JP2741346B2 - 公営水道オンライン式ミネラル水自動販売装置及びそのミネラル水の出水方法 - Google Patents

公営水道オンライン式ミネラル水自動販売装置及びそのミネラル水の出水方法

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JP2741346B2
JP2741346B2 JP6232426A JP23242694A JP2741346B2 JP 2741346 B2 JP2741346 B2 JP 2741346B2 JP 6232426 A JP6232426 A JP 6232426A JP 23242694 A JP23242694 A JP 23242694A JP 2741346 B2 JP2741346 B2 JP 2741346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミネラル水を出水させ
る装置であり、特に直結した公営水道の水道水からミネ
ラル水を出水させる公営水道オンライン式ミネラル水自
動販売装置及びそのミネラル水の出水方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、公営水道水の不味さや美味しい飲
み水への一般消費者の要求から、名水といわれるミネラ
ルウォーターの消費量が富に急増してきている。特に、
家庭用のミネラルウォーターの伸びが大きくなってい
る。これは、水道水の悪化に対し、美味しさ、健康感、
安全性による豊かさが求められていることを反映してい
るものである。したがって、最近ではスーパーマーケッ
トやデパートで「水コーナー」が設けられ、一般消費者
は容易にミネラルウォーターを手に入れることができる
ようになっている。また、各地では「名水」といわれる
水が出水する場所が有名になり、そういった場所へわざ
わざ自動車で名水を汲み取りに行くといった現象すらめ
ずらしくなくなっている。
【0003】また、一般家庭内においても、公営水道水
を美味しくするための浄水器も市販されている。やは
り、こういった現象は水道水が美味しくないことからく
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、市販されて
いるミネラルウォーターはペットボトルに入って1本幾
らで売られており、工場内でミネラルウォーターを生成
したり、あるいは天然水を汲み取って飲み水に適応する
ように処理して工場でミネラルウォーターを生成してい
るものである。そして、これはミネラルウォーターその
ものの原料代よりも、ミネラルウォーターを入れる容器
の原料代の方がはるかに高く、しかも工場から、問屋、
小売店への輸送経費を加えると、市販価格に占めるミネ
ラルウォーターの原料代が些細なものとなる。
【0005】つまり、ミネラルウォーターそのものの原
料代より、容器代、輸送コストの方がはるかに高く、結
局一般消費者は高いミネラルウォーターを買わされてい
ることになる。更に、ミネラルウォーターを買うたびに
容器が増えることになり、ゴミ公害や捨てられた容器の
焼却に伴う環境破壊も生じることになる。また、各地へ
の名水場所へいってミネラルウォーターを汲み取る場合
には、わざわざ自動車で行く必要があり、しかも、そう
いう場所には多くの人が並んでいて、順番待ちにより直
ぐにミネラルウォーターを汲むことができない。更に
は、名水場所は一般的には都会から遠く離れた山中にあ
ることが多く、自動車に行くにしてもガソリン代を考え
ると、結果的には高価なものとなる。
【0006】また、水道水の悪化の原因としては、原水
の悪化により薬品が過大に投入され、それにより薬臭い
水となり、不味い水となる。また、公営水道の配管は明
治時代の配管もまだ使用されており、配管の破損により
1割近くの漏水があり、汚水が混入しているのが現状で
ある。そのため、汚水の混入により水道水が不味いとい
う問題が生じている。
【0007】一方、家庭内の蛇口に取り付ける浄水器で
も、その価格も決して安くはなく、高価な浄水器が多
く、しかも、フィルター等の濾過器や、ミネラル成分を
溶出させる天然石等のカセットの交換が必要である。ま
た、大量の水道水を浄水器にて浄水する場合には、直ぐ
に水が出にくくなったり、濾過器やカセットの交換を早
期に、且つこまめに行なう必要があるという問題があ
る。また、一般家庭用の浄水器では、濾過器やカセット
の交換を忘れることが多々あり、結局浄水器の機能を発
揮させず、浄水器を通過した単なる水道水を使用してい
るということが多い。
【0008】さらには、台所の調理場、厨房などには、
浄水器の設置場所に制約があり、浄水器は小型化せざる
を得ず、そのため、濾過空間が少なく、濾過力に限界が
あり、充分な浄化ができず、浄水の水質は限界が生じる
ことになる。また、濾過器やカセットの交換の不適によ
り逆に器内に蓄積された有機物が腐敗し、汚水が排出す
ることもある。
【0009】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、ミネラル水の供給源を公営水道水として、安価
で安全性の高いミネラル水を必要量だけ身近な場所で常
に供給できることを目的とした公営水道オンライン式ミ
ネラル水自動販売装置及びそのミネラル水の出水方法を
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の請求項1
記載の公営水道オンライン式ミネラル水自動販売装置で
は、公営水道と直結した配管30内に流れる水道水Wの
流量を計測するメーター11と、上記水道水Wを少なく
とも麦飯石などの天然石に触れさせてミネラル水Mを生
成するミネラル水生成手段36と、このミネラル水生成
手段36と注水口25との間に介装されてミネラル水M
の出水,止水を行なう電磁弁38と、ミネラル水Mの量
に対応した額のお金を投入する投入口19と、利用者が
持参した容器7であって上記注水口25から出水される
ミネラル水Mを受ける容器7の大きさを判断する手段4
3と、上記メーター11からの流量信号を受けて上記投
入口19から投入操作されたお金の額に対応した所定の
量だけ上記注水口25からミネラル水Mを出水させる
共に、投入口19から投入されたお金の額に対応した出
水量が上記容器7の容量より大きい場合には容器7の容
量以上に出水させないように上記電磁弁38を開閉制御
する定量装置50とを備えていることを特徴としてい
る。
【0011】また、請求項2記載の公営水道オンライン
式ミネラル水自動販売装置では、ミネラル水Mを出水す
る注水口25側を殺菌する殺菌装置39を備えているこ
とを特徴としている。
【0012】さらに、請求項3記載の公営水道オンライ
ン式ミネラル水自動販売装置では、上記ミネラル水生成
手段36を、塩素、濁り、臭い等を活性炭等によりとる
浄水器31と、ミネラル成分を溶出する麦飯石等の天然
石からなる活水器33と、雑菌の除去を行なう中空糸膜
又はミクロフィルター等からなる滅菌器35とで構成し
ていることを特徴としている。
【0013】請求項4記載の公営水道オンライン式ミネ
ラル水の出水方法では、公営水道と直結した配管30内
に流れる水道水Wの流量を計測するメーター11と、上
記水道水Wを少なくとも麦飯石などの天然石に触れさせ
てミネラル水Mを生成するミネラル水生成手段36と、
このミネラル水生成手段36と注水口25との間に介装
されてミネラル水Mの出水,止水を行なう電磁弁38
と、ミネラル水Mの量に対応した額のお金を投入する投
入口19と、利用者が持参した容器7であって上記注水
口25から出水されるミネラル水Mを受ける容器7の大
きさを判断する手段43と、上記メーター11からの流
量信号を受けて上記投入口19から投入操作されたお金
の額に対応した所定の量だけ上記注水口25からミネラ
ル水Mを出水させると共に、投入口19から投入された
お金の額に対応した出水量が上記容器7の容量より大き
い場合には容器7の容量以上に出水させないように上記
電磁弁38を開閉制御する定量装置50とを備え、投入
口19からお金が投入操作された後に上記定量装置50
により電磁弁38を開制御して注水口25よりミネラル
水Mを出水し、投入操作されたお金の額に対応した所定
の出水量をメーター11からの流量信号により定量装置
50にて計測し、該所定の出水量を出水した時に定量装
置50により電磁弁38を閉制御してミネラル水Mの出
水を止めるようにしたことを特徴としている。
【0014】
【0015】
【作用】本発明の請求項1記載の公営水道オンライン式
ミネラル水自動販売装置によれば、利用者が必要なミネ
ラル水Mの量に対応したお金を投入口19より投入操作
すると、手段43により利用者が持参した容器7の大き
さを判断し、定量装置50が電磁弁38を開制御して公
営水道水Wをミネラル水生成手段36によりミネラル水
Mに生成し、そのミネラル水Mを注水口25より出水す
る。この出水したミネラル水Mを上記容器7で受ける。
また、メーター11は配管30内に流れる水道水Wの流
量を計測し、そのメーター11からの流量信号は定量装
置50に入力されており、投入操作されたお金の額に対
応した所定の出水量を検出した場合には定量装置50が
電磁弁38を閉制御することで、注水口25から出水さ
れているミネラル水Mを止水する。ここで、注水口25
から出水されるミネラル水Mを受ける容器7の大きさを
判断する手段43を備え、投入口19から投入されたお
金の量に対応した出水量が上記容器7の容量より大きい
場合には容器7の容量以上に出水させない定量装置50
を備えているために、ミネラル水Mを入れる容器7の容
量より間違って多くお金を投入操作しても、注水口25
より出水されるミネラル水Mは容器7の容量より少なく
出水されるので、ミネラル水Mが容器7より溢れること
はなく、節水化を図ることができるものである。これに
より、わざわざ山中等に名水のミネラル水を汲みに行く
必要がなく、またスーパーマーケット等へ高価なミネラ
ル水を買う必要もなく、身近な場所で必要な量のミネラ
ル水Mを手に入れることができ、しかも、安価で安全性
の高いミネラル水Mを常に一般消費者に簡易に供給する
ことができる。更には家庭用の浄水器を特に取り付ける
必要もなく、容易に新鮮なミネラル水Mを必要な量だけ
自動販売装置により確保することができる。また、家庭
用の浄水器とは異なり、濾過器やカセットの交換といっ
た煩わしさから開放できて、美味しいミネラル水Mを得
ることができる。
【0016】また、請求項2記載の公営水道オンライン
式ミネラル水自動販売装置によれば、ミネラル水Mを出
水する注水口25側を殺菌する殺菌装置39を備えてい
ることで、出水前では雑菌が多くいる注水口25側の殺
菌が行なえ、自動販売装置から出水されるミネラル水M
の安全性を、より向上させることができる。
【0017】さらに、請求項3記載の公営水道オンライ
ン式ミネラル水自動販売装置によれば、浄水器31によ
り塩素、濁り、臭い等をとり、次に活水器33ではミネ
ラル成分を溶出してミネラル水Mを生成し、さらに、滅
菌器35により雑菌の除去を行なうことで、注水口25
から出水されるミネラル水Mは、より美味しく、且つ滅
菌されて安全性をより向上させることができる。
【0018】また、請求項4記載の公営水道オンライン
式ミネラル水の出水方法によれば、利用者が必要なミネ
ラル水Mの量に対応したお金を投入口19より投入操作
すると、手段43により利用者が持参した容器7の大き
さを判断し、定量装置50が電磁弁38を開制御して公
営水道水Wをミネラル水生成手段36によりミネラル水
Mに生成し、そのミネラル水Mを注水口25より出水す
る。この出水したミネラル水Mを上記容器7で受ける。
また、メーター11は配管30内に流れる水道水Wの流
量を計測し、そのメーター11からの流量信号は定量装
置50に入力されており、投入操作されたお金の額に対
応した所定の出水量を検出した場合には定量装置50が
電磁弁38を閉制御することで、注水口25から出水さ
れているミネラル水Mを止水する。ここで、注水口25
から出水されるミネラル水Mを受ける容器7の大きさを
判断する手段43を備え、投入口19から投入されたお
金の量に対応した出水量が上記容器7の容量より大きい
場合には容器7の容量以上に出水させない定量装置50
を備えているために、ミネラル水Mを入れる容器7の容
量より間違って多くお金を投入操作しても、注水口25
より出水されるミネラル水Mは容器7の容量より少なく
出水されるので、ミネラル水Mが容器7より溢れること
はなく、節水化を図ることができるものである。これに
より、わざわざ山中等に名水のミネラル水を汲みに行く
必要がなく、またスーパーマーケット等へ高価なミネラ
ル水を買う必要もなく、身近な場所で必要な量のミネラ
ル水Mを手に入れることができ、しかも、安価で安全性
の高いミネラル水Mを常に一般消費者に簡易に供給する
ことができる。更には家庭用の浄水器を特に取り付ける
必要もなく、容易に新鮮なミネラル水Mを必要な量だけ
自動販売装置により確保することができる。また、家庭
用の浄水器とは異なり、濾過器やカセットの交換といっ
た煩わしさから開放できて、美味しいミネラル水Mを得
ることができる。
【0019】
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の水道水ないしミネラル水のフロー
図を兼ねた全体のブロック図を示し、図3は本自動販売
装置の斜視図を、図4は要部断面図をそれぞれ示してい
る。また、図6は自動販売装置の横断面図を示してい
る。なお、図1において公営水道水Wから注水口25ま
での太線の矢印は水道水Wないしミネラル水Mの流れを
示し、他のブロック間の実線矢印は信号の流れを示して
いる。
【0021】図3において装置本体1は、ミネラル水M
を自動販売する装置であり、その本体ケース2は上下方
向に長い略四角形状に形成され、床面あるいは地面より
2本の支柱3にて立設されている。なお、実施例では支
柱3を2本としているが、1本でも2本以上でも良い。
更に、装置本体1の上部は雨対策用としてドーム状のカ
バー4を覆設するようになっている。装置本体1の前面
の下部中央には透明の扉5が開閉自在に設けられてお
り、その内方にはミネラル水Mを受けるための容器挿入
部6が形成されている。この容器挿入部6の底面には所
定の容器7(図5参照)を挿入配置した場合の位置決め
用の凹部8が凹設されている。さらに、この凹部8の底
面には図3に示すような容量の小さな容器71 を使用す
る場合にビン台10の位置決めを行なう凹部9が凹設さ
れている(図8参照)。
【0022】装置本体1の前面の左方にはミネラル水M
の出水量を積算するデジタル式のメーター11が配設さ
れ、このメーター11の下方には利用者の手洗い用並び
に容器7を洗うための蛇口12が設けてある。なお、上
記メーター11は本体ケース2内に配設しても良く、ま
た、手洗い用の蛇口12とは別個に容器7を洗うための
蛇口を設けても良い。本体ケース2の前面側には置き台
13が一体的に形成されており、その中央部には複数の
ローラ14が回動自在に設けてある。このローラ14は
容器挿入部6への容器7の出し入れに便利なように設け
てあるものである。ローラ14の左方の置き台13には
上記蛇口12からの水を受けるシンク15が設けてあ
り、下面に接続しているホース16により外部へ排出す
るようになっている。
【0023】容器挿入部6の上方には操作表示部17が
配設され、この操作表示部17の左側には該操作表示部
17の操作方法を表示したラベル18が貼設され、右側
にはコインを投入する投入口19が設けられていて、こ
の投入口19の下方には釣銭を出す釣銭受取口20が設
けてある。上記操作表示部17には、例えば4個の操作
ボタン211 〜214 が設けられており、操作ボタン2
1 はミネラル水Mの出水量が2リットルに対応し、操
作ボタン212 は4リットル、操作ボタン213 は10
リットル、操作ボタン214 は20リットルにそれぞれ
対応している。
【0024】ここでは一例として、2リットルのミネラ
ル水Mが50円として、安価なミネラル水Mを提供する
ようにしている。そして、操作表示部17にはミネラル
水Mの出水量と、その出水量に対応した価格、及び操作
ボタン211 〜214 とをそれぞれ対応して配設してい
る。
【0025】また、装置本体1の側面には内部の機器等
のメンテナンス用の扉22が開閉自在に設けてあり、通
常は利用者が容易に開閉できないような構造となってい
る。さらに、図3及び図4に示すように、容器挿入部6
の凹部9の底部と上記シンク15とは配管23にて接続
されており、容器挿入部6でこぼれたミネラル水Mをシ
ンク15側へ排水するようにしている。
【0026】図3及び図5に示すように、容器挿入部6
の上部には注水管24が配設され、その注水管24の先
注水口25が垂下されて、下方にミネラル水Mを出
水する構成としてある。
【0027】次に、公営水道水Wから注水口25よりミ
ネラル水Mを出水するまでのフローないし構成について
説明する。図1に示すように、本装置本体1はミネラル
水Mを自動販売するものであるが、その供給源を公営水
道水Wとしている。公営水道は元バルブ26及び蛇口1
2による手洗い用の水とミネラル水Mの出水量との使用
水量を測定するメーター27を介して本装置本体1と接
続されている。上記メーター27からは配管28が蛇口
12と減圧弁29とにそれぞれ接続されている。したが
って装置本体1の前面に設けた蛇口12からは通常の公
営水道水Wが出水されるようになっている。また、減圧
弁29の圧力は例えば3K圧のものを使用して、減圧弁
29より先端側の装置本体1内の各部には3K圧以上の
水圧をかけないようにして保護を図っている。
【0028】図1に示すように減圧弁29より先端側の
配管30には、該配管30内に流れる水道水Wの流量を
測定する機能を備えたメーター11が介設されており、
このメーター11により水道水Wの流量、すなわち、ミ
ネラル水Mの出水量を測定するようにしている。上記配
管30の先端には浄水器31が接続され、さらに浄水器
31の先端側には配管32を介して活水器33が接続さ
れている。この活水器33の先端側には配管34を介し
て滅菌器35が接続されている。
【0029】ここで、上記浄水器31、活水器33、滅
菌器35は図4に示すようにそれぞれ2本並列構成とし
ている。これは出水量を平準化するためである。また、
浄水器31、活水器33及び滅菌器35はそれぞれセパ
レート部品として、ヘッド以外のカセット部分を着脱自
在としてメンテナンス(特に、交換時)の効率化、水質
調整、水量の安定化を図っているものである。また、浄
水器31、活水器33及び滅菌器35は本体ケース2の
大きさにより2本以上並列に構成しても良いのはもちろ
んである。
【0030】上記浄水器31は、水道水Wに含まれてい
る塩素、濁り、カルキ臭やカビ臭などの臭いをとるもの
であり、例えば、活性炭、あるいは活性炭及び麦飯石等
で構成してある。また、活水器33は浄水器31にて浄
水された水内にミネラルを溶出するものであり、麦飯
石、サンゴ石などの天然石で構成されている。またこれ
らの天然石と共に、磁石を付加するようにしても良い。
これは磁石は、水の導電率を高め、ミネラル溶出を促進
する働きがあるからである。さらに、滅菌器35は塩素
をとった後や配管内に生成する雑菌を除去するものであ
り、例えば、中空糸膜またはミクロフィルターなどで構
成されている。
【0031】これら浄水器31、活水器33及び滅菌器
35でミネラル水生成手段36を構成している。なお、
本実施例の装置本体1はミネラル水Mを出水するもので
あるから、ミネラル水生成手段としては、少なくとも活
水器33があれば良いが、安全性、美味しさの点からミ
ネラル水生成手段として浄水器31、活水器33及び滅
菌器35の3つにて構成している。したがって、これら
により注水口25から出水されるミネラル水Mは、非常
に安全性が高く、且つ美味しい水となるものである。
【0032】次に、滅菌器35以降について説明する
と、滅菌器35の先端側には図1及び図5に示すよう
に、配管37の先端側にミネラル水Mを出水、止水の制
御を行なう電磁弁38が設けてある。そして、この電磁
弁38の出力側には上記注水管24が設けてある。電磁
弁38は定量装置50により開制御、閉制御が行なわれ
るようになっており、後述するように投入されたお金の
額に対応した量のミネラル水Mを出水すべく、電磁弁3
8を開閉制御するものである。
【0033】上記電磁弁38の先端側の注水管24の近
傍には図1及び図5に示すように殺菌装置39が配設さ
れており、注水口25を含む注水管24の内部を殺菌す
るようにしている。ここで、殺菌装置39としては、殺
菌灯あるいはオゾンを用いている。殺菌装置39として
殺菌灯を用いた場合には、注水管24の内部を紫外線等
で照射する必要があるため、注水管24を紫外線が透過
可能な例えば透明なシリコンホースを用いている。もち
ろん紫外線が透過可能であればどのような材質のものを
用いても良い。また、殺菌装置39としてオゾンを使用
する場合には注水管24の内部にオゾンを注入する形と
なる。
【0034】ここで、殺菌装置39の動作であるが、常
時殺菌装置39を動作させるようにしても良く、また、
ミネラル水Mを出水させる所定の時間だけ動作させるよ
うにしても良い。この場合には、上記定量装置50によ
り駆動制御される。すなわち、お金を投入口19より投
入すると同時に殺菌装置39に電源が印加されて、殺菌
装置39による殺菌を行ない、ミネラル水Mを所定の量
を出水した後に殺菌装置39への電源が遮断されて、殺
菌動作が停止される。好適な実施例としては後者が望ま
しい。なお注水口25の周囲には図5に示すように略円
筒状のカバー40が設けられており、このカバー40に
より扉5を開けて手を入れても注水口25に接触できな
いようにして衛生上清潔に保てるようにしている。
【0035】図1及び図9に示すように容器挿入部6の
両側の側壁41,42には複数の光センサー43が配設
されており、これら複数の光センサー43により容器7
の容器挿入部6への装着の有無や、容器7の大きさを判
断するようにしている。上記光センサー43は投光部4
3aと受光部43bとで構成され、例えば図9に示すよ
うに、光センサー43の投光部43aは一方の側壁41
側に、受光部43bは他方の側壁42にそれぞれ配設さ
れている。そして、本実施例では3行3列の計9個の光
センサー43を配設して容器7の大きさを判断してい
る。
【0036】例えば、図9に示すような容器7の場合で
あれば、該容器7によりすべての光センサー43が検出
することになって、装置本体1が供給し得る最大の大き
さ(20リットル)と判断する。また、図7に示すよう
な容器72 の場合には、奥方の6個の光センサー43が
検出して、10リットル用の容器であると判断すること
になる。さらに、図8に示すような容器71 の場合に
は、奥方の3個の光センサー43のみが検出して、4リ
ットル用あるいは2リットル用の容器であると判断する
ようにしている。なお、図3及び図8に示す実施例で
は、容器71 が小さい場合のビン台10を使用している
が、このビン台10は特に要求されるものではない。
【0037】また、本実施例では、容器7が容器挿入部
6内に配置されていることを検出して、容器7が配置さ
れていない場合にはミネラル水Mを出水しないようにし
ている。つまり、コインを投入して容器7を入れずに誤
って操作ボタン21を操作した場合の不具合を防止して
いる。この場合、容器挿入部6の奥方の3個の光センサ
ー43、あるいはいずれかの光センサー43により検出
された場合に容器7が配置されたものとして判断する。
また、光センサー43によらず、例えば容器挿入部6の
底面に防水性の樹脂を張ってその下面に配設した圧力セ
ンサーで検出したり、あるいは容器7を容器挿入部6の
奥方に配置した場合に、リミットスイッチなどで直接検
出するようにしても良い。なお、これらの制御は後述す
る定量装置50により行なっている。
【0038】図1において、本実施例の装置本体1は一
般の自動販売機のようにコインを投入してその額に見合
った所定の量のミネラル水Mを販売する装置であり、そ
のため、一般の自動販売機で用いられているコイン自販
機44を設けている。なお、本発明はコイン自販機44
自体を特徴とするものではないので、詳細は省略する
が、投入口19から投入されたコインの額と所定の操作
ボタン21の操作とでミネラル水M何リットルかの信号
を定量装置50に送ると共に、釣銭は釣銭受取口20に
より返却するようになっている。なお、本実施例ではコ
インを投入する投入口19のみを記載しているが、お札
を挿入する投入口を設けるようにしても良いのは勿論で
ある。また、ミネラル水Mは喫茶店や、レストラン等で
使用される度合いが多いので、その業務用の場合に必要
な領収書を発行する領収書発行装置45を備えている。
なお、46は本装置本体1の各部に電源を供給するため
のメインスイッチである。また、図1には示していない
が、プリベイドのカード方式を付加してミネラル水Mを
販売するようにしても良い。
【0039】図2は上記定量装置50のブロック図を示
し、外部とのインターフェイスを行なうインターフェイ
ス部51〜53、57、比較部54、判断制御部55、
電磁弁制御部56等で構成されている。また、この定量
装置50はマイクロコンピュータで構成されている。浄
水器31の入力側に設けられているメーター11は上述
のようにミネラル水Mの出水量を計測して、その計測し
た流量信号を定量装置50のインターフェイス部51を
介して比較部54に入力される。また、複数の光センサ
ー43はインターフェイス部52を介して判断制御部5
5に入力され、操作ボタン21を含むコイン自販機44
からの信号もインターフェイス部53を介して判断制御
部55に入力される。そして、判断制御部55からは比
較部54及び電磁弁制御部56にそれぞれ信号が入力さ
れている。上記電磁弁制御部56からの信号がインター
フェイス部57を介してミネラル水Mの出水、止水制御
を行なう電磁弁38に入力されている。
【0040】ところで、図6において、右側のスペース
にはコイン自販機44、定量装置50等の電装品関係の
部品を配設するようにしている。また、図3において4
8は電光パネルであり、この電光パネル48にイメージ
広告を行なうことができるようになっている。
【0041】次に、本装置本体1の動作について説明す
る。まず、利用者は所定の大きさの容器7(この場合、
図5や図9に示す大きさの容器(20リットル))を扉
5を開けて容器挿入部6に入れる。この場合、容器7を
ローラ14の上に置いて押すと容易に容器挿入部6内に
挿入でき、且つ位置決め用の凹部8に容器7が嵌まり込
む(図5参照)。この時、装置本体1は上述のように光
センサー43により容器7が容器挿入部6内に配置され
たものとして、その信号を定量装置50の判断制御部5
5に送る(図2参照)。そして、利用者が欲するミネラ
ル水Mの量に対応した額のコインを投入口19に投入
し、操作表示部17の任意の操作ボタン21、ここでは
例えば20リットル用の操作ボタン214 を押操作す
る。なお図示していないが、上記各操作ボタン211
214 にはランプが一体的に設けられており、お金の投
入額に伴い出水量に応じて順次ランプを点灯させてい
き、出水量が容易に視認できるようになっている。ま
た、別個にランプを設けて、投入額に応じてランプを点
灯させるようにしても良い。
【0042】お金(コイン)が投入されると、殺菌装置
39に電源が供給されて注水管24を殺菌する。そし
て、上述のように電磁弁38が閉制御されるまで殺菌装
置39により注水管24の殺菌を行なう。そして操作ボ
タン214 が押操作されることで判断制御部55からの
信号が電磁弁制御部56に入力されて、電磁弁制御部5
6により電磁弁38を開制御して、注水管24の注水口
25よりミネラル水Mが出水されることになる。なお、
殺菌装置39の電源は上述のように常時印加して、常時
殺菌を行なうようにしても良い。しかし、コインが投入
されてからミネラル水Mを出水している間の所定の時間
だけ殺菌装置39を駆動する場合には、ランニングコス
トを安くすることができる。
【0043】電磁弁38が開となると、図1に示すよう
に公営水道の水道水Wは、元バルブ26、メーター2
7、減圧弁29を介してミネラル水生成手段36へと流
れる。配管30内に流れる水道水Wの流量を上記メータ
ー11により計測し、その計測した流量信号を図2に示
すように定量装置50の比較部54に送る。
【0044】一方、ミネラル水生成手段36の浄水器3
1では、塩素や濁り、臭いを取り、また活水器33では
内蔵の麦飯石などの天然石によりミネラルを溶出し、さ
らに滅菌器35では雑菌の除去を行なう。そして、安全
性が高くて美味しく、且つ安価なミネラル水Mが電磁弁
38、注水口25を介して容器7内に供給されることに
なる。
【0045】判断制御部55では、操作ボタン214
信号により20リットルに対応した信号が比較部54に
送られており、この比較部54にてメーター11からの
信号が20リットルとなった場合には、比較部54から
所定のミネラル水Mを出水したと判断する。そして、こ
の比較部54から電磁弁制御部56に信号を送り、電磁
弁制御部56では電磁弁38に閉信号を送って電磁弁3
8を閉制御する。また、定量装置50が電磁弁38を閉
制御すると同時に殺菌装置39への電源を遮断して、殺
菌動作を停止させる。これにより、注水口25からのミ
ネラル水Mが止水され、所定量のミネラル水Mが容器7
内に入れられることになる。そして、扉5を開けて容器
挿入部6からミネラル水Mが入った容器7を取り出す。
この場合、ローラ14により容器7を容易に引き出して
取り出すことができる。
【0046】なお、ミネラル水Mを注水している間、定
量装置50からの信号が電光パネル48の要部に配設し
たランプ49に送り、このランプ49の一部を点灯ある
いは点滅させたり、複数のランプ49をスキャンさせて
点滅動作させて、ミネラル水Mの注水中であることを利
用者に知らしめるようにしている。また、音声ICを用
いて、音声によりミネラル水Mの注水を知らせたり、あ
るいはメロディにより報知するようにしても良い。更に
は、音声、メロディ、ランプ49の点灯,点滅の組み合
わせにより、ミネラル水Mの注水を知らせるようにして
も良い。これにより、例えば20リットルといった多量
のミネラル水Mを注水している間の比較的長い時間で
も、利用者は現在ミネラル水Mが注水されていることを
認識することができて、利用者が不安感を抱くこともな
い。
【0047】また、容器7の容量より大きい出水量の操
作ボタン21を操作した場合には、判断制御部55によ
り強制的に容器7の容量に達した時に電磁弁制御部56
を介して電磁弁38を閉制御するようになっている。し
たがって、間違って操作ボタン21を操作しても、ミネ
ラル水Mが容器7より溢れることもなく、無駄にミネラ
ル水Mを出水することがない。ここで、この場合、利用
者が間違って容器7の容量以上のお金を投入すると共に
操作ボタン21を押操作したのであるから、利用者はミ
ネラル水Mの量が欲する量以下しか出水されないので装
置本体1の故障かも知れないと思う。そこで、本実施例
では、その旨を例えば上記電光パネル48の一部に形成
した表示部(図示せず)にて表示したり、音声で報知す
るようにしている。もちろん超過分のお金は釣銭受取口
20から戻るようになっている。
【0048】ところで、電磁弁38を閉制御してミネラ
ル水Mを止水した後は、電磁弁38より先端側の注水管
24内にはミネラル水Mは残らないようにしている。例
えば、図5に示す場合は便宜上注水管24を水平に図示
しているが、電磁弁38より先端の注水管24を下方に
傾斜させて、注水口25からミネラル水Mを容器7に注
水するようにしている。なお、本実施例では注水管24
内にミネラル水Mを滞留させないために、一般の水道の
蛇口に設けられている水止めは使用していない。これに
より、電磁弁38より先端の注水管24内にはミネラル
水Mがなく、ミネラル水Mの滞留により雑菌の繁殖を防
止している。これは、本装置本体1は夜間に使用されな
い場合があり、特に長時間の間注水管24内にミネラル
水Mが滞留していると、雑菌が繁殖して安全性を損なう
からであり、上述のように注水管24内を空にしておく
ことで、且つ出水時での殺菌灯などの殺菌装置39によ
る殺菌を行なうことで、ミネラル水Mの安全性をより向
上させているものである。
【0049】また、殺菌装置39である殺菌灯は、上記
メインスイッチ46をオンすると、一定時間、例えば1
0分間ほど点灯して注水管24の内部を殺菌して安全性
を向上させている。さらに、殺菌灯(殺菌装置39)は
出水時の点灯にかかわらず一定時間毎(例えば、1時間
毎)に、一定時間(例えば、10分間)点灯するように
して注水管24の内部を殺菌するようにしている。これ
は、注水口25を含む注水口25の内部において、夜
間、あるいは昼間でも長時間使用されない場合における
空気中の一般雑菌による汚染が通常発生することに対処
するためである。
【0050】なお、上記殺菌装置39を殺菌灯の場合と
して説明したが、殺菌装置39をオゾンとした場合に
も、殺菌灯の場合と同様に制御して殺菌を行なうように
している。
【0051】このように本実施例では、ミネラル水Mの
供給源を公営水道としているので、安価で安全性が高
く、しかもミネラル水生成手段36により美味しいミネ
ラル水Mを常時提供することができる。しかも利用者
は、ミネラル水生成手段36の交換など面倒なことも不
要である。なお、ミネラル水生成手段36の交換は本装
置本体1を設置している業者が行なう。
【0052】図10は本装置本体1の他の形状の実施例
であり、操作表示部17、投入口19等を容器挿入部6
の右側に配設した場合である。構成部材や制御方法等な
先の実施例と同様なので、説明は省略する。
【0053】ところで、容器7は利用者が持参してミネ
ラル水Mを購買するものであるため、多量の紙コップを
内部から出すタイプの通常の自動販売機とは異なり、省
資源化を図ることができる。また、例えば容器7は装置
本体1の業者が別個に本装置本体1用として販売するこ
とも可能であり、この場合には、一般的なポリタンク状
の容器とは異なり、飲料水や調理水を入れることから容
器の水挿入口は内部を清掃できるように手が入る大きさ
としている。また、容器7の下部には使い勝手が良いよ
うに蛇口を設けるようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の公営水道オンラ
イン式ミネラル水自動販売装置によれば、利用者が必要
なミネラル水の量に対応したお金を投入口より投入操作
すると、容器の大きさを判断する手段により利用者が持
参した容器の大きさを判断し、定量装置が電磁弁を開制
御して公営水道水をミネラル水生成手段によりミネラル
水に生成し、そのミネラル水を注水口より出水する。こ
の出水したミネラル水を上記容器で受ける。また、メー
ターは配管内に流れる水道水の流量を計測し、そのメー
ターからの流量信号は定量装置に入力されており、投入
操作されたお金の額に対応した所定の出水量を検出した
場合には定量装置が電磁弁を閉制御することで、注水口
から出水されているミネラル水を止水する。ここで、注
水口から出水されるミネラル水を受ける容器の大きさを
判断する手段を備え、投入口から投入されたお金の量に
対応した出水量が上記容器の容量より大きい場合には容
器の容量以上に出水させない定量装置を備えているため
に、ミネラル水を入れる容器の容量より間違って多くお
金を投入操作しても、注水口より出水されるミネラル水
は容器の容量より少なく出水されるので、ミネラル水が
容器より溢れることはなく、節水化を図ることができる
ものである。これにより、わざわざ山中等に名水のミネ
ラル水を汲みに行く必要がなく、またスーパーマーケッ
ト等へ高価なミネラル水を買う必要もなく、身近な場所
で必要な量のミネラル水を手に入れることができ、しか
も、安価で安全性の高いミネラル水を常に一般消費者に
簡易に供給することができる。更には家庭用の浄水器を
特に取り付ける必要もなく、容易に新鮮なミネラル水を
必要な量だけ自動販売装置により確保することができ
る。また、家庭用の浄水器とは異なり、濾過器やカセッ
トの交換といった煩わしさから開放できて、美味しいミ
ネラル水を得ることができる。また、容器は利用者が持
参してミネラル水を購買するものであるため、多量の紙
コップを内部から出すタイプの通常の自動販売機とは異
なり、省資源化を図ることができる。
【0055】また、請求項2記載の公営水道オンライン
式ミネラル水自動販売装置によれば、ミネラル水を出水
する注水口側を殺菌する殺菌装置を備えていることで、
出水前では雑菌が多くいる注水口側の殺菌が行なえ、自
動販売装置から出水されるミネラル水の安全性を、より
向上させることができる。
【0056】さらに、請求項3記載の公営水道オンライ
ン式ミネラル水自動販売装置によれば、浄水器により塩
素、濁り、臭い等をとり、次に活水器ではミネラル成分
を溶出してミネラル水を生成し、さらに、滅菌器により
雑菌の除去を行なうことで、注水口から出水されるミネ
ラル水は、より美味しく、且つ滅菌されて安全性をより
向上させることができる。
【0057】また、請求項4記載の公営水道オンライン
式ミネラル水の出水方法によれば、利用者が必要なミネ
ラル水の量に対応したお金を投入口より投入操作する
と、容器の大きさを判断する手段により利用者が持参し
た容器の大きさを判断し、定量装置が電磁弁を開制御し
て公営水道水をミネラル水生成手段によりミネラル水に
生成し、そのミネラル水を注水口より出水する。この出
水したミネラル水を上記容器で受ける。また、メーター
は配管内に流れる水道水の流量を計測し、そのメーター
からの流量信号は定量装置に入力されており、投入操作
されたお金の額に対応した所定の出水量を検出した場合
には定量装置が電磁弁を閉制御することで、注水口から
出水されているミネラル水を止水する。ここで、注水口
から出水されるミネラル水を受ける容器の大きさを判断
する手段を備え、投入口から投入されたお金の量に対応
した出水量が上記容器の容量より大きい場合には容器の
容量以上に出水させない定量装置を備えているために、
ミネラル水を入れる容器の容量より間違って多くお金を
投入操作しても、注水口より出水されるミネラル水は容
器の容量より少なく出水されるので、ミネラル水が容器
より溢れることはなく、節水化を図ることができるもの
である。これにより、わざわざ山中等に名水のミネラル
水を汲みに行く必要がなく、またスーパーマーケット等
へ高価なミネラル水を買う必要もなく、身近な場所で必
要な量のミネラル水を手に入れることができ、しかも、
安価で安全性の高いミネラル水を常に一般消費者に簡易
に供給することができる。更には家庭用の浄水器を特に
取り付ける必要もなく、容易に新鮮なミネラル水を必要
な量だけ自動販売装置により確保することができる。ま
た、家庭用の浄水器とは異なり、濾過器やカセットの交
換といった煩わしさから開放できて、美味しいミネラル
水を得ることができる。また、容器は利用者が持参して
ミネラル水を購買するものであるため、多量の紙コップ
を内部から出すタイプの通常の自動販売機とは異なり、
省資源化を図ることができる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のミネラル水のフロー図を兼ね
た全体のブロック図である。
【図2】本発明の実施例の定量装置のブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施例の装置本体の斜視図である。
【図4】本発明の実施例の装置本体の要部縦断面図であ
る。
【図5】本発明の実施例の電磁弁及び注水管の部分の構
成を示す図である。
【図6】本発明の実施例の装置本体の横断面図である。
【図7】本発明の実施例の中型の容器を配置した場合の
説明図である。
【図8】本発明の実施例の小型の容器を配置した場合の
説明図である。
【図9】本発明の実施例の光センサーにより容器の大き
さを判断する場合の説明図である。
【図10】本発明の他の実施例の装置本体の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 装置本体 7 容器 11 メーター 19 投入口 25 注水口 30 配管 31 浄水器 33 活水器 35 滅菌器 36 ミネラル水生成手段 38 電磁弁 39 殺菌装置 43 光センサー 50 定量装置 W 水道水 M ミネラル水

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公営水道と直結した配管(30)内に流
    れる水道水(W)の流量を計測するメーター(11)
    と、上記水道水(W)を少なくとも麦飯石などの天然石
    に触れさせてミネラル水(M)を生成するミネラル水生
    成手段(36)と、このミネラル水生成手段(36)と
    注水口(25)との間に介装されてミネラル水(M)の
    出水,止水を行なう電磁弁(38)と、ミネラル水
    (M)の量に対応した額のお金を投入する投入口(1
    9)と、利用者が持参した容器(7)であって上記注水
    口(25)から出水されるミネラル水(M)を受ける容
    器(7)の大きさを判断する手段(43)と、上記メー
    ター(11)からの流量信号を受けて上記投入口(1
    9)から投入操作されたお金の額に対応した所定の量だ
    け上記注水口(25)からミネラル水(M)を出水させ
    と共に、投入口(19)から投入されたお金の額に対
    応した出水量が上記容器(7)の容量より大きい場合に
    は容器(7)の容量以上に出水させないように上記電磁
    弁(38)を開閉制御する定量装置(50)とを備えて
    いることを特徴とする公営水道オンライン式ミネラル水
    自動販売装置。
  2. 【請求項2】 ミネラル水(M)を出水する注水口(2
    5)側を殺菌する殺菌装置(39)を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の公営水道オンライン式ミネラ
    ル水自動販売装置。
  3. 【請求項3】 上記ミネラル水生成手段(36)を、塩
    素、濁り、臭い等を活性炭等によりとる浄水器(31)
    と、ミネラル成分を溶出する麦飯石等の天然石からなる
    活水器(33)と、雑菌の除去を行なう中空糸膜又はミ
    クロフィルター等からなる滅菌器(35)とで構成して
    いることを特徴とする請求項1または請求項記載の公
    営水道オンライン式ミネラル水自動販売装置
  4. 【請求項4】 公営水道と直結した配管(30)内に流
    れる水道水(W)の流量を計測するメーター(11)
    と、上記水道水(W)を少なくとも麦飯石などの天然石
    に触れさせてミネラル水(M)を生成するミネラル水生
    成手段(36)と、このミネラル水生成手段(36)と
    注水口(25)との間に介装されてミネラル水(M)の
    出水,止水を行なう電磁弁(38)と、ミネラル水
    (M)の量に対応した額のお金を投入する投入口(1
    9)と、利用者が持参した容器(7)で あって上記注水
    口(25)から出水されるミネラル水(M)を受ける容
    器(7)の大きさを判断する手段(43)と、上記メー
    ター(11)からの流量信号を受けて上記投入口(1
    9)から投入操作されたお金の額に対応した所定の量だ
    け上記注水口(25)からミネラル水(M)を出水させ
    と共に、投入口(19)から投入されたお金の額に対
    応した出水量が上記容器(7)の容量より大きい場合に
    は容器(7)の容量以上に出水させないように上記電磁
    弁(38)を開閉制御する定量装置(50)とを備え、
    投入口(19)からお金が投入操作された後に上記定量
    装置(50)により電磁弁(38)を開制御して注水口
    (25)よりミネラル水(M)を出水し、投入操作され
    たお金の額に対応した所定の出水量をメーター(11)
    からの流量信号により定量装置(50)にて計測し、該
    所定の出水量を出水した時に定量装置(50)により電
    磁弁(38)を閉制御してミネラル水(M)の出水を止
    めるようにしたことを特徴とする公営水道オンライン式
    ミネラル水の出水方法
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