップフロップ
選択信号をデコード手段でデコードして、前記制御信号
出力端子より各前記フリップフロップ回路に対応する第
1及び第2のスイッチ回路に対して第1または第2の制
御信号を出力することができる。従って、制御回路の有
する選択信号作成手段を構成するヒューズ等の数を削減
することができ、半導体記憶装置の占有面積を小さくす
ることができるという効果がある。また、制御回路を任
意の場所に形成することができ、例えばレーザブロウ等
により選択信号作成手段の出力するフリップフロップ選
択信号を確定する場合、レーザブロウ等を容易に行える
位置に制御回路を構成でき、半導体記憶装置の製造が容
易になるという効果がある。
【0266】さらに、メモリセルアレイ内の先頭アドレ
スを指定するフリップフロップ回路に対応したメモリセ
ルに不良が発生している場合は、先頭アドレス制御回路
により先頭アドレスを指定するフリップフロップ回路を
容易に変更することができ、先頭アドレスの指定が容易
になるという効果がある。
【0267】請求項7記載の半導体記憶装置によれば、
フリップフロップ回路に対応する複数の制御信号出力端
子と、複数のフリップフロップ回路のうちの任意のフリ
ップフロップ回路を選択するためのフリップフロップ選
択信号を作成する選択信号作成手段と、フリップフロッ
プ選択信号をデコードして各制御信号出力端子に第1ま
たは第2の制御信号を出力するデコード手段とを有し、
各フリップフロップ回路の制御端子に制御信号出力端子
を接続し、各制御端子から出力される第1または第2の
制御信号によりデータスルー回路を制御してフリップフ
ロップ回路内のデータ伝達経路を選択する制御回路、ス
ペアフリップフロップ回路に対応するスペア制御信号出
力端子を有し、スペアフリップフロップ回路のスペア制
御端子にスペア制御信号出力端子を接続し、スペア制御
信号出力端子より出力される第1または第2のスペア制
御信号によってスペアデータスルー回路を制御してスペ
アフリップフロップ回路内のデータ伝達経路を選択する
スペア制御回路、及び、フリップフロップ回路及びスペ
アフリップフロップ回路のうちの少なくとも一つのフリ
ップフロップ回路に接続された少なくとも一つの先頭ア
ドレス制御信号出力端子を有し、先頭アドレス制御出力
端子に接続されたフリップフロップ回路及びスペアフリ
ップフロップ回路のうち任意のひとつのフリップフロッ
プ回路を指定する先頭アドレス制御信号を作成して、先
頭アドレス制御信号出力端子から出力する先頭アドレス
制御回路を備えて構成されているので、例えばフリップ
フロップ回路の数より少ないヒューズ等により構成した
選択信号作成手段を用いてフリップフロップ選択信号を
作成し、該フリップフロップ選択信号をデコード手段で
デコードして、制御信号出力端子より各前記フリップフ
ロップ回路に対して第1または第2の制御信号を出力す
ることができる。従って、制御回路の有する選択信号作
成手段を構成するヒューズ等の数を削減することがで
き、半導体記憶装置の占有面積を小さくすることができ
るという効果がある。また、制御回路を任意の場所に形
成することができ、例えばレーザブロウ等により選択信
号作成手段の出力するフリップフロップ選択信号を確定
する場合、レーザブロウ等を容易に行える位置に制御回
路を構成でき、半導体記憶装置の製造が容易になるとい
う効果がある。
【0268】さらに、メモリセルアレイ内の先頭アドレ
スを指定するフリップフロップ回路に対応したメモリセ
ルに不良が発生している場合は、先頭アドレス制御回路
により先頭アドレスを指定するフリップフロップ回路を
容易に変更することができ、先頭アドレスの指定が容易
になるという効果がある。
【0269】請求項8記載の半導体記憶装置によれば、
複数の第1及び第2のスイッチ回路にそれぞれ対応した
複数の制御信号出力端子と、複数のフリップフロップ回
路のうちの任意のフリップフロップ回路を選択するため
のフリップフロップ選択信号を作成する選択信号作成手
段と、フリップフロップ選択信号をデコードして各制御
信号出力端子に第1または第2の制御信号を出力するデ
コード手段とを有し、第1及び第2のスイッチ回路の制
御端子に制御信号出力端子を接続し、各制御信号出力端
子から各制御端子へ出力される第1または第2の制御信
号により第1及び第2のスイッチ回路を制御して、第1
のスイッチ回路をオフし第2のスイッチ回路をオンさせ
る第1の状態と、第1のスイッチ回路をオンし第2のス
イッチ回路をオフさせる第2の状態とを選択する制御回
路、及び、フリップフロップ回路のうちの少なくとも一
つのフリップフロップ回路に接続された少なくとも一つ
の先頭アドレス制御信号出力端子を有し、先頭アドレス
制御出力端子に接続されたフリップフロップ回路のうち
任意のひとつのフリップフロップ回路を指定する先頭ア
ドレス制御信号を作成して、先頭アドレス制御信号出力
端子から出力する先頭アドレス制御回路を備えて構成さ
れているので、例えばフリップフロップ回路の数より少
ないヒューズ等により構成した選択信号作成手段を用い
てフリップフロップ選択信号を作成し、該フップフロッ
プ選択信号をデコード手段でデコードして、前記制御信
号出力端子より各前記フリップフロップ回路に対応する
第1及び第2のスイッチ回路に対して第1または第2の
制御信号を出力することができる。従って、制御回路の
有する選択信号作成手段を構成するヒューズ等の数を削
減することができ、半導体記憶装置の占有面積を小さく
することができるという効果がある。また、制御回路を
任意の場所に形成することができ、例えばレーザブロウ
等により選択信号作成手段の出力するフリップフロップ
選択信号を確定する場合、レーザブロウ等を容易に行え
る位置に制御回路を構成でき、半導体記憶装置の製造が
容易になるという効果がある。
【0270】また、メモリセルアレイ内の先頭アドレス
を指定するフリップフロップ回路に対応したメモリセル
に不良が発生している場合は、先頭アドレス制御回路に
より先頭アドレスを指定するフリップフロップ回路を容
易に変更することができ、先頭アドレスの指定が容易に
なるという効果がある。
【0271】請求項9記載の半導体記憶装置によれば、
複数の第1及び第2のスイッチ回路にそれぞれ対応した
複数の制御信号出力端子と、複数のフリップフロップ回
路のうちの任意のフリップフロップ回路を選択するため
のフリップフロップ選択信号を作成する選択信号作成手
段と、フリップフロップ選択信号をデコードして各制御
信号出力端子に第1または第2の制御信号を出力するデ
コード手段とを有し、第1及び第2のスイッチ回路の制
御端子に制御信号出力端子を接続し、各制御信号出力端
子から各制御端子へ出力される第1または第2の制御信
号により第1及び第2のスイッチ回路を制御して、第1
のスイッチ回路をオフし第2のスイッチ回路をオンさせ
る第1の状態と、第1のスイッチ回路をオンし第2のス
イッチ回路をオフさせる第2の状態とを選択する制御回
路、第1及び第2のスペアスイッチ回路にそれぞれ対応
したスペア制御信号出力端子を有し、第1及び第2のス
ペアスイッチ回路のスペア制御端子とスペア制御信号出
力端子とを接続し、各スペア制御端子へ出力される第1
または第2の制御信号により第1及び第2のスペアスイ
ッチ回路を制御して第1のスペアスイッチ回路をオン
し、第2のスペアスイッチ回路をオフさせる第1の状態
と、第1のスペアスイッチ回路をオフし、第2のスペア
スイッチ回路をオンさせる第2の状態とを選択するスペ
ア制御回路、及び、フリップフロップ回路及びスペアフ
リップフロップ回路のうちの少なくとも一つのフリップ
フロップ回路に接続された少なくとも一つの先頭アドレ
ス制御信号出力端子を有し、先頭アドレス制御出力端子
に接続されたフリップフロップ回路のうち任意のひとつ
のフリップフロップ回路を指定する先頭アドレス制御信
号を作成して、先頭アドレス制御信号出力端子から出力
する先頭アドレス制御回路を備えて構成されいるので、
例えばフリップフロップ回路の数より少ないヒューズ等
により構成した選択信号作成手段を用いてフリップフロ
ップ選択信号を作成し、該フップフロップ選択信号をデ
コード手段でデコードして、前記制御信号出力端子より
各前記フリップフロップ回路に対応する第1及び第2の
スイッチ回路に対して第1または第2の制御信号を出力
することができる。従って、制御回路の有する選択信号
作成手段を構成するヒューズ等の数を削減することがで
き、半導体記憶装置の占有面積を小さくすることができ
るという効果がある。また、制御回路を任意の場所に形
成することができ、例えばレーザブロウ等により選択信
号作成手段の出力するフリップフロップ選択信号を確定
する場合、レーザブロウ等を容易に行える位置に制御回
路を構成でき、半導体記憶装置の製造が容易になるとい
う効果がある。
【0272】さらに、メモリセルアレイ内の先頭アドレ
スを指定するフリップフロップ回路に対応したメモリセ
ルに不良が発生している場合は、先頭アドレス制御回路
により先頭アドレスを指定するフリップフロップ回路を
容易に変更することができ、先頭アドレスの指定が容易
になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体記憶装置の概要を示すブロッ
ク図である。
【図2】この発明の第1実施例による半導体記憶装置の
一部を示すブロック図である。
【図3】図2に示された半導体記憶装置に使用される制
御回路の構成の一例を示す回路図である。
【図4】図2に示された半導体記憶装置に使用される制
御回路の構成の他の例を示す回路図である。
【図5】図2に示された半導体記憶装置に使用されるデ
ータスルー回路を内蔵したフリップフロップ回路の構成
を示す回路図である。
【図6】この発明の第1実施例の半導体記憶装置に使用
されるデータスルー回路を内蔵したフリップフロップ回
路の他の構成を示す回路図である。
【図7】図2に示された半導体記憶装置に使用されるフ
リップフロップ回路の構成を示す回路図である。
【図8】図2に示された半導体記憶装置に使用されるフ
リップフロップ回路の構成を示す回路図である。
【図9】この発明の第2実施例による半導体記憶装置の
一部を示すブロック図である。
【図10】図9に示された半導体記憶装置に使用される
スペア制御回路の構成の他の例を示す回路図である。
【図11】この発明の半導体記憶装置の他の概要を示す
回路図である。
【図12】この発明の第3実施例による半導体記憶装置
の一部を示すブロック図である。
【図13】図12に示された半導体記憶装置に使用され
るデータスルー回路を内蔵したフリップフロップ回路の
構成を示す回路図である。
【図14】この発明の第4実施例による半導体記憶装置
の一部を示すブロック図である。
【図15】図14に示された半導体記憶装置に使用され
る先頭アドレス制御回路の構成の他の例を示す回路図で
ある。
【図16】この発明の第5実施例による半導体記憶装置
の一部を示すブロック図である。
【図17】この発明の第6実施例による半導体記憶装置
の一部を示すブロック図である。
【図18】この発明の第7実施例による半導体記憶装置
の一部を示すブロック図である。
【図19】図18に示された半導体記憶装置に使用され
るフリップフロップ回路の構成を示す回路図である。
【図20】この発明の第8実施例による半導体記憶装置
の一部を示すブロック図である。
【図21】この発明の第9実施例による半導体記憶装置
の一部を示すブロック図である。
【図22】図20に示された半導体記憶装置に使用され
るフリップフロップ回路の構成を示す回路図である。
【図23】この発明の第10実施例による半導体記憶装
置の一部を示すブロック図である。
【図24】この発明の第11実施例による半導体記憶装
置の一部を示すブロック図である。
【図25】この発明の第12実施例による半導体記憶装
置の一部を示すブロック図である。
【図26】従来の半導体記憶装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 入力回路 3 入力用リングポインタ 4 出力回路 5 出力用リングポインタ 6 制御回路 7 メモリセル 7a スペアメモリセル 7SCW1 〜7SCWm ,7SCR1 〜7SCRm
モリセル選択線 7SRW1 〜7SRWm ,7SRR1 〜7SRRm
モリセル選択線 10 制御回路 11,11a〜11p ライトビットアドレスポインタ 12,12a〜12p ライトワードアドレスポインタ 13,13a〜13p リードビットアドレスポインタ 14,14a〜14p リードワードアドレスポインタ 15 制御回路 16 スペア制御回路 18SCW1 〜18SCWm 第1のスイッチ回路 18SCR1 〜18SCRm 第1のスイッチ回路 19SCW1 〜19SCWm 第2のスイッチ回路 19SCR1 〜19SCRm 第2のスイッチ回路 30,71 制御信号入力端子 31,45,55,72 クロック信号入力端子 32,46,56,73 入力端子 33,47,57,74 出力端子 39,48,58,69 リセット信号入力端子 100,101,103 先頭アドレス制御回路

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)複数行複数列にマトリクス状に配
    設された複数のメモリセル、 (b)複数行もしくは複数列に配設され、それぞれが入
    力ノードと、出力ノードと、制御ノードと、選択信号出
    力ノードと、状態設定信号入力端子とを有するととも
    に、対応した入力ノードに入力されたデータを一時記憶
    してこの一時記憶したデータを対応した出力ノードに伝
    達するとともに一時記憶したデータによって上記対応し
    た列もしくは対応した行に配設された複数のメモリセル
    を選択するための信号を対応した選択信号出力ノードに
    出力する選択部と、この選択部に対応して配設され、対
    応した入力ノードに入力されたデータを直接対応した出
    力ノードに伝達するためのデータスルー部とを有し、対
    応した制御ノードに入力された制御信号によって対応し
    た選択部及びデータスルー部の一方が動作状態に、他方
    が非動作状態にされ、状態設定信号入力端子に入力され
    た状態設定信号に応じて記憶するデータを自己の内部で
    発生するかまたは記憶したデータを消去するかの所定の
    設定を行う複数のメモリセル選択部と、 少なくとも一つの行もしくは列に配設され、それぞれが
    入力ノードと、出力ノードと、制御ノードと、選択信号
    出力ノードと、状態設定信号入力端子と、先頭アドレス
    制御信号入力端子とを有するとともに、対応した入力ノ
    ードに入力されたデータを一時記憶してこの一時記憶し
    たデータを対応した出力ノードに伝達するとともに一時
    記憶したデータによって上記対応した列もしくは対応し
    た行に配設された複数のメモリセルを選択するための信
    号を対応した選択信号出力ノードに出力する選択部と、
    この選択部に対応して配設され、対応した入力ノードに
    入力されたデータを直接対応した出力ノードに伝達する
    ためのデータスルー部とを有し、対応した制御ノードに
    入力された制御信号によって対応した選択部及びデータ
    スルー部の一方が動作状態に、他方が非動作状態にさ
    れ、状態設定信号入力端子に入力された状態設定信号及
    び先頭アドレス制御信号入力端子に入力された先頭アド
    レス制御信号に応じて記憶するデータを自己の内部で発
    生するかまたは記憶したデータを消去するかを選択的に
    設定する先頭アドレス用メモリセル選択部とを有し、 これらメモリセル選択部及び先頭アドレス用メモリセル
    選択部の入力ノードと 出力ノードとが直列に接続されてループ状に構成された
    メモリセル選択手段、(c)前記メモリセル選択手段に
    おける複数の制御ノードに対してそれぞれ制御信号を出
    力し、上記メモリセル選択手段における複数のメモリセ
    ル選択部及び先頭アドレス用メモリセル選択部の少なく
    とも一つにおいて選択部を非動作状態とするとともにデ
    ータスルー部を動作状態とするため上記制御信号数より
    も少ない数の信号に基づいて制御信号を出力するプログ
    ラム可能に構成された制御手段、を備えた半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 (a)複数行複数列にマトリクス状に配
    設された複数のメモリセル、 (b)複数行もしくは複数列に配設され、それぞれが入
    力ノードと、出力ノードと、制御ノードと、選択信号出
    力ノードと、状態設定信号入力端子とを有するととも
    に、対応した入力ノードに入力されたデータを一時記憶
    してこの一時記憶したデータを対応した出力ノードに伝
    達するとともに一時記憶したデータによって上記対応し
    た列もしくは対応した行に配設された複数のメモリセル
    を選択するための信号を対応した選択信号出力ノードに
    出力する選択部と、この選択部に対応して配設され、対
    応した入力ノードに入力されたデータを直接対応した出
    力ノードに伝達するためのデータスルー部とを有し、対
    応した制御ノードに入力された制御信号によって対応し
    た選択部及びデータスルー部の一方が動作状態に、他方
    が非動作状態にされ、状態設定信号入力端子に入力され
    た状態設定信号によって記憶するデータを自己の内部で
    発生するかまたは記憶したデータを消去する複数の第1
    のメモリセル選択部と、 少なくとも一つの行もしくは列に配設され、それぞれが
    入力ノードと、出力ノードと、制御ノードと、選択信号
    出力ノードと、状態設定信号入力端子と、先頭アドレス
    制御信号入力端子とを有するとともに、対応した入力ノ
    ードに入力されたデータを一時記憶してこの一時記憶し
    たデータを対応した出力ノードに伝達するとともに一時
    記憶したデータによって上記対応した列もしくは対応し
    た行に配設された複数のメモリセルを選択するための信
    号を対応した選択信号出力ノードに出力する選択部と、
    この選択部に対応して配設され、対応した入力ノードに
    入力されたデータを直接対応した出力ノードに伝達する
    ためのデータスルー部とを有し、対応した制御ノードに
    入力された制御信号によって対応した選択部及びデータ
    スルー部の一方が動作状態に、他方が非動作状態にさ
    れ、状態設定信号入力端子に入力された状態設定信号及
    び先頭アドレス制御信号入力端子に入力された先頭アド
    レス制御信号によって記憶するデータを自己の内部で発
    生するかまたは記憶したデータを消去するかを選択的に
    設定する第2のメモリセル選択部とを有し、 これら第1のメモリセル選択部及び第2のメモリセル選
    択部の入力ノードと出力ノードとが直列に接続されてル
    ープ状に構成されたメモリセル選択手段、 (c)前記メモリセル選択手段における第1のメモリセ
    ル選択部に対応した複数の制御ノードに対してそれぞれ
    制御信号を出力し、上記メモリセル選択手段における複
    数の第1のメモリセル選択部において選択部を非動作状
    態とするとともにデータスルー部を動作状態とするため
    上記制御信号数よりも少ない数の信号に基づいて制御信
    号を選択的に出力するプログラム可能に構成された制御
    手段、 (d)前記メモリセル選択手段における第2のメモリセ
    ル選択部に対応した制御ノードに対して制御信号を出力
    し、上記メモリセル選択手段における第2のメモリセル
    選択部において選択部を動作状態とするとともにデータ
    スルー部を非動作状態とするため制御信号を出力するプ
    ログラム可能に構成された先頭アドレス用制御手段、 を備えた半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 (a)複数のメモリセルで構成されたメ
    モリセルアレイ、 (b)少なくとも一つのスペアメモリセル、 (c)複数の前記メモリセルのうちデータの読出もしく
    は書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達する
    複数のメモリセル選択線、 (d)前記スペアメモリセルに記憶されたデータの読出
    もしくは書き込みを行うスペアメモリセルを選択する信
    号を伝達するスペアメモリセル選択線、 (e)入力端子と、出力端子と、制御端子と、対応する
    前記メモリセル選択線に接続した選択信号出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子に接続したデータスルー回
    路とを持つ複数のフリップフロップ回路と、スペア入力
    端子と、スペア出力端子と、スペア制御端子と、対応す
    る前記スペアメモリセル選択線に接続したスペア選択信
    号出力端子と、前記スペア入力端子と前記スペア出力端
    子とに接続したスペアデータスルー回路とを持つスペア
    フリップフロップ回路とを有し、複数の前記フリップフ
    ロップ回路及び前記スペアフリプフロップ回路を直列に
    接続してループ状に構成したアドレスポインタ、 (f)前記フリップフロップ回路に対応する複数の制御
    信号出力端子と、複数の前記フリップフロップ回路のう
    ちの任意のフリップフロップ回路を選択するためのフリ
    ップフロップ選択信号を作成する選択信号作成手段と、
    前記フリップフロップ選択信号をデコードして前記各制
    御信号出力端子に第1または第2の制御信号を出力する
    デコード手段とを有し、各前記フリップフロップ回路の
    前記制御端子に制御信号出力端子を接続し、前記各制御
    端子から出力される前記第1または第2の制御信号によ
    り前記データスルー回路を制御して前記フリップフロッ
    プ回路内のデータ伝達経路を選択する制御回路、 (g)前記スペアフリップフロップ回路に対応するスペ
    ア制御信号出力端子を有し、前記スペアフリップフロッ
    プ回路の前記スペア制御端子にスペア制御信号出力端子
    を接続し、前記スペア制御信号出力端子より出力される
    第1または第2のスペア制御信号によって前記スペアデ
    ータスルー回路を制御して前記スペアフリップフロップ
    回路内のデータ伝達経路を選択するスペア制御回路、 を備え、 前記フリップフロップ回路は、前記制御端子に入力され
    た第1の制御信号に応じて前記データスルー回路により
    前記入力端子から入力されたデータを直接前記出力端子
    へ通過させる第1の状態となり、前記制御端子に入力さ
    れた第2の制御信号に応じて前記データスルー回路によ
    り前記入力端子から入力されたデータを直接前記出力端
    子へは通過させず、前記入力端子から入力された信号に
    より前記選択信号出力端子から前記メモリセルを選択す
    る信号を出力する第2の状態となり、 前記スペアフリップフロップ回路は、前記スペア制御端
    子に入力された前記第1のスペア制御信号に応じて前記
    スペアデータスルー回路により前記スペア入力端子から
    入力されたデータを直接前記スペア出力端子へは通過さ
    せず、前記スペア入力端子から入力された信号により前
    記スペア選択信号出力端子から前記スペアメモリセルを
    選択する信号を出力する第1の状態となり、前記スペア
    制御端子に入力された前記第2のスペア制御信号に応じ
    て前記スペアデータスルー回路により前記スペア入力端
    子から入力されたデータを直接前記スペア出力端子へ通
    過させる第2の状態となる、半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】(a)複数のメモリセルで構成されたメモ
    リセルアレイ、 (b)複数の前記メモリセルのうちデータの読出もしく
    は書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達する
    複数のメモリセル選択線、 (c)入力端子及び出力端子を持つ複数のフリップフロ
    ップ回路と第1の端子、第2の端子及び制御端子を持つ
    複数の第1のスイッチ回路とを有し、前記フリップフロ
    ップ回路と前記スイッチ回路とを交互に接続してループ
    を構成し、該ループにおいて前記フリップフロップ回路
    の入力端子に前記第1のスイッチ回路の第2の端子を接
    続しあるいは前記フリップフロップ回路の出力端子に前
    記第1のスイッチ回路の第1の端子を接続し、前記各メ
    モリセル選択線を前記フリップフロップ回路の出力端子
    と前記第1のスイッチ回路の第1の端子との接続点に各
    々接続したアドレスポインタ、 (d)第1の端子、第2の端子及び制御端子を持ち、前
    記第1の端子を前記フリップフロップ回路の入力端子に
    接続し、前記第2の端子を該フリップフロップ回路の出
    力端子に接続する前記第1のスイッチ回路の第1の端子
    に接続した複数の第2のスイッチ回路、 (e)複数の前記第1及び第2のスイッチ回路にそれぞ
    れ対応した複数の制御信号出力端子と、複数の前記フリ
    ップフロップ回路のうちの任意のフリップフロップ回路
    を選択するためのフリップフロップ選択信号を作成する
    選択信号作成手段と、前記フリップフロップ選択信号を
    デコードして前記各制御信号出力端子に第1または第2
    の制御信号を出力するデコード手段とを有し、前記第1
    及び第2のスイッチ回路の制御端子に前記制御信号出力
    端子を接続し、前記各制御信号出力端子から前記各制御
    端子へ出力される前記第1または第2の制御信号により
    前記第1及び第2のスイッチ回路を制御して、前記第1
    のスイッチ回路をオフし前記第2のスイッチ回路をオン
    させる第1の状態と、前記第1のスイッチ回路をオンし
    前記第2のスイッチ回路をオフさせる第2の状態とを選
    択する制御回路、 を備える半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 (a)複数のメモリセルで構成されたメ
    モリセルアレイ、 (b)少なくとも一つのスペアメモリセル、 (c)複数の前記メモリセルのうちデータの読み出しも
    しくは書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達
    する複数のメモリセル選択線、 (d)前記スペアメモリセルに記憶されたデータの読み
    出しもしくは書き込みを行うスペアメモリセルを選択す
    る信号を伝達するスペアメモリセル選択線、 (e)入力端子及び出力端子を持つ複数のフリップフロ
    ップ回路と、スペア入力端子及びスペア出力端子を持つ
    スペアフリップフロップ回路と、第1の端子、第2の端
    子及び制御端子を持つ複数の第1のスイッチ回路と、第
    1のスペア端子、第2のスペア端子及びスペア制御端子
    を有する第1のスペアスイッチ回路とを有し、前記フリ
    ップフロップ回路と前記スイッチ回路とを交互に接続し
    てループを構成し、該ループにおいて前記フリップフロ
    ップ回路の入力端子に前記第1のスイッチ回路の第2の
    端子を接続しあるいは前記フリップフロップ回路の出力
    端子に前記第1のスイッチ回路の第1の端子を接続し、
    さらに前記スペアフリップフロップ回路のスペア出力端
    子に前記第1のスペアスイッチ回路の第1のスペア端子
    を接続してなる少なくとも一つの回路を前記フリップフ
    ロップ回路の入力端子と前記第1のスイッチ回路の第2
    の端子との間に挿入し、前記各メモリセル選択線を前記
    フリップフロップ回路の出力端子と前記第1のスイッチ
    回路の第1の端子との接続点あるいは前記スペアフリッ
    プフロップ回路のスペア出力端子と前記第1のスペアス
    イッチ回路の第1のスペア端子に各々接続したアドレス
    ポインタ、 (f)第1の端子、第2の端子及び制御端子を持ち、前
    記第1の端子を前記フリップフロップ回路の入力端子に
    接続し、前記第2の端子を該フリップフロップ回路の出
    力端子に接続する前記第1のスイッチ回路の第1の端子
    に接続した複数の第2のスイッチ回路、 (g)第1のスペア端子、第2のスペア端子及びスペア
    制御端子を持ち、前記第1のスペア端子を前記スペアフ
    リップフロップ回路のスペア入力端子に接続し、前記第
    2のスペア端子を該スペアフリップフロップ回路の出力
    端子に接続する前記第1のスペアスイッチ回路の第1の
    スペア端子に接続した第2のスペアスイッチ回路、 (h)複数の前記第1及び第2のスイッチ回路にそれぞ
    れ対応した複数の制御信号出力端子と、複数の前記フリ
    ップフロップ回路のうちの任意のフリップフロップ回路
    を選択するためのフリップフロップ選択信号を作成する
    選択信号作成手段と、前記フリップフロップ選択信号を
    デコードして前記各制御信号出力端子に第1または第2
    の制御信号を出力するデコード手段とを有し、前記第1
    及び第2のスイッチ回路の制御端子に前記制御信号出力
    端子を接続し、前記各制御信号出力端子から前記各制御
    端子へ出力される前記第1または第2の制御信号により
    前記第1及び第2のスイッチ回路を制御して、前記第1
    のスイッチ回路をオフし前記第2のスイッチ回路をオン
    させる第1の状態と、前記第1のスイッチ回路をオンし
    前記第2のスイッチ回路をオフさせる第2の状態とを選
    択する制御回路、 (i)前記第1及び第2のスペアスイッチ回路にそれぞ
    れ対応したスペア制御信号出力端子を有し、前記第1及
    び第2のスペアスイッチ回路のスペア制御端子とスペア
    制御信号出力端子とを接続し、前記各スペア制御端子へ
    出力される前記第1または第2の制御信号により第1及
    び第2のスペアスイッチ回路を制御して前記第1のスペ
    アスイッチ回路をオンし、前記第2のスペアスイッチ回
    路をオフさせる第1の状態と、前記第1のスペアスイッ
    チ回路をオフし、前記第2のスペアスイッチ回路をオン
    させる第2の状態とを選択するスペア制御回路、 を備える半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 (a)複数のメモリセルで構成されたメ
    モリセルアレイ、 (b)複数の前記メモリセルのうちデータの読出もしく
    は書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達する
    複数のメモリセル選択線、 (c)入力端子と、出力端子と、制御端子と、対応する
    前記メモリセル選択線に接続した選択信号出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子に接続したデータスルー回
    路とを持つ複数のフリップフロップ回路を有し、複数の
    前記フリップフロップ回路を直列に接続してループ状に
    構成したアドレスポインタ、 (d)前記フリップフロップ回路に対応する複数の制御
    信号出力端子と、複数の前記フリップフロップ回路のう
    ちの任意のフリップフロップ回路を選択するためのフリ
    ップフロップ選択信号を作成する選択信号作成手段と、
    前記フリップフロップ選択信号をデコードして前記各制
    御信号出力端子に第1または第2の制御信号を出力する
    デコード手段とを有し、各前記フリップフロップ回路の
    前記制御端子に制御信号出力端子を接続し、前記各制御
    端子から出力される前記第1または第2の制御信号によ
    り前記データスルー回路を制御して前記フリップフロッ
    プ回路内のデータ伝達経路を選択する制御回路、 (e)前記フリップフロップ回路のうちの少なくとも一
    つのフリップフロップ回路に接続された少なくとも一つ
    の先頭アドレス制御信号出力端子を有し、前記先頭アド
    レス制御信号出力端子に接続された前記フリップフロッ
    プ回路のうち任意のひとつのフリップフロップ回路を指
    定する先頭アドレス制御信号を作成して、前記先頭アド
    レス制御信号出力端子から出力する先頭アドレス制御回
    路、 を備え、 前記先頭アドレス制御信号出力端子に接続された前記フ
    リップフロップ回路は、先頭アドレス制御信号出力端子
    に接続された先頭アドレス制御信号入力端子と、状態設
    定信号が入力される状態設定信号入力端子と、前記先頭
    アドレス制御信号入力端子に入力される先頭アドレス制
    御信号によって制御され、前記状態設定信号入力端子に
    入力される前記状態設定信号に応じて前記フリップフロ
    ップ回路のセット状態またはリセット状態を設定するセ
    ット・リセット制御回路とをさらに持ち、 前記先頭アドレス制御信号出力端子に接続されていない
    前記フリップフロップ回路は、前記状態設定信号が入力
    される状態設定信号入力端子を持ち、前記状態設定信号
    に応じてセットあるいはリセット状態に設定され、 前記フリップフロップ回路は、前記制御端子に入力され
    た第1の制御信号に応じて前記データスルー回路により
    前記入力端子から入力されたデータを直接前記出力端子
    へ通過させる第1の状態となり、前記制御端子に入力さ
    れた第2の制御信号に応じて前記データスルー回路によ
    り前記入力端子から入力されたデータを直接前記出力端
    子へは通過させず、前記入力端子から入力された信号に
    より前記選択信号出力端子から前記メモリセルを選択す
    る信号を出力する第2の状態となる、半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 (a)複数のメモリセルで構成されたメ
    モリセルアレイ、 (b)少なくとも一つのスペアメモリセル、 (c)複数の前記メモリセルのうちデータの読出もしく
    は書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達する
    複数のメモリセル選択線、 (d)前記スペアメモリセルに記憶されたデータの読出
    もしくは書き込みを行うスペアメモリセルを選択する信
    号を伝達するスペアメモリセル選択線、 (e)入力端子と、出力端子と、制御端子と、対応する
    前記メモリセル選択線に接続した選択信号出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子に接続したデータスルー回
    路とを持つ複数のフリップフロップ回路、 (f)スペア入力端子と、スペア出力端子と、スペア制
    御端子と、対応する前記スペアメモリセル選択線に接続
    したスペア選択信号出力端子と、前記スペア入力端子と
    前記スペア出力端子とに接続したスペアデータスルー回
    路とを持つスペアフリップフロップ回路とを有し、複数
    の前記フリップフロップ回路及び前記スペアフリップフ
    ロップ回路を直列に接続してループ状に構成したアドレ
    スポインタ、 (g)前記フリップフロップ回路に対応する複数の制御
    信号出力端子と、複数の前記フリップフロップ回路のう
    ちの任意のフリップフロップ回路を選択するためのフリ
    ップフロップ選択信号を作成する選択信号作成手段と、
    前記フリップフロップ選択信号をデコードして前記各制
    御信号出力端子に第1または第2の制御信号を出力する
    デコード手段とを有し、各前記フリップフロップ回路の
    前記制御端子に制御信号出力端子を接続し、前記各制御
    端子から出力される前記第1または第2の制御信号によ
    り前記データスルー回路を制御して前記フリップフロッ
    プ回路内のデータ伝達経路を選択する制御回路、 (h)前記スペアフリップフロップ回路に対応するスペ
    ア制御信号出力端子を有し、前記スペアフリップフロッ
    プ回路の前記スペア制御端子にスペア制御信号出力端子
    を接続し、前記スペア制御信号出力端子より出力される
    第1または第2のスペア制御信号によって前記スペアデ
    ータスルー回路を制御して前記スペアフリップフロップ
    回路内のデータ伝達経路を選択するスペア制御回路、 (i)前記フリップフロップ回路及び前記スペアフリッ
    プフロップ回路のうちの少なくとも一つのフリップフロ
    ップ回路に接続された少なくとも一つの先頭アドレス制
    御信号出力端子を有し、前記先頭アドレス制御出力端子
    に接続された前記フリップフロップ回路及び前記スペア
    フリップフロップ回路のうち任意のひとつのフリップフ
    ロップ回路を指定する先頭アドレス制御信号を作成し
    て、前記先頭アドレス制御信号出力端子から出力する先
    頭アドレス制御回路、 を備え、 前記先頭アドレス制御信号出力端子に接続された前記フ
    リップフロップ回路及び前記スペアフリップフロップ回
    路は、前記先頭アドレス制御回路の先頭アドレス制御信
    号出力端子を接続された先頭アドレス制御信号入力端子
    と、状態設定信号が入力される状態設定信号入力端子
    と、前記先頭アドレス制御信号入力端子に入力される前
    記先頭アドレス制御信号によって制御され、前記状態設
    定信号に応じて前記フリップフロップ回路のセット状態
    またはリセット状態を設定するセット・リセット制御回
    路とをさらに持ち、 前記先頭アドレス制御信号出力端子に接続されていない
    前記フリップフロップ回路及び前記スペアフリップフロ
    ップ回路は、前記状態設定信号が入力される状態設定信
    号入力端子を持ち、前記状態設定信号に応じてセットあ
    るいはリセット状態に設定され、 前記フリップフロップ回路は、前記制御端子に入力され
    た第1の制御信号に応じて前記データスルー回路により
    前記入力端子から入力されたデータを直接前記出力端子
    へ通過させる第1の状態となり、前記制御端子に入力さ
    れた第2の制御信号に応じて前記データスルー回路によ
    り前記入力端子から入力されたデータを直接前記出力端
    子へは通過させず、前記入力端子から入力された信号に
    より前記選択信号出力端子から前記メモリセルを選択す
    る信号を出力する第2の状態となり、 前記スペアフリップフロップ回路は、前記スペア制御端
    子に入力された前記第1のスペア制御信号に応じて前記
    スペアデータスルー回路により前記スペア入力端子から
    入力されたデータを直接前記スペア出力端子へは通過さ
    せず、前記スペア入力端子から入力された信号により前
    記スペア選択信号出力端子から前記スペアメモリセルを
    選択する信号を出力する第1の状態となり、前記スペア
    制御端子に入力された前記第2のスペア制御信号に応じ
    て前記スペアデータスルー回路により前記スペア入力端
    子から入力されたデータを直接前記スペア出力端子へ通
    過させる第2の状態となる、半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 (a)複数のメモリセルで構成されたメ
    モリセルアレイ、 (b)複数の前記メモリセルのうちデータの読出もしく
    は書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達する
    複数のメモリセル選択線、 (c)入力端子及び出力端子を持つ複数のフリップフロ
    ップ回路と、第1の端子、第2の端子及び制御端子を持
    つ複数の第1のスイッチ回路とを有し、前記フリップフ
    ロップ回路と前記スイッチ回路とを交互に接続してルー
    プを構成し、該ループにおいて前記フリップフロップ回
    路の入力端子に前記第1のスイッチ回路の第2の端子を
    接続しあるいは前記フリップフロップ回路の出力端子に
    前記第1のスイッチ回路の第1の端子を接続し、前記各
    メモリセル選択線を前記フリップフロップ回路の出力端
    子と前記第1のスイッチ回路の第1の端子との接続点に
    各々接続したアドレスポインタ、 (d)第1の端子、第2の端子及び制御端子を持ち、前
    記第1の端子を前記フリップフロップ回路の入力端子に
    接続し、前記第2の端子を該フリップフロップ回路の出
    力端子に接続する前記第1のスイッチ回路の第1の端子
    に接続した複数の第2のスイッチ回路、 (e)複数の前記第1及び第2のスイッチ回路にそれぞ
    れ対応した複数の制御信号出力端子と、複数の前記フリ
    ップフロップ回路のうちの任意のフリップフロップ回路
    を選択するためのフリップフロップ選択信号を作成する
    選択信号作成手段と、前記フリップフロップ選択信号を
    デコードして前記各制御信号出力端子に第1または第2
    の制御信号を出力するデコード手段とを有し、前記第1
    及び第2のスイッチ回路の制御端子に前記制御信号出力
    端子を接続し、前記各制御信号出力端子から前記各制御
    端子へ出力される前記第1または第2の制御信号により
    前記第1及び第2のスイッチ回路を制御して、前記第1
    のスイッチ回路をオフし前記第2のスイッチ回路をオン
    させる第1の状態と、前記第1のスイッチ回路をオンし
    前記第2のスイッチ回路をオフさせる第2の状態とを選
    択する制御回路、 (f)前記フリップフロップ回路のうちの少なくとも一
    つのフリップフロップ回路に接続された少なくとも一つ
    の先頭アドレス制御信号出力端子を有し、前記先頭アド
    レス制御出力端子に接続された前記フリップフロップ回
    路のうち任意のひとつのフリップフロップ回路を指定す
    る先頭アドレス制御信号を作成して、前記先頭アドレス
    制御信号出力端子から出力する先頭アドレス制御回路、 を備え、 前記先頭アドレス制御出力端子に接続された前記フリッ
    プフロップ回路は、先頭アドレス制御信号出力端子に接
    続された先頭アドレス制御信号入力端子と、状態設定信
    号が入力される状態設定信号入力端子と、先頭アドレス
    制御信号により制御され、前記状態設定信号に応じて前
    記フリップフロップ回路のセット状態またはリセット状
    態を設定するセット・リセット制御回路とをさらに持
    ち、 前記先頭アドレス制御信号出力端子に接続されていない
    前記フリップフロップ回路は、前記状態設定信号が入力
    される状態設定信号入力端子を持ち、前記状態設定信号
    に応じてセットあるいはリセット状態に設定される、半
    導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 (a)複数のメモリセルで構成されたメ
    モリセルアレイ、 (b)少なくとも一つのスペアメモリセル、 複数の前記メモリセルのうちデータの読み出しもしくは
    書き込みを行うメモリセルを選択する信号を伝達する複
    数のメモリセル選択線、 (c)前記スペアメモリセルに記憶されたデータの読み
    出しもしくは書き込みを行うスペアメモリセルを選択す
    る信号を伝達するスペアメモリセル選択線、 (d)入力端子及び出力端子を持つ複数のフリップフロ
    ップ回路と、スペア入力端子及びスペア出力端子を持つ
    スペアフリップフロップ回路と、第1の端子、第2の端
    子及び制御端子を持つ複数の第1のスイッチ回路と、第
    1のスペア端子、第2のスペア端子及びスペア制御端子
    を有する第1のスペアスイッチ回路とを有し、前記フリ
    ップフロップ回路と前記スイッチ回路とを交互に接続し
    てループを構成し、該ループにおいて前記フリップフロ
    ップ回路の入力端子に前記第1のスイッチ回路の第2の
    端子を接続しあるいは前記フリップフロップ回路の出力
    端子に前記第1のスイッチ回路の第1の端子を接続し、
    さらに前記スペアフリップ フロップ回路のスペア出力端
    子に前記第1のスペアスイッチ回路の第1のスペア端子
    を接続してなる少なくとも一つの回路を前記フリップフ
    ロップ回路の入力端子と前記第1のスイッチ回路の第2
    の端子との間に挿入し、前記各メモリセル選択線を前記
    フリップフロップ回路の出力端子と前記第1のスイッチ
    回路の第1の端子との接続点あるいは前記スペアフリッ
    プフロップ回路のスペア出力端子と前記第1のスペアス
    イッチ回路の第1のスペア端子に各々接続したアドレス
    ポインタ、 (e)第1の端子、第2の端子及び制御端子を持ち、前
    記第1の端子を前記フリップフロップ回路の入力端子に
    接続し、前記第2の端子を該フリップフロップ回路の出
    力端子に接続する前記第1のスイッチ回路の第1の端子
    に接続した複数の第2のスイッチ回路、 (f)第1のスペア端子と、第2のスペア端子と、スペ
    ア制御端子とを持ち、前記第1のスペア端子を前記スペ
    アフリップフロップ回路のスペア入力端子に接続し、前
    記第2のスペア端子を該スペアフリップフロップ回路の
    出力端子に接続する前記第1のスペアスイッチ回路の
    2のスペア端子に接続した第2のスペアスイッチ回路、 (g)複数の前記第1及び第2のスイッチ回路にそれぞ
    れ対応した複数の制御信号出力端子と、複数の前記フリ
    ップフロップ回路のうちの任意のフリップフロップ回路
    を選択するためのフリップフロップ選択信号を作成する
    選択信号作成手段と、前記フリップフロップ選択信号を
    デコードして前記各制御信号出力端子に第1または第2
    の制御信号を出力するデコード手段とを有し、前記第1
    及び第2のスイッチ回路の制御端子に前記制御信号出力
    端子を接続し、前記各制御信号出力端子から前記各制御
    端子へ出力される前記第1または第2の制御信号により
    前記第1及び第2のスイッチ回路を制御して、前記第1
    のスイッチ回路をオフし前記第2のスイッチ回路をオン
    させる第1の状態と、前記第1のスイッチ回路をオンし
    前記第2のスイッチ回路をオフさせる第2の状態とを選
    択する制御回路、 (h)前記第1及び第2のスペアスイッチ回路にそれぞ
    れ対応したスペア制御信号出力端子を有し、前記第1及
    び第2のスペアスイッチ回路のスペア制御端子とスペア
    制御信号出力端子とを接続し、前記各スペア制御端子へ
    出力される前記第1または第2の制御信号により第1及
    び第2のスペアスイッチ回路を制御して前記第1のスペ
    アスイッチ回路をオンし、前記第2のスペアスイッチ回
    路をオフさせる第1の状態と、前記第1のスペアスイッ
    チ回路をオフし、前記第2のスペアスイッチ回路をオン
    させる第2の状態とを選択するスペア制御回路、 (i)前記フリップフロップ回路及び前記スペアフリッ
    プフロップ回路のうちの少なくとも一つのフリップフロ
    ップ回路に接続された少なくとも一つの先頭アドレス制
    御信号出力端子を有し、前記先頭アドレス制御出力端子
    に接続された前記フリップフロップ回路のうち任意のひ
    とつのフリップフロップ回路を指定する先頭アドレス制
    御信号を作成して、前記先頭アドレス制御信号出力端子
    から出力する先頭アドレス制御回路、 を備え、 前記先頭アドレス制御信号出力端子に接続された前記フ
    リップフロップ回路及び前記スペアフリップフロップ回
    路は、前記先頭アドレス制御回路の前記先頭アドレス制
    御信号出力端子に接続された先頭アドレス制御信号入力
    端子と、状態設定信号が入力される状態設定信号入力端
    子と、前記先頭アドレス制御信号によって制御され、前
    記状態設定信号に応じて前記フリップフロップ回路をセ
    ット状態またはリセット状態に設定するセット・リセッ
    ト制御回路とをさらに持ち、 前記先頭アドレス制御信号出力端子に接続されていない
    前記フリップフロップ回路及び前記スペアフリップフロ
    ップ回路は、前記状態設定信号が入力される状態設定信
    号入力端子を持ち、前記状態設定信号に応じてセットあ
    るいはリセット状態に設定される、半導体記憶装置。
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